• 検索結果がありません。

地域自主防災組織の活性化と減災対策

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "地域自主防災組織の活性化と減災対策"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

77 大学開放実践センター生涯学習研究院 平成 26 年度修了生課題研究要旨

地域自主防災組織の活性化と減災対策

概 要  1995 年 1 月 17 日に発生した阪神・淡路大震災は,2011 年に東日本大震災が発生するまでは戦後 の日本で最大の震災であった。本来,被災者の救援・救出活動を行うべき自治体,消防,警察,自 衛隊等の行政機関も被災し,初期段階における緊急活動等の任務遂行が出来なかった。地震発生直 後,地域住民の迅速な減災活動によって多くの被災者が救出された。地域住民が「自分の命は自分 で守る」「自分達の地域は自分達で守る」という,セルフディフエンスの精神を持って互いに助け合っ て協力した成果である。これは,阪神・淡路大震災が残した最大の教訓であり,この教訓こそが自 主防災組織設立の基盤となり全国に波及していったと考えられる。しかし歳月の経過と共に住民の 生活様式の多様化,少子高齢化,貧困格差,更には核家族化等の要因が重なり親密な住民間の繋が りが気薄となり,「向こう三軒両隣」と言った近所同士の人間関係や近所関係が崩壊して行った。  その結果,自主防災組織が自然消滅の危機を迎えることとなった。地域住民間の繋がりがなくな り,人間関係が希薄になると当然,組織は衰退し,統括するリーダーの希望者もいなくなり,組織 の崩壊は時間の問題となった。そこで私はこの事態を重視し,阪神・淡路大震災直後のような地域 の人間関係を構築して,自主防災組織の活性化に取り組む必要があると考えた。  実施方法については色々と検討した結果,まず現在の組織を構成している自治会員の意見や防災 知識についてアンケート調査とヒアリングを実施することとした。アンケート用紙回収時に専門的 な気象用語や知識について詳しく説明し,理解してもらった。  回収したアンケート結果を分析考察した結果,住民の防災についての意識が大分低下しているこ とが分かった。地域の祭りや運動会などの行事には積極的に参加協力して盛り上げているのに,な ぜ防災訓練などの行事には無関心で参加しないのか不思議であった。私は,この問題を解決する事 が自主防災組織の活性化に繋がると判断した。アンケートと,ヒアリングの結果をまとめるとやは り,組織のリーダー不在が大きな要因である事が分かった。今の世の中,他人のために自分を犠牲 にして地域の為に尽くそうという人間はいないと思われる。しかし,だから仕方がないでは済まさ れない。行政とも相談する必要があるが,まず組織のリーダー養成が急務であると考えられた。し かし養成に応じる人間がどれだけ居るかは疑問である。  今回,自主防災組織の内容について調査研究した結果については,今後の自主防災組織活性化と 減災対策を推進する上で大変有効な研究であったと考えられる。従って,本研究は自然災害におけ る防災・減災対策を推進する上で大変有効であり,自主防災組織改善の基盤が出来たと考えられる。 災害対策と ICT 領域 渡 邊   茂

参照

関連したドキュメント

高圧ガス移動防災対策については、事業者によって組織されている石川県高圧ガス地域防災協議

○防災・減災対策 784,913 千円

平成 14 年 6月 北区役所地球温暖化対策実行計画(第1次) 策定 平成 17 年 6月 第2次北区役所地球温暖化対策実行計画 策定 平成 20 年 3月 北区地球温暖化対策地域推進計画

現行アクションプラン 2014 年度評価と課題 対策 1-1.

2020年 2月 3日 国立大学法人長岡技術科学大学と、 防災・減災に関する共同研究プロジェクトの 設立に向けた包括連携協定を締結. 2020年

番号 主な意見 対応方法等..

防災 “災害を未然に防⽌し、災害が発⽣した場合における 被害の拡⼤を防ぎ、及び災害の復旧を図ることをい う”

→ 震災対策編 第2部 施策ごとの具体的計画 第9章 避難者対策【予防対策】(p272~). 2