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今日、社会情勢等の変化、住民ニーズの多様化などに伴い、消防の広域化、特別高度救助隊及び高度救助隊の創設などについての法等の改正が行われ、消防機関を取り巻く環境は大きく変化しているところです

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Academic year: 2021

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平成 29 年度 横須賀市消防局方針

・あらゆる災害に対応するための消防体制の強化

・防火安全対策の推進

・救急救命体制の整備

・市民協働による安全なまちづくりの推進

・個人能力の向上による組織体制の強化

このページは、平成29 年度横須賀市消防局の方針に基づく取組みについて掲載しました。

よこすか消防の取組み

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1 あらゆる災害に対応するための消防体制の強化

より迅速で的確な消防・救助体制を構築するため、災害現場における指揮活動や連携方法の 検証を実施して、組織的な災害現場活動能力の強化を図るとともに、特殊災害や大規模災害時 の対応力を向上させるため近隣市町との広域な消防協力を充実し、防災関係機関との連携につ いても強化を図ります。

●警防査閲を実施

消防・救急課 指揮統制及び消防隊等の連携及び錬成状況を確認 するため、訓練センターにおいて警防査閲を実施し ました。多数傷病者が発生した災害を想定し、消防 隊、救助隊及び救急隊の各隊が活動方針のもと活動 を行い、各隊の連携などを確認することで、活動体 制の強化を図りました。

●国際消防救助隊県内合同訓練を実施

消防・救急課 国 際 消 防救 助 隊は 、 海外 で 大 災害 が 発生 し た 場 合に、消防庁長官の派遣要請により、警察や海上保 安庁などの各機関とともに、国際緊急援助隊救助チ ―ムの一員として、被災国での人命救助活動を行い ます。県内の国際消防救助隊の登録隊員は、毎年合 同で様々な実戦訓練を行い、派遣要請に備えていま す。

●第4回三浦半島地区消防救助合同訓練を実施

消防・救急課 三浦半島地区3市1町消防本部では、大災害発生 時の相互の連携体制の強化と消防救助技術の向上を 目的に、平成 26 年度から実戦的な合同訓練を実施 しています。本年度は、横須賀市の消防総合訓練セ ンターで大規模火災発生を想定し、ポンプ車4台が 連携した長距離中継放水訓練を実施しました。

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●米海軍日本管区司令部消防隊合同訓練を実施

消防・救急課 本市消防局は、米海軍横須賀基地司令官との消防 相互援助協定に基づき、相互の訓練施設を使用した 合同訓練を実施しています。 平成 29 年度は、米海軍横須賀基地内で中高層耐 火建物火災発生を想定し、相互協力による消火訓練 を実施しました。

●横浜市航空隊と連携訓練を実施

消防・救急課 神奈川県下消防相互応援協定に基づく航空機(ヘ リコプター)要請時の連携体制の強化を図るため、 横浜市消防局航空隊と合同訓練を実施しました。 逃げ遅れ者の救出活動のほか、ヘリコプター要請 時の誘導に必要な知識や技術の確認を行い、迅速な 受援体制を確立します。

●鉄道災害を想定した救出救助訓練

消防・救急課 京急ファインテック㈱久里浜事業所において、鉄 道事故発生時における情報の共有と、各機関との活 動の連携強化を図るため、鉄道事業者及び警察機関 合同の救出救助訓練を実施しました。 鉄道災害という特殊災害に対し、活動機関相互の 連携について確認し、災害発生時に備えます。

●多数傷病者発生事故対応図上訓練 消防・救急課

消防総合訓練センターにおいて、多数傷病者発生 事故を想定した、図上訓練を実施しました。通常の 体制では対応が困難な救急現場での、トリアージタ ッグによる傷病者情報の収集など、救急現場の全体 像の早期掌握について訓練し、救急救護活動能力の 向上を図りました。

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●大楠山で中継放水訓練を実施 中央消防署

三浦半島最高峰の大楠山北東側の阿部倉ハイキン グコースで、下町・上町地区消防団と合同で消防訓 練を実施しました。火災の発生しやすい季節を迎え、 消防団との連携や延焼拡大に備えた迅速な消火活動 の要領について確認するとともに、周辺住民やハイ カーへの火災予防の意識の高揚を目的に、防火広報 をあわせて実施しました。

