疫学データの解析による食中毒の発症要因と経済的
損失の評価に関する研究
著者
阿部 和男
号
712
発行年
2005
URL
http://hdl.handle.net/10097/17087
氏
名(本籍)
学 位 の 種 類
学 位 記 番 号
学位授与年月 日
学位授与の要件
学 位 論 文 題 目
論 文 審 査 委 員
あ べ かず お阿
部
和
男
博
士(農
学)
農
、第712号
平
成18年3月2日
学 位 規 則 第4条
第2項
該 当
疫学 デ ー タの解 析 に よ る食 中毒 の発 症 要 因 と経 済 的損 失
の評価 に関す る研 究
(主
査)教
授
大
島
泰
克
(副
査)教
授
神
尾
好
是
教
授
村
本
光
二
論
文
内
容
要
旨
緒 言
1972年 以 降 約25年 間 、 宮 城 県 内 の 保 健 所 の 食 品 衛 生 監 視 員 と して 食 中 毒 発 生 現 場 で の 調 査 に従 事 し、 食 中 毒 の社 会 的 な 影 響 の 大 き さ を痛 感 して きた 。1977年 か ら約1年 間 、 東 北 大 学 農 学 部 食 糧 化 学 科 食 品 衛 生 学 講 座 の 受 託 研 究 員 と して 貝 毒 の 研 究 の機 会 に 恵 ま れ 、 貴 重 な研 究 成 果 を 得 る こ と が で き た 。 こ の こ と が 契 機 と な っ て 研 修 を終 了 した 後 も、 研 修 で 体 得 した 患 者 の 摂 取 毒 量 と発 症(症 状)の 関 係 を 微 生 物 性 食 中 毒 に も応 用 し食 中 毒 の 行 政 処 分 等 の 判 断 に 手 助 け に な る よ う な 資 料 の 収 集 を 行 って き た 。1998年 か ら7年 間 の わ が 国 の 食 中 毒 の 発 生 は年 平 均 、約2,100件(患 者 数 は約32,700人)で 、そ の 発 生 件 数 の 約90% 以 上 が 微 生 物 性 食 中 毒 で あ る こ と か ら、 当 該 食 中 毒 を 中 心 に研 究 を 行 った 。 ま た 食 中 毒 に よ る経 済 的 な 損 失 の 算 出 も食 中 毒 へ の 注 意 喚 起 や 衛 生 対 策 費 用 の 効 率 的 な 設 定 の た め に重 要 と考 え 、 これ ら も含 め た 幅 広 い 研 究 を 行 っ た 。 食 中 毒 発 生 時 に 保 健 所 は 、 患 者 の 症 状 ・ 潜 伏 時 間 、 検 体 の 検 査 結 果 、 調 理 方 法 、 汚 染 源 の 追 求 等 を ま と め 、 食 中毒 事 件 調 査 報 告 書 と して 本 庁 へ 提 出 す る が 、 現 在 、 これ ら の 報 告 書 を全 国 の 自治 体 で 共 有 す る シ ス テ ム は な く、 そ の大 半 は 食 中 毒 が 発 生 した 自治 体 で の 活 用 に 限 られ て い る 。 しか し、 現 場 の 体 験 か ら 食 中 毒 の 原 因 究 明 に は、 疫 学 的 な 情 報 解 析 に よ る食 中毒 の 全 体 像 の 把 握 が 重 要 と 考 え 、 これ らの 収 集 ・解 析 を主 要 な 手 法 と して研 究 を 行 っ た 。 第1章 で は 、 下 痢 性 貝 毒 の 毒 化 海 域 とそ の 時 期 の把 握 、 及 び 食 中毒 患 者 が 食 べ 残 した 貝 の 毒 量 測 定 結 果 と 患 者 の 貝 の 摂 食 個 数 か ら発 症 毒 量 を 推 定 した 。 こ の 推 定 結 果 は 、 食 品 衛 生 法 に よ る 下 痢 性 貝 毒 の 規 制 値 設 定 の 参 考 資 料 とな って い る。 第2章 で は 、 従 来 、 患 者 症 状 等 か ら経 験 的 に行 っ て き た 原 因 菌 種 の 推 定 を 科 学 的 に行 う た め の 研 究 を 行 っ た 。 同 一 菌 種 に よ る食 中 毒 で も症 状 の 発 生 率(発 現 率)や 患 者 多 発 潜 伏 時 間 は 発 生 事 例 に よ っ て 差 が あ る こ と か ら、 過 去 に 発 生 した 食 中毒 患 者 の 下 痢 、 嘔 吐 、 発 熱 の各 発 生 率 及 び 患 者 多 発 潜 伏 時 間 を 原 因 菌 種 ご と に 集 計 ・分 類 した 一 覧 表 を 作 成 し、 これ で 原 因 菌 種 の 推 定 を 試 み た 。 そ の 結 果 、 菌 種 推 定 の 精 度 は 良 好 で 、 現 在 、 これ を コ ン ピ ュ ー タ化 す る た め の シ ス テ ム 構 築 が 宮 城 県 で 検 討 さ れ て い る 。第3章 で は 、食 中 毒 事 件 調 査 報 告 書 を解 析 す る こ と に よ り、 サ ル モ ネ ラ 食 中 毒 の 潜 伏 時 間 と患 者 の 摂 取 菌 量 の 関 係 を 研 究 した。 そ の 結 果 、 両 者 間 に負 の相 関 関 係 が 認 め られ 、一 般 的 に8∼24時 間 と され る本 食:中毒 の潜 伏 時 間 が 、103以 下 の 菌 の 摂 取 で は48時 間 以 上 に延 長 され る こ とが 実 証 され 、 本 食 中 毒 の 潜 伏 時 間 に つ い て の概 念 の 一 部 修 正 が 必 要 で あ る こ と を 明 らか に した 。 第4章 で は 、 食 品 営 業 者 が 食 中 毒 を 起 こ し た 場 合 に患 者 へ 支 払 わ れ る食 品 営 業 賠 償 共 済(治 療 費 及 び 慰 謝 料)の 患 者1人 当 た りの 平 均 支 払 い 金 額 を菌 種 ご と に 算 出 し、 そ れ を各 菌 種 の 症 状 の 強 度 を示 す 指 標 と した 。 次 に 、 こ れ を 用 い て 、 全 国 で 発 生 した 細 菌 性 食 中 毒 に 適 用 した 場 合 の 支 払 額 を そ の 損 失 額 と して 算 出 した 。 第5章 で は 、 患 者268人 の 腸 管 出血 性 大 腸 菌 食 中 毒 の 医療 費 、 看 護 費 用 、 検 査 費 用 、 給 食 休 止 期 間 の 未 購 入 食 材 の 費 用 及 び そ の 間 の 給 食 従 事 者 の 人 件 費 、 施 設 改 善 費 等 を 経 済 的 な 影 響 と して 算 出 した 。 食 中 毒 に よ る 経 済 的 損 失 に 関 す る論 文 は欧 米 で は 多 くみ られ る が 、 これ は 海 外 の学 術 誌 へ 掲 載 さ れ た わ が 国初 め て の こ の 分 野 の 論 文 と な り、2003 年 日本 食 品 微 生 物 学 会 学 術 総 会 の特 別 講 演 「経 済 的 損 失 」 で 紹 介 され た 。第1章
宮城 県沿岸 の二枚貝 に よ り発生 した貝毒 による食 中毒 に関す る研究
1976年 に 宮 城 県 沿 岸 で 採 取 され た ム ラ サ キ イ ガ イ に よ る原 因 不 明 の 食 中 毒 は 、 そ の 後 、 安 元 らに よ っ て 自然 毒 が 原 因 と確 認 さ れ 、 下 痢 性 貝 毒 と命 名 され た 。 本 研 究 で は 、 食 中毒 の 発 生 初 期 に宮 城 県 沿 岸 の 二 枚 貝 の 毒 化 状 況 を 調 査 した。 特 に 、 患 者 の 発 症 毒 量 に 関 す る デ ー タの 収 集 を 図 った 。 (方法) 1.疫 学 調 査:1976年6月22日 ∼1977年7月15日 の期 間 に 発 生 した 宮 城 県 産 の 二 枚 貝 を原 因 と す る 下 痢 性 貝 毒 に よ る食 中 毒9事 例 を用 い て、 症 状 ・潜 伏 時 間 等 につ い て 調 査 を行 っ た(衷1)。 2.毒 量 測 定:1977年6月9日 ∼8月11日 の 期 間 に 宮 城 県 各 地 で 採 取 し た試 料 に っ い て 、 図1に よ る方 法 で 毒 量 を測 定 した 。 調 査 内 容 は 以下 の通 りで あ る。 ① 宮 城 県 沿 岸 の 毒 化 海 域 の把 握 。 ② ム ラ サ キ イ ガ イ の 部 位 別 の 毒 の 分 布 。 ③ 定 点 海 域 の ム ラ サ キ イ ガ イ の経 時 的 及 び 水 深 別 毒 量 の 変 化 。 ④ ム ラ サ キ イ ガ イ 、 ホ タ テ ガ イ 、 ア カ ザ ラ ガ イ 、 カ キ 及 び ホ ヤ の 毒 量 の 比 較 。 ⑤ ム ラ サ キ イ ガ イ の毒 量 に対 す る 加 熱 の影 響 。 3.