1
研 究 論 文】 UDC :691,
32 日本建築 学 会 構造系 論 文報 告 集 第 347 号・
昭和 60 年1月 コン
ク
リ
ー
ト
強度
に
関
す る
確率破 壊
モ
デ
ル
と そ
の
特 徴
.
正 会員 正 会 員 正 会 員小
谷
山
阪
川
田
義
恭
和
夫
*雄
* *夫
* * * §1.
ま え がき筆 者らは, 先に セ メ ン ト系 複 合 材 料の破 壊過程 を安 定 し た微小ク ラック の発 生
・
累 積 過 程と不安定な ク ラック の 発生・
進展過 程と に大別し,
これ らの 過 程 をそ れ ぞ れ2
状態 1段 階マル コ フ確 率 過 程モデル とA .
M .Hasofer
の提 案し た定 常 確 率 過 程モ デル1)に よっ て近似し た確 率 破 壊モ デル (以下,Model −
1と略記す る)を提 案し た2)。
ま た,一
連の実験によっ て そ の提 案モデル の妥 当性を確 め た3)。
しか し,
既 提 案モ デル では, 幾 何学的に非均 質 なコ ン ク リー
トの場 合には その非均質性に応じて, また 曲げ破 壊や圧 縮 破 壊などの破 壊形 式に 応じて, 本 来 材 料 定 数 とみ なされて い るパ ラ メー
タ (後で示すβ〉の値 を 変 化させ なけれ ば ならない という欠点 が あっ た。 そのた め, 本報で は, 上記の安 定し た 微 小 ク ラッ ク の発 生・
累 積 過 程 を, さ らに初 期ク ラッ クの発 生に至るまでの過 程 と微 小ク ラッ ク の累 積 過程とに分類し,
その欠 点 を 除去 し た よ り合 理 的な確 率 破 壊モデル を提案す る と と もに, その特徴につ い て検 討し た。 §2.
確 率 破 壊モデル既報Z〕 では, セ メ ン ト系 複 合 材 料の強 度の確 率 統 計 性 質 を
,
図一1
(a)に示 す 結 合モ デルを用いて表し, 理 論 式の誘 導 を 行っ た。
また,
この確 率破壊モ デル (Model
−
1)に よ る理 論 値 と実験 値 との比較の際,
安 定した微 小ク ラック の発 生・
累 積の 過程が容 易に識 別で きる場 合 に は, 不 安 定ク ラ ッ ク の発 生・
進展開 始 応 力に至るまで の破 壊 過 程は, 少な く と も初期 ク ラック の発 生ま で の過 程と安 定し た微 小ク ラ ック の累積過程の3
状 態2段 階マ ル コ フ確 率過程の問 題と して取 扱う必 要のあること を指 摘した3)。
本 報で は , こ の点 を 考 慮し て,
図一
1 (b
)に 示す よ う な結合モデル を用い て既 提 案の確 率 破 壊モデル の 改 善 を試み る。 2.
1 安 定し た微 小ク ラッ クの発生・
累積 過 程に関 す る基 礎 式 コ ンク リー
トの破 壊を多 段 階マ ルコ フ確率過 程論に基 づい て定式 化す る た めに は,
通常試 験 体が単 位 時 間 当た りに状 態i
か ら状 態i
+1
へ 変化する 遷移確 率 (μt,
1 . 、 (t)〉を,μ、,i.i(t)
=
M・
L
、・
σ f’…・
………・
……・
…・
・
一 ・
(1) で定義し て,・、ω
一
explイ
・一 (t
)d
・1
・・(t
)・
一 ・
…
(・)研ω
イ 〔
・1−
1,
i(・}・
exp[
.
fti
・・.
,・・(・)一
・。・,漁]
睇 )〕
…一… …・
・
(・) ただし, U,(t);
1,
U
,(O
)=0
, i; 2,
3,
…,
n,
n十1 を解く必 要がある4) 。 こ こに,P
‘(t
):時 刻t
におい て状 態i
に ある確 率,
m :試 験体の 体 積,
L‘:状 態i
に お け る試 験 体の内 部 構 造に関 連す る値4) , β:材 料 定 数,
σ :公 称 応 力。
い ま,
載荷速 度 (の を一
定,
す な わち 時 刻t
にお け る公 称 応 力 (σ(t))が σ(t)=
δ・
t・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(4) で表され るものと して,
3 状態2
段 階マ ル コフ確 率 過 程 問題 を考え る と,
応 力 σ の下で試 験体が状 態1 (未 破 壊 ) お よび状tw
2 (初 期ク ラッ クの発 生 開 始 点 }にある確 率 (P〔σ)お よびPs
(σ)}は,
式 (1)〜
(4) よ り,
そ れ ぞ れ次の よ うに求ま る。 … )一 ・・p
{
譯
i
鉾
詑 ・}
…・
………・
・
……
(・)6
舎
寓 名古 屋 大 学 教 授・
工博 # 三重 大 学 教 授・
工博 牌 ゆ 名 古屋 大 学 助 手 (昭 和 59 年 4 月 11日原 稿 受理 日.
昭 和 59年8月7日 改 訂原 稿 受 理日,
討論 期 限 昭 和 60 年 4 月 末日}【
「
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t’
5.
