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第 9 次 目黒区交通安全計画 平成 28 年度 ~ 平成 32 年度 平成 28 年 4 月 目黒区

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第9次

目黒区交通安全計画

平成28年度~平成32年度

平成28年4月

目黒区

(2)

交通安全目黒区宣言

近時、車両交通のふくそうに伴い、区内

における交通事情は悪化の一途をたどり、

事故が日とともに激増の傾向にあることは、

誠に憂慮にたえないところである。

目黒区は、人命尊重の基本理念に基づき、

交通事故の絶滅を期するため、ここに交通

安全区たることを宣言する。

昭和45年3月14日

(3)

は じ め に

区では、交通安全対策基本法に基づき、昭和50年度以降、5年ごとに「目黒区 交通安全計画」を策定し、区及び関係機関が一体となって各種の施策を展開してま いりました。計画に基づく施策の実施により、区内の交通事故死傷者数は平成22 年の1,168人から平成27年には678人と大きく減少しました。 一方、放置自転車対策につきましては、平成17年度に「目黒区放置自転車対策 基本計画」を策定し、自転車駐輪場の整備等の環境整備や自転車利用の適正化を図 り、放置自転車の台数は平成22年の1,220台から平成27年には390台と 大きく減少しました。 しかしながら、痛ましい交通事故や円滑な交通を阻害する放置自転車が全く無く なったわけではありません。特に自転車事故については、区内全事故数に占める割 合が23区の平均を上回る傾向がみられ、交通ルールの遵守や交通安全意識の向上 が強く求められています。 そこで、総合的に交通安全施策を推進していくため「目黒区放置自転車対策基本 計画」を「目黒区交通安全計画」に統合することとし、関係機関、区内関係団体、 区民の皆さんからご意見をいただき「第9次目黒区交通安全計画」として策定しま した。 この計画では、平成28年度から32年度までに講ずべき交通安全対策を掲載し、 目標像を「交通事故のない安全で快適に暮らすことができるまち」としました。 区としましては、区民の皆様をはじめ、警察、関係団体、関係機関の皆様ととも に交通安全対策に積極的に取組み、「交通事故のない安全で快適に暮らすことがで きるまち」の実現を目指してまいります。 平成28年4月 目黒区長

(4)

目 次 第1部 総論 第1章 計画の考え方 ・・・・・・・・ 1 1 計画の主旨 ・・・・・・・・ 1 2 計画の期間 ・・・・・・・・ 1 3 計画の位置付け ・・・・・・・・ 1 第2章 これまでの取組と課題 ・・・・・・・・ 2 1 交通安全計画による取組 ・・・・・・・・ 2 2 放置自転車対策基本計画による取組 ・・・・・・・・ 8 第2部 計画の目標と施策 ・・・・・・・・ 11 第1章 計画の目標 ・・・・・・・・ 11 第2章 施策 ・・・・・・・・ 11 第3部 施策体系 ・・・・・・・・ 12 第4部 分野別施策 ・・・・・・・・ 14 第1章 子どもと高齢者の交通安全対策の推進(重点施策) ・・・・・・・・ 14 1 基本的な考え方 ・・・・・・・・ 14 2 施策の一覧 ・・・・・・・・ 14 3 取組内容 ・・・・・・・・ 15 第2章 総合的な自転車対策の推進(重点施策) ・・・・・・・・ 19 1 基本的な考え方 ・・・・・・・・ 19 2 施策の一覧 ・・・・・・・・ 19 3 取組内容 ・・・・・・・・ 20

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第3章 交通安全啓発の推進 ・・・・・・・26 1 基本的な考え方 ・・・・・・・26 2 施策の一覧 ・・・・・・・26 3 取組内容 ・・・・・・・27 第4章 危険・違反運転事故の防止 ・・・・・・・30 1 基本的な考え方 ・・・・・・・30 2 施策の一覧 ・・・・・・・30 3 取組内容 ・・・・・・・31 第5章 事故防止に向けた道路環境の整備 ・・・・・・・35 1 基本的な考え方 ・・・・・・・35 2 施策の一覧 ・・・・・・・35 3 取組内容 ・・・・・・・36 第6章 緊急・災害時における交通の確保 ・・・・・・・42 1 基本的な考え方 ・・・・・・・42 2 施策の一覧 ・・・・・・・42 3 取組内容 ・・・・・・・43 第7章 交通安全を推進するための体制の維持向上 ・・・・・・・46 1 基本的な考え方 ・・・・・・・46 2 施策の一覧 ・・・・・・・46 3 取組内容 ・・・・・・・47 資料編 ・・・・・・・49

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用語の意味

本書で使用している用語の意味は、次のとおりです。 用語 意味 交通事故 道路交通法第2条第1項に規定されている道路において、車両、路面電車 及び列車(軌道車)の交通によって起こされた人の死亡又は負傷を伴った 事故をいう。 死亡(死者) 交通事故の発生から24時間以内に死亡した場合(人)をいう。 重傷(重傷者) 交通事故により負傷し加療日数が30日以上の場合(人)をいう。 軽傷(軽傷者) 交通事故により負傷し加療日数が30日未満の場合(人)をいう。 負傷(負傷者) 重傷(重傷者)と軽傷(軽傷者)の合計をいう。 死傷者 死亡(死者)、重傷(重傷者)、軽傷(軽傷者)を結合したものをいう。 当事者 交通事故に関係した人をいうが、車両、路面電車及び列車(軌道車)が関 係した事故の運転者については、運転中の車両、路面電車及び列車(軌道 車)を当事者としている。 第1当事者 過失(違反)がより重いか又は過失(違反)が同程度の場合は、被害がよ り小さい方の当事者をいう。 第2当事者 過失(違反)がより軽いか又は過失(違反)が同程度の場合は、被害がよ り大きい方の当事者をいう。 子どもの事故 幼児、小学生、中学生が関与した交通事故をいう。 高齢者の事故 年齢65歳以上の人が関与した交通事故をいう。 幹線道路 玉川通り(国道246号線)、目黒通り、山手通り、駒沢通り、環七通り、 淡島通りをいう。 放置自転車 放置自転車には50cc以下の原動機付自転車を含む。

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1

第1部 総論

第1章 計画の考え方

1 計画の主旨

目黒区の交通安全対策に関する計画は、交通安全対策基本法に基づき、昭和50年 度以降、5年ごとに「目黒区交通安全計画」を策定し、その計画に基づいて区及び関 係機関等が一体となって各種の施策を実施してきました。 一方、放置自転車対策に関する計画は、平成17年度に「目黒区放置自転車対策基 本計画」(計画期間:平成17年度~平成26年度)を策定し、自転車利用の環境整 備や適正化を図ってきましたが、総合的な自転車対策を推進するため計画期間を1年 延長し、「目黒区交通安全計画」と統合することとしました。 計画に基づく施策の実施により、区内の交通事故死傷者数は大きく減少しました。 しかし、放置自転車対策については見直しや新たな取組が必要であり、自転車の違反 行為に対する厳罰化に伴う利用ルールの徹底、区の道路状況に合わせた安全な自転車 走行環境の整備などが求められています。 第9次となる「目黒区交通安全計画」は、安全で快適なまちの実現を目指し、関係 機関の協力を得て策定します。