患 者 の 摂 取 毒 量 の 推 定:次 の 方 法 を 用 い た 。 ① 志 津 川 湾 及 び 女 川 湾 産 の ム ラ サ キ イ ガ イ に よ る2食 中 毒 事 例 の 患 者13人 の摂 食 個 数 の 調 査 と 患 者 が 食 べ 残 した ム ラ サ キ イ ガ イ の 採 取 を 保 健 所 に 依 頼 。 ② 食 べ 残 した ム ラ サ キ イ ガ イ の 中 腸 腺 及 び え ら の毒 量 を測 定 。 、 ③ 中腸 腺 及 び え ら1g中 の各 毒 量 に、貝1個 の 中 腸 腺 及 び え らの 重 量 を そ れ ぞ れ 乗 じ、そ れ らの 総 和 に 患 者 の 摂 食 個 数 を乗 ず る こ と に よ り各 患 者 の 摂 取 毒 量 を推 定 した 。 (結果 及 び 考 察) 1.疫 学 調 査:9事 例 、 患 者115人 の調 査 の 結 果 、本 食 中 毒 の潜 伏 時 間 は 比 較 的 短 く、下 痢 や 嘔 吐 を 主 症 状 と す る 消 化 器 系 の 食 中 毒 で あ っ た(図2、3)。 2.毒 量 測 定: .(1)ム ラサ キ イガイ を部 位別 に毒量 を測定 した結 果、 中腸 腺 が6.9MU7g、 え ら0。4MUlg、 そ の 他 の 部 位 は0.2MUlg未 満 で あ った(表2)。 (2)2定 点 で の ム ラ サ キ イ ガ イ の毒 量 の 経 時 的 な 消 長 調 査 で は、 い ず れ も6月 下 旬 ∼7月 上 旬 に 毒 量 が 著 し く増 加 し、8月 中 旬 に は ほ ぼ1MU!g以 下 に減 少 した(図4)。 (3)水 深(Om、4m及 び8m)別 に ム ラサ キ イ ガ イ を 採 取 し毒 量 を測 定 した 結 果 、 水 深 が 深 くな る に 従 って 毒 量 が 増 え る傾 向 が 認 め られ た(図5)。 (4)種 類 別 の 調 査 で は、 ム ラ サ キ イ ガ イ 、 ホ タ テ ガ イ、 ア カザ ラ ガ イ は 毒 化 しや す く、 カキ は 毒 化 しに く く、 ホ ヤ は0.2MUlg未 満 で ほ とん ど毒 化 して い な か った(図6)。 (5)宮 城 県 沿 岸 の 貝 類 等 の 毒 化 状 況 を 図7に 示 す 。6月15日 ∼7月18日 の期 間 に 、牡 鹿 半 島 か ら唐 桑 町 ま で の 宮 城 県 沿 岸 海 域 の二 枚 貝 の ほ と ん どが 毒 化 して い た(図7)。 (6)貝 毒 は 熱 に 安 定 して お り加 熱 に よ る変 化 は 認 め られ な か った(表3)。 3.患 者 の 摂 取 毒 量 の推 定:表4の2事 例 の 患 者 の 摂 食 個 数 と食 べ 残 しの ム ラ サ キ イ ガ イ の毒 量 を 測 定 し、そ れ を 用 い て 表5の 方 法 で 患 者13人 の摂 取 毒 量:を推 定 した 。そ の 結 果 、 患 者 が 摂 取 した 毒 量 は18∼74MU1人 と な り、 他 研 究 者 の推 定 最 少 発 症 毒 量 と 矛 盾 しな い 結 果 で あ った(図8)。第2章
食中毒疫学 デー タに基 づ く原 因微生物の推定
-2 -1 .食 中 毒 患 者 の 症 状 及 び 潜 伏 期 に よ る 原 因 菌 種 分 布 表 の 作 成 食 中 毒 が 発 生 した 場 合 に は 、 保 健 所 で は 患 者 症 状 な ど か ら原 因 菌 種 を 推 定 し、 迅 速 に危 害 の 防 止 対 策 を 講 じな け れ ば な らな い が 、 そ れ は経 験 的 に行 わ れ て い る の が 現 状 で あ る。 そ こ で 、 患 者 症 状 等 か ら原 因 菌 種 を推 定 す る た め 、 発 生 頻 度 の 高 い7菌 種 の 原 因 菌 種 の 分 布 表 を 作 成 した 。 (方 法) 1.材 料:過 去 の 食 中 毒 事 件 調 査 報 告 書 等 の 疫 学 デ ー タ を 収 集 して 解 析 した(表6)。 2.症 状 に よ る 区 分 (1)原 因 菌 種 別 ・症 状 別 の 発 生 率:下 痢 、嘔 吐 、発 熱 の 各 症 状 の 発 生 率(発 現 率)0∼100% を12段 階 に 区 分 け して 、 菌 種 別 に 食 中 毒 事 件 を各 症 状 の 発 生 率 で 、0%、0<∼<10%、 10∼<20%、 … 以 下 同 様 に90∼<100%、100%に 区 分 し、 各 区 分 に 分 類 さ れ た事 件 数 の 全 体 に 占 め る 割 合 を 算 出 し、 こ れ を 事 件 構 成 割 合 と した 。 例 と して 黄 色 ブ ド ウ球 菌 食 中 毒 の 下 痢 発 生 率 に対 す る 事 件 構 成 割 合 を 表7に 示 す 。 (2)原 因 菌 種 別 ・症 状 の 強 度(程 度)別 の 発 生 率:下 痢 患 者 中 の5回 以 上 の 下 痢 を 呈 し た 人 の 割 合(5回 以 上 の 下 痢 発 生 率)、 嘔 吐 患 者 中 の5回 以 上 の 嘔 吐 発 生 率 、 発 熱 患 者 中 の38℃ 以 上 及 び39℃ 以 上 の 各 発 熱 発 生 率 を症 状 の強 度 別 の 発 生 率 と して 求 め 、(1)と 同 様 に各 症 状 発 生 率 の 区 分 に 事 件 を 菌 種 別 に 分 け 、 そ れ ら の 事 件 構 成 割 合 を そ れ ぞ れ 求 め た 。 な お 、 黄 色 ブ ドウ球 菌 食 中 毒 の5回 以 上 の下 痢 発 生 率 につ い て 表8に 例 示 した 。 3.多 発 潜 伏 時 間 の 算 出:患 者 が 最 も多 発 して い る時 間 を多 発 潜 伏 時 間 と し、 菌 種 別 に 事 件 を潜 伏 時 間 の 区 分(2∼3時 間 ご と)に 分 類 し、 各 区 分 の 事 件 構 成 割 合 を 求 め た。 黄 色 ブ ドウ球 菌 の例 を表9に 示 す 。 4.事 件 構 成 割 合 の数 値 ・記 号 化:事 件 構 成 割 合 を 、事 件 発 生 が 全 く見 られ な い0%を(N)、 2%未 満 を ω 、2∼<5%を(0)、5∼<15%を(1)、15∼<25%を(2)、 以 下 同 様 に85∼<95% を(9)と して単 純 化 して 「数 値 ・記 号 化 」 の 欄 に 表 した(表7,8,9)。 5.原 因 菌 種 分 布 表 の作 成 と検 証:各 症 状 の 発 生 率 に基 づ い て 数 値 ・記 号 を 菌 種 別 に表 し た 表10・1及 び10・2の 原 因 菌 種 分 布 表(SR分 布 表)と 多 発 潜 伏 時 間 に基 づ い て 表 した 表 11の 原 因 菌 種 分 布 表(IP分 布 表)を 作 成 し、 これ ら に よ り各 菌 種 の 特 徴 を 検 証 した 。 (結 果 及 び考 察) 表10・1及 び10・2のSR分 布 表 か ら各 症 状 の数 値 ・記 号 を 読 み 取 る こ と に よ っ て 、各 菌 種 の 与 え る症 状 の 特 徴 を把 握 で き た 。 例 え ば 、 腸 炎 ビ ブ リ オ、 サ ル モ ネ ラ属 菌 及 び 毒 素 原 性 大 腸 菌 で は、 下 痢 発 生 率 が100%で 数 値3、 す な わ ち 患 者 の100%が 下 痢 を 呈 した 事 例 が 、 事 例 全 体 の25∼<35%あ り、 い ず れ も下 痢 発 生 率 が 高 い こ と を示 して い る。 ま た 、 嘔 吐 発 生 率 で み る と、 セ レウ ス 菌 及 び 黄 色 ブ ドウ球 菌 で 高 い 発 生 率 の 事 例 が 多 い が 、 セ レ ウ ス 菌 の5回 以 上 の 嘔 吐 発 生 率 は 黄 色 ブ ドウ球 菌 よ り も低 い 事 例 が 多 い 。 発 熱 発 生 率 で は 、 サ ル モ ネ ラ属 菌 及 び カ ン ピ ロ バ ク タ ー で 高 い 発 生 率 の 事 例 が多 い 。 表11のIP分 布 表 で も 同様 に、 例 え ば 、 セ レウ ス菌 で は 多 発 潜 伏 時 間 が2時 間 以 内 の 食 中 毒 事 件 が 大 半 で 、 カ ン ピ ロ バ ク タ ー で は63∼72時 間 の長 い 事 例 が 多 い な ど、 菌 種 別 の 特 徴 が 数 値 分 布 に表 れ て い た 。2-2原
因菌種分布表 の有効性 の検証
