Vol.34
平成24年12月号 平成24年12月14日 編集・発行 印 刷 名桜大学 広報室 〒905-8585 沖縄県名護市字為又1220-1 TEL.0980-51-1100(代) FAX.0980-52-4640 URL http://www.meio-u.ac.jp E-mail [email protected] 沖縄高速印刷株式会社 「本学の教育・研究活動および学生課外活動の奨励、また留学 生奨学資金などに役立ててください」と、次の方々からご寄付を 賜りました。寄付者の皆様のご芳名を掲載し、改めてお礼を申し 上げます。 本学硬式野球部の九州地区大学野球選手権大会決勝トーナメント出場に当 たり、硬式野球部後援会から支援金が贈呈されました。会長の島袋茂照氏は「皆 さんの活躍が地域の希望となる」と成果を称えていました。 左から硬式野球部の國吉憲昭監督、佐 久本功達部長(国際学群経営情報教育 研究学系教授)、篠原隆裕主将(観光産 業専攻4年次、福岡県・祐誠高校出身)、 瀬名波榮喜学長、島袋茂照後援会長、硬 式野球部後援会事務局の上江洲達也様寄付金を賜りました
■メディエ株式会社 代表取締役社長 藤 田 和 子 様 ■名桜大学硬式野球部後援会 会長 島 袋 茂 照 様 ■瀬名波 榮喜 様主要日誌
平成24年9月∼平成24年12月行事予定
平成24年12月∼平成25年3月 9月24日(月) ∼2月15日(金) 9月25日(火) ・9月26日(水) 9月26日(水) 9月27日(木) 9月27日(木) 10月 1日 (月) 10月 6日 (土) 10月24日 (水) 10月24日 (水) 10月27日 (土) 11月 3日 (土) 11月 5日 (月) ∼2月 1日(金) 11月10日 (土) 11月12日 (月) ∼12月 7日 (金) 11月17日 (土) 12月 1日 (土) ・12月 2日 (日) 12月 8日 (土) 3年次領域実習(看護学科) 成績通知・登録関係資料等配布 前学期終了 後学期開始、年次別オリエンテーション 大学院オリエンテーション(国際文化研究科) 後学期講義開始 (登録調整期間:10月1日∼10月15日) 大学院入学試験 (10月試験 :国際文化研究科、看護学研究科) インターンシップ報告会(国際学群) インターンシップ報告会(スポーツ健康学科) 2年次キャリアアップフェスティバル(国際学群) キャリア秋季キャンプ in 2012 (スポーツ健康学科) 1年次基礎看護実習Ⅰ(看護学科) 卒業論文発表会(看護学科) 2年次オープンゼミ(国際学群) 推薦入学試験Ⅰ期(国際学群)、 推薦入学試験(スポーツ健康学科、看護学科) 編入学試験Ⅰ期(国際学群)、 特別選抜試験(スポーツ健康学科、看護学科) 名桜大学祭 3年次対象就職・進路ガイダンス(国際学群)、 第8回人間健康学部公開シンポジウム 12月15日 (土) 12月21日 (金) 12月28日 (金) ∼1月 6日(日) 1月 7日(月) 1月16日(水) ∼1月31日(木) 1月19日(土) ・1月20日(日) 1月26日(土) 1月26日(土) 2月 1日(金) 2月 4日(月) ∼2月 8日(金) 2月 6日(水) 2月 9日(土) 2月12日(火) ∼3月31日(日) 2月12日(火) ・2月13日(水) 2月12日(火) 2月12日(火) 2月12日(火) ∼3月 8日(金) 2月14日(木) 2月14日(木) ・2月15日(金) 2月16日(土) 2月18日(月) ∼3月 1日(金) 2月25日(月) 2月28日(木) 3月 1日(金) 3月10日(日) 3月12日(火) 3月19日(火) 3月31日(日) AO入試Ⅱ期・推薦入学試験Ⅱ期・ 特別選抜試験(国際学群) 創立記念日、学内合同企業説明会、 第4回国際学群公開シンポジウム 冬季休業 後学期講義再開 専攻申請期間(国際学群) 大学入試センター試験 卒業論文発表会(スポーツ健康学科) 卒業研究発表会(経営情報教育研究学系) 後学期講義終了 学期末試験期間 教養演習Ⅱ発表会(全学) 大学院修士論文研究計画報告会 大学院修士論文最終発表(看護学研究科) 春季休業 追試験実施期間 卒業研究発表会(国際文化教育研究学系) 卒業研究発表会(観光産業教育研究学系) 2年次基礎看護実習Ⅱ(看護学科) 