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(1)

T h e J a p a n A s s o c i a t i o n o f R a d i o l o g i c a l T e c h n o l o g i s t s http://www.jart.jp 〒105-6131 東京都港区浜松町世界貿易センタービル2-4-131階 TEL. 03-5405-3612 FAX. 03-5405-3613 発行所 公益社団法人日本診療放射線技師会

2016

No.482

1

2

H

eadline

H

eadline

f r o m J A R T 2 0 1 5 . 1 2 . 1 9 ( S a t . )

平成

27

年度

5

回理事会開催される

 平成

27

12

19

日(土)に、平成

27

年度第

5

回理事会が 本会事務所で開催された。本理事会は理事

21

人の出席によ り成立した。初めに中澤会長からのあいさつが述べられた。 内容は「バングラデシュへの研修指導事業について」「医学 物理士国家資格化について」および「診療放射線技師法の歴 史と教育制度の在り方」であった。  本理事会では、

15

の議題および

17

の報告事項があった。 主な議題は「次年度事業計画案について」「医学物理士国家 資格化への対策委員会設立について」「次年度統一講習会企 画案について」「分科会の設置について」「認定診療放射線技 師制度について」や「

DRL

についての本会の考え方について」 などであった。  「次年度事業計画案について」では、国民皆保険維持の方 針に基づき医療職能団体と連携しながら活動を展開するこ と、近畿圏危機発生時の相互応援について継続して展開する こと、業務拡大に伴う統一講習会を継続して実施することな ど、

16

の事業計画案が中澤会長より説明があった。医学物 理士国家資格化への対策委員会は、名称を「医学物理士問題 対策委員会」として設立することが起案された。認定診療放 射線技師制度では、画像等手術支援(

Intelligent Imaging

) 認定診療放射線技師制度、上部消化管認定診療放射線技師お よび下部消化管認定診療放射線技師制度が起案された。 「

DRL

についての本会の考え方について」は、診断参考レベ ル

DRLs2015

の公表を受けて、医療被ばくガイドラインの 改訂が起案された。  主な報告事項は「執行理事報告」「会員等の移動状況報告 (

11

月)」「業務拡大における統一講習会進しんちょく捗状況と今後の予 定について」「業務実態調査アンケート結果について」「放射 線測定器貸出案の経過報告について」「第

77

回定時総会につ いて」および「今後のスケジュール」などであった。「業務 実態調査アンケート結果について」は、業務実態調査委員会 小林理事より内容の報告があり、会誌へ掲載する予定となっ た。第

77

回定時総会は、総務委員会 江田理事より平成

28

6

11

日に日経ホールで開催することが報告された。今 後のスケジュールを確認し、本理事会は終了した。  詳細内容は、平成

27

年度第

5

回理事会議事録(抄)を参照 していただきたい。

(2)

国民医療を守るための総決起大会開催される

 平成

27

12

9

日(水)午後

2

時から、日比谷公会堂(東京都千代田区) において、国民医療を守るための総決起大会が国民医療推進協議会の主催で開 催された。国民医療推進協議会は、本会を含む

40

団体が加盟している。当日 は関連団体の関係者や国会議員など約

2,000

人が参加、本会からは小川副会長 をはじめ約

20

人が参加した。  本協議会は、国民の健康の増進と福祉の向上を図るため、医療・介護・保健 および福祉行政の拡充強化を目指し、積極的に諸活動を推進することを目的と し、今回の総決起大会では右の決議案が提案され、満場一致で採択された。

2015

国際フォーラム(台湾)開催される

2015

10

31

日(土)、

2015

国際フォーラムが台北榮民 總醫院(

Taipei Veterans General Hospital

)において、 中華民國醫事放射師公會(

TAMRT

)の主催により開催され た。「

Enhancement of the Quality of Patient s Safety

and Medical Radiation Technologists Manpower

」を メインテーマに、各国の取り組みについてアジア地域

8

カ国 の代表が講演を行った。日本からは、熊代理事が「

Appropri-ate use of human resources in radiological

technolo-gy for quality enhancement of patient safety in now

and the future

」と題して、

40

分間の英語によるプレゼン テーションを行った。講演内容は、日本における医療安全の 取り組み ①放射線治療分野における医療事故防止に向けた 取り組みとして、放射線治療専門放射線技師、医学物理士お よび放射線治療品質管理士の配置状況と施設基準について ②医師の検査オーダーに対する監査と疑義照会 ③危機的画 像所見の報告システムと取り組み(読影の補助)─の