(方 法) 1.材 料 分 布 表 の 作 成 に 用 い た 事 件 をSR及 びIP分 布 表 に 当 て は め て 、 食 中 毒 原 因 菌 種 の 推 定 及 び 演 習 を 行 っ た 。 2.原 因 菌 種 分 布 表 を 用 い た 演 習 及 び 区 別 率 の 検 証 次 の 推 定 基 準 を 作 成 し、 こ れ に基 づ い て 原 因 菌 種 を推 定 した 。 各 事 件 の 下 痢 、 嘔 吐 及 び 発 熱 の 各 発 生 率 と、各 症 状 の 強 度 別 の 患 者 発 生 率 をSR分 布 表 に 当 て は め 、各 症 状 の 発 生 率 に 対 応 す る数 値 ・記 号 を 菌 種 ご と に読 み 取 る。 次 に 、 各 事 件 の 多 発 潜 伏 時 間 に 対 応 す るIP分 布 表 の 数 値 ・記 号 を菌 種 ご と に読 み と る。 これ らの 数 値 ・記 号 を菌 種 別 に 合 計 し、 次 の 推 定 基 準 に 当 て は め て 、 区 別 率(的 中 率)を 算 出 した 。 5回 以 上 の 下 痢 発 生 率 等 の 症 状 の 強 度 を 除 い てSR分 布 表 で 推 定 し た 場 合 と 、 症 状 の 強 度 を 含 め て 推 定 し た 場 合 で 区 別 率 を 比 較 した 。 さ ら に 、IP分 布 表 を 使 用 し な い で 、SR分 布 表 の み を 用 い た 場 合 の 区 別 率 に つ い て も 検 証 した 。 [推 定 基 準] (1)分 布 表 か ら求 め られ た 合 計 の 数 値 が 最 大 、 か つ 、第2番 目 に 大 き い 数 値 の 菌 種 よ り3 以 上 の差 が あ る場 合 に 原 因 菌 種 と した 。2以 内 の 差 で は 区 別 不 能(UI)と した 。 (2)最 大 合 計 数 値 の 菌 種 と 第2番 目に 大 き い もの の 差 が2以 内 で か つnが 含 ま れ て い る 場 合 は、 そ の 菌 種 を 否 定 した 。 当 該 菌 種 間 の差 が3以 上 で あ っ て も、 最 大 合 計 数 値 の 菌 種 にnが 含 ま れ て い る 場 合 、 互 い に 区 別 不 能(UI)と した 。 (3)合 計 値 が 同 数 の 場 合 、11が 含 まれ て い る もの は 原 因 菌 種 と して は 否 定 した 。 (4)合 計 値 に記 号(N)又 はnが2個 以 上 認 め られ る場 合 に は 原 因 菌 種 と して は 否 定 しな い 。 (結 果 及 び 考 察)・ 1.演 習 表12に 実 際 の腸 炎 ビ ブ リオ事 例 を解 析 した1例 を示 す 。SR及 びIP分 布 表 の 菌 種 別 の 数 値 の 合 計 値 で は腸 炎 ビ ブ リオ が 最 大 の17と な り、 原 因 菌 種 の 可 能 性 が 最 も 高 い こ とを 示 して い る。 サ ル モ ネ ラ 属 菌 は16と 近 似 した 数 値 を示 した が 、 発 熱 発 生 率 が(N)と な る の で 否 定 され た 。 2.適 合 率 の 把 握 計156件 を原 因 菌 種 別 の 分 布 表 に 当 て は め て 判 定 した 結 果 を表13に 示 す 。SR及 びIP 分 布i表を 併 用 した 場 合 、 腸 炎 ビ ブ リオ42件 中、39件(92.9%)が 正 し く推 定 さ れ 、 区 別 不 能(UI)}まサ ル モ ネ ラ属 菌 と ウ エ ル シ ュ菌 が 各1件 、 誤 推 定(MJ)は ウ エ ル シ ュ菌 が1 件 あ った に 過 ぎ な か っ た。 全 菌 種 を 通 して 区 別 率 は 高 く、 区 別 率 の 低 い 毒 素 原 性 大 腸 菌 で も15事 件 中13件(86.7%)が 正 し く推 定 され た。 しか し、 各 症 状 の 強 度 を 含 め な い デ ー タ で 推 定 した 場 合 、7菌 種 中6菌 種 で 区 別 率 が3.9∼23.5%ず つ 低 下 した 。 ま たSR 分 布 表 の み を 使 用 した場 合 、IP分 布 表 と の併 用 法 よ り も、区 別 率 は セ レウ ス菌 以 外 で5.0 ∼75%ず つ 低 下 した。 以 上 の 結 果 か ら、SR及 びIP分 布 表 を併 用 す る方 法 は 、初 動 調 査 時 の 原 因菌 種 の 迅 速 ・ 的 確 な 推 定 に 大 き く貢 献 が で き る と考 え られ る。第3章
サルモ ネラ食 中毒の潜伏時間 の長 さに影 響す る要因に関す る研 究
サ ル モ ネ ラ属 菌 は わ が 国 の 食 中 毒 の 主 要 な 原 因 菌 種 で あ り、そ の 食 中 毒 予 防 対 策 は 食 品 衛 生 上 重 要 な 課 題 と な っ て い る 。サ ル モ ネ ラ 属 菌 に よ る 食 中 毒 の 潜 伏 時 間 は 一 般 的 に 8∼24時 間 で 、6∼48時 間 の 範 囲 に 分 布 す る と い わ れ て い る 。 前 章 の 解 析 の 際 、 小 中 学 校 及 び 保 育 園 の 給 食 を 原 因 とす る 同 食 中 毒 で 、患 者 の 中 央 潜 伏 時 間 が 一 般 に 知 られ て い る よ り も長 い 事 例 が 多 く見 受 け られ た 。これ ま で 潜 伏 時 間 が 長 い事 例 が 個 別 に報 告 され た 例 は あ る が 、 そ の 要 因 に つ い て の 解 析 は十 分 に 行 わ れ て い な い 。 そ こで 、 食 中 毒 事 件 調 査 報 告 書 を デ ー タ ベ ー ス と した 疫 学 デ ー タ を 収 集 ・解 析 して そ の 要 因 に つ い て 解 析 した 。 (方 法) 1,過 去 の 発 生 した6㎞o質 θ陥 θ嘘 θ画翻臨β食 中 毒185事 例 の 原 因 施 設 を6業 種 に 分 類 し て 、 原 因 施 設 別 の 患 者 の 潜 伏 時 間 の 中 央 値(以 下 「中 央 潜 伏 時 間 」 と い う 。)に っ い て 、 ヒ ス トグ ラ ム(図9)及 び 分 散 分 析 に よ り業 種 間 で 比 較 した 。 2.菌 定 量 検 査 が 実 施 さ れ て い る9事 例 の 検 査 結 果 を 用 い て 患 者1人 当 た り の 推 定 摂 取 菌 数 を 算 出 し 、各 事 例 の 中 央 潜 伏 時 間 と1人 当 た りの 推 定 摂 取 菌 数 の 関 係 に つ い て 回 帰 分 析 し た 。 3.菌 定 量 検 査 が 実 施 され て い な い 学 校 及 び 保 育 園 給 食 に よ る食 中 毒 事 例50件 に っ い て 、 発 症 率 と 中 央 潜 伏 時 間 と の 関 係 を 回 帰 分 析 した 。 4.原 因施 設 の調 理 開 始 か ら摂 食 され る ま で の 時 間 の 長 さ につ い て 、 分 散 分 析 に よ り6業 種 間 で 比 較 した 。 (結 果 及 び 考 察) 1.業 種 間 で 中 央 潜 伏 時 間 を 比 較 した 結 果 、 中 央 潜 伏 時 間 の 群 別 の平 均 値 は 、 飲 食 店 、 仕 出 ・弁 当 、 旅 館 及 び 病 院 ・福 祉 施 設 で24.0∼28.4時 間 、 学 校 給 食 で は80.9時 間 、 保 育 園 給 食 で は64.8時 間 で あ り 、 学 校 給 食 ・保 育 園 給 食 の 中 央 潜 伏 時 間 は 、 他 業 種 よ り有 意 に長 か っ た(表14)。 2.表15の 菌 定 量 検 査 が 実 施 さ れ て い る9事 例 を 解 析 し た 結 果 、1人 当 た り の 摂 取 菌 数 と 中 央 潜 伏 時 間 と に有 意 な 負 の 相 関 関 係 が 認 め ら れ た(図10)。 3.菌 定 量 検 査 が 実 施 さ れ て い な い 学 校 及 び 保 育 園 給 食 に よ る 食 中 毒50事 例 の 解 析 の 結 果 、 発 症 率 と 中 央 潜 伏 時 間 に は 負 の 相 関 関 係 が 認 め ら れ た(図11)。 4.学 校 ・保 育 園 の 調 理 か ら摂 食 ま で の平 均 時 間 は他 の 業 種 よ り有 意 に短 い(表16)。 以 上 か ら学 校 給 食 等 で は、 大 量 の 食 材 が 用 い られ る の で 菌 濃 度 が 希 釈 さ れ 、 さ ら に 調 理 開 始 か ら摂 食 ま で の 時 間 が 短 い た め に 食 品 中 の 菌 増 殖 は 抑 え られ て 摂 取 菌 数 が 少 な くな る こ とが 推 定 され た 。 こ の こ とが 結 果 的 に潜 伏 時 間 の 延 長 と な っ て あ らわ れ て い る と考 え られ る 。本 研 究 で は 、少 な い 菌 数 の 摂 取 が 極 端 に 長 い 潜 伏 時 間 と な る こ と を 実 証 した 初 め て の 例 で あ る 。第4章
