高 校 野 球 特 別 規 則 (2017 年版)
(文中および末尾に主 な関連 条文番号を記載 ) 1. 高校野球で使用できるバット 高校野球で使用できる バット は次の通りであ る。 (1) 認可の種類 ① 木製バット ② 木片の接合バット ③ 竹の接合バット ④ 金属製バット ▽ 金属製バットは 、2001 年秋から適用され た新基準 (規則 3.02(a)【注 3】)によるものとし、 一 般財団法人 製品安全協会の定めた SG基準に適合した、 SGマーク (右図参照)添付の製品 に限る。 (2) 色彩 ① 使用できる木製の着色バットは以下の通 りと する。 ア) 黒色・ダークブラウン系・赤褐色系およ び淡黄色系とする。 イ) 木目を目視できるものとする。 ウ) 拙劣な塗装術を用いていないものとする 。(例えばボールに 塗 装が付着 するなど) ② 金属製バットは、「 金属の地金の色または 木製バットに近い色、 もしくは 黒色」とする。 ③ 金属製バットのツートンカラーのものは 認めず、一色とする。 (3) その他の注意 ① 鉄棒、バットリング 、滑り止めスプレー などを ベンチ内に 持ち 込むことを 禁止する。 ② 金属製バットの表面にへこみ、ヒビ割れ 、グリップのゴムや皮 にゆる み、 破れがないか注意する こと。 ( 規則 3.02) 2. 大会試合毎のユニフォーム変更 大会で使用するユニフ ォームは、一大会 1種 類とする。 (例えば校名表記が漢字とローマ字の2種類保有しているなどの場合 ) (規則 3.03) 3. 両耳付きヘルメットの着用 打者、走者およびベー ス コーチ、バットボー イ 、ボールボーイは 、必ず両耳付き ヘルメット(SGマー クつき)を着用しなけ ればならない。 (規則 3.08) 4. オーダー用紙の取り扱い オーダー用紙の誤記に 関する事例の取り扱い を次 の通りとする。 (注) 登録選手とは、当該大会に選手登録さ れた選手をいう。 オーダー用紙とは、当 日ベンチ入りする選手 すべてを記載したもの 。 ケ ー ス 1 ; 試 合 前 の オ ー ダ ー 用 紙 交 換 時 点 で 大 会 本 部 の 登 録 原 簿 照 合 に よ り 誤 記 に気付いた場合。 (処置) 出場選手、控 え選手を問わず、氏名 、背番号の誤記を発見 した場合、注意を 与 え て 書 き 改 め さ せ 、 罰 則 は 適 用 し な い 。 登 録 原 簿 以 外 の 選 手 が 記 載 さ れていても同様の取り 扱いとする。 ケース2;オーダー用 紙交換終了後、試合開 始までに誤記が判明し た場合。 (処置) 誤記に関する訂正は認められ ない。登録原簿通り記載され た選手しか出場 資格はないが、チーム 全体の没収試合とはし ない。 ケース3;試合中に誤 記が判明した場合。 (処 置 1 ) 登 録 選 手 間 の 背 番 号 の 付 け 間 違 い は 、 判 明 し た 時 点 で 正 し く 改 め さ せ 、 罰則は適用しない。 (処置2) 登録外選手が判明したときは、実 際に試合に出場する前 であれば、その 選手の出場を差し止め 、チーム自体の没収試 合とはしない。(代打 などの 通告を本部で原簿照合 して判明したときなど ) (処置3) 登録外選手が試合に出場、これが プレイ後判明したとき は、大会規定に よ り 試 合 中 で あ れ ば 没 収 試 合 と し 、 試 合 後 で あ れ ば そ の チ ー ム の 勝 利 を 取り消し、相手チーム に勝利を与える。 (規 則 4.03) 5. 試合到着遅れの選手の取り扱い 何 か の 事 情 で 当 該 選 手 だ け が 試 合 会 場 に 遅 れ て き た 場 合 、 あ く ま で プ レ イ が か か る ま で に 会 場 に 到 着 し な け れ ば 出 場 資 格 が な い と し 、 そ の 取 り 扱 い を 次 の 通 り とする。 ▽ 出 場 選 手 は 大 会 規 則 で 定 め ら れ た 時 刻 ま で に 球 場 に 到 着 し な け れ ば な ら な い 。 何 か の 理 由 で 遅 れ て き た 場 合 、 大 会 本 部 が や む を 得 な い と 認 め た 理 由 が な い 限 り 、 試 合 開 始 の 挨 拶 で 両 チ ー ム が 整 列 す る ま で に 到 着 し な け れ ば 試 合 に 出 場 す る こ と が で き な い 。 た だ し 、 試 合 出 場 が 認 め ら れ な い 選 手 で あ っ て も ベ ン チ に 入ることは許される。 (規則 4.03) 6. 試合開始前の負傷による選手変更の特例 オーダー用紙交換の後、試合開始前の両チーム整列までの間に、オーダー用紙 に 記 載 さ れ た 先 発 出 場 選 手 が 突 発 事 故 の 発 生 に よ り 止 む を 得 ず 先 発 出 場 が 不 能 と な った場合、控え選手を交代出場させることができる。その場合は 、出場不能となっ た選手の打順、守備位置で試合を開始する。また、出場不能となった交代選手は試 合に出場しなかったことになり、回復すれば以後の試合 に出場することができる。 (規則 4.03) 7. 変則ダブルヘッダーの規制 公 式 戦 で 、 い わ ゆ る 準 決 勝 と 決 勝 を 同 日 に 行 う 変 則 ダ ブ ル ヘ ッ ダ ー は 原 則 と し て開催できない。ただ し、天候などによる順 延でやむを得ない場合 は除く。なお、 や む を 得 ず 実 施 す る 場 合 は 、 投 手 が 登 板 で き る イ ニ ン グ 数 は 両 試 合 を 通 じ て 合 計 15 イニング以内とす る。2試合目も登板が 予定される投手は第1 試合後のアイシ ングはしないこと。 (規則 4.08) 8. バントの定義 バ ン ト と は 、 バ ッ ト を ス イ ン グ し な い で 、 内 野 を ゆ る く 転 が る よ う に 意 識 的 に ミートした打球である。自分の好む投球を待つために、打者が意識的にファウルに す るような、いわゆる“カット打法”は、そのときの打者の動作(バットをスイング し たか否か)により、審判員がバントと判断する場合もある。 (規則 5.09(a)(4))
9. 投手が一度ある守備位置についた時 規則 5.10(d)【原注】前段のうち「同一イニングでは、投手が一度ある守備位置に ついたら、再び投手となる以外他の守備位置に移ることはできない」は適用しない。 〔規則適用上の解釈〕 投 手 は 同 一 イ ニ ン グ で 二 度 目 の 投 手 に 戻 れ ば 、 そ れ 以 降 は 他 の 守 備 位 置 に つ く事は出来ません。 高校野球特別規則で認 めるのは、投手→野手 →さらに野手への交代 です。 投手→野手→ 投手―― ―規則 5.10(d)【原注 】適用 投手→野手→ 野手→投 手―――高校野球特別 規則 投手→野手→ 野手―― ―高校野球特別規則 10. 試合中に交代して 退いた選手のベースコ ーチ、伝令 試 合 中 に 交 代し て 退 い た 選 手 で も 、ベ ー ス コ ー チ に 出 た り、 伝 令 と な る こ と が できる。 (規 則 5.10(d)【注】) 11. 臨時代走者 試 合 中 、 攻 撃側 選 手 に 不 慮 の 事 故 など が 起 き 、 治 療 の た めに 試 合 の 中 断 が 長 引 く と 審 判 員が 判 断 し た と き は 、 相手 チ ー ム に 事 情 を 説 明し 、 臨 時 代 走 者 を 適 用 す る こ と が でき る 。 