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第148回日商簿記2級 第1問 仕訳問題類題 問題・解答・解説セット

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Academic year: 2021

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© 簿記検定ナビ( http://www.boki-navi.com/ ) 第148 回日商簿記 2 級 第 1 問 仕訳問題類題 問題 次の各取引について仕訳しなさい。ただし、勘定科目は次の中から最も適当と思われるものを選ぶこと。 現 金 当 座 預 金 普 通 預 金 受 取 手 形 営 業 外 受 取 手 形 売 掛 金 未 収 入 金 貯 蔵 品 機 械 装 置 そ の 他 有 価 証 券 買 掛 金 借 入 金 前 受 金 売 上 割 戻 引 当 金 機械装置減価償却累計額 資 本 金 資 本 準 備 金 そ の 他 資 本 剰 余 金 利 益 準 備 金 繰 越 利 益 剰 余 金 売 上 割 戻 仕 入 割 引 有 価 証 券 利 息 負 の の れ ん 発 生 益 仕 入 割 戻 支 払 手 数 料 旅 費 交 通 費 減 価 償 却 費 売 上 割 引 有 価 証 券 評 価 損 固 定 資 産 除 却 損 為 替 差 損 益 12345678912345678911111 12345678912345678911111 12345678912345678911111 12345678912345678911111 1. 1 週間前に仕入先羽生商店から商品 ¥ 1,000,000 を掛けで仕入れ、適切に処理していた。羽生商店からは、代金を 2 週間以内に支払えば 1%分の支払いを免除することとされていたので、本日、上記の掛け代金の半分を普通預金口 座から支払い、所定の額の免除を受けた。 2. 前期末で耐用年数が経過していた機械装置(取得原価:¥ 1,000,000、残存価額:取得原価の 10%、記帳方法:間 接法)を本日、除却した。なお、この機械装置の処分価値は ¥ 30,000 と見積もられた。 3. 株主総会の決議により、資本準備金 ¥ 300,000 および利益準備金 ¥ 200,000 を減少して資本金に組み入れた。 4. 先月と今月の宇野商事に対する売上高合計が ¥ 2,200,000 に達し、当社の割戻条件( 2 か月間の売上が ¥ 2,000,000 を超える顧客に対し、売上総額の 0.5%相当額を支払う)を満たしたため、本日、所定の額の小切手を 振り出して支払った。なお、先月末の決算で同社に対する売上割戻引当金を ¥ 6,000 計上している。 5. 先日、海外の取引先から商品 100,000 ドルを掛けで仕入れ、取引時の直物為替相場(1 ドル= ¥ 110 )で適切に処 理していたが、今後、円の為替相場が下落するリスクに備えて、全額について本日の先物為替相場(1 ドル= ¥ 112 ) で為替予約を締結した。なお、当該買掛金の円換算額と為替予約による円換算額との差額はすべて当期の損益として 振当処理を行う。

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148-2 1 第148 回日商簿記 2 級 第 1 問 仕訳問題類題 解答・解説 制作:簿記検定ナビ ・解答 借方科目 金 額 貸方科目 金 額 1 買 掛 金 500,000 普 通 預 金 仕 入 割 引 495,000 5,000 2 機械装置減価償却累計額 貯 蔵 品 固 定 資 産 除 却 損 900,000 30,000 70,000 機 械 装 置 1,000,000 3 資 本 準 備 金 利 益 準 備 金 300,000 200,000 資 本 金 500,000 4 売 上 割 戻 引 当 金 売 上 割 戻 6,000 5,000 当 座 預 金 11,000 5 為 替 差 損 益 200,000 買 掛 金 200,000 ・解説 1. 仕入割引に関する問題です。 商品仕入時の契約により、所定の期日内に掛け代金を支払った場合に、一定額の割り引き(キャッシュバック)を 受けられることがあります。 本問の場合は、問題文の「代金を2 週間以内に支払えば 1%分の支払いを免除する」という条件を満たすことによ り、1%の割り引きを受けることができます。 なお、仕訳自体はとても簡単です。返済額の1%の 5,000 円(=500,000 円×1%)を仕入割引で処理するとともに、 残額の495,000 円(=500,000 円-5,000 円)の支払いを普通預金で処理します。 仕入割引に関する問題は、第109 回の問 4 や第 120 回の問 3、第 142 回の問 4 でも出題されているのであわせて ご確認ください。毎回ほとんど同じ形式で出題されています。 2. 固定資産の除却に関する問題です。 固定資産の除却時の帳簿価額を算定したうえで、貯蔵品の評価額との差額を除却損で処理しましょう。 ■①固定資産の除却時の帳簿価額を算定する 除却時の帳簿価額は、前期末時点の帳簿価額から当期の減価償却費を差し引いて求めましょう。なお、前期末時点 の帳簿価額は、取得原価から前期末時点の減価償却累計額を差し引いて求めます。 除却時の帳簿価額=前期末時点の帳簿価額-当期の減価償却費 前期末時点の帳簿価額=取得原価-前期末時点の減価償却累計額 本問はまず、問題文の「前期末で耐用年数が経過していた機械装置」から、前期末の時点ですでに耐用年数が到来 し、償却手続きが完了していることが分かります。