わが国 にお ける食 中毒損害賠償金額 か らみた社 会的損 失額 の推 定
食中毒への注意喚起や、衛生対策費用 の合理的な決定のための資料作成を 目的 とし、食
品関係営業者が食 中毒等危害の発生 に備 えて加入 してい る食品営業賠償共済(以 下 「
賠償
共済」という。)の被害者への補償金額を解析 して、食中毒の経済的な損失 の推定 を行 った。
(方 法) 1.(社)日 本 食 品 衛 生 協 会 か ら1991∼1997年 ま で の 賠 償 共 済 加 入 施 設 へ の 賠 償 金 額 に 関 す る 資 料 の 提 供 を受 け 、 賠 償 共 済 加 入 施 設 へ の菌 種 別 支 払 い 賠 償 金 額 を解 析 した 。 2.'91∼95年 の488事 例 の賠 償 金 額 及 び 患 者 数 を菌 種 別 に 集 計 し、 全 事 件 を 菌 種 別 に 分 け て 「菌 種 別 の 患 者1人 当 た り平 均 賠 償 金 額 」 を求 め た。 3,'91∼95年 の食 中 毒 事 件 を菌 種 別 に 分 類 し、1事 件 ご と に 患 者1人 当 た り平 均 賠 償 金 額 を 算 出 し、 そ の 最 大 及 び 最 少 賠 償 金 額 を菌 種 別 に 求 め た 。 4.'91∼95年 に 休 業 補 償 契 約 施 設 に 支 払 わ れ た1事 件 当 た りの 平 均 、 最 高 及 び 最 低 休 業 補 償 金 額 に 、'91∼95年 に 全 国 の 営 業 施 設 で 発 生 した事 件 数 を そ れ ぞ れ 乗 じて 、 休 業 に よ る 平 均 、 最 高 及 び 最 低 推 定 損 失 額 を そ れ ぞ れ 算 出 した 。 5.'91∼95年 の 「全 事 件 に お け る 菌 種 別 の 患 者1人 当 た りの 平 均 賠 償 金 額 」 、 「1事件 ご と の1人 当 た り平 均 賠 償 金 額 の菌 種 別 の 最 高 及 び 最 低 支 払 い賠 償 金 額 」 に 「'91∼95年 の 全 国 の 食 中毒 事 件 の菌 種 別 患 者 数 」 を菌 種 別 にそ れ ぞ れ 乗 じた もの を 、 「患 者 へ の菌 種 別 の 平 均 、 最 高 及 び最 低 支 払 い 推 定 賠 償 金 額 」 と し、 そ れ ら を平 均 、 最 高 、 最 低 支 払 い 金 額 ご と に 集 計 し、 患 者 の 損 失 額 の 最 大 、 平 均 、.最低 推 定 損 失 額 を算 出 した 。 6,'91∼95年 の 患 者 の 推 定 損 失 額 と営 業 施 設 の休 業 に よ る推 定 損 失 額 を 、 平 均 、 最 高 及 び 最 低 推 定 金 額 別 に総 和 し、 この 期 間 の 全 国 の 細 菌 性 食 中 毒 の 損 失 額 を 推 定 した 。 7.'96∼97年 ま で の331事 件 か ら 「菌 種 別 患 者1人 当 た り平 均 賠 償 金 額 」を 求 め 、'91∼95 年 の そ れ と比 較 した 。 (結果 及 び 考 察) 1.'91∼95年 まで の 賠 償 共 済 加 入 施 設 へ の年 間 支 払 い 賠 償 総 額 は 約9千 万 ∼2億 円(図12) で 、 サ ル モ ネ ラ 食 中毒 の 賠 償 金 額 が 最 も高 か っ た(図13)。 2.菌 種 別 の1人 当 た り平 均 支 払 い 賠 償 金 額 は 、 サ ル モ ネ ラ属 菌 〉腸 炎 ビブ リオ 〉 黄 色 ブ ドウ球 菌 〉 カ ン ピ ロ バ ク タ ー 〉病 原 大 腸 菌 〉 ウ エ ル シ ュ菌 の 順 とな った(表17)。 3.1事 件 で の 患 者1人 当 た りの最 高 支 払 い 額 を 菌 種 間 で 比 較 す る と、サ ル モ ネ ラ食 中毒 の 496,107円/人 が 最 も高 額(図14)で 、 最 低 支 払 い 額 の菌 種 間 の 比 較 で は 、1事 件 の み の セ レウ ス 菌 を 除 く と カ ン ピ ロバ ク タ ー 食 中 毒 の7,375円/人 が 最 も高 額 だ っ た(図15)。 4.休 業 補 償 契 約 施 設 で は 、1事 件 当 た りの 平 均 休 業 補 償 金 額 は489,468円 で 、最 高 及 び 最 低 支 払 い 事 例 の 金 額 も算 出 した(表18)。 5.'91∼95年 ま で の 全 国 の 細 菌 性 食 中 毒 の 損 失 額 を推 定 す る と、 平 均 か ら の 算 出 で は約 51億7千 万 円 で 、最 高 で は619億2千 万 円 、最 低 で は5億1千 万 円 で あ っ た(表19)。 6.'91∼95年 ま で と'96∼97年 ま で の 賠 償 金 額 か ら算 出 され た 「菌 種 別 患 者1人 当 た り平 均 賠 償 金 額 」 を 比 較 した と こ ろ 、 金 額 の大 き さの 順 番 は相 互 に ほ とん ど 同 じで あ り、 菌 種 別 の 平 均 的 症 状 の 強 度 を 示 す 指 標 と して 適 当 と考 え られ る(図16)。第5章 小 学 校 で 発 生 し た 腸 管 出 血 性 大 腸 菌0157:H:7集 団 発 生 事 例 に お け る 経 済 的 影 響 の 算 出 北 米 や ヨ ー ロ ッパ で は 、 食 中 毒 の 注 意 喚 起 や 食 品 衛 生 対 策 費 用 の 合 理 的 な決 定 の た め に 食 中 毒 に よ る経 済 的 損 失 に 関 す る研 究 が 数 多 く報 告 され て い る が 、 国 内 に お け る報 告 は 少 な い 。 しか し、1996年 以 降 、腸 管 出 血 性 大 腸 菌0157:H:7(以 下 、 「EH:ECO157」 と い う。) に 汚 染 され た 学 校 給 食 に よ り9,492人 が 発 症 し3人 が 死 亡 した 堺 市 の 食 中 毒 事 例 を 始 め 、 大 規 模 な 集 団 食 中 毒 が 断 続 的 に 発 生 して 、 そ の 経 済 的 な 影 響 は し ば しば大 き な 社 会 問 題 と な っ た。 そ こ で 、1996年 に 岩 手 県 の小 学 校 の学 校 給 食 で 発 生 したEHECO157食 中 毒 事 件 (表20)を 例 に して 経 済 的 影 響 を試 算 した 。 (方法) 1直 接 的 な経 済 的 損 失 (1)通 院 患 者258人 及 び入 院 患 者10人 の 医療 費 、補 償 保 険 費 及 び 治 療 の た め に 要 した 交 通 費 を 入 院 及 び 通 院 期 間 別 に そ れ ぞ れ 集 計 し患 者 へ の 支 払 い賠 償 金 額 を算 出 した(表21)。 (2)患 者 は12才 以 下 の学 童 な の で 、 病 気 の 子 供 を看 護 した母 親 が 費 や した 時 間 を 所 得 の 損 失 と して 算 出 し た。 こ の 際 、 「賃 金 構 造 基 本 統 計 調 査 」 及 び 「労 働 力 調 査 年 報 」 を 用 い 、 こ の 年 齢 の 学 童 を もつ 母 親1人1時 間 当 た りの損 失 額 を 求 め(表22)、 これ に 基 づ い て通 院 で は4時 間 、入 院 で8時 間 と して 、母 親 の 看 護 に よ る損 失 額 を 算 出 した 。(3)専 門 家 会 議 、 E正{ECO157食 中 毒 の 予 防 及 び 治 療 対 策 会 議 等 の 費 用 を 、これ らの会 議 の参 加 者 へ の 謝 金 及 び 旅 費 か ら算 出 した。(4)患 者 の診 断 やE且ECO157の 汚 染 源 究 明 の た め の 検 査 に 費 や し た 費 用(培 地 、 試 薬 、 機 器 、 人 件 費 等)を 求 め た(表23)。 2間 接 的 に生 じた経 済 的 損 失 (1)給 食 停 止 期 間 中(80日 間)は 、 予 定 の 食 材 等 が 購 入 され な か っ た の で 、 給 食 構 成 表 を 用 い て そ の 購 入 され な か っ た 食 材 費 を 算 出 した(表24)。(2)給 食 停 止 期 間 に給 食 の た め に 支 出 が 予 定 さ れ て い たLPガ ス使 用 料 、 水 道 料 及 び 電 気 料 を前 年 度 の 実 績 か ら算 出 し た 。