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女子短大生(栄養士専攻)の栄養補助食品(サプリメント)利用と栄養・食物摂取状況について

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(1)

短大

栄養

専攻)

栄養補助食

プ リ

メン

)利

用 と

栄養

食物摂取状況

につ い て

Dietary

 

Supplemen

Use

 and  

Nutritiona1

 

rntake

in

 

Women

’s 

Jmior

 

C611ege

 

Students

 of 

Nutiritional

 

lhjor

, 三

浦英

Ke

丞o 

KATO

 

Hideo

 

MnJRA

 

Ktm

且 

FUJ

A

  飽 食の時 代である今凵におい て運 動 不 足 も加 わり生 活 習慣 病の問題が深刻になっ てきた

この ような時 代に おいて健 康へ 意識高 ま

栄養へ の 関心が高まっ た

ま た若者の 間 で はマ スメディアの影響を

大に 受 け 身 体の ス 化 現 象がいわれてお り偏っ た食へ の 関 心が出てきてい る

ます ます食 生 活へ 関心 が 高 ま き た といえよう

そのタ

ゲッ トにあ がっ てきたのが

養 補

助食

品 (以 ド

サプリメン ト)で あ る

サ プ リメン トは あ ら ゆ るマ ス メディ アの タ

ゲッ トにな りサ プ リメ ン トの効 能を説 くことによっ て消 費者を煽っ て い るの が現 状である

本 研 究は愛 知 県 私立短 期 大学 体 育研 究 協議 会で実施 され た調 査

栄養

専攻

子短期 大学 生 96 名に

目 しサプリメン ト

用実態を 明 ら かに し

さ らに

取調査 を実施 し栄養 摂 取状況を探っ た

 

サプリメン ト利 用 者は

31

過 去に利 用したことが ある者は

47

%で, い ま ま で に サプリメン トに関わっ てきた者 が 非常に多かっ た

利用頻度は毎日が

40

1

回 が

30

% で あっ た

ビタ ミン類を利用 して いる者が 多かっ た

ま た利 用目的は美 容の た め

57

健 康のためが 半数い

イエ の た め と回答した者は 少

で あっ た

.食

物 摂取調 査か ら

析した

栄養摂

取状 況は

第6

次 改 定本 人栄養 所 要量 と比較を した が栄養 素

16

項 目中

10

項目が 下回っ てい た

ま た食品群 別 摂 取量につ い ても基 準値 (健 康

養情 報研究会 編 )と比

す る と

17

項目中

14

項目が 下 回っ ていた

さ らに二大

養 素比率で も脂 質の比率が適正 比率よ り

向であっ た

これ らの こ とか ら

養士教

を受けてい る

生に も関わ らず

取 状 況は 必ずしも良好とはい えない結果で あっ た

効 果の実感が薄い

もしくわからない まま利 用す

美容のため に利 用 す , 健 康

・栄

養のアン バ ラン ス をサ ポ

トする等でサプリメン トを利 用 する こ とが

え た

サプリメン トを

用 することが栄

素の過 剰 摂 取 に も繋がりかね ないため

適 切 な利 用 法 を教 育 する必要 性 を痛感した

ド:女子短 期大

生 (栄養

1

:専 攻 )

質問 紙法

サ プリ メ ン ト

食 物 摂取調 査

     

Women ’

s 

Jtmior

 

Cbllege

 

Students

rfNutritiona1

 

Major,

 

Quesbionnaire

  

SUIrplement

 

Nutritional

 

lntake

 

Reseamh

(2)

 

 

 

飽 食の目

弋であ る

口に おいて食 生活は多様 化し栄 養 素のりが生じると同 時に運動 不 足 も加 わ り生活

慣 病の問 題 が 深刻になっ きた

,い

わ ゆる健 康の三要 素である栄 養

運 動

休養の アン バ ラン ス が生じて き たのである

この ような 時代におい て健 康へ 関心 は 高 ま り

特に栄養へ の心 が 旺盛に なっ て きた

また 若 者の問 で はマ ス ィ ア の影 響 を多 大に受け

体の ス リム化 現象 (

 

