(1)冷凍空調機器の中期需要予測報告書
平成 30 年 2 月
1
目次
Ⅰ. 調査目的 ... 2
Ⅱ. 調査対象品目 ... 2
Ⅲ. 予測対象期間 ... 2
Ⅳ. 予測手法 ... 3
Ⅴ. 冷凍空調機器の国内出荷数予測（一覧） ... 4
冷凍空調機器の国内出荷数実績値、見込値、および予測値一覧 ... 4
Ⅵ. 冷凍空調機器の国内出荷数予測（対象品目別） ... 5
1. 家庭用エアコン ... 5
2. 業務用エアコン ... 6
3. ガスヒートポンプ（GHP）エアコン ... 8
4. チリングユニット ... 9
5. 大形冷凍機（吸収式） ... 11
6. 大形冷凍機（遠心式） ... 13
7. ファンコイルユニット ... 15
8. エアハンドリングユニット ... 16
9. 冷凍冷蔵ショーケース（内蔵型） ... 17
10. 冷凍冷蔵ショーケース（別置型） ... 18
11. 輸送用冷凍ユニット ... 19
12. コンデンシングユニット ... 20
13. 業務用冷凍冷蔵庫 ... 22
14. 製氷機 ... 23
15. 冷水機 ... 24
Ⅶ. 参考資料 ... 25
A. 出荷数一覧（1986-2016 年度; 会計年度別） ... 25
B. ビル用マルチ、および建築着工床面積（使用データ、プロット図） ... 26
2
Ⅰ. 調査目的
本調査は、一般社団法人日本冷凍空調工業会（以下、当会）会員による自主統計を元に、主要冷凍空調
機器の国内中期需要（出荷数）を予測することで、今後の冷凍空調業界の需要動向を展望する資料を提示
することを目的とする。
Ⅱ. 調査対象品目
本調査では、下記の主要冷凍空調機器 15 品目を対象とした。なお、駆動方式や設置方式により、需要傾
向や要因が異なる品目については、各方式に分類し予測を行った。
1. 家庭用エアコン
2. 業務用エアコン
3. ガスヒートポンプ（GHP）エアコン
4. チリングユニット
5. 大形冷凍機（吸収式）
6. 大形冷凍機（遠心式）
7. ファンコイルユニット
8. エアハンドリングユニット
9. 冷凍冷蔵ショーケース（内蔵型）
10. 冷凍冷蔵ショーケース（別置型）
11. 輸送用冷凍ユニット
12. コンデンシングユニット
13. 業務用冷凍冷蔵庫
14. 製氷機
15. 冷水機
Ⅲ. 予測対象期間
2017 年度-2019 年度
※1
※1: 2017 年度は当会会員の自主統計による見込値。詳細は後述の「Ⅳ.予測手法」を参照。
3
Ⅳ. 予測手法
本調査では、当会会員の自主統計による 2016 年度以前の実績値
※1
、および 2017 年度の見込値を元に、
2018-2019 年度の国内出荷数を予測した。2017 年度見込値は、対象 15 品目の当該機種を製造・販売す
る当会各社にアンケート調査を実施し、各社より回答のあった数値を採用したものである
※2
。なお、アンケート
調査においては、各品目の需要動向に関する意見調査を併用しており、そこで得られた定性情報の一部を本
報告書内（「Ⅵ. 冷凍空調機器の国内出荷数予測（対象品目別）」）に記載している。
2018-2019 年度の国内出荷数の予測においては、過去実績値（会計年度）、および 2017 年度見込値を
元に、自己回帰和分移動平均（ARIMA
※3
）モデルにより予測を行った。また、業務用エアコンの細分類項目と
して、ビル用マルチについては、建築着工床面積の残差成分
※4
に対する相関分析から予測値を算出した。
また、直近の大きな市場変動要因として、消費税改定と東京オリンピック開催が挙げられる。これらの影響は、
過去の税率改定前後の時系列データの変動、および過去のオリンピック開催前後の設備投資統計より、その
影響を見積もり予測値に反映した。
各品目の予測に使用したデータ期間、予測手法、および全体出荷数以外の細分類の有無を下記に示す。
項目
データ期間※1
予測手法 細分類項目
品目
家庭用エアコン 1986-2016 年度 ARIMA
-
業務用エアコン 1986-2016 年度 ARIMA、残差相関※4
店舗用、ビル用マルチ、設備用
ガスヒートポンプ（GHP）エアコン 1995-2016 年度 ARIMA
-
チリングユニット 1986-2016 年度 ARIMA
水冷式 30 馬力（90kW）未満、
水冷式 30 馬力（90kW）以上、
空冷式 30 馬力（75kW）未満、
空冷式 30 馬力（75kW）以上
大形冷凍機（吸収式） 1994-2016 年度 ARIMA 80RT 以下、81RT 以上、
総冷凍トン
大形冷凍機（遠心式） 1994-2016 年度 ARIMA 600RT 未満、600RT 以上、
総冷凍トン
ファンコイルユニット 1986-2016 年度 ARIMA
-
エアハンドリングユニット 1986-2016 年度 ARIMA
-
冷凍冷蔵ショーケース（内蔵型） 1986-2016 年度 ARIMA
-
冷凍冷蔵ショーケース（別置型） 1986-2016 年度 ARIMA
-
輸送用冷凍ユニット 2003-2016 年度 ARIMA
-
コンデンシングユニット 1986-2016 年度 ARIMA 全密閉形、半密閉形
業務用冷凍冷蔵庫 2003-2016 年度 ARIMA
-
製氷機 2003-2016 年度 ARIMA
-
冷水機 2003-2016 年度 ARIMA
-
※1: 予測に使用した 1986-2016 年度の出荷数（実績値）は、「Ⅶ. 参考資料 A」（25 頁）を参照。
※2: 家庭用エアコンについては、製品委員会による 2017 年度の見込値、および 2018 年度の予測値を採用した。
※3: Autoregressive, Integrated and Moving Average の略。
※4: ビル用マルチは、最小二乗法により建築着工床面積（非居住; 3000m2未満）のトレンドを算出した後、その残差成分との相関分析、および変
4
Ⅴ. 冷凍空調機器の国内出荷数予測（一覧）
冷凍空調機器の国内出荷数実績値、見込値、および予測値一覧
年度
国内出荷数 【台】 年平均成長率 【％】
実績値 見込値 予測値※1
2014～
2016
2017～
2019
対象品目
2014 2015 2016 2017 2018 2019
家庭用エアコン 8,094,015 8,165,934 8,527,516 8,802,287 8,411,000 8,867,000 2.6% 0.4%
業務用エアコン 839,881 773,738 793,945 817,000 822,300 848,400 -2.8% 1.9%
ガスヒートポンプ（GHP）
エアコン 29,459 31,075 30,472 29,633 29,100 30,100 1.7% 0.8%
チリングユニット 12,594 13,047 12,895 13,300 13,400 14,000 1.2% 2.6%
大形冷凍機（吸収式） 1,517 1,629 1,730 1,679 1,680 1,700 6.8% 0.6%
大形冷凍機（遠心式） 256 288 268 277 280 290 2.3% 2.3%
ファンコイルユニット 81,693 84,302 76,812 77,000 77,200 76,400 -3.0% -0.4%
エアハンドリングユニット 16,451 18,223 15,954 16,500 16,100 16,900 -1.5% 1.2%
冷凍冷蔵ショーケース
（内蔵型） 186,950 182,892 184,846 176,000 180,600 180,500 -0.6% 1.3%
冷凍冷蔵ショーケース
（別置型） 151,609 125,233 127,506 133,000 131,300 130,000 -8.3% -1.1%
輸送用冷凍ユニット 26,942 29,933 33,001 34,700 34,100 34,400 10.7% -0.4%
コンデンシングユニット 83,663 92,841 91,254 93,300 94,900 95,100 4.4% 1.0%
業務用冷凍冷蔵庫 196,694 218,244 227,610 235,000 243,600 258,300 7.6% 4.8%
製氷機 63,125 66,533 72,007 71,000 70,100 69,700 6.8% -0.9%
冷水機 14,923 14,462 13,255 13,000 12,200 11,600 -5.8% -5.5%
※1: 家庭用エアコンの 2018 年度予測値は、製品委員会による予測値を採用。
5
Ⅵ. 冷凍空調機器の国内出荷数予測（対象品目別）
1. 家庭用エアコン
＜ 需 要 動 向 ＞
家 庭 用 エ ア コ ン の 2 0 1 6 年 度 出 荷 数 は 、 前 年 比 4 % 増 の 8 , 5 2 7 , 5 1 6 台 で あ っ た 。
高 齢 化 に 伴 う 住 宅 着 工 の 減 少 、 お よ び 相 続 税 対 策 に よ る 賃 貸 ア パ ー ト 需 要 が 一 巡 す る た め 、 2 0 1 8 年 度
に 出 荷 数 は 一 旦 減 少 す る こ と が 予 想 さ れ る 。
2 0 1 9 年 度 上 期 は 、 消 費 税 改 定 に 伴 う 駆 け 込 み 需 要 が 見 込 ま れ る 。 下 期 よ り 反 動 に よ る 減 少 が 見 込 ま れ
る も の の 、 通 年 で は 上 振 れ 傾 向 と 予 想 さ れ る 。
＜国内出荷数： ～2013 年度＞
年度 実績
項目 2008 2009 2010 2011 2012 2013
家庭用エアコン 【台】 7,579,023 6,906,155 8,338,230 8,302,926 8,520,979 9,422,757
前年比 103% 91% 121% 100% 103% 111%
＜国内出荷数： 2014 年度以降＞
年度 実績 見込 予測
項目 2014 2015 2016 2017 2018 2019
家庭用エアコン 【台】 8,094,015 8,165,934 8,527,516 8,802,287 8,411,000 8,867,000
前年比 86% 101% 104% 103% 96% 105%