(3)給 食 関 係 職 員(栄 養 士1人 、 調 理 員4人)へ 支 払 わ れ た 給 食 休 止 期 間 の 給 与 及 び 事 業 主 負 担 の 保 険 費 を、1996年 の年 間1人 平 均 給 与 月 額 に基 づ き算 出 した 。(4)事 件 発 生 に よ る給 食 用 調 理 室 の 改 善 費 等 に っ い て は 、 改 善 を 請 け 負 っ た業 者 や 備 品 ・器 具 の仕 入 先 へ の そ れ ぞ れ の 支 払 い金 額 か ら求 め た 。 (結 果 及 び 考 察) 検 査 費(約26%)、 給 食 停 止 期 間(151日 間)の 給 食 関 係 職 員 に 支 払 わ れ た 人 件 費(約 17%)、 患 者 の 医 療 費 等(約15%)、 給 食 施 設 の 修 理 改 善 費(約15%)が 高 い 割 合 を 占め て い た 。 全 学 童 及 び そ の 患 者 家 族 を 対 象 と して 多 数 の 検 便 が 実 施 され た た め に 、 検 査 の た め の 消 耗 品 の 費 用 と 検 査 担 当 職 員 の 人 件 費 を 合 計 した 検 査 費 は 最 も高 い 割 合 と な っ た 。 ま た 施 設 は 全 面 改 修 が 必 要 と な り、 そ の 経 費 も高 額 と な っ た 。 直 接 的 な 損 失 額 及 び 間 接 的 な 費 用 を 合 計 した 今 回 の 事 例 に よ る経 済 的 な 影 響 の 総 額 は82,686,000円(表25)と 試 算 さ れ た 。 死 亡 者 や 重 症 患 ・者 が み られ な か っ た た め に 、 他 の多 くの 腸 管 出血 性 大 腸 菌 よ る集 団 食 中 毒 事 例 の よ う に高 度 の 医 療 に よ る治 療 を ほ とん ど要 しな か った の で 医 療 費 等 は 比 較 的 低 額 と な っ た が 、.大き な 社 会 的 損 失 と い え る。
総 括
1.1976年 ∼1977年 に か け て 多 発 した 宮 城 県 産 の 二 枚 貝 の 自然 毒 に よ る 食 中 毒 に っ い て 調 査 した と こ ろ 、6月 中 旬 ∼7月 中 旬 に か け て 、 牡 鹿 半 島 以 北 の 宮 城 県 沿 岸 の ほ と ん どす べ て の 海 域 で 下 痢 性 貝 毒 に よ る毒 化 が み られ た 。 ま た 、食 中 毒 事 例 の摂 食 残 物 の ム ラサ キ イ ガ イ の 毒 量 の 測 定 結 果 と患 者 の 摂 取 量 の 解 析 か ら、患 者 の 摂 取 毒 量 は18∼74MU!人 と推 定 され た 。 2.食 中 毒 事 例 ご と の 症 状(下 痢 、 嘔 吐 、 発 熱)の 発 現 率 及 び 患 者 多 発 潜 伏 時 間 に 基 づ い て 事 件 構 成 割 合 を 算 出 し、そ れ に よ り食 中毒 原 因 菌 種 分 布 表 を作 成 した 。 本 分 布 表 に 過 去 の 事 例 の 各 症 状 発 生 率 及 び 患 者 多 発 潜 伏 時 間 を 当 て は め て 菌 種 推 定 の 区 別 率 を 検 証 した と こ ろ高 い 精 度 で 、原 因 菌 種 と特 定 で き る こ と が 明 ら か と な っ た。 3.学 校 給 食 等 で 多 発 して い る長 い 潜 伏 時 間 のS:E食 中 毒 の要 因 に つ い て 究 明 す る た め に、原 因 食 品 の 菌 定 量 検 査 結 果 と患 者 の 摂 取 食 品 量 か ら患 者1人 当 た り摂 取 菌 量 を 推 定 した 。次 に こ の推 定 摂 取 菌 量 と 中 央 潜 伏 時 間 を 回帰 分 析 した 結 果 、両 者 に 有 意 な 負 の 相 関 関 係 が み られ た(p<0.01)。 4.食 品 賠 償 共 済 加 入 施 設 の5年 間 の 食 中毒 賠 償 金 額 を菌 種 別 に集 計 して 、 菌 種 別 に 患 者1人 当 た りの 平 均 賠 償 支 払 い 額 を 算 出 した と こ ろ、サ ル モ ネ ラ属 菌 〉腸 炎 ビ ブ リオ 〉黄 色 ブ ドウ球 菌 〉 カ ン ピ ロ バ ク タ ー 〉病 原 大 腸 菌 〉 ウ エ ル シ ュ菌 と な り、サ ル モ ネ ラ 属 菌 が 重 い 症 状 の 患 者 の 割 合 が 最 も高 い 傾 向 が 認 め られ た 。 次 に 、菌 種 別 の 患 者1人 当 た りの 賠 償 額 を用 い て1991∼1995年 の 全 国 で 発 生 した 細 菌 性 食 中 毒 の 平 均 的 な損 失 額 を計 算 した と こ ろ 約51億 円 と推 定 され た 。 5.1996年 に岩 手 県 の 小 学 校 の 学 校 給 食 に よ り発 生 した 患 者268人 の 腸 管 出 血 性 大 腸 菌0157食 中 毒 事 件 に お け る経 済 的 影 響 を 、直 接 的 な 経 済 的 損 失 と 間 接 的 に 生 じた 経 済 的 な 結 果 と に 分 け て 検 討 した 。 そ の結 果 、経 済 的 な 影 響 の 総 額 は 約8,200万 円 と算 出 さ れ た 。表1綿76年 及 び1977年 に 発 生 した 食 中毒 事 件 の 発 生 状 況 発 生 年 月 日 発 生場 所 原 因食 品 摂 食 者 数(人) 患 者 数 採 取 場 所 (人) 採 取 月 日 1976.6.22 ^一6 .25 1976.7.1 1976.7.3 1977.6.28 1977.6.29 1977.6.30 1977.6.30 1977.7.1 1977.7.15 宮城 県東 和 町 岩手 県藤 沢 町 本吉 町'赤牛 本吉 町 日門 岩手 県東 山町 石巻 市大 仙 石巻 市稲 井 登米 町 申 田町 東京 都 ム ラサ キ イガ イ ム ラサ キ イガ イ ム ラサ キ イガ イ ム ラサ キ イガ イ ア カザ ラガ イ ム ラサ キ イガ イ ア カザ ラガ イ ム ラサ キ イガ イ ム ラサ キ イガ イ ア カザ ラガ イ 39 2 F ︾ 只 ︾ 3 4 24 3 不 明 31 0 ︾ り ﹄ じ 0 ∩ 0 4 23 2 36 本 吉 町 蔵 内1976.6.2准 本吉 町 赤牛 本吉 町 日門 石 巻 市 女川 町 横浦 1976.6.30 1976.7.3 1977.6.28 1977.6.28 女 川 町 横 浦1977.6.28 志 津 川 町 女 巽1町横 浦 女 川 町 塚 浜 1977.6.30 1977.6.28 1977.7.12 ア セ トン50miで3回 、2分 間 ホ モ ジ ナ イ ズ 吸 引 、ろ過
塵
減 圧 濃 縮 してアセ トンを留 去 魎 1%Tween60含 有生 理 食 塩 水 で 全量2mI 二 枚 貝 の 中 腸 腺10gを ホ モ ジナ イザ ー カップに 採 取 し、アセ トン50mlを 加 え 、 室 温 で3回 ホ モジナ イズ 後 吸 引 ろ過 し 抽 出 液 を得 る 。抽 出 液 を減 圧 下 で アセ トンを留 去 して 乾 固 す る 。残 留 物 に 1%Tween60含 有 生 理 食 塩 水 溶 液 を加 え て 全 量2mlと し、試 験 溶 液 とす る 。試 験 溶 液 の 毒 量 が 強 い 場 合 に は4倍 希 釈 液 、16倍 希 釈 液 な どを調 製 す る 。そ の0.5∼1.Om1を 体 重15-20gの マ ウ ス に 腹 腔 内 に 投 与 して 、24時 間 で 死 亡 す る 毒 量 を 望マ ウ ス 単 位(MU)と 定 め 、試 料1g当 た りの 毒 量 をMU/gで 表 す 。 図1抽 出法 120 100 患80 者60 数40 20 a譜幽 攣 評 麟讃峨評
図2症 状 別 患者 数(患 者115人) 30 25 za 人15 数 10 5 0渉轍 耀 耀 鞭 晒
表2ム ラサキイガイの部 位 別の 毒量 (MU/e)5 測 定部 位
毒量
4 中腸腺 えら 生殖腺 外 とう膜 ssMwg O.4MU/g <D.2MU/g <0.2MU/g 3 z 1 0.義
謝 ≠轟熟揮 押
只 +本・{}・ 歌津町 泊浜吉町蔵 内 一7て \
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幌,1、,1、 \. ▼ 図4定 点 観測によるムラサキイガイの毒量の変化 (MU/g) as 10 8 6 4 2 0 一 ◆一 歌 津 町 泊 浜 一 ・・o・志 津 川 湾 』 φ ' ' 9 の ' 9 の 9 口口.