2 計画の期間

目黒区交通安全計画の計画期間は、平成28年度から平成32年度までの5年間と します。

3 計画の位置付け

(1) 交通安全対策基本法第26条及び第39条に基づき、国及び都の交通安全計画 と整合を図りつつ、関係する行政機関などの意見を聴き策定するものです。 (2) 目黒区基本計画の補助計画として位置付けられるものです。 (3) 「目黒区都市計画マスタープラン」の各分野を担うものです。 (4) 区の道路交通における交通事故防止に関する施策及び自転車対策を体系的に明 らかにし、総合的かつ効果的に推進するためのものです。 (5) 区や警察、消防などの行政機関、地域住民が一体となって実施するものとし、 国や都の施策及び民間の協力による事項も含みます。

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2

第2章 これまでの取組と課題

1 交通安全計画による取組

第8次交通安全計画では、平成27年までに「区内の交通事故死傷者数880人以 下」を目標に掲げ、「高齢者の交通安全の確保」「二輪車事故の防止」「自転車適正 利用の推進」「飲酒運転の根絶」を重点施策と位置付け、交通安全啓発と道路環境整 備に取り組んできました。 (1)交通安全啓発 ア 警察署と連携した交通安全啓発 警察署と連携し、保育園児を対象とした交通安全啓発を実施し、低年齢時からの交 通安全意識の醸成に取り組んできました。 地域が主催する交通安全事業(自転車安全教室や高齢者交通安全講習会、新入学予 定児童を対象とした交通安全教室など)への支援を行い、地域での交通安全意識の向 上に取り組んできました。 自転車安全教室では、警察官による運転ルールの説明の後、自転車の安全走行の訓 練、指導を行いました。また、併せて自転車の点検整備も行っており、区では啓発資 材やパンフレットの提供を行いました。 イ 区報等による啓発 区報や区ホームページを通じ、交通安全に関する記事の掲載のほか、道路交通法改 正に伴う交通ルールの周知や危険運転防止の呼びかけを行ってきました。 また、交通安全に関するパンフレットや啓発資材を作成し、地域が主催する交通安 全事業開催時や全国交通安全運動期間時に配布しました。 区立小学校の新入学児童には黄色い帽子を、保護者には交通安全パンフレットを配 布しました。 ウ 学校における交通安全教育 区立小学校では、新1年生を対象とした交通安全教室を実施しました。 4年生では、児童自身がグループで実際に地域を歩き、観察・調査し、危険な場所 等の地図を作成する「地域安全マップ作り」を通した安全教育を実施しました。 そのほか、警察署による交通安全指導要請のあった私立小学校や幼稚園に対して、 啓発資材の提供などの支援を行いました。

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3

また、区立小学校、中学校で平成25・26年度に自転車シミュレーターを活用し た交通安全教室を実施しました。 区立中学校では、平成23年度と平成26年度にスケアードストレイト手法※を用い た交通安全教育を実施しました。 ※スタントマンによる事故現場の再現を見ることで、恐怖感を実感し、事故につながる危険行為を未然に防ぐ ための教育手法です。 エ 通学路の安全点検 平成24年に、登下校中の児童生徒が巻き込まれる事故が全国で相次いで発生した ことを受けて実施した緊急合同点検を踏まえ、平成26年度に「目黒区通学路交通安 全プログラム」※を定めました。区では、教育委員会、道路管理者、交通管理者(警察)、 生活安全課、学校関係者が連携し安全点検を実施することとしました。 安全点検の結果、対策が必要とされた箇所には、危険注意喚起表示など、それぞれ の役割に応じた可能な対策を実施しました。 ※文部科学省、国土交通省、警察庁の連名で通知された、「通学路の交通安全確保に向けた着実かつ効果的な取 組の推進について」(平成25年12月)に基づき、継続的に通学路の点検を実施し安全確保を推進すること を目的として定めました。 (2)道路環境整備 ア 面的な交通安全規制・交通対策 八雲地区(八雲一丁目、二丁目、四丁目及び五丁目の一部)のコミュニティゾーン 整備事業は平成23年度に完了しましたが、学芸大学駅周辺地区においては、歩行者 の安全、快適な通行を確保するため、あんしん歩行エリア形成事業※を展開し、路側 帯のカラー化を行う等、歩行者優先の面的な交通安全対策事業を進めています。 ※「あんしん歩行エリア形成事業」 「交通安全施設等整備事業の推進に関する法 律」で、国土交通省・警察庁が総合的な安全対 策を面的に進める地区(エリア)を選定してい ます。 学芸大学駅周辺地区で歩行者及び自転車利用 者の安全な通行を確保するため、平成22年度 より整備を進めています。 一方、コミュニティゾーン整備事業は幹線道 路に囲まれた住居系地区における通過交通の進 入を抑え、地区の暮らしの安全を守ることを目 的として、イメージハンプ、イメージ狭さく、 カラー舗装など歩行者優先の交通安全対策を行 うものです。 世田谷区← →目黒区 「あんしん歩行エリア」

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また、生活道路等に進入する自動車に対して、事故発生時の歩行者の致死率が高く なる時速30kmを最高速度とした面的な制限をかける交通規制「ゾーン30」※に合 わせ、標識、路面表示による整備を継続的に進めてきました。 ※区域(ゾーン)を定めて時速 30kmの速度規制を実施するとともに、その他の安全対策を必要に応じて組み 合わせ、ゾーン内における自動車の走行速度や通り抜けを抑制する交通安全対策です。 イ 交通安全施設の整備 交通安全施設として、歩道や防護柵、道路標識、街路灯などの整備を継続的に進め てきました。 ウ 都市計画道路の整備 区内の都市計画道路は32.9kmが計画され、現在都において補助26号線、補助 46号線及び山手通りで事業を進めています。段階的に整備を進めていますが、その 完成率は、平成27年3月末現在56.5%と、東京都区部平均の64.2%を下回って います。 また、依然として都市間や都市内の道路網の骨格を形成する幹線道路を中心に交通 渋滞が発生し、交通渋滞を回避する車両が生活道路に流入するなどの問題が生じてい ます。 災害時の安全な避難路確保や救援活動等の円滑化、市街地の不燃化促進を図るため にも、事業区間の早期完成が求められています。 エ 災害に備えた道路・橋梁の整備 大規模地震発生時に橋梁が被災した場合、安全な避難や緊急車両の通行への影響が 想定されることから、橋梁の長寿命化修繕計画に基づき、安全性・耐久性等を確保す るための取組を進めてきました。 また、電柱などの倒壊により交通が遮断されるケースが想定されることから、都市 防災機能の強化として、関係機関と連携して山手通り、目黒通り、環七通りの電線類 地中化が進められました。 ■ゾーン30(目黒区柿の木坂付近) ■自動車の速度と歩行者の致死率の関係 警視庁資料より ゾーン30エリアの入 口に示す路面表示。 通過交通の速度を抑制 するためのイメージハ ンプ(減速帯)。 ドライバーから段差が 飛び出して見えるデザ インの路面表示を施す。

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オ 自転車走行環境の整備 交差点における自転車の出会い頭の事故対策として、自転車ストップマークなどの 整備を進め、平成20年度に目黒川緑道、平成23年度に呑川緑道において、自転車 専用通行帯の整備を行いました。 その後、平成24年度の国土交通省道路局・警察庁交通局「安全で快適な自転車利 用環境創出ガイドライン」※を受けて、自転車の通行場所と進行方向を明示するための 「自転車ナビマーク」の設置を、警察署と連携しながら進めてきました。 ※全ての道路利用者に自転車の通行ルールを徹底するなど、ハード、ソフトの両面から幅広い取組が行われる よう、関係する行政機関や地元住民、道路利用者等の関係者と連携して実施すべき事項について示されてい ます。 ■これまでの自転車専用通行帯等の整備状況 ■自転車ナビマーク 自転車 ナビマーク ■緑道における整備状況 目黒川緑道 呑川緑道