池 ヒら 1996

松 浦 ら 1988

牛 越ら

1993

)がいわれてお り偏っ た

へ の心 が 出 て きてい る

これ らの こ とからます ます食生活へ の関心 が高まっ てきた といえ よう

そこ でその タ

ゲッ トに あ がっ たの が

養補 助 食品 (以下

サプリメ ン ト)で ある

現 在 サプ リメン トは

tiン

ビニ エ ン ス ス トアやス

ッ ト

ドラッ グス トアなどで比較的 安価 に気軽に手に入 れ ることができる環 魔にあ り

まや 雑 誌

新 聞

テ レ ビな どのあらゆ るマ スメ ディアでは 健

康,美

ダイエ

サプリメン ト の効能 を説 くことによっ て消

費者

を煽っ てい るのが 現 状で あ る

 

近年 サプリメン へ の 心 が高ま りつ つ あ るなか 厚 生労

働省

はサ プリメン トの適切 な利 用が出来る よう 平成

10

年に検討 会を 設置し平成

12

年に はいゆ る栄

養補

品 につ いて表 示制 度 を整 備 す ることで報告書 が ま と め られ

サプリメン トとは「

養 成分 を補給

又 は特別の保健の用途に適 するもの と して販 売の用 に 供 する

品の うち錠剤

カプセ ル等通 常の食 品の形態 でない の 」 (大 木  ) とし

さ らに平 成

13

3

月 に は 「機 能

制 度厚生 労働 省

2001)

を発 足 さ せた

サプ リメ ン トの

が 氾濫してい る中で適切 な 使用 が 出来る ように配 慮した

 

しかし実

は適切 にサプ リメン トが使 用 されて いる か は甚 だ疑 問の残るところであ る

特に

,美

ダイ エ ッ トに

敏感

生 がマ ス コ ミに煽 られそれ を サ ポ

トするた めにサプリメン トを利 用する

向が見 られ る

そこで本研 究は健 康

食に関する栄養+教 育 を受けてい る学生を対象にサ プ リメン トの利 用状況 を 明らか に す る と と も に, さらに利 用者

非利 用 者の 日 頃の栄養

物摂 取 状況 に着目 し食生 活の実態 につ い ての調査 を試みた

攻 (名

屋 文 理短期 大学 食物 栄養 学科

2

年生)% 名 につ いてサ プ リメン トの

用実態を 明 らかに した

サ プ リメン ト利用 実 態の質問では

利 用の有無 利 用 頻

度,

サプリメン トの種 類

利 用目的

効 果の実感に つ いて分 析 を行っ た

 

さ らに サプリ メン ト利用者と

非利 用者か ら任意に 各

6

名を抽 出 (利用 群

非利用群と し た)し

食物 摂 取調 査を 行っ た

調査日 は

祝祭口

冠 婚葬祭 その 他 特に

物摂取 に変 化の ある 日 を避 け

なるべ く普 通 の摂 取 状態にある 日を選んで実施した

記人 しや すい ように事 前に

150

食 品に おける 目安 量 及び その食 品の g 数 を記入 した

覧表と実 際に

取 量 を 記 入 した 記 入 例を渡した

記入方法は毎年 実 施 されて いる厚生 労働

養 調査 (健 康

養情

報研究会

2003

)の 法に準じて 平 凵

3

日間の 食物摂 取調 査 を実施した

 

調査

に対して は 研究の 門的

内容 と得 られ た デ

タの取り扱い につ い て十 分 な説 明 を行い調査へ の

力 を得た

記 入され た食 物摂 取 デ

タはパ ソコ ン ソ フ ト「建 帛社エ ク セ ル栄 養君」を利用 し分析を行っ た

平均の

定は t

定を用いた

結 果

1

サプ リメン ト利用状況

 

サプリメン トの利 用状 況 を図

1

に示した

利用 して いる者は 約

31

ま た利用 してい は約

22

% であっ た

過去 に利 用したことのあ る

く約

47

%で あっ た

現在の利 用者と過 去に利用したことの あ る者の合計は約

80

%であり

サプリメン トとの 関わ りを 持っ た者が

くい ることが明らかになっ た

(%〕 利 用 し て い る   312 利 用 して い な い  

 