S畢
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A
・
e・
−
U/‘
し…
d
6
〔a) 3状態 2段 階 破壊過程 (b) 4状 態3段 階 破 壊過程 モデル (Model−
1) モ デ ル (Model−
2> 図一
1 コ ンク リー
トの結 合モデル一 18
一
Ps…
一
詐
。1[
exp瞬
i
紗
1i−
exp{
群
雛
詑弓
]
………・
(・) し た がっ て,
この とき試 験体が状 態3 〔不 安 定ク ラック の発生開 始点 )にある確率 (Pu
(a))は, P。(σ)=
1−
IP
(σ)+P試σ)ト・
一 ………・
…・
・
・
…
(7 ) の関係より,
次式で与え ら れ る。
P・
1
・・−
1一
誰
、, exp{
喬
罕
1
紗
1}
・
意
exp{
盪罕
i
静
1}
・
…・
・
(・) た だ し,
L1= ・L,の場 合は,Pu
…−
1−
{
1+諞
渉
診 1}
exp{
僻
缶
囲
・
・
…・
…・
…・
……
(8)’
とな る。
また, 不 安 定クラックの発 生 開 始 点の確 率 密 度 分 布 関 数 (q。(σ))は次の よ う に な る。 L,キL2の場合:q・(・・一
諤
与
髭
・[
exp鵬 静
・}
−
ex帰
罕
i
鈴
・}
]
……・
・
一 …
(・)L
,=L2
の場合 :q・…一
歯
(
m・
L
, σ)
2 σ一 expl譯
1
静
・}
…
tS・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
《9)’
2.
2 不 安 定クラッ クの進 展 過 程 に関する基 礎 式 不 安 定ク ラックの発 生・
進 展過程で は,一
般に か な り 顕 著な試 験 体の剛 性 低下 が生じ る た め,
状 態 変 化に対す る遷 移 確 率を求める際に は, クラックの発 生・
進 展に伴 う応 力 再 分 配の影 響 を考 慮し な け れ ば な ら ない。 また,
こ の よ うな破 壊 過 程は,
多段 階 確 率過程 問題 とし て取 扱 う 必要が あるが,
状 態 数の設 定 並 びに累 積損傷過程を 遷 移 確 率に反 映させ る方 法において は未解 決の問 題が多く 残っ て いる。 さら に,
設 定 状 態 数が増 加す る と,
式の展 開は非 常に複 雑とな る。
そ の た め, こ こで は,
既報 t〕と 同 様に金 属 材 料のぜい性 破 壊の際に観察さ れ る試験 体の 累積 損 傷の メカニ ズム を一
種の定 常 確 率過程 問題 と して 取扱っ たA .
M .
Hasofer
の モ デル 1)を 準 用 し,
その結 果 を単一
マ ル コフ確 率 過 程 問 題に置 換す る方 法につ い て検 討す る。A .
M 。
Hasofer
の モデル は,
コ ン ク リー
トの破 壊 過 程 を対 数 時 間軸に対して,
近 似 的に比 率 θ の定 常 ボアソ ン過 程 と仮 定 し たことと等 価1) で あ る た め,
単一
マ ル コ フ確 率 過 程 問 題に置 換し た場 合の試 験 体 全体と して の遷 移 確 率 (万(t))は形 式上次のよ うになる。
潭(君)=
θ・
t−
i=
mu’
Lu’
t一
匸・
…・
…………・
…・
(10
) こ こ に,
Mu :不 安 定クラ ッ クの進 展 過 程 を 支 配する 領 域の大き さに関 連 する値,Lu
:不安定クラッ ク の進 展 過 程 段 階に お け る試 験体の 内部構造に関 連 する値,t
;時間。
し た がっ て,
時刻 tにおい て試 験 体が不 安 定ク ラッ ク発生 開始点にあ る確 率 (Pu(t
)〉は次式で表さ れ る。
坑 ω
一
expぼ
耽・
塀一
id ・}
……一 …
(.
11) こ こ に, tu:不 安 定ク ラッ ク発生開 始 時 刻。 上 式 中の 時 間 項 (t
お よびtu
>を 式 (4
)を用い て応 力に置 換 す ると,
次 式が得ら れ る。
腓 exp
{
−
M ・’
…1
・9
(
主 tu)
}
−
exp{
一
凪・
1
・9(
σ σu)
}
一
(
σ σ u)
−
m・・Lu…………・
・
一 ………
(12
) ま た, 応 力σの 下で試 験 体 が破 壊し ている確率 (D
‘(σ)) は,D
・(・)−
1−
(
σ σu)
−
MwLu・
……・
………・
・
………
(13
) と な る。
さら に, 試 験体の 強 度の 確 率 密 度 分 布 関 数 (qCl〔σ))は次 式で与え ら れ る。
qd
(σ)=
Mu’
Lu ’
σ黌thLu・
σ一
tM陣Lu+1,・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(
14
)既 報2 )中の式 (1)
,
(2)並 びに上記の式 (13 ),
(14
) とか ら明らか な よ うに,A .
M.
Hasofer が提案し た確率 破 壊モデル は,
遷移確 率を式 (10
)で表し た場 合の単一
マ ル コ フ確率過程モ デル と形 式上一
致す る。
ま た,A .
M .
