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乗合旅客を運送する一般旅客自動車運送事業 ( 乗合バス事業 ) ロ. 一般貸切旅客自動車運送事業 1 個の契約により乗車定員 11 人以上の自動車を貸し切って旅客を運送する一般旅客自動車運送事業 ( 貸切バス事業 ) ハ. 一般乗用旅客自動車運送事業 1 個の契約により乗車定員 10 人以下の自動車

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Academic year: 2021

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全文

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は じ め に

 この本は、道路運送車両法、道路運送法、貨物自動車運送事業法、貨物運送取扱事業法、自動車抵当法、並びに関連す る諸法律の申請手続き等を収録して運輸支局、又は自動車検査登録事務所に申請書を提出するための利便をはかるととも に、自動車関係条文等を記載して、より高度の知識を必要とする方々の参考書的役割をはたし、側面より運輸行政事務の スピード化、合理化に資することを目的として発刊致しました。  自動車の数は日に日に増加しつつあり、これに伴い生ずる種々の問題は社会福祉の上にも重大な影響を与えることにな るので、「くるま社会」の秩序ある規制は今後ますます強められることになるでしょう。自動車の運行に際しては、自動 車の運転者に対して交通の安全とその円滑化を求めて規制をしている道路交通法があり、自動車そのものについては道路 運送車両法、自動車損害賠償保障法の規制が基幹となり、これに付随して自動車の保管場所の確保等に関する法律、自動 車重量税法、自動車抵当法、地方税法(自動車税関係)が適用されていますが、以下主要法律の大要について記載しました。

1.道路運送車両法

(昭和26年法律第185号)  この法律の主な目的は、⑴自動車について所有権の公証を行う、⑵自動車の安全性の確保及び公害の防止、環境の保全 並びに整備技術の向上をはかり整備事業の健全な発達に資する、⑶自動車の流通社会を発展させ延いては公共の福祉に寄 与することである。  ⑴の自動車の所有権の公証については、自動車を一台毎に検査・登録する制度を採用した結果、道路運送車両法第4条 の行政登録として下記の効果を得られる。  ア.自動車使用の実態の把握ができること。  イ.自動車盗難の予防に役立つこと。  ウ.車両保安確保の手段となること。  又、これらの行政上必要とする登録制度を整備し、公示方法を採用することにより、車両法第5条の民事登録制度を同 時に活用して、動産である自動車を不動産的扱いとし、登記的な法律上次のような効果を得られる。  エ.所有権の得喪について第三者対抗力の付与  オ.自動車抵当法の利用  カ.所有権留保契約付譲渡が可能  以上が自動車の検査・整備とともに重要な柱となっている。  なお、自動車の登録は全国統一のコンピューターシステムでオンライン・リアルタイム方式で処理され、自動車に関す る情報をOCRシートに記入して入力し、磁気ディスクに記憶させた後、自動車検査証を出力させて完了するものである。

2.道路運送法

(昭和26年法律第183号)  この法律は道路運送事業の運営を適正かつ合理的なものとし、並びに道路運送の分野における利用者の需要の多様化及 び高度化に的確に対応したサービスの円滑かつ確実な提供を促進することにより、輸送の安全を確保し、道路運送の利用 者の利益の保護及びその利便の増進を図るとともに、道路運送の総合的な発達を図り、それによって公共の福祉を増進す ることを目的としており、昭和26年6月に制定され、その後社会経済、その他諸情勢の著しい変化により、幾多の改正を 経て現在に至っている。  旅客自動車運送事業は、一般旅客自動車運送事業と特定旅客自動車運送事業に大別され、さらにそれぞれの運送形態に より、次のように分類されている。  一般旅客自動車運送事業   イ.一般乗合旅客自動車運送事業

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   乗合旅客を運送する一般旅客自動車運送事業        (乗合バス事業)   ロ.一般貸切旅客自動車運送事業    1個の契約により乗車定員11人以上の自動車を貸し切って旅客を運送する一般旅客自動車運送事業        (貸切バス事業)   ハ.一般乗用旅客自動車運送事業    1個の契約により乗車定員10人以下の自動車を貸し切って旅客を運送する一般旅客自動車運送事業       (ハイヤー、タクシー事業)  特定旅客自動車運送事業   (道路運送法の改正により昭和46年12月1日法律第96号から許可扱いとなる。)   特定の者の需要に応じ、一定の範囲の旅客を運送する旅客自動車運送事業