 

 

2

 

 

 

_

 

 

 

tt 過去 に 利 用 した こ   とが ある   469  方  法

 

愛知 県 私立短期大学体 育研 究 協

祿

会 (星野ら

2003

) が

2003

5

月 に実 施した調 査の中か ら

特に栄養士 (%) 60 図1 あなた は サプリメントを 利 用 して いますか 姻

rL

0 0 4   2 0 13

3

[コ

  3o

o

  1o

o

月 1

2 回 その他  程度 利 用 頻 度 3.3 匚 無 回答

(3)

〔%) 50403020100 ロロ  

マ ル チV    VA       36

 

VB       VC       16ア       t67 。,

[ [

VE     鉄 分    hlP

)ウム  食 物 繊 維   アミノ酸       プロテイン 図

3

利 用 補 助 食 品の種 類 (複 数 回 答 )       3oo

DHA    コラ

ケン   そ の 他 EPA (% ) 60504030 ・・

1

i

50

0 567       6

7

 

  

   囮

健康の た め   美 容 の た め   身 体 が 弱 い       体力 をっけ る   3o.D

日常の 食事の   補給   1o

o        6

7

匚コ 

スポ

ツ等の タ

イエットの た め 消 費の補 給 図

4

養補助食

品 利 用の 目

複 数

) 0

0 た だ 何 とな く   サプ リメン ト利 用者の利 用傾 向 を図

2 〜5

に示した

図 2は利 用 頻 度であるが, 最も多かっ たの が 毎日の

40

次に週

1

巨程 度鉛%であっ た

また刀に

1 〜 2

回が

10

その他

3

3

% ど・

1

た者がたが 気がつ いた ときとい う回答であ り

わずか で は あ る が いろいろなことに捉われることな く利 用し て いる者 も 含 まれてい るこ が窺 われ た

  図

3

は どのような サプ リメ ン トを利 用して います かの 回答から得 られた結果である

ビタ ミン C が最 も 多 く約

37

ビタミ ン

B

が約

33

%であっ た

次に鉄 分

カル シウムは約

17

%であっ た

ま た食物 繊維 ア ミノ酸

プロテ インが約 13 %で

利 用してい る サプ リメ ン トは多 肢に わ たっ て いる が中でもビタミ ン類 を多く利 用して い るこ が明 らかになっ た

  図

4

では どの ような 日的でサ プ リメン トを利 用 し てい ますかの 回答から得 られた結果である

美 容の た め (肌荒れなどの 改善 )が約

57

%で最も多かっ た

次 に健康の ため (便 秘, 貧 血, 疲 労 などの改 善)の

50

% であっ た

さらに 日常の 食事で不 足 してい る

養を補 給 ずる た め が

30

%であっ た

ま たダ イエ ッ トのた めと 回答した者は約

7

%と少数であっ た

た だ何 とな くと 〔% ) 6050403020100 33

3

はい 53

3       10

0

     []

い いえ     何 とも    無回答         言えない

5

実 感

りま

か 回答したもの は お らず

何らかの識 を持っ 利用 し てい ることが明ら か になった

 サプ リメン トの果の 実感は あ り ますかの 図答 結 果 を 図

5

に 示 した

効果 を実感してい る者は約

33

%で あり

感じてい は わずかで

33

%であっ た

半数 以上の者は何とも 言えないと答えており効 果 を実 感 し て いない者が多かっ た

(4)

  2 .

