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(1)

平成23年度

「地域密着型金融の取組み状況」について

 北國銀行では、

「豊かな明日へ、信頼の架け橋を」という企業理念のもと、地域金融機関

として円滑な資金供給と多様で良質な金融サービスの提供を通じて、地域社会の更なる

発展と地域経済の活性化に貢献するため、平成21年度から23年度の3年間を期間とす

る「地域密着型金融の取組み方針」を策定し、実践してまいりました。

 このうち、平成23年度の取組み状況につきまして、できる限り分かりやすく紹介させ

ていただくため、本書を作成いたしました。ご高覧いただければ幸いに存じます。

 

 平成24年4月からは、新たな中期経営計画「QCS’S(Q シーズ)」を策定しスタートいた

しました。本計画には、地域密着型金融の推進に繋がる取組みが含まれており、この計画

に基づいた施策をひとつずつ着実に実現させていくことが重要と考えております。

「地域密

着型金融の取組み方針」につきましても、その実施期間を中期経営計画「QCS’S(Q シーズ)」

にあわせて改訂し、中期経営計画と同様に平成24年度からの3年間を実施期間として取組

んでまいります。

基本方針

(1)本業支援

当行と地域のお客さま、さらには地域社会とが共存共栄していくために、

お客さまの真のニーズとしての本業支援に積極的に取組んでまいります。

(2)全行運動

全役員全職員が地域密着型金融の実践に対し、積極的に取組んでまいります。

(3)継続運動

地域の活性化のために、短期的な取組みではなく中長期的な継続した取組みとして

地域密着型金融を位置づけます。

【CONTENTS】

顧客企業に対するコンサルティング機能の発揮

地域の面的再生への積極的な参画

地域や利用者に対する積極的な情報発信  

平成24年5月

1 3 5

(2)

顧客企業に対するコンサルティング機能の発揮

① 創業・新事業開拓、成長企業、事業承継への取組み

◎お客さまとの接点を強化し、お客さまのニーズを吸収します。

◎産学官との連携を強化し、地域経済活性化のためのコーディネーターとしての役割を果たしていきます。

◎ビジネスマッチング業務を再構築し、機能強化を図っていきます。

◎事業承継、国際業務などの専門性の高い業務に強い人材を育成していきます。

第5期北國エグゼクティブカレッジを開講

  (23年6月~24年3月)  コーディネーターに北陸先端科学技術大学院大学教授を招き、全12講 義を実施。実践的な経営改革手法の提供や参加者相互のネットワーク形 成に役立つ場を提供しています。 ※若手経営者を中心に16名が受講 平成 23 年度の具体的な取組み内容

「いしかわ産業化資源活用推進ファンド」の活用促進

 平成20年5月に創設された同ファンド(基金総額:200億円 うち当 行80億円拠出)では、地域資源活用、農商工連携、医商工連携を支援す るための助成を行っています。  中小企業支援ネットワーク強化事業の専門家派遣を活用した申請など、 行員が同ファンドの申請手続きを支援しました。  セミナーを実施し、同ファンドの地域企業への紹介や行員の知識向上 に努めました。 平成23年度総認定件数 66件  うち当行取引先 60件  うち当行よりの紹介案件 15件  うち中小企業支援ネットワーク強化事業活用 5件 方 針

【創業・新事業開拓】

平成23年5月 行員向けセミナー実施 参加者:58名 平成23年6月 お客さま向けセミナー実施 参加者:82名

創業・新事業開拓

事業承継

成長企業

経営改善・事業再生

(3)

中小企業再生支援協議会の活用

※金額は支援決定時の債権残高です 中小企業再生支援協議会との連携による事業再生

再生支援取組み状況

※上記先数には正常先を含んでおりません ※経営改善支援取組み率の対象となる債務者数(正常先除く)は5,941先です

海外進出支援の取組み

●上海、シンガポール駐在員事務所による海外現地法人訪問とニーズ 発掘  ・ 取引先海外現地法人訪問件数 上海駐在員事務所:95件         シンガポール駐在員事務所:82件  ・ 取引先調査依頼件数     上海駐在員事務所:35件         シンガポール駐在員事務所:14件 ●ニューヨーク、上海、大連、シンガポールへトレーニー派遣(各1名) ●海外進出支援のため、行員を取引先海外現地法人へ派遣(2名) 海外ビジネス商談会等

経営相談所の有効活用

●北國銀行経営相談所(金沢市片町に設置)では弁護士、税理士によ るお取引先の法務、税務相談に対応しています。  法務・税務相談件数:575件 ●平成23年度より、中小企業支援ネットワーク強化事業の相談窓口、 事務局事務所としても活用しています。

かが能登かなざわ中小企業応援センターの活用

 石川県中小企業団体中央会とのコンソーシアムを組成「かが能登かな ざわ中小企業応援センター」を設立し、事業を実施しています。 ●専門家派遣実績:企業数125社 / 派遣回数:367回 ●公的認定制度実績:活性化ファンド / 補助金12件           経営革新 / 協会保証別枠2件 ●石川県中小企業団体中央会との共同セミナー、商談会開催:3回