Hasofer
の モ デル では,
欠 陥 指 標 (の2}の 中に包 含さ れ て瞹眛な も の と なっ て いた強 度の確 率 統 計性 質に 及 ぼ す試験体の大き さの影 響を,
単一
マ ルコフ確率過程 問題の場合に は独立して扱 うこ とが できる。
な お , 遷 移 確 率 を式 (10
)で表す ことの当 否につ い て は, 未 だ 理 論 的に は明 ら かに さ れてい ないが,
吉 本・
後 藤・
荻 野5 〕は,一
定 荷 重下にお け るモ ル タルは りの 破 壊 時 間に関する実 験 研 究によ り,
遷移確率は時間に独立で は な く時 間の経 過と ともに小さ く な るこ と を明ら かに して い る。
また,W
.
McCabe ・
R .
M .
Koerner・
A .
E .
LoadJr
.
6}は,ク リー
プ載 荷 時の単 位 時 間当た り の アコ
ー
スティッ ク・
エ ミッ シ ョ ン (AE
>の発生頻度と経 過 時 間との 関 係を両 対 数 グラ フ上で表 示し た場 合,AE
発 生 速 度は時 間の経 過 と ともに ほぼ直 線 的に減少し,
そ の直線の傾き は載 荷 応 力 レベ ル に か かわ らず約一LO
であ る と報 告し ており,
式 (10>と定 量 的に も一
致す る。 これ は,
前 述の A,
M.
Hasofer
の確 率 破 壊モ デルが基 本 的には妥 当で あ ること を示 してい る。一
方,
単 調増 加 型 載 荷 時の試 験 体全 体 と し て の遷 移 確 率は, 式 (4
)お よ び式 (10)よ り,7Z
(t
)ocLu’
σ一
1・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(
15
) と な り, 応 力 (σ)の増 大 と と もに遷 移確 率は低 下し,
在 来の確率破 壊モデル4 )・
7L13 )と 比 較して一
見 矛盾す る ように み え る
。
しか し,
こ れ は本 来 多 段 階 確 率 過 程と考え ら れ る不 安 定ク ラッ クの進 展 過 程 を, 見 掛け上, 2状 態 1段 階マ ル コ フ確 率 過 程 とみなした ためである。 すな わ ち,
遷 移 確 率は,
時 間 項を無 視す れ ば,一
般 的に応 力 依 存型核生成論の立 場か ら前掲の式 (1
)で表さ れ ること が多い た め, 上 式は, 寿(t) (Cu ’
σβ)σ一
1=
L 缶σβ皿
1……・
…・
…・
……
(16) とな り, 通 常 考え られているβの範 囲 (=
10−
30)では,
遷 移 確 率は応 力 (σ)の増 大と ともに増 大する ことにな る。
た だ し, 不 安 定ク ラッ ク の進 展 過 程は, 上述の よ う に多 段 階 確 率 過 程 と考え ら れるた め,
局 所 応 力の集 中 度 に関連す るパ ラメー
タL
もを,
不 安 定クラック の進 展 開 始 時点での値,
あ るい はこ の過程で の平 均 値と して定 義 す るの は厳 密で は な く,
こ の過 程の 内で 変 化 するパ ラ メー
タである もの とし て取扱う 必要が ある。
何 故な らば,
本 来 瓦 が定 数と み な せ る範 囲で状態数を設 定すべ き と ころ を,
疏 を変 数と して取 扱 うことに よっ て単 純 化し た ためである。A .
M ,
Hasofer
の確率破壊モ デル は,
L急 σ一
β…
一
・
・
・
・
・
・
・
…
一
一
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
−t…
(17) と 仮 定 し たこ と と 等 価で ある。 し た がっ て,A .
M .
Hasofer
の確 率 破 壊モ デル は,
ク ラッ クの進 展に対す る 拘 束が著し い場 合を対 象とし て い ると言え る。 2.
3 コ ン ク リー
ト強 度に関 する基 礎 式図
一1
(b
)に示し た結 合モデル の場 合, 2.
Z節で示し た不 安 定ク ラッ ク発 生 開 始 点の応 力 (σu )は,
2.
1節で 示 した式 (9>また は式 (9)’
の ような確 率 密 度 分 布 を もつ 確 率 変 数によって表 すこと ができ る。 すな わ ち,
今回提 案の確 率 破 壊モデル (以 下,
Model−
2と略記す る) は, 常 用のマ ル コ フ確 率 過 程モ デル と,
不 安 定ク ラ ック の進 展・
連 結 過 程の よ うな累 積 損 傷 過 程を対象と し た確 率 破 壊モデル とを結 合し た もの ということ がで き る。 し たがっ て, 応 力 σ の下で試 験 体が破 壊している確 率 (D
(σ)〉は,
全 確 率の定 理 よりL
,キL2
の場 合,
式 (9
)お よ び式 (13 )か ら次の よ うに求ま る。・(・)一
御
・)’
・・
{・。)dau
− 1−
、鳬
,[
exp{
喬罕
i
紗
ll・
[
豐
1
}
黜 ・一
一・
r
(
筝
争
+1
.群
言
誉
・ 一)
1
・
嵩
[
ex帰
帶
・州
・
際 劉
黜 σ一
一・
・(
計
・ ・,識
診 ・)
]
・
…・
・
(18・ ・ ご・, ・(z,P)一
∬
exp ← t)・
・ t−
・dt
・第 1種不完一
20
一
全 ガンマ 関 数 。 また,
L,=
L,の場 合に は,
式 (9)’
お よ び式 (13)より,
・(・・キ
[
1
+謁
囲
expl毒罕
1
静
}
一
{
讐
}
讐 σ一
一・
r
(
Mu・
Lu
祝・
ム β+、 +2
・te
+1)∂・ ” + 且)
−
tt
(18)・
と な る。
強度の 確率 密度分布関 数 (q(σ))は,
式 (9) ま たは式 )’
お よ び式 (14)より,
それ ぞ れ次の よ うに表 される。
L
,キL2
の場合 :・(・)
一
∬
・・(・)幅 )d
・。一 飢 ゼ 恥 一 ・ …
{
五缶
1{
黜
1
}
騨・
厂(
1
許
+1,
嵩
捗
評 1)
−
L
銑
、際
劉
紳・
・(
讐
+1,
識
評 ・)
]
・
・
…・
・
(19)L
,;L
,の場 合 :・…
一
砿{
(β +1)bm
・
L
,}
黔 ・一
・MwLu + ])・
F(
紺
u + ・・
驫
・…)
一 ・
一
・・9・ ’ さ ら に,
平 均 強 度 侮 )は,
式 (9
),
式 (14
>お よび 式 (19 ), 並 びに式 (9
)’
,
式 (14
)お よ び式 (19
)t よ り次の よ うに求め ら れ る。
L
,キL2
の場 合 : ・一
∬
{
∬
… 繊}
・u(au)dau
−
’n”
’
Lur(
ββ++2
1
)
[
[
豐
学
L
,L
,− Ll
{
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l
合 場 の ム = ム L.
