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Academic year: 2021

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(1)

インドネシア経済の現状と見通し

アイザワ証券 市場情報部 アジア情報課

北野ちぐさ

(2)

力強さに欠けるものの景気は緩やかに回復

 インドネシアの2018年実質GDP成長率は、底堅い内 需が景気を牽引し、前年比+5.17%と3年連続で加速。  ジョコ大統領就任以来、最も高い伸びとなったもの の、ジョコ大統領が公約として掲げている+7%や、 政府目標の+5.4%には及ばず、緩やかな回復にとど まった。  2019年の政府目標は+5.3%となっており、引き続き 緩やかながらも回復基調を維持する見通し。 2018年 3.6 3.3 (↓ 0.2) 3.6 (→ 0.0) 2.2 1.8 (↓ 0.2) 1.7 (→ 0.0) 米国 2.9 2.3 (↓ 0.2) 1.9 (↑ 0.1) 日本 0.8 1.0 (↓ 0.1) 0.5 (→ 0.0) ユーロ圏 1.8 1.3 (↓ 0.3) 1.5 (↓ 0.2) 4.5 4.4 (↓ 0.1) 4.8 (↓ 0.1) 6.4 6.3 (→ 0.0) 6.3 (↓ 0.1) 中国 6.6 6.3 (↑ 0.1) 6.1 (↓ 0.1) インド 7.1 7.3 (↓ 0.2) 7.5 (↓ 0.2) ASEAN5 5.2 5.1 (→ 0.0) 5.2 (→ 0.0) マレーシア 4.7 4.7 (→ 0.0) 4.8 (↑ 0.2) タイ 4.1 3.5 (↓ 1.1) 3.5 (↓ 0.4) インドネシア 5.2 5.2 (↑ 0.1) 5.2 (↑ 0.1) フィリピン 6.2 6.5 (→ 0.0) 6.6 (→ 0.0) ベトナム 7.1 6.5 (↓ 0.1) 6.5 (→ 0.0) ※カッコ内は2019年1月時点の見通しからの変化幅、ただしASEAN各国は2019年1月 時点の見通しが公表されていないため、2018年10月時点からの変化幅 [出所:IMF、アイザワ証券作成] 世界全体 先進国 新興国 アジア新興国 ※前年比、単位:%  ※2019~2020年はIMF予想値 IMFの世界経済成長率見通し(2019年4月) 2019年 2020年  IMFは直近、2019年の世界経済の成長率見通しを、 リーマンショック以来の低水準に引き下げた。一方 で、米国の利上げ打ち止めや、中国の景気刺激策、 米中貿易交渉の進展などを追い風に、年後半にも成 長が上向き、2020年は+3.6%まで回復すると予想。 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0 6.5 7.0 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 ※前年比 [出所:ブルームバーグ、アイザワ証券作成] (%)

インドネシア実質GDP成長率(年次)

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-150 -125 -100 -75 -50 -25 0 25 50 75 100 125 150 175 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 金融収支(その他投資) 金融収支(証券投資) 金融収支(直接投資) 経常収支 総合収支 [出所:インドネシア中央銀行、アイザワ証券作成]

インドネシア国際収支(四半期)

(億米ドル) 80 100 120 140 160 180 200 -30 -20 -10 0 10 20 30 40 貿易収支(左軸) 輸出(右軸) 輸入(右軸) [出所:ブルームバーグ、アイザワ証券作成] インドネシア貿易収支(通関ベース、月次) (億米ドル) (億米ドル)

経常赤字は2014年の水準まで拡大

 2018年は、原油価格が年初の1バレル60米ドルから 10月に76米ドルまで上昇したことが響き、原油の純 輸入国であるインドネシアの貿易収支は悪化した。  2018年10月以降、原油価格は反落したものの、世界 経済の停滞から輸出が鈍化したことに加えて、イン ドネシアの景気回復を追い風に中国からの輸入が増 加し、貿易赤字が続いた。  2018年通年では、2014年以来4年ぶりの貿易赤字転 落となり、赤字額は過去最大となった。  2018年は貿易収支の悪化が響き、経常赤字が2014 年の水準まで膨らんだ。  米国の利上げ打ち止めによる金利先高感の後退で、 投資家のリスク選好度が回復し、高金利国のひとつ であるインドネシアにも資本流入が加速。2018年 10~12月期に総合収支は黒字に転換した。

