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二分の一成人式をしよう

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Academic year: 2021

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第4学年 学級活動指導案

1.活動題 二分の一成人式をしよう 2.活動題設定の理由 ○ 本学級の児童20名は、大変明るく元気で素直な子ども達である。年度当初に「こんな学級 にしたい」「こんな学級で生活や学習をしたい」という学級に対する一人一人の思いや願いをみ んなで出し合い、話し合いを重ねて、学級目標「みんなで協力、元気いっぱい、やさしさいっ ぱい、なんでもがんばる、わくわくクラス」が決定された。そして、これまでこの学級目標達 成に向けて、話し合い活動や集会活動・係活動・当番活動を行ってきた。 入学してからずっと単学級であるため、学級のメンバーが同じということもあり、児童一人 一人の結びつきは深い。男女の仲もよく、休み時間、一緒にボール運動をしたり、鬼ごっこし たりする場面を見かける。しかし、中には自分のわがままから自分勝手な言動になったり、人 を傷つけるような暴言をはいたりする児童もいる。係活動などでも、自分たちで工夫して意欲 的に取り組もうとする児童と、人任せになりがちな児童もいるが、がんばっている友達を認め たり、賛辞を送ったりする雰囲気は学級の中にできている。話し合いの場では、話し合いのめ あてに沿って自分の考えの根拠を明らかにしながら述べることができる児童が少しずつ増えて きている。しかし、自分の意見をはっきり述べる児童と自分からなかなか挙手をして発言でき ない児童がはっきりしている。女子の中に、恥ずかしさから挙手をすることができない児童が いる。 ○ 本活動題は、保健の学習「育ちゆく体とわたし」及び人権学習「いのちについて考えよう」 と関連して設定したものである。 保健学習では人間が大人になるまでどのように発育・発達をとげていくかについて理解する ことをねらいとし、人権学習では、いのちのつながりの中で生きている自分に気づかせ、自分 のいのち、友だちのいのちを大切にする心情を養うことをねらいとしている。本活動題では、 保健学習や人権学習を基にして、大人まで半分になったことを家の人にお祝いしてもらうと同 時に、これまで自分を大きくしてくれたり支えてくれたり、家族や周りの人達に感謝の気持ち を伝えることをねらいとする。 本実践は、家族へ感謝の気持ちを伝えていく活動の大切さを感得させ、活動を通して「二分 の一成人式を成功させたい」という共通のねらいをもとに「十分に意見を述べ、決定したこと には従い、最後までやり通す。」という自分勝手でなく集団の一員としての活動をやりぬこうと する自主的・実践的な態度を育てる上で意義深いと考えられる。 ○ 指導にあたっては、まず、保健学習では、養護教諭とTTによる授業を仕組むことにより心 と体についてより専門的で実践的な内容にしたい。話し合い活動や集会では、自分を育ててく れたり支えてくれたりした周囲の人たちのことを考え、感謝の気持ちやそれに応えるこれから の自分の生き方を考えるようにさせたい。 まず、事前「気づく」活動では、保健学習で学んだことを基に、「二分の一成人式でしたい出 し物はどんなものがいいか」をアンケート調査し、それを学級活動コーナーに提示したり紹介 したりする。そのことにより、一人一人の意見を持ちやすくすると共に、周囲の人たちの思い に気づかせたい。次に、「味わう」活動では、友だちの考えと自分の考えを比べて聞いたり、自 分の意見を言ときは、その理由をはっきりして発表させたりすることにより、自分の意見が尊 重されている喜びや友だちと話し合いながら一つのことを決めていく心地よさを感じさせたい。 さらに、事後「発揮する」活動では、自分たちの話し合いで決まったことが実践される達成 感を味わわせると共に、二分の一成人式を成功させることで、自分のよさ、友達のよさを再認 識し、お互いを認め合うことができるようにしたい。また、これからの学級生活も、みんなで 協力しあって楽しい学級をつくっていこうとする意欲につなげていきたい。