大学院修士論文最終発表及び最終試験(国際文化研究科) 再試験実施期間 大学院入学試験 (2月試験:国際文化研究科、看護学研究科) 春季インターンシップ(国際学群) 一般選抜入学試験・前期日程個別学力検査 (国際学群、スポーツ健康学科、看護学科) 県内・県外病院説明会 3年次キャリアアップセミナー(看護学科) 卒業式・修了式 一般選抜入学試験・後期日程個別学力検査(国 際学群、スポーツ健康学科、看護学科)、 編入 学試験Ⅱ期(国際学群) 大学院修士論文概要発表会及び研究生研究計 画報告発表会(国際文化研究科) 学年終了及び後学期終了 学試験 :国際文化研究科、看 ーンシップ(国際学群 学試験・前期日程個別学力検査 群、スポー 康学科、看護学科) 県外病院説明会 アップセミナー(看護学科)2012.12
vol.
34
01. 特集1 健康・長寿サポートセンター開設
03. 特集2
文部科学省 平成24年度「大学間連携共同教育推進事業」に採択多価値尊重社会の実現に寄与する学生を養成する教育共同体の構築
05. 学事報告
平成24年度 国際学群 国際文化教育研究学系 [現地実習報告] 平成24年度 国際学群3年次 [インターンシップ報告] 平成24年度 就職活動支援プログラム 平成24年度 人間健康学部 看護学科 [臨地実習報告] 平成24年9月卒業式・10月入学式13. 研究コラム つながる、
つなげる教員の輪
14. 就職活動支援レポート
15. 教育・研究活動レポート
25. シリーズ
■ゼミ紹介27. 言語学習センター
28. S-CUBE
29.課外活動レポート
34.地域出前講座報告
35.公開講座報告
37. お知らせ
39. 主要日誌・行事予定・寄付者一覧
名桜大学に健康を応援・支援していくセンターが誕生します!
健康・長寿サポートセンター運営委員高瀬 幸一
(スポーツ健康学科 准教授 ) JOYBEAT資料 より(格闘エクササイズ)ブラザー工業(株)特 集 1
健康・長寿サポートセンターの活動推進ネットワーク
健康・長寿サポートセンターの役割
健康・運動指導 食育・栄養指導 アンチエイジングサポート 研究推進 地域への 健康・運動指導健康・長寿サポートセンター
ヘルスサポート
(大学公認学生活動団体)北部12市町村
スポーツ健康学科
看護学科
名護市宮里区高齢者ユンタク会での活用例 名桜大学 体育実技I(シェイプアップ)での活用例健康・長寿サポートセンター開設
健康・長寿として名高 い沖縄県 ですが、現在では
その長寿に陰りが見え始め、肥満を始め多くの深刻
な健康問題を抱える不健康県へと変貌してしまった
現状にあります。この主な原因 としては、戦後急速
に浸透した欧米型 の生活習慣 が大きく影響し、戦
後生まれのほとんどの世代は、アメリカナイズされ
た生活 を送っていることに起因す ることが挙げら
れます。
沖縄県 で唯一、人間健康学部 を有す る名桜大学
の重要な使命としては、もう一度、沖縄県が健康・長
寿県としての誇りを取り戻すことに対して貢献して
行くことが求められます。そのためにも名桜大学に、
地域と連動した形で健康増進活動 を永続的 に展開
していく仕組みを作ることが必要となってきます。
これまで名桜大学では、地域の健康支援に様々な形
で参画してきました。主な活動 としては、看護学科
を中心とした「宮里区朝市健康相談活動 」やスポー
ツ健康学科と看護学科共同での「名護市りっかりっか
健康教室応援隊 」、
「宮里区老人会ゆん たく会」、ス
ポーツ健康学科における「北部地域食育劇活動」、
「名
護市健康増進課 との共同によるヘルスボランティア
活動」など、様々な活動を通して健康支援を行ってき
ました。これらの活動は、
「学生が主役」ということが
共通しており、特色と言えます。
「大学で学んだ専門
知識を学生が積極的に健康支援という形で地域に還
元(展開)していく!」この仕組みをサポート・強化す
るのが健康・長寿サポートセンターです。具体的な展
開としては、
健康・長寿サポートセンター設立と同時に、
その傘下として「学生による健康活動支援団体(ヘ
ルスサポート:以後「ヘルサポ」と略)」を設立し、そ
のヘルサポの学生が中心となり北部12市町村 に対
し健康支援活動を行っていく仕組みです。
踊る! 話す! 盛りあげる!
