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各学年の目標 低学年 中学年 高学年 身の回りの危険に気づ 危険の原因を理解し 危 様々な危険を予測し 進 き 約束を守って安全な 険を予測した安全な行動 んで安全な行動をすると 行動ができる児童 ができる児童 ともに 身近な人々の安全にも気配りができる児童 日常的な安全指導 定期的な安全指導 安全

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Academic year: 2021

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学校防災推進協力校実績報告 掛川市立千浜小学校 校 長 大倉 浩 1 研究主題 命を守るために「正しく判断し、進んで行動する児童」の育成 2 学校の実態 【教職員数】 17名(市サポーター1名 市事務助手1名含む) 【学 級 数】 9学級(3年生のみ2学級 特別支援学級2学級) 【児童生徒数】 174名 【学校・地域の特色】 学校は、掛川市の南東に位置し、遠州灘の海岸から約1.5km、海抜13mの場 所にある。また、浜岡原子力発電所の半径10km圏内に位置している。そのため、 大地震やそれに伴う津波等の災害が起きた場合の被害は甚大であると予想される。南 海トラフ巨大地震が発生した場合、どのように避難して安全を確保するのかが、学校 ・家庭・地域の重要な課題となっている。 3 研究経過 (1) 研究の全体計画 学校教育目標 『よく遊び よく学ぶ子』 学校重点目標 やります 自分から 伝えます みんなに 児童の実態 地域の実態 ・素直で仲間と協力して物事に取り組 ・「浜」の気質をもち、気風のよさ、 む。 たくましさがある。 ・行事に一生懸命に取り組む。 ・地域ぐるみの教育や社会教育が振興 ・学年関係なく仲が良い。 され、盛んに行われている。 ・自分を表現したり、他人に伝えたり ・高齢者が多い一方で、子どもの数が することが苦手である。 激減している。 防災教育の目標 ・災害や事故、犯罪等の危険を予測し、回避する能力や、他者や社会の安全に貢献で きる資質や能力を育てる。 ・日常的、定期的な安全指導の充実、改善を図り、系統性を踏まえた年間計画に基づ いて安全学習を実施することで、身の回りの危険を予測し、回避できる児童を育成す る。

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各学年の目標 低学年 中学年 高学年 身 の 回 り の 危 険 に 気 づ 危険の原因を理解し、危 様々な危険を予測し、進 き、約束を守って安全な 険を予測した安全な行動 んで安全な行動をすると 行動ができる児童 ができる児童 ともに、身近な人々の安 全にも気配りができる児 童 日常的な安全指導 定期的な安全指導 安全学習 安全指導日の設定 避難訓練 各教科 朝の会・帰りの会 安全点検 道徳 総合的な学習の時間 特別活動 (2) 研究組織 教務部 定期的な安全指導 安全点検 地域との連携 PTA 活動 千浜地区まちづくり協議 本部 会防犯防災部会 学年部 広域避難所運営会議 【連携する】 【連携する】 学びつくり部 心つくり部 安全学習 日常的な安全指導 【知る】【体験する】 【行動する・伝える】 (3) 1年次の研究内容 ア「知る」・・・自然災害に関する知識を身に付けるために ・防災講話(5・6年) 西部危機管理局の方を講師に招き、防災講話を実施した。地震のメカニズムや 学校周辺の被害想定、防災対策等について学んだ。

