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SDNネットワークを前提とした動的トラヒックシェーピングの提案

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(1)

成 膜 大 学 理 工 学 研 究 報 告 J,Fac,Sci,Tech,Sei/keiUniv. Vol.56No.1(2019)pp.29-34 (研 究 速 報)

SDNネ

ッ トワ ー ク を前 提 と した 動 的 トラ ピ ック シ ェ ー ピ ン グ の 提 案

影 山

瞭 翔*1,栗

伸 一*2

Dynamic

Traffic

Shaping

Method

for SDN-based

Networks

Ryoka KAGEYAMA

*', and Shin-ichi KURIBAYASHI

* 2

(Received March 19, 2019)

1.は じ め に 2.提 案 す る 動 的 シ ェ ー ビ ン グ 方 式[11]一[13] ト ラ ヒ ッ ク シ ェ ー ピ ン グ(以 後 、シ ェ ー ビ ン グ)と は 、 通 信 量 を 規 定 速 度 に 抑 え る 帯 域 制 御 の 方 式 の 一 つ で 、 規 定 速 度 を 超 え る デ ー タ を 通 信 機 器 内 部 に 保 存 し、 容 量 に 空 き が で き た と き に 送 信 す る 方 式 で あ る 。 バ ー ス ト的 に 到 着 し た パ ケ ッ トを 規 定 速 度 に 平 滑 化 し て 転 送 す る 方 式 で あ る 。 従 来 は 想 定 し た 場 所 に シ ェ ー ビ ン グ 装 置 を 事 前 設 置 し 、 ア プ リケ ー シ ョ ン 種 別 毎 ま た は トラ ピ ッ ク 種 別 ご と に 制 御 ポ リ シ ー に 従 っ て 実 施 され る こ と が 多 い[1]'[4]。 ま た 、 ネ ッ トワ ー ク 毎 で 、 か つ 混 雑 して い る 部 分 の み を 考 慮 し て 実 施 さ れ る こ と が 多 く 、 必 要 時 に 任 意 の 位 置 で 動 的 に シ ェ ー ビ ン グ を 実 施 す る こ と は 困 難 な 状 況 で あ っ た 。 シ ェ ー ビ ン グ が 必 要 な 時 に 、 通 信 フ ロ ー を 選 定 し か つ 最 適 な 場 所 で 動 的 に シ ェ ー ビ ン グ を 実 施 す る こ とが で き れ ば 、 ネ ッ トワ ー ク の 回 線 帯 域 や 中 継 処 理 能 力 な ど の 資 源 を よ り効 率 的 に 使 用 で き る 可 能 性 が あ る 。 