u 皿 σ=
7rlu’
Lu−
1ue
+1)’1
“T]
…………・
……
(・・)r
(
2β十3
β+1
)
{
騁
1
}
th
−
(・・)・
ま た,
強 度の分散 (V2
)は,
式 (9 ),
式 (14)お よ び 式 (20 ), 並びに式 (9 )’
, 式 (14>お よ び式 (20 )’
を 用いて次のよ うに表さ れ る。 L1キL2
の場 合 : ・イ {
∬
・・
qal・)・・}
幅 )・碗一
i2一
際 碧
1
鬥
畿
舞
、・
差
Llr(
β +3
β+1)
一
(
Mu・
Lu Mu・
Lu − 1
)
2r2(
多
1
詈
)
]
一
{
際呈
f
}
論・
[
認
.
津
,・
。、皇
1L!
(
謂
)
(
皿鵬 ガ餌・
L
Lu
猛一
1)
’r
・(
錯
)
]
・
(
Mu’
Lu mu’
Lu−
1)
‘ 祀≒
ア・
(m ・・
Ll・
L ・)如
+1)δ}前
・(
ββ++2
1)
………一
一
(21 > L,=L
,の場 合・』
[
讐 門
畿
夢
,・(
2β+4 β+1
)
一
(
m ゼLu η !.
ゼL並一
1)
2r ・(
群
)
]
・
………
(21)’ なお,
これ までに提案さ れて い る コ ン ク リー
ト強 度に 関す る確 率破 壊モ デル の う ち,
永 松 の モ デル 7)は Model−
2でL
,=L
,かっLu =
。。 の場 合に相 当し,
ま た 三橋の モデルa )はModel−
2を一
っ の断 面 要 素と仮 定し,
こ れ を直列に連結し た結 合モ デル (付 録一
1
参 照)でLI
キL,かつLu
= 。 。 と置い た場 合に相 当する。§
3.
確率破 壊モ デル の特徴 3
.
1 確 率 分 布 性 状 セメ ン トペー
ス トの引 張 破壊の よ う な比 較 的ぜい性 的 な破 壊 過 程を示す材 料の 強 度の 確 率 分 布は,Weibull
分 布に近い形 状を示すこと が 経験 的に知られ て い る。
横 堀 8〕は,
確 率 過 程 論の立場か ら , 材 料の破 壊 過 程が単一
マ ルコ フ確 率 過 程,
す な わ ち, 完 全ぜい性 型とみな せ る場 合,
材 料強 度 の 確 率 分布が形 式 上Weibull
分 布に一
致 すること を 理論的に 明 ら か に し てい る。
しか し,
破 壊 過 程 が延 性的な金 属材 料で は, 強 度の 確 率 分 布 は, Weibull 分 布よ り も む し ろ対 数 正 規分布に近い形 状を 示 すこと が知ら れて いる。 コ ン ク リー
トの破 壊 過程は,
圧縮破 壊に限らず 多 少 と も漸 進 的であり,
かつ コ ンク リー
トの調合や載 荷 方 法な どに よっ て も相 違す る た め, 強度の確 率分布は, 上 記の Weibul1 分 布や対 数正規分布と も異なっ たものとな る。
こ こ で は, 今回提案の確 率破壊モデル (Model−2
)を用 い て,
コ ン ク リー
ト強 度の確 率 分 布 性 状に及ぼ す各 種 要 因の影響 を 検 討 す る。
図一2,
図一3
お よ び図一5
は,
強度の確 率分布形状に 及ぼ す各種パ ラ メー
タの 影響を,Weibul1
確率紙上に示 した もの である。
し たがっ て,
図 中の確率 分布曲線が線 形 となっ た場 合, 確 率 分 布は Weibul1 分 布に一
致 する 。 以 下,
それぞれにつ いて考 察 する。 (1) 破 壊 過 程の影 響 確 率 分 布 形 状に及ぼ す不 安 定ク ラッ ク の進 展 過 程に関 連す るパ ラ メー
タ(Lu
)の影響を示し た図一2
に よ れば,
Lu
の値が小さ く なっ て, 不 安 定クラッ ク の進 展 過 程が 断続 的と な る とと もに, 確 率 分 布 曲線は強 度の大 きい方 ヘ シフ ト し, かっ 高 強 度 領 域で の強 度の バ ラ ツキ も徐々 に増 大する。
ま た,
安 定し た微 小ク ラック の累 積 過 程を 無 視し たModel−1
の場 合には, 既 報 z)の よ うに,
低 強 度 領域にお ける確 率 分 布は勾 配が’
β+1の ほ ぼ直線と な る が, 今回提 案のModel−
2の場 合に は,
確 率 分 布は,
低 強 度領域におい ても若 干の非 線 形 性 を示す。
図一3
は,Model
−
