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二つの戦争と日本・アジア

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Academic year: 2021

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第6学年 社会科学習指導案

1 単元名 「二つの戦争と日本・アジア」 小単元名「世界に歩み出した日本~陸奥宗光、小村寿太郎と条約改正」

学習の構想 このような子どもだから このような教材で このような子どもに ○ 歴史の授業に関心を持って臨んでいる。導入資料への反応もよく、絵や写真から気づいたことや 疑問に思ったことを発表している。課題解決に向けた手がかりを資料の中から探し出したり読みと ったりする活動から、人物の功績や歴史的事象について理解することができるようになってきた。 しかし、それぞれの因果関係や時代の流れによる変化や特徴までは、発表やノートの記述等を見る 限り十分におさえることができていない。 ○ 調べたことをもとに話し合いまとめる場面では、数名の子を中心に授業が進み、自分の調べたこ ととつなげたり比べたりしながら考えを深められる子は少ない。 ○ 我が国の明治維新後の急激な世の中の変化と欧米の文化を取り入れつつ近代化を進めていった ことで国力が充実し国際的地位が向上していったことを調べ考えていくことをねらいとする。ま た、この時代に活躍した人物や歴史的事象をもとに外国との関係、二つの戦争、産業発展、条約改 正がどのようなものであったかを資料等を効果的に活用し考えさせることもねらいとしている。 ○ 外国との不平等な関係を克服していく人々の行動の裏にある思いや願いを考えることで人物の 生き方にふれることもでき、これからの自分の考え方や生き方の素地を培うことができると考え このような指導で 〈本単元におけるキャリア教育の視点〉 (将来設計能力【役割把握・認識能力】) ○ 自らの課題に沿って、資料を効果的 に活用したり見学やインタビューをも とにまとめたりすることが、歴史や社 会を形成してきた人物に対する興味や 関心を高めることにつながる。 ○ 自らの課題を解決する活動を通して 知識や理解を深めていくことが、より 歴史や社会を知ろうとしたり関わろう としたりする意欲につながる。 ○ 課題に沿って調べたことを交流する ことで、人物の功績や歴史的事象を理 解していくとともに、つながりや因果 関係に気づき、歴史に対する見方や考 え方を広げていく。そして、自分達の 生活がこのような歴史の積み重ねによ って形成されていることを認識するこ とが、先人の生き方や願いを受けとめ ながら、将来の自己の生き方や考え方 の素地を培っていくことにつながる。 ○ 各時代の人物のはたらきや歴史的事象に関心をもち、進んで調べようとする子ども。 ○ 歴史上の人物や歴史的事象について調べ、成り立ちやつながり、変化に気づき、考えることがで きる子ども。 ○ 具体的資料から、課題に沿った資料を収集選択する能力を養うとともに、それらの資料を効果的 に活用し、各時代の人物と歴史的事象についてまとめていくことができる子ども。 ○ 人物のはたらきや歴史的事象を調べ、それぞれの意味について理解することができる子ども。 ○ つかむ段階では、ノルマントン号事件の挿絵をもとに 史実を知らせる。このことを不平等条約とつな げ当時の日本の立場を考えさせていく。そして 条約改正に努力した人物や改正までに長い年月 がかかったことをとらえ、条約改正までの道の りをもとに学習課題を設定する。 ○ さぐる段階では、学習課題をもとに個人で調べ 活動を行っていく。人物のはたらきや歴史的事象 の中から条約改正のポイントのなるものを調べる ようにする。資料や年表を効果的に活用する力を つけていくため、課題に沿った調べ活動ができる よう資料の探し方や選び方の指導も行っていく。 調べたことはノートやプリントにきちんとまとめ させていくとともに、年表を項目ごとに整理して 作成させていく。 ○ ふかめる段階では、調べたことをもとに話し合 いを行う。人物のはたらきや歴史的事象等個人で 調べたことを出し合う、そして、人物のはたらき や政策・外交を関係付けながら、国際的地位の向 上にむけて様々な努力をしてきたことを考えさせ

