1
論刻
UDC :621.
039.
4:69.
022 :699.
841 :624.
042 日本 建築学会構造 系論文報告集 第 379 号・
昭和 62 年 8月原
子
炉 建
屋
立
体耐
震
壁
の
復 元 力 特 性
に
関
す
る
研
究
(
そ
の2
)
M
〜
φ
関
係
お よ び
荷重
変 形 関係
スケ
ルト
ンカ
ー ブ
の検 討
正 会 員稲
田
泰
夫
*1.
ま え が き一
般建 築物
に お け る耐 震 設
計
の動 向
は,
昭 和
56
年
6
月
より施
行
さ れ たい わ ゆる新
耐 震 設 計 法
に移 行
し て以
来
,
保
有
水 平 耐 力
と変 形 性 能
によっ て建 築 物
の地 震
エネ
ルギ
ー
吸 収 能 力 を評 価 す
ること
にな
っ た。 こ の評 価
のた め に は,
建
築 物
の動 的 弾 塑 性 応 答 性 状
を把 握
する こ と が 必要
で あ る。
原 子 炉 建 屋
に おい て も よ り合
理的
な設
計法
と して,
終
局
に対
してあ
る余 裕 を持
つ こ とを確 認
す ることによ り,
そ の耐 震 安 全 性 を評 価
する という方 向
に な りつ つ あ る。
このよ う な設 計 法 を確 立 す
る た めには,原
子炉 建
屋の終
局
に 至 る まで の性 状
を把 握 す
る必 要
があ
る。 しか し,原
子 炉
建
屋
は通 常
の建 築 物
と比
べ て,
壁 厚
が厚
く,
ま た鉄
筋 比
の大
きい壁 式
の構 造 物
であ
り,
その性 状 を
一
般 建 築
物
を対
象
と し た柱
,
は り,
あ
るいは耐 震 壁 な ど
の実 験 デ
ー
タ か ら類 推
す るのは なかな か困 難
であ
る。
こ の よ うな背
景
か ら,
こ こ十 年 位
の間
に原
子炉 建
屋を 対 象
と し た模
型実 験
が わ が国
の各 研 究 機 関
で かな り行
わ れ る よ うになっ てきた。本 論
の目的
は,
原 子 炉 建 屋
の立 体 耐 震 壁 を対 象 と
し た模
型実
験
の結
果
をで き る だ け多
く収 集
し,
そ の荷 重 変 形
関 係 を
トレー
ス できるよ う なモデル を作
成す る ことにあ る。動
的
応
答解析
においては,地 震
時
に建
物
に作 用 す
る水 平 力
と水 平 変 形
の履
歴
関
係 を
,包
絡 線 (
ス ケル トンカー
ブ) と履 歴
ルー
プ
と
に よ りモデ
ル化
す るのが
一
般 的
であ り,本論
で もこ れ に従
っ ているe ま た動 的 応 答 解 析
は通
常 質
点 系
モデ
ル に よっ て行
わ れ る が,各
層
の バネ定
数
は せ ん断 変 形
と曲 げ
変
形
を考
慮
して求
め ら れて いる。 せ ん断変 形
は せ ん断
応
力
度
τ と せ ん断 変 形 角
γとの関 係 よ
り,曲
げ変形
は モー
メン トM
と曲率
φ
との関 係
よ り定
ま る。
し た がっ て,
本
論
の最 終 目 的
は τ一
γ関 係
とM
〜
φ関 係
の モ デルを作 成 す
るこ とであ
る 。前 報
文S〕で は,
実 験
で得
ら れ た水 平 変 形
がせ ん断 変 形
と 曲 げ変 形 と
の和
であ
り,
せ ん断変形
の比
率
が大
きい こ とを
示
し, せ ん断変
形
に係
わ る τ一
γ関
係
のス ケル トン 本 論文は既 発 表 文 献8)
〜
13)
を加 筆 修 正し たもの である e 清水 建 設(
株 )
技 術研究所 構
造 技術部
長 〔昭 和61年12月10日原 稿 受理} カー
ブ
を求
め る計 算 式
お よ び実 験 値 と
の比
較検討
の結 果
を示
し た。本 報 告
で は,
曲 げ 変 形
に係
わ る 翩一
φ 関 係
のスケル トンカー
ブ を 求 め る計
算 式 に つ い て検 討
した結
果 を 示
す。
さ らに,両
者
の和
であ る水 平 変 形
につ い ても
実 験 値 と
計算値
を比
較
し た結
果
を示
す。
2
.