サ プ リメン ト利 用の有無と食物摂取 調査 結果に つい て

 

食 物摂 取調査

果か ら

サプリメン ト利用群とヲ

酥1 用群の

養 摂 取状況,食 物摂 取状 況 を平 成

13

年度 国 民 栄養調査

果と比

することに よ り傾 向を探っ て みた

 栄

養 摂

取状 況につ いて図

6

に第

6

次 改定日本 人の 養 所 要量

部省

  )を

100

と して その 充足率 を示 した

国 民

養 調 査

サプリメ ン ト利 用

群,

の間に は

有意

差は み られず

3

者 とも同様の傾 向を示し た

国 民栄

養調査では第 6 次改 定口本 人の栄 養所 要 量 との問に

16

項 目中

13

項 目に有意 差がみられ た

所 要 量 を ヒ回っ ているの は た ん ぱく質 をは じめ脂 質

リン

VDi  VK

 VB ,の 6 項目, 下 回っ てい るのはエ ネ ルギ

ー,

炭水 化物

カル シウム

マ グネシウム

VC

食物繊 維の 7 項目で あ り

栄養

の アン バ ラン スが 窺 える

利 用群につ い てみ ると

16

項目中

7

項日に有

差が み られ た

,所

要 量 を上回っ てい るもの は リン

D

2

項 目

ド回っ て いる ものは炭水化 物

カル シウ   (% ) 500 400 300 200 100 0 エネル    た ん ぽ ギ

      く質 脂 質    炭 水     カリ   カ ル シ   マグネ   リン      鉄      VD      >E     VK     VB1      化 物     ウ ム     ウ ム   シウム  図6 第6次 改定栄養所 要量に対 する充 足率(栄 養 所 要 量を100とした相 対 値)

        .

VB2       VC       食 物       繊 維 エネ ルギ

たんぱ く質 脂

炭 水 化 物 カリウム カルシ ウ ム マグネ シ ウ リン 国 民 栄養調査 利 用 群 非 利 用 群 97

3率 巳9

2926 119

6* * 104

51101126

O林 10991109B73 * * 84

D* 84

6101

8        76.2*

       87.6*

103

6        7B.4‡         90

2 104

7       68

1‡         88

5 131

4

* 128.6零 128

6* 60

O* 累 52.6林 55、8* * VD         VE 236

7* *   102

5 2S4

4*     82

5 322

2*      83.8 VK      VBI       VB2        VC 42i

8零 *   102

5     108

0彫 水      82.0* * 393

3    91

9     95

2     64

O* 386

7‡   8B

1     9γ

2      66

3 7G

6** 63.5164

0* * 栄 養所要 量x 栄 養 素  p〈0

05*  p〈0

 1* * (%〕 60050040D1002001000

  」

殿 類  種 寞 類  いも 類  砂 糠 類 菓 子 頬  油 脂 類  豆 類  果実類   緑 黄色  その他 きのこ類 高草 類 調 味料等 魚 介類  肉 類  卵 類   乳 頻       里予菜      の1}菜       嗜 好 飲 料        図7 食品 群 別摂取量の充 足 率(基準 値 を100とした相対 値 ) 重 いも類 棚 子 油 脂 類 豆 国 民 栄 養 調査 利用群 ト利 用 群   105

1琳*

F

  68

8ネ   ア06 28

0** 40

0** 800 48

6* 零 64

1576 * ホ  122

0牌

 1600 艸  27DO1695 林 tg4

2244

264

0* 零 71

759

2寧 68

0* * 85

068363

2* * 66

235

3**       その他の       きの こ類 緑 黄 色 野 菜       菜       調 味 料 等       魚介類   肉 類 海 草 類         好 飲

卵 類 乳 類 67

1* *    63

9** 68

9*     39

9* * 70

8      42

4* * 135

0** 53

313

3** 1

蠱 礫

* * 12083

67     * *  13990

3      30

5宰 寧  93

O4** *       699D3

3* * 91

1    125

0    71

7     63

6 基 準 値x 各 食 品 間 p<0

05 *  p0

01 * *

群 間 差 ・く ・

・5

(5)

VC

食 物 繊維の 5項 目で あっ た

用群 で は

6

項目に有 意差が みられた

上回っ て いるものは リン

,VD ,

 

VK

3

ド回っ てい るもの は カル シウム

食物 繊 椎の

3

項 日であった

 

