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村 山 の 概 要 2) 人 口 動 向 (1) 人 口 世 帯 数 平 成 27 年 1 月 1 日 現 在 の 村 山 の 人 口 は15 万 1,412 人 であり 平 成 7 年 の13 万 6,095 人 と 比 べて 約 1.1 倍 に 増 加 しました その 推 移 を 見 ると 総

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第1章 東村山市の概要

1)位置及び地勢

東村山市は東京都の北西部、北緯35度45分、東経139度28分に位置し、荒川から多摩川に かけて広がる洪積層、武蔵野台地のほぼ中央部、東京都心部から約30kmの圏内に位置してい ます。 市域の北側は埼玉県所沢市、東側は清瀬市と東久留米市、南側は小平市、西側は東大和市 に接しています。市域は東西5.83km、南北3.09km、面積は17.14k㎡であり、総面積は多摩 26市中13番目の広さです。 鉄道は、西武鉄道線7路線(新宿線・拝島線・西武園線・国分寺線・多摩湖線・池袋線・ 山口線)とJR線1路線(武蔵野線)が東西南北に走り、市内には9駅が設置されています。 西武新宿線では平成25年3月より東村山駅が特急停車駅となったため、東村山駅から高田馬 場駅まで特急利用で最短約22分、西武池袋線を利用した場合は秋津駅から池袋駅までは約27 分で結ばれており、鉄道による他都市との交通の利便性に恵まれています。 主要な幹線道路は、東村山市から府中市を経て、神奈川県川崎市に至る府中街道が市中央 部を縦断しているほか、新宿区を基点として西多摩郡瑞穂町に至る新青梅街道が市南部を東 西方向に、同じく埼玉県所沢市に至る所沢街道が市北東部を南北方向に続いています。

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2)人口動向

(1)人口・世帯数

平成27年1月1日現在の東村山市の人口は15万1,412人であり、平成7年の13万6,095 人と比べて約1.1倍に増加しました。その推移を見ると、総人口は平成7年からほぼ一貫し て増加を続け、平成20年前後の大規模マンション開発等による人口の急増期を経て、平成 23年に15万3,142人となりました。その後、それまで増加を続けてきた人口は平成23年7 月の15万3,558人をピークに、以降減少に転じており、近年、緩やかな減少が続いていま す。 平成27年1月1日現在の東村山市の世帯数は70,446世帯であり、平成7年の53,436世帯 に比べて約1.3倍に増加しています。1世帯あたりの人員は、平成7年の2.55人から平成27 年の2.15人まで減少しており、核家族化が進行している状況にあります。 図表1-1:人口の推移(各年1月1日現在) 資料:市民課・総務課 図表 1-2:1 世帯当たりの人員の推移(各年 1 月 1 日現在) 資料:市民課・総務課 53,436 69,134 70,446 136,095 153,142 151,412 0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 140,000 160,000 180,000 H 7 年 H 8 年 H 9 年 H 10 年 H 11 年 H 12 年 H 13 年 H 14 年 H 15 年 H 16 年 H 17 年 H 18 年 H 19 年 H 20 年 H 21 年 H 22 年 H 23 年 H 24 年 H 25 年 H 26 年 H 27 年 世帯数 人口 2.55 2.21 2.15 2.00 2.20 2.40 2.60 H 7 年 H 8 年 H 9 年 H 10 年 H 11 年 H 12 年 H 13 年 H 14 年 H 15 年 H 16 年 H 17 年 H 18 年 H 19 年 H 20 年 H 21 年 H 22 年 H 23 年 H 24 年 H 25 年 H 26 年 H 27 年 増加傾向 増加傾向 H23 年 7 月人口ピーク 減少傾向 減少傾向

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図表 1-3:多摩 26 市の世帯数と人口の比較(平成 27 年 1 月 1 日現在) 資料:総務課 図表 1-4:多摩 26 市の一世帯当たりの人員の比較(平成 27 年 1 月 1 日現在) 資料:総務課 70,446 151,412 0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 600,000 八王子市 立川市 武蔵野市 三鷹市 青梅市 府中市 昭島市 調布市 町田市 小金井市 小平市 日野市 東村山市 国分寺市 国立市 福生市 狛江市 東大和市 清瀬市 東久留米市 武蔵村山市 多摩市 稲城市 羽村市 あきる野市 西東京市 世帯数 人口 2.15 1.90 2.00 2.10 2.20 2.30 2.40 2.50 八王子市 立川市 武蔵野市 三鷹市 青梅市 府中市 昭島市 調布市 町田市 小金井市 小平市 日野市 東村山市 国分寺市 国立市 福生市 狛江市 東大和市 清瀬市 東久留米市 武蔵村山市 多摩市 稲城市 羽村市 あきる野市 西東京市