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(3)区内の交通事故の現状 ア 交通事故の推移 区内の交通事故の発生件数や死傷者数は、これまでの交通安全計画での対策効果や 道路、車両の安全技術の向上などから、年々減少しています。 平成26年では、発生件数644件、死傷者数709人であり、平成22年に対し て、発生件数、死傷者数ともに39%減少しています。 この減少傾向を維持し、死傷者数を継続的に減らせるよう、施策を実施していくこ とが必要です。 イ 年齢層別事故の推移 年齢層別の交通事故死傷者数は、いずれの年齢層でも減少しています。 しかし、子どもの死傷者数は、平成23年から26年ではほぼ変化が見られないほ か、幼児・小学生については徒歩での移動中、中学生・高校生については、自転車の 利用中に事故にあう比率が高くなっています。そのため、徒歩や自転車での移動中に 関する交通安全教育に重点的に取り組むことが必要です。 高齢者の事故死傷者数は、平成26年では75人であり、平成22年に比べて 39%減少しています。しかし、死亡・重傷の割合がほかの年齢層よりも高く、高齢 者に対する事故を未然に防ぐための重点的な取組が必要です。また、身近な場所で起 こっている事故が多いため、意識して事故に遭わない行動がとれるよう適切な交通安 全の啓発が必要です。 ウ 事故当事者の交通手段別の推移 交通手段別の事故件数は、平成22年から26年まで四輪車、二輪車、自転車、歩 行者のいずれも大きく減少しています。 このうち、自転車の事故関与率は平成22年から26年までおおむね40%前後で、 平成25年を除き23区全体の関与率を上回っています。都心区では関与率が比較的 低く、目黒区が住宅地であることを考え併せると、四輪車よりも自転車の関与率が相 対的に高いことに今後も大きな変化は無いものと考えられます。 このため、今後は、このことを区の地域性と捉えた継続的かつ効果的な自転車安全 利用の周知が必要です。 二輪車については、自動車からの視認性が低いことや車両間のすり抜け等の特有の 行動があり、二輪車に対する適切な交通安全の啓発が必要です。

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エ 駐車車両が関与する事故の推移 路上の駐車車両は、駐車車両への衝突、進路変更に伴う事故、駐車車両前後からの 飛び出しなど、交通事故を誘発する原因になっています。都内では駐車車両が関与す る交通事故が毎年発生しており、継続的な対策が必要です。 オ 飲酒運転、危険ドラッグ服用運転による事故の発生 都内における飲酒運転に関わる交通事故は、発生件数がほぼ横ばいの状態が続いて おり、依然として根絶の状況には至っていません。 また、近年では、危険ドラッグ等の薬物により正常な運転ができないおそれがある 状態で運転し、重大な事故を引き起こす事例が発生しており、飲酒運転と同様に、根 絶に向けた取組が必要です。 カ 自転車を取り巻く環境の変化 自転車利用に関しては、平成25年7月に「東京都自転車の安全で適正な利用の促 進に関する条例」が施行され、社会全体で自転車の安全で適正な利用を促進すること とされています。 また、道路交通法改正による違反行為に対する罰則強化や事故を起こした場合に高 額な賠償を求められる例もあり社会的な関心が高まっています。 このため、機を捉え、効果的に施策を展開することが必要です。 (4)交通安全対策に関する課題 区内の交通事故は全体的に大幅に減少しており、交通安全施設の整備や交通安全教 育の実施など、これまでの交通安全計画に基づく施策が大きな成果を上げています。 このため、これまでの施策を継続的かつより効果的、効率的な形で実施する一方、 今後も交通事故の根絶を目指して、子ども、高齢者、自転車の交通安全対策を重点的 に進めることが必要です。 ■自転車に関する道路交通法の改正 ▼平成23年9月12日施行 自転車道・歩道で自転車を一方通行とする規制標 識の新設 ▼平成25年12月1日施行 自転車の検査等に関する規定の新設 軽車両の路側帯通行に関する規定の整備 ▼平成27年6月1日施行 自転車の運転による交通の危険を防止するための 講習に関する規定の整備 ※危険な違反行為をし違反切符による取締り、 又は交通事故を2回以上繰り返して行った場合、 自転車運転者に対し講習が義務付けられた。 ■自転車事故による高額賠償の例 ▼男性が夕方、ペットボトルを片手に下り坂をスピ ードを落とさず走行して交差点に進入、横断歩道 を横断中の女性と衝突し、女性は脳挫傷等で死亡 した。賠償額約6,700万円 (平成15年判決) ▼女子高校生が夜間、携帯電話を操作しながら無灯 火で走行中、女性と衝突し、女性には重い障害が 残った。賠償額約5,000万円 (平成17年判決) ▼男子小学生が夜間、歩行中の女性と正面衝突し、 女性は頭の骨を折り意識の戻らない状態になっ た。賠償額約9,500万円 (平成25年判決)

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2 放置自転車対策基本計画による取組

目黒区放置自転車対策基本計画では、駅周辺の駐輪場の整備や付置義務の強化を通 じた「自転車利用の環境整備」、放置自転車対策の強化・自転車利用におけるルール の徹底を通じた「自転車利用の適正化」などに取り組んできました。 (1)自転車利用の環境整備 ア 区立駐輪場の整備 区内及び区に隣接する13駅周辺での自転車駐輪需要に対応するため、整備目標台 数を定め区立駐輪場の整備を進めてきました。 区立駐輪場の収容可能台数は、平成17年度の7,158台から平成26年度 7,530台へと増加し、区内に所在する9駅全てに整備しました。 イ 付置義務による民営駐輪場の整備促進 目黒区自転車等放置防止条例では、買物や娯楽などによる自転車需要に対して、駐 輪需要を発生させる施設設置者側での整備を促すため、一定規模以上の大規模小売店 舗等に対して、駐輪場の整備を義務付け※ています。 平成17年度から26年度までの付置義務による駐輪場の設置実績は、22件(収 容台数1,055台)です。 また、目黒区自転車等放置防止条例施行規則では駐輪場の整備に対し、その建設費 及び運営費の一部を助成※することができることを定めています。 ※目黒区自転車等放置防止条例において、付置義務自転車駐輪場の整備基準を以下のように定めています。な お、指定区域、混合用途施設に係る駐輪場の規模、大規模な施設に係る駐輪場の規模なども定めています。 施設の用途 施設の規模 駐輪場の規模 大規模小売店舗、飲食店 店舗面積が400㎡を超えるもの 店舗面積1台/20㎡ 金融機関、スポーツ施設 店舗面積が500㎡を超えるもの 店舗面積1台/25 ㎡ 遊技場、学習施設 店舗面積が300㎡を超えるもの 店舗面積1台/15㎡ ※目黒区自転車等放置防止条例施行規則において駐輪場の整備に対する助成を以下のように定めています。 ・建設補助金; 駐輪場施設建設費(土地取得費を除く。)及び駐車器具整備費の合計額の1/3以内 ただし、平置式の駐輪場は500万円、立体式の駐輪場は1,000万円を限度 ・運営補助金; 駐輪場の施設、土地に係る固定資産税及び都市計画税相当額の1/2以内 ただし、交付する期間は初めて交付した年度から起算し3年度以内