●猿島で水難救助訓練を実施

中央消防署 海水浴シーズンを迎えるにあたり、東京湾に浮か ぶ唯一の無人島である『猿島』の海水浴場で水難救 助訓練を実施しました。猿島航路の運航や猿島公園 の管理を行う㈱トライアングルと、猿島での水難事 故発生時の連携要領を確認し、安全かつ迅速に救助 活動を行なえる体制づくりを推進しています。

●防災関係機関と救助連携訓練を実施

北消防署 横 須 賀 市田 浦 港町 無 番地 の 海 上自 衛 隊第 2 術 科 学校敷地内おいて、海上自衛隊、海上保安庁、田浦 警察署及び北郷地区消防団と合同で、大規模震災連 携訓練を実施しました。関係機関と災害情報を共有 し、活動隊を指定する現地調整所運営訓練や倒壊家 屋からの救出訓練、海上転落者救出訓練、大口径ホ ース延長訓練などを実施しました。

●4都市消防本部と合同訓練を実施

北消防署 消防総合訓練センターにおいて、横浜市金沢消防 署 、 逗 子市 逗 子消 防 署及 び 鎌 倉市 鎌 倉消 防 署合 同 で、中高層建物火災対応訓練を実施しました。この 訓練は、神奈川県下相互応援協定に基づき、他都市 に応援出動した際に円滑な連携活動を行えるよう実 施したもので、連携活動の重要性を確認しました。

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●横浜市金沢消防署と合同訓練を実施

北消防署 横浜市金沢区能見台釜利谷ひろば公園において、 金沢消防署と合同で消防隊5隊による連携訓練を実 施しました。両市の消防隊に装備されている活動資 機材等を確認した後、放水訓練を実施すると共に、 応援時の消防活動要領や、情報の共有方法などにつ いて、意見の交換を行いました。

●逗子市消防署と合同訓練を実施

北消防署 逗子市環境部浄化センター敷地内において、逗子 消防署と合同で訓練を実施しました。本市は長浦排 煙高発泡車の諸元や機能について説明をした後、両 署の車両や資機材の確認をしました。また、応援活 動時の消防活動要領や、情報の共有方法などについ て、意見交換などを行いました。

●原子力事業所で消防訓練を実施 南消防署

㈱グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン(以下、 ㈱GNF-J)が実施する火災を想定した消防訓練に参加し、 合同で消防訓練を実施しました。 原子力事業所での火災は、通常の火災対応とは異なるため、 火災発生時の初期対応や連絡体制及び連携要領を確認し合い、 人命救助や放水活動などの総合的な消防訓練を行いました。

●三崎警察署と無差別殺傷事案対応訓練を実施 三浦消防署

三 浦 市 三崎 町 「三 崎 フィ ッ シ ャリ ー ナ・ ウ ォ ー フ」にて、三崎警察署と三浦消防署合同による無差 別殺傷事案対応訓練を実施しました。近年発生して いる暴走車両が、多数の歩行者を負傷させる事案を 教訓に、警察と消防が初期活動や連携要領について 検証を行い、その特殊性を確認することで、万が一 の事案発生に備えました。

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●三浦市と風水害を想定した図上演習を実施

三浦消防署 三 浦 市 城山 町 「旧 三 崎中 学 校 体育 館 」 で 行 われ た、三浦市災害対応図上訓練に参加しました。 図上訓練は、風水害を想定し災害対策本部の情報 収集等の能力向上と、消防広域化後の横須賀市消防 局と三浦市災害対策本部との連携強化を目的に実施 しました。

●消防団員の実務研修を実施

南消防署 地域の防災活動をけん引する消防団員の災害対応 力を向上するため、毎年消防団員に対し実務研修を 実施しています。今年度は大規模火災や山林火災時 の対応力の向上を目的として、複数の消防ポンプを ホ ー ス で連 結 し、 中 継送 水 す る訓 練 を実 施 しま し た。

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2 防火安全対策の推進

社会情勢の変化や関係者への負担軽減、手続きの簡略化による利便性の向上を目的に、横須 賀市火災予防条例を改正しました。また、関係法令に基づき、防火対象物の立入検査及び違反 対象物の是正指導を推進し、火災による人命被害を未然に防止するとともに、住宅防火対策を 促進するため、市民一人一人の防火意識を高め、住宅用火災警報器の設置の定着と適正な維持 管理を促進します。