本 論 文 で は 、 ソ フ ト ウ ェ ア 定 義 型 ネ ッ ト ワ ー クSDN (SoftwareDefinedNetwork)[5]お よ び ネ ッ トワ ー一一ク 機 能 仮 想 化 技 術NFV(NetworkFunctionsVirtualization)[6]'[9]ベ ー一一ス ネ ッ トワ ー ク を 前 提 に 、 状 況 に 応 じ て 最 適 な シ ェ ー ビ ン グ 対 象 通 信 フ ロ ー と そ の シ ェ ー ビ ン グ 実 施 位 置 を 動 的 に 選 定 す る 動 的 シ ェ ー ビ ン グ 方 式 を 提 案 す る 。 ま た 、 動 的 シ ェ ー ビ ン グ 方 式 を 自 動 化 す る た め の シ ス テ ム 構 成 と 機 能 を 明 ら か に す る 。 な お 、 シ ェ ー ピ ン グ ア ル ゴ リズ ム は リー キ ー バ ケ ツ 方 式 や トー一一ク ン バ ケ ツ 方 式[lo]な ど を 想 定 す る 。 本 論 文 は 文 献[ll]一[13]を 発 展 させ 、 と り ま と め た も の で あ る 。 2.1動 的 シ ェ ー ビ ン グ 方 式 の 概 要 例 え ば 、 図1の よ うに 受 信 側 回 線 が 混 雑 し た 場 合 、 従 来(図1<1>)は 受 信 側 で シ ェ ー ビ ン グ を 実 施 す る こ と が 多 い 。 こ れ を 図1〈2>の よ うに 、 シ ェ ー一一ピ ン グ を 送 信 側 近 く で 実 施 で き れ ば 、 無 駄 な 回 線 帯 域 お よ び 中 継 処 理 能 力 を 削 減 し 、ネ ッ トワ ー ク コ ス トを 削 減 で き る 可 能 性 が あ る 。 シ ェ ー ビ ン グ を 実 施 し な い 場 合 、 バ ー ス ト的 に 発 生 す る ト ラ ピ ッ ク に 対 応 で き る よ うに 回 線 帯 域 と 中継 処 理 能 力 を 準 備 し て お く 必 要 が あ る た め で あ る 。 提 案 す る 動 的 シ ェ ー ビ ン グ 方 式 は 、SDNお よ びNFVベ ー ス の ネ ッ ト ワ ー ク を 前 提 と し、 従 来 の よ うに シ ェ ー ビ ン グ機 能 を 特 定 の 場 所 に 事 前 配 備 せ ず 、 ネ ッ トワ ー ク 回 線 混 雑 を 動 的 に 検 出 し 、 そ の 混 雑 を解 消 す る た め に 最 適 な シ ェ ー ビ ン グ 対 象 通 信 フ ロ ー と 最 適 な シ ェ ー ビ ン グ 実 施 位 置 を 動 的 に 選 定 し 、 仮 想 シ ェ ー ビ ン グ機 能 を 生 成 し て そ こ を 経 由 させ る 。 従 来 の シ ェ ー ビ ン グ は 、 回 線 毎 だ け で な く 、 ア プ リ ケ ー シ ョ ン 種 別 や トラ ピ ッ ク 種 別 毎 に 実 施 さ れ る こ と も 多 い 。 そ の た め 、 例 え ば ア プ リケ ー シ ョ ン種 別 ご と に シ ェ ー ビ ン グ を 実 施 す る 場 合 、 シ ェ ー ピ 〈1>回線混雑付近(受信偵Dでシx一ビングを実施PP5:バ ケツト欝 L=バケツト長【ビット1