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(2)自転車利用の適正化 ア 自転車等放置禁止区域の設定 目黒区自転車等放置防止条例に基づき、区内及び区に隣接する各駅から、おおむね 200mの区の区域内に、放置自転車の即時撤去を可能とする「自転車等放置禁止区 域」を定めています。 イ 放置自転車の撤去 自転車は、通勤・通学、買物など日常生活に便利な乗り物として幅広く利用されて いる一方、路上放置が絶えません。通行の障害を除去し、災害時の緊急活動及び避難 行動の場を確保するとともに、安全で快適な生活環境を維持・向上させるため放置自 転車の撤去を行っています。 自転車等放置禁止区域にある放置自転車については、巡回しながら即時撤去を行っ てきました。平成21年度から回数を増やすなど業務の強化を継続しています。 ウ 適正利用の推進 朝の通勤・通学の時間帯に7駅(池尻大橋駅、中目黒駅、祐天寺駅、学芸大学駅、都 立大学駅、自由が丘駅、西小山駅)周辺に「放置防止指導員」を配置して、放置禁止の 呼びかけや駐輪場の利用案内などの活動を行ってきました。 啓発活動としては、毎年10月に地域の方々をはじめ、警察、鉄道事業者等の関係 機関の参加を得て、区内各駅頭で駅前の放置禁止を周知する「駅前放置自転車クリー ンキャンペーン」を実施しています。また、地域による放置自転車対策への取組や情 報交換を目的とする協議会あるいは勉強会等に積極的に参加するとともに、周知活動 への協力や駐輪場案内パンフレットの配布等の支援を行っています。 また、自転車の適正利用に関する「自転車安全利用五則」※については、依然として 認知度が十分でないことから、引き続き周知とルールの遵守を促す取組が必要です。 ※自転車安全利用五則 ①自転車は、車道が原則、歩道は例外 ②車道は左側を通行 ③歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行 ④安全ルールを守る 飲酒運転・二人乗り・並進は禁止、夜間はライトを点灯、信号を守る、交差点での一時停止と安全確認 ⑤子どもはヘルメットを着用

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(3)放置自転車の現状 ア 放置自転車の台数 区内及び区に隣接する13駅における放置自転車の台数は、平成17年度の3,930 台から平成26年度では529台と大幅に減少しています。 計画に基づく施策の展開により、一定の成果があったものと考えられますが、今後 も継続した取組が必要です。 イ 自転車集積所の収容能力 撤去した自転車等の保管・返還業務を行う自転車集積所については、撤去回数や撤 去量に応じた収容能力を有する場所の確保が不可欠です。 このため、中町二丁目自転車集積所の高度利用として二層化を行うなど、集積所全 体の収容台数の能力強化を図っています。 ウ 駐輪場の利用実態・放置の状況 区内及び区に隣接する13駅における駐輪場は、目黒区放置自転車対策基本計画で 定めた整備台数をおおむね確保することができました。 各駐輪場の利用台数は、通勤・通学時間帯では収容可能台数の半数程度です。 また、昼間時間帯の利用台数では通勤時間帯に比較し上昇していますが、全体とし ては収容可能台数を下回っており、駐輪場の整備は一定の成果を上げています。 駅周辺部での駅方向への流入台数調査では、通勤時間帯の通行台数よりも昼間時間 帯の通行台数の方が多い傾向が見られ、放置自転車の台数は、午前よりも午後の方が 多い傾向にあります。このため、午後の自転車利用者に対する適正利用の取組が必要 です。 (4)放置自転車に関する課題 これまで、自転車の適正利用を図る観点から、主に通勤・通学利用の自転車を想定 し駅周辺部に駐輪場の整備を進めてきました。その利用状況は、全体としては収容可 能台数を下回っており、駐輪場の整備は一定の成果を上げています。 今後は、付置義務等による民営駐輪場の整備、利用方法や利用料金等の情報発信な どによる利便性向上、効率的な運営の検討が必要です。 放置自転車対策については、台数は減少傾向にあるものの、なお一定程度発生して いることから、「自転車等放置禁止区域」の見直しや効果的な撤去活動のあり方の検 討などの取組が必要です。

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第2部 計画の目標と施策

第1章 計画の目標

区の基本計画では道路・交通体系の整備目標像として、都市交通の安全性・機能性 が向上し、都市交通体系が整備されるとともに、交通安全対策や放置自転車対策の結 果、歩行者・自転車環境が改善・整備され、生活者にとってより安全で快適な道路の 実現を体系的に行うことを掲げています。 そこで、本計画では、究極的な目標を交通事故による死傷者ゼロ、放置自転車ゼロ とし、次に示す目標像を設定します。 また、区民や関係機関と連携しながら、数値目標としては、平成32年までに区内 の『年間交通事故死傷者数470人以下』『放置自転車台数290台以下』を目指し ます。

第2章 施策

第8次交通安全計画での施策は大きな効果を上げ、目標であった『区内の年間交通 事故死傷者数880人以下』を達成できたほか、交通環境の変化や区民の自転車の交 通安全に対する関心の高まりを踏まえ、引き続き次の七つの施策に取り組みます。 ①子どもと高齢者の交通安全対策の推進 ②総合的な自転車対策の推進 ③交通安全啓発の推進 ④危険・違反運転事故の防止 ⑤事故防止に向けた道路環境の整備 ⑥緊急・災害時における交通の確保 ⑦交通安全を推進するための体制の維持向上 そして、依然として道路において子どもが危険にさらされている状況、高齢者の交 通事故では被害が甚大になっている状況、自転車利用中の交通事故防止と自転車の放 置など迷惑行為の実態等を踏まえ、社会全体で交通事故から生命を守ることが重要で あるとの認識のもと「①子どもと高齢者の交通安全対策の推進」「②総合的な自転車 対策の推進」に重点的に取り組みます。 目 標 像

交通事故のない安全で快適に暮らすことができるまち

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第3部 施策体系

設定した目標の実現に向けた施策体系は以下のとおりとします。

目標像

重点的に取り組む施策

子どもと高齢者の交通安全対策の推進

総合的な自転車対策の推進

継続的に取り組む施策

交通安全啓発の推進

危険・違反運転事故の防止

事故防止に向けた道路環境の整備

緊急・災害時における交通の確保

交通安全を推進するための体制の維持向上

交通事故のない安全で快適に暮らすことができるまち

施策

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分野別施策

※施策の詳細は、次ページ以降に章別に整理 第7章 交通安全を推進するための体制の維持向上 取組7-A:推進体制の見直し等 第3章 交通安全啓発の推進 取組3-A:自動車運転者への交通安全啓発 取組3-B:地域や企業への交通安全啓発 第4章 危険・違反運転事故の防止 取組4-A:飲酒運転等による事故防止対策の推進 取組4-B:駐車違反対策の推進 取組4-C:二輪車の事故防止対策の推進 取組4-D:交通事故につながるその他交通違反の取締りと予防対策の推進 第6章 緊急・災害時における交通の確保 取組6-A:応急救護体制の整備 取組6-B:災害時の交通安全確保 第5章 事故防止に向けた道路環境の整備 取組5-A:道路の交通安全施設整備 取組5-B:エリアを単位とした安全な交通環境整備 取組5-C:道路の適正利用の推進 取組5-D:路外駐車場整備と二輪車駐車場対策の推進 取組5-E:交通円滑化等に資する道路整備 第2章 総合的な自転車対策の推進(重点施策) 取組2-A:駐輪場の整備 取組2-B:放置自転車対策の推進 取組2-C:自転車安全利用の推進 取組2-D:自転車事故に対する保険の加入促進 取組2-E:自転車走行環境の整備 第1章 子どもと高齢者の交通安全対策の推進(重点施策) 取組1-A:子どもに対する交通安全教育と啓発 取組1-B:高齢者に対する交通安全啓発 取組1-C:子どもや高齢者のための道路環境整備