2適用時の強 度の確 率分布 形 状に及 ぼ す安定し た微 小ク ラックの累 積過 程に関連する パ ラ メー
タ (L
,〉の 影 響 を示 し たもの で ある。 こ の点にっ い て は,
すで に三橋4)が指 摘して い る ところであ る が,
一
般に LML ,の値が ユよりも 大きい場 合,
L,が小さ く 破 壊が延 性 的にな るに し た がっ て,
低 強 度 領 域の確 率 分 布 曲 線の傾き は徐々 に増 大し,
強 度の バ ラ ツキは減 少 す る が,
L2/L[の値が 1よりも小さい場合には,
L2
が 小 さ く な る ほど 確 率 分 布 曲 線は強 度の 大きい方ヘ シフ ト し, かつ確 率 分 布 曲線の傾き は高 強 度 領 域か ら徐々 に低 下 して強 度の バ ラ ツキが増 大す る。 な お,
L2 /L,が 1よ り も小さい範 囲のL
,の効 果は,
前 述のLu
の効 果に類 似してい るが,Lu
の 方 が より高 強 度 領 域の確率分布形 状に影 響を 及 ぼ す。
とこ ろ で,
既 提 案の Model−
1の場合,
低 強 度領域に お け る確 率 分 布 曲 線の形 状 変 化は,
材料定 数 βの値 を変 化させ なけれ ば説 明で き な かっ た が, 今 : 呈含
:士
呈¥
。当
:
門 : 4■
暉 4■
9 5PO 5曾
1 5曾
2 5,
} 5■
‘ 5,
匠 5.
6 しNCSTREN6TH 】 N=
m騒
mu.
BSTA=
B,
LOADING昌
δ 図一2
コ ン クリー
ト強 度の確 率 分布性状に 及 ぼ す不安 定ク ラック の進 展 過 程に 関連す るパラ メー
タ 〔Lu}の影 響 O.
『卩
O,
OO
鹽
一
IO
.
四■
O
噛
【1【
(
口 酢一
UZJl
〕
ZJO.
,
4.
7 4.
e 4▼
P 臥0 耳,
1 5.
; 5.
1 6.
‘ 5.
5 LN〔STRENG丁Hコ lam=
Mu,
BETA」
B,
VOAD :鵬昌
6 (a) L2/L■≧1.
0の場合 図一3
O.
囲
ロ
.
一
O.
ロ
O.
〒 O.
肘
じ O,
nI【
〔
O 曠一
凵 Z」
■
〕
Z 」 『マ
4■
6 4r9 5■
0 5,
匚 5。
2 5■
1 5,
4 5,
5 5.
6 L閥【STRENB了H} 凹冨
m冨
恥,
BETA昌
日,
LopmlNG=
δ (b) L,IL1
≦1,
0の場 合 コ ンクリー
ト強 度の確 率 分 布 性 状に及ぼす安 定 した微 小ク ラックの 累積過程に関 連す るパ ラメー
タ 〔L,)の影 響回 提 案の Model
−
2を 用い ると,
確 率分布 曲 線の形状 変 化の現 象は,
安 定し た微 小クラック の累 積 過 程の相違と して合 理 的に説 明 することができる。 以 上の数 値 計 算 結 果か ら, 破 壊 過 程が完 全ぜい 性型と み なせない場 合には,
強度の確 率 分布は必 ずし もWei−
bull
分 布とは な らず, 破 壊過程が 延性的に な るに し た がっ て高強度領域に お ける バ ラ ツキが増 大し,
確 率分布 は対 数正規 分 布に近い形 状へ と変 化 する傾 向にあること が わ か る。 こ の こと は,
セ メ ン ト系 複 合 材 料のよ う な比 較 的 ぜい性的な材料と金 属 材 料の よ うな延 性 的な材 料に おい て実験 的に観 察 されて い る強 度の確 率 分 布 形 状の特 徴的な相違が,
今 回 提 案の確 率 破 壊モデル を用い て, 材 料の破壊過程の相違とし て合 理 的に説 明で き る こ とを示 して いる。 (2
) 試験 体 寸 法の影 響材料の強 度お よ び その バ ラ ツキ (主と して分 散 )は,
一
般に試 験 体 寸 法が大 き くなる に し たが っ て減少す るこ と は古く か ら知ら れてお り,
すで に数 多くの実 験 的・
理 論 的 検 討が行わ れて い る9}。
Weibull の最 小 値 確 率 論]°} によれ ば,
材 料 強 度の確 率 分 布は, Weibull 確率紙上で 直線と な り,
試 験 体 寸 法が大き くな ると強 度の小さい方 へ 平行移動し,
試験体 寸法が大き く な る と強 度の分 散は 減 少 する。 た だ し,
こ のと き変 動 係 数は不 変である。
し か し,
筆 者ら の実 験 結 果2Lll },
あるいは図一
4に示 すS .