図7に各 群別の

品群 別摂 取 量 (17 品目)の 基準値 (健 康

栄養 情報研 究会 偏

2001

)を

100

と した充足率 を 示 した

基準 値 と国民栄養 調査の間に は

17

項 目中

海 草類 を除 く全ての項 目に おいて

有意

差がみ られた

基 準値 を上回る項 目は穀類

砂 糖類

菓子類

きの こ

調 味 料等

好 飲 料

魚介 類

肉類の

7

項 目であ る

逆に

F

回っ て いる ものは

種 実類

い も類, 油脂類, 豆類

果実 類

緑 黄色 野菜

その他の野菜

卵 類

乳 類の 9 項目であっ た

.こ の こ

とから国民の

品群別摂 取 量の ア ン バランス が明らか に なっ た

サ プ リメン ト 利用群では7項 目に

有意

差がみ られた

上 回ってい る のは砂 糖類の

1

項 目であった

F

回って いるものは

種 実類

緑黄色野菜

そのの野菜

海 草類

卵 類の

6

項 目であった

非 利用 群では

6

項 目で有意 差 がみ られた

基 準値 を上 回っ てい るもの はな く

い も 類

油脂類

果実類, その他の野 菜, きの こ類, 海 草 類の計

6

項 目全て下 回っ ていた

3 者

ともに

品群別

取 量の バ ラン ス は決してい い と はい えない結 果であ っ た

 三者 間の差 をみ る と穀 類およ び調 味料 等嗜 好飲 料で 国民 栄養 調査 と利用

, 非利用群の問 に

5

%の危 険 率 で有 意差がみられた

ま た 砂糖類では国民栄

調 査と 非利用群の

5

%の危 険 率で有意 差が み られた

1

大 栄 養 素

摂 取 比

国 民 栄養調査  

14.

6

1.

436

31.

4

6.

494)

53.

9

6.

011) 利 用 群

14.

3

0.

784

27.

4

5.

449

58,

3

(4

934

> 非 利 用   149(1299 ) 27

1(5171) 580(4742 )       (    )内 は 標 準 偏 差     各 群 間 n

s

 

表 1に三大

養 素 (た んぱく質

脂質

糖 質)の摂 取比率 を示 した

適正比率 (文部 省

2000

)は た んぱく 質

10

〜15

%, 脂 質

2

〔}

25

糖 質

55

65

るが 比較する と どの群 も脂 質の比 率 が

い ことが 明 らか に なっ た

各 群 問の差は みられ なかっ た

考 察 平成

13

年 国 民

養調査 (健康

栄 養 盾報研究会

2DD3

) では平成

13

年に初めてサ プ リメン トの調査を加え た

そ の結 果と今回の調査の比較をし て み る

サ プ リメン トの摂 取状況で は本 調査で は現

利 用し て い る者

が約

31

過去 に利用 したことが あ る者は約

47

%でありサ プリメン トとのか か わ りが非 常に高い結 果であっ た が

国民栄 養調査 で は全体の平均

23

% で あ り特に   〜

29

歳では

18.

5

%であっ た

今 回の結 果は 全国レ ベ ルに 比べ る と利 用

い とい え よ う

ま た利用 頻度で は 国民栄 養調査の

20〜29

才では

ほぼ毎

Ii

利用 す るの は59

8

%であるの に対 し本 調査で は

40

%であった

さ らに 利 用

R

的で は 国 民栄養調査の 全体傾 向で は

番 に病気の予 防

健 康 増進 が約

57

次に 不 足 してい る 栄

養成

分の補

38

% で あっ た

本調査で は美 容のた め が約

57

%で

健康のた め が

50

%で二番 冖 に多かった

国民栄養 調査で は美 容のた め が約

17

%と 非常に 少なく意識の違い が み られ た

以 トの ことか ら 全国レベ ル に 比本調 査で はン トに 関す る

識は強く, 主に美 容のため であり若 者の特 徴であ る容 姿へ の こだ わ りが強い ことが

わ れ た

ダイエ トの ためと 回答した者が約

7

%と少 なかっ たことは意 外 な結 果であっ た

ま た効 果の実感を感じてい ない も のが約 半数 を 占め てい るとい う結 果であっ た が効 果が 感じられなくて も利 用 を続 けてい るとい うこ とは今 後 の効果 を希望する期待

が大きい こと

,美

し くなるこ と

の願望の現 れであると考 え られ よ う

 