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第4部 分野別施策

第1章 子どもと高齢者の交通安全対策の推進(重点施策)

1 基本的な考え方

死傷者数にほぼ変化がない子ども、被害が甚大になりやすい高齢者への交通安全対 策を重点的に行うことで、より一層の交通事故削減に努めます。

2 施策の一覧

取組内容 施策名 主な取組主体 1-A:子どもに対 する交通安 全教育と啓 発 ①幼児に対する交通安全啓発 都市整備部、警察署 ②小学校入学予定児に対する交通安全啓発 都市整備部、警察署 ③学校(園)における交通安全教育 教育委員会、警察署 ④子どもと保護者向けの交通安全啓発 子育て支援部、都市整備 部、警察署 1-B:高齢者に対 する交通安 全啓発 ①高齢者に対する交通安全啓発 健康福祉部、都市整備部、 警察署 ②高齢運転者に対する運転免許返納制度等の周知 警察署 1-C:子どもや高 齢者のため の道路環境 整備 ①通学路や裏通りの交通安全環境整備 危機管理室、都市整備部、 教育委員会、都第二建設 事務所、警察署 ②高齢者の事故防止のための道路環境整備 都市整備部

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3 取組内容

取組1-A:子どもに対する交通安全教育と啓発

子どもを交通事故から守り、子ども自身が安全な行動がとれるよう、家庭、学校 (園)、地域その他関係機関が一体となり低年齢時から交通安全啓発に取り組むとと もに、地域の取組に対する支援も推進します。 施策① 幼児に対する交通安全啓発 都市整備部、警察署 保育園、幼稚園において交通安全教室を開催し、模擬信号機を使った横断歩道横断 訓練など警察官による指導や交通安全映像の視聴を通じた交通安全啓発を引き続き行 います。 交通安全教室開催時には、子どもの交通安全についてのパンフレットの配布を依頼 し、保護者の子どもに対する交通安全意識の啓発を引き続き行います。 また、衾町公園児童交通施設を利用した自転車教室を開催し、安全な自転車の乗り 方や交通ルールなど警察官による指導を通じた交通安全啓発を引き続き行います。 施策② 小学校入学予定児に対する交通安全啓発 都市整備部、警察署 区立小学校入学予定児説明会に併せて住区住民会議が行う交通安全教室において、 警察官による交通ルールの説明や模擬信号機を使った横断歩道横断訓練などの指導を 通じ交通安全啓発の支援を引き続き行います。 交通安全教室開催時には、子どもの交通安全についての保護者向けパンフレットの 配布を依頼し、交通安全意識の啓発を引き続き行います。 施策③ 学校(園)における交通安全教育 教育委員会、警察署 学校教育において、区立学校(園)で実施している警察官による交通安全指導を引 き続き行います。 また、小学校においては、子ども自身がグループで実際に地域を歩き、観察・調査 することで危険な場所等を探し地図を作成する「地域安全マップ作り」を通した安全 教育を行います。 中学校においては、教育委員会と各中学校が連携し、年に3校程度スケアードスト レイト手法による交通安全教育及び警察官による交通安全指導を行います。

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施策④ 子どもと保護者向けの交通安全啓発 子育て支援部、都市整備部、警察署 子どもへの交通安全教育に、保護者も一緒に参加することは、子ども自身の意識啓 発とともに、子どもに教える側としての保護者の意識啓発にもつながります。 児童館や学童保育クラブ、地域のイベントなど、子どもと保護者が集まる場面にお いて、一緒に交通安全を学ぶことができるよう関係機関との連携を行います。

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取組1-B:高齢者に対する交通安全啓発

高齢者は、個人差はあるものの、ほかの年代に比べ身体能力や情報認識能力が低下 する傾向にあるため、意識して事故に遭わない行動がとれるよう、また事故を起こさ ないよう、事故の実態を踏まえた効果的な啓発を進めます。 施策① 高齢者に対する交通安全啓発 健康福祉部、都市整備部、警察署 老人クラブや関係団体が行う事業の場において、警察官による交通安全指導を行い、 修了証の交付や高齢者向けのパンフレットの配布などにより、交通安全意識の向上に 努めます。 また、夜間・薄暮れ時の交通事故防止に向け、シール式反射材の靴への貼付や自転 車のスポークリフレクターの取付けなどを促す啓発活動を行います。 施策② 高齢運転者に対する運転免許返納制度等の周知 警察署 運転に自信がなくなったなどの理由から、免許が不要となった方が運転免許証を返 納した場合に発行している運転経歴証明書※ の周知に努めます。 また、運転の適正を診断し、運転免許の取得や更新が可能かどうかの相談に応じる 運転適性相談窓口※の周知に努めます。 ※運転免許を返納した日から遡って5年間の運転に関する経歴を証明し、金融機関での口座開設等に必要な身 分証明書として利用できます。 ※府中運転免許試験場、鮫洲運転免許試験場、江東運転免許試験場、運転免許本部。

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取組1-C:子どもや高齢者のための道路環境整備

通学路の安全点検や道路施設のバリアフリー化などにより、道路環境、事故防止環 境の整備を推進します。 施策① 通学路や裏通りの交通安全環境整備 危機管理室、都市整備部、教育委員会、都第二建設事務所※、警察署 「目黒区通学路交通安全プログラム」に沿って、引き続き、教育委員会、道路管理 者、交通管理者(警察)、生活安全課、学校関係者が連携し安全点検を行います。 安全点検を踏まえ、必要な交通安全対策や防犯パトロールなどの取組主体が、それ ぞれの役割に応じた可能な対策を実施し、安全な通行環境の確保に努めます。 ※品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区を所管。 施策② 高齢者の事故防止のための道路環境整備 都市整備部 「目黒区交通バリアフリー推進基本構想」※に沿って、道路施設のバリアフリー化を 推進し、高齢者の事故防止に努めます。 ※交通バリアフリー法の制定を契機に、東京都福祉のまちづくり条例に基づき、高齢者や障害をもつ人をはじ め、誰もが安全で快適に生活できる社会の実現を目指すものです。

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第2章 総合的な自転車対策の推進(重点施策)

1 基本的な考え方

自転車駐輪場の整備、放置自転車への対応、自転車走行環境の整備を図りつつ、自 転車交通ルールの周知を通じて安全利用を推進する等、総合的に対策を推進します。

2 施策の一覧

取組内容 施策名 主な取組主体 2-A:駐輪場の整 備 ①民営駐輪場の付置義務等基準の見直し 都市整備部 ②駐輪場の利便性向上 都市整備部 ③駐輪場の短時間駐輪への対応 都市整備部 2-B:放置自転車 対策の推進 ①放置自転車の撤去強化 都市整備部 ②放置防止指導員による監視強化 都市整備部 2-C:自転車安全 利用の推進 ①自転車交通ルールの周知 都市整備部、警察署 ②違反者に対する指導、取締りの強化 警察署 ③自転車交通安全教室等による啓発 都市整備部、警察署 ④関係機関・団体等との連携強化 都市整備部 2-D:自転車事故 に対する保 険の加入促 進 ①自転車保険の加入促進 都市整備部、警察署 2-E:自転車走行 環境の整備 ①自転車通行帯等の整備 都市整備部、警察署 ②自転車ネットワークの形成 都市整備部、警察署 ③自転車通行空間整備の計画的な推進 都市整備部

