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1. 制 度 全 般 Q1 A1 エンジェル 税 制 は 個 人 法 人 ともに 対 象 となりますか 個 人 投 資 家 のみ 対 象 です Q2 A2 エンジェル 税 制 は 上 場 企 業 へ 投 資 した 場 合 も 対 象 となりますか 未 上 場 ベンチャー 企 業 へ 投 資 した 場

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(1)

2010年4月改訂

エンジェル税制

~ Q&A集 ~ 本Q&A集は、エンジェル税制についての質問を中心に判断に迷う内容をまとめたもの です。エンジェル税制に関わる方々が当該税制を理解する一助となれば幸いです。今後も 内容の充実を図って参ります。

【目

次】

1. 制度全般 ・・・2ページ 2. 平成20年度エンジェル税制改正 ・・・3ページ 3. 所得税減税 ・・・3~4ページ 4. 対象ベンチャー企業「特定中小会社」の要件 ・・・4~7ページ 5. 投資家要件 ・・・7~8ページ 6. 事前確認制度 ・・・8ページ 7. 認定投資事業有限責任組合 ・・・8~9ページ 8. 申請から確定申告までの手続きの流れ ・・・9~11ページ 9. その他 ・・・12ページ 10. エンジェル税制利用相談窓口 ・・・13~14ページ 別紙1 株主グループの範囲 ・・・15~16ページ 別紙2 大規模法人グループの所有に属しているもの ・・・17ページ 別紙3 同族会社の判定の基礎となる株主の判定の例 ・・・18ページ

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【1.制度全般】

Q1 エンジェル税制は個人、法人ともに対象となりますか。 A1 個人投資家のみ対象です。 Q2 エンジェル税制は上場企業へ投資した場合も対象となりますか。 A2 未上場ベンチャー企業へ投資した場合のみ対象です。 Q3 エンジェル税制を適用するための投資方法はどのようなものがありますか。 A3 3通りあります。 ① 個人投資家が直接ベンチャー企業に投資する場合 ② 認定投資事業有限責任組合に投資する場合 ③ グリーンシートエマージング銘柄に投資する場合 Q4 エンジェル税制の根拠法は何ですか。 A4 以下のとおりです。 投資時 優遇措置A ・・・租税特別措置法第四十一条の十九 優遇措置B ・・・租税特別措置法第三十七条の十三 売却時 損失の繰延 ・・・租税特別措置法第三十七条の十三の二 売却益 1/2 圧縮 ・・・租税特別措置法平成 20 年 4 月 30 日改正附則 第四十八条 Q5 ベンチャー企業に投資したのが5年前であって、本年度に当該企業の株を売却し損 失が発生した場合でも「売却時点での優遇措置」を適用できますか。 A5 投資時点における「対象ベンチャー企業『特定中小会社』の要件」と「投資家要件」 を満たしている場合、適用できます。 Q6 エンジェル税制は、日本へ留学していた学生が自国に戻って設立した会社も対象で すか。 A6 国内で設立されていないので、対象外です。 Q7 日本に本社がありますが、開発機関等が海外にあり、ほとんどの社員も海外で働い ている会社もエンジェル税制の対象ですか。 A7 日本の会社法(商法)に基づいて設立された株式会社(特例有限会社を含む。)で あれば対象となります。

(3)

【2.平成20年度エンジェル税制改正】

Q1 譲渡益を 1/2 に圧縮して課税する優遇措置が、平成 20 年度改正において廃止と なりましたが、経過措置はどのようになっていますか。 A1 平成 12 年4月 1 日から平成 20 年4月 30 日までに取得した株式については経 過措置が設けられており、今後も譲渡益の1/2圧縮ができます。 Q2 ベンチャー企業の株式を投資した日の翌日から 3 年超保有しないで売却した場合 にはどうなりますか。 A2 譲渡益の1/2圧縮は、3年超の保有が条件となっているため、適用を受けられま せん。 売却損の繰延は、3 年超の保有条件はありませんので、保有期間にかかわらず適用 を受けられます。

