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特集「高度化するサイバー攻撃に対応するコンピュータセキュリティ技術」の編集にあたって

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Academic year: 2021

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(1)情報処理学会論文誌. Vol.58 No.9 1387 (Sep. 2017). 特集「高度化するサイバー攻撃に対応するコンピュータ セキュリティ技術」の編集にあたって 山内 利宏1,a). 計算機とインターネットの普及により,計算機システム. 文の質の高い査読と各編集作業を経て,予定どおり出版ま. は,社会基盤システムだけでなく,身の回りにある家電や. でたどりつくことができたのは,編集委員,査読者,招待. 車載システムなど,多くのものに広く利用されている.ま. 論文執筆者,学会関係者の方々の多大なご尽力のおかげで. た,個人情報をはじめ,多くの情報が計算機で管理され処. あり,厚くお礼を申し上げたい.特に,加藤岳久幹事(東. 理されており,これらの情報を適切に,かつ安全に処理す. 芝) ,大東俊博幹事(東海大学)には,取りまとめの中心と. ることが必要不可欠である.このように,計算機システム. なって献身的に運営いただいた,心から感謝申し上げたい.. は,日々の生活に欠かすことができないものであり,安全 に利用できることが必要不可欠なものになっている. しかし,機密情報の搾取や組織活動の妨害などを目的と したサイバー攻撃が増加し,かつ高度化しており,サイ バー攻撃による脅威が増している.また,ファイルを暗号. 「高度化するサイバー攻撃に対応するコンピュータセキュ リティ技術」特集号編集委員会. • 編集長 山内利宏(岡山大学). 化して身代金を要求するランサムウェアの流行や,IoT 機 器や制御システムを対象としたサイバー攻撃の増加など, 攻撃は多種多様化している.このため,様々な環境におい てサイバー攻撃に対応できるコンピュータセキュリティ技 術がこれまで以上に求められている. 本特集号では,高度化するサイバー攻撃に対応するコン ピュータセキュリティ技術について,基礎理論,プロトコ ル,アーキテクチャ,ソフトウェアシステムの研究,およ びそのアプリケーション,実装例,管理運用,さらには行 動科学や社会科学的考察をも含めた課題と対策を広く議論 することにより,今後のセキュアな計算機システム環境の 構築に寄与すること目指して企画された. 本特集号には 33 件の論文が投稿され,途中 2 件の取り 下げがあり,特集号編集委員会による慎重な審議を経て英 文論文 3 件を含む 12 件の論文が採択された.また,本特 集号では 1 件の招待論文を寄稿いただいた.サイバーセ キュリティの研究を牽引されている国立研究開発法人情報 通信研究機構の井上大介氏と笠間貴弘氏に,ここ数年で大 きな問題となっている IoT 機器について,ダークネットで 観測された攻撃元ホストの応答結果を分析する手法を用い て,明らかとなったマルウェア感染 IoT 機器の現状につい て紹介いただいた.本論文の掲載が今後のサイバーセキュ リティに関する研究に寄与できれば幸いである. 特集号の編集にあたり,限られた時間の中で,多様な論 1 a). 岡山大学 Okayama University, Okayama 700–8530, Japan [email protected]. c 2017 Information Processing Society of Japan . • 幹事 加藤岳久(東芝) ,大東俊博(東海大学). • 編集委員(五十音順) 宇田隆哉(東京工科大学) ,越前 功(国立情報学研究 所) ,大木哲史(静岡大学) ,大久保隆夫(情報セキュ リティ大学院大学) ,岡本栄司(筑波大学) ,岡本 健 (筑波技術大学) ,沖野浩二(富山大学) ,金岡晃(東邦 大学) ,姜 玄浩(東京工業高等専門学校) ,菊池浩明 (明治大学) ,齋藤孝道(明治大学) ,佐々木良一(東京 電機大学) ,島岡政基(セコム) ,須賀祐治(IIJ) ,鈴木 幸太郎(NTT) ,高倉弘喜(国立情報学研究所) ,高橋 健一(鳥取大学) ,千田浩司(NTT) ,手塚 悟(慶應 大学),寺田真敏(日立製作所),寺田雅之(NTT ド コモ) ,鳥居 悟(富士通研究所) ,中西. 透(広島大. 学) ,西垣正勝(静岡大学) ,西出隆志(筑波大学) ,野島 良(情報通信研究機構) ,朴 美娘(神奈川工科大学) , 畑田充弘(NTT コミュニケーションズ),堀 良彰 (佐賀大学),本郷節之(北海道科学大学),松浦幹太 (東京大学) ,満保雅浩(金沢大学) ,南. 和宏(統計数. 理研究所) ,宮地充子(大阪大学/北陸先端科学技術大 学院大学) ,村山優子(津田塾大学) ,毛利公一(立命 館大学) ,安田雅哉(九州大学) ,山田 明(KDDI 研 究所) ,吉岡克成(横浜国立大学) ,吉浦 裕(電気通 信大学),渡邊裕治(日本 IBM). 1387.

(2)

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