IBJ
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防除情報
(*IshiharaBioscienceJapan=⽯原バイオサイエンスの略)第32号
今回のIBJ防除情報は、秋冬野菜に⼤きな
被害を及ぼすチョウ目害⾍を特集致します。
特に、野菜に発⽣するチョウ目害⾍の⽣態、 被害と、それを踏まえた薬剤防除のポイント についてご紹介致します。 ご説明 します1. ⽣態・被害と防除ポイント
本内容は、 (⼀社)⽇本植物防疫協会 編『植物防疫講座』 第3版 害⾍・有害動物編に基づき作成して います。 ★野菜に発⽣する主なチョウ目害⾍として、今回はハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウ、 ヨトウムシ、オオタバコガ、コナガ、タマナギンウワバについてご説明します。 害虫の種類 生態 加害作物とその被害 薬剤防除薬剤防除薬剤防除薬剤防除ののののホホホポ゚゚゚イントイントイントイントハスモン
ヨトウ
卵 ・雌1頭当りの産卵数は、 1,000~3,000個 で、200~300個ずつ の卵塊として葉に産み付け ます。 ・卵は直径約0.5mmで、 饅頭型をしています。 ・ ・ ・ ・発生が多い作物 「さといも」、「やま のいも」、「キャベ ツ」、「なす」 その他に 「はくさい」、「だい こん」、「かぶ」、「レ タス」、「ねぎ」、 「ピ-マン」、「にん じん」、「いちご」、 「ほうれんそう」、 「しゅんぎく」、「い んげん」、「きゅう り」、「すいか」、 「かぼちゃ」等を加害 します。 ( ( ( (多犯性多犯性多犯性)多犯性)))・
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幼虫 ・若齢幼虫は淡緑色で、2 齢以降は頭部後方に2つの 黒い紋が見えます。 ・通常、6齢迄脱皮を繰り 返します。 ・老齢幼虫で40mm程度 になります。 蛹 ・土中で蛹化します。 成虫 ・体長15~20mmで、 翅を広げた差渡しは35~ 42mmです。 ・翅は灰褐色で、前翅に数 条の白っぽい縞模様が有り ます。 発生 消長 ・年5~6回発生します。 ・幼虫または蛹で越冬しま す。チョウ目害虫の食害
2.伝染経路(何故拡がり、激化するのか?)
(1)根こぶ病菌は、休眠胞⼦の状態で、⼟壌中に⻑期間耐久⽣存します。休眠胞⼦は、宿主 植物の無い⼟壌中でも、7〜10年間の⻑期にわたり⽣存します。また、⽔⽥の様な嫌気条件下 でも、容易に死滅しません。輪作、⽥畑輪換等の耕種的な連作障害対策を講じても、防除が難し い要因の⼀つです。 (2)根こぶ病菌の休眠胞⼦は、⼟壌表⾯を流れる⽔(裏作⽔⽥の湛⽔、灌漑⽔も含む)、農 器具や風⾬、⼩動物(モグラ・ミミズ・センチュウや昆⾍等)による汚染⼟壌の移動等によって伝搬し ます。 汚染⼟壌の付着した種⼦、汚染圃場で育苗した罹病苗を播種・定植する事で⼈為的に 運ばれ、遠⽅に伝染する事もあります。⼀⽅、前作の罹病根はコブの中に多量の休眠胞⼦を抱えて おり、これをそのまま鋤き込む事は、圃場菌密度を増やす結果になります。また、本菌に感受性のあぶ らな科雑草も多く、発病したその雑草も感染源になります。3.発⽣要因(根こぶ病菌が好む圃場は?)
