プレスリリース[2016 年 10 月 27 日] (計 7 枚) 厚木基地騒音対策協議会の要請について 厚木基地の航空機騒音問題の解消に向けて、県及び厚木基地周辺9市の首長と議長 等で構成する厚木基地騒音対策協議会(会長:黒岩祐治 神奈川県知事)が本日開催 され、会議終了後、協議会として次のとおり要請活動を実施しましたので、お知らせ します。 ■ 要請項目(要請書抜粋は別添のとおり) 厚木基地における米空母艦載機の夜間連続離着陸訓練による航空機騒音の解消等 について (1) 早期かつ着実に空母艦載機の移駐等を実施すること (2) 恒常的訓練施設を確保すること (3) 移駐実現までの間も、騒音問題の解決に積極的に取り組むこと ■ 要請先 内閣総理大臣 安倍 晋三 財務大臣 麻生 太郎 外務大臣 岸田 文雄 防衛大臣 稲田 朋美 駐日米国大使 キャロライン・ブービエ・ケネディ 在日米軍司令官 ジェリーP.マルティネス中将 第 7 艦隊司令官 ジョセフ・P・アーコイン中将 在日米海軍司令官 マシュー・J・カーター少将 厚木航空施設司令官 ジョン・F・ブッシー大佐 第 5 空母航空団司令官 ジョン・F・エンフィールド大佐 町田市広報課 TEL 042-724-2101
町田市
Press Release
町田記者会、県政・相模原・平塚・藤 沢・厚木・大和記者クラブ同時発表■ 要請結果概要 協議会会員等が、外務省、防衛省、及び駐日米国大使館で要請活動を実施 (他は郵送等) 外務省 (薗浦 健太郎 外務副大臣) ○ 外務省として、空母艦載機移駐に全力で取り組みたい。 ○ 現在、厚木基地から岩国基地への移駐のスケジュールは日米間で協議 中であり、今後、具体的なスケジュールも含め、詳細な説明をしてい きたい。 ○ 恒常的訓練施設に関しては、馬毛島について調整している状況にある が、引き続き、全ての訓練が硫黄島で行われるよう米側に求めていく。 ○ 米軍機の飛行ルートや飛行高度に対する自治体のご意見については、 外務省としても米側に伝えていきたい。外務省としては、特に深夜の 飛行について重視して申し入れている。 防衛省 (若宮 健嗣 防衛副大臣) ○ 空母艦載機の移駐については、施設整備を進めており、可能な限り早 期、着実に進めるため努力する。移駐の時期や移駐後の運用について は、日米協議を進展させ、一日も早く示せるよう努力したい。 ○ 訓練空域については、既存の自衛隊の空域を「岩国臨時留保空域」と して設定することでおおむね調整が整った。 ○ 移駐後の騒音については、少なくとも移駐によりジェット戦闘機の運 用が大幅に減ることから、軽減することは間違いない。 ○ 恒常的訓練施設については、馬毛島を候補地としており、地元の状況 等に配慮しつつ、できるだけ早くお示ししたい。 ○ 米軍機の飛行ルートや飛行計画についても、得られた情報はできる限 り提供に努めていきたい。 ○ 住宅防音工事については、引き続き、所要の予算を確保していきたい。 ○ 米軍機の飛行については、日米間で合意している厚木飛行場の騒音軽 減措置の遵守、日曜祝日、年末年始、入試等の行事への配慮を累次の 機会に米側に申し入れている。 駐日米国大使館 (ロバート・G・ ラ プ ソ ン 政 務 担 当公使) ○ 要請内容はケネディ大使に確実に伝える。 ○ 岩国基地への移駐は 2017 年頃を予定している。 ○ 日米同盟は日本の平和と安全、地域の安定に貢献している。その中で、 米軍人は、生活の拠点である地元への影響を最小限に抑えるべく働い ている。よき隣人となるよう努力している。 ○ NLP、FCLP の訓練施設の重要性について、定期的に日本政府に伝える ようにしている。 ■ 本件に関するお問い合わせ先 政策経営部企画政策課長 中村 TEL 042-724-2103
要 請 書
平成28年10月27日
厚木基地騒音対策協議会
厚木基地騒音対策協議会 会員 神 奈 川 県 知 事 黒 岩 祐 治(会長) 横 浜 市 長 林 文 子 相 模 原 市 長 加 山 俊 夫 藤 沢 市 長 鈴 木 恒 夫 茅 ヶ 崎 市 長 服 部 信 明 大 和 市 長 大 木 哲 海 老 名 市 長 内 野 優 座 間 市 長 遠 藤 三紀夫 綾 瀬 市 長 古 塩 政 由 町 田 市 長 石 阪 丈 一 神奈川県議会議 長 森 正 明 神奈川県議会議 員 藤 代 ゆうや 神奈川県議会議 員 京 島 けいこ 神奈川県議会議 員 谷口 かずふみ 神奈川県議会議 員 菅 原 直 敏 神奈川県議会議 員 藤 井 克 彦 神奈川県議会議 員 楠 梨恵子 横 浜 市 会 議 長 梶 村 充 相模原市議会議長 阿 部 善 博 藤 沢 市 議 会 議 長 佐 藤 春 雄 茅ヶ崎市議会議長 青 木 浩 大 和 市 議 会 議 長 菊 地 弘 海老名市議会議長 森 下 賢 人 座 間 市 議 会 議 長 京 免 康 彦 綾 瀬 市 議 会 議 長 青 栁 愼 町 田 市 議 会 議 長 吉 田 つとむ