＜ 国 内 出 荷 数 ／ 前 年 比 の 推 移 ＞
外部
要因
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 年以降
東京五輪開催●
758 691 834 830 852
942
809 817 853 880 841 887
103%
91%
121%
100% 103%
111%
86%
101% 104% 103%
96%
105%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
120%
140%
0
200
400
600
800
1,000
1,200
1,400
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（見込）
2019
（予測）
家庭用エアコン
【単位: 万台】 【前年比: %】
省エネ法改正●
●フロン排出抑制法 消費税改定●
消費税改正●
リーマンショック● 東日本大震災●
6
2. 業務用エアコン
＜ 需 要 動 向 ＞
業 務 用 エ ア コ ン の 2 0 1 6 年 度 出 荷 数 は 、 前 年 比 3 % 増 の 7 9 3 , 9 4 5 台 で あ っ た 。
2 0 2 0 年 の オ リ ン ピ ッ ク 開 催 に 向 け て 、 今 後 も 関 連 施 設 、 ホ テ ル 、 お よ び 商 業 施 設 で の 需 要 増 加 が 見 込 ま れ る 。
ま た 、 フ ロ ン 排 出 抑 制 法 に 伴 う G W P （ 地 球 温 暖 化 係 数 ） 目 標 値 に 向 け た 切 り 替 え 需 要 も 見 込 ま れ る 。
以 上 の オ リ ン ピ ッ ク 需 要 、 お よ び 環 境 ・ 省 エ ネ 政 策 の 影 響 に よ り 、 中 期 需 要 は 増 加 傾 向 を 維 持 す る と 予 想 さ れ る 。
＜国内出荷数： ～2013 年度＞
年度 実績
項目 2008 2009 2010 2011 2012 2013
業務用エアコン 【台】 724,946 601,629 722,566 778,255 780,281 834,787
前年比 96% 83% 120% 108% 100% 107%
＜国内出荷数： 2014 年度以降＞
年度 実績 見込 予測
項目 2014 2015 2016 2017 2018 2019
業務用エアコン 【台】 839,881 773,738 793,945 817,000 822,300 848,400
前年比 101% 92% 103% 103% 101% 103%
＜ 国 内 出 荷 数 ／ 前 年 比 の 推 移 ＞
外部
要因
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 年以降
東京五輪開催●
725
602 723
778 780 835 840 774 794 817 822 848
96%
83%
120%
108%
100% 107% 101%
92%
103% 103% 101% 103%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
120%
140%
0
200
400
600
800
1,000
1,200
1,400
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
業務用エアコン
【単位: 千台】 【前年比: %】
リーマンショック● 東日本大震災●
省エネ法改正● フロン排出抑制法● 消費税改定●
7
＜用途別の出荷数推移＞
＜国内出荷数（用途別）： ～2013 年度＞
年度 実績
2008 2009 2010 2011 2012 2013
項目
業務用エアコン 【台】 724,946 601,629 722,566 778,255 780,281 834,787
店舗用 571,512 476,943 577,607 615,729 611,351 667,975
前年比 95% 83% 121% 107% 99% 109%
ビル用マルチ※
109,021 91,625 103,673 117,914 124,996 125,815
前年比 100% 84% 113% 114% 106% 101%
設備用 44,413 33,061 41,286 44,612 43,934 40,997
前年比 94% 74% 125% 108% 98% 93%
＜国内出荷数（用途別）： 2014 年度以降＞
年度 実績 見込 予測
2014 2015 2016 2017 2018 2019
項目
業務用エアコン 【台】 839,881 773,738 793,945 817,000 822,300 848,400
店舗用 662,502 598,747 612,930 631,500 635,700 648,600
前年比 99% 90% 102% 103% 101% 102%
ビル用マルチ※
133,731 129,028 130,734 134,800 135,500 147,700
前年比 106% 96% 101% 103% 101% 109%
設備用 43,648 45,963 50,281 50,700 51,100 52,100
前年比 106% 105% 109% 101% 101% 102%
※ ビル用マルチでは、実績値から長期成分（ドレンド）を除去し、抽出された残差成分に対して分析を行った。残差成分の推移、および変動周期の分析結果は、
「Ⅶ. 参考資料 B」（26 頁）を参照。
572
477 578 616 611 668 663 599 613 632 636 649
95%
83%
121%
107%
99%
109%
99%
90%
102% 103% 101% 102%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
120%
140%
0
200
400
600
800
1,000
1,200
1,400
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
業務用エアコン（店舗用）
【単位: 千台】 【前年比: %】
109
92 104 118 125 126
134 129 131 135 136 148
100%
84%
113% 114%
106%
101% 106%
96% 101% 103% 101%
109%
0%
25%
50%
75%
100%
125%
0
50
100
150
200
250
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
業務用エアコン（ビル用マルチ）
【単位: 千台】 【前年比: %】
44.4
33.1
41.3 44.6 43.9 41.0 43.6 46.0
50.3 50.7 51.1 52.1
94%
74%
125%
108%
98%
93%
106% 105% 109%
101% 101% 102%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
120%
140%
0
10
20
30
40
50
60
70
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
業務用エアコン（設備用）
【単位: 千台】 【前年比: %】
8
3. ガスヒートポンプ（GHP）エアコン
＜ 需 要 動 向 ＞
ガ ス ヒ ー ト ポ ン プ （ G H P ） エ ア コ ン の 2 0 1 6 年 度 出 荷 数 は 、 前 年 比 2 % 減 の 3 0 , 4 7 2 台 で あ っ た 。
電 力 ・ ガ ス 小 売 全 面 自 由 化 に よ り 、 ガ ス 会 社 は 電 力 販 売 を 強 化 す る 一 方 、 ガ ス 空 調 の 販 売 が 後 回 し に な
り 、 G H P 市 場 と し て は マ イ ナ ス 要 因 と な る こ と が 予 想 さ れ る 。 電 力 会 社 の ガ ス 小 売 参 入 が プ ラ ス 要 因 と な る も
の の 、 全 体 と し て は 下 振 れ と な り 、 2 0 1 7 - 2 0 1 8 年 度 は 減 少 傾 向 と 予 想 さ れ る 。
2 0 1 9 年 度 以 降 は 回 復 に 向 か い 、 3 万 台 前 後 で 推 移 す る こ と が 予 想 さ れ る 。
＜国内出荷数： ～2013 年度＞
年度 実績
項目 2008 2009 2010 2011 2012 2013
ガスヒートポンプ（GHP）
エアコン 【台】 22,163 17,623 16,606 21,456 27,301 29,288
前年比 85% 80% 94% 129% 127% 107%
＜国内出荷数： 2014 年度以降＞
年度 実績 見込 予測
項目 2014 2015 2016 2017 2018 2019
ガスヒートポンプ（GHP）
エアコン 【台】 29,459 31,075 30,472 29,633 29,100 30,100
前年比 101% 105% 98% 97% 98% 103%
＜ 国 内 出 荷 数 ／ 前 年 比 の 推 移 ＞
外部
要因
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 年以降
消費税改定●
東京五輪開催●
22.2
17.6 16.6 21.5
27.3 29.3 29.5 31.1 30.5 29.6 29.1 30.1
85%
80%
94%
129%
127%
107%
101%
105%
98% 97% 98% 103%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
120%
140%
0
10
20
30
40
50
60
70
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
ガスヒートポンプ（GHP）エアコン
【単位: 千台】 【前年比: %】