健康・長寿サポートセンターは時代を先取りします!
健康・長寿サポートセンターでは、従来まで実施し
ていた健康支援活動に加え、今回新たな取り組みと
して展開す る予定 の「踊る!話す!盛りあげる!」を
テーマとしたJOYBEAT
プログラムの導入を開始し
ます。JOYBEAT
プログラムは、若年者から高齢者に
至るまでの幅広い年齢層(世代)に対応した、CG コ
ンテンツを利用した新しいスタイルの運動プログラ
ムです。我が国は、超高齢化社会 による医療費の課
題や生活習慣病対策 の問題などで、健康を維持増進
していくことが大きな課題として取り上げられていま
す。しかしながら、先進諸国の中では国民のフィットネ
スクラブへの参加率が3.1% (アメリカ:15% )と最
も低い状況であり、運動が健康に良いと誰しもが知
ってはいるが、なかなか習慣化に至っていないのが
現状です。運動のスタイルには様々な形がありますが、
楽しく気軽に参加できる環境作りが大切になってき
ます。JOYBEAT
プログラムは、運動の必要性を感じ
ているあらゆる人に対し、効果的にエクササイズの機
会を提供でき、運動が不慣れな方でも気軽に楽しく
参加できるプログラムです。まさに、
「踊る!話す!盛
りあげる!」がそこに生まれます。実に、JOYBEAT
プログラムは、
「エアロビクス、癒しのヨーガ、ストレッ
チ、太極拳、脳トレ運動、からだほぐし、ステップエクサ
サイズ、
椅子に座ってたのしむ歌謡エクササイズ」など、
特別なインストラクターがいなくとも様々な運動 プ
ログラムの実現が可能となります。これによって、
健康・
長寿サポートセンター及びヘルサポの学生が積極的
にプログラムを運営・展開することで、北部地域への
継続的な運動活動支援が可能となります。
名桜大学 では、健康・長寿サポートセンターを中
心に、学内外で積極的にJOYBEAT
プログラムを展
開していきます!平成24年12月 21 日(金)の設立
イベントでは、プログラムの実演を行いますので、是
非ご参加ください!