(4)

(2)年齢別人口

平成27年1月1日現在の東村山市の年齢3区分別の人口構成比を見ると、年少人口(0 ~14歳)が12.6%(19,143人)、生産年齢人口(15~64歳)が62.4%(94,516人)、 老年人口(65歳以上)は24.9%(37,753人)を占めています。 図表1-5:年齢3区分別人口推移(各年1月1日現在) 調査年 平成 7 年 平成 12 年 平成 17 年 平成 22 年 平成 27 年 年少人口 19,958 19,811 19,936 20,077 19,143 生産年齢人口 99,171 99,120 98,323 98,937 94,516 老年人口 16,964 22,410 27,841 33,297 37,753 (うち 75 歳以上) (6,537) (8,292) (11,284) (15,104) (18,526) 合計 136,093 141,341 146,100 152,311 151,412 資料:住民基本台帳 東村山市の年少人口及びその比率は、ともに減少傾向にあります。平成7年の年少人口は 19,958人(総人口の14.7%)であったのに対し、平成27年には19,143人(12.6%)と、 約800人減少(対平成7年比で4.1%減)しました。また、生産年齢人口及びその比率も、 ともに減少傾向にあり、平成7年は99,171人(72.9%)であったのに対し、平成27年には 94,516人(62.4%)と、約4,700人減少(対平成7年比で4.7%減)しました。そうした 中、老年人口及びその割合は、いずれも増加の一途をたどっています。平成7年の老年人口 は16,964人(12.5%)であったのに対し、平成27年には37,753人(24.9%)と、約20,800 人増加(対平成7年比で約2.2倍)になるなど、高齢化が着実に進行しています。 さらに、より多くの人々に医療・介護・福祉といった公共サービスが必要となると考えら れる 75 歳以上の高齢者が、平成 7 年の 6,537 人から平成 27 年の 18,526 人と 2.8 倍に増 加しているのが特徴的といえます。 図表1-6:年齢3区分別人口割合の推移(各年1月1日現在) 資料:住民基本台帳 ※小数点四捨五入処理のため、合計が100%にならない場合があります。

14.7%

14.0%

13.6%

13.2%

12.6%

72.9%

70.1%

67.3%

65.0%

62.4%

12.5%

15.9%

19.1%

21.9%

24.9%

0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0%

平成

7年

平成

12年

平成

17年

平成

22年

平成

27年

年少人口 生産年齢人口 老年人口

(5)

平成27年1月1日現在の東村山市の老年人口の割合は24.9%で、多摩26市中6番目となっ ています。また、年少人口の割合は12.6%で、多摩26市中12番目となっていますが、生産 年齢人口の割合は62.4%で多摩26市中18番目であり、働く世代の占める割合が相対的に低 い状況にあります。 図表1-7:多摩26市の年齢3区分別人口の割合の比較(平成27年1月1日現在) 資料:東京都総務局統計部「住民基本台帳による東京都の世帯と人口」(平成27年1月) ※小数点四捨五入処理のため、合計が100%にならない場合があります。 12.5% 12.5% 11.4% 12.3% 12.0% 13.7% 12.7% 12.6% 13.4% 12.0% 13.0% 13.1% 12.6% 12.1% 11.9% 11.1% 11.4% 13.5% 12.8% 12.5% 14.9% 12.2% 15.3% 13.4% 13.4% 12.5% 63.3% 64.5% 67.1% 66.6% 61.9% 65.7% 63.4% 66.4% 61.8% 67.6% 64.7% 63.3% 62.4% 66.5% 66.5% 65.3% 64.8% 61.9% 60.5% 61.2% 61.2% 62.4% 65.0% 63.6% 59.5% 64.5% 24.2% 23.0% 21.6% 21.1% 26.1% 20.6% 23.9% 21.0% 24.7% 20.4% 22.2% 23.6% 24.9% 21.3% 21.6% 23.6% 23.8% 24.6% 26.7% 26.3% 23.9% 25.4% 19.7% 23.0% 27.0% 23.0% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0% 八王子市 立川市 武蔵野市 三鷹市 青梅市 府中市 昭島市 調布市 町田市 小金井市 小平市 日野市 東村山市 国分寺市 国立市 福生市 狛江市 東大和市 清瀬市 東久留米市 武蔵村山市 多摩市 稲城市 羽村市 あきる野市 西東京市 年少人口 生産年齢人口 老年人口