ノ
lI Om 4m (水 深) 8鵬 図5ム ラサキイガ イの 水深に よる毒 量の変 化(1977#♪ (MU/9) 0 0 0 0 0 0 0 6 一〇 4 3 2 1 0〆 ノ議_
唐
桑
町
宮
城
県
6/29気{山沼 市
!(/舞
根
6!29イ ガ イ1.1MU/9本 吉 町
志 測1岡(食 中 毒 検 体)歌 津 町 イ ガ イ(No2)5.OMU1g CNa.5)8.7MU/g 志 津 川1町 戸 倉6!29イ ガ イ4.OMU!g 大 指714ホ タ チ2.OMU!g 相 川6!29 ホ タ テ2.OMU/g ヨヒ上 町/
5自浜♂
荒 島 外 浜6/29イ ガ イ0.8MU/g 瀬 向7!4ホ タ デ<0.4MU!g 蔵 内 6/7S 6/2J 7!9 7!16 6/15 6/29 船 越6/29 イ ガ イ<O。2MU!8 イ ガ イ4.OMU/9 イ ガ イ3.OMU!9 イ ガ イ2.OMU/g イ ガ イ0。5MU!g イ ガ イ(表 層)2.3MU!g (中 層)3.5MU!9 (下 眉)4.6MU18 7!9イ ガ イ4.5MU/8 7!16イ ガ イ2.5MU!g 6!29イ ガ イ5.9MU/g 7!6イ ガ イ(表 層)4.5MU!g (中 層)55MU!g (下-)10.OMU!g ア カ ザ ラ ガ イ5.OMU!g ホ タ デ4.OMU/9雄 勝 町
・石 巻 市 萩 浜 ノ ニ ー⑤ 6!29イ ガ イ <o.2nnuia 小 乗 浜6/29ホ タ デ0.7MU/召勘
横 浦6/29イ ガ イ(食 中 毒 検 体)4.OMU/9 7/4ホ タ テO.4MU/g ◎(=∋ 江 ノ島 牡o鹿 町 6/29 ホ タ デ5.6MU/g図7
宮 城 県 沿 岸 の 下 痢 性 貝 毒 の 分 布表4患 者の摂取毒量の算出に用いた事例 表3加 熱による毒 量の 変化 生 ・加 熱 の別 (MU/9)毒 量 備考 生の ムラサ キイガ イ 10.0 加熱 した ムラサ キイガ イ11.0 (事例1) (1)発 生 年 月 日 (2)原 因 食 贔 (3)発 生 場 所 (4)患 者 数 (5)摂 取 毒 量 の 推 定 実 施 患 者 数 1977年6月30日 ム ラサ キ イガ イ(志津 川湾 産) 登 米町 23人 12人 ウオーター バスに より2 時間 加 熱 (事例2) (1)発 生 年 月 日 (2)原 因 食 品 (3)発 生 場 所 (4)患 者 数 (5)摂 取 毒 量 の 推 定 実 施 患者 数 :1977年6月30日 :ム ラサ キ イガ イ(女川湾 産)1》 アカザ ラ ガイ :石 巻 市 :4人 :1人 1)患 者の 摂取毒 量 の算 出には 、ムラサ キイガイのみ を食ぺ た患者 の 摂食調 査結 果を用いた 。 表5患 者 の推 定摂 取毒 量 の例 示 食べ た貝の 個数 中腸腺 えら 毒畳 平均重量 毒量 平均重量
3個 6.9MU/g osg 0.4Mt1/g osg
推 定 摂 取 毒 量={(MU/g中 腸 腺)x(中 腸 腺 重 量)+(MU/gえ ら)×(え ら重 ■)}×(摂 食 個 数) =16.9MU/gxO .89十 〇.4MU/gxO.99}x3個=18MU (MU) 80 70 60 50 40 30 20 10 0
ポ讃詑劉ザ演ボずザ讃ザ認ザ
図8患 者 別 の推 定 摂取 毒 量 表6解 析 に使 用した食中毒事件データ 下 痢 ・嘔 吐 ・ 菌 種 名n発 熱 の 各 発 生 率 調 査 件 数(件) 下 痢 ・嘔 吐 の 回 数 、 発 熱 体 温 の 調 査 件 数(件) 下 痢 嘔 吐 発 熱 潜伏時閲 調査件数 (件) Vp Sal Sta Cp Bc Camp ETEC 107 85 n 35 28 5fi 52 0 5 4 0 3 2 6 8 霞 U ﹁0 ∩0 ウ 勘 3 nO 7 7 ・ 轟 0 6 4 ・ 4 ・ 4 . 7 F O ﹁ 0 9 一 ワ 鞘 2 3 75 60 覗 22 22 27 30 107 54 70 41 27 24 30 1〕V p:腸 炎 ビ ブ リオ 、Sal:サ ル モ ネラ属 菌 、Sta:黄 色 ブ ドウ球 菌 、Cp=ウ エ ル シュ菌 Bc:セ レウ ス 菌 、Camp:カ ンピ ロパ クター 、ETEC:毒 素 原 性 大 腸 菌表7下 痢 発生 率 に基 づく事 件構 成 割合 の数値 ・記 号 化の 一例(黄 色ブドウ球 菌食 中毒) 下痢発 生率(%) 事 件数 事件 構成割合(%) 数 値 ・記 号 化 ioO 90^一 く100 80∼ く90 70^一 く80 60∼ く70 50∼<60 40^一 く50 30^一 く40 20∼ く30 10^一 く20 0く ∼<10 0 合 計 11 2 10 13 16 12 5 4 2 2 0 0 一77 14.3 2.6 13.0 16.9 20.8 15.6 6.5 5.2 2.6 zs O a ioo ※下痢 発生率(%):下 痢 患者数/患 者 総数 表85回 以上 の下 痢発 生 率 に基 づく事件 構成 割 合の 数値 ・記号 化 の 一例(黄 色 ブドウ球 菌 食 中 毒) 5回 以 上 の 下 痢 発 生 率1)(%) 事件数 事 件構 成割合(%) 数 値 ・記 号 化 Boa 90^一 く100 80∼ く90 フ0∼ く80 60∼ く70 50^一 く60 40∼ く50 30∼ く40 20∼<30 10∼ く20 0〈 ∼ く10 0 △ 一 0 0 2 0 5 7 6 13 9 7 1 4 一54 0 0 馳{:12' 名1言 1'1.1 24.1 推:1 1.9 7.4 100 1)5回 以 上 の下 痢 発 生 率(%):5回 以上 の下 痢 患者 数/下 痢 患者 総 数 2)平 均 して表 した 。 表9多 発 潜 伏 時 間 に基 づ く事 件 構 成 割 合 と数 値 ・記 号 化 の 一 例(黄 色 ブ ドウ球 菌 食 中 毒) 多発潜 伏時 間(時 間) 事件数 事件 構成 割合(%) 数 値 ・記 号 化 0∼ く2 2^一 く4 4∼<6 6^一 く9 9∼ く12 12∼ く15 155_ 合 計 10 50 9 1 0 0 0 一70 14.2 71.4 12.9 1.4 0 0 0 100 表10-1下 痢 ・嘔 吐 及 び その 強 度 に基 づく事 件 構 成 割 合 の 数 値 ・記 号 化 に よる食 中 毒 原 因 菌 種 のSR分 布 表 下痢 発 生 率 (%) 下痢 発 生率 に基 づく事 件構 成割 合 5回 以上 の下痢 発 生率 に基 づく事 件 構 成割 合 VpStaSalBcCpCampE丁ECVpStaSalBcCpCamE'「EC 100 90∼ く100 80∼ 〈90 70^一 く80 60∼ 〈70 50^一 く80 40∼ く50 30∼ く40 20∼ く30 10^一 く20 0く ∼ 〈10 0 ) ) ) ) ) ) > 3 5 2 n n N N N N N N N ( ( ( ( ( ( ( 31113 4nS25 >>Ozi 11021 02n10 01n10 n1(N)0(N) (N)1(MO(N) (N)1(N)n(N) (N)n(N)(N)(M (N)n(N)(N)(M (N)1(N)(N)(M ) ) O n 1 3 3 3 0 0 0 n N N 1(N) n(N) で(N) 1(N) 2(N) 30 zi 12 nl n1 (N)n (M5 ラ ラ N N N N O 1 3 2 2 2 n O ( ( ( ( (N)O nn nO nl 12 12 23 21 31 10 (N)(M (N)(N) 嘔吐 発生 率 (%)Vp 嘔 吐 発生 率 に基 づく事件 構 成割 合 5回 以上 の嘔 吐 発生 率に基 づく事 件 構 成割 合 StaSalBcCpCampETECVpStaSalBcCpCampETEC 100 90^一 く100 80∼ く90 70∼ く80 60∼<70 50∼ く60 40∼ く50 30∼ く40 N N n n 1 1 2 3 2 ( ( ) 2 1 2 2 1 1 0 0 N N N n n n O O 了 2 5 1 3 1 0 0 0 n ) ) ) ) ) ) ) ) ) N N N N N N N N N ( ( ( ( ( ( ( ( ( N N N N N N n 1 2 N N N N N N N O 1 ラ ラ N N N n O 1 1 2 3 ( ( ( -n 1 1 2 2 1 1 1 N N N N O O O O 1 ( ( ( ( N N N N O 1 1 2 2 ( ( ( ( ) ) ) ) ) ) ) N N N N N N N 1 1 ( ( ( ( ( ( ( N N N N N N N O O ( ( ( ( ( ( ( N N N N N N N N 1 ( ( ( ( ( ( ( (
表10-2発 熱及びその強 度に基 づく事件 構成割 合の数値 ・記号 化による食 中毒原 因菌種 のSR分 布表 発 熱発生 率 (%) 発熱発 生率に基づく事 件構成割 合 38。C以上の発熱発生 率に基づく 事件構 成割 合 39。C以上 の発熱発生 率 に基づく事 件構成割 合 VpStaSalBcCpCampETECVpStaSalBcCpCampETECVpStaSalBcCpCampETEC goo 90^一 く100 80∼ 〈90 70∼ く80 60∼ く70 50∼ 〈60 40^一 く50 30^一 く40 20∼ く30 10^一 く20 0<^一 く10 0 1 0 り 凸 9 ﹂ ウ ﹂ 2 1 n 騎 N N N ( ( ( N N n n n O 1 1 2 2 1 2 ラ N N n n 1 1 3 2 2 1 n O ( ( (N)(N)(N)(N) (N)(N)n(N) {N)(N)1(N) (N)(N)1n O(N)1n O(N)2n O(N)「2灌 0(N)11 1(N)13 20(N)4 28(N)1 42(N)1 001(N)(N) nnO(N)(N) On3(N)(N) 1n3(N)(N) 101(N)(N) 2110(N). 21100 12010 12nOl ntnOl nnnnn 130B7 (N)0(N) (N)n(N) tn(N) 3n(N) 10(N) 10(N) 董1(N) 130 121 011 (N)03 (N)28 (N)(N)(N){N)(N)0 (N)(N)(N)(N)(N)n (N){N)(N)(N)(N)n (N)0(N)(N)(N)n nt(N)(N)(N)n n1{N)(N)nn n1(N)(N)nn n20nln n30n3n 110n21 100013 7t9925 表11多 発潜伏 時間 に基づく事件構 成割 合の数値 ・記号 化による食 中毒原 因菌種 の1P分布表 多発潜伏