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3 取組内容

取組2-A:駐輪場の整備

駅周辺等の自転車利用に伴う駐輪需要については、国の自転車等駐車場の整備ガイ ドライン(下図)の中で、商業施設や事業者等施設側による駐輪場の確保、路外駐車 場の利用促進を図る旨が示されていることから、地域等と連携した駐輪場の整備、利 用促進について検討します。 施策① 民営駐輪場の付置義務等基準の見直し 都市整備部 民営駐輪場の整備促進に向けて、目黒区自転車等放置防止条例の規定に基づく自転 車駐車場の付置義務基準や駐輪場の整備に対する助成要件等の見直しを検討します。 ■駐輪の量と質に応じた対応の考え方 国土交通省「自転車等駐車場の整備のあり方に関するガイドライン」より ▼国土交通省のガイドラ インでは、駅周辺等の 自転車利用者を、駅利 用と通勤・通学利用、 買物等利用に区分し、 駐輪特性に応じて【対 応の考え方】や【関係 主体】を区分していま す。 ▼駐輪場の整備は、公共 団体だけでなく、原因 者となる鉄道事業者や 事業所、学校、商業施 設等を含めて対策を講 じる旨が示されていま す。

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施策② 駐輪場の利便性向上 都市整備部 区ホームページ等により、最寄りの駐輪場の位置、利用料金、利用時間、定期利用 の申込方法及び更新時期等の利用に関する情報をわかりやすく発信します。利用情報 は、多言語化に対応できるよう検討します。チャイルドシートを取付けた自転車やス ポーツタイプ自転車も利用しやすいよう、多様な駐輪スペースの確保等について検討 します。 また、自転車を一定地域内の複数の場所に配置し、自由に貸出・返却できる「自転 車シェアリング」については、導入の可能性や必要な支援策などについて検討しま す。 施策③ 駐輪場の短時間駐輪への対応 都市整備部 買物目的などの短時間駐輪については、放置につながりやすいため、買物客の利便 性と商業振興の観点から、商店会や既存の大型商業施設等との連携を強化し、駐輪場 の整備と利用を促します。

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取組2-B:放置自転車対策の推進

通行の障害となる放置自転車を除去し、災害時の緊急活動及び避難行動の場を確保 するとともに、安全で快適な生活環境を維持・向上させるため、放置自転車の撤去及 び啓発を重点的に行います。 施策① 放置自転車の撤去強化 都市整備部 【放置禁止区域の見直し及び周知】 施設利用目的の自転車利用者の中には、施設周辺へ自転車を放置する状況が見受け られるため、放置禁止区域の見直しによる撤去強化を検討します。また、区ホームペ ージや禁止区域内における掲示物等により周知を行います。 【撤去時間帯・撤去日の見直し】 自転車の適正利用を推進するため、放置の状況に応じて、撤去時間帯や撤去日を見 直し、効果的な撤去活動を行います。 【地域と連携した放置自転車の根絶の取組】 放置自転車の多い地域からの情報提供を受けて即時撤去を行うなど、地域による監 視体制を強化することで、地域と連携しながら放置自転車対策を強化する仕組みを検 討します。 施策② 放置防止指導員による監視強化 都市整備部 【放置防止指導員の配置の見直し】 より効果的な運用に向け、放置防止指導員の人員配置や配置場所などの見直しを行 います。 【放置防止指導員の技術の向上】 自転車を放置しようとする人に対して、駐輪場への駐輪を促すためには、適切なコ ミュニケーションと、的確な誘導指示を行うことが求められることから、コミュニケ ーション技術や誘導技術の向上に努めます。

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取組2-C:自転車安全利用の推進

平成27年の道路交通法の改正に伴う交通違反者への厳罰化等を周知し、交通ルー ルを遵守する意識を高めるとともに、適切な取締りを通じて注意を喚起します。 施策① 自転車交通ルールの周知 都市整備部、警察署 「自転車は車両」という意識とヘルメット着用の定着や交差点での一時停止と周囲 の安全確認、運転中の携帯電話での通話、スマートフォン画面の注視、イヤホンの使 用、傘差し運転、並進等の危険運転をしない等、交通ルールの周知を図ります。 周知に当たっては、自転車安全利用五則等のチラシの配布やインターネットでの情 報提供など、様々な広報メディアを活用します。 特に、自転車事故の割合が高い中学生や高校生については、これまで以上に効果的 な周知を行います。 施策② 違反者に対する指導、取締りの強化 警察署 道路交通法の自転車の違反行為に対する罰則強化を受けて、信号無視や一時不停止 など悪質・危険な違反者に対しては、交通切符等による取締りを行います。 特に、危険運転を繰り返す利用者に対する自転車運転者講習制度についても周知に 努め、危険運転の繰り返しの抑制と安全運転の大切さについて「気付き」を促します。 また、ブレーキなしの自転車や整備不良の自転車などを利用している自転車利用者 に対する取締りを強化します。 施策③ 自転車交通安全教室等による啓発 都市整備部、警察署 自転車交通安全教室での警察官による指導や自転車安全利用五則などの利用ルール の周知・啓発を継続的に実施し、自転車の交通事故防止と安全運転マナーの向上に努 めます。また、高齢者や障害者などの交通弱者に対する思いやりのある運転の啓発に 努めます。 加えて、企業や団体等の要望に応じた警察官による講習会実施の仕組み、自転車関 連イベントでの民間連携など、新たな啓発機会の確保に努めます。 施策④ 関係機関・団体等との連携強化 都市整備部 自転車商組合、自転車販売店、民間駐輪場事業者など、自転車利用者に直接周知で きる団体、組織との連携や商業施設など多くの自転車利用者が集まる施設と連携し、 自転車利用者に対する周知を行います。 また、「東京都自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」に基づく従業員の 自転車利用に関する事業者の自転車安全利用教育の実施責任を周知します。

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取組2-D:自転車事故に対する保険の加入促進

事故の発生に対して、適切に対応できるよう、自転車保険への加入に向けた啓発を 推進します。 施策① 自転車保険の加入促進 都市整備部、警察署 自転車運転者が加害者となり多額の損害賠償が発生した事案等の紹介等を含めて、 自転車保険の周知と加入をより一層推進します。 関係団体と連携して自転車点検を実施し、自転車安全整備店などで整備することの 重要性の周知やTSマーク付帯保険※の加入について啓発を行います。 また、自転車保険の周知に併せて、保険適用のために必要な「警察への通報」につ いても意識付けを行うことで、適切に対応できるよう効果的な周知を行います。 ※公益財団法人日本交通管理技術協会が提供している保険です。自転車安全整備士が点検整備した普通自転車 に貼られるTSマークに付与される保険で、傷害補償と賠償責任補償が付いています。TSマークには、青 色マークの第一種と赤色マークの第二種があり、それぞれで補償内容が異なります。

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取組2-E:自転車走行環境の整備

歩道のない道路が大半を占め、幅員が狭い区道の現状を踏まえた、自転車走行環境 の整備を検討します。 また、国の動向を見極めながら、自転車通行空間整備に関する計画を策定します。 施策① 自転車通行帯等の整備 都市整備部、警察署 幅員が狭い道路が大半の区道においては、歩道内の自転車通行帯及び車道部の自転 車レーン、自転車専用通行帯は、その整備が困難な状況にあります。そのため、一定 量の交通量がある道路など、運転者や歩行者が「自転車の通行場所」を意識できるよ う、自転車ナビマークなどの整備を進めます。 なお、整備した路線から順次、適正に利用される通行空間とするため区報等により 周知に努めます。 施策② 自転車ネットワークの形成 都市整備部、警察署 身近な交通手段である自転車は、通勤・通学、買物、健康増進等に幅広く利用され ていますが、自動車や歩行者通行量などを踏まえて区の自転車ネットワークのあり方 を検討します。併せて、隣接区、国、都とも連携していきます。 施策③ 自転車通行空間整備の計画的な推進 都市整備部 「自転車は車道通行」の原則を踏まえ、国の安全で快適な利用環境創出ガイドライ ン、東京都自転車走行空間整備推進計画を参考にしながら、区内での自転車通行空間 の整備計画を策定し、計画的な整備を推進します。