●重大違反対象物に対する違反是正の推進

予防課 消防法令違反のある建物には、追跡指導により速 やかな改善を促す必要があります。本市では、屋内 消火栓設備、スプリンクラー設備又は自動火災報知 設備の設置義務があるにも関わらず、未設置である 建物に対し時機を失することなく、迅速かつ効率的 な是正の指導を行っています。

●住宅用火災警報器の設置・維持指導の取組み

予防課 住宅用火災警報器の未設置住宅には設置の指導を 行い、既に設置している住宅には、電池交換等のお 手入れに関する維持管理について指導を行っていま す。これらは、春・秋季火災予防運動中の防火訪問 や消防広場などの機会を捉え、市民に設置や維持管 理の広報を実施し、住宅火災による被害の軽減を図 っています。

●危険物運搬車両等の街頭検査を実施

予防課 ガソリンや灯油などの危険物を積んだタンクロー リーやトラック等の車両は、ひとたび事故が発生す ると甚大な被害につながる恐れがあります。 消防局では、毎年、秋季火災予防運動(11 月 9 日 ~15 日まで)の前後に、横須賀市、三浦市の各所で これらの車両を対象に街頭検査を実施し、危険物運 搬車両等の事故防止を図っています。

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●消防広場・防火ふれあいコンサートによる防火広報の実施

予防課 春季火災予防運動週間中に大型ショッピングセン ター屋外広場において、消防車両の展示や防火衣の 着装体験等を行い、火災予防をPRしました。 また、屋内センターステージでは、横須賀市消防 団音楽隊による防火ふれあいコンサートを開催し、 あわせて住宅防火広報を実施しました。

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3 救急救命体制の整備

救急出動件数は年々増加の傾向にあるなか、予防救急に関する啓発活動を通じて、救急事故 の発生件数そのものを抑制するとともに、救急車の適正利用の周知や、患者等搬送事業者の活 用について関係機関と連携を図ることで、いち早く救急車が現場に到着できる体制の強化を図 ります。

●派遣型救急ワークステーションの充実

消防・救急課 救急救命士を含めた救急隊員を救急車ごと医療機 関に派遣し、病院で研修を行う「派遣型救急ワーク ステーション」を実施しています。 救急隊員が医師等から最新の医療知識等を学ぶこ とに加えて、病院から医師とともに救急出動するこ とで、現場での対応力を強化しています。派遣病院 は、横須賀市内・三浦市内の4医療機関において実 施しています。

●救急資器材の導入

消防・救急課 管轄区域内の特異的な地形である、谷戸・高台等 においても、迅速で確実な救命処置が実施できるよ う、平成 19 年度から導入している自動式心マッサ ージ器を、従来の機種からより現場までの搬送が容 易で軽量な機種へ順次変更し、更なる救命効果の向 上を図ります。

●三浦市内の患者等搬送事業者を認定

消防・救急課 介護タクシーなどの患者等搬送サービスを利用す る市民の安全・利便を確保することを目的として、 一定の要件を満たした、民間事業者を「患者等搬送 事業者」として認定する制度を、平成 27 年度から実 施しています。平成 29 年度からは横須賀市内の事 業者とともに、三浦市内でも患者等搬送事業者を認 定したことにより、利用者の利便性の拡大を図りま した。なお、認定事業者の車両には「患者等搬送用 自動車認定マーク」を貼付しています。

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4 市民協働による安全なまちづくりの推進

地域防災力の向上を図るため、自主防災組織の防災訓練の実施率向上に努め、市民が的確な 応急手当を行えるための救命講習の充実や、AEDステーション拡充による市民救護力の向上、 応急手当の普及啓発を目的にスクール救命講習の開催を推進します。 また、女性消防団員による女性消防隊の取組みを通じて、地域防災の要としての消防団員の 入団を促進します。

●三浦市内に「よこすか・みうらAEDステーション」誕生

消防・救急課 一定の要件を満たした施設の協力を得て、「よこすか・みうらA EDステーション」の標章を交付しています。 消防の広域化に伴い、平成 29 年度には三浦市内の事業所に対し て標章を交付することができました。 この標章を施設の出入口等分りやすい場所に掲示し、AEDの使 用を含め応急手当の協力を受けられる体制を構築することで、救命 効果の向上を図っています。