【3.所得税減税】

Q1 エンジェル税制の優遇措置は、所得税に限定されていますか。 A1 「投資時点での優遇措置」は、優遇措置A・Bともに所得税のみ認められている制 度です。なお、「売却時点での優遇措置」については、所得税及び住民税の両方が 認められております。 Q2 エンジェル税制の優遇措置は、いつ時点で受けることができますか。 A2 投資時点と、売却時点のいずれの時点でも受けることができます。ただし、売却時 点で譲渡益の1/2圧縮の適用を受けることができるのは、平成 12 年4月 1 日 から平成 20 年4月 30 日までに取得した株式のみです。 Q3 優遇措置Aの計算式の中で、2,000円を差し引くのはなぜですか。 A3 優遇措置Aは所得控除の1つである寄付金控除制度に含まれているため、寄付金控 除額の計算式(特定寄付金として支出した金額―2,000円)を引用しているか らです。 Q4 売却損失発生時の優遇措置について、「ベンチャー企業へ投資した年に優遇措置(A または B)を受けた場合には、その控除対象金額を取得価額から差し引いて売却損 失を計算する。」(パンフレット)とはどういうことですか。 A4 投資時点の優遇措置(AまたはB)を受けた場合、損失を他の株式譲渡益と相殺で きる(売却時点の優遇措置)額が減額されることです。具体例を参照してください。

(4)

具体例)総所得金額 1,000万円 ベンチャー企業への投資額 500万円 売却額 50万円 *投資時に優遇措置を利用しなかった場合 ◇売却時の優遇措置 500万円―50万円=450万円の損失について、当年の他の株式譲渡益と相殺 でき、当年に相殺しきれなかった損失については、翌年以降3年間繰越控除が可能。 *投資時に優遇措置Aを利用した場合 →総所得金額から控除できる額 399.8万円(1,000 万円×40%―2,000 円) ◇売却時の優遇措置 450万円―399.8万円=50.2万円の損失について、当年の他の株式譲渡 益と相殺でき、当年に相殺しきれなかった損失については、翌年以降3年間繰越控 除が可能。 Q5 投資時点の優遇措置(AまたはB)を利用した場合についても、株式保有期間の条 件がありますか。 A5 株式保有期間の条件はありませんが、控除を受ける年の 12 月 31 日において保有 している必要があります。

【4.対象ベンチャー企業「特定中小会社」の要件】

Q1 設立日はどのように確認しますか。 A1 登記事項証明書で確認します。 Q2 「設立経過年数」とは設立日から計算しますか。それとも事業年度で計算しますか。 A2 企業の設立日から計算します。たとえば、設立日は平成19年12月1日・決算月 3月の場合、平成20年8月時点では、事業年度で見れば1年超2年未満の会社と なりますが、「設立経過年数」は設立日から計算しますので 1 年未満となります。 Q3 エンジェル税制の対象となる中小企業の定義で定められる「常時使用する従業員」 とはどこまでを指すのでしょうか。 A3 正従業員のみを指します。役員、アルバイト、出向者等のほか、労働基準法第二十 一条で規定される「解雇の予告を必要としない者」は含みません。 Q4 要件内にある「全従業員」とはどこまでを指すのでしょうか。 A4 正従業員と常勤役員を指します。アルバイト、出向者等は含みません。 Q5 「売上高」とは何を指すのでしょうか。 A5 損益計算書(P/L)上の「売上高」を指します。

(5)