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平成27年1月1日現在の東村山市の年齢5歳階級別・男女別に人口ボリュームを比較する と、65~69歳と40~44歳の割合が大きい状況にあります。人口のボリュームゾーンを形成 しているのは、団塊世代を中心とする昭和20年代に生まれた世代、団塊ジュニアを中心と する昭和40年代に生まれた世代であり、今後、高齢化はさらに加速していくものと見込ま れます。 図表 1-8:男女別 5 歳階級別人口の分布 資料:平成 27 年住民基本台帳 8,000 6,000 4,000 2,000 0 2,000 4,000 6,000 8,000

0~4歳

5~9歳

10~14歳

15~19歳

20~24歳

25~29歳

30~34歳

35~39歳

40~44歳

45~49歳

50~54歳

55~59歳

60~64歳

65~69歳

70~74歳

75~79歳

80~84歳

85~89歳

90~94歳

95~99歳

100歳以上

(7)

18,313 18,622 19,165 20,602 20,453 20,271 19,994 20,009 20,195 20,363 20,512 3,561 3,302 3,806 3,833 3,199 2,777 2,927 2,667 4,693 2,938 5,720 3,451 2,690 2,856 3,267 4,173 2,722 4,579 4,642 3,438 4,102 4,836 5,200 5,104 6,033 5,407 6,112 8,904 7,794 8,949 8,588 9,207 9,659 4,158 4,420 4,862 5,348 5,986 5,838 6,692 7,052 7,381 8,269 8,113 6,895 6,572 6,589 4,809 4,971 5,150 6,118 6,331 6,452 6,491 6,825 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 H16年 H17年 H18年 H19年 H20年 H21年 H22年 H23年 H24年 H25年 H26年 市税 その他自主財源 市債 国庫支出金 都支出金 その他依存財源

3)行財政

(1)歳入

平成26年度決算における東村山市の歳入総額は556億6,500万円であり、そのうち市税等 の自主財源が占める割合は47.1%(262億3,200万円)です。平成16年度からの歳入決算 額の推移を見ると、市税額の規模がほぼ横ばいである一方、歳入総額は増加傾向にあり、国 庫支出金及び都支出金などへの依存度が高まっている状況にあります。平成20年度の歳入 決算総額に対する自主財源比率は52.7%でしたが、平成26年度は47.1%となり、5.6ポイ ント低下しています。平成26年度の自主財源の比率を多摩26市で比較すると、23番目と低 い状況にあります。 図表 1-9:普通会計による歳入決算額の推移 資料:東京都総務局行政部「市町村決算状況調査結果」(各年度)を基に作成 依 存 財 源 自 主 財 源 41,578 40,710 43,310 43,266 44,894 45,662 48,102 49,650 50,746 51,371 (百万円) 55,665

(8)

平成26年度決算における東村山市の歳入総額において、歳入の約4割を占める市税の中 でも、個人市民税及び固定資産税の占める割合が高く、市税総額に対する個人市民税の割合 は45.1%、固定資産税の割合は38.1%であり合計で8割を超えています。 平成26年3月31日現在の市民1人当たりの市税収入は13万5千円で、多摩26市平均の17 万4千円を3万9千円下回り、多摩26市中24番目となっています。 図表 1-10:市税構成割合(平成 26 年度決算) 資料:東村山市財政白書及び新地方公会計制度による財務書類(平成 26 年度決算版) ※小数点四捨五入処理のため、合計が100%にならない場合があります。 図表 1-11:市税決算額推移 百万円 資料:東村山市財政白書及び新地方公会計制度による財務書類(平成 26 年度決算版) H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 個人市民税 7,566 8,207 9,602 9,686 9,689 9,141 9,019 9,308 9,246 9,258 法人市民税 863 998 1,037 815 588 662 665 822 862 881 固定資産税 7,699 7,519 7,594 7,650 7,709 7,851 7,883 7,592 7,697 7,811 その他の市税 2,494 2,441 2,369 2,302 2,285 2,339 2,442 2,473 2,558 2,562 軽自動車税 70 74 77 80 83 85 88 90 94 97 市たばこ税 817 805 718 642 612 636 732 713 775 759 特別土地保有税 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 都市計画税 1,607 1,562 1,574 1,580 1,590 1,618 1,622 1,670 1,689 1,706 18,622 19,165 20,602 20,453 20,271 19,993 20,009 20,195 20,363 20,512 東村山市 128 132 140 138 135 132 133 132 134 135 多摩26市 166 171 180 179 174 170 170 167 169 174 市 税 総 額 市民1 人当り (千円) 区   分 市     税 45.1% 4.3% 38.1% 0.5% 3.7% 8.3% 個人市民税 法人市民税 固定資産税 軽自動車税 市たばこ税 都市計画税