●女性消防団員による消防操法

横須賀市消防団 横須賀市消防団では、平成 28 年度に女性消防隊 を結成しました。各消防分団に所属しながら女性消 防隊への入隊を希望した女性消防団員で結成した部 隊です。主な活動は、軽可搬ポンプを使用した消防 操法などの訓練のほか、幼児防火教室、防火広報な どにより防火意識の啓発を行っています。女性団員 の活躍する姿を見て、新たに入団を希望する女性が 増えています。

●地域の防災力アップに向けて

消防・救急課 大規模災害発生時は、防災関係機関の活動だけで は限界があります。このような時に大きな力となる のは地域の皆さん全員の力です。「自分たちのまちは は、自分たちで守る」という精神のもと自助、共助 の取組みを、自主防災組織が行う防災訓練などを通 じて推進し、消防局として必要な指導や支援を行っ ていきます。

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●消防協力隊・消防防災協力隊研修会の実施

消防・救急課 民間事業所による消防協力隊及び消防防災協力隊 は、大規模災害時に事業所の周辺地域で発生した火 災や救助事案等への消防活動に協力を要請する組織 です。震災時における周辺地域への支援活動のため に消火活動要領のほか、倒壊建物からの救出、負傷 者の救護要領など、災害を想定した実戦的な研修を、 継続的に行っています。

●各種救急講習会の開催

消防・救急課 尊い命を一人でも多く救うために、平成6年度か ら訓練用人形を活用し、心肺蘇生法を学ぶ救命講習 を開催しています。平成 17 年度からは救命講習に 訓練用AEDを使用し、安全なAEDの使用方法の 普及啓発を推進しています。

●スクール救命教室の開催

消防・救急課 教育委員会と連携し、小学校5年生と中学校2年 生を対象に、授業の一環として救命教育を取り入れ るスクール救命教室を開催しています。 授業では、消防職員が応急手当ての方法や心肺蘇 生法について指導し、「命の大切さ」を幼少期から学 ぶことを目的に開催しています。

●中学生が消防の職場を体験

中央消防署 消防の仕事への理解と防火防災知識の習得を目的 に、「職場体験学習」を行う中学生を、各消防署で 受け入れています。体験では防火着装や放水体験の ほか、応急手当やロープワークなどを行いました。 中央消防署では、常葉、大津、衣笠及び横須賀学 院の各中学生が、職場体験を行いました。

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●防火意識のめばえ「幼児への防火教室」

中央消防署 中央消防署では、9月から 12 月の期間に管内の 幼稚園や保育園に赴き、防火教室を実施しました。 消防職員と女性消防団員が協力し、幼児向け防火 紙芝居や防火アニメの放映、避難訓練のほか、施設 職員に消火器取扱訓練を指導し、防火意識の向上を 図りました。

●防災イベントを開催

あんしんかん 小学生や未就学のお子さんとそのご家族に、楽しみ ながら防災について学んでいただくイベント「ぼうさ い夏まつり」、「ぼうさいフェア」を開催しています。 平成 29 年度は、夏と冬それぞれ1回開催し、1,000 人を超える市民の方々が来館し、地震体験や防災に関 するクイズなどを体験されました。

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5 個人能力の向上による組織体制の強化

急激な世代交代の中、これまで培ってきた技術を維持・向上させていくために、人材育成は 重要な課題となっています。消防の任務を遂行するために必要な知識及び多様な技術を継承し、 消防活動現場で活躍する若い世代の育成により、消防組織の体制強化を図ります。

●メンタルヘルス対策として職場巡回相談を実施

総務課 職員が、災害活動を行うためには「健康」が何より重要です。職場環境や日々の業務によ る 心身疲労の蓄積に対するケア、また、ストレスによる障害を未然に防止するために、産業医な どが各職場を巡回し、生活状況や人間関係などについて全職員と面談を実施しました。 これからも、職員が万全の態勢で災害対応ができるよう、メンタル対策に努めていきます。