(4)

商品価格は再び低迷し、輸出の重石に

石炭

(豪ニューキャッスル港積一般炭の先物価格)

パーム油

(マレーシア証券取引所の先物価格)

天然ゴム

(シンガポール商品取引所の先物価格) [出所:ブルームバーグによる] [出所:ブルームバーグによる] [出所:ブルームバーグによる] 鉱物性燃料 23.1% 動植物性油脂 13.7% 電気機器・部品 5.1% ゴム・ゴム製品 4.6% 輸送機器 (鉄道除く) 4.1% 一般機器・原子炉・ ボイラー 3.5% 貴石・貴金属 3.4% 履物 2.9% 編み物除く 既製服 2.5% 木材・木製品 2.4% その他 34.7% インドネシア輸出品目構成(通関ベース、2017年) [出所:ジェトロ、アイザワ証券作成]

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1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000 6500 7000 7500 -40 -20 0 20 40 60 80 100 120 140 外国人投資家動向(2010年1月からの累計)(左軸) ジャカルタ総合指数(月足、右軸) [出所:ブルームバーグ、アイザワ証券作成] (億米ドル)

ジャカルタ総合指数と外国人投資家動向

18 20 22 24 26 28 30 32 34 36 38 40 42 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1000 外国人保有残高(左軸) 外国人保有比率(右軸) [出所:ブルームバーグ、アイザワ証券作成]

外国人のルピア建て国債投資(月次)

(兆ルピア) (%)  インドネシア経済に対する成長期待や、相対的な高 金利を背景に、2012年以降、資本流入が加速。ルピ ア建て国債の外国人保有比率は、2010年1月の19% から2018年1月には41%まで上昇した。  2018年は新興国からの資本流出により、外国人保有 率も低下したものの、11月以降持ち直している。  株式市場においては、経常赤字の拡大などが嫌気さ れ、2017年半ばより海外資本の流出が目立っていた ものの、2018年11月以降底入れしている。  ジャカルタ総合指数は、2018年2月に史上最高値の 6693ポイントをつけた後、一時17%調整したものの、 11月に反発。セクター別では、銀行、消費関連、イ ンフラ投資関連を中心に物色されている。

海外資金は流出から流入へと潮目が変わる

(6)

6000 7000 8000 9000 10000 11000 12000 13000 14000 15000 16000 17000 0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600 外貨準備高(月次) 米ドル/ルピア(逆メモリ、月足) [出所:ブルームバーグ、アイザワ証券作成] インドネシア外貨準備高とルピア相場 (億米ドル) (ルピア)  大規模インフラ投資の実施などを背景に、近年財政 赤字は拡大傾向となっている。ただ対GDP比では、 政府が定める3%の上限を超えたことがなく、財政 規律は保たれていると言える。  中央銀行によると、2019年の財政赤字は、対GDP比 で2012年以来の2%割れとなる見通し。

財政赤字は厳格に管理

-4.0 -3.5 -3.0 -2.5 -2.0 -1.5 -1.0 -0.5 0.0 -400 -350 -300 -250 -200 -150 -100 -50 0 財政収支(左軸) 対GDP比(右軸) ※2019年以降はIMF予想 [出所:IMF、インドネシア中央銀行、アイザワ証券作成]

インドネシア財政収支

(兆ルピア) (%)  資本流出への抵抗力を高めるため、中央銀行は外貨 準備を増強。2019年5月時点で1203億米ドルと、直 近10年間で2.3倍増加している。

(7)

 国家中期計画の下、大規模インフラ整備が始動。主な建設プ ロジェクトは次の通り。 電力:総容量35GWの発電所、新規ダム49基、水力発電所33ヵ所 港湾:新規港湾24港、フェリー用港湾60ヵ所 道路:新規道路2650km、高速道路1000km、道路補修46770km 住宅:賃貸集合住宅5257棟、自助住宅550万世帯 その他:ジャワ島以外で工業団地15ヵ所、経済特区11ヵ所など  4月の大統領選挙で現職のジョコ・ウィドド氏が再選された。 大統領の3選が禁じられているため、2024年までの2期目が集 大成となる。今後、1期目の政策の柱であり道半ばのインフ ラ整備や、規制緩和などの加速が期待される。 電力 18% 港湾・海運 16% 道路 15% 住宅 10% 石油・ガス 9% 上下水道 9% 水資源 7% 鉄道 5% 情報通信 5% 航空 3% 都市交通 2% 陸運・ フェリー 1% インドネシア大規模インフラ整備計画 分野別内訳 [出所:日本・内閣官房内閣広報室、アイザワ証券作成] 国家中期計画における 政府目標(2019年) 実質GDP成長率8% 1人あたりGDP6000米ドル (2014年3531米ドル) 目標達成のために 2015~2019年に 総額5519兆ルピア(約50兆円) を投じてインフラ整備を 実施する計画