リーマンショック● 東日本大震災●
フロン排出抑制法●
電力小売・熱供給事業自由化●
ガス小売自由化●
9
4. チリングユニット
＜ 需 要 動 向 ＞
チ リ ン グ ユ ニ ッ ト の 2 0 1 6 年 度 出 荷 数 は 、 前 年 比 1 % 減 の 1 2 , 8 9 5 台 で あ っ た 。
水 冷 式 3 0 馬 力 （ 9 0 k W ） 未 満 の 機 種 で は 、 製 造 業 向 け 需 要 、 お よ び 小 型 モ ジ ュ ー ル 化 に よ り 台 数 ベ ー ス で 増
加 が 予 想 さ れ る 。 水 冷 式 3 0 馬 力 （ 9 0 k W ） 以 上 の 機 種 で は 、 リ ニ ュ ー ア ル 案 件 、 お よ び モ ジ ュ ー ル タ イ プ を 中 心 に
横 ば い ～ 微 増 傾 向 が 予 想 さ れ る 。
空 冷 式 3 0 馬 力 （ 7 5 k W ） 未 満 の 機 種 で は 、 装 置 組 み 込 み の 冷 専 機 需 要 が 見 込 ま れ 微 増 傾 向 。 ま た 、 冷 暖 機
は イ ン バ ー タ ー 化 に よ る 省 エ ネ 性 か ら リ ニ ュ ー ア ル 案 件 が 見 込 ま れ る が 、 通 年 で 横 ば い ～ 微 減 と 予 想 さ れ る 。
空 冷 式 3 0 馬 力 （ 7 5 k W ） 以 上 の 機 種 で は 、 リ ニ ュ ー ア ル 案 件 、 都 市 開 発 、 イ ン バ ウ ン ド 需 要 、 お よ び オ リ ン ピ ッ ク
需 要 に よ り 、 中 期 的 に 増 加 傾 向 を 維 持 す る と 予 想 さ れ る 。
＜国内出荷数： ～2013 年度＞
年度 実績
項目 2008 2009 2010 2011 2012 2013
チリングユニット 【台】 8,773 7,048 8,917 9,716 12,238 12,401
前年比 94% 80% 127% 109% 126% 101%
＜国内出荷数： 2014 年度以降＞
年度 実績 見込 予測
項目 2014 2015 2016 2017 2018 2019
チリングユニット 【台】 12,594 13,047 12,895 13,300 13,400 14,000
前年比 102% 104% 99% 103% 100% 104%
＜ 国 内 出 荷 数 ／ 前 年 比 の 推 移 ＞
外部
要因
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 年以降
消費税改定●
東京五輪開催●
8.8 7.0 8.9 9.7 12.2 12.4 12.6 13.0 12.9 13.3 13.4
14.0
94%
80%
127%
109%
126%
101% 102% 104%
99% 103% 101% 104%
0%
25%
50%
75%
100%
125%
150%
0
5
10
15
20
25
30
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
チリングユニット
【単位: 千台】 【前年比: %】
ユニット換算方法の変更●
フロン排出抑制法●
リーマンショック●
（反動による回復）
電力小売・熱供給事業自由化●
ガス小売自由化●
10
＜国内出荷数（能力別）： ～2013 年度＞
年度 実績
2008 2009 2010 2011 2012 2013
項目
チリングユニット 【台】 8,773 7,048 8,917 9,716 12,238 12,401
水冷式 30 馬力（90kW）未満 1,546 991 1,570 1,855 1,487 1,521
前年比 87% 64% 158% 118% 80% 102%
水冷式 30 馬力（90kW）以上 692 956 1,044 1,056 992 908
前年比 80% 138% 109% 101% 94% 92%
空冷式 30 馬力（75kW）未満 3,779 2,495 2,791 2,887 2,914 3,288
前年比 94% 66% 112% 103% 101% 113%
空冷式 30 馬力（75kW）以上 2,756 2,606 3,512 3,918 6,845 6,684
前年比 101% 95% 135% 112% 175% 98%
＜国内出荷数（能力別）： 2014 年度以降＞
年度 実績 見込 予測
2014 2015 2016 2017 2018 2019
項目
チリングユニット 【台】※
12,594 13,047 12,895 13,300 13,400 14,000
水冷式 30 馬力（90kW）未満 1,631 1,742 1,647 1,700 1,710 1,780
前年比 107% 107% 95% 103% 101% 104%
水冷式 30 馬力（90kW）以上 1,078 1,036 974 1,000 990 1,030
前年比 119% 96% 94% 103% 99% 104%
空冷式 30 馬力（75kW）未満 2,958 3,172 3,069 3,030 3,020 3,040
前年比 90% 107% 97% 99% 100% 101%
空冷式 30 馬力（75kW）以上 6,927 7,097 7,205 7,600 7,650 8,120
前年比 104% 102% 102% 105% 101% 105%
※2017 年度の見込値（出荷数合計）、および 2018-2019 年度の予測値（出荷数合計）は、100 台未満を四捨五入
＜冷却方式／能力別の出荷数推移＞
27.6 26.1 35.1 39.2 68.5 66.8 69.3 71.0
72.1 76.0 77.3 80.1
101%
95%
135%
112%
175%
98% 104%
102% 102% 105% 102% 104%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
120%
140%
160%
180%
0
20
40
60
80
100
120
140
160
180
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
…
2018
…
2019
…
チリングユニット（空冷式／30馬力
以上）
15.5
9.9
15.7 18.6 14.9 15.2 16.3 17.4 16.5 17.0 17.1 17.8
87%
64%
158%
118%
80%
102% 107% 107%
95%
103% 101% 104%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
120%
140%
160%
0
5
10
15
20
25
30
35
40
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
【単位: 百台】
水冷式30馬力（90kW）未満 【前年比: %】
6.9 9.6 10.4 10.6 9.9 9.1 10.8 10.4 9.7 10.0 9.9 10.3
80%
138%
109%
101%
94%
92%
119%
96% 94% 103% 99% 104%
0%
25%
50%
75%
100%
125%
150%
0
5
10
15
20
25
30
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
【単位: 百台】
水冷式30馬力（90kW）以上 【前年比: %】
37.8
25.0 27.9 28.9 29.1
32.9
29.6 31.7 30.7 30.3 30.2 30.4
94%
66%
112%
103%
101%
113%
90%
107%
97% 99% 100% 101%
0%
25%
50%
75%
100%
125%
0
10
20
30
40
50
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
【単位: 百台】
空冷式30馬力（75kW）未満 【前年比: %】
27.6 26.1 35.1 39.2
68.5 66.8 69.3 71.0 72.1 76.0 76.5 81.2
101%
95%
135%
112%
175%
98%
104% 102% 102% 105% 101% 106%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
120%
140%
160%
180%
0
20
40
60
80
100
120
140
160
180
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
【単位: 百台】
空冷式30馬力（75kW）以上 【前年比: %】
11
5. 大形冷凍機（吸収式）
＜ 需 要 動 向 ＞
大 形 冷 凍 機 （ 吸 収 式 ） の 2 0 1 6 年 度 出 荷 数 は 、 前 年 比 6 % 増 の 1 , 7 3 0 台 で あ っ た 。
2 0 1 0 年 ま で 続 い た 急 激 な 減 少 傾 向 は 既 に 底 を 打 ち 、 近 年 は 台 数 ・ 容 量 と も 持 ち 直 し の 傾 向 に あ る 。
8 0 R T 以 下 の 機 種 で は 、 リ ニ ュ ー ア ル 需 要 の 中 で 空 冷 モ ジ ュ ー ル チ ラ ー 等 へ の 置 き 換 え が 進 み 、 横 ば い ～
微 減 の 推 移 と 予 想 さ れ る 。
8 1 R T 以 上 の 機 種 に つ い て も 、 空 冷 モ ジ ュ ー ル チ ラ ー 等 へ の 置 き 換 え が 進 む が 、 2 0 1 8 - 2 0 1 9 年 に か け て の
オ リ ン ピ ッ ク 需 要 、 都 市 開 発 、 お よ び 景 気 回 復 傾 向 な ど を 受 け 、 横 ば い ～ 微 増 の 推 移 と 予 想 さ れ る 。
ま た 全 体 動 向 と し て 、 台 数 ベ ー ス で は 横 ば い と な る が 、 都 市 開 発 等 で 大 容 量 機 種 の 比 率 が 高 ま り 、 容 量