蔚 驚腫 嗣 謄黒一

〈2>送 信 側付近でシェービングを実施

旦縣 窯宵 蔑肖 鶉 讐 旦

送馴 淋 、、一、sl)欺 ノ 受馴 端末 aAfisコ 升 一5Mbp5一 鉗 悌

弊 る 轍 理,升蜘

*1:情 報 科 学 科4年 生(現 在:大 崎 電 気 工 業) *2:情 報 科 学 科 教 授(kuribayashi@st .seikei,acjp)

図1.シ

ェー ビ ング 実 施 位 置 に よ るネ ッ トワー ク コス ト

削 減 効 果 の 比 較例

(2)

① 基本機能として通信フロー毎にトラピック量を測定可能であり、シェービング対象通信フローの選定 が容易 ②基本機能として通信フロー毎に経路を把握しているため、最適なシェービング配備位置の選定が容易 端末r/ ざらら 

輔 嗣 一

シェービング機能一' ・SDNコントローラ \ 混警 サー・

梅直碗 羽

[ 装置管理システム (NFV機能対応) \'③ 仮想的なシェービング機能を任意 の場所に従来よりも経済的に配備 可能(小容量でも)

図2.動

的 シ ェー ビ ン グ 方 式 の 実 現 を 容 易 とす るSDN

とNFVの 特 徴

ン グ対 象 とな った ア プ リケ ー シ ョン種 別 に属 す る通 信 フ

ロー の 中 か ら最 も多 く無 駄 な 回 線 帯 域 を削 減 で き る通 信

フ ロー とそ の シェ ー ビ ン グ実 施 位 置 を選 定 す る。 これ 以

降 は 回 線 毎 を 前 提 に説 明 す るが 、 同 じよ うにア ブ.リケ ー

シ ョン種別 毎 、 トラ ピ ッ ク種 別 毎 、 に も適 用 で き る。

従 来 の ネ ッ トワー クで 同 様 の こ と をや る場 合 、 通 信 フ

ロー 毎 の トラ ピ ッ ク量 を測 定 す るた めに 専 用 の シス テ ム

を別 途 導 入 しな け れ ば な らな い た め コス トが 高 くな っ て

しま う。 ま た 、 シ ェー ビ ン グ を最 適 な 位 置 で 実 施 す る た

め に は 、 通 信 フ ロー が 経 由す る可 能 性 が あ る全 て の 位 置

に シ ェー ビ ン グ機 能 を 配 備 す る必 要 が あ り、 尼 大 な コ ス

トが か か る。 図2に 示 す よ うに、SDNとNFVの

特 徴 を使

用 す る こ とで 実 現 が 容 易 に な る。 具 体 的 には 、SDNの

徴 を利 用 す る こ と に よ り、 基 本機 能 と して 通 信 フ ロー 毎

の トラ ピ ッ ク量 を 測 定 可 能 とな る。 また 、SDNコ

ン トロ

ー ラが 通信 フ ロー の 経 路 を把 握 して い るた め

、 通 信 フ ロ

ー の 経 路 を絞 り込 ん で 適 切 な 位 置 で シ ェー ビ ン グ を実 施

可 能 とな る。さ らに 、NFVの 特 徴 を利 用 す る こ とに よ り、

任 意 の 容 量 の シ ェー ビ ン グ機 能 を任 意 の 場 所 に従 来 よ り

も経 済 的 に 配備 す る こ とが 可 能 とな る。

SDNコ ン トn-一 ラ が そ こ を 経 由 す る よ うに 経 路 変 更 す る 。 (3)シ ェ ー ビ ン グ 対 象 通 信 フn-一 の 選 定 混 雑 回 線 を 経 由 す る全 て の 通 信 フ ロ ー を 対 象 に シ ェ ー ビ ン グ を 実 施 す る こ と は 効 率 的 で は な く 、 以 下 の よ うに シ ェ ー ビ ン グ対 象 通 信 フ ロ ー を 選 定 す る。 <ス テ ッ プ1>混 雑 し シ ェ ー一一ピ ン グ が 必 要 な 回 線 を 経 由 す るす べ て の 通 信 フ ロ ー の 中 か ら 、 最 も 通 信 速 度 の 速 い 通 信 フ ロ ー一一を 最 大N本(例 え ば10)選 択 し 、 そ れ ら を シ ェ ー ビ ン グ 対 象 通 信 フ ロ ー の 候 補 とす る。 <ス テ ッ プ2>上 記(2)で 提 案 し た シ ェ ー一一ピ ン グ 実 施 位 置 を 前 提 とす る と 、 混 雑 位 置 で シ ェ ー ビ ン グ を 実 施 す る 場 Ha=4口1 混1・ 、・Va=1Mbps

