(1)(2)2
第7回競輪小委員会では、平塚市、高松市及び岸和田市から、ヒア
リングを行い、施行者が抱えている問題点や要望等にについてご報告
をいただいた。
第8回の競輪小委員会でも、前回に引き続き、施行者からのヒアリ
ングに加えて、全国の施行者の代表である(社)全国競輪施行者協議
会からもご報告をいただき、「競輪事業の経営基盤の強化・確立」に
向けた諸方策について、更なる検討をお願いすることとしたい。
(3)3
ヒアリング対象とする施行者については、前回の競輪小委員会におけ
る大坪委員の報告、審議等を踏まえ、以下の各カテゴリーからそれぞれ
選定。
①都市部に所在する売上げ・収支が良好な施行者
②中堅・地方所在施行者のうち積極的な事業運営により収益を確保して
いる施行者
③収支状況が厳しく当該施行者を取り巻く経営環境に大きな変化が見ら
れる施行者
(社)全国競輪施行者協議会との調整を経て、第7回:平塚市、高松
市及び岸和田市、第8回:立川市及び北九州市にお願いすることとした。
なお、多様な施行者(民有場施行者、借上施行者等)の「生の声」を
きめ細かくフォローする観点から、全施行者を代表する全輪協からも、
併せてヒアリングを行う。
(4)4
ヒアリングは、原則として、以下の3項目ごとに整理しつつ行う。
①売上げ回復・来場者増、イメージアップなど競輪の活性化に向けた取
り組みの状況(専用場外展開を含む)
②開催経費削減など、競輪事業の合理化・効率化に向けた取り組みの状
況(場間場外受託を含む)
③競輪施行者としての意見(対経済産業省、日自振、全輪協、競技会、
選手会、施設協会等)
(5)5
○年間開催回数・日数(平成11年度)
出典:日本自転車振興会企画課資料
開催回数・日数(平成11年度)
施行者名(競輪場名)
年間開催回数 年間開催日数 場外委託日数 場外受託日数
通常開催 施設改善 通常開催 施設改善 特別競輪を
除いた数
平塚市 (平塚)
6回
4節
36
12
67
(67)
45
高松市 (高松)
12回
2節
75
6
331
(137)
148
立川市 (立川)
7回
6節
42
18
623
(533)
31
岸和田市(岸和田)
7回
3節
42
9
30
(30)
38
北九州市(小倉)
12回
0節
75
0
412
(218)
140
北九州市(門司)
12回
0節
72
0
118
(118)
140
注1:場外委託日数・場外受託日数には当該競輪場の借上施行者分を含む。
注2:場外委託日数・場外受託日数には1∼3レースのみの併売発売は除く。
注3:北九州市については、小倉競輪場と門司競輪場間での場外委託・受託が行われている。
(6)6
○発売体制等比較(平成11年度、12年度)
<平成11年度>
発売体制比較(平成11年度Fクラス競輪)
臨時従事員 本場売上げ 発売窓口数 発売従事員数 一窓当たりの 発売従事員一人 発売従事員一人当た
基本給 売上げ 当たりの売上げ りの売上げ/臨時従
(円) (1日平均・千円) (数) (人) (1日平均・千円) (1日平均・千円) 事員平均基本給
平塚市 (平塚) 15,453 340,000 360 681 944 499 32.3
高松市 (高松) 5,600 108,000 220 340 491 318 56.8
立川市 (立川) 13,121 304,000 318 421 956 722 55.0
岸和田市(岸和田) 15,282 256,000 241 424 1062 604 39.5
北九州市(小倉) 9,300 103,000 171 272 602 376 40.4
北九州市(門司) 9,300 68,000 115 202 591 337 36.2
施行者平均 10,536 - - - 746 485 46.0
<平成12年度>
発売体制比較(平成12年度Fクラス競輪)
臨時従事員 本場売上げ 発売窓口数 発売従事員数 一窓当たりの 発売従事員一人 発売従事員一人当た
平均基本給 売上げ 当たりの売上げ りの売上げ/臨時従
(円) (1日平均・千円) (数) (人) (1日平均・千円) (1日平均・千円) 事員平均基本給
平塚市 (平塚) 15,643 286,000 346 644 827 444 28.4
高松市 (高松) 5,600 97,000 220 318 441 305 54.5
立川市 (立川) 12,962 258,000 261 400 988 645 49.8
岸和田市(岸和田) 15,096 207,000 241 413 859 501 33.2
北九州市(小倉) 9,320 88,000 171 247 515 356 38.2
北九州市(門司) 9,320 59,000 102 198 578 298 32.0
施行者平均 10,456 - - - 711 453 43.3
出典:(社)全国競輪施行者協議会調査
(7)7
離職餞別金(平成11年度)
一人平均支給額(円) 最高支給額(円)
平塚市 (平塚) 4,899,730 6,485,729
高松市 (高松) 1,694,450 2,356,208
立川市 (立川) 6,137,723 9,536,595
岸和田市(岸和田) 7,663,543 15,339,622
北九州市(小倉) 1,247,370 1,895,360
北九州市(門司) 1,362,893 1,895,360
施行者平均 3,071,088
<平成11年度>
機械保守費 警備費 清掃費
競争入札の有無 競争入札の有無 競争入札の有無
平塚市 (平塚) 39,886,476 × 71,887,868 ○ 29,350,125 ○
高松市 (高松) 51,490,713 × 48,751,614 ○ 26,283,899 ×
立川市 (立川) 134,196,142 ○ 104,451,220 ○ 100,312,800 ○
岸和田市(岸和田) 47,775,000 × 75,484,000 × 37,271,000 ×
北九州市(小倉) 97,500,480 × 93,125,579 ○ 11,004,000 ○
北九州市(門司) 67,183,188 × 58,872,744 ○ 10,482,800 ○
<平成12年度>
機械保守費 警備費 清掃費
競争入札の有無 競争入札の有無 競争入札の有無
平塚市 (平塚) 37,779,524 × 73,481,378 ○ 30,368,100 ○
高松市 (高松) 40,370,924 × 44,530,290 ○ 22,218,748 ×
立川市 (立川) 128,667,861 ○ 94,196,260 ○ 158,596,960 ○
岸和田市(岸和田) 44,673,000 × 63,498,000 × 36,554,000 ×
北九州市(小倉) 97,182,120 × 88,387,524 ○ 10,003,200 ○