ベ ー ス （ 総 冷 凍 ト ン ） で は 増 加 傾 向 に あ る と 予 想 さ れ る 。
＜国内出荷数： ～2013 年度＞
年度 実績
項目 2008 2009 2010 2011 2012 2013
大形冷凍機（吸収式） 【台】 1,662 1,411 1,378 1,361 1,472 1,669
前年比 85% 85% 98% 99% 108% 113%
＜国内出荷数： 2014 年度以降＞
年度 実績 見込 予測
項目 2014 2015 2016 2017 2018 2019
大形冷凍機（吸収式） 【台】 1,517 1,629 1,730 1,679 1,680 1,700
前年比 91% 107% 106% 97% 100% 101%
＜ 国 内 出 荷 数 ／ 前 年 比 の 推 移 ＞
外部
要因
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 年以降
消費税改定●
東京五輪開催●
16.6
14.1 13.8 13.6 14.7 16.7 15.2 16.3 17.3 16.8 16.8 17.0
85% 85%
98% 99%
108% 113%
91%
107% 106%
97% 100% 101%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
120%
0
5
10
15
20
25
30
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
大形冷凍機（吸収式）
【単位: 百台】 【前年比: %】
国家戦略特区整備事業の着工●
省エネ法改正●
リーマンショック● 東日本大震災●
電力小売・熱供給事業自由化●
ガス小売り自由化●
12
＜ 能 力 別 の 出 荷 数 推 移 、 お よ び 容 量 ベ ー ス （ 総 冷 凍 ト ン ） の 推 移 ＞
＜能力別出荷数、総冷凍トン： ～2013 年度＞
年度 実績
2008 2009 2010 2011 2012 2013
項目
大形冷凍機（吸収式） 【台】 1,662 1,411 1,378 1,361 1,472 1,669
80RT 以下 771 631 667 588 574 711
前年比 95% 82% 106% 88% 98% 124%
81RT 以上 893 778 711 773 898 958
前年比 79% 87% 91% 109% 116% 107%
総冷凍トン 【RT】 287,056 248,355 228,170 245,679 276,125 287,070
前年比 83% 87% 92% 108% 112% 104%
＜能力別出荷数、総冷凍トン： 2014 年度以降＞
年度 実績 見込 予測
2014 2015 2016 2017 2018 2019
項目
大形冷凍機（吸収式） 【台】※
1,517 1,629 1,730 1,679 1,680 1,700
80RT 以下 647 715 812 800 778 793
前年比 91% 111% 114% 99% 97% 102%
81RT 以上 870 914 918 900 902 909
前年比 91% 105% 100% 98% 100% 101%
総冷凍トン 【RT】 255,805 280,815 268,255 281,781 284,500 301,000
前年比 89% 110% 96% 105% 101% 106%
※2018-2019 年の予測値（出荷数合計）は、10 台未満を四捨五入
771
631 667 588 574 711 647 715 812 800 778 793
95%
82%
106%
88%
98%
124%
91%
111% 114%
99% 97% 102%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
120%
140%
0
200
400
600
800
1,000
1,200
1,400
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
大形冷凍機（吸収式）80RT以下
【単位: 台】 【前年比: %】
893
778 711 773 898 958 870 914 918 900 902 909
79%
87% 91%
109%
116%
107%
91%
105%
100% 98% 100% 101%
0%
25%
50%
75%
100%
125%
0
250
500
750
1,000
1,250
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
大形冷凍機（吸収式）81RT以上
【単位: 台】 【前年比: %】
287
248 228 246 276 287 256 281 268 282 285 301
83% 87%
92%
108% 112%
104%
89%
110%
96%
105%
101% 106%
0%
25%
50%
75%
100%
125%
0
100
200
300
400
500
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
大形冷凍機（吸収式）総RT
【単位: 千RT】 【前年比: %】
13
6. 大形冷凍機（遠心式）
＜ 需 要 動 向 ＞
大 形 冷 凍 機 （ 遠 心 式 ） の 2 0 1 6 年 度 出 荷 数 は 、 前 年 比 7 % 減 の 2 6 8 台 で あ っ た 。
大 型 冷 凍 機 全 体 と し て は 、 企 業 の 投 資 意 欲 の 改 善 、 お よ び オ リ ン ピ ッ ク に 向 け た 都 市 開 発 等 に よ り 、 2 0 2 0
年 に 向 け て 微 増 し て い く こ と が 予 想 さ れ る 。
6 0 0 R T 未 満 の 機 種 で は 、 リ ニ ュ ー ア ル 需 要 を 中 心 に 、 1 ～ 2 台 の 小 口 需 要 の 積 み 重 ね が 主 体 と な る 。 市
場 全 体 は オ リ ン ピ ッ ク 需 要 に よ り 拡 大 傾 向 に あ る も の の 、 モ ジ ュ ー ル チ ラ ー 等 の 他 方 式 熱 源 と の 競 争 も 激 し
く 、 横 ば い ～ 微 増 傾 向 と 予 想 さ れ る 。
6 0 0 R T 以 上 の 機 種 で は 、 地 冷 向 け の 更 新 需 要 が 継 続 す る 。 ま た 、 モ ジ ュ ー ル チ ラ ー と も 棲 み 分 け る 形 で 、
大 型 設 備 の 需 要 が 期 待 で き 、 微 増 傾 向 を 維 持 す る と 予 想 さ れ る 。
＜国内出荷数： ～2013 年度＞
年度 実績
項目 2008 2009 2010 2011 2012 2013
大形冷凍機（遠心式） 【台】 606 403 411 396 367 295
前年比 103% 67% 102% 96% 93% 80%
＜国内出荷数： 2014 年度以降＞
年度 実績 見込 予測
項目 2014 2015 2016 2017 2018 2019
大形冷凍機（遠心式） 【台】 256 288 268 277 280 290
前年比 87% 113% 93% 103% 101% 104%
＜ 国 内 出 荷 数 ／ 前 年 比 の 推 移 ＞
外部
要因
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 年以降
消費税改定●
東京五輪開催●
606
403 411 396 367
295 256 288 268 277 280 290
103%
67%
102%
96%
93%
80% 87%
113%
93%
103% 101% 104%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
120%
140%
0
100
200
300
400
500
600
700
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
大形冷凍機（遠心式）
【単位: 台】 【前年比: %】
国家戦略特区整備事業の着工●
省エネ法改正●
リーマンショック●
東日本大震災●
フロン排出抑制法● ●ガス小売自由化
電力小売・熱供給事業自由化●
14
＜ 能 力 別 の 出 荷 数 推 移 、 お よ び 容 量 ベ ー ス （ 総 冷 凍 ト ン ） の 推 移 ＞
＜能力別出荷数、総冷凍トン： ～2013 年度＞
年度 実績
2008 2009 2010 2011 2012 2013
項目
大形冷凍機（遠心式） 【台】 606 403 411 396 367 295
600RT 未満 332 277 293 253 255 197
前年比 102% 83% 106% 86% 101% 77%
600RT 以上 274 126 118 143 112 98
前年比 104% 46% 94% 121% 78% 88%
総冷凍トン 【RT】 437,994 212,796 212,611 246,970 192,620 168,128
前年比 99% 49% 100% 116% 78% 87%
＜能力別出荷数、総冷凍トン： 2014 年度以降＞
年度 実績 見込 予測
2014 2015 2016 2017 2018 2019
項目
大形冷凍機（遠心式） 【台】※
256 288 268 277 280 290
600RT 未満 175 169 164 169 164 172
前年比 89% 97% 97% 103% 97% 105%
600RT 以上 81 119 104 108 113 116
前年比 83% 147% 87% 104% 105% 103%
総冷凍トン 【RT】 144,973 181,879 158,630 179,720 182,800 191,600
前年比 86% 125% 87% 113% 102% 105%
※2018-2019 年の予測値（出荷数合計）は、10 台未満を四捨五入
438
213 213 247
193 168 145 182 159 180 183 192
