○
写
燕市監委告示第15号
地方自治法第199条第7項の規定に基づき監査を実施したので、その結果について同
条第9項の規定により別紙のとおり公表する。
平成27年11月27日
燕市監査委員 五 十 嵐 昭 五
同 大 久 保 重 孝
同 中 山 眞 二
公の施設の指定管理者監査結果報告書
1 監査の実施概要 (1)監査の目的 地方自治法(昭和 22 年法律 67 号)第 199 条第 7 項の規定に基づき、公の施設の指定管理 者について、公の施設の管理・運営が指定管理者制度の目的に沿って適切に行われているか について監査を実施した。 (2)監査の対象団体 平成 24 年度から燕市が地方自治法第 244 条の 2 第 3 項の規定に基づき、公の施設の管理 を行わせている次の施設の管理・運営を行った指定管理者について、監査を行った。 指定管理者名 施設名 所管部署 交通公園運営グループ 燕市交通公園 都市計画課 (3)監査の期間 平成 27 年 10 月 9 日(金)~11 月 25 日(水) ヒアリングの実施 日 時 11 月 9 日(月) 午前 10 時 15 分~11 時 25 分 場 所 燕市民体育館 (4)監査の方法及び着眼点 監査の実施にあたっては、次の項目を主な着眼点とし、関係帳簿・関係書類等を調査すると ともに、関係職員からの説明を聴取するなどの方法で実施した。 ・施設は、関係法令の定めるところにより適切に管理されているか。 ・協定等に基づく義務の履行は、適切に行われているか。 ・利用促進のための努力が行われているか。 ・施設管理に係る収支会計経理は、適正に行われているか。 ・施設管理に係る出納関係帳簿・記帳などは、適正に行われているか。 ・施設管理に係る各種諸規程は、整備されているか。2 監査対象「団体」の概要 (1)交通公園運営グループの状況 名称 交通公園運営グループ 【代表者】 名称・代表者 所在地 設立年月日 法人構成 主な事業・事業内容 グリーン産業株式会社 代表取締役 荒川義克 新潟市中央区神道寺 2 丁目 2 番 10 号 昭和 46 年 3 月 30 日 ≪役員数≫ 8 人 ≪社員数≫300 人(正社員 110 人、臨時等 190 人) 計 308 人 指定管理者業務、法面工事、造園工事、ゴルフ場関連工事 大径木移植技術、メンテナンス、屋外体育施設工事 調査・設計・研究分野研究開発、清掃・保守・管理業務 コンクリート構造物維持補修・補強工事 【構成員】 名称・代表者 所在地 設立年月日 法人構成 主な事業・事業内容 株式会社青山組 代表取締役 柄澤宏吉 燕市新生町 214 番地 昭和 54 年 11 月 8 日 ≪役員数≫ 3 人 ≪社員数≫15 人(正社員 13 人、臨時等 2 人) 計 18 人 土木工事、建築工事、管工事、舗装工事、造園工事 産業廃棄物の収集及び処分 社員配置の状況 正規社員 0 名 非正規社員 4 名(常勤的臨時社員 4 名、パート職員 0 名) 3 監査対象「施設」の概要 (1)施設の概要 燕市交通公園 ・設置目的:児童の健全な遊戯とあわせて児童に交通知識や交通道徳を体得させること。 ・所 在 地:燕市大曲 3375 番地 ・公園面積:37,819.9 ㎡ ・当初建設年度:昭和 54 年度 ・増設建設年度:平成 19 年度 ・施設の内容:旧管理棟(ラジオ放送局兼展示場、鉄骨造平屋建 168.08 ㎡)、管理棟(木造 平屋建 255.05 ㎡)、ゴーカート倉庫(鉄骨造平屋建 60.00 ㎡)、サイクルモ ノレール倉庫(木造 2 階建 60.00 ㎡)、屋外便所(鉄筋コンクリート壁式構 造平屋建 19.00 ㎡)、四阿(5 棟)、芝生と池の公園(2,645.0 ㎡)、交通公 園(1,268.0 ㎡)、お山の公園・サーキットコース(1,736.5 ㎡)、アプローチ 広場(387.6 ㎡)、芝生広場・展望の丘 他(4,157.5 ㎡)、駐車場(426.7