北九州市(門司) 59,102,388 × 54,335,232 ○ 8,922,200 ○
○離職餞別金(平成11年度)
○委託費(平成11年度、12年度)
出典:(社)全国競輪施行者協議会調査
出典:(社)全国競輪施行者協議会「平成11年度競輪臨時従事員実態調査」
(8)8
・平成3年度をインデックス100とする。
実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス
売上高 36,871 100 44,411 120 34,397 93 35,247 96 31,249 85 30,679 83 59,661 162 24,449 66 25,723 70 24,532 67
開催経費 3,212 100 4,977 155 3,602 112 3,460 108 3,276 102 3,417 106 8,587 267 3,384 105 3,717 116 3,788 118
人件費等 1,157 100 1,106 96 1,231 106 823 71 815 70 868 75 1,409 122 675 58 685 59 −
-委託料 0 0 0 0 0 0 0 0 0 −
借上料 0 0 0 114 51 90 1,507 78 288 −
純収益 4,070 100 3,848 95 3,189 78 3,500 86 2,881 71 2,604 64 3,164 78 1,392 34 1,334 33 1,041 26
・人件費は、車券関係従事員の年間人件費のみを示す。 出典:「競輪施行者収支決算書」(全輪協)
主
な
経
費
平成9年度 平成10年度
平成7年度 平成8年度 平成11年度 平成12年度
(単位:百万円)
項目 平成3年度 平成4年度 平成5年度 平成6年度
1.平塚市
10,000
20,000
30,000
40,000
50,000
60,000
70,000
80,000
90,000
100,000
3
4
5
6
7
年度
8
9
10
11
12
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
12,000
売上
開催経費
施行者純収益
売上
開催経費
施行者純収益
オールスター
単位:百万円
(9)9
・平成4年度をインデックス100とする。(平成3年度はオールスター競輪実施のため、平成4年度で比較)
実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス
売上高 46,484 19,625 100 18,227 93 19,838 101 18,839 96 17,618 90 17,979 92 16,786 86 38,727 197 16,680 85
開催経費 5,706 2,373 100 2,358 99 2,713 114 2,620 110 2,677 113 2,664 112 2,825 119 6,240 263 3,204 135
人件費等 767 394 100 421 107 483 123 469 119 467 119 454 115 460 117 830 211 -
-委託料 1 14 100 15 107 2 14 2 14 2 16 2 17 2 16 1 9 -
-借上料 1,093 91 100 73 80 153 169 153 169 140 154 131 145 259 286 1,172 1290 -
-純収益 3,426 1,396 100 1,123 80 1,064 76 970 69 672 48 746 53 359 26 1,323 95 -1 0
・人件費は、車券関係従事員の年間人件費のみを示す。 出典:「競輪施行者収支決算書」(全輪協)
主
な
経
費
平成9年度 平成10年度
平成7年度 平成8年度 平成11年度 平成12年度
(単位:百万円)
項目 平成3年度 平成4年度 平成5年度 平成6年度
2.高松市
10,000
20,000
30,000
40,000
50,000
60,000
70,000
80,000
90,000
100,000
3
4
5
6
7
年度
8
9
10
11
12
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
12,000
売上
開催経費
施行者純収益
売上
開催経費
施行者純収益
オールスター
共同
単位:百万円
(10)10
・平成3年度をインデックス100とする。
実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス
売上高 29,461 100 52,065 177 24,279 82 21,788 74 20,153 68 53,115 180 22,346 76 19,958 68 16,567 56 12,377 42
開催経費 3,720 100 7,304 196 3,440 92 3,245 87 3,275 88 8,433 227 3,458 93 3,709 100 3,160 85 2,768 74
人件費等 1,114 100 1,637 147 1,088 98 1,038 93 1,004 90 1,580 142 918 82 841 75 728 65 −
-委託料 0 272 0 0 0 0 0 0 0 −
借上料 0 1,108 0 0 0 1,445 54 83 106 −
純収益 2,032 100 2,943 145 1,313 65 1,031 51 680 33 2,057 101 839 41 97 5 13 1 -392 -19
・人件費は、車券関係従事員の年間人件費のみを示す。 出典:「競輪施行者収支決算書」(全輪協)
主
な
経
費
平成9年度 平成10年度
平成7年度 平成8年度 平成11年度 平成12年度
(単位:百万円)
項目 平成3年度 平成4年度 平成5年度 平成6年度
3.岸和田市
10,000
20,000
30,000
40,000
50,000
60,000
70,000
80,000
90,000
100,000
3
4
5
6
7
年度
8
9
10
11
12
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
12,000
売上
開催経費
施行者純収益
売上
開催経費
施行者純収益
全日本 ダービー
単位:百万円
(11)11
・平成3年度をインデックス100とする。
実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス
売上高 72,972 100 90,726 124 60,055 82 57,835 79 59,397 81 61,517 84 59,178 81 57,346 79 59,307 81 52,253 72