99%
49%
100%
116%
78%
87%
86%
125%
87%
113%
102% 105%
0%
25%
50%
75%
100%
125%
150%
0
100
200
300
400
500
600
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
大形冷凍機（遠心式）総RT
【単位: 千RT】 【前年比: %】
274
126 118 143 112 98 81 119 104 108 113 116
104%
46%
94%
121%
78%
88%
83%
147%
87%
104% 105% 103%
0%
25%
50%
75%
100%
125%
150%
0
100
200
300
400
500
600
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
大形冷凍機（遠心式）600RT以上
【単位: 台】 【前年比: %】
332
277 293 253 255
197 175 169 164 169 164 172
102%
83%
106%
86%
101%
77%
89%
97% 97% 103% 97%
105%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
120%
140%
0
100
200
300
400
500
600
700
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
大形冷凍機（遠心式）600RT未満
【単位: 台】 【前年比: %】
15
7. ファンコイルユニット
＜ 需 要 動 向 ＞
フ ァ ン コ イ ル ユ ニ ッ ト の 2 0 1 6 年 度 出 荷 数 は 、 前 年 比 9 % 減 の 7 6 , 8 1 2 台 で あ っ た 。
2 0 1 6 年 度 の 減 少 は 、 建 築 の 選 別 受 注 に よ り 、 年 度 末 の 更 新 物 件 の 駆 け 込 み が な く な っ た こ と が 要 因 と 思
わ れ る 。
2 0 1 7 年 度 以 降 の プ ラ ス 要 因 と し て 、 オ リ ン ピ ッ ク に 向 け た 都 市 開 発 事 業 、 イ ン バ ウ ン ド 需 要 が 期 待 さ れ る が 、
他 方 で は ビ ル マ ル 空 調 方 式 の 物 件 増 加 に よ る 需 要 減 少 も 予 想 さ れ 、 全 体 と し て は ほ ぼ 横 ば い の 推 移 と 予
想 さ れ る 。
＜国内出荷数： ～2013 年度＞
年度 実績
項目 2008 2009 2010 2011 2012 2013
ファンコイルユニット 【台】 95,929 77,036 79,846 85,330 93,890 84,177
前年比 86% 80% 104% 107% 110% 90%
＜国内出荷数： 2014 年度以降＞
年度 実績 見込 予測
項目 2014 2015 2016 2017 2018 2019
ファンコイルユニット 【台】 81,693 84,302 76,812 77,000 77,200 76,400
前年比 97% 103% 91% 100% 100% 99%
＜ 国 内 出 荷 数 ／ 前 年 比 の 推 移 ＞
外部
要因
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 年以降
消費税改定●
東京五輪開催●
95.9
77.0 79.8 85.3
93.9
84.2 81.7 84.3 76.8 77.0 77.2 76.4
86%
80%
104% 107%
110%
90%
97%
103%
91%
100% 100%
99%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
120%
0
25
50
75
100
125
150
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
ファンコイルユニット
【単位: 千台】 【前年比: %】
省エネ法改正●
リーマンショック● 東日本大震災●
国家戦略特区整備事業の着工●
16
8. エアハンドリングユニット
＜ 需 要 動 向 ＞
エ ア ハ ン ド リ ン グ ユ ニ ッ ト の 2 0 1 6 年 度 出 荷 数 は 、 前 年 比 1 2 % 減 の 1 5 , 9 5 4 台 で あ っ た 。
2 0 1 6 年 度 の 減 少 は 、 大 都 市 圏 （ 関 東 ・ 近 畿 ・ 中 部 ） の 落 ち 込 み 、 お よ び 熊 本 震 災 等 が 要 因 と 考 え ら れ
る 。
2 0 1 7 年 度 以 降 は 、 リ ニ ュ ー ア ル 案 件 、 オ リ ン ピ ッ ク 向 け の 都 市 開 発 、 お よ び イ ン バ ウ ン ド 需 要 に よ り 、 中 期
的 に 増 加 傾 向 を 示 す と 予 想 さ れ る 。
＜国内出荷数： ～2013 年度＞
年度 実績
項目 2008 2009 2010 2011 2012 2013
エアハンドリングユニット 【台】 18,930 16,466 15,115 18,694 16,627 15,798
前年比 98% 87% 92% 124% 89% 95%
＜国内出荷数： 2014 年度以降＞
年度 実績 見込 予測
項目 2014 2015 2016 2017 2018 2019
エアハンドリングユニット 【台】 16,451 18,223 15,954 16,500 16,100 16,900
前年比 104% 111% 88% 103% 98% 105%
＜ 国 内 出 荷 数 ／ 前 年 比 の 推 移 ＞
外部
要因
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 年以降
消費税改定●
東京五輪開催●
18.9
16.5 15.1 18.7 16.6 15.8 16.5 18.2 16.0 16.5 16.1 16.9
98%
87% 92%
124%
89% 95%
104% 111%
88%
103%
98% 105%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
120%
140%
0
5
10
15
20
25
30
35
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
エアハンドリングユニット
【単位: 千台】 【前年比: %】
省エネ法改正●
リーマンショック● 東日本大震災● 国家戦略特区整備事業の着工●
17
9. 冷凍冷蔵ショーケース（内蔵型）
＜ 需 要 動 向 ＞
冷 凍 冷 蔵 シ ョ ー ケ ー ス （ 内 蔵 型 ） の 2 0 1 6 年 度 出 荷 数 は 、 前 年 比 1 % 増 の 1 8 4 , 8 4 6 台 で あ っ た 。
今 後 の プ ラ ス 要 因 と し て は 、 コ ン ビ ニ 等 の 環 境 配 慮 ・ コ ス ト 削 減 ・ 省 エ ネ 化 、 オ リ ン ピ ッ ク 需 要 、 お よ び 省 エ ネ
法 ト ッ プ ラ ン ナ ー 制 度 に よ る 入 れ 替 え 需 要 等 が 期 待 さ れ る 。
＜国内出荷数： ～2013 年度＞
年度 実績
項目 2008 2009 2010 2011 2012 2013
冷凍冷蔵ショーケース
（内蔵型） 【台】 159,502 150,605 161,025 178,666 166,673 183,987
前年比 97% 94% 107% 111% 93% 110%
＜国内出荷数： 2014 年度以降＞
年度 実績 見込 予測
項目 2014 2015 2016 2017 2018 2019
冷凍冷蔵ショーケース
（内蔵型） 【台】 186,950 182,892 184,846 176,000 180,600 180,500
前年比 102% 98% 101% 95% 103% 100%
＜ 国 内 出 荷 数 ／ 前 年 比 の 推 移 ＞
外部
要因
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 年以降
消費税改定●
東京五輪開催●
160 151 161 179 167 184 187 183 185 176 181 181
97%
94%
107% 111%
93%
110%
102%
98% 101%
95% 103% 100%
0%
25%
50%
75%
100%
125%
0
50
100
150
200
250
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
冷凍冷蔵ショーケース（内蔵型）
【単位: 千台】 【前年比: %】
省エネ法改正● フロン排出抑制法●
●リーマンショック ●東日本大震災 省エネ法トップランナー施行●
18
10. 冷凍冷蔵ショーケース（別置型）
＜ 需 要 動 向 ＞
冷 凍 冷 蔵 シ ョ ー ケ ー ス （ 別 置 型 ） の 2 0 1 6 年 度 出 荷 数 は 、 前 年 比 2 % 増 の 1 2 7 , 5 0 6 台 で あ っ た 。
中 期 的 に ほ ぼ 横 ば い 推 移 と 予 想 す る が 、 今 後 も オ リ ン ピ ッ ク 開 催 の 影 響 、 お よ び ス ー パ ー ・ ド ラ ッ グ ス ト ア 等
の 店 舗 改 造 な ど の 需 要 は 継 続 す る と 考 え ら れ る 。
＜国内出荷数： ～2013 年度＞
年度 実績
項目 2008 2009 2010 2011 2012 2013
冷凍冷蔵ショーケース
（別置型） 【台】 85,811 84,168 82,934 97,584 131,420 117,144
前年比 89% 98% 99% 118% 135% 89%
＜国内出荷数： 2014 年度以降＞
年度 実績 見込 予測
項目 2014 2015 2016 2017 2018 2019
冷凍冷蔵ショーケース