ビジネスマッチング業務の取組み

●不動産活用ニーズに対する建設業者のご紹介:情報123件         成約21件 ●コンビニエンスストア運営及び不動産活用ニーズに対するコンビ ニエンスストアのご紹介:情報20件、成約5件

ビジネス商談会

●第7回 FIT ネット商談会主催 :当行取引先参加企業248社       商談件数969件 ●第8回三行ビジネス商談会参加:当行取引先27社、商談件数32件 ●日本航空との個別商談会開催 :参加企業12社、成約9社 ●ローソンとの個別商談会開催 :参加企業3社、3社とも商談継続中 ●ドゥマン(オンライングルメサイト運営会社)との個別商談会開催        :参加企業15社

【事業承継】

事業承継コンサルティング

 地域企業の事業承継問題解決のため、専門知識をもった本部行員の帯 同、外部機関との連携によるコンサルティングを実施しています。 ●本部行員帯同実績:212件 ●株式、事業資産買取融資:14件 /3,703百万円 ●石川県・富山県税理士との業務提携:6事業所

【成長企業】

開催年月 商談会名 実績 H23.5 チャイナビジネスセミナー&交流会 in 蘇州(地銀4行主催) 参加企業 79社  うち当行取引先 19社 H23.9 日中ものづくり商談会@上海 2011 出展企業 469社  うち当行取引先 13社 H23.10 金沢商談会 in 大連2011 日本企業 (全て当行)13社 中国企業 28社 商談件数 53件 H23.11 ビジネス商談会 in 南京2011 日本企業 (全て当行)14社 中国企業 48社 商談件数 89件 H24.2 チャイナビジネスセミナー&交流会 in 上海(地銀5行主催) 参加企業 169社  うち当行取引先 33社

② 経営改善、事業再生への取組み

◎お客さまとのリレーションを強化し、早い段階からの経営改善支援に取組みます。

◎経営改善の事例等を公表することにより、再生ノウハウの共有化を図っていきます。

◎企業の過剰債務解消や社会の変化に応じた事業再構築のお手伝いをしていきます。

方 針 再生計画策定先 5先 1,141百万円  うちメイン行として案件を持ち込んだ先 2先 312百万円 第二会社方式による事業再生 1件 経営改善支援取組み先 2,417先  うち再生計画策定先 2,408先  うちランクアップ先 81先 経営改善支援取組み率 ランクアップ率 再生計画策定率 40.7% 3.4% 99.6%

金融円滑化への取組み

●外部機関・専門家を活用し、実現性の高い経営改善計画の策定を支 援しています。 ●継続的なモニタリングを通じて、業績不調先や計画未達先を支援し ていきます。

経営支援体制の強化

 お取引先の事業価値を見極めた融資手法を確立するためには、中小企 業向け融資判断に有効と思われる財務情報以外のお取引先の情報(これ を定性情報といいます)の蓄積が必要と考え、定性情報の蓄積による信 用格付制度高度化を実施しています。また、自己査定を精緻化、業務の 効率化によりスピードアップを図り、お取引先への訪問を増やすととも に、審査部による営業店出張相談、案件審査研修、企業査定研修、法人営 業等の研修、店内研修により、行員の目利き能力向上に努め、経営支援体 制を強化し、コンサルティング機能を高めていきます。 平成 23 年度の具体的な取組み内容

(4)

いしかわ次世代産業創造ファンドへの参画

 石川県が、産学官連携強化により、石川県経済の一翼を担う次世 代産業の創出・育成をおこなうファンドを創設。当行も地域金融機 関と連携し参画しました。

いしかわ里山創成ファンドへの参画

 石川県が、里海里山の資源を活用した生業の創出をはじめとする、 里山を元気にする民間の取組みを支援するファンドを創設。当行も 地域金融機関と連携し参画しました。

(財)北國銀行産業振興財団による助成

 平成23年12月に、9企業・1組合に総額1,300万円を助成しま した。これにより、過去29回にわたり、累計344件4億5,800万 円の助成を行いました。

地域貢献につながるポイントサービス

 北國ポイントサービス「ハッピース」は、お客さまの当行とのお取 引内容に応じて、ローンの金利や手数料の割引などの特典をご提供 するサービスです。月々のポイントを貯めて提供企業のポイント交 換や地元団体、大学へのポイント募金などにご利用いただけます。

地域の面的再生への積極的な参画

◎長期的な視点に立って、地域経済の活性化につながる取組みを地道に行っていきます。

◎公民連携を通じて地域活性化事業への参画・支援を行っていきます。

◎幅広い世代に対して金融経済教育のさらなる充実を図るとともに、企業見学や職場体験も積極的に受入れし

 ていきます。

ファンド規模 130億円 平成23年度 事業助成金採択事業 21団体  うち当行取引先 17団体 ファンド規模 53億円 平成23年度 事業助成金採択事業 11団体  うち当行取引先 3団体 ポイント交換企業 地元百貨店2社、ドラッグストア1社 ポイント募金先 子育て支援活動財団1先、地元国立大学基金2先 募金状況 715件 / 415,510ポイント 年度末会員数 282,492人 方 針 平成 23 年度の具体的な取組み内容