3

項目 について報告した。  シンポジウム終了後のラウンドテーブルディスカッション 代表のみならず、会場で聴講いただいた台湾の放射線科医か らも称賛を頂いた。今後は、これら日本の取り組みを推進し、 世界の医療安全の向上を目指して、各国の手本となるような システムの構築が必要であり、日本の役割の重要性を実感し た

1

日であった(当日参加者:約千人)。 では、駒澤大学の西尾教授に もご参加いただき、各国の診 療放射線技師教育における医 療安全および大学・大学院教 育制度についてディスカッ ションが行われた。  日本の医学物理士のうち、 約

7

割が診療放射線技師であ ること、読影の補助や疑義照 会が実施され、特に医療安全 の観点から成果を上げている こと、これらについて各国の

(3)

『ラジエーションハウス

(グランドジャンプ連載中)

一行、来所される!

 漫画雑誌グランドジャンプ(集英社)で連載中の「ラジエー ションハウス」関係者一行が、平成

28

1

12

日(火)に 来所された。今回訪れたのは、診療放射線技師として同漫画 の監修を務める五月女康作氏(会員)、集英社グランドジャ ンプ編集部編集長 藤江健司氏、同編集主任 春日井宏往氏の

3

人。本会からは中澤靖夫会長、小田正記理事、森美加会員 がお迎えした。  「ラジエーションハウス」は診療放射線技師を題材として おり、連載漫画としては初めてとなる。  本作品は、医用画像の担い手である診療放射線技師を前面 に押し出したストーリーと、画像診断をめぐるエキスパートた ちの活躍が描かれており、国民に向けた診療放射線技師の最大 のアピールの一つとして、本会としても大変に注目をしている。  今回の会話では「ラジエーションハウス」連載に至る経緯 や画像診断を監修する難しさ、ストーリーの一貫したテーマ や今後の展開などが話題となった。  また監修者・編集者側から、医療現場におけるエピソード やテクニカルな協力、情報提供などの要請があり、本会とし ても全面的な協力を惜しまないことが話し合われた。

infor

mat

ion

32

回 日本診療放射線技師学術大会

(岐阜)からのお知らせ 

副大会長

小野木

満照

 日本診療放射線技師学術大会を今年

9

16

日(金)から

18

日(日)までの

3

日間、岐阜長良川 河畔で第

32

回大会として開催致します。全国から多くの会員の皆さまのご参加を心よりお待ち 申し上げます。  さて、岐阜には診療放射線技師養成校である岐阜医療科学大学がございます。本学は、昭和

48

4

月に開校した国際医学総合技術学院を前身校に持ち、昭和

58

4

月に岐阜医療技術短期大学、 平成

18

4

月には岐阜医療科学大学、平成

28

4

月から新たに大学院(保健医療学研究科)を 開設し、時代と共に着実に充実・発展し続けてきました。これもご支援を頂いた関係者の皆さま、 ならびに卒業生の皆さまのおかげと感謝申し上げます。  本学の卒業生は、昨年

3

月末日現在で

3,192

人を輩出し、一方この春、昭和

52

3

月国際医学 総合技術学院から全国に巣立った第

1

回卒業生

40

人は

60

歳の定年を迎えます。この

40

年の足跡 はゆっくりではありましたが、未来へ飛躍する確かな基盤となりました。将来への夢を胸いっぱ いに膨らませた学生生活、同級生をはじめ、下宿で共同自炊した先輩やカラオケで合唱した後輩、 サークルを通して知り合った仲間を大勢誘って、久しぶりに「岐阜の地」で大集合‼ 母校は もちろん、町並みも随分と変わりました。大会初日の情報交換会、引き続き同窓会主催の