3.貨物自動車運送事業法

(平成元年法律第83号)  この法律は、貨物自動車運送事業の運営を適正かつ合理的なものとするとともに、貨物自動車運送に関するこの法律及 びこの法律に基づく措置の遵守等を図るための民間団体等による自主的な活動を促進することにより、輸送の安全を確保 するとともに、貨物自動車運送事業の健全な発展を図り、もって公共の福祉の増進に資することを目的として平成元年12 月制定され、平成2年12月1日から施行された。  貨物自動車運送事業は、一般貨物自動車運送事業、特定貨物自動車運送事業及び貨物軽自動車運送事業に分類されている。  一般貨物自動車運送事業    従来の一般路線と一般区域を一本化したものです。このうち、特別積合せ貨物運送を行う事業者は、事業計画で、 その旨を明らかにすることになっています。  特定貨物自動車運送事業   従来の特定事業に対応したものです。  貨物軽自動車運送事業   従来の軽車両等運送事業に対応したものです。

4.貨物利用運送事業法

(平成元年法律第82号)  この法律は、貨物利用運送事業の運営を適正かつ合理的なものとすることにより、貨物利用運送事業の健全な発達を図 るとともに、貨物の流通の分野における利用者の需要の高度化及び多様化に対応した貨物の運送サービスの円滑な提供を 確保し、もって利用者の利益の保護及びその利便の増進に寄与することを目的としており、平成元年12月19日(法律第82 号)に制定され、平成2年12月1日から施行された。  貨物利用運送事業は、利用者と運送事業者との間に立って両者を接続する業務を担うものであり、輸送のニーズが高度 化・多様化し、サービスの専門化が進むなかで、その果す役割も一段と高まってきていることから、従来の輸送機関別規 制から各種輸送機関の有機的な結合等により利用運送事業者の創意工夫を生かした事業活動が迅速かつ的確に行えるよう 横断的規制に見直しを行ったものである。

5.自動車抵当法

(昭和26年法律第187号)  この法律は、道路運送車両法により民事的効力を付与された自動車の登録制度を利用して、自動車にも抵当権の公示制 度がこの法律により確立されることとなり、自動車を使用目的とした諸事業、特に道路運送法にもとづく自動車運送事業 の健全な発展と輸送の振興を期待し、金融の円滑の確保、自動車の割賦販売の促進に寄与することになる。即ち、この制

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度は債務者、又は物上保証人が債務の担保に供した自動車を、そのまま使用しながら利益をあげて債務の弁済を続けるこ とができ、債権者は債務者が弁済不能になった場合には、債権の優先的弁済を受けることができる制度である。

6.自動車損害賠償保障法

(昭和30年法律第97号)  昭和29年3月末における我が国の自動車の保有台数は100万台を突破し、車両数の増加に伴い、自動車事故も急速に増 加した。事故による被害者のなかには、満足な補償も受けられずに悲惨な状態に置かれる人もあって社会上重大問題とな りつつあった。自動車損害賠償保障法は、これら被害者の保護救済を目的とし、併せて自動車運送の健全な発達に資する ために制定された。  この法律に規定されている主な保障制度は下記のとおりである。  ⑴ 自動車損害賠償責任保険    (略称、自賠責保険)  ⑵ 自動車損害賠償責任共済    ( 〃 責任共済)  ⑶ 政府の自動車損害賠償保障事業 ( 〃 保障事業)  ⑴の保険は、自動車(法第2条第1項)の運行に当り一台毎に保険会社(法第6条)と保険を締結して被害者の保護救 済をはかるものである。  ⑵の保険は、農業協同組合、農業協同組合連合会(法第54条の3)と責任共済として保険を締結して、⑴と同一制度で 実施するものである。  ⑶の事業は主に下記の三つに分けられる。   ア.ひき逃げの場合(法第72条第1項)    加害者が不明で法第3条の損害賠償の請求ができない場合、請求により定められた金額を保障する制度である。   イ.無保険の場合(法第72条第1項)     強制保険対象車でありながら保険を締結していなかった自動車の事故か、あるいは保険は締結してあったが自動 車が盗難にあったか、又は無断使用運転等での事故に対しては、被保険者の保有者責任が発生しないので、加害者 が被害者に直接損害賠償をしないときは、無保険と同様に取扱い、政府が保障事業から、てん補金を支払って加害 者から回収することになる。   ウ.法第10条(適用除外)のうちで、道路以外の場所のみで運行の用に供する自動車による事故も該当する。  自賠責保険では一定限度額までの補償であり、相手の財物や自車の損害は補償されないため、多くは自賠責保険の他に、 いわゆる自動車保険(⑴対人賠償保険、⑵対物賠償保険、⑶車両保険、⑷搭乗者傷害保険)に締結している。