こ の 代 走 者 は 試合 に 出 場 し て い る 選 手に 限 ら れ 、 チ ー ム に 指 名 権はない。 ・ 臨 時 代 走 者 は 、 ア ウ ト に な る か 、 得 点 す る か 、 ま た は イ ニ ン グ が 終 了 す る ま で 継 続 す る 。 た だ し 、 塁 上 に い る 臨 時 代 走 者 が 次 打 者 と な る ケ ー ス に お い て は 、 その臨時代走者に代え て打撃を完了した直後 の者を新たな臨時代走 者とする。 ・ 臨 時 代 走 者 に 代 走 を 起 用 す る こ と は で き る 。 こ の 場 合 、 負 傷 し た 選 手 は 正 規 の 交代となり以後出場で きない。 (1) 打者が死球などで 負傷した場合 投手を除いた選手のう ち、打撃を完了した直 後の者とする。 (2) 塁上の走者が負傷 した場合 投手を除いた選手のう ち、その時の打者を除 く打撃を完了した直後 の者とする。 (参考) 臨時代走者の記録上の取り扱いは、盗塁、得点、残塁などす べて元の走者の 記録と扱われる。 (規則 5.10(e)【原注】) 【例外】 走者二塁、三塁、二・三塁、一・三塁の場合において、ボーク宣 告 後 の 投 球 が 打 者 の 体 に 触 れ た と き ( 体 の 部 位 を 問 わ な い ) は 、 ボ ー ク が 適 用 さ れ 、 打者は打撃を継続する 。 (規則 6.02(a)ペナルティ) 12. 既に試合に出場し ている投手の取り扱い 規則 5.10(i)の取り扱 いについては、高校野 球の実態から鑑みて試 合中に混乱を 招く可能性がある こと から、規則適用除外と する。 13. 負傷選手のベンチ 入りの取り扱い 大 会 前 ま た は 大 会 中 の 負 傷 で 試 合 出 場 が 不 可 能 と な っ た 選 手 ( 例 え ば 手 足 の 骨 折など)のベンチ入り について、「医師の 診 断書で試合出場が不可 能となった選手 で も 、 試 合 に は 出 場 し な い 条 件 で ベ ン チ 入 り は 認 め る こ と と す る が 、 試 合 前 後 の あ い さ つ を は じ め 、 伝 令 、 ベ ー ス コ ー チ な ど 試 合 に ど の 程 度 参 画 さ せ る か は 、 当 該選手の負傷の程度を 勘案 して大会本部が決 定する」とする 。 (規則 5.10(k))
14. 監督またはコーチ が、マウンド上の投手 のもと へ行く回数規制 監 督 ま た は コ ー チ が 、 マ ウ ン ド 上 の 投 手 の も と へ 行 く 回 数 を 規 制 し た 規 則 5.10(ℓ)は、高校野球では、試合中監督はグ ラウンドへ出ることが できないと定め られているので適用し ない。 15. タイムの制限 試合の進行をスムーズ にするために、下記の 規則を採用する。 (1) 守備側の伝令によ るタイムの制限 ① 監督の指示を伝える伝令は、マウンドにいける回数を1試合に3回までとする。 注) 回数は球審と控え 審判で確認し、球審は 伝令のたびにベンチの 監督とタイ ムの回数を指差し確認 する。都道府県大会や 地区大会で控え審判が いない 場合は、球審と守備に ついている側の塁審( 一塁側が守備について いる場 合 は 一 塁 塁 審 、 三 塁 側 が 守 備 に つ い て い る 場 合 は 三 塁 塁 審 ) が 確 認 す る 。 ② 延長回に入った場合は、それ以前の回数 に関係なく 、1イニン グにつき1回 だけマウンドに行くこ とが許される。 ③ この場合の伝令がマウンドに行くとは、ファウルラインを越え たかどうかを 基準とする。 ④ 伝令は、審判員が“タイム”を宣告して から 30 秒以内とする。 注) 計時は控え審判が 行い、球審に知らせる こととする。 都道府県 大会や 地区大 会で控え 審判が いない 場合は、 守備に ついて いる側 の塁審が計時する。 ⑤ 内野手(捕手を含む)が2人以上マウンドに行った場合は、1回にカウントする。 注) 野手がマウンドに 集まることについては 、各塁と投手板の間の 中間距離を 目 安 と し 、 そ れ を 越 え た 場 合 は 、 1 回 と し て カ ウ ン ト す る 。 こ の 場 合 も 、 球審は守備側のベンチ に向かって指でそのタ イムの 回数を知らせる 。 ⑥ 投手交代の際に野手がマウンドへ集まる ことや、この時に伝令 がマウンドに 行ってもタイムの回数 にカウントしない。た だし、投球練習が 始ま ってから 再び複数の野手がマウ ンドへ集まったり 伝令 がマウンドに行った場 合は、回 数をカウントする。 ⑦ 投手が塁や本塁のカバーリングをした後 、内野手のうち2人が 投手に近寄り マウンド周辺までつい て行く場合、よどみな く自然の流れの中での 動きと審 判員が認めたときは、タイ ムの回数とは数え ない。しかし、立ち止 まって作 戦の打ち合わせをして いると見なされるとき は、タイムとしてカウ ントする。 (2) 攻撃側の伝令によ るタイムの制限 ① 打 者 お よ び 走 者 に 対 す る 伝 令 は 、 1 試 合 に つ き 3 回 を 限 度 と し て 許 さ れ る 。 ② 延長に入った場合は、それ以前の回数に 関係なく、1イニング につき1回だ け伝令を使うことが許 される。 ③ 攻撃側に責任なく試合が中断(例えば選 手の怪我や選手の交代 など)した際 の伝令は、回数として カウントしない。 ④ 伝令は、審判員が“タイム”を宣告して から 30 秒以内とする。 ⑤ 回数の確認は、守備側の伝令と同じ方法 で行う。 (3) 相 手 側 の タ イ ム 中 に 伝 令 を 出 す こ と は 認 め ら れ る が 、 相 手 側 の タ イ ム が 終 了
ボ ー ル を 持 たな い 捕 手 が 立 て ない 範 囲 してもなお継続する場 合はそのチームのタイ ムとしてカウントする 。 また、打者をベンチに 呼び戻すことは禁止す る。 (規 則 5.10(ℓ)) 16. 捕手の本塁上のプ レイ 規則 6.01(h)(1)【付記 】(捕手のブロック)の適用について、高校野 球で は 捕 手 は 、 『ボールを保持してい るときしか塁線上に位 置することはできない 』こととする。 〔規則適用上の解釈〕 (1) 走塁妨害を適用す るのは 、『あくま で捕 手のその行為がなけれ ば当然本塁に到 達できた』と判断でき る場合である。 (2) 捕 手 の そ の 行 為 が 走 塁 妨 害 に も か か わ ら ず 、 瞬 間 的 に 「 ア ウ ト 」 の コ ー ル を した場合でも、改めて 「オブストラクション 」の宣告をしなおす。 (3) 走 塁 妨 害 適 用 外 で あ っ て も そ の よ う な 行 為 が あ っ た 場 合 は 、 試 合 を 停 止 し た うえで、捕手に対して 厳重に注意すること。 (4) ボールを保持する 前の捕手の立つ位置は 次の通りとする。 ① ホームベースの中央線より右側に立ち、ベースの左半分を走者 に見えるよう にすること。 ② ま た 、 捕 手 が ホ ー ム ベ ー ス よ り 後 方 に 位 置 す る と き で も 、 ホ ー ム ベ ー ス と 三・本間のラインが重 なる三塁よりの接点( 別図 b 点―b’)から前 方に出て はいけない。 