（別置型） 【台】 151,609 125,233 127,506 133,000 131,300 130,000
前年比 129% 83% 102% 104% 99% 99%
＜ 国 内 出 荷 数 ／ 前 年 比 の 推 移 ＞
外部
要因
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 年以降
消費税改定●
東京五輪開催●
86 84 83 98
131 117 152 125 128 133 131 130
89%
98% 99%
118%
135%
89%
129%
83%
102% 104%
99% 99%
0%
25%
50%
75%
100%
125%
150%
0
50
100
150
200
250
300
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
冷凍冷蔵ショーケース（別置型）
【単位: 千台】 【前年比: %】
省エネ法改正● フロン排出抑制法●
●リーマンショック ●東日本大震災
19
11. 輸送用冷凍ユニット
＜ 需 要 動 向 ＞
輸 送 用 冷 凍 ユ ニ ッ ト の 2 0 1 6 年 度 出 荷 数 は 、 前 年 比 1 0 % 増 の 3 3 , 0 0 1 台 で あ っ た 。
排 ガ ス 規 制 車 、 高 年 式 車 の 代 替 需 要 、 株 価 上 昇 を 含 む 経 済 の 安 定 、 お よ び オ リ ン ピ ッ ク 需 要 等 に よ り 、
2 0 1 7 年 度 ま で は 増 加 を 維 持 す る が 、 2 0 1 8 年 以 降 は ほ ぼ 横 ば い で 推 移 す る こ と が 予 想 さ れ る 。
＜国内出荷数： ～2013 年度＞
年度 実績
項目 2008 2009 2010 2011 2012 2013
輸送用冷凍ユニット 【台】 23,455 22,862 24,000 20,831 23,443 25,223
前年比 91% 97% 105% 87% 113% 108%
＜国内出荷数： 2014 年度以降＞
年度 実績 見込 予測
項目 2014 2015 2016 2017 2018 2019
輸送用冷凍ユニット 【台】 26,942 29,933 33,001 34,700 34,100 34,400
前年比 107% 111% 110% 105% 98% 101%
＜ 国 内 出 荷 数 ／ 前 年 比 の 推 移 ＞
外部
要因
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 年以降
消費税改定●
東京五輪開催●
23.5 22.9 24.0 20.8 23.4 25.2 26.9
29.9 33.0 34.7 34.1 34.4
91%
97%
105%
87%
113%
108% 107% 111% 110%
105%
98% 101%
0%
25%
50%
75%
100%
125%
0
10
20
30
40
50
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
輸送用冷凍ユニット
【単位: 千台】 【前年比: %】
省エネ法改正●
フロン排出抑制法●
●リーマンショック ●東日本大震災
20
12. コンデンシングユニット
＜ 需 要 動 向 ＞
コ ン デ ン シ ン グ ユ ニ ッ ト の 2 0 1 6 年 度 出 荷 数 は 、 前 年 比 2 % 減 の 9 1 , 2 5 4 台 で あ っ た 。
今 後 2 ～ 3 年 は オ リ ン ピ ッ ク に よ る 設 備 の リ ニ ュ ー ア ル 需 要 、 お よ び 低 G W P 化 へ の 転 換 需 要 が 期 待 さ れ 、
微 増 傾 向 が 続 く こ と が 予 想 さ れ る 。
全 密 閉 形 で は 、 引 き 続 き 減 少 が 予 想 さ れ る が 、 今 後 I o T 機 器 の 開 発 に 伴 い 、 装 置 メ ー カ ー 向 け 全 密 閉 形
冷 凍 機 も 今 後 伸 長 す る 可 能 性 が あ る 。
半 密 閉 ・ ス ク ロ ー ル 形 は 、 オ リ ン ピ ッ ク に 向 け た 設 備 更 新 需 要 等 か ら 、 引 き 続 き 全 体 需 要 を 押 し 上 げ る と 予
想 さ れ る 。
＜国内出荷数： ～2013 年度＞
年度 実績
項目 2008 2009 2010 2011 2012 2013
コンデンシングユニット 【台】 80,312 80,922 90,677 97,716 91,438 91,019
前年比 86% 101% 112% 108% 94% 100%
＜国内出荷数： 2014 年度以降＞
年度 実績 見込 予測
項目 2014 2015 2016 2017 2018 2019
コンデンシングユニット 【台】 83,663 92,841 91,254 93,300 94,900 95,100
前年比 92% 111% 98% 102% 102% 100%
＜ 国 内 出 荷 数 ／ 前 年 比 の 推 移 ＞
外部
要因
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 年以降
消費税改定●
東京五輪開催●
80.3 80.9 90.7 97.7 91.4 91.0 83.7 92.8 91.3 93.3 94.9 95.1
86%
101%
112%
108%
94% 100%
92%
111%
98% 102% 102% 100%
0%
25%
50%
75%
100%
125%
0
30
60
90
120
150
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
コンデンシングユニット
【単位: 千台】 【前年比: %】
省エネ法改正● フロン排出抑制法●
●リーマンショック ●東日本大震災
21
＜ 全密閉形、半密閉形の出荷数推移＞
＜国内出荷数： ～2013 年度＞
年度 実績
2008 2009 2010 2011 2012 2013
項目
コンデンシングユニット 【台】※
80,312 80,922 90,677 97,716 91,438 91,019
全密閉形 （台） 52,530 53,848 60,708 65,699 51,606 52,852
前年比 83% 103% 113% 108% 79% 102%
半密閉形 （台） 27,263 26,979 29,958 32,017 39,832 38,167
前年比 94% 99% 111% 107% 124% 96%
※ 2010 年度以前の総出荷数には開放形の数量が含まれるため、全密閉形・半密閉形の合計値とは異なる。
＜国内出荷数： 2014 年度以降＞
年度 実績 見込 予測
2014 2015 2016 2017 2018 2019
項目
コンデンシングユニット 【台】 83,663 92,841 91,254 93,300 94,900 95,100
全密閉形 （台） 44,123 51,657 47,503 46,000 43,500 43,100
前年比 83% 117% 92% 97% 95% 99%
半密閉形 （台） 39,540 41,184 43,751 47,300 51,400 52,000
前年比 104% 104% 106% 108% 109% 101%
52.5 53.8 60.7
65.7
51.6 52.9
44.1 51.7 47.5 46.0 43.5 43.1
83%
103%
113%
108%
79%
102%
83%
117%
92%
97%
95% 99%
0%
25%
50%
75%
100%
125%
0
20
40
60
80
100
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
コンデンシングユニット（全密閉形）
【単位: 千台】 【前年比: %】
27.3 27.0 30.0 32.0
39.8 38.2 39.5 41.2 43.8
47.3 51.4 52.0
94% 99%
111%
107%
124%
96%
104% 104%
106%
108% 109%
101%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
120%
140%
0
10
20
30
40
50
60
70
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
コンデンシングユニット（半密閉形）
【単位: 千台】 【前年比: %】
22
13. 業務用冷凍冷蔵庫
＜ 需 要 動 向 ＞
業 務 用 冷 凍 冷 蔵 庫 の 2 0 1 6 年 度 出 荷 数 は 、 前 年 比 4 % 増 の 2 2 7 , 6 1 0 台 で あ っ た 。
今 後 は オ リ ン ピ ッ ク に 向 け た 需 要 と と も に 、 省 エ ネ 化 、 ラ ン ニ ン グ コ ス ト 低 減 、 お よ び 衛 生 管 理 レ ベ ル 向 上 に
向 け た 更 新 需 要 も 期 待 さ れ る た め 、 中 期 的 に 増 加 傾 向 を 維 持 す る と 予 想 さ れ る 。
そ の 他 、 医 療 ・ 福 祉 施 設 の 移 転 、 新 設 、 学 校 給 食 セ ン タ ー 等 の 設 備 投 資 も プ ラ ス 要 因 と し て 期 待 さ れ る 。
＜国内出荷数： ～2013 年度＞
年度 実績
項目 2008 2009 2010 2011 2012 2013
業務用冷凍冷蔵庫 【台】 170,734 152,441 160,514 165,471 180,068 194,312
前年比 101% 89% 105% 103% 109% 108%
＜国内出荷数： 2014 年度以降＞
年度 実績 見込 予測
項目 2014 2015 2016 2017 2018 2019
業務用冷凍冷蔵庫 【台】 196,694 218,244 227,610 235,000 243,600 258,300