Q6 研究者・開発者2名以上の要件は、どの時点でどのような資料で確認するのですか。 A6 組織図、研究者・開発者の略歴、担当業務内容等で確認します。 事前確認制度を利用する場合は「申請日」、払込後の確認を行う場合は「払込日」 が基準です。 Q7 試験研究費等が売上高の3%ないしは5%を超えるかどうかを確認する場合、どの ような書類が必要でしょうか。 A7 基準事業年度(現事業年度の一期前)の貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/ L)で確認します。 Q8 研究に集中したなどの理由で昨年度の売上高が0の場合、試験研究費等売上高比率 を計算する際に分母が0となってしまいますが、どのように計算すればいいですか。 A8 分母を限りなく1に近いとみなして計算し、条件を満たしていると判断して構いま せん。 Q9 「売上高成長率」はどのように計算するのですか? A9 2 通りあります。 ① 「基準事業年度の直前事業年度の売上高に対する基準事業年度の売上高伸び 率」を算出します。 計算例) 100(基準事業年度の直前事業年度) 150(基準事業年度) −1=50(%) ② 「第1期から基準事業年度までの売上高を相乗平均した伸び率」を算出します。 = 3 100(第1期) 150(第2期) × 200(第3期) 150(第2期)× 250(第4期) 200(第3期) 3 100(第1期) 250(第4期) −1=35.7% −1 Q10 外部資本を1/6以上取り入れているかどうかは、どの時点において判断される のでしょうか。 A10 投資を受けた時点(=投資が完了している時点)が基準となります。なお、事前 確認制度を利用される場合には、申請日を基準とします。 Q11 「特定の株主グループ」についてパンフレットに「個人とその親族等」と説明さ れていますが、法人は含まないのですか。 A11 当該株主と特殊な関係のある法人は「特定の株主グループ」に含まれます。 詳細は別紙1(15・16ページ)をご覧ください。 (%)

(6)

Q12 株主グループの範囲にある「株主の親族」の「親族」とはどこまでが範囲ですか。 A12 民法と同じ「六親等内の血族および配偶者と、三親等内の姻族」です。 Q13 「大規模法人」の定義(資本金1億円超。資本金がない場合は、常時使用する従 業員数が1,000人超)は外国法人でも同じですか。 A13 同じです。 Q14 「大規模法人グループ」とは具体的に何を指しますか。 A14 親会社から50%以上の出資を受けている子会社や、その親会社に50%以上出 資している大株主を含めて指します。詳細は別紙2(17ページ)をご覧ください。 Q15 大規模法人の100%子会社から50%超出資を受けているが、大規模法人本体 から出資を受けていないベンチャー企業はエンジェル税制の対象となりますか。 A15 対象とはなりません。たとえ大規模法人本体から出資を受けていなくても、「大 規模法人グループ」にあたる小会社から50%超出資を受けているからです。 Q16 「未登録の株式会社」とは何を指しますか。 A16 金融商品取引法第67条の11第1項で規定する「店頭売買有価証券登録原簿」 に登録されていない会社を指します。なお、ジャスダック証券取引所の創設によ り、現在登録されている会社は存在しません。 Q17 「風俗営業等」とはどこまでを指しますか。 A17 「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第2条第1項」に規定する 「風俗営業」又は「第5項」に規定する「性風俗関連特殊営業」を指します。 具体例としては、世間一般として認識されている風俗営業に加えて、キャバクラ・ ホストクラブ・ナイトクラブ・ダンスホール・麻雀屋・パチンコ店・バー(照度が 10ルクス以下などの条件あり)・一部のメイド喫茶も含みます。 Q18 過去に吸収合併を行った存続会社の設立の日はいつの時点を指すのでしょうか。 A18 株式発行予定会社が吸収合併による存続会社である場合には、合併による設立の 日ではなく、その発行予定会社の設立の日を指します。 Q19 有限会社等から株式会社に変更した場合、設立の日はいつの時点を指すのでしょ うか。 A19 組織変更前の有限会社等を設立した日となります。 Q20 「新設合併」を対象外としているのはなぜですか。 A20 エンジェル税制は新たな事業者の創出とその資金調達の円滑化を目的としてい ます。企業体の形態変化としてみる「新設合併」はエンジェル税制の目的にそぐ わないことが理由です。