,食

物摂取 調査か ら

養摂 取状況 を み る ため

6

次 改 定

H

本人の栄養 所 要 量 との比較 を国民栄 養調査 と と も に傾向 を み た が 国 民

養調査とサプ リ メン ト利 用群

夛訴 l!用群の に は

向の

いはみ られなかっ た

養 素

16

項目中

10

項目が所 要 量 を下 回っ てお りその 中の利用 群

5

R

非利用群

3

項目に有

差が み られ た

また

6

項目が上回っ て お り

利 用群

2

H

非利 用群

3

項 目で

有意

差 が み られ

,栄

養摂取のアン バ ラン スが窺 え た

食 品 群 別摂 取 量の基 準値におい ても

17

項目中

14

項目が 下 回っ て お りその中の利用 群

5

H

非利 用群

6

項 目に有 意差が み られ

こ こ で も

品摂 取 の ア ンバ ン スが明 らかになって いる

ま た 二 大栄養 素 (た んぱく

質,

脂 質

糖 質 の摂 取比率に おい て も 適正比 率 (文部省

2000

) と比較 す ると脂 質の比率の い こ とが わ か る

これらの こ とから食 品摂取 状 況は 必 ずしもい い はい えない

このアン バ ン ス

うた めに はサ プ リメ ン トを川い る の は有 効なこと か もしれ ない

 以上

栄養士教 育 を受 けている学生 を 中心 に調査 結 果を分析 した が

効果の 実感が薄い

も し く は わ か ら ない ま ま サ プ リメン トを利 用 す る

美容のために利用

(6)

す る

健 康 をサポ

トす るた め

栄 養のアン バ ランス を

うため

い ろい ろな場面でサ プ リメン トを利用 し て いること が

え た

 

杉山 ら (

2003

)は 「調 不と雑誌か ら の

報が

養素

の不 足 や 不

感を感じさせ, サプリ メン トを利 用させて いる と推

され た

.今

,食

事と して

栄養

素 を摂 取する ことの意 義お よびサプリメントの利 用方 法 につ い て指導 することが 重要で あ る と

え られ た」 と 述べ て い

 

現 在は

報 が 氾濫し

なお かつ 身近 な ところ にサプ リ メン トが あり気

に利用する ことが出来 る状況にあ る

この ような

環境

の 巾でサ プリメン トの摂 取量に気 をつ け ることは当

の ことであ る

大木 ( 

も指 摘してい る が, もちろ ん食 品か らバ ランスの良い栄 養 素を

取 すること が 基本で あ りサプリメン トの

及 に よ り こ の考え方 を忘れて はならない

し か し適正 にサ プリ メン トを利用 し不 足分 を補 うこ とも十 分 考 えられ る

 

近 年, サプ リ メン ト等の利 用による過 乗1摂 取 も懸念 され る た め

,第

6

次 改定日本人の

養所 要 量で は新 た に許 容 上限 摂取 量 も設 定 され た (文 部省

20CO

これ らの こと を考えれば

養士を 目指 す学 生に適切 な食 生 活とサ プ リメ ン トの正し い利用法を

教育

してい く ことは 必 至 である

 今

回は栄

士教

けてい る

につ いての

析で あっ た が今後 さらに

般の学 生にっい て も分析しサプ リ メン トの

況 を把握しその問題 点 を明 らか に し ていくことが必 要であ る と考 え られ る

 

  健 康

食に関する栄養上教 育 を受 けて いる学生 を対 象に サ プ リメン トの利 用 状況を明らか にすると ともに

さ らに利 用者

非 利用 者の 冖頃の 栄養

食 物

取状 況

目 し

生 活の実 態についての調 査 を試みた

その 結 果 次の ことが明 らか になっ た

 

1 .

サ プ リメン ト利 用者は約

31

非利 用 者は約 22 %

過去に利 用したこ とが あ る者は約

47

%であっ た

 

2 .

サ プ リメン ト利 用頻 度は毎目が

40

1

回 が

30

%であっ た

 

3 .