【別図】 (5) 捕球してからの動 き ボールを保持している ときは、塁線上に移動 してタッグをしてもよ い。 (アマチュア野球内規 ⑩参照) 17. 投手の禁止事項 投手が投球する方の手 を口または唇につけた 場合、審判員はただちに「タイム」 をかけ警告するととも に、そのボールを交換 することとする。 ま た 、 投 手 が 投 げ 手 を ロ ジ ン に 触 れ た 後 、 粉 を 掃 う た め に 息 を 吹 き か け る こ と は認めない。 な お 、 寒 い 日 な ど の 試 合 で は 、 試 合 開 始 前 あ る い は 試 合 途 中 か ら で も 、 申 し 出 が あ れ ば 両 チ ー ム の 同 意 に よ り 、 審 判 員 は 投 手 が 手 に 息 を 吹 き か け る こ と を 認 め ることがある。 (規 則 6.02(c)(1)アマチュア野球内規⑫) a b b´
18. 負傷等の応急処置 として、テープなどの 使用 高 校 野 球 で は 、 負 傷 等 の 応 急 処 置 と し て 、 テ ー プ な ど の 使 用 を 認 め る こ と が あ る 。 こ の 場 合 、 担 当 審 判 員 の 許 可 を 得 た う え 、 肌 の 色 に 近 い 目 立 た な い も の を 使 用し、特に投手は、投球に影響を与えるもの は使用できない。 (規則 6.02(c)(7)) 19. 走者が盗塁を企て たとき、捕手の送球を 打者が妨害したかどう かの判断 規則 6.03(a)(3)走者が盗塁を企てたとき、 捕手の送球を打者が妨 害したかどう か の 判 断 は 、 打 者 が 現 実 に 捕 手 の 守 備 行 為 を 妨 げ た か ど う か に よ る こ と を 原 則 と するが、高校野球では 紛らわしい動作をした ときにも適用すること がある。 20. 正式試合の成立 審 判 員 が 試 合 の 途 中 で 打 ち 切 り を 命 じ た と き に 正 式 試 合 と な る 回 数 の 規 則 7.01(c)については、高校野球では5回とあ るのを7回と読み替え て適用する。 21. 得点差コールドゲ ーム 正式試合となるコール ドゲームを採用する場 合は、5回 10 点、7回7点と統一 す る 。 た だ し 、 選 抜 高 等 学 校 野 球 大 会 、 全 国 高 等 学 校 野 球 選 手 権 大 会 、 全 国 高 等 学校軟式野球選手権大 会 では適用しない。 (規則 7.01(c)) 22. 延長回数の制限 選 手 の 健 康 管 理 を 考 え 、 延 長 戦 は 15 回 で 打 ち 切 り 、 後 日 改 め て 再 試 合 を 行 う 。 (規則 7.01) 23. タイブレーク制度 の採用 ~ 硬 式 ~ 春季地区大会では、タ イブレーク制度を採用 する。 その他、春季都道府県大会と秋季地区大会および同都道府県大会では、主催連盟 が各大会前に参加校に周知したうえで、タイブレーク制度を採用することができる。 た だ し 、 選 抜 高 等 学 校 野 球 大 会 、 全 国 高 等 学 校 野 球 選 手 権 大 会 、 同 地 方 大 会 で はタイブレーク制度は 採用しない。 ~ 軟 式 ~ 春 秋 地 区 大 会 お よ び 同 都 道 府 県 大 会 な ら び に 全 国 高 等 学 校 軟 式 野 球 選 手 権 地 方 大会(都道府県大会含 む)では、主催連盟が 各大会前に参加校に周 知したうえで、 タイブレーク制度を採 用することができる。 た だ し 、 全 国 高 等 学 校 軟 式 野 球 選 手 権 大 会 で は タ イ ブ レ ー ク 制 度 を 採 用 す る こ ととし、12 回終了時に同点の場合 13 回からタイブレークを開始する。