ジョコ大統領の再選確定、1期目の政策を振り返る

発表日 貿易などに関連する重複規制の廃止 インフラ投資促進に向けた土地収用の許認可手続き簡素化 低所得者向け住宅建設の促進 投資許認可の迅速化 船舶、鉄道、航空機等の輸入関税引き下げ 産業向け電気・ガス料金値下げ 中小零細企業向け融資の金利引き下げ 最低賃金の算出方法を公式化 中小輸出企業向けに1社あたり最大500億ルピア融資 企業の資産評価における源泉所得税率の引き下げ 不動産投資信託の二重課税廃止 イスラム金融の規制緩和 経済特区での法人税優遇措置 水道事業の法的確実性の強化 医薬品原材料の輸入手続きの迅速化 労働集約型産業の所得税減税 投資優遇措置の対象地域を全国へ拡大 航空部品産業における輸入関税を撤廃 石油精製所への優遇策 電力インフラ事業の加速 物流産業での規制緩和 物価抑制を目的とした肉牛の輸入枠拡大 2016/2 第10弾 外資による投資規制分野の規制緩和 不動産投資信託(REIT)に対する減税 医薬品・健康機器産業等の成長促進 港湾の輸入貨物滞留日数の短縮 建設許可、土地登記、貿易取引など10項目の規制緩和 中小企業の最低資本金規制の撤廃 オンラインシステム導入による納税簡素化 2016/8 第13弾 低所得者向け住宅建設認可の手続き簡素化 2016/11 第14弾 電子商取引の振興 2017/6 第15弾 物流規制の緩和 2017/8 第16弾 事業許認可に関する規制の簡素化と統合 第16弾 外資による投資規制分野の規制緩和 追加版 法人税一時免税措置(タックスホリデー)の適用範囲拡大 2018/11 インドネシアの景気対策(2015~18年) [出所:各種情報、アイザワ証券作成] 主な内容 2015/10 第4弾 2015/10 第5弾 2015/11 第6弾 第1弾 2015/9 2015/9 第2弾 第12弾 2016/4 2016/3 第11弾 2016/1 第9弾 2015/10 第3弾 2015/12 第7弾 2015/12 第8弾

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ジャカルタのMRTが開通①

ジャカルタMRT

南北線第1期工事

地下路線5.9km(6駅) ブンダランHI~スナヤン 高架路線9.8km(7駅) アセアン~レバック・ブルス スナヤン駅(地下路線最後の駅) スナヤン~アセアン間の地下から地上に出 る地点 [出所:ジャカルタMRT、アイザワ証券作成]  インドネシア初のMRT(地下鉄)は、日本の円借款プロジェクトとし て2013年に着工。南北線第1期(15.7km)の総事業費は1570億円に上 り(推定)、基本設計、建設工事、車両、信号、改札などのシステム に至るまで、全面的に日本の技術が導入された。

建設当時の様子(2016年)

[写真出所:アイザワ証券撮影]

(9)

概要 4月1日より営業運転を開始。運賃は10kmあたり1 万ルピア、10分間隔で運行し(ラッシュアワーは5 分間隔)。始発から終点までを30分で走行し、運 賃は1万4000ルピア(約108円)。1日平均の乗客数 は7万8000人。  効果・影響 インドネシア、特にジャカルタ首都圏は人口の増 加が顕著で、同首都圏での交通渋滞は世界最悪ク ラスの状況となっているため、交通渋滞の緩和は ジョコ政権にとって喫緊の課題となっていた。 物流の滞り、大気汚染に対する影響深刻化などの 問題点が回避できる、という点で経済効果は大き いと思われる。 ジョコ大統領に対しては、特に任期後半、政策の 実行力の面で疑問視する声が強まっていた。目玉 の大規模インフラプロジェクトも、ジャカルタ~ バンドンの高速鉄道をはじめ遅れが目立っていた。 そのような中で、概ね予定通りに開業したジャカ ルタのMRT事業は大統領選挙での再選に弾みをつ けたと見られる。 今後、現在の路線を北へ7.8km延伸する第2期工事 も着工予定。第1期と同様円借款プロジェクトで、 2024年の開業を目指す。