M
〜
φ
関係
スケル トン カー
ブ
の検 討
2
.
1
検 討 対 象 試 験 体
と検 討
デー
タ本 論
で は水 平 変 形 を
せん 断 変 形 と曲 げ 変形
と に 分離
し て検
討
して い る た め に,
既 往
の実 験
の う ち実 験 値
と して こ れ らの変
形 が得
られてい るもの を検 討 対 象
と し た。
水
平
変
形 は 図一1
(
a)
に示
す よ うに加 力
レベ ル の水 平 変 形
と
して測 定
さ れてい る値
を 用
いた。曲
げ変
形
に関
し て は 同 図(
b
)
に示 す よ うに,
壁板
を高
さ方 向
に分 割
し た測
定 区 間
に お け る壁
板
左
右
の鉛
直方 向
の変 位 実 測 値 を 用
い,
(
1 )
式
に よ り その区 間
の平 均
曲
率
φ を求
め,
さ ら に(2 )
式
に よ り加
力 レ ベ ル の曲
げ変 形
δ,を求
める こ と が一
般
に行
わ れ てい る。eφ己=
〔
δL‘−
8
.‘)
/L /X
‘・
・
…・
・
………・
・
…・
・
(
1
)
。δ8=
Σ (
φ‘・
X
,・
九‘) (
‘=
19n
)
……・
…・
・
……・
(
2 )
上 式
で。φ
‘は測
定
区 間
i
に お け る曲
率
,
δL、,
δRi は測 定
区 間
i
の左 右
の鉛 直 方 向 変 位
実
測
値
,
。δ、は加 力
レ ベ ル で の曲
げ変 形
,
n は測 定
区 間の数で あ りL 、
,
X
‘,
h
‘は 各々図
一
1
(
b
> 中
に示
し た値
であ
る。
本報
告
で検討
対
象
と し たの は,
曲 げ 変形
が報 告
さ れて い る表
一
1
に示
す33 体
の試 験 体
で ある。
た だ し表
の脚注
に示
し た よ うに,
文
献
によ
っ て は各 測 定 区
間
の曲率
のデ
ー
タま
で報 告
さ れ てい るも
の,
あ
るい は曲 げ 変形
の スケ
ル トンカー
ブ
だ け が報 告
さ れて い る等
があ るの で,
こ こで は全
試験
体
に共 通
して得
られてい る曲
げ変
形
スケル δ丁◇
P
幅
}
耆
L酬
(a ) 水平 力 と水平変形 (b
> 曲率の測 定 方 法図
一
1
水 平 変 形,
曲 げ 変 形お よびせ ん断変
形の測定方
法一 16 一
表
一
1
曲 げ変 形ス ケル トンカー
ブ検討 用 デー
タ 文 献 No.
試 験 体 形 状 試 験 体 数 特 記 事 項9
箱 型 12 体の内1体は検 討 対 象 外1
箱 型 円筒521
体 は 対 角 方 向 加 力 2 3 箱 型 円 筒 円 錐 台 八角 形 8539 1体は対 角方向 加力 2 体は 厚 壁,
そ の 内 1体 は 貫 通 孔 有 り 合 計 試 験 体 数 33 注D
文 献9 の うちのOW 試験 体はWQD
=
0.
24と小 さい た め,
水中変 形 を 全 て せ ん 断 変 形 と 見 な し,
以 下 の 検 討 対 象 外 と し た,
IW 試 験体 は 各 測定 点で曲 率のデー
.
タが得 られ てい る2
> 文 献1
、
の 試 験 体 で は,
曲 率 デー
タ は あ る が,
スケ ル トンカ・
.
一
ブ の み で あ り,
ま た 最 大 荷 重 まで のデー
タ がない もの が ある 3 > 文 献2,
3 試 験 体で は,
荷 重〜
変 形関 係お よび τ〜
γ 閲 係の ス ケ ル トン カー
ブが 公 表 さ れ て お り.