「タイブレーク 導入開始回」以外につ いては次の「タイブレ ーク規定」に準ずる。 タイブレーク制度の運 用は以下の規定通りと する。 ▽ 「タイブレーク規定」 (1) タイブレーク導入 開始回について (A) 9回終了時に 同点の場合、 10 回からタイブレークを開始 する。 (B) 12 回終了時に同点の場合、 13 回からタイブレークを開 始する。 主催連盟が(A)、(B)のいずれで実施するかを選択するものとす る。 (2) 無死、走者一 、二塁の状態から行うも のとする。
(3) チ ー ム は 、 タ イ ブ レ ー ク 初 回 の 攻 撃 を 開 始 す る に あ た り 打 順 を 選 択 す る こ と ができるものとする。(次回以降は前イニン グ終了後からの継続打 順) ① 両チームは事前に配布する「選択打 順申告用紙」にタイブ レーク初回となる ときの「先頭打者氏名 」「 一塁走者氏名 」「 二 塁走者氏名」を記入す る。 ② この場合の2人の走者は、前項の先 頭打者の前のものが一 塁走者、一塁走者 の前の打順のものが二 塁走者となる。 (4) タ イ ブ レ ー ク 開 始 前 に 両 チ ー ム の 主 将 は 本 塁 上 に 集 合 し 、 記 入 済 み の 「 選 択 打順申告用紙」を球審 に提出し、審判委員と 両チーム主将が確認す る。 こ れ 以 降 で 、 守 備 側 の 選 手 交 代 お よ び ポ ジ シ ョ ン 変 更 、 攻 撃 側 の 代 打 お よ び 代走は認められる。 (5) 延 長 回 に 入 り 、 降 雨 等 で や む な く 試 合 続 行 が 不 可 能 に な っ た 場 合 は 引 き 分 け 再試合とする。 (6) タイブレーク開 始後、 15 回を終了し 決着していない場合は そのまま試合を続 行する。ただし、1 人の投手が登板できるイ ニング数については 15 イニング 以内を限度とする。 (7) 決勝戦は、原則と してタイブレーク制度 は適用しない。 ※ 「明 治神 宮野 球大 会」と 「 国 民体 育大 会 (硬式 ・軟 式と も)」 では、 両大 会の タイブレーク規定を適 用する。 ▽ 公式記録の取り扱い チ ー ム お よ び 個 人 の 記 録 は 、 す べ て 公 式 記 録 と す る が 次 項 以 下 に 掲 げ る こ と に は留意する。 (1) 投手成績 ① 規定により出塁した2走者は、投手 の自責点としない。 ② 完全試合は認めない。 ③ 無安打無失点試合は認める。 (2) 打撃成績 ① 規定により出塁した2走者の出塁記 録はないものとする。ただし、「盗塁」「盗 塁刺」「得点 」「残塁」 等は記録する。 ② 規定により出塁した2走者を絡めた 「打点」「併殺打」等はすべて記 録する 。 (規 則 7.01) 24. 引き分け抽選制度 の採用 春 秋 地 区 大 会 な ら び に 同 都 道 府 県 大 会 で は 、 主 催 連 盟 が 各 大 会 前 に 参 加 校 に 周 知したうえで、引き分 け抽選制度を採用する ことができる。 引 き 分 け 抽 選 制 度 は 、 選 抜 高 等 学 校 野 球 大 会 な ら び に 全 国 高 等 学 校 野 球 選 手 権 大 会 、 同 地 方 大 会 お よ び 全 国 高 等 学 校 軟 式 野 球 選 手 権 大 会 、 同 地 方 大 会 ( 都 道 府 県大会含む)では適用 しない。 また、引き分け抽選制 度と前項のタイブレー ク制度の併用はでき な い。 引き分け抽選制度の運 用は以下の規定通りと する。 ▽ 「引き分け抽選規定」 (1) 最終回終了時に同 点の場合、引き分け抽 選制度を適用する。 (2) 採用する場合の実 施方法