結びに、健康・長寿サポートセンターを中心とした
名桜大学 の様々な健康支援活動 が、学内 の活性化
並びに北部12市町村 の健康増進、さらには沖縄県
全体の健康・長寿の復権に“結びついていく”ことを
目標に、センターの運営に取り組んでいきたいと考
えます。健康・長寿サポートセンターは、皆さんの明
るい未来の健康をサポートします。
健康・長寿サ ポートセンターは、スポーツ・健
康科学、看護科学、医科学に関する知見を応用し、
科学的根拠に基づく健康支援活動を、北部12市
町村の人々に提供するための中核として機能・推
進する機関になることを目的としています。
平成23年度か ら設立に向けた準備を始め、平
成24年 に人間健康学部金城祥教学部長、スポー
ツ健康学科 高瀬幸一准教授、前川美紀子准教授、
看護学科 大城凌子講師、国際学群 大城真理子准
教授のメンバーからなる設立運営委員会を発足し、
平成24年12月
21 日(金)に、いよいよ本学に
新しいセンターとして設立されます。
ヘルスアップ
アンチエイジングサポート 研 究 推 進 食 育・栄 養 指 導 健 康・運 動 指 導健康
健康・長寿サポ
長寿サポートセンタ
トセンター
健康・長寿サポートセンター
本取組 における
「しなやかな使命感 」
とは、これからの国際社会で活躍できる看護師がもつコンピテ
ンシー(結果や成果と結びつく能力や特性)として定義するもので、以下の4つ の行動を体現しているも
のです。
1 . プロフェッショナルとしての意識を持ち、職場や社会のルールを守る。
2 . 相手の立場に立って考え、複数の意見を取りまとめながら物事を円滑に進める。
3 . 自分やチームや地域のために、自ら進んで動く。
4 . 困難な状況に陥っても投げ出さず、環境の変化に自らを適応させる。
! 基盤的取組
" 先端的取組
しなやかな使命感
育成
(単一価値脱却)多様な価値の付加
ナーシング・キャリアカフェ
卒業生と在学生の交流の場を設置
特徴科目の単位互換
(統一コード化)キャリア像を確立するための講義
[ 低学年向け ]
卒業生からの講義
特定領域授業群
国際協力看護 災害看護[ 高学年向け ]
スペシャリストからの講義
新規領域授業群
1
単位1
単位【共同教育連携運営協議会】
連携大学+全ステークホルダー
【3部会体制】
連携8大学 と担当ステークホルダーから構成
■キャリア像確立部会
→ !
基盤的取組担当
●国立国際医療研究センター
●兵庫県災害医療センター
●福岡県・沖縄県看護協会
■統一コード化部会
→ "
先端的取組-単位互換担当
●福岡看護eラーニング研究会
■研修調整部会
→ "
先端的取組-合同短期研修担当
●国立国際医療研究センター
●兵庫県災害医療センター
■国立国際医療研究センター
■兵庫県災害医療センター
■福岡県看護協会
■沖縄県看護協会
■福岡看護eラーニング研究会
ステークホルダー及び社会からの要請
!
早期離職 しない看護師
"
様々な状況 に対応できる看護師
■学生の20%以上 が他大学の特徴科目を互換履修
■国際的に活躍できる就職先への5名以上 の就職
■災害時に活躍できる就職先への3名以上 の就職
■離職率の20%減少
■使命感尺度得点10%向上
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・合同短期研修
特定領域および新規領域におけるインターン
シップを含む
多価値尊重社会の実現に寄与する学生を
養成する教育共同体の構築
文部科学省 平成24年度「大学間連携共同教育推進事業」に採択
平成24年度大学間連携共同教育推進事業 において
選定された「多価値尊重社会の実現に寄与する学生を
養成する教育共同体 の構築 」は福岡・沖縄の8つ の看
護系大学 が連携して ! しなやかな使命感 を育成する
基盤的取組 と、" 多様な価値 を付加す る先端的取組
の2つ をステークホルダーと共に推進するものです。
基盤的取組 は、卒業生やスペシャリストによるキャリア
像を確立す ることを目的とする講義と、彼らと自由に
交流することのできるナーシング・キャリアカフェの設
置という2つ からなります。先端的取組では、統一コー
