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鹿児島市の大気汚染(その2) : 自昭和49年3月28日至昭和50年3月26日

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Academic year: 2021

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(1)

鹿児島市の大気汚染(その2) : 自昭和49年3月28

日至昭和50年3月26日

著者

小牧 高志

雑誌名

鹿児島大学工学部研究報告

17

ページ

67-73

別言語のタイトル

ON THE AIR POLLUTION OF KAGOSHIMA CITY (PART

II) : From 1974. 3. 28 To 1975. 3. 26

(2)

鹿児島市の大気汚染(その2) : 自昭和49年3月28

日至昭和50年3月26日

著者

小牧 高志

雑誌名

鹿児島大学工学部研究報告

17

ページ

67-73

別言語のタイトル

ON THE AIR POLLUTION OF KAGOSHIMA CITY (PART

II) : From 1974. 3. 28 To 1975. 3. 26

(3)

鹿児島市の大気汚染(その2)

自 昭和49年3月28日

至 昭和50年3月26日

小  牧  高  志 (受理 昭和50年5月29日)

ON THE AIR POLIJUTION OF KAGOSHIM CITY(PART Ⅱ)

From 1974. 3. 28 To  1975. 3. 26

Takashi KOMAKI

The author measured the pollution or Kagoshima city continued last year. for the

volume of falling dust is in月・uenced by the Mt. SakuraJlma vo一canic activity, the average

of the dust volume is 63.9t/km2/M and less than 79.7t/km2/M of last year. the averege of sulfer oxides is 0.25mg/M/100cm2 and less than o.31mg/M/100cm2 0f last year. It seems to

that the reason is perhaps owing to decrease of sulfer in fuel.

緒   論 鹿児島市は南九州の経済,産業の中心として 最近では人口の増加が着るしい.ここ数年来土 地造成が行なわれているが昨年より一号用地の 埋立も始まり近い将来重工業地帯になるものと 思われる.昨年度鹿児島市の大気汚染を調査し た結果,降下煤塵は桜島火山の影響が非常に強 く,また硫黄酸化物は交通頻繁な場所に多く認 められた.本年度は測定点を拡張して北部は吉 野中学校,南は鹿児島経済大学まで12点にお いて試料を採り大気状況を調査した. 測定法および測定点 英国デポジットゲージ法1)により可溶性分, 不溶性分,および降下煤塵量, pH, Clイオン, SO4イオンなどを求めた.タール分はアセトン を溶媒としてソックスレー抽出法で測定した. また硫黄酸化物は二酸化鉛法で求めた. 昭和48年度は桜島地区の黒神および古里に も測定点をおいたが今回は桜島地区を割愛して そのかわり一号用地の背後にある産児島経済大 学と鹿児島市北部の吉野中学校に測定点を移動 稲 図1 試料採取地点略図 した・また48年度の朝日生命郡元支所を南中学校に, 東関町鹿児島市建設部支所を谷山中山農協に移し昨年 新 突 鹿 大

(4)

68       鹿児島大学工学部研究報告 第17早

度より広範囲の地域において測定した.測定点の略図

を図1に示した. 測 定 結 果

各測定項目については表1にまとめて示した. 表1  降下煤塵および硫黄酸化物

(5)

