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序章 発展途上国の企業とグローバリゼーション

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Academic year: 2021

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全文

(1)

序章 発展途上国の企業とグローバリゼーション

著者

星野 妙子

権利

Copyrights 日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア

経済研究所 / Institute of Developing

Economies, Japan External Trade Organization

(IDE-JETRO) http://www.ide.go.jp

シリーズタイトル

研究双書

シリーズ番号

522

雑誌名

発展途上国の企業とグローバリゼーション

ページ

i-ii

発行年

2002

出版者

日本貿易振興会アジア経済研究所

URL

http://hdl.handle.net/2344/00012252

(2)

ま え が き

 グローバリゼーションは21世紀の世界を読み解くキータームといえる。 1990年代に世界を席巻した経済のグローバリゼーションは,発展途上諸国を 巻き込み,その経済のあり方に抜本的な変更を促した。本書は,経済のなか でも,とくにミクロ・レベルの担い手である企業に焦点をあてて,グローバ リゼーションのもとでの変化を検証することを試みている。グローバリゼー ションは発展途上国の企業を熾烈な国際競争の渦中に投げ込むと同時に,豊 富な事業機会をもたらした。グローバリゼーションへの対応如何によって, 企業の命運が大きく左右される状況になったといえる。生き残りと飛躍を賭 けた企業の対応とはどのようなものであったのか。本書はその具体的なあり 方を探り,企業という経済の担い手レベルから世紀の発展途上国経済を展 望しようとするものである。  研究対象国としてはアジアの3カ国とラテンアメリカの4カ国をとりあげ る。二つの地域は,グローバリゼーションへの包摂の時期(アジアが早くラテ ンアメリカが遅い),経済危機の経験(ラテンアメリカは多くアジアは少ない)な どの点で相違点をもつ。異なる経済環境下における企業の経験を比較検討す ることで,地域ごとの特質と地域横断的な特質の二つが明らかになることを 期待した。  本書はアジア経済研究所が平成12年度と13年度に実施した「発展途上国の 企業とグローバリゼーション:アジアとラテンアメリカの比較」研究会と 「グローバリゼーションと開発途上国企業の事業再編:アジアとラテンアメ リカの比較」研究会の成果である。研究会の成果としては,別に,平成12年 度に『発展途上国企業研究情報マニュアル』を作成している。研究対象国の 全般的な企業事情に関心をもたれる読者は,そちらも併せて参照していただ

(3)

きたい。  研究会活動の一環として,外部の専門家を交えて研究会各委員の研究成果 を相互に批判検討することを目的に,2001年11月16日に研究報告会を開催し た。その際に青島矢一・一橋大学イノベーション研究センター助教授,古田 島秀輔・社会基盤研究所客員研究員,末廣昭・東京大学社会科学研究所教授, 竹内恒理・つくば国際大学産業社会学部助教授,堀坂浩太郎・上智大学外国 語学部教授,丸川知雄・東京大学社会科学研究所助教授から,本書執筆にあ たり大変参考になる数多くの貴重なコメントをいただいた。また上記マニュ アルの作成には研究会にオブザーバー参加した地域研究第1部の佐藤百合主 任研究員,東茂樹研究員に執筆協力いただいた。これらの方々に,この場を 借りて深くお礼を申し上げたい。   2002年2月       編 者  ii

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