(7)

Q21 会社法施行前から存続している有限会社は、エンジェル税制の対象でしょうか。 A21 会社法施行前から存続している有限会社は、「特例有限会社」として株式会社と みなしますので対象です。

【5.投資家要件】

Q1 対象となる企業の株式を取得する上で、金銭の払い込み以外の方法とはどのような ものがありますか。 A1 他人から譲り受けたり、不動産など現物出資により取得する方法があります。 この場合は税制優遇の対象となりません。 Q2 相続により取得した株式を売却する際、優遇措置は受けられますか。 A2 相続や他人から譲り受けた株式、現物出資により取得した株式は対象になりません。 金銭の払込により企業の株式を取得していることが要件となります。 Q3 同族会社の定義と要件Ⅶの具体的事例を挙げてください。 A3 別紙3(18ページ)をご覧ください。 Q4 設立者である代表取締役社長であっても、エンジェル税制の優遇を受けることがで きますか。 A4 設立者、社長であることを理由にエンジェル税制の適用対象から除外されることは ありません。 Q5 取締役であっても、エンジェル税制の優遇を受けることができますか。 A5 取締役であることを理由にエンジェル税制の適用対象から除外されることはあり ません。 Q6 ベンチャー企業の役員の親族であっても、エンジェル税制の優遇を受けることがで きますか。 A6 役員の親族であることを理由にエンジェル税制の適用対象から除外されることは ありません。ただし、株主相互間で親族関係があるような場合には、一つの株主グ ループとなりますのでご注意ください。 (例)夫が10%、妻が10%保有している場合、「20%の 1 つの株主グループ」 となります。 Q7 海外居住者でも対象となりますか。 A7 国内居住者又は国内に恒久的施設を有する非居住者が対象です。たとえば、一時的 に海外赴任をされている方は対象となりますが、海外移住された方は対象となりま せん。

(8)

Q8 青色申告をしている個人事業主も対象となりますか。 A8 対象です。

【6.事前確認制度】

Q1 事前確認制度を利用した場合、資金調達後の確認申請は不要ですか。 A1 必要です。事前確認制度は、資金調達前に、ベンチャー企業がエンジェル税制の対 象か否かについて確認を受けることができる制度であり、投資家が実際確定申告に おいて税制優遇を受けることができることを保証するものではありません。各投資 家が税制優遇を受けるには、ベンチャー企業が経済産業局へ確認申請を行い各投資 家ごとに「確認書」の交付を受ける必要があります。 Q2 事前確認制度を利用すると企業名等をホームページに公表するとのことですが、公 表を拒否することはできますか。 A2 できます。 Q3 事前確認書の有効期間はいつまでですか。 A3 申請が行われた日の属する事業年度末までです。 Q4 事前確認時点では外部資本を1/6以上取り入れていたが、投資を受けた時点に 1/6未満となっていた場合はどうなりますか。 A4 認められません。事前確認申請書の裏面の第4項において規定しているとおり、規 則第3条各号(1/6要件を含んでいます)に該当しなくなった場合、直ちに事前 確認書を経済産業大臣に返納する必要があります。

【7.認定投資事業有限責任組合】

Q1 投資事業組合を通じた株式投資についてエンジェル税制の適用が受けられるよう になったのはいつからですか。 A1 平成14年4月1日からです。 Q2 認定を受けていない投資事業組合を経由した株式投資は、エンジェル税制の適用対 象にならないのですか。 A2 個人投資家が直接ベンチャー企業に投資する場合と同様の要件をベンチャー企業 と個人投資家が満たしており、経由する投資事業組合が民法または投資事業有限責 任組合法に基づいている場合は、エンジェル税制の適用対象となります。

(9)