小牧:鹿児島市の大気汚染(その2)       69

タール分!so42-床溶性分

降 水 崖 り 1 Ein短il 3Z.・3i g:壬望 0. 08 0.ll 0. 07 0. 07 0. 06 0. 09 0. 10 0.05 48.3 154.2 48.2 29. 5 28.7 20. 2 6.7 8.4 主6,・.ii 8:ai 1.8 2.3 1.6 1.7 1.9 3.6 6.4 6.8 1.2 3.5 0 7 7 5 3 9 3 4 5 9 51 6.6 81 5.0 S.50. 36・Ol o・081 3・29日951 平均1 8・0, 朝 日 坐 令 谷 山 (i)降下煤塵      と風向きに左右されることがわかる.特に昭和49年 表1の註に示したように鹿児島市の降下煤塵は桜島  7月始めに戯風8号の影響で東南東の強風にのって吉 火山噴出物によるものが大半であり,その活動の規模  野方面に多畳の降灰がみられた.そのほか5月には鹿 4 t J 9 3 2 5 1 1 ′ O t J 0 8 5 2 5 8 3 9 0 8 0 7 6 9 2 2 0 0 5 2 1 0 7 1   1       1   1       1   1   1 ∠ U t J 1 8 0 0 0 つ ▲ 0 5 2 9 4 ∠ U 4 つ J 8 1 一 7 7 4 8 0 0 / h V 5 1 4 5 ′ 人 U 7 8 9 0 1 2 1 2 つ J l 1 1 t J 3 1 t J O ノ 2 0 4 0 5 1 0 0 4 5 3 5 1 5 6 0 7 7 1 1 ′ 0 5 t J t J 5 4 4 4 4 4 4 4 4 5 ′ O t J 7 2 8 7 0 t J 9 4 2 7 4 4 3 4 1 5 4 t J 9 0 1     つ 上 一 l 1 1 1 1 1 0 日 」 S 力 鹿 児 島 支 店 5 1 0 0 8 5 7 1 0 7 6 1 8 4 8 5 ′ 0 9 2 9 8 t J 9 0 7 ′ 0 ︼ 7 1 4 5 ∠ U 7 8 9 4 S 九   州   電   力   柴 原 宿 舎 t J ′ 0 4 2 5 0 7 1 2 n フ 0 4 2 3 2 2 2 t J 2 3 2 2 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ′ 0 8 8 2 9 4 8 ′ 0 8 0 q 1 n 7 1 2 1 1 3 t J ∠ U O 7     2 く J 4 9 6 5 ′ 0 ∠ U ′ 0 3 1 8 n 7 3 4 4 0 ノ 4 n y t J 3 9 9 4 4 5 t J o 2 7 3 2 つ ︼ 5 7 1 0 1 つ ん 日 日   H U ′ b t J ′ b つ 一 ′ 入 り く ノ 2 3 5 4 0 ノ 2 t J 4 5 4 つ 一 2 1             2 日 り 2 4 2 凸 7 ′ 0 8 2 8 凸 7 9 8 5 t J ′ 0 7 0 1 7 0 4 8 8 3 0 / 人 U 5 t J 4 5 4 5 4 4 4 4 4 8 2 5 3 5 7 1 ∠ U ′ 0 1 2 4 0 7 t J 5 4 0 0 ′ b 3 4 2 0 1     2 -1     1 1     1 1 1 -1 5 0 t J ′ 0 1 4 0 6 4 8 く J 2 ● ● ● ● 7 5 ∠ U O 3 7 7 4 n 7 0 ノ 8 7 1   1 4 5 ∠ U 7 8 0 ノ O 1 l ノ 一 1 2 つ J l 1 1 4 5 6 7 8 8 7 0 1 つ ▲ 1 2 3 1   1   1 0 5 S ′ -U 2 0 7 人 J J 5 t J 5 2 l ︼ J 9 7 4 1 6 1 南     中     学     校

(6)
(7)

小牧:鹿児島市の大気汚染(その2)       71 註 S.49. 5. 2-3, 6-8, 10-11降灰あり,特 に8日はかなりの降灰が認められた. 5.29 風強く砂塵舞い上る. 7. 2-6 鶴風8号の影響で東乃至北西 風強く特に吉野方面に大量の降灰があ った. 7.23 上町以南全市にわたりかなりの 降灰があった. 8.17 鶴風14号の影響でかなりの降灰 があった. 学校,南中学校など桜島よりの距離が近い海岸地区に 多くの降下煤塵が認められる.吉野中学校が大きな値 を示しているのは7月の1,loot/km2/M以上の降灰 によるものである.また月別平均降下煤塵量を図3に t/km2/M 図2 各測定点における平均降下煤塵虫 9. 8 魔風18号のための降灰が認められ た. 9.26 かなりの降灰があった. 10.12 降灰あり. 10.25 かなりの降灰が認められた. 12.15, 16 降灰あり. S.50. 3. 1-3 爆発後降灰が認められた. 3. 7 降灰あり. 3.18-19 多量の降灰あり. 3.24-25 かなりの降灰が認められた. 示したが昭和49年7月の吉野方面を中心とした大量 ton/km2/M S49      S50 4 5 6 7 8 9 10 ll 12 1 2 3 図3 鹿児島市月平均降下煤塵畠