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148-2 2 よって、前期末時点の減価償却累計額と帳簿価額は、機械装置の残存価額(取得原価の10%)を使って簡単に求 めることができます。 前期末時点の減価償却累計額=1,000,000 円-1,000,000 円×10%=900,000 円 前期末時点の帳簿価額=1,000,000 円-900,000 円=100,000 円 また、当期の減価償却費はゼロなので、前期末時点の帳簿価額がそのまま除却時の帳簿価額になります。 当期の減価償却費=0 円 除却時の帳簿価額=100,000 円-0 円=100,000 円 ★解答仕訳(ステップ1) (借)機械装置減価償却累計額 900,000 / (貸)機械装置 1,000,000 ■②貯蔵品の評価額との差額を除却損で処理 除却時の帳簿価額が判明したら、あとは貯蔵品の評価額との差額を除却損で処理するだけです。 固定資産除却損=除却時の帳簿価額-貯蔵品の評価額 問題文の「機械装置の処分価値は ¥ 30,000 と見積もられた」から、貯蔵品の評価額が分かるので、除却時の帳 簿価額との差額70,000 円(=100,000 円-30,000 円)を固定資産除却損で処理します。 ★解答仕訳(ステップ2・完成) (借)機械装置減価償却累計額 900,000 / (貸)機械装置 1,000,000 (借)貯蔵品 30,000 (借)固定資産除却損 70,000 固定資産の除却に関する問題は、第103 回の問 1 や第 110 回の問 5、第 111 回の問 3、第 121 回の問 5、第 135 回 の問3、第 147 回の問 1 でも出題されているので、あわせてご確認ください。 3. 株主資本の計数変動に関する問題です。 ■株主資本の計数変動の概要 ①資本金 ②資本剰余金(③資本準備金、④その他資本剰余金) ⑤利益剰余金(⑥利益準備金、⑦任意積立金、⑧繰越利益剰余金) 株主総会の決議があれば、②資本剰余金内(③⇔④)や⑤利益剰余金内(⑥⇔⑦や⑥⇔⑧など)で自由に振り替え ることができます。 また、②資本剰余金は、資本金に振り替えたり(②→①)、逆に資本金から振り替えることも可能です(①→②)。 ⑤利益剰余金は、資本金に振り替えることはできます(⑤→①)が、資本金や資本剰余金から繰越利益剰余金に振 り替えることができるのは、繰越利益剰余金がマイナスのときに限定されています(①→⑧、②→⑧)。

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148-2 3 ■株主資本の計数変動の仕訳の考え方 上記のように文章にするとなにやら難しく感じるかもしれませんが、問題の指示に従って金額を振り替えるだけな ので仕訳は簡単です。本問の場合は、資本準備金と利益準備金を資本金に振り替えます。 なお、配当にあたっては各準備金の積み立てが(会社法により)強制されるため、準備金要積立額の計算が別途必 要になりますが、株主資本の計数変動は純資産の内訳が変わるだけで、お金が社外に流出するわけではありません。 よって、そのような積み立て・計算は不要です。 ■類題 株主総会の決議により、その他資本剰余金 ¥ 30,000 および繰越利益剰余金 ¥ 20,000 を減少して各準備金に組 み入れた。 ☆参考・類題の解答仕訳 (借)その他資本剰余金 30,000 / (貸)資 本 準 備 金 30,000 (借)繰 越 利 益 剰 余 金 20,000 / (貸)利 益 準 備 金 20,000 本類題では、資本剰余金内の振り替え(④→③)と、利益剰余金内の振り替え(⑧→⑥)の処理が問われているの で、その他資本剰余金を資本準備金に、繰越利益剰余金を利益剰余金に振り替えます。 株主資本の計数変動に関する問題は、第150 回の問 5 でも出題されています。あわせてご確認ください。 4. 売上割戻に関する問題です。 本問はまず、問題文の「2 か月間の売上が ¥ 2,000,000 を超える顧客に対し、売上総額の 0.5%相当額を支払う」 から、売上割戻の金額を計算しましょう。 計算にあたっては、判断基準となる金額(2,000,000 円)ではなく、先月と今月の宇野商事に対する売上高合計 (2,200,000 円)に 0.5%を乗じる点にご注意ください。 2,200,000 円×0.5%=11,000 円 また、問題文の「先月末の決算で同社に対する売上割戻引当金を ¥ 6,000 計上している」から、前期末の決算で 売上割戻引当金を計上していることが分かります。 よって、売上割戻11,000 円のうち、6,000 円については売上割戻引当金を取り崩して充当し、残額の 5,000 円(= 11,000 円-6,000 円)については売上割戻で処理します。 なお、本問は問題に列挙されている勘定科目に売上がない(売上割戻はある)ので、売上割戻で処理すると判断し ます。うっかり売上で処理しないように気をつけてください。 ■期中に売上割戻で処理した場合、決算整理仕訳はどうなる? 本問では問われていませんが、期中に売上割戻で処理した場合は決算整理仕訳で売上に振り替えます。参考までに 仕訳をご確認ください。

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148-2 4 ☆参考・決算整理時の仕訳 (借)売上 5,000 / (貸)売上割戻 5,000 売上割戻に関する問題は、第140 回の問 3 でも出題されているので、あわせてご確認ください。 5. 外貨建取引に関する問題です。 取引発生後に為替予約を行った場合は、仕入時の直物為替相場(@110 円)による買掛金の円換算額と、為替予約 時の先物為替相場(@112 円)による買掛金の円換算額との差額を為替差損益で処理します。 ・仕入時の直物為替相場による買掛金の円換算額:100,000 ドル×@110 円=11,000,000 円 ・為替予約時の先物為替相場による買掛金の円換算額:100,000 ドル×@112 円=11,200,000 円 ・為替差損益:11,200,000 円-11,000,000 円=200,000 円(※買掛金が 200,000 円増えた) ■取引発生以前に為替予約を行っていた場合は? 取引発生以前に為替予約を行っていた場合(※同時も含む)、為替予約時の先物為替相場により買掛金の円換算額 を計算します。仕入時の直物為替相場を使わない点、また、為替差損益が発生しない点がポイントです。 外貨建取引に関する問題は、第147 回の問 2 でも出題されているので、あわせてご確認ください。

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