準ミロ

信_

臨L

端 末b 図3.シ ェ ー ビ ン グ 対 象 通 信 フ ロ ー の 選 定 比 較 聞始 一定時間ごとに回線帯域の使用量Xを監視 回線帯域xがw。x を超えている巨腺 があるか? Ye5 No 2.2動 的 シ ェ ー ビ ン グ 方 式 実 現 上 の 課 題 と 解 決 策 (1)シ ェ ー ビ ン グ 実 施 契 機 各 回 線 の 平 均 使 用 率 がPmax(例 え ば 、0,7)を 超 え た 時 点 で`回 線 混 雑'と 判 定 し、 シ ェ ー ビ ン グ を 実 施 す る こ と を想 定 す る 。2.1節 で 述 べ た よ うに 、 ア プ リ ケ ー シ ョン 種 別 毎 、 トラ ピ ッ ク種 別 毎 、 に 実 施 す る 場 合 も 同 様 で あ る。 (2)シ ェ ー一一ピ ン グ 実 施 位 置 混 雑 位 置 で シ ェ ー ビ ン グ を 行 う よ り も 、 送 信 元 近 く で シ ェ ー ビ ン グ を 行 う こ と で よ り多 く の 回 線 帯 域 コ ス トを 削 減 す る こ と が で き る 可 能 性 が あ る 。 そ の た め 、 必 要 時 に 動 的 に 仮 想 シ ェ ー ビ ン グ機 能 を 送 信 元 近 く に 作 成 し、 回 線 の融 蛸 轍 量W噛 X-WoXPinaiに 設 定 X=使用 回練 帯域 ↓ WD澱W混 雑 回線 の帯 域削 減量大回 練帯 域 Pmax=回 練帯 域使 用串 の閾 値 Si=シェー ビング 実施前 の通 信速 度 rmax=シ ェー ビング比 準の 最大 `05ぽシェーピンク還度なシー一どング労 の50繊止κ醗審 ≠ると`1易彦傑ノ 1その回欄 るす・て醐 フ・一鯛1言澱 を剛 ` 遍億速度の遼い口に趣醤プロ}を最大10な 選定 し、そ れらをシェ♂ピング対象辺信プロψ候補とする

`

すぺてのシヱリビンク対象通信フロー候補 のホヅ撒 の悟謡妄船 ↓ ホッブ数x過信逢展の多い顯に遍信プロ"を 選定し、 それらをシェービング対象通信フロ伊とし 通信フロリ1,通信フロ甲2,…5通信フロ"ち…過信プロ"10とする ↓ 1=1と す る No w・(Si'(1τm簾))×) 了05 「1 1・ ・W(・・q副IIフ ・一・を・・Wでシェーピ・グを贈 る1 ↓ ↓ 匠 ・勘 翻 ・・プ ・・グ・競 ・・1 レ 齢1繍 ・・一ビ・グ撚 しな・]

1酬1 施5 i≦10 泣o l I終 了1

図4.回

線 混 雑 判 定 か ら シ ェー ビ ング 対 象 通 信 フ ロー と

シ ェー ビ ング 速 度 決 定 ま で の 処 理 フ ロー

(3)

成 踵 大 学 理 工 学 研 究 報 告

Vol55No.1(2018.6)

合 に 比 べ 、 「

送 信 元 と混 雑 位 置 まで の 総 回 線 距 離 」 ×通

信 速 度

だ け 回 線 帯 域 を削 減 す る こ とが で き る。しか し、

総 回線 距 離 を 簡 単 に求 め る こ とは 困 難 で あ り、 総 回 線 距

離 を ホ ップ 数 で 置 き換 え、 「

ホ ップ 数 ×通 信 速 度 」 の 値

が 最 も大 きい 通 信 フ ロー 候 補 を シ ェー ビ ン グ対 象 通 信 フ

ロー に 選 定 す る。 図3の

例 で は 、 ホ ップ 数(Hb)× 通 信 速

度(Vb)が 大 き い 通 信 フn--bを

シ ェー ビン グ対 象 通 信 フ

ロー と して 選 定 す る。

(4)シ

ェ ー ビン グ速 度 の決 定

上 記(3)で 選 定 した シ ェー ビン グ対 象 通 信 フn-一 の シ

ェー ビ ン グ速 度 は 回 線 の 混 雑 が 解 消 す る よ うに設 定 す る。

但 し、 サ ー ビス 品 質 を考 慮 し、 通 信 フ ロー 毎 の シ ェー ビ

ン グ速 度 は も と も との 通 信 速 度 の 半 分 以 下 に は設 定 しな

い もの とす る。 も し、 通 信 速 度 の 半 分 に シ ェー ビ ン グ速

度 を 設 定 して も回 線 混雑 が解 消 で き な い 場 合 は 、上 記(3)