・利用日、利用時間 施設名 利 用 日 利用時間 有料施設 ゴーカート サイクルモノレール 3 月 25 日~11 月 15 日 午前 9 時~午後 5 時 無料施設 公園施設 3 月 25 日~11 月 15 日 午前 9 時~午後 5 時 ただし、7 月 1 日~8 月 15 日 午前 9 時~午後 7 時 ただし、8 月 16 日~8 月 31 日 午前 9 時~午後 6 時 30 分 駐車場 1 月 1 日~12 月 31 日 終日解放 ・休館日 施設名 休 館 日 有料施設 ゴーカート サイクルモノレール 11 月 16 日~3 月 24 日及び毎週水曜日 無料施設 公園施設 ・有料施設使用料 区分 内容 金額(円) ゴーカート 1 回 1 周 1 人用 100 2 人用 150 ポイント 10 個収集者 0 サイクルモノレール 1 回 1 周 子ども(中学生以下) 50 大人(高校生以上) 100 ※平日に限り、20 人以上の団体は上記金額の 50%とする。 (2)平成 26 年度施設利用実績(平成 26 年度事業報告書より抜粋) (単位:人) 区分 ゴーカート サイクルモノレール 総計 1 人用 2 人用 合計 子ども用 大人用 合計 4 月 2,124 11,128 13,252 0 0 0 13,252 5 月 2,498 11,828 14,326 0 0 0 14,326 6 月 937 5,600 6,537 0 0 0 6,537 7 月 974 4,588 5,562 351 300 651 6,213 8 月 1,984 7,764 9,748 2,086 2,384 4,470 14,218 9 月 1,568 10,144 11,712 2,331 3,772 6,103 17,815 10 月 966 6,642 7,608 1,392 2,401 3,793 11,401 11 月 266 1,398 1,664 288 425 713 2,377 3 月 551 2,166 2,717 1,022 1,075 2,097 4,814 計 11,868 61,258 73,126 7,470 10,357 17,827 90,953 ※ゴーカート 2 人用は、2 人乗りのため 2 名で換算しています。 ※改修工事のため、4/1~7/25 サイクルモノレール休止
(3)平成 26 年度施設利用料金の収入状況(平成 26 年度事業報告書より抜粋) (単位:円) 月 ゴーカート サイクルモノレール 総計 1 人用 2 人用 合計 子ども用 大人用 合計 4 月 212,400 836,350 1,048,750 0 0 0 1,048,750 5 月 249,800 883,900 1,133,700 0 0 0 1,133,700 6 月 93,700 423,875 517,575 0 0 0 517,575 7 月 97,400 344,950 442,350 17,550 30,000 47,550 489,900 8 月 198,400 579,200 777,600 104,300 238,400 342,700 1,120,300 9 月 156,800 759,300 916,100 116,050 376,200 492,250 1,408,350 10 月 96,600 498,150 594,750 69,600 240,100 309,700 904,450 11 月 26,600 108,300 134,900 14,400 42,500 56,900 191,800 3 月 91,500 272,450 363,950 51,100 107,500 158,600 522,550 計 1,223,200 4,706,475 5,929,675 373,000 1,034,700 1,407,700 7,337,375 ※改修工事のため、4/1~7/25 サイクルモノレール休止 (4)平成 26 年度の収支状況(平成 26 年度事業報告書より抜粋) (単位:円) 科目 予算額(A) 決算額(B) 差引額(B)-(A) 収 入 指定管理料 4,631,800 4,631,800 0 自主事業収入 750,000 2,787,100 2,037,100 利用料金 5,459,000 7,469,001 2,010,001 その他 0 20,669 20,669 収入合計 10,840,800 14,908,570 4,067,770 支 出 人件費 2,700,000 2,620,251 △79,749 臨時社員 2,340,000 2,341,314 1,314 法定福利 360,000 278,937 △81,063 管理費 2,430,800 3,933,798 1,502,998 修繕費 343,000 450,136 107,136 備品購入費 0 0 0 消耗品費 411,000 940,917 529,917 燃料費 206,000 319,788 113,788 光熱水費 842,000 1,312,837 470,837 (うち電気料) (705,000) (1,031,207) (326,207) 通信運搬費 154,000 167,646 13,646 広報費 83,000 0 △83,000 印刷製本費 21,000 16,200 △4,800 保険料 105,000 118,099 13,099 公租公課 192,000 457,431 265,431