開催経費 6,940 100 10,155 146 7,611 110 5,921 85 7,666 110 8,717 126 8,760 126 8,788 127 9,276 134 8,551 123
人件費等 1,395 100 1,782 128 1,224 88 1,046 75 1,002 72 1,001 72 971 70 931 67 914 66 −
-委託料 2,007 100 2,113 105 2,772 138 1,096 55 2,990 149 3,402 170 3,438 171 3,492 174 3,903 195 −
-借上料 490 100 1,811 369 445 91 42 9 359 73 407 83 385 78 575 117 764 156 −
-純収益 7,706 100 7,828 102 4,332 56 5,502 71 4,052 53 3,327 43 2,773 36 2,327 30 2,341 30 1,681 22
・人件費は、車券関係従事員の年間人件費のみを示す。 出典:「競輪施行者収支決算書」(全輪協)
(単位:百万円)
主
な
経
費
平成9年度 平成10年度 平成11年度 平成12年度
平成5年度 平成6年度 平成7年度 平成8年度
項目 平成3年度 平成4年度
4.立川市
10,000
20,000
30,000
40,000
50,000
60,000
70,000
80,000
90,000
100,000
3
4
5
6
7
年度
8
9
10
11
12
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
12,000
売上
開催経費
施行者純収益
売上
単位:百万円
ダービー
開催経費
施行者純収益
(12)12
・平成3年度をインデックス100とする。
実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス
売上高 42,471 100 45,997 108 46,808 110 46,916 110 45,843 108 52,298 123 54,322 128 52,990 125 47,447 112 44,604 105
開催経費 5,404 100 6,664 123 7,520 139 7,915 146 8,185 151 9,435 175 10,103 187 11,293 209 10,840 201 10,545 195
人件費等 1,003 100 702 70 1,387 138 1,372 137 1,385 138 1,541 154 1,497 149 1,557 155 1,427 142 −
-委託料 0 0 0 0 0 0 0 0 0 −
借上料 632 100 873 138 48 8 1,053 167 998 158 1,218 193 1,305 206 1,272 201 1,170 185 −
-純収益 2,793 100 2,467 88 1,662 59 1,230 44 815 29 726 26 569 20 -938 -34 -1,392 -50 -1,687 -60
・人件費は、車券関係従事員の年間人件費のみを示す。 出典:「競輪施行者収支決算書」(全輪協)
主
な
経
費
平成9年度 平成10年度
平成7年度 平成8年度 平成11年度 平成12年度
(単位:百万円)
項目 平成3年度 平成4年度 平成5年度 平成6年度
5.北九州市(小倉+門司)
10,000
20,000
30,000
40,000
50,000
60,000
70,000
80,000
90,000
100,000
3
4
5
6
7
年度
8
9
10
11
12
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
12,000
売上
開催経費
施行者純収益
売上
単位:百万円 施行者純収益開催経費
(13)13
・平成3年度をインデックス100とする。
実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス 実額 インデックス
売上高 39,107 100 37,442 96 35,089 90 32,890 84 32,288 83 31,345 80 30,763 79 28,995 74 27,107 69 24,744 63
開催経費 4,580 100 4,930 108 5,051 110 5,003 109 5,168 113 5,162 113 5,190 113 5,174 113 5,078 111 4,827 105
人件費等 895 100 928 104 953 106 941 105 947 106 912 102 860 96 826 92 752 84 − −
委託料 231 100 270 117 302 131 276 120 359 156 365 158 394 171 490 212 500 216 − −
借上料 838 100 844 101 746 89 749 89 734 88 749 89 742 89 732 87 728 87 − −
純収益 3,104 100 2,423 78 1,823 59 1,446 47 1,182 38 1,009 32 840 27 475 15 221 7 10 0
・人件費は、車券関係従事員の年間人件費のみを示す。 出典:「競輪施行者収支決算書」(全輪協)
平成11年度 平成12年度
(単位:百万円)
項目 平成3年度 平成4年度 平成5年度 平成6年度
主
な
経
費
平成9年度 平成10年度
平成7年度 平成8年度
6.50場平均
10,000
20,000
30,000
40,000
50,000
60,000
70,000
80,000
90,000
100,000
3
4
5
6
7
年度
8
9
10
11
12
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
12,000
売上
開催経費
施行者純収益
売上
施行者純収益開催経費
単位:百万円
(14)1
施行者ヒアリング資料
立 川 市
① 売上回復・来場者増、イメージアップなど競輪の活性化に向けた取り組みの状況(専
用場外展開を含む)
競輪経営を行う上で、ファンへ提供する商品はあくまでレースであります。施行者と
して、選手の斡旋、番組、選手管理に常に気を使い、随時日自振、競技会と意見を交わ
し、ファンにとって良い商品の提供に努めております。選手のやる気を引き出すために、
職員が常に経営感覚を持ち、ファンが多く賞金の高い競輪場という「立川ブランド」の
維持に努めております。
また、ファンの声には耳を傾け、取り組み可能なものは迅速に対応することを心がけ