で 算 出 した 削 減 量 の 大 きい 順 に 回 線 混 雑 が 解 消 で き る ま

で シ ェー ビ ン グ対 象 通信 フ ロー を追加 す る。

(5)処

理 フ ロ ー

上 記(1)か ら(4)まで の 処 理 の 流 れ をま とめ た もの を 図4

に 示 す 。

2.3動 的 シ ェ ー ビ ン グ 方 式 を 実 現 す る シ ス テ ム 構 成 と 機 能 動 的 シ ェ ー ビ ン グ を 自 動 的 に 実 施 す る た め 、 既 存 の SDNコ ン トn-一 ラ と 装 置 管 理 シ ス テ ム(NFV機 能 対 応)に 加 え 、 管 理 オ ー ケ ス ト レ ー シ ョ ン を 新 た に 追 加 す る 。 な お 、 極 力 既 存 シ ス テ ム に 変 更 を 加 え な い こ と を 前 提 と す る 。 管 理 オ ー一一ケ ス ト レー一一シ ョ ン 、SDNコ ン トロ ー一一ラ 、 装 置 管 理 シ ス テ ム(NFV機 能 対 応)を 含 む 動 的 シ ェ ー ビ ン グ を 自 動 化 す る た め の シ ス テ ム 構 成 を 図5に 示 す 。 端 末a、 b、cが サ ー バ ー と そ れ ぞ れ 個 別 に 通 信 を 行 い 、 そ れ ら通 信 フn-一 を そ れ ぞ れ 通 信 フn--a、 通 信 フ ロ ーb、 通 信 フ 管 理 オー ケ ストレー ション n--cと 呼 ぶ 。OpenFlowス イ ッ チ か ら サ ー一一バ ー一一向 け 回 線 が 混 雑 し て い る ケ ー ス で あ る。 動 的 シ ェ ー ビ ン グ の 制 御 シ ナ リ オ は 管 理 オ ー ケ ス ト レ ー シ ョ ン が 管 理 し 、 実 施 す る 。 具 体 的 に は 、 全 体 の 状 況 を把 握 し 、 必 要 な 処 理 を行 う。`回 線 混 雑'と 判 定 した ら、 管 理 オ ー ケ ス トレ ー シ ョ ン はSDNコ ン ト ロ ー ラ に 対 し 通 信 フ ロ ー一一毎 の 通 信 速 度 と ホ ッ プ 数 の 収 集 を 指 示 す る 。SDNコ ン ト ロ ー一一ラ は OpenFlowス イ ッ チ か ら 通 信 フn-一 毎 の 通 信 デ ー タ 量 を 収 集 す る 。 た だ し 、 収 集 す る 通 信 フ ロ ー 数 が 多 い と OpenFlowス イ ッ チ な ら び にSDNコ ン トロ ー一一ラ の 大 幅 な 性 能 劣 化 に つ な が る 。 そ の た め 、OpenFlowス イ ッ チ は 通 信 フ ロ ー 毎 の ト ラ ピ ッ ク カ ウ ン タ 値 が 一 定 値 以 上 の 通 信 フn-一 を 事 前 にSDNコ ン トn-一 ラ に 通 知 し 、SDNコ ン ト ロ ー ラ は そ の 通 知 さ れ た 通 信 フ ロ ー の 通 信 デ ー タ 量 だ け をOpenFlowス イ ッ チ に 問 い 合 わ せ る こ と とす る。 ま た 、SDNコ ン ト ロ ー ラ は ネ ッ トワ ー ク の 接 続 構 成 を 事 前 に 把 握 し て い る た め 、 対 象 と な る 通 信 フ ロ ー の ホ ッ プ 数 を 管 理 オ ー ケ ス ト レ ー シ ョ ン に 転 送 す る 。 管 理 オ ー ケ ス ト レ ー シ ョ ン は 、 収 集 し た デ ー タ を も と に 、 装 置 管 理 シ ス テ ム に 対 し て シ ェ ー ビ ン グ 制 御 パ ラ メ ー タ の 設 定 、 シ ェ ー一一ピ ン グ機 能 の 位 置 情 報 提 供 な ど を 指 示 す る。SDN コ ン ト ロ ー ラ に 対 し て は 、 シ ェ ー ビ ン グ 対 象 通 信 フ ロ ー が 指 定 され た シ ェ ー ビ ン グ機 能 を 経 由 す る よ う に 経 路 切 り 替 え を 指 示 す る。 上 記 で 説 明 し た 管 理 オ ー ケ ス トレ ー シ ョ ン が 具 備 す べ き 主 な 機 能 を 表1に 整 理 す る 。 シ ェ ー ビ ン グ 機 能 の 決 定 か ら 経 路 切 り 替 え ま で を 対 象 に 、 管 理 オ ー一一ケ ス ト レ ー一一シ ョ ン 、SDNコ ン トロ ー一一ラ 、 装 置 管 理 シ ス テ ム 間 で 必 要 と な る連 携 処 理 の 概 要 を 図6に 示 す 。 破 線 矢 印 で 示 す 数 字 は 処 理 フ ロ ー の 順 番 、 ギ リ シ ャ 文 字 は や り取 りす るパ ラ メ ー タ を そ れ ぞ れ 示 す 。以 下 、 図6に 示 す 処 理 を 順 番 に 説 明 す る 。 ・処 理1:管 理 オ ー一一ケ ス ト レ ー一一シ ョ ン が 装 置 管 理 シ ス テ ム に 対 し て 、 シ ェ ー ビ ン グ を 実 施 す る ネ ッ トワ ー ク 識 エリア1蟻 末a