リース料 60,000 27,324 △32,676 委託料 4,938,000 5,643,286 705,286 保安警備 218,000 228,096 10,096 設備管理 4,114,000 4,616,750 502,750 一般廃棄物 51,000 179,600 128,600 その他 555,000 618,840 63,840 その他 568,000 568,000 0 一般管理費 568,000 568,000 0 自主事業費 204,000 2,143,235 1,939,235 目的外使用料 145,000 0 △145,000 自販機振込手数料 4,000 0 △4,000 イベント費 55,000 2,143,235 2,088,235 支出合計 10,840,000 14,908,570 4,068,570 (5)平成 26 年度の業務実績(平成 26 年度事業報告書より抜粋) ①維持管理業務実績 作業項目 実施日 実施 体制 内 容 清掃 (日常) 水曜日を除く毎日 2 人 管理棟内及び公衆トイレ 保守・ 点検 (日常) 水曜日を除く毎日 2 人~ 遊具、ゴーカート、管理棟内(空調設備・ ボイラー他) (定期) 9月、3月 サイクルモノレール点検業務(ジークリエ ―ション) 保安・警備 毎日 施設警備保障業務(アルソック) 小規模修繕 4月 外注 ゴーカート整備 6月 〃 シャッター修理 〃 〃 自転車修理 7月 直営 ベンチ修繕 〃 外注 低床台車修繕 8月 〃 ターザンロープ修繕 〃 〃 ゴーカート給水修繕 〃 〃 ゴーカート整備 9月 〃 ゴーカート整備 〃 〃 ゴーカート場フェンス撤去 10月 〃 トイレメンテナンス 〃 〃 ゴーカート修繕 〃 〃 漏電調査・修繕 2月 〃 ゴーカート整備
②運営業務実績 項目 実施月 内 容 ウェルカムフラ ワー設置 4月 ゴーカート乗り場付近の通路と緑の広場につながる通路 にウェルカム花壇を設置し、園内を明るく彩った。 こいのぼりを設 置 〃 こどもの日に向けて、ゴーカート乗り場にこいのぼりを 設置した。 ゴールデンウィ ークサービス 5月 大型連休中にゴーカートのポイントカードが貯まった方 にミニカーのプレゼントを行った。 緑のカーテン設 置 〃 管理棟に緑のカーテンを設置した。 七夕の短冊を設 置 6月 七夕に向けて利用者サービスの一環として笹と短冊を設 置した。 ミストシャワー の設置 7月 熱中症対策と快適性向上のためゴーカート場入口と休憩 室軒下にミストシャワーを設置した。 サイクルモノレ ールリニュアル オープン 〃 改修後のサイクルモノレールのリニュアルオープンの際 に、オープニングセレモニーと先着 100 名に無料乗車券 をプレゼントした。 アンケートボー ドの設置 〃 利用者の属性を把握するため、アンケートボードを設置 した。 ③自主事業実績 項目 開催日 参加者数 内 容 用具の貸し出し 4月1日(火)~ ボール、フラフープなど 燕さくらイベント 4月12日(土) 3,000 名 燕市観光協会、こどもの森との共催で「分 水おいらん道中」のプレイベントとして、 さくらイベントを行った。 はたらく車 展示 パトカー、白バイ、消防車、重機の展示 (燕警察署、燕消防署協力) キ ー ホ ル ダ ー作り オリジナルキーホルダー作り (燕商工会議所青年部協力) 花の販売 飲食販売 燕吉田のB級グルメを始めとした飲食物の 販売(吉田商工会青年部協力) 花絵プロジェクト 4月19日(土) 燕市大曲河川公園ファンクラブと協力し、 花絵作りを行った。 遊具の設置 5月~ エア遊具、バッテリーカーの設置をし、遊 びの選択肢を増やした。 越後丘陵公園と連携をし、丘陵公園のバラ