こ の両 者の差 か ら 曲 げ 変 形 を 求め た150
100
50
モー
メ ント(t・
m) 降伏モー
メント計算値口 実 験 デ
ー
タ 第i
群 o 近似 折線一
口 ひびわれモー
メント 驪 第2
群 第3
群 口 〔注 :実験デー
タ は 正・
負の絶 対 値 を用いた)0
曲げ変形 部材 角Re(
×10
’
3)0.
0
0.
5 1.
O l.
5 2.
o 図一
2
1W
試験体
のM
〜
Re
関 係 実 験 値とそ の 3折れ線 近似 トンカー
プ を対 象
に検 討
を進
め,必 要
に応
じて曲率等
の詳 細
なデ
ー
タ も検
討
す ること と した。曲
げ変
形ス ケル トン カー
ブ
を 図一
2
の例
に示 す よ うに脚 部
モー
メン トM
と,
曲
げ変
形
を加 力 高
さで除
し た曲
げ変 形 部 材 角
Re
で表
す。
こ の 図の中
に示
し たひび わ れ モー
メ ン ト計 算 値
cMCR,
お よび降 伏モー
メ ン ト計 算 値 ,砥
は後 述
する計 算 式
によ るも
ので あ る。
実 験
よ り得
ら れ たM − R
,関 係
スケルト
ン カー
ブを検 討 す
ると
t その全 体
の形
状
は3
本
の直 線
で近 似
で き,
第
・
1
折
れ点
モー
メ ン トはひび わ れモー
メ ント
に第
2
折
れ点
モー
メ ン トは降
伏
モー
メン トに ほ ぼ対 応
して いること が わ かっ た。 こ の予
備検
討
結
果
に基
づ き,
M
〜Rs
関 係
スケル トンカー
ブ
を前 報
でも用
い た統 計 的手 法
によ り3
本
の直線
で近 似
し た。 この手 法
は,
スケル トンカー
ブ を構 成
する各 点
を3
つ の群
に分 割
し,
各
々 の群
に対 す
る回 帰 直線 を求
めた時
に,
その誤 差
が最 小
とな
るよ う
に群
の分 割 を定
め るも
の であ り
,
詳 細
は文 献 (
11
)
に示
し た。近 似 直 線 を算 定
し,図
一
2
に示
し た。
この
手 法
に より,
33
体
の試 験 体
のM
−
Rs
関 係 実 験 値
表一
2
M
〜
R
。
関 係 実験値の3
折れ線 近 似 結 果 点 れ 折 2 第 , 2 mM レ { 6.
19634 109LL80 6 0 3018 乳 じ 鉱 L3,
一
二
覧 8335 巳 乙 凱 瓦 髢 乙 τ 144402 覧 6 翫 27 聖 24423 31886345633300001161924 1i 亘 21 匹 且 ll 且 ー 且 11 り 2.
R ORl X ( 5502756 525631537462656802 呂 00 且 9 5621862.
・
一
一
渚
38
港
32 』港
惇
。 2 」 5置
8 00 − 6202 00 】 0131143 量 0 馴 21 且 223 【 Lt 】 点 れ 析 」 第 ) 1 mM し ( 137 806 2688954 26 97875622 594層
.
.
.
齟
」
齟
.
「
.
.
.
.
.
F
.
.
.
「
「
幽
F
.
F
.
966*
662 * 3815675*
翔 6 * 62003290*
* 3951 * 8 1 1 馳 6384894 12 」 且 232314 324 3ー[
一
日
ORl X ( 40B 730 0450264 72 6 ヨ 394749 DO8 631 635 7 且 60217 84 30638570 773 」 」 3汽
。 2」
」
2迅
*
。 2ち
」 」 4」
翌
*
汽
」ノ
000 000 00DOOnO OO OOOOOOOO OOO 名 体 験 試 R D OO6060L23456712345671234567 凹 945 5111113一
一
一
」
「
r
・
一
幽
一
■
一
「
■
一
一
一
一
一
一
゜
一
一
一
一
W、
一
一
■
一
一
一
ー lI 且 11122222221 】 【 1111 」 122 1BBBBBCCBBBBBBBB 臼 BBBBBPPPPPPPPPPP ON 234567890123456789012345678901234 11 】 1 正 1 ■ 璽 1 [ 2222ZZ222233333 注 レRv=.