痢 蕩

、!だ

通 偏 フ ローa

\ コ。㌔,動

論 》 一

端末、ム ネ・

通・・ ㌧ 口

通塩、浪 垂岩末・△ Mッ トb▽ ク1 サ ー バ ー

\ F

 }

λロノ

図5.動

的 シ ェー ビ ン グ を 自動 化 す る ため の シス テ ム 構 成

表1.管

理 オ ー ケ ス ト レー シ ョ ンが 具 備

すべ き主 な機 能

◎管理オーケストレーションが飽理をする濠れをまとめ、飽機能を鯛御する臓能 各槍能ごとに違行吠溌を鐘窟し娼理する顎番を管理する, ①目練の使用状況の収集擁能 ②遍信フロー癒の通信遮度の収集機能 ③遍信フロー舞のホップ数の収集機能 ④シェービング対象通信フローの選定機能 ホップ数と通信逮度の積を齢算して一番大きいものから屡に選択 ⑤シェービング対象通信フローのシェービング逮度決定機箆 通信フロー舞の適信遼度からシェービング逮度を決定する ⑥シェービング臓能の決定機能 ⑦シェービング罐能へのパラメータ鹸定機能 シェービング封象通信フローのパラメータを設定する ⑧シェービング実施時にシェービング機能を経由するように経路切り鮒え棲能 シェービング鰐陰時にシェービング機能を経由しないように経路切り替え観能 ⑨SWコ ントローラとの連携燈能 ⑤装置管理システムとの連携嶺能

(4)

通信7ロ ーaをシェー ビング する

ために幽 蟹 欝

」i

α、βか らシェービン グ 機 能Shap1を 選 定 な鞘 を設定篇 β・v 管 理 才一 ケ ス トレー ション yシ ェービング遮度 1通 信 フローaを 1萄 定 する情報 1α'β ・ 端 末ab収9ネ ットワ ーク搬別 子と 」Eby・ ン・・一ラ1,,。器 該 調 。,、.。。。 (IPn.IPrな ど) 、 ε