ております。ファンから要望の多かった大型映像の導入、衛星放送によるレース実況、
出走表のFAXサービス、車番投票方式導入などを他場に先駆けて行ってまいりました。
また、本年11月には、本場売上の回復、来場者増を図るため、3連単を始めとする「新
投票方式」を導入いたします。
平成10年度には、ファンの要望を受け、ナイター競輪の開催に向け準備を整えまし
たが、諸般の事情により実施には至りませんでした。
ファンサービスにつきましては、最低払戻金の端数処理金相当はファンに還元すると
の考え方で展開しております。本場来場者へのファンサービスといたしましては、タオ
ルハンカチ(夏)・使い捨てカイロ(冬)の無料サービス、飲料の無料サービス、スポ
ーツ紙の無料サービス(数量限定)、降雨時のビニール傘の配布、ファンサービス館の
設置など様々な分野で行っておりますが、レース実況映像でのスーパースローや確定オ
ッズをゴール後速やかに提供することなどもレース場としてのサービスとしてファン
から好評を得ております。また、電話投票会員への還元といたしまして、平成12年度
より毎月立川競輪情報誌を送付(地区限定)しております。
イメージアップといたしましては、ファンに快適な環境を提供することを目的に場内
の美化・修景化を行ってまいりました。そういった中で手直しが若干遅れておりました
食堂、専門紙の販売方法などの問題につきましても改善の方向で進めております。
場外につきましては、昭和40年代後半に中央競馬の本場・場外の売上比率がほぼ
同じとなったことに着目し、昭和50年代より場外問題に取り組み、秋田県のサテラ
イト六郷、新潟県のサテライト中越、茨城県のサテライト水戸が立川競輪の専用場外
となっております。平成14年度以降の開設に向け、現在準備中のものといたしまし
て、宮城県村田町の案件がございます。また、冬季閉鎖していた青森・富山競輪場を
(15)2
立川競輪の冬季場外とし、現在もお願いしております。今後とも、本場来場が難しい
ファンのために、状況が整えば推進を図ってまいりたいと考えております。
② 開催経費削減など、競輪事業の合理化・効率化に向けた取り組みの状況(場間場外受
託を含む)
開催経費の削減については、売上減少が続く中で、収益確保策として様々な面で取
り組んできております。
まず、職員体制ですが、最大 1 部2課4係で15人(その他に投票委員として、嘱
託14人)の体制を1 部1課3係1主査で12人(嘱託0人)に絞り込んでおります。
業務の見直しと開催時には、借上施行者である東京都市収益事業組合との相互協力体
制を取ることにより、減員を行ってまいりました。職員人件費は、ピーク時の約 1 億
6700万円(平成5 年度)が約 1 億2900万円(平成12年度)と23%程度の
削減となっております。
従事員賃金につきましても、近年様々な取り組みを行っており、経費削減の意味で
一定の成果を上げております。退職者については、平成 6 年度より投票業務の見直し
を行い、欠員不補充を続けております。これによりまして、昨年度までの7年間に533
名の減員となっております。
また、一時金につきましては、平成 4 年度の年間 50.5 日(7.22 月)をピークに
毎年引き下げを行い、平成13 年度には 33.25 日(公務員並 4.75 月)となっており
ます。
今年度からは、発売窓口数の適正化を図るため、開催時の雇用調整を行い、1 日当り
67人を減員し、約60万円の削減となっております。
その他の経費のうち、清掃、警備等の業務委託料につきましては入場者数の実態に
合わせ、細かな見直しを行ってきておりますが、今後につきましては、業務内容を含
めた抜本的な見直しが必要であると考えております。
受託場外の効率化につきましては、本場の収益向上を目的とし、経費削減に努めて
おります。具体的には、採用する従事員を場外開催時には応援従事員を優先とし、賃
金の節減を行っております。また、他場との同時開催につきましては、あまり近い場
同士での発売はメリットがありませんので、売上、収益ともに向上するような組み立
てで近隣場との調整を行っております。また、競輪グランプリにおいては場外経費の
13%方式を導入いたしました。
以上のように売上低迷に伴い、開催経費の削減には努力しておりますが、ファンサ
ービス、広告宣伝などの部分につきましては、これを削減することは事業の縮小に繋
がりますので、費用対効果を考えながら、一定の経費維持の方向で行っております。
(16)3
③ 競輪施行者としての意見(対経済産業省、日自振、全輪協、競技会、選手会、施設協
会等)
競輪界に今求められているのは、各団体が一丸となって現在の厳しい状況を乗り越
えていくことであると考えております。何か事を起こす際にも、各団体間の調整に時
間をとられ、迅速な対応が行われていない現況となっております。また、日自振他の
各団体はプロパーによって構成されておりますが、かえってプロパーに役所的な発想
が多いため、規制の緩和に結びついておりません。
私ども現場サイドでは現状に対し強い危機感を持っております。一方、中央団体の
施策は必ずしも現場の意向に沿ったものとはなっておりません。現場サイドと中央団
体の現状認識に対する温度差を埋めていくことが緊急課題であると考えております。
その意味で今回のような現場の生の声を拾う機会は今後も設けていただきたいと思い
ます。
また、経済産業省におかれましては、強力な指導力を発揮し、各団体の取りまとめ
に当たっていただきたいと考えております。
競輪を興行として見ました時、現在の競輪界はスター選手の育成がうまくないと考
えております。中央競馬が「ハイセイコー」の登場以降人気が高まり、「武豊騎手」の
活躍で現在の位置を得たことと比べますと、競輪では「中野浩一氏」以降は競輪ファ
ン以外にも認知されるスター選手は育っておりません。これは日自振の選手あっせん、
競技会の番組編成に配慮が足りないためと考えております。
最後に、現在の競輪運営の根幹となっております、いわゆる「護送船団方式」につ
きましては現状にそぐわないものであり、この方針を今後も維持していけば業界全体
の縮小に繋がるものと考えております。厳しい状況である今こそ、経営状況の良いい
くつかの場を中心場と位置づけ、様々な施策をここに中心的に施し、牽引役として競
輪界全体の底上げを目指していくような方向転換が必要ではないかと考えております。
(17)経済産業省
産業構造審議 会
車両競技分科会
競輪小委員会資料
平成
13 年 10 月 31 日
(18)目 次
Ⅰ 競輪の活性化に向けた取り組み状況
1
1 本市競輪事業の現況 1
2 活性化に向けた取り組み状況 1
(1) 施設整備 1
(2) 場外発売の拡大 2
(3) ナイター競輪の実施 3
(4) ファンサービスの向上 4
Ⅱ 競輪事業の合理化・効率化に向けた取り組み状況