Q3 投資事業有限責任組合契約の認定申請書類は経済産業局に提出すればいいですか。 A3 経済産業局ではなく、経済産業省新規産業室に提出してください。 投資事業有限責任組合契約の認定申請以外の申請は各経済産業局(沖縄は総合事務 局)に行ってください。 Q4 申請時の提出書類の中に「有限責任組合員への勧誘に用いた資料」がありますが、 なぜ提出を求めるのですか。 A4 組合員の勧誘時に使用した資料に利益及び元本の払い戻しが保証されていない旨 の注記がされているかを確認することで、出資法に抵触していないことを明らかに するためです。 Q5 投資事業有限責任組合の認定を受けた場合は、経済産業省のホームページに公表さ れるとのことですが、どこまで公表されますか。 A5 申請時に提出していただく「投資事業有限責任組合概要」をPDF形式で公表しま す。 Q6 認定の有効期限はいつまでですか。 A6 認定の日から組合の存続期間満了の日までとなります。 Q7 ハンズオンを行う者は、無限責任組合員である個人あるいは法人でなければならな いのですか。 A7 第三者に指導業務を委託することも可能です。 Q8 組合が経済産業大臣に認定を受ける前に行った投資についても、エンジェル税制の 適用対象となりますか。 A8 対象とはなりません。 Q9 民法上の組合(任意組合)や匿名組合も認定対象となりますか。 A9 認定できる組合は「投資事業有限責任組合契約に関する法律第2条第2項に規定す る投資事業有限責任組合」です。よって、民法上の組合(任意組合)や匿名組合は 認定対象となりません。

【8.申請から確定申告までの手続きの流れ】

Q1 申請期間は限られているのでしょうか。 A1 いつでも可です。 Q2 申請に必要な書類の一覧はありますか。 A2 別冊「エンジェル税制確認申請の手引き」をご覧ください。経済産業省ホームペー

(10)

Q3 個人投資家自身が経済産業局に申請する必要がありますか。 A3 不要です。ベンチャー企業が経済産業局に申請します。 Q4 確定申告期間中にエンジェル税制の申告手続きが間に合わなかった時はどうなる のですか。 A4 1.確定申告義務のある方(自営業者の方や給与所得が2000万円超の方など)の 場合 確定申告を行った際にエンジェル税制の申告を失念していた場合などは、事後 申請は認められません。一方、エンジェル税制の申告を行ったものの後で計算 誤りが見つかった場合や、経済産業局による確認書の発行が著しく遅延し確定 申告の手続き期間に間に合わなかった場合など、「やむを得ない事情」に当た る場合は、確定申告書の法定申告期限から1年以内ならば、一度提出した確定 申告書を訂正するために、「更正の請求書」を提出することができます。 2.確定申告義務のない方の場合 エンジェル税制の適用を受ける年の翌年1月1日から5年以内であれば、いつ でも確定申告を行い、還付を受けることができます。 但し、エンジェル税制の適用を受ける年の確定申告をすでに行った方について は、上記「確定申告義務のある方」と同様、「やむを得ない事情」に該当する 場合に限り、原則確定申告書を提出した日から1年以内に限って「更正の請求 書」を提出することができます。 Q5 パンフレットにあるBS・PL・CFとは何ですか。 A5 BS・・・貸借対照表(Balance Sheet)

PL・・・損益計算書(Profit and Loss Statement)

CF・・・キャッシュフロー計算書(Cash Flow Statement) 3つ合わせて「財務諸表」と呼んでいます。 Q6 経済産業局等による事前確認手続き、及び払込後確認手続きには、どの程度の時間 を要しますか。 A6 各々、2 週間から 1 ヶ月程度かかります。 Q7 事業年度が1年以上3年未満の会社が事前確認申請を行う際、法人税法施行令第3 5条第4号に掲げる「事業等の概況」に関する書類の写しを提出することになって いますが、具体的にどのような書類を提出すれば良いのでしょうか。 A7 資本金1億円以上の法人は「会社事業概況書」、資本金1億円未満の法人は「法人 事業概況説明書」を提出して下さい。