2

次会 と企画は盛りだくさんです。青春の真っただ中を駆け抜けた思い出多き故郷、岐阜へご参集いた だきまして大会成功の一翼を担っていただきますよう、衷心よりお願い申し上げます。 © 横幕智裕・モリタイシ/集英社 ※情報提供にご協力くださる際は、下記のアドレスにお願いします。  

[email protected]

(4)

 第

5

回東北放射線医療技術学術大会の開催に際しま して、公益社団法人日本放射線技術学会と公益社団法 人日本診療放射線技師会をはじめ、多方面より多くの ご支援とご協力を賜り、皆さまには深く感謝申し上げ ます。本大会は、放射線技術学会東北支部と東北地域 放射線技師会が合同で開催する

5

回目の学術大会であ り、まさに成熟期を迎えております。  平成

27

10

31

日(土)、

11

1

日(日)に山 形テルサで開催された今大会では、参加人数(総登 録者数)が

539

人、一般演題

125

題、市民公開講座

102

人で、昨年を上回るご参加を頂きました。  今回、メインテーマを「放射線診療の未来へつなぐ 技術・知識・信頼」としました。またサブテーマは「明 日へのがん診療の発展をめざして」とし、最新のがん 診療を中心に企画致しました。  山形大学に、東北・北海道地区で初となる重粒子線 がん治療装置の設置が決定しました。来年度には着工 の予定です。これに合わせ、今回の特別講演は、重粒 子線装置の開発に活躍されている、山形大学医学部放 射線腫瘍学講座根本先生より「山形大学における重 粒子線治療プロジェクト」についてご講演いただきま した。重粒子線治療の優位性、最新の高性能で小型・ 省エネタイプの治療装置の開発についての講演は、会 員にとても興味のある内容でした。続くシンポジウム では、テーマを「がん診療における放射線技術」とし、

CT

MRI

・血管撮影・放射線治療など、いろいろな モダリティーから各専門の先生方のご意見を頂き、こ れから向かう統合的ながん診療について活発な討論が されました。  また特別企画「医・工・産連携研究の現状と展望」 では、重粒子線装置の開発を中心に、山形大学医学部 と工学部、さらに企業を含めた医・工・産連携研究の 現状と展望について、専門の先生方にご講演いただき ました。  ほかに東北地域放射線技師会企画「放射線管理士に 求められる活動とは」、また技術学会東北支部企画「英 語スライドセミナー」が行われました。  市民公開講座は、山形県の女性技師会企画で

2

部構 成で行われました。第

1

部は「マンモグラフィはどう して痛いの?」というタイトルで、乳がんの早期発見 に必要なマンモグラフィーに対して、その必要性や疑 問点を診療放射線技師が分かりやすく説明しました。 また一般市民からの質問に対し、会場にいる専門の技 師が答え、市民と会員が一体化した雰囲気の中で行わ れました。第

2

部では、本大会の翌週に山形県で先行 公開された「いしゃ先生」という映画の原作者で、脚 本家のあべ美佳先生にご講演いただきました。「いしゃ 先生」は、戦後無医村だった山形県大井沢村に、生涯 を医療にささげた医師・志田周子さんの人生を映画化 したものです。女性という点では、山形県放射線技師 会は女性の割合がとても高く、これからも女性技師の 活躍が期待されます。  

2

日間にわたり、ご参加、ご協力い ただいた皆さまには、実行委員一同を 代表し感謝申し上げます。何かと至ら ぬところがあったことをおわびし、こ れからの本大会がますます発展し、来 年の秋田の大会が盛況に開催されます ことをご祈念申し上げます。 第

5

回東北放射線医療技術学術大会 大会長 山田 金市

5

東北放射線医療技術

学術大会を開催して

(5)

 平成

27

10

31

日(土)か ら

11

1

日(日)、宮 崎県宮崎市、宮崎観光ホテルにおいて、第

10

回九州 放射線医療技術学術大会が竹下晋司大会長、久家教幸 実行委員長の下、「診療放射線技師のこれから∼すべ ては未来に向けて∼」を大会テーマに開催された。一 般演題