5
1 これまでの合理化 5
2 「競輪事業経営検討委員会」への諮問と答申 6
3 今後の取り組みについて(小倉競輪再建策) 7
Ⅲ 競輪施行者としての意見
8
1 日本自転車振興会交付金制度の改正について 8
2 業務委託の拡大等による民間活力の導入 8
3 事業撤退等に伴う競輪選手等に対する影響緩和のための基準作りについて 9
資 料
11
1 九州の公営ギャンブル施設 11
2 人口の推移 12
3 決算の推移 13
4 発売額の推移 14
5 入場者数の推移 15
6 「競輪事業経営検討委員会報告書」概要 16
7 「競輪事業経営検討委員会報告書」委員名簿及び審議経過 19
(19)1
Ⅰ 競輪の活性化に向けた取り組み状況
1 本市競輪事業の現況
(1) 本市競輪事業の特性
① 五市合併による2場経営
門司競輪(旧門司市)、小倉競輪(旧小倉市) ⇒ 直線で 5Km の距離
② 公営競技の集中(資料1 … p.11
)
・競 艇 → 若松(本市経営)、下関、芦屋、福岡
・競 馬 → JRA 小倉(市内)
・オート → 飯塚
③ 産業構造の転換(重厚長大素材型産業の衰退)
雇用情勢の悪化、人口の減少(資料2 … p.12
)
(2) 決算の推移 (資料3 … p.13
)
(3) 発売額、入場者数の推移 (資料4,5 … p.14,15
)
2 活性化に向けた取り組み状況
(1) 施 設 整 備
ハイビジョンシアター門司の建設 (H5 年度)
・大型ハイビジョンの迫力ある映像とともに、冷暖房完備の快適な観戦空間を
提供
・小倉競輪場や他場の場外発売所としても使用
・文化的イベントや周辺住民のコミュニティ施設としても提供
(20)2
《施設概要》
・鉄骨コンクリート造2F建 、120 インチハイビジョンシアター
・延面積 約 1,500 ㎡(800 人収容)
・建設費 約 5 億 4 千万円
北九州メディアドーム(小倉競輪場)の建設 (H10 年度)
・競輪発祥の地に相応しい競輪場
・大型映像装置や最新の音響、照明設備、マルチメディア設備によりエキサ
イティングで新しい形の競輪を提供
・冷暖房完備で快適な観戦空間を提供する全天候型ドーム施設
・マルチメディアで演出するコンサート(1万人規模対応)、展示会などのイ
ベントを可能にした多目的施設
《施設概要》
・鉄骨造、鉄筋コンクリート造 地下1F地上8F建
・延面積 約 90,000 ㎡(15,000 人収容)
・建設費 約 300 億円
(2) 場外発売の拡大
門司・記念競輪(GⅢ)
H 8年度 → 5場(九州地区で開始) 発売額 約 17 億円
H12年度 → 10場(7場+併売3場) 発売額 約 23 億円
小倉・競輪祭(GⅠ)
H 4年度 → 23場 発売額 約 186 億円
(21)3
H 8年度 → 32場 発売額 約 230 億円
H10年度 → 45場 発売額 約 257 億円
H11年度 → 49場 (この年度から4 日制に) 発売額 約 230 億円
H12年度 → 50場 発売額 約 216 億円
※ 場数には、独立型専用場外を含む。
(3) ナイター競輪の実施
① 天候に左右されず快適に観戦できるドーム型競輪場の特性を生かし、小倉競輪場で
H12年度から実施(※函館、平塚に次ぎ、全国で3 番目の実施)
・新規ファン層の獲得(サラリーマン、女性ファンの拡大)
・CS放映による電話投票の拡大
② 開催状況
・開催日数
H12年度 H13年度
12日間 33日間
・入場者数、発売額(H12年度実績、1日平均)
項 目 ナイター開催 昼間開催 効 果
入場者 3,100 人 2,600 人 500 人(18%増)
発売額 2 億 15 百万円 1 億 23 百万円 92 百万円(74%増)
・ 収支好転額 → 1日当たり約1千万円の収支好転効果
③ 今後の予定(H14年度以降)
・ドーム型競輪場の特性を生かし、他場との差別化を図るため、1年を通してオ
ールシーズンでナイターの開催日数(上限60 日まで)を増やして行くこととす
る。
(22)4
(4) ファンサービスの向上
① ビギナーズコーナーの設置 【小倉競輪】
・新規来場者や競輪初心者に競輪の魅力を伝えることにより、ファンの拡大を
図る
・競輪解説、競輪の歴史、ファンクラブ等のコーナー設置
・専門スタッフ(1人)を常駐
・専用面積 約70 ㎡
② 女性限定競輪初心者教室 【小倉競輪】
・選手との交流会や他場見学ツアーを盛り込んだ女性限定の競輪初心者教室
を随時開催することにより、女性ファンの拡大を図る
・H13年度 開催回数 9 回(1 グループ 3 回)
募集人員 75 人(1 グループ 25 人)
・H5∼12年度実績 約 1,000 人受講
③ 勝手FAX・勝手メール 【小倉競輪】
・小倉競輪の出走表や成績表を、登録会員に前夜版として電子メールやFAX
で自動的に送る情報配信サービスを行うことにより、ファンの来場や電話投
票の促進を行う。
・入会金、会費無料
・会員数 約 3,000 人 (H13.10.1 現在)
④ 館内のクリーン化 【小倉競輪】
・競輪場の徹底したクリーン化により、これまでの「暗い、汚い」といった競
輪場のイメージを払拭する。
・館内での徹底した分煙
・スタンド゙内での飲食禁止
(23)5
Ⅱ 競輪事業の合理化・効率化に向けた取り組み状況
1 これまでの合理化
(1) 人件費の削減
《従事員》
・マークカード方式の発券機導入(H8年度)
・発売額の減少に見合った発売体制、人員体制の見直し
(投票所の閉鎖等)
H7年度∼平成 13 年度→ 【門司競輪】▲116 人
【小倉競輪】▲171 人
《嘱託職員》
・発売額の減少に見合った人員体制の見直し
《削減額》
H7年度∼
H13年度
約4億1千万円
(2) 広告宣伝費の削減
・ラジオ、テレビCM、野立て看板等の一部廃止
・ファンバス運行の見直し
H7年度∼
H13年度
約7千万円
(3) 業務委託料・その他支出の削減
・警備委託費
・発券機保守その他委託経費
・有料席サービス業務の見直し(小倉競輪)
H7年度∼
H13年度
約1億1千万円
計 約5億9千万円
(24)6
2 「競輪事業経営検討委員会」への諮問と答申
(1) 経 緯
年々、発売額が減少
※長引く景気の低迷やレジャーの多様化
赤 字 経 営
※H11 年度決算 ⇒ 競輪事業で累積赤字(約1億円)が生じる
開催収支レベルでは約10 億円の赤字
「競輪事業再建」のため、抜本的な経営見直しの必要性
※経営の専門家の知識、経験、ノウハウを活用
競輪事業経営検討委員会の設置 (H12年9月)
※学識経験者や経営の専門家から構成 委員6人
答 申 (H13年4月)
(2) 答 申 内 容 (資料6 … p.16
)
門司競輪について
早急に門司競輪を廃止し、今後は小倉競輪1場体制で経営していくべきである。
※ 開催収支で黒字化を図るためには、選手賞金、法定交納付金などを除