(9)

9,743 9,609 9,474 9,192 9,156 8,283 8,726 8,408 7,919 7,673 7,859 8,957 9,267 9,221 9,874 10,183 10,663 13,180 14,425 15,086 15,635 16,461 3,722 3,851 4,158 4,163 4,089 3,783 3,848 3,771 3,895 3,912 4,052 2,613 2,058 4,169 3,955 4,652 2,891 3,161 3,612 2,738 4,719 5,947 5,766 5,794 5,770 5,814 5,782 6,173 6,126 6,616 6,140 6,498 6,822 5,487 4,862 4,885 5,173 5,117 5,363 6,248 6,102 6,200 6,233 6,497 4,792 4,755 4,982 4,710 5,072 7,306 5,971 5,161 7,763 5,037 7,050 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 H16年 H17年 H18年 H19年 H20年 H21年 H22年 H23年 H24年 H25年 H26年 人件費 扶助費 公債費 普通建設事業費 物件費 繰越金 その他

(2)歳出

平成26年度決算における東村山市の歳出総額は546億8,800万円であり、人件費及び扶助 費、公債費(過去に東村山市が借りたお金を返すための費用)からなる義務的経費の占める 割合は51.9%で、平成20年度の53.2%と比較すると1.3ポイント減となっています。義務 的経費の内訳をみると、人件費は行財政改革により職員定数を適正化した結果、平成20年 度の91億5,600万円から平成26年度の78億5,900万円に、約13億円減少しています。一方、 高齢者や障害者、子育て、生活保護にかかる扶助費は、平成20年度の101億8,300万円から 平成26年度の164億6,100万円に、約63億円増加しており、歳出総額を押し上げる要因と なっています。 平成26年度の東村山市の歳出総額に占める義務的経費比率は、多摩26市中9番目に高い 状況にあります。今後は高齢化の進行などに伴い、さらに義務的経費の増加等による財政構 造の硬直化が懸念されます。 図表 1-12:普通会計による歳出決算額の推移 百万円 資料:東京都総務局行政部「市町村決算状況調査結果」(各年度)を基に作成 (百万円) 54,688 41,080 40,197 42,659 42,881 44,050 44,461 47,261 48,097 49,740 49,706 義 務 的 経 費

(10)

(3)市民所得

平成26年度における東村山市の市民税の課税対象所得は約2,343億4304万円、納税義務 者は67,804人となっています。納税義務者1人当たりの課税対象所得は約345万円となっ ており、多摩26市中18番目となっています。多摩26市平均の約376万円に比べて約30万円 低い状況にあります。 図表 1-13:多摩 26 市の市民税の課税対象所得の比較(平成 26 年 7 月 1 日現在) 市名 課税対象所得 (千円) 納税義務者 (人) 1人当たりの課税 対象所得 (千円/人) 順位 八王子市 886,648,057 251,594 3,524 16 立川市 299,482,507 83,523 3,586 15 武蔵野市 369,038,215 73,347 5,031 1 三鷹市 392,963,145 90,144 4,359 3 青梅市 196,507,071 61,977 3,171 23 府中市 464,429,933 121,812 3,813 10 昭島市 170,975,028 52,195 3,276 22 調布市 445,050,886 111,194 4,002 6 町田市 739,449,257 191,366 3,864 8 小金井市 245,766,136 58,520 4,200 4 小平市 317,334,988 83,941 3,780 11 日野市 305,703,070 84,663 3,611 14 東村山市 234,343,043 67,804 3,456 18 国分寺市 247,815,182 59,030 4,198 5 国立市 162,113,282 35,783 4,530 2 福生市 86,021,109 27,571 3,120 24 狛江市 145,285,724 38,915 3,733 12 東大和市 128,958,562 38,092 3,385 19 清瀬市 108,712,068 32,258 3,370 20 東久留米市 185,487,922 52,789 3,514 17 武蔵村山市 91,885,600 30,099 3,053 26 多摩市 256,179,138 69,553 3,683 13 稲城市 157,421,622 40,121 3,924 7 羽村市 87,386,409 26,658 3,278 21 あきる野市 112,963,213 36,296 3,112 25 西東京市 349,309,284 91,385 3,822 9 多摩26市全体 7,187,230,451 1,910,630 3,762