MRTの様子

ジャカルタのMRTが開通②

[写真出所:MRTジャカルタによる]

(10)

4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 131行の平均ルピア預金金利(12ヵ月) JIBOR12ヵ月 [出所:ブルームバーグ、アイザワ証券作成]

インドネシア銀行間金利と市中金利(月足)

(%) 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 10.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 10.0 消費者物価指数(前年同月比、左軸) 政策金利(右軸) [出所:ブルームバーグ、アイザワ証券作成] (%)

インドネシア消費者物価指数と政策金利

(%) ※2016年8月、 政策金利の指標 レートをBIレー トから7日物リ バースレポ金利 に変更

金利動向

 2019年5月の消費者物価指数は前年同月比+3.32% と、インフレターゲットの3~5%の下限にとどまる など、物価は落ち着いている。  中央銀行はルピア防衛のため、2018年5月から11月 にかけて、6回に亘り、累計1.75ポイントの利上げ を実施した。  足元の政策金利は、4回連続で6.0%に据え置かれて いる。2019年2月の政策会合では、緩和的な政策へ の転換を示唆しており、年内に利下げの可能性も?  2019年3月29日時点で、インドネシア銀行間金利 (JIBOR)12ヵ月物は7.63%、131行の平均ルピア 建て12ヵ月預金金利は6.13%で推移。  近年、預金獲得や与信供与のための金利競争が激化 しており、当局が規制を強めている。

(11)

 インドネシアの経済規模と総人口は、ともにアセア ン全体の約4割を占めている。  インドネシアの平均年齢は29歳と若く、労働力人口 は2040年ごろまで増加する見通し。今後所得の向上 に伴い、中間層の増加が見込まれ、内需を押し上げ ることが期待される。

長期的な支援材料 経済規模でアセアンをリード

37% 17% 12% 11% 11% 8% 4% インドネシア タイ シンガポール マレーシア フィリピン ベトナム その他4ヵ国 [出所:IMF] アセアン名目GDPの国別内訳(2017年) 1兆154億米ドル 4554億米ドル 3136億米ドル 3124億米ドル 2204億米ドル 1185億米ドル 3239億米ドル 41% 16% 15% 11% 8% 9% インドネシア フィリピン ベトナム タイ ミャンマー その他5ヵ国 [出所:国際連合] アセアン総人口の内訳(2017年) 2億6399万人 1億492万人 9554万人 6904万人 5337万人 6063万人 インドネシアの人口ピラミッド(2018年推計値) 男性 女性 (百万人) [出所:米国勢調査局による] (百万人)

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AAA/Aaa 米国 オーストラリア カナダ カナダ オーストラリア 米国 カナダ オーストラリア 米国 英国 韓国 韓国 英国 AA/Aa 韓国 日本 中国 中国 日本 中国 マレーシア 英国 日本 A マレーシア メキシコ メキシコ タイ スペイン マレーシア スペイン スペイン タイ タイ インドネシア フィリピン インド インドネシア フィリピン イタリア ロシア インドネシア フィリピン イタリア メキシコ BBB/Baa イタリア 南アフリカ ロシア インド ロシア インド 南アフリカ 南アフリカ トルコ ブラジル ベトナム ベトナム BB/Ba トルコ ベトナム ブラジル トルコ ギリシャ ブラジル ギリシャ ギリシャ B ※6月13日時点  [出所:ブルームバーグ、アイザワ証券作成] ムーディーズ S&P フィッチ

長期的な支援材料 インドネシアの信用力が向上

 近年、インドネシアの格付けは、軒並み投資適格水準に上昇するなど信用力が向上している。また直近5月に、 S&Pが「力強い経済成長の見通しに加えて、ジョコ大統領の再選で引き続き政策面での支援が期待できる」として、 格上げを発表した。来年にかけてムーディーズやフィッチによる格上げも予想され、資本流入が期待される。

主要国の自国通貨建て長期債信用格付け

投資適格水準 投機的水準

(13)