181

題、参加数は

729

人と盛大かつ盛会裏に 開催された学術大会であった。  九州放射線医療技術学術大会は、公益社団法人日本 診療放射線技師会・九州地域放射線技師会と公益社団 法人日本放射線技術学会九州支部の合同主催による学 術大会である。平成

18

11

月に第

1

回九州放射線医 療技術学術大会として福岡県で開催し、今回の大会で

10

回目となる。  今学術大会では、本会副会長佐野幹夫氏による特 別講演「職場環境はコミュニケーションツールで変貌 する∼人財育成への挑戦∼」が行われ、佐野副会長 が職場で取り組まれている実践について報告があっ た。シンポジウムは、大会サブテーマの「診療放射線 技師のこれから」をテーマに、和田博文氏「診療放射 線技師の読影補助について」、川守田龍氏「ノンテク ニカルスキルについて」、田中利恵氏「国際化につい て:放射線技術学のグローバルリーダーとしてのこれ から」、橋田昌弘氏「臨床倫理(研究倫理)について」 の、

4

人による講演 が行われた。この 他、一般演題口述発表、一般演題ポスター発表、市民 公開講座、生涯教育セミナー、ランチョンセミナー(学 術大会企画、九州地域放射線技師会企画、公益社団法 人日本放射線技術学会九州支部企画)、機器展示など、 多彩な内容で開催された学術大会であった。  情報交換会は学会場内で開催され、参加者数

206

人と大変盛会であった。会員相互の情報交換の場とし て交流を深める良い機会となった。  竹下晋司大会長、久家教幸実行委員長はじめ、多く の実行委員のご尽力に心から感謝する次第である。第

11

回九州放射線医療技術学術大会は、平成

28

11

5

日(土)から

6

日(日)、江藤芳浩大会長の下、別 府市で開催される予定である。 公益社団法人日本診療放射線技師会 九州地域理事 廣木 昭則

10

九州放射線医療技術

学術大会 報告

市民公開講座風景 佐野副会長 あいさつ 竹下大会長 あいさつ 口述発表風景 今大会の会場となった宮崎観光ホテル

(6)

 第

8

回中部放射線医療技術学術大会が、平成

27

11

7

日(土)から

8

日(日)の

2

日間にわたり、福井県 福井市の「

AOSSA

」で開催されました。本学術大会は 公益社団法人日本放射線技術学会中部支部と中日本地 域の各県放射線技師会の合同開催でありました。本大 会の大会長は、福井大学医学部附属病院阿部登志樹技 師長、そして副大会長は、福井県診療放射線技師会福 島哲弥会長により行われました。福井県で行われる今 大会(

CCRT

)は

2

つの異なる団体が、

7

年前の合同開 催から各県を一巡してきたこととなる記念すべき大会 となりました。東海・北陸地域

7

県の診療放射線技師 を中心に大学関係者ならびに学生、その他医療関係者 で構成され、地域医療における放射線画像診断・治療 などの研究と医療技術の発展を目的とした学術大会で あり、今大会のテーマは「挑む!さらなる高みへ、そ の先へ」とされ、放射線学のさらなる飛躍を目指そう とする両会の開催役員の思いがヒシヒシと伝わる

2

日 間の構成プログラムとなっておりました。  大会の参加人数は

545

人(会員

443

人、非会員

29

人、学生会員

57

人、学生

16

人)でありました。  また一般演題数

145

演題、特別講演

1

、特別企画

1

、 記念講演

1

、シンポジウム

1

、公開講座

1

、教育セミ ナー

2

、ランチョンセミナー

4

、で展示協賛企業

20

社、 広告協賛企業

25

社、各企業の協力により充実した内容 の学術大会となりました。目標の参加人数

700

人には 及びませんでしたが、大いに盛り上がった大会となり ました。特別講演(

1

)では、本大会のテーマにふさわ しい福井大学名誉教授伊藤晴海先生の「胸部

X

線画像 の立体的理解」というキーワードでご講演いただきま した。読影補助が要求されている医療現場において、 会員たちの関心も高く、会場はほぼ満席の状態でした。  また他のプログラムについても、各団体の代表によ る特別企画(