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・理科講座(6年) 日本技師会の方を講師に招き、液状化のしくみについて実験を通して学習した。 地上の建物が倒れる様子や地下にある物が浮き上がってくる様子がよくわかった。 ・そなエリア見学(6年) 修学旅行の見学先にお台場の「そなエリア」を入れた。グループで1台タブレッ トを使い、クイズに答えながら防災への理解を深めたり、防災グッズを見学したり した。 ・安全指導日の設定(全校) 毎月 11 日を安全指導日と位置づけ、朝の活動時間にその時々に必要な安全指導 を実施した。 ・防災キャンプでのDIG訓練(3年~6年) 地域の地図を囲み、災害時の対応策を考えた。地域の避難場所や危険箇所等を 確認することができた。 イ「体験する」・・・主体的に行動する態度を育成するために ・起震車体験(全学年) 震度6~7の揺れが、どのくらいかを実感するために全校児童と職員が起震車 体験を行った。揺れている時にどのような姿勢になるとよいかも学んだ。 ・どんぐり植樹祭(全学年) 子どもたちが拾って20~30cmの苗になるまで育てたどんぐりを、国安海 岸防災林に植樹した。 ・「大地震が来た時の行動について考えよう」(4年 総合的な学習の時間) 学校の防災倉庫の中や体育館にある災害用備蓄品を確認して、災害時にどのよ うな状況になるかを考えた。また、家庭で用意する災害用避難袋の中身について 考えた。 ・様々な想定の避難訓練の実施(全学年) 予告なし訓練、緊急地震速報を活用した訓練、校長不在時訓練、保幼小合同避 難訓練、保護者引渡訓練など、様々な避難訓練を実施した。 ・逃げ地図づくり(6年) 千葉大学の方と西部危機管理局の方を講師に招き、津波からの避難目的地までの 最短経路を、時間別に色塗りして地図に表す活動を実施した。PTA親子活動とし て実施し、保護者も活動に参加した。 ・防災体験学習の実施(全学年) 火災避難訓練の後、煙脱出体験(1年)避難袋体験(2・3年)水消火器体験 (4・5年)三角巾手当て体験(6年)を実施した。 ・IDEA研修(職員) 西部危機管理局の方を講師に招き、夏季研修の一環として実施した。大規模災 害が起きたことを想定し、時系列でどのような動きが必要か考えた。 理科講座 そなエリア見学 安全指導日

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ウ「行動する・伝える」・・・地域に貢献する意識を高めるために ・どんぐり集会(5年) どんぐり植樹祭の前に、5年生児童が「どんぐり集会」を開き、防災林として どんぐりを植樹することについて劇で全校児童に伝えた。 ・保幼小合同避難訓練での手助け(5・6年) 2回目の保幼小合同避難訓練で、5・6年生の児童が、隣接する保育園・幼稚 園に園児を迎えに行き、手をつないだり、抱きかかえたりして小学校3階へ避難 した。園児の避難にかかる時間が大幅に短縮できた。 ・地域防災訓練への参加(全校) 多くの児童が地区の防災センターに行き、訓練の様子を見学した。地域防災訓練 の前日には、参加の意義等について指導し参加を呼びかけた。 ・学びの発表会(1年・2年・4年・6年) 今までの防災学習で学んだことをまとめ、保護者に伝えた。 ・校内環境整備(職員) 安全点検で指摘のあった移動式テレビや各教室の棚を固定した。 トランシーバーを購入し、避難訓練等で活用した。 避難場所となる北校舎3階に「ホワイトボード」「拡声器」「救助袋」を常備し、 緊急時に備えた。 エ「連携する」・・・地域とともにある防災教育にするために ・防災キャンプでの実施(3~6年) 例年行われている通学合宿を防災キャンプに置き換えて実施した。2泊3日 の 防災キャンプには、3年生から6年生までの児童32名が参加した。防災学 習で は、「避難所での過ごし方」「消火器、ジャッキアップ、応急手当体験」「非 常食体 験」を行った。 ・防災グッズ作り(2年) 身近な物を使って防災グッズ作りを行った。新聞紙でスリッパを、ごみ袋で ポ ンチョを作成した。PTA親子活動で実施し、親子で楽しみながら活動でき た。 どんぐり植樹祭 逃げ地図づくり IDEA 研修 どんぐり集会 保幼小合同避難訓練 学び発表会