前年比 101% 111% 104% 103% 104% 106%
＜ 国 内 出 荷 数 ／ 前 年 比 の 推 移 ＞
外部
要因
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 年以降
消費税改定●
東京五輪開催●
171
152 161 165 180
194 197 218 228
235 244 258
101%
89%
105% 103% 109% 108%
101% 111% 104% 103% 104% 106%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
120%
0
50
100
150
200
250
300
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
業務用冷凍冷蔵庫
【単位: 千台】 【前年比: %】
省エネ法改正● フロン排出抑制法●
●東日本大震災 省エネ法トップランナー施行●
●リーマンショック
23
14. 製氷機
＜ 需 要 動 向 ＞
製 氷 機 の 2 0 1 6 年 度 出 荷 数 は 、 前 年 比 8 % 増 の 7 2 , 0 0 7 台 で あ っ た 。
中 期 的 に 横 ば い 推 移 を 予 想 す る が 、 熱 中 症 対 策 と し て 学 校 に 設 置 さ れ た こ と を 背 景 に 安 定 需 要 が 見 込
ま れ 、 オ リ ン ピ ッ ク 来 場 者 対 策 や 飲 食 店 、 宿 泊 施 設 の 増 加 も 今 後 の プ ラ ス 要 因 と し て 期 待 さ れ る 。
＜国内出荷数： ～2013 年度＞
年度 実績
項目 2008 2009 2010 2011 2012 2013
製氷機 【台】 55,585 50,885 52,227 53,776 55,779 62,659
前年比 95% 92% 103% 103% 104% 112%
＜国内出荷数： 2014 年度以降＞
年度 実績 見込 予測
項目 2014 2015 2016 2017 2018 2019
製氷機 【台】 63,125 66,533 72,007 71,000 70,100 69,700
前年比 101% 105% 108% 99% 99% 99%
＜ 国 内 出 荷 数 ／ 前 年 比 の 推 移 ＞
外部
要因
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 年以降
消費税改定●
東京五輪開催●
55.6 50.9 52.2 53.8 55.8 62.7 63.1 66.5
72.0 71.0 70.1 69.7
95%
92%
103% 103% 104%
112%
101% 105% 108%
99% 99% 99%
0%
25%
50%
75%
100%
125%
0
20
40
60
80
100
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
製氷機
【単位: 千台】 【前年比: %】
省エネ法改正● フロン排出抑制法●
●東日本大震災
●リーマンショック
24
15. 冷水機
＜ 需 要 動 向 ＞
冷 水 機 の 2 0 1 6 年 度 出 荷 数 は 、 前 年 比 8 % 減 の 1 3 , 2 5 5 台 で あ っ た 。
学 校 ・ 公 共 機 関 に お け る 熱 中 症 対 策 で の 需 要 は あ る も の の 、 衛 生 管 理 や 設 置 場 所 が 限 定 さ れ る 製 品 で
あ り 入 れ 替 え 需 要 は 低 い 。 長 期 的 に 出 荷 数 は 減 少 し て お り 、 今 後 も そ の 傾 向 を 維 持 す る と 予 想 さ れ る。
＜国内出荷数： ～2013 年度＞
年度 実績
項目 2008 2009 2010 2011 2012 2013
冷水機 【台】 21,117 17,146 19,302 18,694 17,532 17,112
前年比 82% 81% 113% 97% 94% 98%
＜国内出荷数： 2014 年度以降＞
年度 実績 見込 予測
項目 2014 2015 2016 2017 2018 2019
冷水機 【台】 14,923 14,462 13,255 13,000 12,200 11,600
前年比 87% 97% 92% 98% 93% 95%
＜ 国 内 出 荷 数 ／ 前 年 比 の 推 移 ＞
外部
要因
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 年以降
消費税改定●
東京五輪開催●
21.1
17.1 19.3 18.7 17.5 17.1 14.9 14.5 13.3 13.0 12.2 11.6
82% 81%
113%
97%
94% 98%
87%
97%
92% 98% 94% 95%
0%
25%
50%
75%
100%
125%
0
10
20
30
40
50
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
（見込）
2018
（予測）
2019
（予測）
冷水機
【単位: 千台】 【前年比: %】
省エネ法改正● フロン排出抑制法●
●東日本大震災
●リーマンショック
25
Ⅶ. 参考資料
A. 出荷数一覧（1986-2016 年度; 会計年度別）
【単位: 台】
会計
年度
家庭用
エアコン
業務用エアコン
ガスヒート
ポンプ（GHP）
エアコン
チリングユニット
（合計） 店舗用 ビル用マルチ 設備用 （合計）
水冷式
30 馬力
（90kW）未満
水冷式
30 馬力
（90kW）以上
空冷式
30 馬力
（75kW）未満
空冷式
30 馬力
（75kW）以上
1986 3,646,413 563,023 － － － － 13,795 － － － －
1987 4,218,736 646,619 － － － － 13,857 － － － －
1988 4,552,774 742,413 － － － － 14,036 － － － －
1989 5,066,673 832,720 － － － － 13,543 － － － －
1990 6,590,422 1,002,068 － － － － 14,739 － － － －
1991 7,364,120 1,054,881 － － － － 14,103 － － － －
1992 5,680,544 880,376 － － － － 11,434 － － － －
1993 5,081,736 740,123 － － － － 10,683 － － － －
1994 7,316,391 772,772 － － － － 11,081 － － － －
1995 7,988,333 819,257 － － － 33,974 11,449 － － － －
1996 8,248,031 843,411 708,931 67,338 67,142 39,142 12,178 － － － －
1997 6,272,249 734,374 608,393 66,470 59,511 39,833 11,322 － － － －
1998 6,724,606 654,495 541,317 62,768 50,410 40,180 9,841 － － － －
1999 6,437,707 633,637 530,256 61,012 42,369 45,850 8,545 － － － －
2000 7,192,303 708,306 590,783 67,505 50,018 49,636 9,804 － － － －
2001 7,521,359 725,349 603,606 68,156 53,587 42,821 9,466 － － － －
2002 6,866,051 648,201 528,318 75,026 44,857 40,843 8,634 － － － －
2003 6,465,568 684,871 554,536 80,524 49,811 40,446 8,655 1,701 829 4,040 2,085
2004 7,036,933 758,554 617,577 87,225 53,752 38,170 9,045 1,724 867 4,034 2,420
2005 7,573,317 807,954 652,821 97,311 57,822 35,868 9,911 2,144 914 4,231 2,622
2006 7,416,903 782,299 624,676 106,157 51,466 30,690 9,428 1,742 847 4,224 2,615
2007 7,382,136 756,975 601,069 108,813 47,093 26,149 9,371 1,768 867 4,008 2,728
2008 7,579,023 724,946 571,512 109,021 44,413 22,163 8,773 1,546 692 3,779 2,756
2009 6,906,155 601,629 476,943 91,625 33,061 17,623 7,048 991 956 2,495 2,606
2010 8,338,230 722,566 577,607 103,673 41,286 16,606 8,917 1,570 1,044 2,791 3,512
2011 8,302,926 778,255 615,729 117,914 44,612 21,456 9,716 1,855 1,056 2,887 3,918
2012 8,520,979 780,281 611,351 124,996 43,934 27,301 12,238 1,487 992 2,914 6,845
2013 9,422,757 834,787 667,975 125,815 40,997 29,288 12,401 1,521 908 3,288 6,684
2014 8,094,015 839,881 662,502 133,731 43,648 29,459 12,594 1,631 1,078 2,958 6,927