1

)では、国際化に向けた取り組みとして 技術学会から金沢大学宮地教授の講演の後、本会の中 澤会長による講演が行われました。双方の会の取り組 み方の相違はあるものの、国際化にふさわしい人材の 育成やグローバルな活動を通し、日本の放射線学およ び団体としての目指す方向性を明確に示され、会員の 心に響く内容でした。  次に、シンポジウム(

1

)は「整形領域の検査におけ る創意工夫や新たな検査技術への試み」と題して、各 モダリティーのシンポジストによる熱い議論が交わさ れました。また教育セミナー(

1

)∼(

3

)では「

PET/CT

を用いた放射線治療計画について」「診断参考レベル を考える」「非造影

MRA

の基礎と臨床応用」が挙げ られ、今、話題沸騰している内容のため、会員たちが 真剣に聞き入っている姿が印象的でありました。  一般公開講座では、女性特有の疾患である「子宮頸 がん予防」をテーマに、一般の皆さまを招いて公開講 座が開かれました。今回、大会の目玉として、体験者で もある女優の仁科亜季子さんと福井大学医学部産婦人 科学講座教授吉田好雄先生をお迎えして、このテーマ に対し、経験から語られた事実と最新の医療現場の現 状についてご講演いただきました。当日はあいにくの 天気ではありましたが、会場は熱気に満ちていました。  そして開催当日の夜に行われる意見交換会は、ユ アーズホテル福井に会場を移し、両会の親睦および交 流を目的に多くの会員が参加されました。交換会は予 想を上回る多くの参加者があり、実行委員の皆さんの 笑顔が印象的でした。会場には恒例の中日本地域各県 技師会からの地酒もあり、大変盛り上がりを見せまし た。特に福井県は米どころ・酒どころであることか ら、利き酒大会が催されました。小生も参加したので すが、全て間違いという散々な結果に終わりました。 優勝は、福井県の某女性技師であり、今後の技師会の 将来を暗示する結果でした。また日ごろ忙しい日々を 送っている各県会長の顔は、普段見られないほどの笑 顔に包まれ、和やかな雰囲気が漂っていました。  最後に、大会の開催に際しご尽力いただきました関 係各位に感謝して報告と致します。  そして来年度の第

9

回中部放射線医療技術学術大会 (

CCRT

)は三重県での開催となり、今大会同様、盛会 に開催されますことお祈り致します。 公益社団法人日本診療放射線技師会 中日本地域理事 佐野 幹夫

8

中部放射線医療技術

学術大会

開催報告記

(7)

公益社団法人日本診療放射線技師会 中四国地域理事 北川 明宏 小川副会長講演 開会式の様子。北川理事によるあいさつ  小川副会長の講演は、職能団体である診療放射線技師 会の役割が、具体的に大変よく分かったという意見を情 報交換会の席で多く聞いた。日本放射線技術学会の小倉 代表理事の講演では、英語スライドの発表、国際化、世 界でリードできる放射線技術学を世界に発信するとの目 的を掲げ、そのために語学、すなわち英語力をもっと付 けていただきたいという内容であった。  教育講演は「脳血管内治療と医師も納得する診療放射 線技師の役割」、香川大学医学部脳神経学講師川西正彦 先生よりご講演いただいた。  シンポジウムは、大会テーマに沿って「先端医療を支 える放射線技術」の内容を会員に問い掛けた。シンポジ ストは全国でも著名な京都大学病院東村先生、東京大 学井野先生、倉敷中央病院山本先生、広島大学穐山先 生と大変刺激的な討論会となった。  市民公開特別講演は、世界で唯一希少糖を研究対象と している、香川大学副学長香川大学希少糖研究センター 長徳田雅明先生による「香川発“希少糖”で健康長寿 社会の実現を目指す」と題してご講演いただいた。私見 であるが、希少糖はネットで検索する価値があり、わが 家でも砂糖に代わり全て希少糖にしている。  また特別企画として「チーム医療と検査説明」では、 香川県技師会の女性技師さぬきビジョンが中心になり、 英語の先生も登場し会場は れんばかりの大盛況で、私 も立ち見であった。技術学会側は「英語スライドはどう やって作るの」を企画、両会ともベストマッチな内容で あった。そして夜の情報交換会は、華やかなフラダンス ショーがアトラクションとして行われた。  また学会以外で、高松港周辺をジョギングする 『モーニングラン