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・お茶の間防災会議の実施(全学年・保護者) 長期休業中に家庭での防災意識を高めるために「非常持ち出し品の準備をしよう」 (夏季休業中)「災害伝言ダイヤルを体験しよう」(冬季休業中)をテーマに行った。 ・防災親子読書(2年) 読書活動として実施している親子読書に「防災の絵本」を取り入れ、親子で 本 を読み、感想を話し合った。 (4) 2年次の研究内容(1年次にさらに加えて) ア「知る」・・・自然災害に関する知識を身に付けるために ・DIG訓練(5・6年) 地区別に分かれて地図を囲み、災害時の対応を考えた。5年生は、親子活動で 行い、保護者の意識を高めることにもつながった。 イ「体験する」・・・主体的に行動する態度を育成するために ・AR技術を用いた防災体験(4~6年) 愛知工科大学工学部の板宮朋基准教授が開発した AR アプリを使って浸水体験 と煙体験を行った。身の回りの風景に火災や浸水の様子を重ねて表示する仕組み になっていて、より現実的に災害の様子をイメージすることができた。 ・防災体験学習(全学年) 6年生は心肺蘇生法と AED 体験、5年生は三角巾手当を体験した。より実践 的な体験学習にすることで「自分の力を役立てたい」と考える児童が多くなった。 ウ「行動する・伝える」・・・地域に貢献する意識を高めるために ・学び発表会(全学年) 今までの防災学習で学んだことをまとめ、保護者や地域の方へ伝えた。紙芝居、 ポスター、実演、パワーポイントなど、それぞれの学年に合った方法で伝えるこ とができた。 エ「連携する」・・・地域とともにある防災教育にするために ・防災マップ作り(4年) 千浜まちづくり協議会防犯防災部会の方と一緒に地域を歩き、大規模地震が起 きた際、危険が想定される「80 cm以上のブロック塀」「トランス付き電柱」「自 動販売機」を地図上にマークした。液状化の危険度と重ね合わせてマークしたこ とで、危険な場所が明らかになった。 ・様々な想定の避難訓練(保護者) 避難訓練を参観会で実施し、保護者も参加できるようにした。児童と保護者の 避難場所が違うことが確認できた。 防災キャンプ「三角巾」 防災キャンプ「避難所」 防災グッズ作り

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(4) 研究成果及び次年度の推進方向等 様々な防災学習の取り組みにより、児童、保護者、職員の防災への意識が高まった。 それは、アンケートの結果からも明らかである。児童評価アンケートでは、「地震や 火事の時の避難の仕方がわかる」の質問に対し96.4%の児童が肯定的な評価をしてい る。保護者アンケートでも「子どもが災害時の身の守り方を理解している」の質問に 対し、92.7%の保護者が肯定的な評価をしている。職員アンケートでは、「児童に防 災意識は育っているか」の質問に対し、100%が肯定的な評価をしている。また、「児 童は、非常時の動きを理解しているか」の質問に対しても100%が肯定的な評価をし ている。 防災意識の高まりにより、12月の地域防災訓練の参加率は、平成27年度66.8%、平 成28年度88.8%、平成29年度91.4%へ大きく向上した。児童の参加率があがってきた ことで、地域では小学生のできる訓練を用意してくれるようになってきた。今後、さ らに地域と連携し充実した地域防災訓練になっていくことが予想される。 【課題】 今後も防災教育が継続的に実施されるよう毎年、防災計画の見直しを行っていく。 学校の特色として防災教育を位置づけていく。 地域を巻き込んだ避難訓練の実施が必要である。地域参加型避難訓練を取り入れた り、役割を明確にした地域防災の日への参加をしていく。また、学校が避難所になっ たことを想定した避難所運営訓練にも取り組んでいきたい。そのような取組を通して、 地域に貢献できる児童の育成を図っていく。 AR防災体験 心肺蘇生法・AED体験 防災マップ作り

参照

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