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第3章 交通安全啓発の推進

1 基本的な考え方

人的な要因による事故をなくすため、生涯を通じた交通安全教育体制を整備し、学 校、家庭、地域、職場の各領域に応じた交通安全教育の推進を図るとともに、交通安 全に関する技能及び知識を習得できるよう参加・体験・実践型の交通安全教育を推進 します。

2 施策の一覧

取組内容 施策名 主な取組主体 3-A:自動車運転 者への交通 安全啓発 ①自動車運転者への教育の充実 警察署 ②再発防止に向けた交通事故情報の周知 都市整備部、警察署 3-B:地域や企業 への交通安 全啓発 ①地域における交通安全意識の普及啓発 都市整備部、警察署 ②地域ぐるみの交通安全運動等の推進 都市整備部、交通安全 協議会 ③企業での運転管理の強化 警察署 ④障害者に関する交通安全啓発 健康福祉部、都市整備部 警察署 ⑤外国人に対する交通安全啓発 都市整備部、警察署

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3 取組内容

取組3-A:自動車運転者への交通安全啓発

区内で発生している交通事故のうち、57%(平成26年)が自動車による交通事 故です。自動車運転者に対する交通安全意識の啓発は、今後も重要であり、交通事故 の加害者となりやすい自動車運転者に対して事故の危険性を意識し、注意深く運転す るための心構えを促す交通安全教育を推進します。 また、加齢に伴う身体機能の変化などを自覚し、常に自身の運転技術や情報認識能 力を理解することや普段通りの冷静な運転を心掛けるよう啓発を行います。 さらに、交通事故の特徴等を踏まえ、運転者教育の充実や再発防止に向けた交通事 故情報の周知を検討します。 施策① 自動車運転者への教育の充実 警察署 交通事故の特徴等を踏まえた上で、教育方法・内容等の見直しを行い、運転実務に 必要な知識と判断力を修得できるよう、運転者教育の充実に努めます。 特に、若年運転者や高齢運転者、企業や学校等の組織に属さない運転者に対して、 運転シミュレーション体験や実技を伴う運転講習会など、実践的体験的な交通安全教 育の推進を検討します。また、高齢者や障害者などの交通弱者に対する思いやりのあ る運転行動の育成に努めます。 施策② 再発防止に向けた交通事故情報の周知 都市整備部、警察署 区内で発生した交通事故について、同じ場所での事故の再発防止を図るため、事故 当事者のプライバシーに配慮しながら、発生状況等を区のホームページ等で周知する ことを検討します。

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取組3-B:地域や企業への交通安全啓発

区民や企業の交通安全に対する意識の醸成を図るため、地域組織等を通じた在住者 への啓発や企業を通じた在勤者への啓発を推進します。 特に、物流事業者、公共交通事業者など、職業運転者を有する企業については、運 行管理、労働条件等の制度を含め、事故減少に資する適切な管理を求めていきます。 施策① 地域における交通安全意識の普及啓発 都市整備部、警察署 地域における交通安全行事などの取組を支援する中で、交通安全意識の普及啓発に 努めるとともに、地域を対象とした運転者講習会を積極的に開催するなど、交通関係 団体と連携しながら、効果的な交通安全教育を推進します。 施策② 地域ぐるみの交通安全運動等の推進 都市整備部、交通安全協議会 【全国交通安全運動での取組】 全国交通安全運動は、統一的な活動として区民一人ひとりへの交通安全思想の普 及・浸透に向けて、交通ルールとマナーの実践を習慣付け、交通事故防止の徹底を図 ることを目的として実施しています。 行政機関、地域住民、事業所、交通事業者等が一体となって、多くの区民の参加の もとに行うとともに、その活動を把握して交通安全対策に反映させます。 【交通安全日の実施】 毎月10日(土日祝日の場合、直前の平日)を「交通安全日」として定め、地域、職 場、学校、家庭ぐるみの安全活動を推進し、交通安全意識の向上に努めます。 施策③ 企業での運転管理の強化 警察署 【安全管理者等の連携強化】 企業での安全運転管理者制度※等の充実強化に向けて、法定講習会のほか、地域安 全運転管理者部会、連絡協議会を開催し、地域安全運転管理者部会相互の連携を密に することで、交通事故防止対策を推進します。 また、地域安全運転管理者部会の自主的な講習会及び研修会の開催を促すとともに、 安全運転管理者の資質と管理技能の向上、相互の連携強化に努めます。 ※一定台数以上の自家用自動車を使用する事業所等において、自動車の安全な運転に必要な業務を行わせる者 を選任させ、道路交通法令の遵守や交通事故の防止を図るための制度です。

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【安全運転管理者未選任事業所の一掃】 安全運転管理者未選任事業所の一掃対策を推進し、制度を徹底します。 安全運転管理者を選任するに至らない事業所については、無事故強調運動に積極的 に参加させるなど、事業所における安全運転管理体制の充実を促します。 施策④ 障害者に関する交通安全啓発 健康福祉部、都市整備部、警察署 障害者施設利用者や障害者団体等に対し、障害者が関係する事故の事例などを情報 提供し、障害特性を踏まえた交通安全意識の高揚に努めます。 また、施設周辺では施設利用者に配慮した運転を心掛けるよう注意喚起の表示等を 検討します。 施策⑤ 外国人に対する交通安全啓発 都市整備部、警察署 外国人に対するパンフレットの作成配布やホームページの活用により交通ルールの 周知に努めます。 また、国際交流協会と連携し、外国人が集まるイベント開催時を利用した交通安全 の周知に努めます。

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第4章 危険・違反運転事故の防止

1 基本的な考え方

交通事故から区民の生命を守るためには、事故につながる交通違反をなくす必要が あります。このため、違反者に対する取締りを行うとともに、地域特性や交通状況に あった交通規制の見直し、予防対策を推進します。

2 施策の一覧

取組内容 施策名 主な取組主体 4-A:飲酒運転等 による事故 の防止対策 の推進 ①飲酒、危険ドラッグ服用運転の取締り 警察署 ②飲酒、危険ドラッグ服用運転防止の啓発 警察署 4-B:駐車違反対 策の推進 ①違法駐車の取締り 警察署 ②地域実態に応じた駐車規制等の推進 警察署 ③自動車保管場所確保の徹底 警察署 ④大規模建築物周辺の違法駐車の抑制 都市整備部 4-C:二輪車の事 故防止対策 の推進 ①二輪車の安全運転技術向上等の指導 警察署 ②二輪車運転者への取締り 警察署 4-D:交通事故に つながるそ の他交通違 反の取締り と予防対策 の推進 ①シートベルト未着用の指導取締りと着用啓発 警察署 ②暴走行為の取締り 警察署 ③貨物自動車の過積載防止対策 警察署 ④整備不良車両の取締り 警察署

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3 取組内容

取組4-A:飲酒運転等による事故防止対策の推進

重大事故につながる飲酒運転や危険ドラッグ服用の危険運転の取締りを強化すると ともに、予防対策を推進します。 施策① 飲酒、危険ドラッグ服用運転の取締り 警察署 飲酒運転、危険ドラッグ服用の危険運転に対し、自動車だけでなく、二輪車、原動 機付自転車、自転車も含め取締りを行います。 施策② 飲酒、危険ドラッグ服用運転防止の啓発 警察署 飲酒運転や危険ドラッグ服用に起因する交通事故では運転者のほか、車両等の提供 者や酒類提供者等も罪に問われます。 飲酒運転、危険ドラッグ服用時の運転等の危険性や罰則について積極的に周知し、 危険運転の防止に努めます。