いた「施行者で削減努力ができる経費」の 50%以上のカットが必要であ
り、現実的に門司競輪の再建は、大幅な増収策が見出せない状況では不
可能である。
小倉競輪について
今後、以下の方法により、経営健全化を行うこと。
・ナイター競輪開催日の増
・場外発売日の増
・徹底した経費の削減
(25)7
3 今後の取り組みについて(小倉競輪再建策)
(1) 門司競輪の廃止によるファンの流入効果
門司競輪から小倉競輪へのファンの流入効果により、小倉競輪の大幅な収支好転効
果が見込まれる。
(2) 増 収 対 策
① ナイター競輪開催日の増
⇒ 1年を通してオールシーズンで上限60 日まで開催して行くこととする。
② 場外発売日の増
⇒ 他場との連携を強化し、1日でも多くの場外発売が行えるよう努力する。
(3) 徹底した経費の削減
① 人件費の削減
《従事員》
・小倉競輪従事員の雇用調整
・開催手当等の見直し
《嘱託職員》
・事務の合理化、見直しによる人員削減
《その他職員》
・事務の見直し、組織の見直し等による管理部門のスリム化、人員削減
② 広告宣伝費の削減
・宣伝効果の薄いテレビ、ラジオCMの削減
・車内吊りポスターの削減
・道路、駅等の野立て看板の削減
③ 業務委託料・その他支出の削減
・機器保守、清掃等の業務見直し
・ドーム管理運営体制の見直し
(26)8
Ⅲ 競輪施行者としての意見
1 日本自転車振興会交付金制度の改正について
全国競輪施行者協議会等を通じて要望している日本自転車振興会交付金制度改正の早期
実現を望む。
赤字経営に陥った事業者として、事業の経営健全化に最大限の努力を行っていかなけれ
ばならないことは当然のことであるが、当該事業の経営を取り巻く制度に見直すべき点が
あるのであれば、今後の事業安定のためにも、早期にその制度改善を望むものである。
2 業務委託の拡大等による民間活力の導入
(1) 自治体事業者としての各種制約の緩和
自治体としての施行者には、現行地方自治法の諸規定から来る制約もあり、柔軟な経
営が困難な面がある。(公金の取扱規定、契約関係規定等)
これら制約を緩和する制度改正をお願いしたい。
(2) 競輪事業の運営全般にわたる業務の包括委託
競輪事業を取り巻く経営環境が年々厳しくなっていく中で、レジャー産業としての競
輪を経営していく事業者には、市場のニーズを適格に把握し、それに迅速かつ柔軟に対
応する経営能力が求められるところである。
今後、競輪の収益事業としての性格に鑑み、民間活力を最大限に活用した効率的な経
営が行えるよう、競輪運営全般にわたる業務の包括委託ができる方法を検討すべきであ
ると考える。受託事業者の育成等も含め、今後の方向性について幅広いご検討をお願い
したい。
(27)9
3 事業撤退等に伴う競輪選手等に対する影響緩和のための基準作りに
ついて
(1) 門司競輪廃止と日本競輪選手会からの申し入れ
現在、本市は門司競輪を廃止し、小倉競輪一場体制とした上で今まで以上の徹底した
経営改善を行い、競輪事業を再建していくことを目指しているが、日本競輪選手会より、
本市が門司競輪廃止を行えば、損害賠償、損失補償の権利を行使する用意がある旨の申
し入れを受けている。
この件については、本市は、法令等に照らしても、競輪事業の縮小または廃止に伴っ
て、競輪選手に対して損害賠償・損失補償等の法的義務が施行者に生じるものではない
と考えている。
(2) 後楽園競輪廃止の事例と門司競輪の廃止
競輪場の廃止については、東京都が昭和 48 年度末に、多額の収益が生じていたにもか
かわらず公営ギャンブルは「社会的公害」であるとして、都政の方針により後楽園競輪
場を廃止した事例がある。
この際には、東京都は、損害賠償、損失補償等の法的義務はないが行政的配慮として
競輪選手会に 4 億円以上の経済的給付を行おうとしていた。(選手会は後楽園競輪場の廃
止自体に反対として、東京都との話し合いを拒否したため、結局、東京都から選手会へ
の経済的給付は行われなかった。)
この後楽園競輪廃止の事例に対し、今回の門司競輪廃止は言わば経営破綻によるもの
であり、本市競輪事業再建のための止むなき措置である。このような状況下で、法的根
拠もなく、その他合理的理由もないのに競輪選手に多額の金銭給付を行うことは、到底、
市民、議会の理解を得ることはできず、このままでは、法廷上での争いとなることが十
分予測されるところである。
(3) 競輪選手制度と公正な競輪の円滑な開催
一方、施行者が、経営困難を理由に次々と撤退していけば、賞金総額、年収、必要選
手数、共済制度等の選手制度に多大な影響を及ぼすことが懸念される。
今後も引き続き、公正な競輪が円滑に行われていくためには、選手制度全体が適切に
機能、運営されていかなければならない。
そのためには、経営困難に陥った施行者が止むを得ず事業縮小または撤退を行う場合、
競輪選手にどのような経済的影響を及ぼすのか、選手数とレース数との需給システムを
どうするのか等について、事業縮小または撤退を行おうとする施行者を含め業界全体と
(28)10
しての対応策を検討し、そのための合理的かつ明確な統一した基準・ルールを検討すべ
きであると考える。
例えば、レース数の減少に対応すべく競輪選手の円滑な新陳代謝を図るための制度を
設け、一定の基準の下、撤退施行者等を含め、各関係団体で応分の負担をし合うなどの
ルールが考えられる。
(4) 全国の施行者の経営状況と今後について
全国の競輪事業の発売額は、平成3年度をピークに9年連続減少しており、平成12
年度の発売額は平成3年度の約6割となっている。このように全国的にマーケットが縮
小し続けている中では、施行者の行いうる経営努力にも限界がある。
平成12年度決算によれば、全国50場の内26場の開催収支が赤字であり、また、
開催収支が数年にわたり赤字を続けている施行者も多くある(全国競輪施行者協議会調
べ)中で、今後、必ず競輪場の廃止、開催日数の減少を伴う競輪事業からの撤退施行者
が出てくると思われる。
その際に予想される施行者と日本競輪選手会との争い、業界内での混乱を避けるため
にも、競輪業界全体で合理的な統一された基準・ルールを作るべきであると考える。
(5) 小倉競輪の再建と経営の安定
本市は、経営再建のため止む無く門司競輪を廃止することとしているが、今後も、競
輪発祥の地である小倉競輪の経営を通じて、引き続き競輪界に貢献していきたいと考え
ており、何よりも小倉競輪の再建、経営の安定を望むものである。競輪選手会との対立
を望むものではなく、今後も選手制度が適切に機能し運営され、円滑な競輪開催が行わ
れることを望むものである。
競輪選手制度の見直しを含めた施行者の撤退問題等への対応策の検討がされ、そのた
めの基準・ルールが確立されたならば、本市は、競輪事業経営安定のためにも応分の負
担をすべきであると考えている。
是非とも、経済産業省及び関係中央団体によって、今後の秩序ある業界再編、その後