長期的な支援材料 経済発展に伴い通貨は上昇傾向

日本の1人当たりGDPは1960~1979年までは国内総支出(GDE)を人口で除した値を使用し(1970年以前の米ドル換算レートは1米ドル=360円)、それ以降はIMFデータを使用 ※インドネシアの1人当たりGDPは2017年のデータ [出所:内閣府、日本銀行、IMF、ジェトロ、ブルームバーグ、アイザワ証券作成] 50 100 150 200 250 300 350 400 0 5000 10000 15000 20000 25000 30000 35000 40000 45000 50000 1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005

日本の1人あたりGDP、ドル/円相場の推移とインドネシアの1人あたりGDP

日本の1人あたりGDP 米ドル/円 1964年 東海道新幹線開通 東京オリンピック 1970年大阪万国博覧会 米ドル/円 (逆メモリ) 1人あたりGDP (米ドル) 日本の高度経済成長期 (1955年~1973年) インドネシア 3876米ドル 一般的に1人あたりGDPが1000~3000 米ドルの時に白物家電などの耐久消費財 が普及し始める。さらに、3000~10000 米ドルの時に自動車などが普及し始め、 医療、教育、レジャーなどのサービス支 出が増加する。

(14)

インドネシア・ルピア相場の見通し

 2018年は、米国金利の先高観やドル高の進展により、新興国から資本流出が加速。これによりルピアの対米ドル レートは史上最安値の1米ドル1万5284ルピアまで下落した。しかし11月ごろから新興国へ再び資金還流する中、ル ピア相場も底入れの兆しが見られる。  今後の見通しについては、短期的には、例年4~6月期は対外配当支払いや対外債務の利払いが集中するため、経常 収支が悪化する傾向にあり、ルピアの上値を抑える可能性があろう。ただ中期的には、ジョコ大統領の再選が確定 したことで、政治的な不透明感が払拭され、鈍化傾向にあった対内直接投資や資本流入の加速が予想される。さら に長期的には、経済発展や信用力の向上を追い風にルピア相場の反転が期待される。

ルピア相場

(週足、2012年1月6日~2019年6月13日) ルピア高 米ドル安・円安 ルピア安 米ドル高・円高 (ルピア) (100ルピア=円) [出所:ブルームバーグによる]

(15)

金融商品取引法に基づく表示事項

■ 本資料をお客様にご提供する金融商品取引業者名等 商号等:藍澤證券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第6号 (本社)東京都中央区日本橋1-20-3 加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会 当社が契約する特定第一種金融商品取引業務に係る指定紛争解決機関: 特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター(略称:FINMAC) 外国株投資の主なリスク 株価・為替の変動リスク 株式は株価の変動等により、損失が生じるおそれがあります。外国株式は、為替の変動等により、損失が生じるおそれがあります。 流動性リスク 流動性が低い銘柄の場合、市況または注文の規模により、望ましい価格での売買注文の執行が常に可能とは限らず、極端な場合、 取引ができないことがあります。 カントリーリスク 投資対象国の経済的要因、政治的要因、社会情勢の混乱により、株式市況が影響を受けることがあります。 また、各国の慣習や文化などの違いにご注意ください。 お客様にご負担いただく手数料について 外国証券の外国取引にあたっては、取引口座に応じて以下の委託手数料(税込)をいただきます(最低手数料は買いの場合のみ5,400円)。 対面口座:売買代金の一律2.16% インターネット口座「ブルートレード」及びコンサルティングネット口座「アイザワプラス」: インターネット発注 売買代金の1.62% コールセンター発注 売買代金の1.944% コンサルネット発注 売買代金の2.16% 外国証券の売買等にあたり、円貨と外貨を交換する際には、外国為替市場の動向をふまえて当社が決定した為替レートによるものとします。 お取引の際は、契約締結前交付書面等をよくお読み下さい。 アイザワ証券 免責事項 本資料は証券投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終決定は、お客様ご自身による判断でお決めください。 本資料は企業取材等に基づき作成していますが、その正確性・完全性を全面的に保証するものではありません。 結論は作成時点での執筆者による予測・判断の集約であり、その後の状況変化に応じて予告なく変更することがあります。 執筆担当者またはアイザワ証券と本レポートの対象企業との間には、重大な利益相反の関係はありません。 このレポートの権利は弊社に帰属しており、いかなる目的であれ、無断で複製または転送等を行わないようにお願いいたします。

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