●多様な人材を募集

総務課 より多くの人材募集につなげていくことを目的に、消防 士募集ポスターを作成し、市内の高校、公共施設のほか近 郊の主な駅等に掲示を依頼しました。消防の職場は、消防 、救急及び救助等の現場活動のほか、現場を支える業務な ど様々な職種があることから、多様な人材の採用に努めて います。また、ポスターには、消防隊で活躍している女性 消防士をモデルにし、女性活躍の場の広がりと、女性の視 点による消防業務への可能性などを、多くの女性にご理解 いただき、応募していただけるよう、広報活動に取り組ん でいます。

●若手職員を対象に消火技術育成研修を実施

総務課

今年度採用の若手職員を対象に、消火活動技術の

向上を図るため、米海軍日本管区司令部消防隊の訓 練施設を借用し、油火災消火訓練を実施しました。 高温環境下への進入方法や消火活動要領について 訓練をし、受熱による身体的な負担など実戦的な体 験をすることにより、現場活動で求められる冷静な 判断力や消火技術を身に付けます。

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●予防研修の実施

予防課 近年の法令改正などにより、火災予防行政は複雑 化が進んでいます。これらの動向に対応し、適切な な火災予防指導を行うために必要な知識と技術の向 上を目的として「法令改正説明会」及び「予防研修」 を全職員に対して実施しています。また、係長級及 び主任級の職員には年2回の予防研修を実施し、適 切な火災予防行政の推進に努めています。

●火災調査研修の実施

情報調査課 火災調査研修を、火災調査業務の経験が浅い若手 職員を対象に実施しました。また、平成 30 年度から の火災調査業務執行体制の変更を踏まえ、管轄署所 で火災調査業務のリーダーとなる職員なども対象と し、火災現場での実況見分要領などの実技を中心に、 火災調査の進め方について研修を行いました。

●解体前の社宅で救助訓練

消防・救急課 住友重機械工業㈱の協力を得て、解体前の同社社 宅(旧川間社宅)を利用し、大規模震災の発生を想 定した救助訓練を実施しました。大規模震災発生時 の救助活動要領の確認や、建物の床や壁を破壊して、 救助活動用の開口部設定訓練などを実施し、倒壊建 物からの検索・救助技術の向上を図りました。

●サーキット訓練を実施

消防・救急課 過酷な災害現場で活動する消防隊員、救助隊員及 び救急隊員に、必要不可欠な基礎体力と精神力の向 上を目的とした訓練を実施しています。本訓練は1 周約 400mのコースを、所定の訓練を実施しながら 5周を走り切るまでの、安全性、確実性、迅速性と 所要時間を競い合うもので、市民の安全安心のため、 各隊員が切磋琢磨し、個人能力の向上に努めていま す。

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●潜水訓練を実施

消防・救急課 水難事故は、年間を通じて発生し、その大半が潜 水 活 動 を伴 う 困難 な 環境 下 で の活 動 とな っ てい ま す。このような状況から、潜水隊員には高度な潜水 技術と専門的な知識が求められるため、全救助隊員 が潜水士の資格を保有し、潜水訓練や研修などで水 難救助技術の向上に努めています。本年度は、三浦 市の小網代湾内で潜水訓練を実施しました。

●救助隊員養成訓練

消防・救急課 災害現場の最前線で活動する救助隊員には、強靭 な体力と精神力が要求されるとともに、あらゆる災 害に対応する知識や人命救助技術の習得が必要不可 欠です。救助隊員を志す職員に対して、事前に教育 訓練を行い、今後の救助活動の中枢を担う職員の資 質向上に努めています。

●テロ災害等対応研修を実施

消防・救急課 2020 年開催の東京オリンピック・パラリンピッ クを見据え、テロ災害等に関する研修を実施しま した。放射線や生物剤に関して専門機関の研修を受 けた職員が講師となり、テロ災害等に対応する場合 の留意点等の講義を行い、職員の意識向上を図り ました。

●火災対応技術指導会を実施

消防・救急課 各消防署所に所属する消防隊員の、消火技術の正 確性や迅速性の向上を目的とした指導会を実施しま した。参加隊員は、指導会に向けて基本的な消火技 術を参加隊員相互で確認し合い、技術を競い合うこ とで、個人技術の向上と消防力の底上げを図り、火 災に対する組織対応力を強化します。

参照

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