2015 8,165,934 773,738 598,747 129,028 45,963 31,075 13,047 1,742 1,036 3,172 7,097
2016 8,527,516 793,945 612,930 130,734 50,281 30,472 12,895 1,647 974 3,069 7,205
【単位: 台】
会計
年度
大形冷凍機（吸収式） 大形冷凍機（遠心式）
ファンコイル
ユニット
エアハンドリング
ユニット
冷凍冷蔵
ショーケース
（内蔵型）
冷凍冷蔵
ショーケース
（別置型）
輸送用
冷凍ユニット
（合計） 80RT 以下 81RT 以上 （合計） 600RT 未満 600RT 以上
1986 － － － － － － 306,470 15,673 366,170 87,000 －
1987 － － － － － － 303,728 18,130 389,342 87,245 －
1988 － － － － － － 298,981 22,692 399,919 93,357 －
1989 － － － － － － 321,529 26,414 394,983 87,333 －
1990 － － － － － － 313,031 31,423 411,984 88,479 －
1991 － － － － － － 302,347 35,666 385,494 92,738 －
1992 － － － － － － 283,041 33,054 358,205 91,842 －
1993 － － － － － － 292,877 32,197 356,861 95,492 －
1994 4,653 － － 238 － － 286,296 30,060 376,108 118,508 －
1995 4,807 － － 395 － － 294,361 32,748 362,770 138,867 －
1996 4,505 － － 363 － － 306,488 32,067 361,872 131,431 －
1997 4,286 － － 340 － － 280,398 32,907 315,721 122,156 －
1998 3,922 － － 251 － － 255,881 29,936 318,902 105,707 －
1999 3,492 － － 284 － － 232,481 25,777 294,457 94,241 －
2000 3,405 － － 410 － － 209,494 28,161 291,621 106,147 －
2001 3,076 － － 319 － － 188,151 27,508 280,706 82,889 －
2002 2,879 － － 260 － － 183,883 24,212 267,956 104,249 －
2003 2,878 － － 349 － － 154,205 22,719 193,794 107,004 33,128
2004 2,639 667 711 431 258 173 142,525 24,302 195,164 106,139 28,523
2005 2,396 977 1,419 453 413 339 121,779 22,451 190,430 104,554 30,189
2006 2,204 832 1,372 536 265 271 126,332 24,256 183,778 101,998 29,483
2007 1,949 813 1,136 588 324 264 111,460 19,280 164,663 96,472 25,916
2008 1,662 771 893 606 332 274 95,929 18,930 159,502 85,811 23,455
2009 1,411 631 778 403 277 126 77,036 16,466 150,605 84,168 22,862
2010 1,378 667 711 411 293 118 79,846 15,115 161,025 82,934 24,000
2011 1,361 588 773 396 253 143 85,330 18,694 178,666 97,584 20,831
2012 1,472 574 898 367 255 112 93,890 16,627 166,673 131,420 23,443
2013 1,669 711 958 295 197 98 84,177 15,798 183,987 117,144 25,223
2014 1,517 647 870 256 175 81 81,693 16,451 186,950 151,609 26,942
2015 1,629 715 914 288 169 119 84,302 18,223 182,892 125,233 29,933
2016 1,730 812 918 268 164 104 76,812 15,954 184,846 127,506 33,001
※: 「-」は欠損値を示す。
26
【単位: 台】
会計
年度
コンデンシングユニット 業務用
冷凍冷蔵庫 製氷機 冷水機
（合計） 全密閉形 半密閉形 開放形
1986 186,181 136,947 46,397 2,837 － － －
1987 186,274 135,622 48,560 2,092 － － －
1988 196,923 142,271 52,677 1,975 － － －
1989 186,058 133,585 50,848 1,625 － － －
1990 185,513 132,432 51,566 1,515 － － －
1991 177,756 122,090 54,310 1,356 － － －
1992 162,932 107,504 54,359 1,069 － － －
1993 155,143 101,939 52,363 841 － － －
1994 163,983 104,941 58,202 840 － － －
1995 158,369 99,121 58,615 633 － － －
1996 161,648 103,009 58,062 577 － － －
1997 147,302 96,105 50,642 555 － － －
1998 137,226 92,529 44,212 485 － － －
1999 134,992 92,292 42,309 391 － － －
2000 138,480 93,778 44,219 483 － － －
2001 126,278 85,262 40,501 515 － － －
2002 125,030 84,265 40,313 452 － － －
2003 119,575 79,058 40,029 488 172,881 66,880 29,294
2004 121,313 81,460 39,110 743 179,594 65,992 28,684
2005 116,190 77,650 37,823 717 177,341 66,632 28,856
2006 116,226 79,562 35,884 780 178,442 64,939 26,709
2007 92,985 63,000 29,152 833 169,083 58,634 25,769
2008 80,312 52,530 27,263 519 170,734 55,585 21,117
2009 80,922 53,848 26,979 95 152,441 50,885 17,146
2010 90,677 60,708 29,958 11 160,514 52,227 19,302
2011 97,716 65,699 32,017 － 165,471 53,776 18,694
2012 91,438 51,606 39,832 － 180,068 55,779 17,532
2013 91,019 52,852 38,167 － 194,312 62,659 17,112
2014 83,663 44,123 39,540 － 196,694 63,125 14,923
2015 92,841 51,657 41,184 － 218,244 66,533 14,462
2016 91,254 47,503 43,751 － 227,610 72,007 13,255
B. ビル用マルチ、および建築着工床面積（使用データ、プロット図）
【単位: 台】
会計
年度
ビル用マルチ
（実績値）
建築着工床面積
（非居住用; 3000m2
未満）
2001 68,156 37,826,101
2002 75,026 35,774,008
2003 80,524 36,047,834
2004 87,225 37,537,815
2005 97,311 36,108,774
2006 106,157 36,350,953
2007 108,813 29,124,663
2008 109,021 28,515,770
2009 91,625 23,804,625
2010 103,673 24,217,614
2011 117,914 26,208,000
2012 124,996 28,689,623
2013 125,815 30,961,532
2014 133,731 29,756,718
2015 129,028 27,961,836
2016 130,734 29,056,437
【図 1】 ビル用マルチ、および建築着工床面積の推移 【図 2】 残差成分の推移 【図 3】 残差成分の変動周期（建築着工床面積）
＜ビル用マルチ、および建築着工床面積の相関関係について＞
図 1 にビル用マルチの国内出荷数、および建築着工床面積（非居住; 3000m2
未満）の推移を
示す。長期的な変動傾向（トレンド）として、ビル用マルチは増加傾向、建築着工床面積は減少傾
向を示しており、両者の相関関係は弱い。
一方、長期トレンド成分を除外した残差成分については（図 2）、両者の変動傾向は類似してお
り、強い相関関係を示した。また、残差成分の周期特性として、約 10 年（5 年ごとの増減）の周期
が卓越している（図 3）。
以上よりビル用マルチの国内出荷数は、長期的には増加傾向を維持しつつも、建築着工の影
響を受け、出荷数は 5 年ごとに増減を繰り返していることが示唆される。