ド化により他大学の特徴科目を単位互換する仕組みを
創設します。連携大学 の学生は単位互換 によって、付
加価値を身につけることができ、連携大学は相互補完
の関係を築くことができます。また、国際協力看護と災
害看護の2つ の授業群を事前に設定します。さらには、
各大学の特徴科目等の組み合わせ(授業群 )により、
新たな付加価値を創出するものであります。
●
国際的に活躍できる人材/国内での活動も含め、多
様な価値を理解・共有し、その橋渡しを可能にしながら
活動できる人材の育成。言葉や価値を超えた国際的な
活躍がこれまで以上に求められています。
●
災害看護 を実践できる人材/災害 にあたって機動
力をもって即応し、的確な救援・復旧を展開できる専門
職の育成。
社会からの要請を受け、参加大学による特徴的な科
目の単位互換制度を通じて国際協力看護領域と災害看
護領域 の2科 目群を設定す ることにしました。連携大
学の学生たちが自主的にその授業群を修得し、一つの
大学では養成が難しいスペシャリティの高い人材を輩
出する仕組みを開発することとしました。
ステークホルダー
共同体制
プログラムの概要
社会から大学に対する要請
名桜大学と九州・沖縄の14大学からなる「看護系大学から発信するケアリング・アイランド九州沖縄構想(文
部科学省・平成21年―23年度事業)に引き続き、この度は九州・沖縄の8大学と看護協会などとの共同による
大学間連携教育推進事業が文部科学省から採択され、向こう5年間(平成24年度―平成28年度)の取り組みが
開始されます。代表校は前回に引き続き福岡県立大学ですが、名桜大学は先の大学間連携事業での取り組み
が評価され副代表校としての重責を担うことになりました。名桜大学は8大学の中でも最も後発(新設)の看
護系大学ではありますが、学生の自己評価能力を基盤とした自己教育力の育成に力を注いだ教養教育や、 学
生が学びの主人公となるいわゆる学生参画型看護教育を展開してきたことから、「教員と学生の協働によ
る学び舎」づくりが高く評価されたものと自負しております。
今回の8大学による取り組みは、上記の説明にあるように
多くの文化や人々の価値を尊重できる社会の実
現にむけて
活躍する看護師像を明確にして共同教育を展開していこうとするものです。看護教育には看護
職の早期離職問題を解決し高度医療や病院機能の変化に対応できる、質の高い医療・看護・介護サービスを
提供することが求められており、
教師や学生の硬直した考え方や希薄な使命感では
社会の要請に十分に対応
できないことから、
「しなやかな使命感」
を育成することになりました。しなやかな使命感とは「規律性」
「協調
性」
「積極性」
「創造性」
「継続性」などの概念からなっており、名桜大学の教育の特色である「コミットメント能
力」の育成を含めて、新たな看護師像を協同して創出していく取り組みが始まろうとしています。 やんばるの
ケアリング文化に根ざした看護教育の開発・実践と合わせて、しなやかな使命感を育成することが名桜大学に
おける看護教育のミッションとなります。
しなやかな使命感の育成に向けて
名桜大学代表金城 祥教
人間健康学部長 看護学科 教授数値目標
特 集 2
看護系大学の大学間連携をもとに共同教育を展開
文部科学省 の平成24年度大学間連携共同教育
推進事業に、
「多価値尊重社会の実現に寄与する学
生を養成する教育共同体の構築」が選定されました。
本取組は、福岡と沖縄の看護系大学8大学 と共同
推進団体5団体による共同プログラムです。ここでは、
その特色ある取組の内容を紹介します。
[取組大学] 琉球大学、福岡県立大学(代表校)、沖縄県立看護大学、名桜大学、 国際医療福祉大学、産業医科大学、聖マリア学院大学、日本赤十 字九州国際看護大学 [共同推進団体] 国立国際医療研究センター、兵庫県災害医療センター、福岡県看 護協会、沖縄県看護協会、福岡看護eラーニング研究会V
oice