IN

サンポート』を企画。中四国より集 まったマラソン愛好家

23

人参加の下、雨上がりの瀬戸 の風を感じながら、美しく輝いた赤灯台を回る

5km

を マイペースで楽しく走った。  内容を含め運営の全体的な総括を行い、今後の

CSFRT

へ引き継いでいくことも技師会・技術学会発展 のため重要と考える。  第

11

回中四国放射線医療技術フォーラム

2015

が平 成

27

11

7

日(土)から

8

日(日)の両日、香川県 高松市サンポートホール高松で開催された。  本大会は、第

23

回日本診療放射線技師会中四国診療 放射線技師学術大会と第

56

回日本放射線技術学会中国・ 四国支部学術大会との合同開催となる。昨年の岡山大 会で中四国

9

県を一巡し、今回は高松で

2

回目の開催と なった。会場は高松駅から歩いて

2

分の所で、アクセス が良好であり、会場からは風光明媚な屋島を望める、波 静かな海岸を散策できる位置にある。  本大会は一般演題数

148

題、参加登録

1,003

人、市民 公開講座にご来場いただいた一般参加者

30

人、企業参 加者

96

人、学生参加

133

人、そして情報交換会

338

人 と盛会裏に終えた。  大会テーマは『進む医療・支える技術』とし、目を見 張る医療の進歩、その進む医療に、私たちは放射線技術 の提供という手段で支えている。この支える技術の必要 性は現在から未来にかけて不変であるとともに、甘える ことなく、しっかり研鑽していかなければならない。さ まざまな技術、個々で支える技術を考えていただきたい との気持ちから「支える技術」とした。  日本診療放射線技師会会長講演・日本放射線技術学会 代表理事講演は、本会の小川副会長による「先端医療に おける職能団体の役割」、日本放射線技術学会代表理事 の小倉明夫さまより「日本放射線技術学会の将来展望」 の講演があった。 徳田雅明先生による 市民公開特別講演

11

中四国放射線医療技術

フォーラム開催される

(8)