δ。
/H.。
δ。
三曲 げ 変 形 実 験 瓸.
H ;脚 部 か ら 曲 変 形 測 定レ ベ ルま での距 籬 *印は.
デー
タ の乱れ 等の た め に第1折 れ 点 が う まく求 ま ら な かっ
た もの.
・
一
印 は,
実 験デ.
一
タの剛 性が極 端に低い も の {No.
9)と 明 瞭 な 降 伏 点 が なっ
か た もの.
を3
本
の直線
で置換
し, その 第1
折 れ 点,
第2
折
れ 点の モー
メ ン トおよ び変 形 部 材 角
の値
を表
一
2
に示 し た。
前
報
のせ ん断 変 形
の場 合 と異
な り,曲 げ破 壊 を
し た試 験
体
が ほとん ど 無 かっ た た め,
最 大
点の値
には意 味
が ない の で表
に は示
し ていない。 ま た,
デー
タ が非 常
に少
ない,
ま
た はデ
ー
タ が乱
れて いる等
の 理由
に よ り,
第 1
折
れ点
が定
ま ら な かっ た ものが6
体
,
さら に シア ス パ ン比
が小
さい, ま たは鉄 筋 比
が大
きい等
の理 由
によ り明 瞭 な 第
2
剛
性
低
下点
が定
ま ら な かっ た もの が3
体
あっ た。
以 下
の検 討
は主
に こ こ に示 したデー
タに基
づ き進
める。
2
、
2
脚 部 回 転 変 形
の導
入曲
げ変
形
の初 期 剛 性 実 験 値
を表
一
2
のM
,と
RBI
を 用
い(
3 )
式
に より求
め,
(4 >
,
(5
) 式
で求
まる計 算 値
と 比較
して図一3
に示 し た。
図では試 験 体
を形 状
と軸 力
の有
無
とに よ り表
一3
に示
し た記 号
に よ り表
し,
同 時
に平 均 値
,標
準
偏 差
, デー
タ数
も示
し た。以 降 実 験 値
と計
算
値
の比
較
図で はこの記 号
を 用い ること と する。図
一
3
よ り,実
験
値
は はり曲
げ 理論
に よ る計 算 値
と比
べて非 常
に低
い こと が わ か る。
eKa3
−
L]NE)=M1
/R81
…・
………・
一 ……・
…・
…
(3 )
cKF =
M
/(
cδF/
H
)
・
……
…・
・
…
…………・
……
(
4
)
・・F
−
fil
・dx −
∫
寵
腰
・
・
……・
・
一
(
・)
こ こ に,
eKas−
LINE )は実 験
ス ケル トンカー
ブ を3
直 線 近
似
し た時
の初
期 剛性
,
cKF は弾 性
はり理論
に よる初 期 剛
一
17
一
1.
0
O
.
5
0 .
(3−
LINE ) 凶!
◇
LT♂
涙:o
.
37
ル:10
.
15
響
「
.
{
黥
臨一
Fc
(
kg
/
er)
150100
50o
leφ
)
0
,
5 1.
0
1,
5 Ca, 脚 部 甜 寔 区 囿の上 で の 比 唖200
250
300
図一
3 曲 げ初 期 剛性 実 験 値と計 算値の比較 表一
3
実験値と計算 値の比較図 の記 号 説 明試
験 体 形状
軸 力 無
軸 力 有
箱 型断
面口
膕
同 上 対 角加 力
◇
円 筒 壁○
円 錐 台
壁△
△
八 角 形 筒 体 壁○
同
上 厚肉
壁◎
工型 壁H
内 容 略 記 号 加 力実
験 デー
タLT
平 均 値X
標準 偏
差π
デー
タ数
n 眄0 100500
モー
メン ト (t・
m )”
1
/
ダ
評
oo
Q !.