学生の声 第16回中南米現地実習南米訪問団は、平成24年9月6日 (木)から9月22日(土)までの期間、実習生4人と共にブラ ジル、アルゼンチン、それにペルーの3カ国を歴訪した。 中南米現地実習の主たる目的とその内容は、ブラジルの 学術協定大学であるロンドリーナ州立総合大学での集 中講義「シセロ神父と救世主運動について」パウロ・セル ジオ・ネグリ教授、「ボサノバとサンバのブラジル音楽」 フェルナンド・サーレ ス教授、それに「北 パラナ州における 日本人移民について」 ミヨシ・エガシラ講 師など、合計3コマ の集中講義である。 加えて、アルゼンチンでは、「1999年から2003年までのア ルゼンチンの経済危機」についての集中講義をオラッシ オ・セノ・ディアス教授にお願いした。ブラジルとアル ゼンチンにおける集中講義のポルトガル語とスペイン 語の通訳は、引率教員である住江が担当した。 ブラジルのロンドリーナ州立総合大学には、現在名桜 大学から2人の留学生、山本菜衣子(大学院言語文化教育 研究領域1年次)及び、野原綾(国際文化専攻3年次)が留 学していて、現地実習生と共に集中講義を受講した。 また、中南米現地実習は他のコースと比較してもう一 つの特色がある。それは、ブラジルに在住する17万人の 沖縄系移民、アルゼンチンに在住する3万5千人の沖縄系移民、 それにペルーに在住する6万3千人の沖縄系移民の人々と の各国県人会での文化交流である。すなわち、3カ国の沖縄 県人会館では現地の2世3世が毎年9月になると地球の反対 側の母県である沖縄から名桜生がやってくることを楽し みにしていて、現地の民族舞踊や歌などを披露してくれる。 今回は、特にアルゼンチン沖縄県人会との交流会では、 沖 縄県の県費留学生で名桜大学に1年間留学した田代エリカ さん(協定大学の産業社会科学大学出身)、また名護市の奨 学金で名桜大学に留学していたネロメ・パウラさんなどが、 第16回中南米現地実習生との交流のため歓迎会に参画し てくれた。また、本学の卒業生である知名至君(アルゼンチ ン在住9年目、翻訳会社勤務)、住江ゼミの卒業生、城間優作 君(アルゼンチン在住4年目、日本語教師)も県人会の交流 会に駆けつけてくれた。 現地実習は、座学では得られない現地の1次情報を入手で きるというメリットがある。今回も、南米3カ国の協定大学を 訪問し、沖縄県人会との交流会で得た貴重な1次情報を帰国 後の卒業論文作成や将来の仕事に役立てて欲しい。因みに、 今回参加した4人 の実習生の中から 2人がブラジルの ロンドリーナ州立 総合大学に来年1 年間留学を希望し ている。 総評:住江 淳司(国際文化教育研究学系 教授) アルゼンチン産業社会科学大学にて集中講義 ハーバーブリッジを背景に ウーロンゴン大学にて、 交換留学中の学生と再会した ペルーのパシフィコ大学にて マチュピチュを背景に私たちを大きく成長させた実習
関口 裕一郎
(3年次編入、東京国際大学、栃木県・足利工業高校出身) 実習では、ブラジル、アルゼンチン、ペルーの三カ国を 訪問しました。世界遺産や観光地を訪れ、学術協定大学 では集中講義を受け、各国の歴史や文化等を学びました。 また、現地に在住している沖縄県人会の方々と交流する 機会にも恵まれ、沖縄の伝統舞踊等も観ることができま した。 実習最後に足を運んだ世界遺産の一つ、空中都市マチ ュピチュでは、テレビや雑誌で見た風景が、実際に目の 前に広がり、鳥肌が立つほどの衝撃を受けました。涙を 流すメンバーもいました。 今回の現地実習を通じて一番印象に残ったことは、ブ ラジル、ロンドリーナ市で初対面の人たちに「こんにちは」 ではなく「おかえりなさい」と言われたことです。地球の 裏側から来た私たちのことを大いに歓迎し、家族のよう に接してくれました。心が広く、温かい人達に出会えた こと、そして「おかえりなさい」その一言で、ブラジルに 留学すると決心がつきました。 この実習を通して自分の価値観や世界観が大きく変 わりました。言語や文化の異なる異国で多くの経験をす ることができて良かったです。実習メンバー全員が「ま だ日本に帰りたくない」と口にしました。それほど一日 一日が濃い内容でした。 このような経験は日本の大学の中でも、名桜大学の中 南米現地実習でしか経験できないと思います。次回参加 を希望している方は、実習前に各国の言語や文化を学び、 また実習中は体調管理に心掛けてください。実習を通し て、何かしらたくさん得られると思います。V
oice
学生の声オーストラリアの文化や
習慣に触れ、英語力を上げる