(11)

4)今後のまちづくりに向けた重点課題(東村山市第4次総合計画)

(1)保健・医療・福祉

① 健やかで安心なくらしの実現 高齢の方や障害のある方をはじめとして、市民一人ひとりが住み慣れた地域の中で、 いつまでも健康で、安心して暮らすことができるような取り組みをさらに充実させるこ とが求められています。 ② 子育て支援機能の強化 待機児童の解消と多様な保育ニーズに応えられる子育て支援を展開するため、今後も 引き続き、良質な保育サービスの提供や地域ぐるみで子育てをしっかりと支え合う基盤 づくりを進めることが求められています。

(2)教育・文化

① 次代を担う子どもたちの健全育成と文化の継承 児童・生徒に確かな学力や豊かな心、健やかな体などの生きる力を身に付けさせ、次 代の東村山を担う人材を育成するため、引き続き「いのちとこころの教育」を推進し、 特色のある教育活動や教育内容の充実に取り組むことが求められています。 また、先人より受け継がれてきた貴重な文化・伝統とともに、東村山らしさを本市が より発展していく礎として、次の世代に継承していくことが求められています。 ② 市民力を育む生涯学習の振興 従来は、生きがいとゆとりある人生を送ることを主な目的に生涯学習を進めてきまし たが、近年では、学ぶだけでなく、学んだ成果を活かし、地域に貢献したいと望む市民 が増えています。このため、今後は、主体的に学んだ力を地域課題の解決のために発揮 できるような、市民力を育む生涯学習を振興することが求められています。

(3)防災・防犯

① 地震に強いまちづくりの推進 大規模な震災に備え、小・中学校の校舎や体育館などの耐震補強をはじめ、市民生活 に身近な公共施設への対策を着実に進めていくことが求められています。 ② 地域主体の防災・防犯活動の推進 災害や犯罪から、市民の尊い生命と貴重な財産を守り、身近な生活空間における安全・ 安心を確保するため、地域ぐるみによる防災・防犯活動を進めるとともに、市民一人ひ とりの防災・防犯意識を啓発していくことが求められています。

(12)

(4)環境

① 低炭素社会の実現 低炭素社会の実現に貢献するため、地域社会を構成するさまざまな主体がそれぞれの 責任と役割に応じて、温室効果ガスの削減を進めるとともに、取り組みの重要性に対す る普及啓発に努め、意識を高めていくことが求められています。 ② 循環型まちづくりの推進 環境に与える影響を最小限にするため、「発生抑制」、「排出抑制」、「再使用」、 「再生利用」、「熱回収」及び「適正処理」の推進をさらに徹底し、循環型まちづくり を根付かせることが求められています。 ③ 緑の保全・創出 豊かな緑を次の世代へ継承するとともに、環境にやさしいまちづくりを進めるため、 農地や雑木林など、市内に現存する貴重な緑を今後も引き続き、大切に守り育てるほか、 身近な緑を創出することが求められています。

(5)地域の活性化・都市基盤

① 産業の振興と雇用機会の拡大 水と緑の豊かな自然環境や鉄道交通の利便性など、東村山らしさを最大限に活かしな がら、新しい特産品の開発、既存特産品の販路開拓などに取り組み、市内産業の振興と 雇用機会の拡大を進めることが求められています。 ② 地域資源を活かしたにぎわいの創出 まちのにぎわいを高めるため、東村山市の貴重な財産である、豊かな緑・文化・歴史 などの地域資源を積極的に活用した観光・交流を進めることが求められています。 ③ 安全・安心で快適な市街地の形成 今後も引き続き、市全体から見た緊急度・重要度に応じた幹線道路の整備を進めると ともに、身近な生活道路の安全性・快適性を高めることが求められています。さらに、 朝夕のラッシュ時を中心とした交通渋滞を抑制し、自動車と歩行者の双方にとって快適 な道路空間を確保することが望まれています。 快適な生活空間の維持・向上と地域の発展を支えるため、住宅、商業、公共公益施設 など、それぞれの機能が十分に発揮される土地利用を計画的かつ適正に誘導することが 求められています。