7.自動車の保管場所の確保等に関する法律

(昭和37年法律第145号)  この法律は、自動車の保有者等に保管場所を確保させ、道路を自動車の保管場所として使用しないように義務づけると ともに、自動車の駐車に関する規制を強化することにより、道路使用の適正化及び道路交通の円滑化を図ることを目的と しており、法律適用地域に使用の本拠の位置を有する自動車の新規、移転等の登録申請には、保管場所を確保しているこ とを証する書面を添付しなければならないこととなっている。  又、関連法律として道路運送車両法第56条(自動車車庫に関する勧告)で自動車の点検、整備の環境条件の向上を図り、 自動車を常時保管するための施設を客観的に認識を付与したものである。 現在本条に基づき、乗車定員11人以上の自動車及び自動車運送事業用自動車の車庫について一般的勧告が行われている。  又、「国土交通省令」で定める技術上の基準は自動車点検基準第7条に定められており、車両の面積、洗車設備、検車 設備を備えて置くべき点検整備用工具について規定している。

8.使用済自動車の再資源化に関する法律

(平成14年7月12日法律第87号)

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 年間400万台(中古車輸出を含めれば、約500万台)排出される使用済自動車は、有用金属・部品を含み資源として価値 が高いものであるため、従来は解体業者や破砕業者において売買を通じて流通し、リサイクル等の処理が行われてきまし た。他方、産業廃棄物最終処分場のひっ迫により、使用済自動車から生じるシュレッダーダストを低減する必要性が高まっ ています。また、最終処分費の高騰、鉄スクラップ価格の低下・不安定な変動により、近年、従来のリサイクルシステム は機能不全に陥りつつあり、不法投棄・不適正処理の懸念も生じている状況にあります。  このため、自動車製造業者を中心とした関係者に適切な役割分担を義務付けることにより使用済自動車のリサイクル等 の適正処理を図るため、自動車リサイクル法が成立し、平成14年7月に公布されました。同法は、平成17年1月1日に本 格施行されました。  自動車リサイクル法では拡大生産者責任の考え方に基づき、使用済自動車の処理行程で発生するフロン類、エアバック 類及びシュレッダーダストについて、自動車製造業者及び輸入業者(以下「製造業者等」という。)に対して引取り及び リサイクル(フロン類については破壊)を義務付けます。それとともに、引取業者、解体業者等の関係者による使用済自 動車の引取り・引渡しのルールを定め、シュレッダーダスト等が製造業者等に確実に引き渡されるようリサイクルルート を整備します。  製造業者等のリサイクルに充てる費用は、リサイクル料金として新車販売時(制度施行時の既販車は最初の車検時まで) に自動車の所有者があらかじめ預託することとします。製造業者等の倒産・解散による減失を防ぐため、リサイクル料金 は資金管理法人が管理し、製造業者等はシュレッダーダスト等のリサイクルにあたりその払渡しを請求できることとしま す。なおリサイクル料金はあらかじめ製造業者等が定めて公表し、不適切な料金設定に対しては国が是正を勧告する仕組 みとしています。  なお、この『自動車便覧』に関連する法律、規則等の略語は下記の通りであります。

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〔略 語〕 車  両  法  道路運送車両法 車 両 法 施 規  道路運送車両法施行規則 登     令  自動車登録令 登     規  自動車登録規則 車  庫  法  自動車の保管場所の確保等に関する法律 実 施 要 領  自動車の検査等実施要領 重 量 税 法  自動車重量税法 自  賠  法  自動車損害賠償保障法 運  送  法  道路運送法 運 送 法 施 規  道路運送法施行規則 貨 物 運 送 法  貨物自動車運送事業法 利 用 事 業 法  貨物利用運送事業法 貨物運送法施規  貨物自動車運送事業法施行規則 利用事業法施規  貨物利用運送事業法施行規則 ダ ン プ 法  土砂等を運搬する大型自動車による交通事故の防止等に関する特別措置法 ダ ン プ 法 施 規  土砂等を運搬する大型自動車による交通事故の防止等に関する特別措置法施行規則 保 安 基 準  道路運送車両の保安基準 様 式 省 令  自動車の登録及び検査に関する申請書等の様式等を定める省令 登 免 税 法  登録免許税法 割  賦  法  割賦販売法 経 過 省 令  道路運送車両法の一部を改正する法律の施行に伴う経過措置を定める省令 経 過 政 令  道路運送車両法の一部を改正する法律の施行に伴う経過措置を定める政令 事 務 規 程  検査事務規程(検査対象軽自動車) 取 扱 細 則  検査事務取扱細則(検査対象軽自動車) 印  税  法  印紙税法 手 数 料 令  道路運送車両法関係手数料令 返 証 規 程  軽自動車検査協会自動車検査証返納証明書交付事務規程 自動車リサイクル法  使用済自動車の再資源化等に関する法律

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