島袋 智代
(3年次、浦添商業高校出身)オーストラリア現地実習を終えて
オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ州にあ るウーロンゴン市で実習を行いました。ウーロンゴン大 学の語学学校へ通いながら空いた時間に視察をしたり、 ホームステイを通して、現地の文化や習慣に触れたりし ました。 1日目は、シドニーで一泊し、ハーバーブリッジやオペ ラハウス等を見学。2日目から、ウーロンゴン市でホスト ファミリーとの生活が始まりました。3日目から、午前中 はウーロンゴン大学の語学学校で英語を学習しました。 語学講義がない時は、様々な活動に参加しました。例 えば、市内のMt.Keira小学校を訪問し、日本の文化を紹介 するため「折り紙」を子どもたちに教えました。それから、 現地在住の松井美弥子さんの講演を聞いたり、週末には レンタカーでシンビオ動物園や景色が美しいカイアマ やキイラ山等を訪れました。また、ウーロンゴン大学の 日本語クラスを訪問し、小説「坊っちゃん」を現地学生に 指導しました。他にも、ウーロンゴンノースビーチで、 定番のフィッシュ&チップスを食べ、アボリジニのネイ ティブから文化や薬草、ロックペインティングを学び ました。 朝から夜まで英語づけの毎日で、その中でも、ホーム ステイ先は英語しか伝わらないということもあり、学校 から帰ってきた後にも自主学習に取り組みました。 “単語を調べて実際に使う”ことを繰り返すことで、今ま で使い方が分からなかった単語も、 自然に会話で聞き 取れるようになり、現地に行く前よりも英語力が伸びた ことを実感しました。 2週間という短い期間に、毎日スケジュールが組まれ ておりハードでしたが、とても充実した日々を送ること ができました。第16回 中南米現地実習報告
地元の学生に日本語を指導 シンビオ動物園で カンガルーと触れ合いました学事報告
平成24年8月10日(金)から8月27日(月)までの期間、オ ーストラリア国の東海岸ニュー ・サウス・ウェールズ州 に位置するウーロンゴン市とシドニー市で、 引率教員1 人と国際学群語学教育専攻の学生6人は現地実習を行った。 本現地実習のメインはウーロンゴン大学での語学学 習とホームステイである。語学学習は現地教員の指導で、 主にスピーキングやリスニング等の英語学習が、 平日4 時間、2週間に渡ってウーロンゴン大学のキャンパス内 に併設されているウーロンゴン ・カレッジで行われた。 語学学校では日本人の他に、中国や中東の国々の学生が 多く見られた。驚いたのは中国からの小学生が夏休みを 利用して語学研修を同大学でしている事であった。語学 学校では名桜大学から交換留学している8人にも再会す ることができた。 ホームステイは各学生が異なるオーストラリア人家 庭に宿泊し、現地の文化や生活習慣等を理解し、 生きた 英語を学ぶ機会であった。学生たちはホームステイ先から 大学まで試行錯誤しながら電車やバスで通学していた。し かし、ホームステイ先での会話は、ほとんどの学生が「充分 に通じなかった」と自分の英語力の低さを自覚したようで ある。 現地実習の目的は英語能力の伸長とフィールド調査で ある。英語は主に語学学校やホームステイ先でコミュニケ ーション能力を磨く機会を得た。フィールド調査は、前学期 で受講した「地域文化演習」で各学生がオーストラリアの文 化やスポーツ、食文化、言語等のテーマについて文献研究 したことを、現地実習で実際の体験や観察、インタビュー 等を通して調査し報告書にまとめた。 その他、Mt.Keira小学校での交流、現地日本人の講義、ア ボリジニ講義、ウーロンゴン大学の日本語クラスのマンツ ーマンのチュータリング等の活動は貴重な体験となった。 さらに週末にはウーロンゴン市周辺の景勝地を訪れ、美し い自然環境に学生たちは感動していた。 2週間余の短い実習は、文化体験や語学学習には充分と は言えない期間であったが、この実習の体験を通して今後 の国際人としてステップアップの起爆剤となれば幸い である。 総評:渡慶次 正則(国際文化教育研究学系 教授)平成24年度
国際学群
国際文化教育研究学系
[現地実習報告]実習先:琉球放送株式会社