害虫の種類 生態 加害作物とその被害 薬剤防除薬剤防除の薬剤防除薬剤防除のののホホホポ゚゚゚イントイントイントイントシロイチモジ
ヨトウ
卵 ・雌1頭当りの産卵数は 平均1,000個で、数 十~数百個の卵塊として 葉に産み付けます。 ・卵は直径約0.4mm の球形です。 ・「ねぎ」、「えん どう」、「あぶらな 科野菜」、「ほうれ んそう」、「アスパ ラガス」、「トマ ト」、「なす」、 「セルリ-」、「い ちご」等を加害しま す。・
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幼虫 ・体色は淡緑色、老齢に なると淡緑~黒褐色です。 ・5齢迄脱皮を繰り返し ます。 ・老齢幼虫で30mm程 度になります。 蛹 ・土中で蛹化します。 成虫 ・体長約12mmで、翅 を広げた差渡しは約28 mmです。 ・翅は灰褐色で、前翅の 中央部に黄褐色の円形の 斑紋が有ります。 発生 消長 ・年5回前後発生します。 ・老齢幼虫または蛹で越 冬します。ヨトウムシ
(ヨトウガ)
卵 ・雌1頭当りの産卵数は 2,000~3,000 個で、100~200個 ずつの卵塊として葉に産 み付けます。 ・卵は直径約0.6mm の饅頭型です。 ・発生が多い作物 「キャベツ」、「は くさい」、「だいこ ん」、「えんどう」 その他に 「かぶ」、「ほうれ んそう」、「ねぎ」、 「レタス」、「ごぼ う」、「ピ-マン」、 「なす」、「トマ ト」、「きゅうり」、 「にんじん」、「い ちご」等、イネ科を 除く殆どの農作物を 加害します。 ( (( (多犯性多犯性多犯性多犯性))))・
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老齢幼虫
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幼虫 ・若齢幼虫は淡緑色で頭 部が黒褐色、中齢~老齢 幼虫は灰黄色~灰黒色で 頭部は黄褐色です。 ・通常、6齢迄脱皮を繰 り返します。 ・老齢幼虫で50mm程 度に迄なります。 蛹 ・土中で蛹化します。 成虫 ・体長約20mmで、翅 を広げた差渡しは約45 mmです。 ・翅は灰褐色~黒褐色で す。 発生 消長 ・年2回発生し、暖地で は、土中で蛹で越冬し4 ~5月に羽化する世代と、 夏期高温時期を土中で蛹 で越え(夏眠)8~10 月に羽化する世代が有り ます。オオタバコガ
卵 ・雌1頭が⼀晩当り200 〜300個産卵し、1個ず つ新葉や芽の付近に産み付 けます。 ・卵は球形、直径0.5m m程度で、2〜3⽇で孵化 します。 ・「うり科」、「な す科」、「あぶらな 科」、「レタス」そ の他の野菜を加害し ます。・作物に幼⾍が⾷⼊
すると防除が困難な
為、ふ化直後か、被
害を⾒つけ次第、防
除する必要が有りま
す。
幼⾍ ・体⾊は、緑⾊から淡⾚⾊ と、⾷べるものにより⾊が 変わります。 ・6齢迄脱⽪を繰り返しま す。 ・⽼齢幼⾍で40mm程度 に迄なります。 蛹 ・⼟中で蛹化します。 成⾍ ・体⻑は、約15mm程度。 ・前翅の⾊が灰⻩⾊から⻩ 褐⾊まで個体差が有ります。 発⽣ 消⻑ ・年2〜3回発⽣します。 ・越冬は蛹で、これが5〜 6⽉頃⽻化します。コナガ
卵 ・葉裏に点々と産み付けま す。 ・⻑径0.5mm程度の淡 ⻩⾊楕円形です。 ・「キャベツ」、 「はくさい」、「だ いこん」、「かぶ」 等あぶらな科野菜を 加害します。 (「なずな」等のあ ぶらな科雑草にも寄 ⽣します。) ・通常、葉裏に寄⽣ し、表⽪を残して⾷ 害するので、葉表か らは⾷害痕が透けて ⾒えます。・早期防除を⼼がけ
て下さい。
・特に、幼苗期には
予防的な薬剤散布を
お奨めします。
・世代交代が早い為、
抵抗性が発達し易い
事から、系統の異な
る薬剤のロ-テ-
ション防除が有効で
す。
幼⾍ ・終齢の4齢幼⾍でも体⻑ 10mm程度の⼩さな⻘⾍ で、葉裏の葉脈にに沿って 1頭ずつ⽣息します。 ・4齢迄脱⽪を繰り返しま す。 蛹 ・葉裏に付着した薄いまゆ の中で蛹化します。 成⾍ ・体⻑約10mmで、翅を 広げた差渡しは12〜16 mmです。 ・翅は⿊灰褐⾊〜淡灰褐⾊ です。 発⽣ 消⻑ ・関東以⻄では年間9〜 12世代交代を繰り返しま す。 ・冬期も休眠せず、発⽣し ます。 食べ残した 表皮当社の推奨防除薬剤①
野菜チョウ目害⾍登録取得薬剤(適⽤害⾍:チョウ目害⾍のみ抜粋)テルスター⽔和剤
作物名 適⽤害⾍名 希釈倍数(倍) 10アール当り使⽤液量 (L) 使⽤時期 使⽤⽅法 本剤および ビフェントリンを 含む農薬 の総使⽤回数 キャベツ はくさい コナガ アオムシ ヨトウムシ 1000〜1500 150〜300 収穫21⽇前まで 散布 4回以内 2回以内 ねぎ シロイチモジヨトウ 1000 収穫7⽇前まで 害虫の種類 生態 加害作物とその被害 薬剤防除薬剤防除の薬剤防除薬剤防除のののホホホポ゚゚゚イントイントイントイントタマナギン