戦 略 企 画 室

よ り

─ あぜもと しょうごレポート─ f r o m S t r a t e g i c P l a n n i n g O f f i c e 「業務拡大に伴う統一講習会」について  戦略企画室副委員長のあぜもと将吾です。今年もよろしくお願い 致します。  現在、診療放射線技師法の一部改正に伴う研修会(業務拡大に伴 う統一講習会)が全国各地で開催されています。  この講習会は、平成26年6月18日の診療放射線技師法の一部改 正(施行日は平成27年4月1日)に伴い、業務拡大に必要な知識、 技能などを習得することを目的として、厚生労働省と公益社団法人 日本診療放射線技師会が検討したカリキュラムに従って、各都道府 県診療放射線技師会がその運営に当たり開催しているものです。  今回の法改正により、診療放射線技師の業務範囲に新たに追加さ れる業務は、次の3つです。 ①静脈路に造影剤注入装置を接続する行為(静脈路確保のためのもの を除く)、造影剤を投与するために当該造影剤注入装置を操作する 行為、当該造影剤の投与が終了した後に抜針および止血を行う行為 ②下部消化管検査のために肛門にカテーテルを挿入する行為、当 該カテーテルから造影剤および空気を注入する行為 ③画像誘導放射線治療のために肛門にカテーテルを挿入する行為、 当該カテーテルから空気を吸引する行為  また診療放射線技師が、病院または診療所以外の場所において、 健康診断として胸部エックス線撮影のみを行う場合に限り、医師ま たは歯科医師の立合いを求めないとされています。  診療放射線技師が業務を行うに当たっては、法令により研修の受 講は義務付けられていませんが、厚生労働省医政局医事課長通知に より「医療安全の確保の観点から、新たな業務を行うに先立って、 公益社団法人日本診療放射線技師会が実施する研修を受ける必要が ある」とされていますので、会員の皆さまにはぜひとも受講してい ただきますよう、よろしくお願い致します。  なおこの統一講習会修了者には「厚生労働省医政局長と本会会長 の連名の修了証書」および「JART修了バッジ」が授与されます。 修了者に授与される 修了証書とバッジ 注腸検査実習の様子  痴呆を認知症と呼ぶようになって10年余りたった今、何が変わっ たのだろう。  かつて痴呆は絶望的な病であった。「何を言っても分からない=何 をしでかすか分からない」「治らないから診断してもしょうがない」 と思われていた。これは間違いだった。“痴呆”という言葉が差別的 であるという理由で“認知症”という言葉に変えた。  今、日本は超高齢社会に入り、加齢とともにリスクの増す認知症患 者の増加を無視することができなくなっている。認知症を理解しよ うとさまざまな政策がトップダウンで行われ、また地域によっては、 ボトムアップによる取り組みが行われている。しかしながら、多くは 本人不在のケアする側の考え方に基づいている。これは間違ってい る。顧客の声を聞かないでサービスを提供しているということだ。  “認知症を正しく理解しましょう”と国を挙げて取り組んでいる 今、一番理解していないのが医療関係者だと思う。もちろん知識と して病気は知っている、成り立ちも知っている、治療法も知ってい る、なのになぜ病院に来て認知症が悪くなるのだろうか。「知ってい るつもり」だ。  認知症は、障害された部位によってさまざまな症状を引き起こす、 そしてそれは本人の性格や環境に大きく影響され、長期にわたり変 化をしていく。“認知症”として十把一からげに表すことはできない。  私たち診療放射線技師は、電子カルテに記録された“認知症”と いう文字で身構える。「何も分からない人」としてレッテルを貼り、 検査がうまくいかないときはそれを患者のせいにすることさえあ る。少なくとも、病名(アルツハイマー型認知症、レビー小体型認 知症、前頭側頭型認知症、脳血管性認知症)と重症度(軽度、中等 度、重度)くらいの情報は必要であろう。  検査を嫌がる人に技師、看護師、家族が取り囲んで説得しようと する場面を時折見掛ける。認知機能の低下により状況の判断ができ にくくなっているのに、違う環境で知らない人の必死の形相(検査 を受けさせようとする)は、さぞ恐ろしいに違いない。かたくなに 拒否をするのも当然である。その表現方法も適切ではないかもしれ ない(時に暴力的)。軽度認知症の場合、丁寧過ぎる対応に認知症扱 いされたと怒りだす場合もある。呼称が変わっても、私たちの見方 はさほど変わっていない。  その人がどの程度の認知機能なのか短い時間で判断し、言葉にし ていない思いを察して適切な説明をする。ほんの少しの気配りで、 安心・信頼され「この人はいい人だ」と思ってもらえば、大体うま くいく。 (文責:橋本薫)

五 感

f i v e s e n s e s シリーズ・連載 s e r i e s s e r i a l i z a t i o n

「 知 っているつ もり」の 認 知 症

放射 線一 様

(9)

求 人 コ ー ナ ー

掲載期間終了のため、

非表示にしています

(10)

求 人 コ ー ナ ー

掲載期間終了のため、

非表示にしています

(11)

 本誌に掲載する診療放射線技師募集の求人広告を随時受け付けております。申込書ならびに募集要項につきましては、 本会ホームページ(各種様式→その他)よりダウンロードしてご確認ください。

 なお掲載月の前月

5

日が掲載申し込みの締め切りとなっております。

JART

求人広告掲載について

infor

mat

ion

掲載期間終了のため、

非表示にしています

(12)

執務時間:月曜日から金曜日の午前

9

30

分より午後

5

30

分まで。 ただし、土曜、日曜、休日、祝日および年末年始(

12

29

日∼

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