時間 Bc Sta Cp Vp Sal ETEC Camp 多発潜伏時聞 Bc Sta Cp Vp Sal ETEC Camp
0^'<2 2∼ く4 9 1
獺 薩
闘醗 闘 (N) (N) (N) (N) (N7 (N) (N7 (N) (N7 (N) 48∼ く51 51^一 く54 (M (N) (N) (N) (N) (N) (N) (N) n (N) O n 0 0 4^一 く6 6^一 く9 (N) (W閣
(N) z (N) n (N) (N) (N) (N) (N) (N) 54^一 く57 57∼ く60 (N) (N) (N) (N) (N) (N) (N) (NJ (N) (N) n n 0 1 9∼ く12 (N) 欝購灘 5 1 0 (N) (N) 60∼ く63 (N) (N) (N) (N) (N) n 1 12∼ く15 15^一 く18 (N) (N) 難齪羅・藤難 灘 灘1 ._ 綴 燭i麟 3 0 3 4 O z (N) (N) (N) (N) 63∼ く66 66∼ く69 (N) (N) (N) (N) (N) (N) (N) (N) (N) (N) n (N) 2 z 18∼ 〈21 (N) (N) (N) 1 2 (N) (N) 69^一 く72 (N) (M (N) (M (N) (N) 2 21∼ く24 (N) (N) (N) n z n (N) 72∼ 〈75 (N). (N) (N) (N) (N) (N) a 24∼ く27 (N) (N) (N) n 1 n (N) 75^一 く78 (N) (N) (N) (N) (N) (N) 0 27∼ く30 (N) (N) (N) (N) 1 n (N) 78∼<81 (N) (N) (N) (N) (N) (N) 0 30^一 く33 (N) (N) (N) (N) a 1 a 81∼ く84 (N) (N) (N) (N) (N) (N) a 33∼ く36 (N) (M (N) (N) 0 3 0 84^一 く87 (N) (N) (M (N) (N) (N) 0 36∼ く39 (N) (N) (N) (N) n 2 a 87∼ く90 (N) (N) (N) SN) (N) (N) 0 39∼ く42 (N) (N) (N) (N) n 1 0 90^一 く93 (N) (N) (N) (N) (N) (N) 0 42∼ く45 (N) (N) (N) (N) n 1 0 93^一 く96 (N) (N) (N) (N) (N) (N) a 45^一 く48 (N) (N) (N) (N) n 1 0 965_ (N) (N) (N) try) (N) 〈N) (N) 表12SR及 びIP分布 表 の併 用 による食 中 毒原 因 菌種 の推 定の ための 数値 ・記号 の算 出 演習1事 例 症 状及び 多発潜 伏時 間 症 状 発 生 率 ・ 多発 潜 伏 時 間Vp SR及 び1P分 布 表 による原 因 菌 種 別 の 数 値 ・記 号Sta Sal Bc Cp CampETEC
下 痢 発 生 率 5回 以 上 の 下 痢 発 生 率 嘔 吐 発 生 率 5回 以 上 の 嘔 吐 発 生 率 発 熱 発 生 率 38。C以上 の 発 熱 発 生 率 39。C以上 の 発 熱 発 生 率 100% 53.8% 23.1% 11.1% 10.3% 50.0% 25.5% 3 3 ウ ﹄ ﹂1 1 9 6 ー ラ ラ ﹂1 1 N N 2 'ー n ( ( 3 3 2 2 N 1 3 ( 1 0 n 3 2 nU O ラ ラ ー -N 1 0 N n 1 1 2 1 N 1 3 ( 3 2 ﹂ ー 2 4 ﹁ ∩ U n 多発潜 伏時間 15^r18h 4 (N) 2 (M a (N) (N) 合 計値 η 5 n 3(M 16 (N) ) 6 n N ( 3 n 2(N) 9 2(M 12 n 姻 表13SR(症 状 の強 度を含 む)及 びIP分 布 表の 併 用 による食 中毒原 因 菌種 の推 定 菌種別 による食 中毒事 件 演 習 事件数 原因菌種 と推定件 数 Vp Sta Sal Bc Cp 事 件 区 別 率 C。m,ETEC(%)21 腸 炎 ビブ リオ 食 中 毒 黄 色 ブ ドウ 球 菌 食 中 毒 サ ル モ ネラ食 中 毒 セ レウ ス食 中 毒 ウ エ ル シュ食 中 毒 カン ピロバ クター 食 中 毒 42 28 30 17 20 4 15 39 0 1(0) 0 0 a 0 26 a 2(0) O a 1(0)1) 0 2s O O O 0 2(0) 0 15 0 0 1(1) O a O zo a 0 0 1(2) a a 4 0 0 0(z> a O O 92.9 92.9 86.7 88.2 goo 100
50 葡 30 20 10 発 生 件 数 ( % ) A学 校 給 食 (35事 例) o-oioaososotootzoiaoiboisa 中 央 潜 伏 時 間 sa 船 釦 加 io B保 育 園 給 食 (17事 例) 糊 脚 蜘 伽 oo 閲 且 時 80 伏 潜 60 央 中 ⑩ 加 0 0 so ao 30 ⑳ 10 C飲 食 店 (46事 例) 0 02940.6080100120140貰 ω180 中 央 潜 伏 時 間 発50 .捧 ・ 警 ・・ さ η 10 D仕 出 ・弁 当 (50事 例) a O204060SD100120140160180 中 央 潜 伏 時 間 so 40 30 20 10 E旅 館 (27事 例) so w 30 加 10 a 中央 潜伏 時間 0 中 央潜 伏 時 間 「 . ● . ■ . ■ . F病 院 ・福 祉 施 設 qO事 例)
欄
02040608010DIZO140160180020406080100120 且40160董80 図9SE食 中毒 に お ける原 因施 設 別 の 中 央 潜 伏 時 間 の 分 布(185事 例) 表14原 因 施設 別 の 中央 潜伏 時間 の比較 原 因施設1)事 件 数 中央潜 伏時 間(h)標 準偏差 有 意 差 の あった 群2) A B C D E F 35 17 46 50 27 10 80.9 64.8 24.0 28.7 28.4 26.6 35.876 21.583 8.557 10.887 10.738 12.186 C C A A A A D D a B B s E E F F 合計 185 UA:小 中 学 校;B:保 育 園;C:飲 食 店D:仕 出 ・弁 当E:旅 館Fl病 院 ・福 祉 施 設 2}6群 間 の 中 央 潜 伏 時 間 の 比 較 は 、シ ーンフ=検 定 に より分 散 分 析 を行 った(pく0.05) 表15原 因食品のSEの菌濃度から推定したSE摂 取量と中央潜伏時間の関係 例 号 事 番 原因食品鱗
原因施設 患者数 発症率 (%) 中央潜伏 原因食品中の 時間(h)菌 濃度(/9 原因食品 摂取量 @人) 1人当たり 食品保存 菌摂取量 状態 (菌魏 人) 1月 見大福 タピオカ澱粉の餅にマロンペーストしたもの を入れて蒸 小 中学 校 互71不 明168.0 く0 .3 as iz 77日 間 騰 2 サラダ)マ セ ドア ンサ ラ ダ(卵 茄 でた マカ ロニ 、キュウリ、人 参 、ハ ム、チー ズ 、コ_ン をマヨネ_ズ で混ぜたもの 保育 園 42 26.9108.0 0.78 ao 31 9日 間 繍 ほうれん 草の ピー3 ナ ッツ和え 菰でたほうれん草と人参 にピーナッツを加 え調 味料で味付けしたもの 小 中学校64412.1 96.0 i.a 35 49 7日間 鮪 ..牛肉ともや しのごま4 和 え 味付け調 理された牛肉ともやしと人参 をごま油と しょう油で和えたもの 小中学校967 9.2 94.5 4×10 8.8x1♂ 冷 蔵 千 草和 え(キャベツ5 の和 え物) 菰でたほうれん 草、キャベ ツ、もやし、人参と妙り 卵を調味料で味付け和えたもの 小 中学校10723.078.0 10 iaa 1・1ぴ 5日間 聯 6三 色和 え 茄でたほうれん草と煮込んだ人参、油揚げ、卵 焼きを調味料で味付けし混ぜたもの 保育園26 59.] 48.0 7日 間9 .2×10 賭 7ホ タテのクリーム煮 ホタテの貝柱の酒蒸 しに卵、油 、塩を混ぜて 作ったクリームを加 えてオーブンで焼いたもの騰
30 79.032.5 2.0・Kデ 50咽 び9羅
・ 螺 謬 議 秀 編 ツ抄 一徽 春雨㈱ けして妙め 小中学校69 52.326,0 6ρ ・1(デ 100 6.OXIOー 2日 聞 冷蔵80 60 如 20 00 80 60 葡 ⑳ 0 中 央 伏 時 間 (h ) ● Y=一74n49*log10X+151.6 、r=0.933pく0、01 ● ● ●. ● ● ● ● 0123456 患者1人 当た りの 摂 取 菌 数(1。g) 図10対 数 回 帰 分 析 による中央 潜 伏 時間 と1人 当た り摂 取 菌 数 の 関係 7 爾 伽 鵬 80 60 40 ⑳ 申 央 潜 伏 時 間 (h ) 0 ● ● ●● ● ● ● ● ● ● ● ●Y= 一〇.746*X-1-1 ・`Fα491,<α ● ● ● ● .j ● ● ●、 6.33 1 01020304050607080 発 症率(%) 図11回 帰 分 析 に よる中央 潜 伏 時 間 と発 症 率 の 関係 (学校 給 食 と保 育 園 給 食 の50事 例) 表16調 理 業 種 別 の調 理 開 始 か ら摂 食ま での 時 間 の 比 較 調理業種D 件数 調 理 開 始 か ら摂 食 まr での 時間 の 平 均値(h) 標準偏 差 有 意 差 の あ るグ ルー プ2) A B C D E F 4 T O ︾ 3 4 ハU O 3 己ー 3 4 ウ 軸 -4.8 2.9 19.2 17.4 21.8 10.8 7.024 0.871 13.622 10.621 16.126 2.835 C C A A A D D B B B E E 合 計 160 1)A:学 校 給 食 、B:保 育 園 給 食 、C:飲 食 店 、D:仕 出 ・弁 当 、E=旅 館 、 2)6群 間 の 比 較 は シ ェッフェ検 定 に よ り分 散 分 析 を 行 った*P値 く0.05 F:病 院 ・福 祉 施 設 ㎜ ㎝ ㎜ 筑 20 15 . 賠 償 金 額 ㎝ ㎜ 0 ﹃0 ( 万 円 ) 0