(11)

Q8 投資契約書に加えるべき文言はどのように対応すればいいですか。 A8 提出していただく投資契約書に「追加覚書」を添付してください。「追加覚書」の ひな形をパターン別に準備しております。「エンジェル税制様式集」をご覧くださ い。経済産業省ホームページから入手できます。 Q9 組合契約書に加えるべき文言はどのように対応すればいいですか。 A9 提出していただく組合契約書に「追加覚書」を添付してください。「追加覚書」の ひな形をパターン別に準備しております。「エンジェル税制様式集」をご覧くださ い。経済産業省ホームページから入手できます。 Q10 認定投資事業有限責任組合から投資を受けたベンチャー企業が行うべき手続き は何ですか。 A10 3つあります。 ① 認定投資事業有限責任組合と投資契約書を取り交わす ② 一定の株主でない旨の確認書を投資家に対し発行する ③ 認定投資事業有限責任組合経由による投資を受けたベンチャー企業であること の通知書を税務署に提出する Q11 確認書の交付を複数回受けることはできますか。(たとえば、投資時と売却時の 優遇措置の申請を別々に行う、別の個人投資家分として再度確認を受ける等。) A11 可能です。ベンチャー企業を通じて、経済産業局へ確認書の再発行申請をしてく ださい。 Q12 民法組合等を経由する場合、組合員である投資家が組合に出資する前に、組合が 投資したベンチャー企業株式もエンジェル税制の対象になりますか。 A12 対象とはなりません。組合がベンチャー企業に投資する時点は、必ず組合員であ る投資家が組合に出資する後でなければなりません。それを確認する書類も提出 していただきます。 Q13 登記簿謄本は写しでいいでしょうか。 A13 原本が必要です。

(12)

【9.その他】

Q1 エンジェル税制についての公的な相談機関はありますか? A1 各地域の経済産業局にご相談ください。(連絡先等は13・14ページ) Q2 エンジェル税制を適用することによってどれほど減税となるのか例を示してくだ さい。 A2 収入金額(給与のみ) 800万円 ベンチャー企業への投資額 300万円 の場合 1.ベンチャー企業へ投資をしなかった場合の所得税額の計算 ①給与所得控除 800万円×10%+120万円=200万円 ②総所得金額(=収入金額―給与所得控除) 800万円―200万円=600万円 ③所得控除 ・基礎控除 38万円 ④課税所得(=総所得金額―所得控除) 600万円―38万円=562万円 ⑤所得税額 562万円×20%―42万7500円=69万6500円 2.ベンチャー企業へ投資をした場合の所得税額の計算 ①給与所得控除 800万円×10%+120万円=200万円 ②総所得金額(=収入金額―給与所得控除) 800万円―200万円=600万円 ③所得控除 ・基礎控除 38万円 ・ベンチャー企業への投資控除 300 万円―2千円=299.8万円>600 万円×40%―2千円=239.8万円 ④課税所得(=総所得金額―所得控除) 600万円―(38万円+239.8万円)=322.2万円 ⑤所得税額 322.2万円×10%―9万7500円=22万4700円 以上より、ベンチャー企業へ投資することによる減税額は、 22万4700円―69万6500円=▲47万1800円 以上