Walker・
D ,L .
Bloemi2
)の実 験か ら もわ か る よ うに,
コ ンクリー
ト強 度の変 動 係 数は一
般に試 験 体 寸 法が大き く な るに し た がっ て低 下 する。 い ま,Model−
2適 用 時の 強 度の確 率 分 布 形 状に及ぽす試 験 体の大き さに関 連する パ ラメー
タ (m および 7π。〉の影 響 を 示す と 図一5
の よ うにな る。 すな わち,
強 度の確 率 分 布は, 試 験 体 寸 法 が 大き くな る に し たがっ て,
強 度の小さい方へ 移 行し , 高 強 度 領 域で の強 度の バラツキは徐々 に減少し て, ある寸 法 以上 にな る と,
見 掛 け上Weibull
分 布に一
致する傾 向を示す。
従っ て,
強 度の変 動 係 数は,
あ る試 験 体 寸 法 に達 するまでは,
試 験 体 寸 法 が 大 き くな る に し たがっ て 減 少す ることになり,
既 往の実 験 結 果 と も定 性 的に一
致 する。 な お,
こ れまで に提 案さ れ て い る多 段 階 確 率 過 程 モ デル の う ち,
三橋の提 案し た確 率 破 壊モ デル4} は, 図一5
と類 似し た傾 向を示す が,
本 提 案 確 率 破 壊モ デル の 方が試 験 体 寸 法の影 響を顕 著に受け る。 3.
2 コ ン ク リー
トの強 度 特 性に及ぼ す各 種 要 因の影 響 す でに述べ た よ うに,
コ ン ク リー
トの破 壊現象は本質 的に確 率 現 象で ある ため,
コ ン ク リー
ト強 度に及ぼす各 種要因の影 響 を統一
的に把 握 す るに は確 率 論 的な観点か らの検討が 必要であ る。
た と え ば, 強度の寸法効 果は確 率 論 的な立 場か ら の考 察によっ て はじめて説 明できる現 象で あり,
古く から Weibull の 最 小 値 確 率 論の適用が一
22
一
50 O O る ヨ ( N§
、
い9
』 』 20 10Size
of section (cm )一
一
一一
一
薩aKir・
1μ
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2b 用m夙
細
nimum
s’
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a 凪flrcgatc.
bO mm図
一4
コ ンクリー
トの曲 げ強度お よ び そのバ ラツキの 寸法 効 果に関 する実 験 結 果12 ) O 雨 O 二 O・
OO
●
一
卩
O
・
硬巴
,目
9
門
o H【
0‘
一
UZJl}
ZJ 『燈
「
、
\
Eondm95trength o決
8
− 一一
80、
0 ( 誤 6)
〉 り o Co巳fflc⊥gntDf v日rianon、
1、
、
、
、
4、
、 、
、
、
、 、
7、
5罵1015 翼1520x2025 乂252 MeDEL−
2 〆.
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1.
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印−
L.
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一
一
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5.
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一
一
門●
2.
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1.
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1.
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7 4■
o ‘,
P 5■
0 5■
匚 5r2 5凾
1 5,
4 6,
5 L閥【STRE閧STHコ M−
m・
mu,
IETA=
a,
1・
OADING=
6 図一
5 コ ンク リー
ト強度の確率分布性状に及ぼす 試 験 体の 大き さに関連す るパ ラ メー
タ (m,
M 。)の影響 試み ら れて いる。
し か し,
在 来の理 論 解析の手 法で は,
これらの事 象の定 性 的な説 明は で き て も定量的に は十 分 な説 明ができ ない 。 これは,
主と してその よ う な破 壊事 象が材 料の破 壊 過 程に依 存する に もか かわ らず,
その こ と が考 慮さ れて いないた め と思 わ れる。
こ こで は, コ ン ク リー
ト強 度に及ぼす 試 験 体 寸 法の影 響, 曲 げ強 度に及 ぼ す載荷 方法の影 響およびコ ン ク リー
ト強 度に及 ぽ す載 荷 速度の 影 響 を,
§2.