プレいちび 8月23日(土) 100 名 「200 メートルいちび」のプレイベントと して開催。交通公園の認知度向上、利用拡 大を図る。また、地域のイベントを共に盛 り上げるよう努めた。 ダンボール キ ャ タ ピ ラ ー レース ダンボールキャタピラーを使った競争を行 った。 ミニゲーム 輪投げゲーム、射的 木工体験 木工作の体験 フェイスペイ ントサービス 燕市観光協会の協力のもと、酒呑童子行列 のPRも兼ね実施。ゴーカート利用者への サービスとして行い、利用促進にもつなげ た。 クイズラリー 園内に隠れているクイズを解くクイズラリ ー 昔あそび体験 竹ポックリ、竹馬などの昔遊び体験 ウォーターバト ル in ツバメルシェ 9月7日(日) 100 名 交通公園で行われたツバメルシェの中で、 水鉄砲大会を行った。 レザークラフト 教 室 12月3、10、 17日(水) 8 名 平日の休憩室を活用し、レザークラフトの 小物作り教室を行った。 4 監査の結果・意見 (1)調書、聴き取り、実地による確認事項 ①施設は、協定書に基づき適切に管理されていた。施設の営繕に関しても、都市計画課との 連携を密にしながら、利用者の声に応えられるよう努めていると認められた。 ②事業報告書は概ね適正に作成されていたが、内容に一部訂正の必要な箇所が見受けられた。 ③協定書に記載されている備品について、一部入れ替え時期の不明な備品が見受けられた。 ④指定管理料の請求・受領について、年度協定書で定めた期日より遅れて支払われているこ とがあった。 ⑤収支会計経理においては、施設管理に係る領収書類の整備・保存は適切に行われていたが、 利用料金の取扱いに一部不明確な対応がみられた。 ⑥平成 26 年度の施設の利用状況については、ゴーカート 73,126 人、サイクルモノレール 17,827 人、合計 90,953 人で、サイクルモノレール休止の影響により前年度に比べて減少 した。また、利用料金収入については、ゴーカート 5,929,675 円、サイクルモノレール 1,407,700 円、合計 7,337,375 円だが、ゴーカート収入の増加により前年度に比べて増加 した。 (2)意 見 監査の結果、概ね適正に執行されているものと認められたが、一部改善及び検討を要する
事項が見受けられた。 燕市交通公園の指定管理者の指定期間が二期目を迎えている。市が行ってきた公共サービスの 基準、施設に関する情報や管理におけるノウハウを継承していくことが必要であり、また、指定 管理者が施設の管理運営を行う上で獲得したノウハウなどさまざまな情報を蓄積していくことも 必要である。 緊急時の対応については、毎年春に事故や災害を想定した訓練を実施しているとのことで あるが、職場の実態にあったマニュアルを作成し、緊急時に子どもたちを安全に誘導できる よう具体的な役割分担を明確にし、いつでも確認できるような方法を検討する必要がある。 利用者が増えることにより、想定外の問題の発生も考えられるが、所管課との協議につい ては、定期的に情報の共有を行い、改善が図られている。 芝生の管理については苦慮されているようであるが、除草剤を使用しないことによる利用 者の安心は図られているが、効果及び経済性について、十分検証し検討する必要があると思 われる。 新たなイベント誘致や新しい遊具の導入による増収に向けた創意工夫が積極的に行われて いる点は評価できる。特別なレジャーを楽しむわけでなく、家族とのコミュニケーションの 時間を重視し、近くて、安くて、ゆっくり家族と過ごす、子どもから大人まで楽しめる憩い の場とし市民だけでなく、市外からの利用者も増加してきている。また、冬季休園中におい ても、レザークラフト教室を開催するなど、自主事業の積極的な展開が図られている。今後 も住民サービスの向上を図るため、更なる充実をお願いしたい。 (3)都市計画課への意見 指定管理者による公の施設の管理については、今や指定管理者抜きに市における施設の管理運 営は考えられない状況にある。 今年度から定期的に連絡調整会議を開催し、管理状況の確認を行っているとのことであるが、 指定管理者とともに、一層効果的、効率的な施設の管理運営に当たるよう努められたい。 指定管理者の能力が十分に活用され、安定した経営につながるよう、指定管理者の意欲を引き 出すインセンティブとなる要素を明確化し、指定管理者と市が協働して公の施設の管理運営を行 うことにより、更なる住民サービスの向上が図られることを期待するものである。