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【10.エンジェル税制利用相談窓口】

■北海道 (北海道) • 北海道経済産業局 新規事業課 TEL:011-700-2251 • 〒060-0808 札幌市北区北 8 条西 2 札幌第 1 合同庁舎 • http://www.hkd.meti.go.jp/hokid/support_station/index.htm ■東北 (青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、福島県) • 東北経済産業局 産業支援課 TEL:022-263-1167 • 〒980-9803 仙台市青葉区本町 3-3-1 • http://www.tohoku.meti.go.jp/shinki/indexvenc.htm ■ 関東(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、 山梨県、長野県、静岡県) • 関東経済産業局 新規事業課 TEL:048-600-0276 • 〒330-9715 埼玉県さいたま市中央区新都心 1-1 合同庁舎1号館 • http://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/sogyo/index_angel_1main.html ■中部 (愛知県、岐阜県、三重県、富山県、石川県) • 中部経済産業局 新規事業課 TEL:052-951-2761 • 〒460-8510 愛知県名古屋市中区三の丸 2-5-2 • http://www.chubu.meti.go.jp/venture/index.htm ■近畿 (福井県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県) • 近畿経済産業局 創業・経営支援課 TEL:06-6966-6014 • 〒540-8535 大阪市中央区大手前 1-5-44 大阪合同庁舎 1 号館 • http://www.kansai.meti.go.jp/shinkizigyou.html ■中国 (鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県) • 中国経済産業局 新事業支援室 TEL:082-224-5658 • 〒730-8531 広島市中区上八丁堀 6-30 広島合同庁舎 2 号館 • http://www.chugoku.meti.go.jp/policy/new/84.html ■四国 (香川県、徳島県、愛媛県、高知県) • 四国経済産業局 新規事業室 TEL:087-811-8521 • 〒760-8512 高松市サンポート 3-33 高松サンポート合同庁舎 • http://www.shikoku.meti.go.jp/1_sesaku/index.html#8 ■九州 (福岡県、佐賀県、熊本県、長崎県、大分県、宮崎県、鹿児島県) • 九州経済産業局 新規事業課 TEL:092-482-5438 • 〒812-8546 福岡市博多区博多駅東 2-11-1 福岡合同庁舎(本館) • http://www.kyushu.meti.go.jp/seisaku/shinki/angel/angel_top_20.htm ■沖縄 (沖縄県) • 沖縄総合事務局 経済産業部 地域経済課 TEL:098-866-1730 • 〒900-0006 沖縄県那覇市おもろまち 2-1-1 那覇第 2 地方合同庁舎 2 号館 • http://ogb.go.jp/move/siensaku/sogyosien_new/index.htm

(14)

【制度全般に関するお問い合わせ】

• 経済産業省 経済産業政策局 新規産業室 TEL:03-3501-1569(直通)

• 〒100-8901 東京都千代田区霞が関 1-3-1 本館 8 階

(15)

(別紙1)株主グループの範囲 ① 株主 ② ①の株主と特殊の関係のある個人 イ.株主の親族 ロ.株主とまだ婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者 ハ.個人である株主の使用人 ニ.イからハまでに掲げる者以外の者で個人である株主から受ける金銭その他の資産によって 生計を維持しているもの ホ.ロからニまでに掲げる者と生計を一にするこれらの者の親族 (生計を維持しているもの) ニに掲げる「株主等から受ける金銭その他の資産によって生計を維持しているもの」 とは、当該株主から給付を受ける金銭その他の財産又は給付を受けた金銭その他の財産 の運用によって生ずる収入を日常生活の資の主要部分としている者をいう。(法人税法 基本通達 1-3-3) (生計を一にすること) ホに掲げる「生計を一にする」こととは、有無相助けて日常生活の資を共通にしてい ることをいうのであるから、必ずしも同居していることを必要としない。(法人税法基 本通達 1-3-4) ③ ①の株主と特殊の関係のある法人 株主と「特殊の関係のある法人」は、次に掲げる会社とする(法人税法施行令第4条第2項・第3項) イ.株主の一人(個人である株主については、その一人及びこれと②に掲げる特殊の関係のあ る個人。以下ハまでにおいて同じ。)が有する他の会社の株式の総数又は出資の金額の合 計額が当該他の会社の発行済株式の総数又は出資金額の50/100超に相当する場合に おける当該他の会社 ロ.株主の一人及びこれとイに掲げる特殊の関係のある会社が有する他の会社の株式の総 数又は出資の金額の合計額が当該他の会社の発行済株式の総数又は出資金額の 50/100超に相当する場合における当該他の会社 ハ.株主の一人及びこれとイ及びロに掲げる特殊の関係のある会社が有する他の会社の株 式の総数又は出資の金額の合計額が当該他の会社の発行済株式の総数又は出資金額の 50/100超に相当する場合における当該他の会社 ニ.他の会社の次に掲げる議決権のいずれかにつき、その総数(当該議決権を行使することができ ない株主等が有する当該議決権の数を除く。)の50/100超に相当する場合における当該他の 会社 ・ 事業の全部若しくは重要な部分の譲渡、解散、継続、合併、分割、株式交換、株式移転又は 現物出資に関する決議に係る議決権 ・ 役員の選任及び解任に関する決議に係る議決権 ・ 役員の報酬、賞与その他の職務執行の対価として会社が供与する財産上の利益に関する事 項についての決議に係る議決権 ・ 剰余金の配当又は利益の配当に関する決議に係る議決権