の競輪活性化のためにも、施行者の撤退問題等に対応する合理的かつ明確な統一された
基準・ルールをお作りいただくことを望むものである。
(29)(30)12
《資料 2》
人 口 の 推 移
(単位:千人)
年 次
人 口
昭和52
1,068
61
1,053
62
1,046
63
1,039
平成元
1,031
2
1,026
3
1,021
4
1,020
5
1,019
6
1,018
高齢化率
全国高齢化率
7
1,018
15.7%
14.6%
8
1,016
16.3%
15.1%
9
1,015
17.0%
15.7%
10
1,014
17.7%
16.2%
11
1,011
18.3%
16.7%
12
1,008
18.9%
17.3%
※高齢化率 →人口に占める65歳以上の高齢者の割合
(31)13
《資料 3》
【門司競輪】 (単位:千人、百万円)
H8年度 H9年度 H10年度 H11年度 H12年度
219 213 212 181 172
11,571 11,319 10,357 9,497 8,735
開 催 収 支 (A) 22 ▲4 ▲206 ▲543 ▲566
0 0 0 231 252
(C=A+B) 22 ▲4 ▲206 ▲312 ▲314
(D) ▲ 53 ▲1 ▲1 ▲72 ▲37
(E=C+D) ▲ 30 ▲5 ▲207 ▲384 ▲351
(F=E+前年度F) 16 12 ▲195 ▲579 ▲930
【小倉競輪】 (単位:千人、百万円)
H8年度 H9年度 H10年度 H11年度 H12年度
250 255 270 243 214
40,728 43,003 42,635 37,951 35,869
開 催 収 支 (A) 1,129 1,075 ▲258 ▲475 ▲754
0 0 0 933 1,020
(C=A+B) 1,129 1,075 ▲258 458 266
(D) ▲ 1,111 ▲1,528 ▲567 ▲578 ▲58
(E=C+D) 18 ▲453 ▲825 ▲120 208
(F=E+前年度F) 1,871 1,418 593 473 681
【競輪計】 (単位:千人、百万円)
H8年度 H9年度 H10年度 H11年度 H12年度
469 468 482 424 386
52,299 54,322 52,992 47,448 44,604
開 催 収 支 (A) 1,151 1,071 ▲464 ▲1,018 ▲1,320
0 0 0 1,164 1,272
(C=A+B) 1,151 1,071 ▲464 146 ▲48
(D) ▲ 1,163 ▲1,529 ▲568 ▲650 ▲95
(E=C+D) ▲ 12 ▲458 ▲1,032 ▲504 ▲143
(F=E+前年度F) 1,887 1,430 398 ▲106 ▲249
投 資 的 収 支
単 年 度 収 支
翌 年 度 繰 越 金
発 売 額
公庫還付金(期間外利益) (B)
収 益 的 収 支
単 年 度 収 支
翌 年 度 繰 越 金
項 目
入 場 者 数
発 売 額
収 益 的 収 支
投 資 的 収 支
公庫還付金(期間外利益) (B)
単 年 度 収 支
翌 年 度 繰 越 金
項 目
入 場 者 数
公庫還付金(期間外利益) (B)
収 益 的 収 支
投 資 的 収 支
項 目
入 場 者 数
発 売 額
決 算 の 推 移
(32)14
《資料 4》
発 売 額 の 推 移
(単位:百万円)
構成比 構成比 H8比 構成比 H8比
門司競輪 11,571 100.0% 11,319 100.0% 97.8% 10,357 100.0% 91.5%
普通開催 7,669 66.3% 7,248 64.0% 94.5% 6,313 61.0% 87.1%
記念競輪 3,901 33.7% 4,071 36.0% 104.4% 4,044 39.0% 99.3%
場間場外 1,654 14.3% 2,099 18.5% 126.9% 2,274 22.0% 108.3%
小倉競輪 40,728 100.0% 43,003 100.0% 105.6% 42,635 100.0% 99.1%
普通開催 11,242 27.6% 10,497 24.4% 93.4% 10,008 23.5% 95.3%
競輪祭 29,486 72.4% 32,506 75.6% 110.2% 32,627 76.5% 100.4%
場間場外 22,982 56.4% 25,678 59.7% 111.7% 25,733 60.4% 100.2%
北九州市計 52,299 54,322 103.9% 52,992 97.6%
全国計 (50場) 98.1% 92.5%
(単位:百万円)
構成比 H8比 構成比 H8比
門司競輪 9,497 100.0% 82.1% 8,735 100.0% 75.5%
普通開催 5,458 57.5% 71.2% 4,775 54.7% 62.3%
記念競輪 4,039 42.5% 103.5% 3,960 45.3% 101.5%
場間場外 2,441 25.7% 147.6% 2,326 26.6% 140.6%
小倉競輪 37,951 100.0% 93.2% 35,869 100.0% 88.1%
普通開催 9,816 25.9% 87.3% 9,487 26.4% 84.4%
競輪祭 28,135 74.1% 95.4% 26,382 73.6% 89.5%
場間場外 22,996 60.6% 100.1% 21,612 60.3% 94.0%
北九州市計 47,448 90.7% 44,604 85.3%
※競輪祭→H11年度から4日制
全国計 (50場) 86.5% 78.9%
1,567,239 1,538,135 1,449,752
1,355,374 1,237,175
競輪場別 H8年度 H9年度 H10年度
競輪場別 H11年度 H12年度
(33)15
《資料 5》
入 場 者 数 の 推 移
《北九州市競輪事業の入場者数》 (単位:千人)
構成比 構成比 H8比 構成比 H8比
門司競輪 219 100.0% 213 100.0% 97.3% 212 100.0% 99.5%
普通開催 195 89.0% 190 89.2% 97.4% 193 91.0% 101.6%
記念競輪 24 11.0% 23 10.8% 95.8% 19 9.0% 82.6%
小倉競輪 250 100.0% 255 100.0% 102.0% 270 100.0% 105.9%
普通開催 205 82.0% 211 82.7% 102.9% 215 79.6% 101.9%
競輪祭 45 18.0% 44 17.3% 97.8% 55 20.4% 125.0%
北九州市計 469 468 99.8% 482 103.0%
全国計 (50場) 95.7% 88.6%