で提 案 した不 安 定ク ラックの進 展 過 程を考 慮し た多段 階 確 率 過 程 論の立 場か ら検 討す る。
な お,
堀13〕,
永松「〕お よ び三橋4)ら は,
別に マ ル コフ 確率過 程 論の立 場か ら同 様の検 討 を行っ て いるが, 本 提 案確率破壊モ デル は,
コ ンク リー
ト強 度の寸 法 効 果に お い てその特 徴 を発 揮す る。
(1) コ ン クリー
トの強 度 特 性に及 ぼ す試 験体寸法の 影 響 材 料 強 度の寸 法 効 果に関す る説 明に は,
通 常 Weibull の最 小値確率論が用い ら れ, 強度お よ び そ の変動 係 数の 寸 法 効 果は,
そ れ ぞ れ次 式で与え ら れ てい る。
1
爿
薨
)
m・
・
…………・
一 ・
…………・
・
一
(22} CV=
1・
・
………・
・
…・
・
…・
…・
∵…・
・
…
(23) CVeこ こに,
U
:平 均 強 度,
m :試 験 体の体 積,
β:材 料 定 数,cy
:変 動 係 数, 添 字“
0”
:基 準とし た試 験 体の 値であるこ と を示す。上 式によ れ ば, 強 度 比の対 数
,ln
(万毎。),
と試験体の 体 積 比 の 対 数,
ln(m /m 。),
との 関 係は,
傾 き一
1/(β+1)をもつ 直 線で表 さ れ,ln
(i
/i
。)とln
(m /m 。) との関 係は,
基 準と し た試 験 体の大き さ (m 。)に依 存 しない。
し か し,
コ ン ク リー
ト強 度の 寸 法 効 果は,一
般 に曲げ強 度の場 合よ り も圧縮強 度の場合の方が小さく,
いわ ゆ る破 壊 形 式に依 存 し1]) , ま た基準と し た試 験 体の 大き さに も依 存する14〕。
したがっ て,
式 (22)の みで コ ン ク リー
ト強 度の寸 法 効果におい て観 察され る上 述の事 象を説 明す ること は不可能である。
い ま,
試 験体寸 法に関 連する パ ラメー
タ (m,
Mu ) 以外のパ ラメー
タは試 験 体 寸 法に独 立で あ るもの と仮 定 す る と,
既報zlのModel−1
お よび 今 回 提 案の Model−
2 に よ る強度お よびその 変動 係 数の寸 法 効 果は, そ れ ぞ れ 次の よ う に な る。
Model−
1;岳
一
畿
…
瓮
≡
}
i
(
況 Mo)
’’”・
・
…・
…・
……・
一
(24・y
%CC
甑・
翫 1アr
(
多
辛
1
)
一1
y
町 麻 山一
・}P
(
β+2 β+1)
%=
(・ ・…−
1) ・r(
辮
)
1
・ 轟 瞬 ・・一
咽
蟹
)
・
・
・
…
(25
)Model−
2:L
,キL
、の 場合,
乱
一
畿
;
瓮
≡
}
i
(
盟 Mo)
論一 ・
………・
……
・・6・ 伽・L
一1
呶
β+3)
(
1一
λ一
嬲)
(・−
1) β+1 祝 ・L諏 ・玩一
・)・・(
β+2)
(
1一
湖
・一1
CV
β+1cyb
=
瞬 ・… 尸・(
β+3
β+1
)
(
1一
灘)
(・− 1
)一1
・ 轟 (・ 仙一
・)・・(
β+2
β+1
)
(
1一
澗
・……・
………・
…・
(27)L2
こ こ に
・
λ=
τl
L
,=L2
の場 合,乱
一窺
畿
;
瓮
≡
}
i
(
k
)
坑
・
…・
・
…・
…・
…・
…
(28) (・ ・ 跼一
1ア・(
2β+4 β+1)
一
1cy
縞 (・ …一
・)尸(
2β+3 β+1
)
c
琉=
■
瞬 ・・
− 1
尸・牒
ヂ
)
一
1 ・ … 孤・
現一
・)・・牒
尹
)
・
・
…
(29) 上 記の各 式か ら明ら か な ように,Model−
2に よる強 度の寸 法 効 果は,
Model−
1の そ れ と一
致す る が, 変動 係 数の寸 法 効 果は適 用モ デル によっ て相違す る。
ま た,
Model−1
お よびModel−
2の い ずれを 用い ても, 強 度の 寸 法 効 果に及ぼ す破 壊 過 程および基 準と した試 験 体の大 き さの影響 を考 慮する こ と が で き る。
在 来の提 案確率破 壊モ デル に は, 強 度の変 動 係 数は試 験 体 寸 法に依 存し な い とする ものが多いT )・
15 卜 ]8 )が,
前掲の図一
4に示し た よ うに,
強 度の変 動 係 数は,一
般に試 験 体 寸 法の 増大に し た がっ て減 少する傾 向 を 示 す。本 提 案 確 率 破 壊モ デル は, こ の よ うな現 象 も説 明が可 能であ る。な お,
不安定ク ラッ ク の進 展 過 程を支 配す る領 域の大き さに関連す るパ ラ メー
タ (M 。)は,
現 時 点で は定 量 化 すること が困 難で ある。 し た がっ て,
こ こ では, と り あ えず Mu=
m と し て議 論を進め る ことにする*。
i
) 破壊強 度 図一6
は, 破 壊 強 度の寸 法 効 果に及ぼす 基 準 試 験 体の 大き さに関 連するパ ラメー
タ (m 。)の影 響を示す。
な お,
図中に は単一
マル コ フ確 率 過 程モ デル適 用 時の結 果 も併 示 し てある。
図によ れば, 基 準 試 験 体の大きさ (m 。) が大き くな ると,
強 度の寸 法 効 果は単一
マ ル コ フ確 率 過 程モ デル の それ と一
致するが,
Mo が小さ く な る に し た がっ て試 験 体 体 積 比の小 さい範 囲における強 度の低 下 率 は単一
一
マ ル コフ確 率 過 程モデル を適 用し た場 合 よりも顕 著にな る。
ところで,.
ヒ述の m 。の 効 果は, 式 (24), 式 (26
)お よび式(28 )か ら明らかな よ うに,
不 安 定クラッ ク の進 展 過 程に 関 連す る パ ラメー
タ (Lu
)の効 果 と 同 様であ る た め,L
。の値が 大きく な っ て不 安 定ク ラ ッ ク の進 展 過 程が無視でき る よ う に な る と, 強 度の寸 法 効 果 は,
単一
マ ル コ フ確 率 過 程モ デル を適 用した場 合と同じ にな る。
図一
7は,Z.