(13)

(6)行政経営

① 分権時代にふさわしい行財政システムの構築 次の世代に負担を先送りせず、将来にわたり持続可能な地域社会を確立するため、全 庁一丸となって、さらに徹底した歳出全体の洗い直し、より一層効果的・効率的な事業 の実施、自主財源の安定確保などを強力に推し進め、早急かつ確実に財政の健全化を達 成することが求められています。 公共施設は、建設当時の目的・用途にとらわれることなく、市民のニーズや利用実態 に合わせた他施設との複合利用、他機能への用途転換、多様な管理運営手法の導入など を通じ、財政状況に見合った適正な管理・活用を進めることが求められています。 ② 市民参加・協働による自治の推進 それぞれの地域で必要とされる公共サービスを柔軟かつ機動的に提供するため、まち づくりのさまざまな場面において市民の参加を促し、行政とのパートナーシップを強化 するとともに、市民一人ひとりが主役として地域の課題解決や価値向上に取り組む協働 による自治を進めることが求められています。

(14)

5)東村山市の概要まとめ

1-1 位置及び地勢

東京都心部から約 30km の圏内に位置し、鉄道交通で 30 分程度で結ばれており、

利便性に恵まれています。

1-2 人口動向

これまで増加を続けてきた人口は、平成 23 年 7 月をピークに、以降減少に転じて

います。

一世帯あたりの人員が減少しており、核家族化が進行しています。

高齢化率は多摩 26 市中 6 番目であり、高齢化が進んでいます。

1-3 行財政

市民 1 人当たりの市税収入は多摩 26 市の中でも低く、国庫支出金や都支出金など

の依存財源の割合が高まっています。

行財政改革により適正な財政運営に努める一方、扶助費の負担が増加しています。

納税義務者1人当たりの平均課税対象所得は、多摩 26 市全体と比べて約 30 万円

低い状況にあります。

1-4 今後のまちづくりに向けた重点課題

保健・医療・福祉

市民一人ひとりが住み慣れた地域の中で、いつまでも健康で、安心して暮らすこと

ができるような取り組みの充実が求められています。

待機児童の解消と多様な保育ニーズに応えられる子育て支援の展開が求められて

います。

教育・文化

先人より受け継がれてきた貴重な文化・伝統とともに、東村山らしさを本市がより

発展していく礎として、次の世代に継承していくことが求められています。

防災・防犯

地域ぐるみによる防災・防犯活動を進めるとともに、市民一人ひとりの防災・防犯

意識を啓発していくことが求められています。

環境

環境に与える影響を最小限にする取り組みをさらに徹底し、循環型まちづくりを根

付かせることが求められています。

(15)

地域の活性化・都市基盤

まちのにぎわいを高めるため、豊かな緑・文化・歴史などの地域資源を積極的に

活用した観光・交流を進めることが求められています。

市全体から見た緊急度・重要度に応じた幹線道路の整備を進めるとともに、身近

な生活道路の安全性・快適性を高めることが求められています。

行政経営

将来にわたり持続可能な地域社会を確立するため、効果的・効率的な事業の実施、

自主財源の安定確保などを強力に推し進め、早急かつ確実に財政の健全化を達成

することが求められています。

それぞれの地域で必要とされる公共サービスを柔軟かつ機動的に提供するため、ま

ちづくりのさまざまな場面において市民の参加を促し、行政とのパートナーシップ

を強化するとともに、市民一人ひとりが主役として地域の課題解決や価値向上に取

り組む協働による自治を進めることが求められています。

図表 1-3:多摩 26 市の世帯数と人口の比較(平成 27 年 1 月 1 日現在)  資料:総務課  図表 1-4:多摩 26 市の一世帯当たりの人員の比較(平成 27 年 1 月 1 日現在)  資料:総務課70,446 151,412 0100,000200,000300,000400,000500,000600,000八王子市立川市武蔵野市三鷹市青梅市府中市昭島市調布市町田市小金井市小平市日野市東村山市国分寺市国立市福生市狛江市東大和市清瀬市東久留米市武蔵村山市多摩市稲城市羽村市あきる野市西東京市

参照

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