顧問 衆 議 院 議 員 星 野 剛 士 衆 議 院 議 員 甘 利 明 衆 議 院 議 員 あかま 二 郎 衆 議 院 議 員 河 野 太 郎 衆 議 院 議 員 後 藤 祐 一 衆 議 院 議 員 阿 部 知 子 衆 議 院 議 員 本 村 賢太郎 衆 議 院 議 員 義 家 弘 介 参 議 院 議 員 島 村 大 参 議 院 議 員 松 沢 成 文 参 議 院 議 員 佐々木 さやか 参 議 院 議 員 牧 山 ひろえ 参 議 院 議 員 三原 じゅん子 参 議 院 議 員 三 浦 信 祐 参 議 院 議 員 真 山 勇 一 参 議 院 議 員 中 西 健 治
厚木基地周辺住民は、航空機騒音により、長年にわたり堪え難い苦 痛を強いられており、神奈川県及び基地周辺市は、かねてより、この ような航空機騒音問題の抜本的解決を求めてまいりました。 こうした中、平成18年5月の在日米軍再編協議において、騒音被 害の主な原因である空母艦載機を2014(平成26)年までに移駐 させることが日米両国政府間で合意され、その後、遅延が明らかとな り、平成25年10月には、日米両国政府間で、空母艦載機の移駐は 2017(平成29)年頃までに完了することが確認されたところで す。 この移駐完了時期とされる「2017(平成29)年頃」は間近に 迫っており、移駐期限までに完了するかどうか、厚木基地周辺住民は 注視しています。 また、恒常的訓練施設についても、平成18年5月の在日米軍再編 協議では移駐の前提とはされていないものの、いまだに設置場所が特 定されていません。 一方、移駐が実現するまでの間も、基地周辺の住民は、特にNLP(注1) 等の空母艦載機着陸訓練前後の激しい騒音や、墜落、部品落下、不時 着等の事故の不安にさらされ続けなくてはなりません。 特に、平成24年5月には、空母艦載機の着陸訓練が3日間行われ、 周辺住民は耐え難い苦痛を強いられました。また、米軍機事故は、一 歩間違えれば重大な結果につながりかねません。 これまでの、三次にわたる騒音訴訟に引き続き、厚木基地第四次騒 音訴訟においても、基地周辺住民が受忍限度を超える騒音被害を受け ているとの司法判断がなされていることは、改めてその負担の深刻さ を示しています。 ついては、厚木基地騒音対策協議会では、一日も早い騒音問題の抜 本的解決を図るため、国の責任において、特に次のことを早急に実現 するよう要請いたします。 また、文書にてご回答くださいますよう併せてお願いいたします。
注1:NLP・・・Night Landing Practice の略。
1 早期かつ着実に空母艦載機の移駐等を実施すること (1) 貴職におかれては、過大な基地負担を負っている地元住民の 強い思いを受け止め、一日も早い移駐の実現のため、移駐に必 要な施設整備を確実に進めるとともに、岩国飛行場における進 入管制空域の調整など残された諸課題の解決に向けた米側との 協議等に全力を尽くされるよう求めます。 (2) 移駐の具体的なスケジュールや現在の進捗状況、移駐後の厚 木基地周辺における騒音状況の予測について、「厚木飛行場か らの空母艦載機の移駐等に関する協議会」等を通じ、関係自治 体に対し、継続的かつきめ細やかな情報提供を行うよう要請し ます。 2 恒常的訓練施設を確保すること 2009(平成21)年7月又はその後のできるだけ早い時期に 選定することを目標とするとされている恒常的訓練施設については、 貴職の責任において、早期に選定し、移駐実現までに必要な施設整 備等を終えるよう、また、その見通しについて、速やかに情報を提 供するよう要請します。 3 移駐実現までの間も、騒音問題の解決に積極的に取り組むこと (1) NLPの硫黄島での全面実施及びNLP直前の集中的訓練の 硫黄島の活用等 貴職におかれては、人口密集地域にある厚木基地周辺住民の深 刻な騒音被害の状況を深く認識され、NLPの硫黄島での全面実 施及びNLP直前の集中的訓練における硫黄島の活用等について、 積極的に米側と調整するよう、強く要請します。 その実現に向けて、 ア 本協議会が提案している、いわゆる「直結方式」(注2)や硫 黄島での予備日の設定等、必要な措置についての多角的な検 討を行うこと イ 支援態勢、施設の一層の拡充、整備を推進すること を求めます。 (2) 激しい騒音の発生が予想される飛行に関する事前情報提供 住民の苦痛を少しでも軽減・緩和するために、NLP等の空母 艦載機着陸訓練に限らず、激しい騒音の発生が予想される飛行に ついては、貴職の責任において、適時、的確な情報提供を行うと ともに、住民への十分な説明を行うよう要請します。 注2:直結方式・・・ 空母艦載機の帰還と着艦を空母と硫黄島の間で直接行うとともに、NLP と通常訓練をすべて硫黄島で行う方式。 2