(16)

【株主の一人及び当該株主と特殊の関係のある法人】 株主の1人 法人A 法人B 法人C 50%超出資 合計で 50% 超出資 合計で 50% 超出資 【イに該当】 【ロに該当】 【ハに該当】

(17)

(別紙2)大規模法人グループの所有に属しているもの (発行会社が、次の①又は②のいずれかに該当する場合は、エンジェル税制の対象とはなりません。) ①の要件:一つの大規模法人グループの所有に属しているもの 一つの大規模法人グループで1/2超出資している場合 →エンジェル税制の対象となりません (注)大規模法人グループの出資比率の判定にあたっては、大規模法人の直接出資がなくてもよい (大規模法人が発行会社の株主である必要はない)ことに留意します。 ②の要件:複数の大規模法人グループの所有に属しているもの 大規模法人 大規模法人 大規模法人 グループ A グループ B ・・・ グループ C 発 行 会 社 複数の大規模法人グループの合計で 2/3 以上出資している場合 →エンジェル税制の対象となりません 株主の1人 法人A 法人B 法人C 50%以上出資 合計で 50% 以上出資 合計で 50% 以上出資 【イに該当】 【ロに該当】 【ハに該当】 発行会社 大規模法人グループ

(18)

(別紙3)同族会社の判定の基礎となる株主の判定の例 (1) 株主グループ A B C 発行会社 30% 25% 10% (同族会社)

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○ 100% エンジェル エンジェル 基準日における 税制の対象 税制の対象 発行済株式(出 とならない となる株主 資金額・議決権) 株主 の総数 ① 株主等の中から3人(グループ)を選定し、これらの株主(グループ)の保有する株式の 総数又は出資の金額の総数又は議決権の総数いずれかの合計額が50%超になると、当該 発行会社は同族会社と判定されます。 注1)任意に株主を選定した場合に同族会社とならない場合であっても、持株数(あるいは出資 額・議決権)の多い順に株主を選定して判定した時に50%超の持株割合となる場合は同 族会社と判定されます。 注2)自己の株式又は出資を除きます。 注3)議決権を行使することができない株主等が有する当該議決権の数を除きます。 ② ①により同族会社と判定された場合において、発行会社の株主(グループ)の中からその 持株割合(あるいは出資割合・議決権割合、以下同じ)が最も大きいものから順位を付し、 第一順位の株主(グループ)の持株割合又はこれに順次第二順位及び第三順位の株主(グ ループ)の持株割合を加算した場合に、その持株割合がはじめて50%超になるときにお けるこれらの株主(グループ)(上図A、B)については、エンジェル税制の対象となり ません。 (2) A B C 発行会社 20% 15% 10 (非同族会社) ○ ○ ○ A、B、Cの3株主(グループ)を選別し判定すると、発行済株式の総数の50%超とならないた め、発行会社は同族会社には該当しないので、全ての株主がエンジェル税制の対象となります。

参照

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