① あらかじめ 18 通の封筒(中に二つ 折りした用紙を入れる )を用意し、その 中の1通に○印を記載 した用紙を入れておく 。 ② 最終回終了後、両チームの選手は試合開始前同様にホームプレートを挟み整列 する。 ③ 最終回終了時に出場していた9人( 両チームの 18 人)全 員が一歩前に出て、 球審からあらかじめ用 意された封筒を引く。 ④ 全員が引き終わり、審判委員は両チ ームの封筒を回収。 ⑤ 審判委員が開封し、○印の入った封 筒を引いたチームを上 位進出校として球 審がコールする。 (規則 7.01) 25. サスペンデットゲ ーム の取り扱い サ ス ペ ン デ ッ ト ゲ ー ム は 、 高 校 野 球 で は 適 用 せ ず 、 両 チ ー ム が 完 了 し た 最 終 均 等回の総得点でコール ドゲームとしてその試 合の勝敗を決する。 (規則 7.02) 26. 大会参加者資格規 定に抵触した場合 チ ー ム ま た は 選 手 が 大 会 参 加 者 資 格 規 定 に 触 れ た と き は 、 そ れ が 分 か っ た 時 点 で相手校に勝利を与え る。 な お 、 責 任 教 師 、 監 督 が 、 大 会 参 加 中 の 試 合 に 関 す る 不 正 行 為 を し た と き は 、 同様に相手校に勝利を 与える。 (1) 大 会 参 加 者 資 格 規 定 に 触 れ た チ ー ム が 大 会 組 み 合 わ せ 抽 選 会 後 に 判 明 し た 場 合、失格として相手校 を不戦勝にする。 (2) 大 会 参 加 者 資 格 規 定 に 触 れ た チ ー ム が 試 合 中 に 発 見 さ れ た と き は 、 た だ ち に 試合を没収して相手校 に勝利を与える。 (3) 大 会 参 加 者 資 格 規 定 に 触 れ た チ ー ム が 試 合 後 に 判 明 し た と き は 、 そ の チ ー ム の 勝 利 を 取 り 消 し 、 最 後 に 試 合 を 行 っ た チ ー ム に 勝 利 を 与 え 、 そ れ 以 前 に さ かのぼって再試合は 行 わない。 (規則 7.03) 27. ハーフスイングの リクエスト 規則 8.02(c)【原 注 2】では、〈打者がハー フスイングをし、球審 がストライクの 宣 告 を し な か っ た と き に 、 守 備 側 か ら 塁 審 の ア ド バ イ ス を 求 め る よ う 要 請 す る こ とができる〉となって いる。 ハーフスイングをリク エストする捕手は、打 者を指差し、口頭で「 スイング」「振 っ た 」 と 球 審 に 要 請 す る こ と と す る 。 し た が っ て 、 捕 手 が 一 塁 や 三 塁 の 塁 審 に 対 し て 直 接 指 差 し て リ ク エ ス ト す る こ と は で き な い 。 た だ し 、 監 督 は 、 打 者 が 振 っ た か 否 か に つ い て 、 ベ ン チ 内 か ら 捕 手 に 指 示 す る こ と は で き る が 、 伝 令 を 使 う こ とは禁止する。 バ ン ト は 定 義 上 ス イ ン グ で は な い 、 と な っ て い る が 、 高 校 野 球 で は 、 バ ン ト の と き で も ハ ー フ ス イ ン グ の と き と 同 じ く 、 球 審 は 塁 審 に ア ド バ イ ス を 求 め る こ と ができることとする。 28. 審判員に対して規 則適用上の疑義を申し 出る場合 審 判 員 に 対 し て 規 則 適 用 上 の 疑 義 を 申 し 出 る 場 合 は 、 主 将 、 伝 令 ま た は 当 該 選 手に限る。 ( 規則 8.02(b))