Spetla・
V .
Kadleceki9
〕に よる実 験結果とβ一20
と し た場合の単一
マル コ フ確 率 過 程モ デル お よび 本 提 案 確 率 破 壊モ デル による計算 結 果とを比 較し た もの であ る。
実験結果は試 験 体 体 積の小さい範 囲 で急 激な強 度 低下を 示して お り, 単一
マル コ フ確 率 過 程 モ デルに よっ ては説 明し難い破 壊 事 象 を, 今 回 提 案の確 率 破 壊モ デル によっ て, よ く説 明で き る こ と が わ か る。
ところで,
二橋らZZ) も, 多段 階 確 率 過 程モ デル を用い て,
コ ンクリー
ト強 度の寸 法 効 果が破 壊 過 程に依 存 すること を指 摘して い る が, 付録一
1
で も述べ て い る よ うに, 三 橋ら が提案し た確 率 破 壊モ デル に基づくコ ン ク リー
ト強 度に関して は,
精 度の よい近 似 解を求め ること が困 難で ある た め,
コ ン クリー
ト強 度の寸法 効果の 定 量 的評 価に * ただし,
試 験 体の最 終 的な破 壊は,
特 定の破 壊面を 形成す ること が多いた め,
破 壊 面の形 成に関 連する不 安 定ク ラ ッ ク の 進 展 過程で,
その過程に関与する領域の大きさを 表す パラ メー
タ Mu は,
基 本 的に は試 験 体の体積を表すパラメー
タ m よ り も 小さい もの と考え ら れ る。
こ の点の解 明は今 後の課題であ る。
四
N西
.
口
℃.
0▼
.
ロ“
,
O O一
← α =エ
ト
凹
Z 凵 儒 レ 頓 0、
ロ
咀
,
囗
¶
.
O噌
.
〇四
.
O O一
ト
江 匡 工 卜 崢 羂 国 犀 ト gTO,
口
403530 025H 朋 20E 聞 15 乢 V 田 50 合 場 の ー=
掬
=
0 η a 1E le l6 3e I5 ‘O VOしU鬥E 臼n丁10 (b) Mo;
Mvn=
10の場合 N O,
0 0.
0 雪,
〇四
,
O OH←
α 匡 = ト O = 山匡
ト
の
O,
囗
15 20 2s 30 15 40 VOLU鬥E R卩TSO 〔c ) m 。=
mts。
=
100の場 合 図一
6コ ンク リ
ー
ト強 度の寸 法 効 果に及 ぼ す基 準試験 体の大き さ (m。,
mta}の影 響 1.
O O.
9蹙
α 。b
O.
7
O.
6 9 23
45
6
m ’mo 図一
7 コ ンク リー
ト強 度の寸 法 効 果に関す る実験 結 果且9 〕と 計算結果と の 比較 おい ては問 題 を残し てい る。
ii
) 破 壊 強 度の変 動 係 数 図一
8〜
図一
10は, 強度の変動 係 数に関す る寸 法 効 果 と各 種 要 因との関 係 を示し た もの で あ る。
先に 述べ た よ うに,
こ れ までに提 案さ れ てい る確 率破 壊モ デル で は,
強 度の変 動 係 数は試 験 体 寸 法に依存し ない とす る ものが 多いが,
既 報2〕お よ び本 論で提 案し た確 率破壊モ デル を 適 用する と,
そ れ らの図に み られ る よ うに,
い ずれ も強 度の変 動 係 数に及ぼ す試 験体 寸法の影 響が説 明で き る。 す な わ ち,
強 度の変動係数は,
所 定の試験体 寸法に達 す るま では試 験体 寸 法 が 大 き く な るに し た がっ て低 下する が, 所 定 寸 法を超える と, 試験 体の 寸 法にか か わらず一
rv ロ ein 匡ロ
己; 詈 詈 匸口 IE 20 25 10 ]E 40 V口LUHE R口丁16 (a) Mo=
mlp=
=
1の場合 N3
。 :嵳
n 匡 o 乙き : : 口 6 10 1E 20 2e 1囗 IE 40 VOLU 鬥E RRTIO (b)Mo=
m.≡
10の場合 : 三 ロ :差・
【 o 己; 署 : tt 6 10 s6 20 2E 30 3s 4e VOLUHE HFTI6 (c ) M。
=
m 吻=
100の場 合 図一
8 コ ン ク リー
ト強 度の変 動 係 数の寸 法 効果 に 及 ぼ す 基準 試 験 体の大き さ (M 。,
m.
}の影 響 (Model−
1適用 時〉 周 ロ 詈き
に o 乙; 署35
10 tfi 20 26 10 1s 40 VOLUhE R月 丁!0 (a } Mo=
Mu。
=
1の場合開
ロロ
差。
鷹口
乙二 言 署口 5 田 1fi zo 16 コo 富fi lg VOLU 鬥E RnT 童5 (b} me
=
Mk=
IOの場合欄
qO.
O 罰.
ロ
マ「
自 O一
ト 匡 匹 》 O四
.
O 卩 65 10 1S ZO 15 10 1E 40 veLUHE RATIO (c ) Mo = m 恥= IOOの場 合 図一
9 コ ンク リー
ト強 度の変 動 係 数の寸 法効 果に及ぼす基 準 試 験 体の大き さ (m 。,
mta )の影 響 {Model−
2適 用 時 )一 24 一
磐 三 。 :