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3 目 標 社会的事象への 関心・意欲・態度 ・ 日本が諸外国に追いつこうとした思いや努力について、また、日本が近代 化を歩む過程で生じた歪みや矛盾、それを克服しようと努力してきた人々の 活動について、進んで調べようとする。 社会的な思考・判断 ・ 我が国の国力が充実し、国際的地位が向上していった様子を日清・日露の 戦争や条約改正、産業発展などに関わった人物のはたらきや歴史的事象と関 連づけながら考えていくことができる。 ・ 我が国の近代化に努力した人物の業績が、我が国の国家・社会の発展に果 たした役割を考える力を育てる。 観察・資料活用の 技能・表現 ・ 条約改正までの出来事を視点をもとに調べ、年表に整理することができる。 ・ 教科書や資料集、年表や写真、地図、統計等の資料を効果的に活用して、 日清・日露の戦争、条約改正、産業発展について調べ、調べたことを目的に 応じてまとめたり発表したりすることができる。 社会事象について の知識・理解 ・ 日清日露の戦争や条約改正、産業発展の努力等をもとに、日本が諸外国に 対する地位向上にむけた国づくりをしていったことを理解することができ る。 ・日本の国際的地位向上のために努力した人物のはたらきを理解することがで きる。 4 指導計画 ( 総時間数 7時間 ) 学習 過程 学 習 活 動 ○指導上の留意点 評価 つ か む 1 ノルマントン号事件の原因と それが不平等条約に関わってい たことを知る。 ・ノルマントン号事件がどうして 起こったか。 ・それによってどのようになった か。 ○1 ○視点をもとに、それぞれの課題 ごとに必要な資料やプリント用 意して、問題意識をもたせるよう にする。 ○不平等条約によって、日本が国 際的に不利な立場にあることを おさえる。 ※事件の原因をしっか りと理解することがで きる。 2 ノルマントン号事件から五十 年、条約改正に至るまでの経緯を 年表を作成しながら流れをとら え、どのようにして条約を改正す ることができたか考える。 ・五十年の間にどのような人物が 活躍したか。 ・どのような歴史的事象があった か ○1 ○資料をもとに年表を作成させ、 人物がどんな活躍をしたのか、ど のような歴史的事象があったの かをとらえさせる。 ○歴史的事象を「外交」「産業」 「生活」の視点で分類させる。 ※年表をもとに、50 年間の流れと歴史的事 情をとらえることがで きる。 ※視点を明確にし、課 題に沿って調べ活動が できる さ ぐ る 3 条約改正に努力した二人の人 物について知り。どのようにして 条約改正をしたのか調べる。 ・陸奥宗光がどのようにして不平 等条約を改正していったか。 ・小村寿太郎がどのようにして不 平等条約を改正していったか。○2 ○不平等な諸外国との関係をど のようにして改正していったか 経緯とその思いや願いについて 調べさせる。 ○二人の活躍した時期や内容を とらえさせる。 ※それぞれの人物のは たらきを調べ、視点を もとにまとめることが できる。 4 不平等条約から条約改正まで の五十年間に起こった歴史的事 象を振り返り、視点を持って調べ る。 ・日清日露の戦い ・朝鮮併合 ・産業の発達 ・海外で活躍した人々等 ○2 ○条約改正につながったと考え られる歴史的事象を調べ、それに よって、日本がどのように変わっ ていったかを考え、まとまさせ る。 ※それぞれの歴史的事 象を調べ、条約改正と のつながりを考えるこ とができる。

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ふ か め る 5 条約改正の実現について話し 合う。 ・条約改正の実現のために努力し たことを話し合う。 本時 ○1 ○人物のはたらきや歴史的事象 を関係づけて、国際的地位を高め ていってきたことを理解させる。 ○ノルマントン号事件 の原因や条約改正まで の経緯をおさえ、人物 はたらきや出来事を調 べ、それぞれを関係づ けながら、考えを持つ ことができる。 5 本時の学習 (1) 授業会場 第6学年教室 (2) 主眼 ・ ノルマントン号事件から、不平等条約の内容を振り返り、条約改正に尽くした人物のはた らきや我が国が行った政策や外交をもとに、国際的地位の向上を果たしたことを理解するこ とができる。 ・ 調べた資料や作成した年表をもとに、不平等条約が改正されるまでの人物のはたらきや 歴史的事象との関係やつながりを考えていくことができる。 (3) 授業仮説 本時授業において、次のような活動を仕組めば、時代の特徴や流れをとらえていきながら、 人物のはたらきや我が国がめざしたものについて考えていくことができるであろう。 ・ 不平等条約から条約改正までの時代を、中心的人物のはたらきや歴史的事象を視点(外 交・産業・生活)をもとに整理しまとめる。 ・ 調べたことをもとに意見を交流しあい、人物のその思いや願いと歴史的事象との関係に ついて考える。 (4) 準備 ・ 年表 ノルマントン号事件の絵図 陸奥宗光と小村寿太郎の写真 学習プリント

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5 展開 学 習 活 動 ○ 教師の支援・留意点 評 価 1 前時までの学習を想起させ、本時 のめあてをつかむ。 2 条約改正が実現したことについ て調べたことを発表し合う。 ・陸奥宗光や小村寿太郎が外国と交 渉して改正することができたから ・生糸の生産に力を入れ、生産高が 世界一位になったから ・新しい憲法をつくってドイツと同 じようにしたから。 ・二つの戦争に勝つことができたか ら ・野口英世や北里柴三郎のように世 界で活躍し認められる人々が現れ てきたから 3 条約改正につながった理由につ いて、発表したことをもとに話し合 う。 ・政治の仕組みや憲法を外国から取 り入れたことも関係があるのでは ないか。 ・二つの戦争で日本が世界の中でも 強い国になったということがわか ったからではないか。 ・様々な出来事がつながって世界に 認められたからではないか。 4 今日の学習をふり返り、感想をま とめる。 ○ これまでに調べてきたことを もとに、話し合いを行うことを 確認させる。 ○ 不平等条約の内容や当時の日本 の様子について振り返る。 ○ 子ども達が視覚的にとらえられ るように整理しながら板書する。 ○ 政府だけでなく、国民にも条約 改正の願いがあったこともとらえ させる。 ○ 条約改正までに長い年月と様々 な出来事があったことを振り返ら せる。 ○ 条約改正につながった理由を改 めて問うことで人物のはたらきや 様々な取り組みが関係しているこ とに気づかせる。 ○ これまでの話し合いの中で新た に考えたことや思ったことを中心 にまとめさせる。 ※学習した知識や調 べてきたことをもと に発表したり考えた りすることができて いるか (発言・ノート) 【観察・資料活用の技 能・表現】 ※人物のはたらきや 歴史的事象を関係付 けて考えることがで きているか (発言・ノート) 【社会的な思考判断】 まとめ たくさんの人々の努力やいろいろな政策に取り組んだことで条約改正をするこ とができた。 外交や産業の発展により世界の国々に認められ、国際的地位を高めていった。 条約改正が実現できたのはどのような努力があったから かを話し合おう。 ※キャリア教育の視点(将来設計能力)【職業理解能力】 ○ 時代を築いてきた人物の生き様や思い、歴史的事象の意味や背景にあるものを調 べ、それぞれの意味や関係を考えることで、歴史をみつめ、自己の考え方や生き方 につなげようとすることができる。

参照

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