「ほめ」の内在意味認知の仕方が「ほめ」に伴う感情と効果に及ぼす影響
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(2) 面で以下の3つの尺度について質問をした。. 期待〉のどちらの「ほめ」の内在意味認知を強. ①児童用「ほめ」の内在意味認知尺度. く感じても,動機づけ・自己評価・成功期待が. ②rほめ」に伴う感情尺度. 高くなった。 【考察】. ③「ほめ」の効果測定尺度 【結 果】. 1「ほめ」の内在意味認知とrほめ」に伴う感. 1児童用「ほめ」の内在意味認知尺度. 情及び効果について. 主因子法(プロマックス回転)による因子分析. 児童期の高学年において,「ほめ」の内在意味. を行った結果、2因子解を採択し、最終的に10. 認知による違いはあまりないが,ほめられる側. 項目が残った。. がほめる側の発した「ほめ」に何かしらの意思・. 第1因子<成長・努力・取り組みへの喜ぴ>. 意図を感じることが,「ほめ」によるポジティブ. 第2因子<効果の期待>. な影響をより生みやすくすることが考えられる。. 2「ほめ」に伴う感情の因子分析. 2「ほめ」の内在意味認知の発達. 主因子法(プロマックス回転)による因子分析. 研究1と研究2の「ほめ」の内在意味認知尺. を行った結果,3因子解を採択し,最終的に7. 度の因子構造の違いから,児童は成人に比べて. 項目が残った. 他者の言動から他者が考えていることを汲み取. 第1因子<驚き感情〉. る能力が未熟であることが考えられる。さらに. 第2因子〈恥ずかし感情〉. <効果の期待>因子を6年生のほうが感じるこ. 第3因子<ポジティブ感情>. とができることから,5年生より6年生のほう. 3「ほめ」の内在意味認知の学年差. が多様な「ほめ」の内在意味認知ができるよう. 5年生より6年生のほうが「ほめ」に対して. になり,「ほめ」の内在意味認知は年齢と共に成. <効果の期待>を感じやすいことが示された。. 長していくと考えられる。. 4学年差・rほめ」の内在意味認知・rほめ」に. 6年生は5年生よりく成長・努力・取り組み. 伴う感情との関連. への喜び>の感じ方による「ほめ」に伴う感情. <成長・努力・取り組みへの喜び><効果の. の変化が大きかった。6年生はほめる側の純粋. 期待>のどちらの「ほめ」の内在意味認知を強. な喜びやうれしさ・感心している気持ちなどを. く感じても,<驚き感情〉〈恥ずかし感情><. 感じとることがrほめ」による影響をポジティ. ポジティブ感情>が高くなった。<成長・努力・. ブに変化させることが考えられる。. 取り組みへの喜び〉因子において,く恥ずかし. 3今後の課題. 感情>は中群・島群どちらも5年生より6年生. ①発達に応じた「ほめ」の内在意味認知の検討. のほうが有意に高かった。<ポジティブ感情>. ②実際場面での実験計画. は低群で6年生より5年生の得点のほうが有意. ③ほめる側の「ほめ」の内在意味とほめられる. に高かった。. 側の「ほめ」の内在意味認知とのズレ. 5学年差・rほめ」の内在意味認知・rほめ」の. ④吃りの内在意味認知について研究. 効果の関連. 主任指導教員 浅川潔司. <成長・努力・取り組みへの喜び〉<効果の. 指導教員 藤原忠雄 一g5一.
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