ガ 盈 嶺1罐

サー'`一

イツチi ポ ー ト, Shap1 (シェービング織飽, lPx

図6.シ

ェー ビン グ機 能 の選 定 か ら経 路 切 り替 え ま で の連 携 法

別 子 と 端 末 の 収 容 エ リア 情 報(α)、 シ ェ ー ビ ン グ 対 象 通 信 フ ロ ーaの マ ッ チ ル ー一一ル 情 報(β)、 シ ェ ー ビ ン グ 速 度 (γ)を 指 定 し、 シ ェ ー ビ ン グ 機 能 の 選 定 と シ ェ ー ビ ン グ 制 御 パ ラ メ ー タ 設 定 を 指 示 す る 。 ・処 理2:装 置 管 理 シ ス テ ム は α と β、 な らび に シ ェ ー ビ ン グ機 能 の 使 用 状 況 な ど を も と に 最 適 な シ ェ ー ビ ン グ 機 能 を 選 定 す る(こ の 例 で は 、Shapl)。 ・処 理3:シ ェ ー ビ ン グ 機 能 は シ ェ ー一一ピ ン グ 制 御 パ ラ メ ー タ 設 定 後 、設 定 完 了 を 装 置 管 理 シ ス テ ム に 通 知 す る。 ・処 理4:装 置 管 理 シ ス テ ム は、 選 定 した シ ェ ー一一ピ ン グ 機 能 が 接 続 さ れ て い る ス イ ッ チ の 番 号(δ)と ス イ ッ チ の ポ ー ト番 号(ε)を 管 理 オ ー ケ ス トレ ー シ ョ ン に 送 付 す る。 ・処 理5:管 理 オ ー一一ケ ス トレ ー一一シ ョ ン は 、SDNコ ン ト ロ ー ラ に 対 し て γ 、 δ、 ε を 通 知 し 、 選 定 した シ ェ ー ビ ン グ 機 能 を 経 由 す る よ う に 通 信 フ ロ ーaの 経 路 切 り替 え を 指 示 す る 。 ・処 理6:SDNコ ン トロ ー一一ラ は δ、 εをベ ー一ス に 対 応 す るOpenFlowス イ ッ チ の フn-一 エ ン ト リー一一の 設 定 、書 き 換 え を 行 い 、通 信 フn--aが シ ェ ー一一ピ ン グ 機 能 を 経 由 す る よ うに 経 路 を 切 り替 え る 。 な お 、 シ ェ ー ビ ン グ が 不 要 に な っ た 場 合 に は 逆 の 操 作 指 示 を 行 う。

