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オープンソースソフトウェア:3.3 我が国におけるオープンソースソフトウェアの利用状況

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(1)Open Source Software. 我が国における オープンソース ソフトウェアの利用状況. 特集:. オープンソース ソフトウェア. 3.3. 鈴木律郎 青山幹雄 (社)情報サービス産業協会  .  . 南山大学数理情報学部情報通信学科.      [email protected].   [email protected].   我が国におけるオープンソースソフトウェアの利用. ��� �����. 状況を明らかにするために,2002 年 2 月に実施したア. ����� ����. ������� �����. ������������ �������. ンケート調査結果の一部を紹介する.情報システム部門. ����� ����� ���� ���� ��� ���� ����. を持つ従業員 50 人以上のユーザ企業 517 社から回答を 得た.詳細は,報告書. 1). を参照願いたい. �������� ��������. (1)回答企業のプロファイル. ������� ����.  回答企業の業種別分類を図 -1 に示す.全産業から満 ������������. 遍なく回答を得られたことが分かる.. 図 -3 サーバ OS の利用状況. 分かる.さらに,クライアントでは,Windows95 が依. (2)オープンソースソフトウェアの認知度  回答者の 90% 以上は「オープンソース」という言葉. 然 45% を占めており,企業での OS の更新には時間が. を知っており,そのうちおよそ 80% が「オープンソー. かかることを示唆している.. ス」に対して好印象を持っていた..  この中の Linux サーバの用途を図 -4 に示す.Web サ ーバ等のインターネットでの利用が高い.  さらに,Web サーバ(423 台)の内訳は,Apache が. (3)OS における Linux の利用実態  クライアントとサーバ OS の利用状況をそれぞれ,. 36% で IIS(Internet Information Server) が 64% で あ っ. 図 -2 ,3 に示す.サーバ OS としての利用が高いことが. た. こ れ は, 企 業 で は Windows の 利 用 が 多 い こ と と. その他 製造. 8%. 社会基盤 6%. 関 係 す る と 考 え ら れ る. 大 学 等 を 含 め る と,Netcraft 製造 6%. 建設 9%. (http://www.netcraft.com/survey/) の 統 計 が 示 す よ う に. 電機 5%. Apache のシェアが 60% 程度となると考えられる.. サービス 13%. (4)Linux 採用理由. 鉄鋼機械 17% 金融 5%.  図 -5 に Linux の採用理由を示す.「ライセンス料が無. 流通 17%. 化学 14 %. 料」との経済的な利点と「稼働実績が豊富」 「安心感・ 信頼感」といった信頼性の高さが採用の主たる理由とな. 図 -1 アンケート回答企業の業種分類 Windows 3.1   1.1%. Windows 2000 Professional 10.3%. Windows Me MS-DOS,   1.0% DOS/V 0.5%. Linuxサーバ 総数=475. UNIX 0.2%. Mac OS  1.4%. 20. 40. 80. 94 81 71. グループウェア/電子メール. 68. データベース. Windows95 45.1%. 47. ファイル/プリンタ. 36. 業務アプリケーション 社内ポータル/企業ポータル その他. クライアント総数=547,933. 図 -2 クライアント OS の利用状況. 100. We b. DNS. その他 1.8%. Windows98 20.7%. 60. インターネットアクセス. Linux 0.1%. Windows NT WorkStation 17.8%. 0. 30 22 26. 図 -4 Linux サーバの用途 IPSJ Magazine Vol.43 No.12 Dec. 2002. −1−. 1345.

(2) 0. 20. 40. 60. 80. 100. ライセンス料が無料 稼働実績が豊富. 76. 52 50. 厳しい運用条件での実績がある. Linuxについてのノウハウがある. 100%. 見ることができる. 15. ソフトのコピーが可能. 80%. ソースコードを. 23. 障害の再発防止施策が容易. 60%. サポートが得られる. 25. 情報公開等によるサポートの充実. 40%. 情報公開等により. 29. 技術的に優れている. 20%. まったく重要でない. コピー可能. 48. ベンダの提案. あまり重要でない. 無料でライセンス を取得できる. 61. 安心感・信頼感がある. やや重要 0%. 73. 使用目的に最も適している. ソースコードを変更可能. 13. ソーソコードが見られる. 11. ソースコードを変更可能. ソフトウェアの再配布可能. 9. 会社の方針. 5. 自ら再配布が可能. 4. Linuxに時間・資金を投資している. 3. その他. 非常に重要. 99. 経済的なメリット. なんとなく. 120. 図 -8 オープンソースソフトウェアの評価 0%. 9. 20%. 40%. 60%. 80%. 100%. 14. Linux. 図 -5 Linux 採用理由. っている. Windows. (5)Linux の基幹システムへの適用評価と不採用理由  図 -6 は,Linux サーバを基幹システムに導入した利用 商用UNIX. 者 34 社の評価を示す.およそ 60% の利用者がトラブル や不安もなく利用しているが,24% の利用者が不安を. 増えていく. 抱えている.. 変わらない. 減っていく. わからない. 図 -9 3 年後自社で利用するであろう OS.  一方,Linux を基幹システムに導入しない理由を図 -7. に示す.「知識・ノウハウがない」,「社内でのサポート 実際にト ラブルに 遭遇した. 体制が整わない」,「導入実績がない」などの社内的要因 まだ トラブルは ない. 15%. 不安はある. と「外部サポートが得られない」という外的要因が主で ある.. 46 %. 24 %. 不安はない 15 %. (6)オープンソースソフトウェアの評価  図 -8 はオープンソースのメリットを重要と答えた数. 図 -6 基幹システムへの Linux 適用結果 0. 50. 100. 150. 200. 知識・ノウハウがない. は,一般にいわれる「ソースコードの開示性」より,そ. 209. れがもたらす「保守性の高さ」を期待している.なお,. 137. 導入実績がない 外部サポートが得られない. 120. 経済性重視の傾向は売上高 500 億円未満の企業に多く,. 117. 再発防止施策が行いにくい 対応アプリケーション・ミドルウェアが不足. 104. 現在のシステムに満足. 79. 開発環境が充実していない. 78. 信頼性・可用性が低い. 54. セキュリティが不安. 52. 「ソースコードの開示性」「情報公開性」重視の傾向は売 上高 3,000 億円以上の企業に多い. (7)3 年後採用する OS. 40. 導入する予算がない ベンダの提案で他のOSを選択.  ユーザが 3 年後利用すると思われる OS を予測したの. 38. が図 -9 である.Linux ,Windows は増加傾向にあるが,. 29. TCOがかかる ユーザインタフェースがよくない. 商用 UNIX は減っていくと考えられている.. 24 16. 周辺ソフトのバグ. 13. 使用目的に適していない. 12. その他. ピー可能」であることが重要と考えられている.ユーザ. 236. 社内でのサポート体制が整わない. 経済的なメリットがない. の多い順に並べて示す.「ライセンスフリー」や, 「コ. 250. 参考文献 1)オープンソース調査委員会 : オープンソースビジネスの動向調査 報 告 書,( 社 ) 情 報 サ ー ビ ス 産 業 協 会,13-J010(Mar. 2002)  http:// www.jisa.or.jp/activity/index-report-j.html (平成 14 年 11 月 21 日受付). 24. 図 -7 基幹システムの Linux を採用しない理由. 1346. 43 巻 12 号 情報処理 2002 年 12 月. −2−.

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