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3.目標 関心・意欲・態度 二分の一成人式の開催に関心を持ち、学級の向上のために自分なりの意見を持 って話し合いに参加する。 思考・判断 周囲の人たちに感謝の気持ちを表すにはどうしたらいいか提案理由やめあてに 沿って自分の考えを持ち、よりよい解決方法を考えている。 技能・表現 自分の考えの要点をまとめて発表するとともに、司会などの役割を果たすこと ができる。 知識・理解 話し合いに必要な役割や話し合いのルールを理解することができる。 集団の変容 学級生活をよりよくしていこうとする意欲を持ち、集団の一員としてクラスの 友だちと関わり合いながら生活しようとする。 4.指導計画 (1) 事前「気づく」活動 児童の活動 教師の指導と助言 日時 ① 議 題 群 か ら 「 二 分 の 一 成 人 式 」 を 開 く こ と を 決 め る 。 (計画委員会) ・ 二 分 の 一 成 人 式 に ふ さ わ し い 出 し 物 を 決 定 し て いくことを伝える。 11/7 昼休み ② 議 題 と 提 案 理 由 を み ん な に 知らせる。 (計画委員会) ・二分の一成人式のねらいがみんなに理解できるよ う助言する。 11/10 昼休み ③ パ ー テ ィ 係 り が 二 分 の 一 成 人 式 で 行 う 出 し 物 の ア ン ケ ー トをとる。 ・議題ポストに「みんなでしたいな」カードを書い て入れるようにする。 11/12 朝の会 ④ パ ー テ ィ 係 り が 原 案 を 提 示 する。 ・わかりやすく提示させるようにする。 11/14 ⑤ 学 級 会 ノ ー ト に 原 案 に 対 す る自分の意見及び理由を書く。 ・話し合う内容について、自分の考えと理由がわか るように記入させる。 11/19 朝の会 (2)本時「味わう」活動 ① 本時ねらい ○ 二分の一成人式の出し物の内容を「ありがとうの気持ちが伝わり喜んでもらえるか」「力をあ わせて取り組めるか」「時間は適当か」の観点で話し合い、集団決定することができるように する。 ○ 一人一人の考えを尊重するとともに、互いの意見を関わらせながら話し合いを進め、友達の よさや考えを取り入れることができるようにする。 ② 本時の活動計画 第 回 わくわく会議計画 11月21日(金)5校時 議題 二分の一成人式にふさわしい出し物を考えよう 提案者 パーティ係 提案理由 ・二分の一成人式にふさわしい内容を計画して、ありがとうの気持ちを伝え ることで、10 才として立派に成長した姿を家族やお世話になった人たちに喜 んでもらい、出し物をみんなで力を合わせて取り組みたいから。 話し合いのめあて 「ありがとうの気持ちが伝わり喜んでもらえるか」「力を合わせて取り組め るか」を考えて出し物を決めよう。 役割 司会( )副司会( )黒板記録( 、 )ノート記録( )

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児童の活動 教師の指導・助言と留意点 評価の観点 1.はじめの言葉 2.司会グループの紹介 3.議題とめあての確かめ 4.提案理由の説明 5.決まっていること、話し 合いの進め方の確認 6.先生の話 7.話し合い ① ど ん な 出 し 物 に す る か 意 見を交流し、決定する。 ② 役 割 分 担 に つ い て 話 し 合う。 7.決まったことの発表 8.活動のふり返り 9.先生の話 10.終わりの言葉 ・話し合いに入るまで短時間にすま せられるように、事前に練習してお くようにする。 ・司会の子どもとは、打ち合わせを しっかりし、話し合いの進め方を確 認しておく。 ・話し合いの柱にそって考えを述べ させる。 ・話し合いの中で、目的意識がずれ てきた場合や、話し合いが混乱して きた場合は、めあてを振り返らせな がら話し合いが深められるようにす る。 ・司会者が全体に問いかけ、全員が 納得のいく決め方をさせる。 ・決まったことと未定のことを明ら かにし、残された課題があるときに はいつ話し合うか予告する。 ・学級会ノートに自己評価と感想を 書かせる。 ・先生の話を次の3点から行う。 〇話し合いの過程における発言内容の 称賛 〇今後の活動の意欲付け 〇計画委員、フロアーの児童の称賛 ・議題や話し合いのめあて、 提 案 理 由 を 理 解 す る こ と が できる。(知識・理解) ・ 議 題 に 関 心 を 持 ち 、 進 ん で話し合いに参加できる。 (関心・意欲・態度) ・ 友 だ ち の 気 持 ち を 考 え な が ら 最 後 ま で 聞 き 、 自 分 の 意 見 を は っ き り と 発 言 す る ことができる。(技能・表現) ・ お う ち の 人 に あ り が と う の 気 持 ち を 表 す と い う め あ て に 沿 っ て 考 え る こ と が で きる。(思考・判断) (3)事後「発揮する」活動 児童の活動 教師の指導と助言 日時 ①実践に移すために決めておかなけ ればならないことを話し合う。 ・実践への見通しを具体的に持たせ、意欲を高め るようにする。 11/25 ②出し物の準備、練習をする ・自主的に活動できるように助言する。 11/26~ ③二分の一成人式をする ・自主的に活動できるように見守る。 12/19 ④式のふり返りをする。 ・一連の活動を振り返り、成果と課題を明らかに する。 12/22 〈決まっていること〉二分の一成人式 日時 12月19日(金)5校時 場所 体育館 プログラム(① はじめの言葉 ②10才のスピーチ ③お祝いの言葉 ④二分の一成人証書の授与 ⑤(出し物) ⑥家族へ「ありがとう」の手紙をわたす ⑦終わりの言葉)

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