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一 \ ◆ 11■ ■ 賠 償 金 額 ( 万 円 ) 35,000i§
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15,000 10,000 5,000 0や躍
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一
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ヴ 漣
図12食 品営 業共 済 賠償 金額 の 年 別支払 い状況 図13菌 種 別 支 払 い 賠 償 金 額('91∼95年) 表17賠 償 共 済加 入施 設 にお ける原 因 菌 種 別 に よる賠償 金 支 払い 金 額 ぐ91《♂95) 菌 種別 食 中毒 事 件 数 患者数 支 払い 賠償 金額(円) 平 均賠償 金 額(円)患都 人 当たり サ ルモネラ属 菌 腸 炎 ビブリオ 黄 色ブドウ球 菌 カンピロバ クター 病原 大腸 菌 セレウス菌1) ウエ ルシュ菌 不 明 97 153 41 14 za 1 10 152 6.223 6,073 1,167 2,132 3,481 32 1,752 4531 289,834.015 156,573,566 25,268,714 31,508,709 49,009,480 310,586 12,777,694 71,085,890 46,575 25,782 21.651 14,778 14,079 9.706 7,293 15,889㎜ ㎜ ㎜ ㎜ ㎜ ㎜ 。 60 ・ 50 40 30 20 10 賠 償 金 額 ( 円 )
シ
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評
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図14各 菌 種 の1事 件 にお ける患 者1人 当た り 平 均 賠 償 金 額 の 最高 額('91∼95年) 脚 脚 脚 脚 伽 伽 。 稔 10 8 6 4 2 賠 償 金 額 ( 円 )ノ
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図15各 菌 種 の1事 件 に お ける患 者1人 当 た り 平 均 賠 償 金 額 の 最 低 額('91∼95年) 表18休 業補 償 契 約 施 設 にお いて発 生 した 食 中毒 に おける休 業補 償 金 の 支 払 い状 況 事件数 患者数(人)(日)(円)休業 日数 休 業補償金額 1事件当たりの休業補償金額(円) 平 均 最高 最 低 98 5,943 523 47,967,856 489,468 7,176,037 8,828 表19賠 償共済支払金から推定した199竃年∼1995年に全国で発生した食中毒における損失額 菌種別食中毒 発生件数 患者数 患者1人当たり平均賠償金額(円) 患者1人当たりの賠 償金額からの損失額 平均賠償金額 から算出(万円) 最高賠償金額 から算出(万円) 最低賠償金額 から算出(万円) サルモネラ属菌 腸炎ビブリオ 黄色ブドウ球菌 病原大腸菌 ウエルシュ菌 カンピロバクター セレウス菌 原因物質不明 830 925 365 141 83 117 492 51,025 25,415 8.119 21,366 10,559 8.379 3,718 zssas 46,575 25,782 21,651 14,079 7,293 ia.na 9,706 15,689 脚 ㎜ ㎜ ㎜ ㎜ ㎜ 伽 ㎜ 3 6 1 3 8 1 3 4 2㎜
㎜
㎜
糊
鷲
㎜
伽 . ㎜ ㎝ ㎜ ㎜ ㎜ ㎜ ㎜ 7 , , . , , , , 9 4 7 1 6 4 ﹁ -① 合訳 患者の損失額) 417,000 4,733,000 49,000 営業施設の 職 1件平 均 賠 償金額(円) 平均値から算出 (万円) 最高働 ・ら算 出 (万円) 最低働 、ら算出 (万円) ② 休業に対する損失額 2.033 489,468 1001000 1,459,000 zoos 総計(総 損失額:①②) 517,000 s,iszaoo 51,000 患70 ,000 者 60,000 人 当50 ,000 た り40 ,000 平 均30 ,000 賠 償20 ,000 金 額10 ,000 A 円o/盤藩捻訟 翻
ロ1991年 一1995年 臼1996年 ∼1997年 , 一霧
り 4 製 り 笏一揚
甥 1 一 一 . f 9 z lI諺τ房1賜
表20食 中毒事 件の概 要 発 生年 月 日 患者 数 摂食 者数 原 因菌種 原 因食 品 発 生場 所 給食 停止 期 間1) 給食 停止 日数2) 1996年9月19日 ∼10月5日 268人(通 院 患 者:258人,入 院 患 者10人) 890人(生 徒848人 、 教 員42人) 腸 管 出 血 性 大 腸 菌0157:H7 学 校 給 食 小 学 校 151日 間 80日 1)1996年9月27日 か ら1997年2月27日 ま でが 給 食 停 止 期 間 となった。 2)15旧 間 の うち、冬 休 み 、土 曜 日 、日曜 日、祝 祭 日を 除 いた 日 表21食 中毒による患者の疾 病に対する費 用 患者に支払った賠償金額 患者数 延べ通 院 入院期 間 (人'日 数(日)総 医獺 ・円)補 幣 鱒 交 通 費(円)合 計(円) 遍 院 患 者258 入 院 患 者10 7フ9 2s 4,239,2274,751,900 862.360,5701,207,800 140,590 11,520 9,131,717 3,579,890 総 計 268 805 866.599,7975.959,700 152,11012,711,607 表2212才 以 下の 子 供 達 を看 護 す るため の 母親 の1時 間 当 た りの 所 得 の 損 失 額 各年齢群における
母親の年齢 鵠 翻 灘
(円) 12才 以下 の 子 供を持 つ母 親 の 年 齢 の期 待 さ れ る割 合(%) 各年齢群における 子供の看 護のための 母親の1時間 当たり 所得損失額(円) N79 20^一24 25^一29 30^一34 35^一39 40^一44 45^一49 50^一54 55^一59 60^" 136 776 826 ass sas 987 998 924 780 zoo 0.5× 5.8% 19.9× 31.1% 28.3× 11.7X z.ax O.2`% 0.635 45.267 164.374 238.848 250.738 rrs.aoe 24.285 1.848 0 a 合計 842 表23検 歪 の た め の 費 用 1.検 査 費用萎
響 辱欝 灘 繋 講 犠騨 欝謄
0157検 査 培 養 法1)2821712,g30 培 養 法1)+PCR法2)1587一 培 養 法1》+PCR法2,+ビ ー ズ 法3}55一 Immun。assay4)100一 生 菌 数 ・大 腸 菌 群 検 査 ← 一r53→ 3,383 102 55 100 153 752 2,126 3,555 zsoo 313 2,544,016 216,852 195,525 zso,ooo 47,889 1.25 3.42 4.42 0.33 2.0 4,228.8 348.8 243.1 33 306 14,039,450 で,准58」49 807,092 109,560 1,015,920 小 計 3,793 3264,282 17,130,171 ベ ロ毒 素 産 生 試験(RPLA法)一 2221,138 252.636 1Q3,516,918 0.2 総 計 2,9304,015 44.4147,408 5,204.1Q17,277,578 2.検 査 設 備 費 器 具 購入数 単 価(円) 購 入 費 用(円) 磁 気 ビーズ スタン ド サブ マ リン電 気 泳 動 装 置 属 ︾ 3 58,000 40,000 290,000 120,000 総 計 3,926,918円 ③410,000 1)分 離培 養2)PCR法 によるベ ロ毒楽遺 伝子 の検 出3)血 清型試 験 によるEHECO1571H7の 決定表24給 食 停 止 期間 に購 入 され なか った給 食 のた めの 食材 の 費用 食 材 1人 当 り1回分の給 食 重 量(g)費 用(円) 給 食 停 止 日 数(80日) の1人 分 の 費 用9 (円)・ 給 食 数(890人 分)の 費 用 の 円 割合 精米 パン(33食) 牛乳 小 麦粉 、いも、でん粉及びそ の製 品 大豆 及びその 製品 魚 介類 獣 鳥肉類 卵 類 緑黄 色野 菜等 果実 類 調味 料その他 34.4 17.8 206.0 36.1 20.2 19.4 21.0 4.4 95.3 35.6 7.5 37.073 33.59 5.55 szs 19.64 22.43 1.23 23.24 18.77 soo.oo 1223314) 2,687.20 444.00 503.20 1,571.20 t,794.40 98.40 1,859.20 1,501.60 5,748.80 534,000 1,088,746 2,391,608 395,160 447,848 1,398,368 1,597,016 87,576 t,654,688 1,336,424 5,116,432 3.3% 6.8% 14.9覧 2.5鶉 2.8鶉 8.7鴨 10.0% 0.5% 10.3% 8.3× 31.9% 合 計18,031.31 1給 食 停 止 日 数(80日)の1人 分 の 費 用=(1人 当 り1回分 の 給 食 費用)x80(日) 2)1996年5月1日 付 けの 在 学 児 童 数(848人)及 び 在 職 教 員数(42人)に 基 づ いて 算 出 3〕給 食 停 止 日数(80日)の うち 、パ ン提 供 予 定 日数 は33日(食)と して 計 算4}33日(食)分 の 費 用 16,047,866 100% 表25腸 管 出 血 性 大 腸 菌0157:H7食 中 毒 に よる経 済 的影 響 の 要 因 分 析 経 費 内訳 円 割 合(%) 1.直 接 的な経 済的 損失 (1)患者 に対する賠償 総 医療費