’一
一
一
計算値 「 (曲 げ+脚 部 回 測 定 値{
:
一
認
曲奉 (x10一
γmm )0
5
10
1520
〔b) 脚 部 測定区間で の比 較 図一
4
IW
試 験 体のM
〜
φ関係
実 験 値と計
算 値の比 較 eKF1.
2
1.
O
O.
8
cKF LTR :o.
99 万:o.
18n ;6口
届
□ 口Fc
(k
琶/
er)
200
250
300
図一
5
脚部 測定区
間を除く部 分で の曲 げ初 期 剛 性 実 験 値と計 算 値の比 較性
,H
は試
験体
の加 力高
さ,
cδFは弾
性
はり理 論
によ
る曲
げ
変 形計 算値
,
cE はコ ンク リー
トのヤ
ン グ係 数 実 測
値,Ie
は フ ラン ジ 全幅
を有
効 と し 鉄 筋 を考 慮
し た断 面
2
次
モー
メ ン トで あ る。
初 期 剛 性 実 験 値
の低
い原 因 を
さ ぐ る た め に,
筆
者
等
が実 験
を行
っ た4
層箱 型 試 験 体
の1
層部
分で の曲 率
実 測 値 と,
その測定 区 間 中 央 高
さの モー
メ ン トの関 係
の う ち,脚 部 測 定 区 間
とそ の上の区 間
のも
のを図
一
4
に示
し た。
図中 1
点
鎖 線
で示
す計
算 値
は.
M
一
φ関 係 初 期 剛 性 を
cEle と し た もの であ る。
図一
4
(
a)
の脚 部
の上の区 間
の場
合
に は実験
値
は計 算 値
と合
っ て い る が,
同 図 (
b
)
の脚 部 測
定
区 間
の場 合
に は実 験 値
は計 算 値
よ りか な り低
い こと が わ かる。
そこ で,試
み に脚 部 測
定
区
間
の実
測 値
を除
いた曲
率
によ る曲
げ変
形初
期
剛
性実
験 値
を計 算 値
と比
較 して図一
5
に示 し た。
実 験 値の 曲 げ変 形
は(
2
}式
に おいてi
=2
, n と し て求
め た。 な お計
算 値
は(
4
)
,(5
)
式
によ るが
,
(
5
)式
の積
分区
間 は該
当
す る試 験 体
の脚
部 測 定 区 間
を除
い た範
囲と し た。
比較
対
象
試 験体
は,
各
測 定 区 間
の曲 率 デ
ー
タ が報
告
さ れ てい る6
体
であ
る。図
よ
り実 験 値 と計 算 値
は良
く合
っ て い る こと がわ か る。
以
上の検 討
よ り脚 部
で の測定値
に は,
その区 間
での曲 げ変
形 以 外
に何
らか の付 加 変 形
が含
ま れてい る ものと考
え ら れ る。
宮 武 らはは り の
加 力 試 験
を行
い ,曲
げ 剛性 実 験 値
は計
算 値
よ り もか な り低
く,
その差
は加 力 用
スタ ブ
か らの主
筋
の伸 び 出
しに よ る もの である こと を指 摘
し た94)。
ま た小 谷
は,フ レー
ム解析
用のモ デルを作 成
する にあ
た り,
接 合
部
か らの主 筋
の伸
び
出
しによ
る部 材 端 部
での回 転 変
形 を
,
接 合 部 外 端
に取
り付
け た弾 塑 性
バネ
によ
りモ デル化
し た文5)。
回転
バ ネモ デル は2
折
れ線
で表
さ れ て お り その剛
性
は接合部 内
での主
筋
の付 着 応 力 度 を
仮
定
す るこ と に よ り求
め ら れて いる。
本 論
では これ らの文
献 を
参考
と し付 加 変 形
を脚 部
で の鉄 筋
の伸
び出
しによ る回 転
変形
と考
え,ま
た耐 震 壁
に おいて は曲
げ変
形
成
分
が水 平
変
形
に占
め る比 率
が低
い ことを考 慮
して,
図一
6
に示
す よ う な直
線
モ デルに よ りこ の付 加 変 形 を 評 価
す るこ とに し一 18 一
Sec