(財)北國銀行産業振興財団

による助成

地域貢献につながる

ポイントサービス

いしかわ次世代産業

創造ファンドへの参画

いしかわ里山創成

ファンドへの参画

(5)

地域に根ざしたサービス・活動

お客さまの声の吸収

 お客さまの声を真摯に受け止め、商品・サービスの質を継続的に改善す るため、お客さまのご意見・ご要望を把握し、形にする仕組みづくりを進 めています。

金融経済教育の充実

金融経済教育セミナーに講師を派遣 企業見学、職場体験の積極的受入れ その他:「エコノミクス甲子園」石川大会を継続開催しました。

サービス介助士、認知症サポーターの養成

 サービス介助士・認知症サポーターを養成し、お客さまに利用しやすい 銀行窓口を目指します。

障がい者に配慮した対応

金融犯罪対策への取組み強化

●地域警察と連携した振り込め詐欺防止キャンペーン、ロールプレイ ングを実施。 ●「振り込め詐欺被害ゼロの日」(年金支給日)を設定し、店外 ATM 巡回を実施。 平成 23 年度の具体的な取組み内容 内容確認 内容確認 登録 報告 登録 対応依頼 内容確認・対応検討 お 客 さ ま の 声 経 営 営業店 「お客さまの声」 登録システム お客さま相談所 ご意見・ご要望カードアンケート/ホームページ サービス・事務 意見箱 報告 報告 本 部 担 当 部 署 改善指示 改善指示 報告 対応・改善 対応・改善 対応・改善 報告 お客さまの声を形にするしくみ お客さまの声 改善内容 ハッピーポイントの交換先、 能登地区での利便性向上 水族館、動物園の割引券やハッ ピーくんグッズなどが店頭で交 換可能になりました。 テレホンバンキングの 自動音声が聞き取りにくい テレホンバンキングの音声ガイダ ンスを機械音声からオペレーター の録音音声に差替えしました。 中学生向け 実施回数: 4回 297名が参加 短・大学・大学院生向け 実施回数: 8回 延べ約550名が参加 社会人向け 実施回数: 8回 312名が参加 金沢学院大学への寄付講座 実施回数:15回 延べ約250名が参加 小学生 「夏休み親子銀行探検隊」 26組62名が参加 「企業見学」 6校78名が参加 中学生 「企業見学」 20校55名が参加 高校生 「企業見学」 4校41名が参加 大学生 「企業見学」 2校59名が参加 サービス介助士資格取得者(24年3月末現在) 132名 認知症サポーター(24年3月末現在) 225名 視覚障がい者対応 ATM 設置率 100% 23年度振り込め詐欺未然防止実績 36件31店舗 合計60,516千円 視覚障がい者対応 ATM を 積極的に導入しています。 音声案内用 ハンドセット 各所に点字 地元婦人会と警察署との合同キャンペーン

(6)

地域や利用者に対する積極的な情報発信

情報開示態勢の充実

ホームページ

 新鮮な情報をタイムリーに掲載し、分かりやすく、使いやすいホームページになるよう努力しています。

北國銀行のホームページのご紹介

地域密着型金融取組事例の紹介

 東海財務局が地域密着型金融の一層の推進を図ることを目的に開催した「地域密着型金融 シンポジウム」において、頭取が「活性化ファンド・かが能登かなざわ中小企業応援センター の取組み」と題し、事例紹介を行いました。

取組みに対する北陸財務局の顕彰

 当行地域密着型金融の取組みの中で「外部機関等との連携による経営改善支援」の取組みに 関し、北陸財務局より顕彰されました。

CSR レポート、ミニ・ディスクロージャー誌

 当行の取組みを、読みやすく、理解しやすい冊子となるよう努力しています。  CSR レポートでは、ステークホルダー(利害関係者)の皆さまとのかかわりという観 点から、当行がステークホルダーの皆さまにお伝えしたい重要な項目を選定し、まとめ ています。  地域の銀行として、全行員が一丸となって取組んだ活動の現状と成果をできるだけ多 くの方に手にとって読んでいただけるような誌面づくりを心がけています。  法人のお客さまや個人のお客さまそれぞれに 商品やサービスに関する情報を詳しく紹介して います。  地域密着型金融や金融円滑化への取組み等の 情報を掲載するとともに、やってく!CSR! の詳細なデータや、金融教育・環境などへの取 組みについて紹介しています。  地域密着型金融の取組み方針および進捗状況 を公表しています。 お客さま 地域への取組み 地域密着型金融 平成 23 年度の具体的な取組み内容 北國銀行 CSR レポート2011 北國銀行ミニ・ディスク ロージャー誌2011.9

◎地域密着型金融のメリットであるコンサルティング機能や長期的・安定的な金融仲介機能の提供について、お

 客さま目線に立った分かりやすい情報発信に努めてまいります。

方 針

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