ウワバ
卵 ・1個ずつ産み付けられ、 10日程度で孵化します。 ・卵は直径0.65mm程 度の半球形です。 ・「キャベツ」、 「はくさい」、 「だいこん」、 「ブロッコリ-」、 「にんじん」、 「ごぼう」、「し そ」等の野菜を加 害します。 ・集団での食害は 少なく、1株に数 頭程度寄生します。・
・
・
・老齢幼虫
老齢幼虫
老齢幼虫
老齢幼虫に
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。 幼虫 ・老齢幼虫で約35mmと なり、頭部黄緑色、胴部緑 色、背面は白色を帯びます。 ・後足が2対しか無く、尺 取り虫の様に歩きます。 蛹 ・葉裏、草むらで白い薄いまゆを作り蛹化します。 成虫 ・体長約35mmで、翅を 広げた差渡しは34~40 mmです。 ・淡灰褐色で、上翅に銀白 色の斑紋があります。 発生 消長 ・年4~5回発生するとさ れています。 ・幼虫、蛹、成虫のいずれ でも越冬出来ると考えられ ています。アタブロン乳剤
作物名 適⽤害⾍名 希釈倍数(倍) 10アール 当り 使⽤液量 (L) 使⽤時期 使⽤⽅法 本剤および クロルフルアズロン を含む農薬の 総使⽤回数 キャベツ ハイマダラノメイガ 2,000 〜300100 収穫7⽇前まで 散布 4回以内 アオムシ コナガ ヨトウムシ ハスモンヨトウ タマナギンウワバ はくさい だいこん アオムシ コナガ ヨトウムシ ハスモンヨトウ 収穫14⽇前まで 3回以内 ブロッコリー アオムシコナガ タマナギンウワバ 収穫21⽇前まで 2回以内 カリフラワー コナガ 収穫7⽇前まで ねぎ わけぎ あさつき シロイチモジヨトウ 収穫21⽇前まで 3回以内 メロン ウリノメイガ 収穫14⽇前まで すいか ハスモンヨトウ なす ピーマン トマト ミニトマト オオタバコガ ハスモンヨトウ 収穫前⽇まで オクラ ハスモンヨトウオオタバコガ ヨトウムシ 4回以内 ししとう ハスモンヨトウオオタバコガ 3回以内 いちご ハスモンヨトウ レタス 収穫3⽇前まで 2回以内 えだまめ 収穫14⽇前まで さやえんどう シロイチモジヨトウ 収穫前⽇まで やまのいも (むかご) ナガイモコガ 収穫7⽇前まで 3回以内 みょうが (花穂) ハスモンヨトウ 収穫前⽇まで *1 2回以内 みょうが (茎葉) *2 散布 エンサイ 収穫14⽇前まで ふき 収穫3⽇前まで 3回以内 野菜チョウ目害⾍登録取得薬剤(適⽤害⾍:チョウ目害⾍のみ抜粋) *1 散布、ただし花穂の発⽣期にはマルチフィルム被覆により散布液が直接花穂に⾶散しない状態で使⽤する。 *2 みょうが(花穂)の収穫前⽇まで、ただし花穂を収穫しない場合にあっては開花期終了まで。アクセルフロアブル
作物名 適⽤害⾍名 希釈倍数(倍) 10アールあたり使⽤液量 (L) 使⽤時期 使⽤⽅法 本剤および メタフルミゾンを 含む農薬の 総使⽤回数 キャベツ アオムシ コナガ 1,000 100〜300 収穫前⽇ まで 散布 3回以内 ハイマダラノメイガ ハスモンヨトウ オオタバコガ ヨトウムシ ウワバ類 1,000〜 2,000 はくさい コナガ アオムシ ハイマダラノメイガ 1,000 ヨトウムシ ハスモンヨトウ 1,000〜 2,000 レタス ハスモンヨトウ オオタバコガ 非結球 レタス 2回以内 ブロッコリー ヨトウムシ ハスモンヨトウ コナガ 1,000 非結球 あぶらな科 葉菜類 3回以内 だいこん ハイマダラノメイガ 収穫7⽇前まで 2回以内 ヨトウムシ 1,000〜 2,000 えだまめ ハスモンヨトウ 収穫前⽇まで 3回以内 しょうが当社の推奨防除薬剤③
野菜チョウ目害⾍登録取得薬剤(適⽤害⾍:チョウ目害⾍のみ抜粋)トアロー⽔和剤CT
作物名 適⽤害⾍名 希釈倍数(倍) 使⽤時期 使⽤⽅法 本剤および BTを含む 農薬の 総使⽤回数 野菜類 (パセリ・えごま(葉)を除く) ヨトウムシ 500〜1,000 発⽣初期 但し 収穫 前⽇まで 散布 ― アオムシ コナガ 1,000〜2,000 パセリ ヨトウムシ 500〜1,000 ハスモンヨトウ 500 えごま(葉) ヨトウムシ 500〜1,000 ベニフキノメイガ 1,000 アオムシ コナガ 1,000〜2,000使⽤上の注意事項等、詳しくは、当社⽀店まで ●2013年 9月10日~10月11日までの間に登録された弊社の新農薬(適用拡大を含む)は、 ございません。引き続き、弊社製品に御愛顧を賜りたく、宜しく御願い致します。 野菜チョウ目害⾍登録取得薬剤(適⽤害⾍:チョウ目害⾍のみ抜粋)