サ プ リメン ト利 用の 種類ではビタ ミン C が糸勺

37

ビタミ ン

B

が約

33

%で ビタミン

かっ た

鉄分 カル シウムが約 17%

食 物繊維

ア ミノ酸

プ ロテインが約

13

%であっ た

 

4 .

サ プリ メン ト利 用の理由は

美容のため (肌 荒 れ な どの改

善)

が約

57

の た め

便

,貧

疲 労 など)が半 数いた

ダイエ ッ トのため は約

7

%と わずか であっ た

  5 .

効果の実 感につ い て は

じ てい る

は約

30

何 ともい えないが半

以 ヒを 占めた

 

6

.食

物 摂取調査か ら

養 摂取 状 況 食物摂取状況 をみた

栄 養摂 取状 況では第

6

次 改定日本 人の栄養 所 要 量 と比較して み る と

養 素

16

項目中

10

項目が下 回 っ ていた

,食

物 摂取状況では

晶群別摂取 量の基 準値 (健 康

栄養 情 報研 究 会編 ) と比較 すると

17

項目中

14

項目が下 回っ い た

 

7 .

三大 栄養 素 (たんぱ く質

脂 質

糖質 )比 率で は適正 比率よ りも脂 質の比率が 高い ことが明らか にな っ た

 

8

.食

物 摂取状況 は良好 な

態で はなかっ た

  9 .

効果の実

もしくはわから ない ま ま 利 用 する

美 容のため に利 用 する

健 康

栄養の ア ンバ ラン ス をサポ

トする等でサプ リメン トを利 用するこ とが窺え た

 

10

サ プリメン トを利 用するこ が栄養 素の過 剰摂 取にも繋が りか ねない た め

適切な利用法を教

する 必要性 を痛感した

 11.栄

養士教

を受けてい 学 生利 用傾 向 も探 る必要がある

文  献

  星 野秀樹

公和

加 藤恵 子

浦 英雄

野 中    章 臣

大島林 子

大島博 人

脇坂康彦,小沢教子,     黒柳 享:女子短 大生の栄 養補 助 食 品 (サプリメ ン    ト)の使 用 実態につ い て

平成 15 年東 海 体育 学会

  

51

回大会抄 録 集

,36

2003)

  池 上久子

藤 恵子

鶴 原 香代子

国丿

1

  

子,

伊藤

賢二, 斉

由美, マ宮加 代子, 金了

   謹 吾 :短 期 大学生の体 格認 識お よび健 康に関する

  

調査 (

第 4

身 長, 体重に関する 理想肪 よ び

  

希望 と現実の 関 係

,大 学 保 健 体育研 究,

16

1−11,

    (

1996

藤 恵子 女子短 大 生次 変化か らみ た 体 格 認    識につ い て

名 古屋文 理短 期大学紀 要

,25,75

−80

    (

2COO

 川 野 因 ス リ

トとサプ リメン ト  適切 な使 用

  

法 につ い て指 導原 則, 臨 床スポ

,19・

10,

   

1127−1134

2002

 

健康

栄 養情 報研栄養現 状

2003

),

(7)

  第

出版 株式 会枇 東京

  厚 生 労働 省 保健機 能 食品制 度創設につ いて

    (

20DO

)  

h

廿

p4AWthoureLmhlw

90.

jpffx

)ureildoα

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〔麗   lnnf

  松 浦賢長

林臻

飯 島久 美

平 山宗宏 :女子   大学生の体格 意 識に関する研究

小児 保 健研 究

  47

〔廴 

673r676

 (1988 )

  文 部省

農 林 水 活 指針解説   要領

(蜘

東京

  健康

栄養 情報 研究 会 本 入栄養 所要 量  食

 

事 摂 取基 準の活 用

2001

出版 株 式 会社

  大 木宰 栄 養 補助 食 品 と

臨床 栄養

,97−2,

 

142−145

(  )

杉 山寿 美

本 久 美

女子 大学 生

 

プリメン トの利用実態と

に関する保 健行 動, 日   本 栄養

食糧 学 会誌

,55

−2,97−103

2002

  牛 越静

鈴木 道 :青年期 女子の減 量 意識

 

健の科

学,35

10,71e717

1993

参照

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