(単位:千人)
構成比 H8比 構成比 H8比
門司競輪 181 100.0% 82.6% 172 100.0% 78.5%
普通開催 161 89.0% 82.6% 151 87.8% 77.4%
記念競輪 20 11.0% 83.3% 21 12.2% 87.5%
小倉競輪 243 100.0% 97.2% 214 100.0% 85.6%
普通開催 208 85.6% 101.5% 185 86.4% 90.2%
競輪祭 35 14.4% 77.8% 29 13.6% 64.4%
北九州市計 424 90.4% 386 82.3%
※競輪祭→H11年度から4日制
全国計 (50場) 79.9% 71.5%
競輪場別 H8年度 H9年度 H10年度
19,433
競輪場別 H11年度 H12年度
17,523 15,684
21,940 20,989
(34)16
《資料 6》
「競輪事業経営検討委員会報告書」概要
長引く景気の低迷やレジャーの多様化等により、全国的に競輪事業の入場者数、発売額
が減少している中、北九州市競輪事業においても、年々入場者数、発売額が減少しており、
苦しい経営を強いられている。
経営困難に陥った競輪事業のために一般会計からの繰り入れ、すなわち税金を投入する
ことは、到底、市民の理解を得られるものではない。
「地方財政の健全化」に寄与するという競輪事業の本来目的を果たしていくためには、
早急に経営再建を図らなければならない。
早急に門司競輪を廃止し、今後は小倉競輪1場体制で経営していくべきである。
<理 由>
(1) このままの経営を続ければ、平成22年度末においては、累積赤字額が約75
億円までに脹らむことが予測される。
(2) 施設の老朽化が目立ってきており、近いうちに大規模な施設改善を行わなけれ
ばならない。引き続き経営を続けるとすれば、今後、この施設改善に多額の資金
を要することとなるが、その資金を回収することは極めて困難である。
(3) 門司、小倉の2場で経営を続けていくことは、競輪事業全体の経営改善が困難
となる。
門司競輪を廃止した場合、門司競輪から小倉競輪へのファンの流入効果によ
り、小倉競輪の大幅な収支好転が見込まれる。
本市競輪事業存続のためには、今後は小倉競輪1場体制とし、その経営健全化に最
大限の努力を行うべきである。
なお、門司競輪廃止に際しては、経過措置として門司競輪開催分の一部を小倉競輪に上
乗せすることも考えられるが、イベントの誘致、開催という北九州メディアドームの施設
目的からの日数の制約、小倉競輪の経営に対する影響等、さまざまな角度から総合的かつ
慎重に検討すべきである。
Ⅰ 北九州市競輪事業について
Ⅱ 門司競輪について
(35)17
今後、以下の方法により、経営健全化を行うこと。
1 ナイター競輪開催日の増
小倉競輪場では、照明設備が完備され、天候・季節に左右されずに快適に
観戦できるドーム型競輪場の特性を生かし、平成12年度よりナイタ−競輪
を開催している。
他場との差別化を図り、サラリーマンや女性ファンの等の新規ファンの獲
得、増収を図るため、ナイター競輪開催日数を増やすこと。
2 場外発売日の増
場外発売は、施設の貸付料収入が確実に見込まれる。
門司競輪廃止後、一般イベント等との日程調整が必要であるが、1日でも
多くの場外発売ができるよう努力されたい。
3 徹底した経費の削減
今後も競輪事業を取り巻く経営環境が厳しくなることが予想される中、経
営健全化のためには、売上額に見合った適正なコストで開催ができる柔軟な
経営体質を身につけなければならない。
人件費、広告宣伝費、委託料等、施行者で削減努力のできる経費の徹底的
な削減を行うこと。
1 施設の有効活用について
今後とも、イベントの誘致、開催に努力し、施設の有効活用を図られたい。
2 アリスラボについて
マルチメディア体験館「アリスラボ」については、IT が急速に進歩している今日の
状況等を勘案し、施設の転用、廃止を含め、そのあり方を検討されたい。
Ⅲ 小倉競輪について
Ⅳ 「メディアドーム」の運営について
(36)18
施行者の「収益」の中からではなく、「売上額」の一定割合を日本自転車振興会に納付
することとなっている交付金制度は、車券発売額が年々減少している現状において、施
行者の収益確保を困難なものとし、その経営を圧迫している。
施行者の自助努力は当然のことであるが、これに加え、交付金制度の改正により施行
者の収益確保を図ることも必要である。
今後も、他の施行者と連携して、引き続き交付金制度の改正を強力に働きかけていく
べきである。
1 競輪事業について
市場の動向や交付金制度の動きを見据えながら、当面、経営健全化の早期実現及び
健全経営の継続のために最大限の努力をされたい。
その上で、数年後においても経営が好転しない場合には、存廃を含めた競輪事業の
あり方、そしてメディアドームのあり方等の抜本的な検討を行うべきである。
2 若松競艇について
若松競艇においても普通開催の発売額は年々減少しており、このままの経営では、
数年先に赤字経営に陥ることが予測される。そのため、本委員会での提言内容に基づ
いて、経営健全化に着手し、早期に経営体質の強化を図るべきである。
Ⅴ 交付金制度の見直しについて
Ⅵ そ の 他
(37)19
《資料 7》
競輪事業経営検討委員会委員名簿及び審議経過
1 委員名簿(敬称略)
氏 名 職 名 等
岡 野 正 敏 岡野バルブ製造株式会社 代表取締役社長
越 智 博 志 連合福岡北九州地域協議会 議長
河 田 昭 株式会社福岡銀行 北九州本部長
○ 小 宮 徹 公認会計士
◎ 齋 藤 貞 之 北九州大学 経済学部教授
清 野 惇 広島修道大学 法学部名誉教授
((社)全国競輪施行者協議会 顧問弁護士)
◎委員長 ※職名等は12 年 9 月 2 日就任時
○副委員長
2 審議経過
回数 開催年月日 内 容
1 H.12 年
9 月 2 日
・競輪事業を取り巻く経営環境
・本市競輪事業の経営状況
2 9 月 25 日 ・視察(北九州メディアドーム、門司競輪場)
3 10 月 24 日 ・本市競輪事業の決算分析
・交納付金問題
4 12 月 8 日 ・これまでの経営合理化と効果額
・門司競輪のあり方検討
5 12 月 22 日 ・今後の入場者数、発売額予測
・他場の経営状況
6
H.13 年
2 月 3 日
4 日
・今後の入場者数、発売額予測に基づく長期収支
・増収策
・開催経費の削減目標について
・門司競輪を廃止した場合の小倉競輪への経営的影響
・競輪場の集約について
・北九州メディアドームの運営について
7 2 月 28 日 ・従事員組合からの意見聴取
・若松競艇の経営状況
8 3 月 25 日 ・提言(案)の検討
9 4 月 17 日 ・提言の決定及び市長への提言
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