中   山   農   協 鹿   経     大 南   消   防   署 朝日尖叩谷山支所 南 中 学〆校 九電柴原宿舎 九電鹿児島支店

鹿

鹿児島市役所

(8)

くつ 500〝以上 500- 250FL 250- 149fL 149- 105/∫ 105- 74′1 74- 44〝 44〝以下 500fL以上 500 - 250FL 250- 149fL 149- 105fJ 105- 74〝 74- 44/∫ 44〝以下 500′l以上 500- 250fL 250- 149〝 149- 105FL 105- 74〝 74- 44JJ 44〝以下 中経tC皆耳か覇丁流敵8音SF藩帯掃吟葦. ( ) 丑声昂ik□i Do)耐罫等慧 静ya訂*張;悪漢望9.5避坤  溺)7岬

(9)

小牧:鹿児島市の大気汚染(その2)      73 の降灰の影響で7月が特に多く次に昭和49年5月, ついで昭和50年3月という順になっている.例年夏 場には風向きの影響で降下煤塵量は多いのであるが昭 和49年度は桜島の活動が少なくて比較的低い値を示 している.図4には各地における降下煤塵の粒度分布 を示したが経済大学,中山農協など桜島より遠い地点 では微粉部分が多く 74/上以下の微粒子が50%以上 を占めている. (ii) 9-)i, アセトン抽出法で求めたタール分は多いところで平 均0. 14ton/km2/月 であって鹿児島市役所,甲東中 学校,九竃で認められた.いずれも交通量の多い場所 であり燃料が原因とみられる.しかし一般に昭和48 年度よりかなり減少していることがわかったが重油そ の他の原料がかなり吟味された結果と考えられる. (iii)硫黄酸化物 硫黄酸化物の最も多いのは甲東中学校で平均0.37 mg/月/100cm2であり 0.30mg/月/100cm2以上は 九竃,鹿大工学部および南中学校であった.これらの 地点は交通量が比較的多いことと冷暖房用の燃料消費 量の多いことから大きな数値を示すものと考えられ る.一方非常に少ない点は吉野中,中山農協,経済大 などで比較的閑静な場所はその濃度が低いことを示し ている.また,月別硫黄酸化物の量を図5に示した. 考     察 本年度の大気汚染状況を表1に示したが本年度は桜 島の火山活動が昨年度より少なかったことと重油など 燃料中の硫黄分が少なくなったことから昭和49年度 に較べて一般的に数値が小さくなったことは喜ばしい ことであった.表2にその比較(年平均)を記した. 降下煤塵鼻は現状はその原因は桜島活動に左右され ることで自然現象であってどうにも出来ないことであ るが硫黄酸化物量は前報2)でも示したように桜島の影 響は認められなかった.しかし今回の測定で数値が減 mg/D/100cm2 S49      S50 4 5 6 7 8 9 10 ll 12 1 2 3 図5 月別硫黄酸化物塁 表2 比 較 値 降下煤塵出 ton/km2/月 硫黄酸化物 mg/月/100 cm2 S.48年度 S.49年度 79.7 63.9 0.31 0. 25 少していることは主として燃料中の硫黄分が減ったこ とであってその効果がはっきりと示されたことは喜ば しいことである. 参 考 文 献 1)大気汚染-ンドブック(測定編)コロナ社 (1971) 2)鹿児島市の大気汚染 度大工研(1974)

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