3.動

的 シ ェ ー ビ ン グ 方 式 の 動 作 確 認

3.1評 価 シ ス テ ム の 設 計 ・構 築 今 回 は 、 管 理 オ ー ケ ス ト レー シ ョ ン 機 能 の 確 認 を 主 目 的 と し 、SDNコ ン トロ ー一一ラ 、OpenFlowス イ ッ チ 、 装 置 管 理 シ ス テ ム は そ の も の で は な く 代 替 え 装 置(ソ フ トウ ェ ア ル ー一一タvyOS[14]な ど)で 実 現 す る。 ま た 、2章 で 提 案 し た 管 理 オ ー ケ ス ト レー シ ョ ン の 主 な 機 能 を 実 現 す る 「評 価 ツ ー一一ル(C#ベ ー一一ス の ソ フ トウ ェ ア)」 を 設 計 ・作 成 し た 。 評 価 ツ ー ル は 、 新 た に 設 計 し た ツ ー ル と 既 存 の ツ ー ル (plinkな ど)で 構 成 さ れ て い る 。 動 作 確 認 の た め に 使 用 し た 評 価 シ ス テ ム の 概 要 を 図7に 示 す 。vyOSノ ー一一ド数4 台 、 端 末 数3台 、 制 御 用 端 末1台 、 サ ー バ ー1台 か ら構 成 され る。 端 末a、b、cは そ れ ぞ れ サ ー バ ー と 個 別 に 通 信 を 行 い 、 ノ ー一一ド4か ら サ ー バ ー一一方 向 の 回 線 が 混 雑 す る 状 況 を 想 定 す る。シ ェ ー一一ピ ン グ 機 能 はvyOSが 具 備 す る機 能 [14]を流 用 す る 。 3.2動 作 確 認 結 果 動 作 確 認 と し て 、 今 回 は ノ ー ド4と サ ー一一バ ー の 間 の 最 大 帯 域 を20Mbps、Pmaxを0.6と し た 動 作 確 認 を 行 っ た 。 通 信 フ ロ ー一一a、b、cの ホ ッ プ 数 ×通 信 速 度 の 値 は そ れ ぞ れ39Mbps、6Mbps、IMbpsと な り、 一 番 値 の 大 き い 通 信 フ ロ ーaが シ ェ ー ビ ン グ 対 象 通 信 フ ロ ー と し て 選 定 さ れ る 。混 雑 を 解 消 す る た め に は トー タ ル17Mbpsか ら6Mbps 下 げ てllMbpsに す る 必 要 が あ り、 通 信 フ ロ ー-aの シ ェ ー一一 ピ ン グ 速 度 は7Mbpsと 設 定 さ れ る 。 図8は ノ ー一一ド4か ら サ ー バ ー 方 向 へ の ト ラ ピ ッ ク 量 変 化 を 実 測 し た も の で あ り 、想 定 通 り通 信 フ ロ ー一一aのト ラ ピ ッ ク 量 が7Mbpsに 変 化 し て い る こ と が 確 認 で き る。 端 末 、サ ー バ ー:Windows10Pro(64ビ ット)のノー トPC ノー ド=VyOS(1.1.4)の デ ス ク トップPC シ ェー ビン グ 対 象 通 信 フ ロー=通 信 フ ローa シ ェー ビン グ 速 度 ・7M(Pme・FO.6)制 御 用 端末 通 信フ ローa 13MbpsVyOSベ ース 通信フローb通 信フローC 3MbpsIMbps サ ー バー 最大帯域20Mbps 想定使用帯域は最大帯域の6割とする 図7.評 価 シ ス テ ム 構 成(一 例)

(5)

成 踵 大 学 理 工 学 研 究 報 告

Vol55No.1(2018.6)

10秒 程 度 20Mbps 15Mbps 10Mbps 5Mbps OMbps 曾 混雑検 出 シェービング開始 時 間の 進む 方向 → 図8.ノ ー ド4と サ ー バ ー 間 の ト ラ ピ ッ ク 測 定 4.ま と め

SDNお

よびNFVベ

ー ス の ネ ッ トワー ク を前 提 に、 状 況

に 応 じて 最 適 な シ ェー ビ ン グ対 象 通 信 フ ロー とそ の シ ェ

ー ビ ン グ実 施 位 置 を動 的 に 選 定 す る動 的 シ ェー ビ ン グ方

式 を 提 案 した 。 ま た 、 動 的 シ ェー ビ ン グ方 式 を 自動 化 す

るた め の シス テ ム 構 成 を明 らか に し、 評 価 シス テ ム を構

築 して 提 案 方 式 が想 定 通 り動 作 す る こ と を確 認 した 。

提 案 方 式 は 対 象 とな る回 線 や 通 信 フ ロー の 数 が 多 く な

る と処 理 量 も大 幅 に増 大 す る可 能 性 が あ り、 そ の 削 減 法

が 今 後 の課 題 で あ る。 また 、 複 数 の ネ ッ トワー ク に ま た

が っ た 場 合 の 複 数SDNコ

ン トロー ラ問 の 連 携 法 、 複 数 の

装 置 管 理 シス テ ム 間 連携 法 も今 後 検討 す る必 要 が あ る。

参考文献

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