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取組4-B:駐車違反対策の推進

違法駐車は円滑な通行に支障をきたすだけでなく、駐車車両の回避行動や隙間から の飛び出しなど、交通事故を誘発するおそれがあるため、防止対策を継続的に行いま す。 施策① 違法駐車の取締り 警察署 平成27年1月に施行された「取締り活動ガイドライン」に沿って、駐車監視員制 度を活用した取締りを推進し良好な交通環境の維持に努めます。 施策② 地域実態に応じた駐車規制等の推進 警察署 地域住民等の意見・要望等を勘案し、地域の実態に応じたきめ細かな駐車規制を推 進します。 また、バス専用レーン時間帯の周知や駐車違反等車両の取締りを行い円滑な通行確 保に努めます。 施策③ 自動車保管場所確保の徹底 警察署 車庫代わりに道路上に駐車する恒常的な違反車両に対する取締りを強化します。 施策④ 大規模建築物周辺の違法駐車の抑制 都市整備部 「目黒区大規模建築物等の建築に係る住環境の整備に関する条例」に基づき、大規 模建築物建築に際し駐車場等の付置義務を課しており、引き続き違法駐車の抑制に努 めます。 ■警視庁「取締り活動ガイドライン」 ・各所轄署により駐車監視員の活動方針を定めたも のであり、重点的に取締りを行う場所、時間帯等 が定められています。 【最重点路線/重点路線】 区内では、玉川通り、駒沢通り、環七通りなどの幹 線道路が最重点路線に指定され、区内の補助幹線道 路を中心に重点路線が指定されています。 【最重点地域/重点地域】 最重点路線の沿線に加え、中目黒駅周辺ほか4か所 が最重点地域に指定され、重点路線の沿線を中心に 重点地域が指定されています。 ■駐車監視員 ・放置車両の確認事務の業務を委託された、民間法 人の従業員のことで、違法駐車の取締りの一部を 担っています。

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取組4-C:二輪車の事故防止対策の推進

二輪車運転者に対する安全運転指導や危険運転の取締り、事故多発地点の環境整備 に努めます。 施策① 二輪車の安全運転技術向上等の指導 警察署 二輪車運転実技講習会や二輪車を業務に使用している事業者を対象とした講習会の 実施など安全運転技術の向上やヘルメットの正しい装着など被害を軽減するための指 導、啓発を行います。 施策② 二輪車運転者への取締り 警察署 二輪車の死亡・重傷事故が多発している路線を中心に速度違反、割り込み、車両す り抜け等の危険運転者の取締りを実施し、事故防止に努めます。

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取組4-D:交通事故につながるその他交通違反の取締りと予防対策の推進

シートベルト未着用、暴走行為、過積載などの危険で交通秩序を乱す行為に対して、 取締りの強化や予防啓発を行い、交通事故防止に努めます。 施策① シートベルト未着用の指導取締りと着用啓発 警察署 後部座席を含めた全ての座席におけるシートベルトの着用及びチャイルドシートの 使用の徹底に向けて、指導取締りと着用について周知啓発活動に努めます。 施策② 暴走行為の取締り 警察署 暴走行為に対し徹底した取締りを実施するとともに、関係機関や学校との連携によ り暴走行為の予防対策を行います。 施策③ 貨物自動車の過積載防止対策 警察署 積載物重量制限違反は、交通公害(騒音、振動及び排気ガスなど)の要因となるほ か、重大交通事故に発展する危険性が大きいことから、指導取締りを実施します。ま た、予防対策として輸送事業者に対する啓発や必要に応じた指導を行います。 施策④ 整備不良車両の取締り 警察署 保安基準に適合していない自動車による爆音走行や公道上での競走行為等、危険・ 迷惑な行為について関係機関と連携し、指導・取締りを行います。

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第5章 事故防止に向けた道路環境の整備

1 基本的な考え方

全ての区民が、安全で安心して通行できるよう、幹線道路等での歩道・自転車通行 空間の整備や生活道路での安全な通行環境整備などを推進します。

2 施策の一覧

取組内容 施策名 主な取組主体 5-A:道路の交通 安全施設整 備 ①交通安全施設の整備と機能保全 都市整備部、東京国道工 事事務所、都第二建設事 務所 ②歩道の有効幅員の確保 都市整備部、東京国道工 事事務所、都第二建設事 務所 ③信号制御による交差点の安全対策 警察署 ④道路標識・標示の整備 警察署 ⑤路面の維持・修繕等 都市整備部 5-B:エリアを単 位とした安 全な交通環 境整備 ①ゾーン30による面的な交通規制の検討 都市整備部、都第二建設 事務所、警察署 ②あんしん歩行エリア整備事業の推進 都市整備部、都第二建設 事務所、警察署 ③生活道路への通過交通の抑制対策(抜け道対策) 警察署 5-C:道路の適正 利用の推進 ①道路の利用及び占用の抑制 都市整備部、東京国道工 事事務所、都第二建設事 務所 ②不正使用物件の排除 都市整備部、東京国道工 事事務所、都第二建設事 務所、警察署 ③荷さばき時、タクシー乗降時等の駐停車対策の推 進 都市整備部、警察署 5-D:路外駐車場 整備と二輪 車駐車場対 策の推進 ①二輪車駐車場整備の促進 都市整備部 ②駐車場情報の提供による利用誘導 都市整備部 5-E:交通円滑化 等に資する 道路整備 ①都市計画道路の早期整備 都第二建設事務所、都第 一市街地整備事務所 ②交通管理者による交通円滑化対策 警察署

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3 取組内容

取組5-A:道路の交通安全施設整備

交通事故の軽減のためには、道路標識、街路灯、防護柵などの交通安全施設や歩道、 信号機などの整備が必要です。 これらの交通安全施設等の整備は、新たな整備と、機能保全に向けた点検、修繕を 行いながら、事故を未然に防ぐ取組を推進します。 施策① 交通安全施設の整備と機能保全 都市整備部、東京国道工事事務所、都第二建設事務所 幹線道路、生活道路の道路種別や各交通手段の交通量などを勘案しながら、現場の 状況に合わせた適切な整備を推進します。 ①区画線の塗り替え ②制動距離短縮のための滑り止め舗装の整備 ③夜間の交通事故防止のための道路照明の整備 ④交通の円滑化のための案内標識の整備 ⑤生活道路進入抑制のための交通規制の検討 ⑥事故危険箇所の注意喚起のためのカラー舗装の整備 ⑦歩行者の防護柵等(ガードレール、パイプ柵・フェンス柵、防護柱等)の整備 ⑧主に生活道路でのカーブミラーの設置 ⑨視覚障害者用誘導用ブロックの設置 ⑩視線誘導標の設置 ⑪道路標識の高輝度化、内照式大型標識の整備 施策② 歩道の有効幅員の確保 都市整備部、東京国道工事事務所、都第二建設事務所 全ての区民が安全で快適に通行できるよう、電線類の地中化などにより歩道の有効 幅員を広く確保します。 なお、整備に当たっては「目黒区交通バリアフリー推進基本構想」「東京都福祉の まちづくり条例」「目黒区立施設福祉環境整備要綱」等に基づき、バリアフリー化さ れた歩行空間の確保を前提とします。

参照

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