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してまいりたいということでございます このひとつの 業 を 起 こす あるいは 複 合 化 をする 第 2 創 業 化 を 図 るということは 大 事 なことであるわけですが そこの 中 においてはいろんな 専 門 の 方 々から 入 っていただいて いろんなご 指 導 を 得 ていかなきゃならない

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平成28年3月市長定例記者会見 記録 平成28年3月1日(火) 午後1時30分~午後2時40分 1 平成28年度一般会計当初予算および平成27年度一般会計補正予算第9号の概要について 平成28年度一般会計当初予算 市長 それでは私のほうから、まず1点目は28年度の佐渡市一般会計の当初予算につきまして、 説明をさせていただきます。 ご案内のとおりでありますけれども、昨年、27年の7月に佐渡市のまち・ひと・しごとの 創生の総合戦略、これを策定したところであります。これもご案内のとおり四つの方向を出し ているわけであります。基本的には人材の育成というものを土台にしながらということであり ますが、四つのものについて目標を重点化してきたわけであります。今回の28年度の当初予 算というのは、いわゆる地方創生元年でございますので、それを実現するためにということで メインに組んだわけであります。もう1点は、今回の予算につきましては27年度の3月補正、 これは地方創生の加速化交付金が中心でありますけれども、この事業と一体的に編成をすると いうものでございます。お手元にも行っているかと思いますが、予算総額445億円でござい ます。平成27年度の当初予算と比べまして9億円、率にしまして2%の減少となっていると ころであります。この減額要因につきましては、いわゆる27年度中の合併特例債事業、これ が12億6900万円減額したということでございます。特に皆さん方もご記憶にあると思い ますけれども、相川小学校の改築、あるいは給食センターとか、あるいは消防無線のものを計 画し、実践をしたわけでありますので、それが一区切りついたということで2%の減少という ことになるわけでございます。 主な重点事業につきましては、また資料等でお読みいただきたいと思っておりますので、私 のほうからはポイントだけ申し上げたいと思っております。皆さん方のご協力も大変いただき ました。また市民の方々も一生懸命ご努力をしたわけでありますが、佐渡における農林水産物、 これの認知度が非常に高まったわけでございます。そういう意味におきまして、今後もこれを 進めていかなきゃならない。そのことによって買っていただけるところが、どんどん出てきて いるわけでございます。したがいまして、それに対応できるよう生産体制の強化をし、なおか つ付加価値を付けるという加工等、これを農林水産業だけではなくて第2次産業、建設業・製 造業等々と連携をしながらやっていくというものでございます。特にその中でいわゆる島外か らのオファーというものもいっぱい出てきたわけでございますので、業を起こす、つまり起業 ですね。この起業活動ということを一生懸命やっていかなきゃならないなという。このことに よって雇用の拡大をするということをさらにグレードアップしていかなきゃならないと思って います。 ひとつは、何といっても継続的に佐渡米を中心とした農産物のブランド化、マーケティング に力を入れていきたいというふうに思っていますし、もうひとつはそれらを受けまして佐渡に おける生産体制、付加価値の体制、加工体制、これを繋げるという意味で創業支援体制を強化

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してまいりたいということでございます。このひとつの業を起こす、あるいは複合化をする、 第2創業化を図るということは大事なことであるわけですが、そこの中においてはいろんな専 門の方々から入っていただいて、いろんなご指導を得ていかなきゃならないわけであります。 したがいまして、島内だけではなくて島外からもそういう方々から入っていただく中での支援 体制をつくる。特に、今回重視してまいりたいと思っているのが、金融機関からも入っていた だくということでの支援体制の強化を図って、そのことによっていわゆる国でいう貿易収支の 均衡化を図っていくということが、これからの佐渡の活性化の原点であるというふうに考えて おりますので、これを進めるということでございます。 それから2点目は、何といっても佐渡は交流人口の拡大をしていかなければならないわけで あります。いろんな雑誌といいますか、報道等々を見ましても地域ブランド、新潟県において 地域ブランドとして(佐渡が)すばらしいものがあるというようなデータ、こういうものは県 内1位でございます。そういう意味で、いろんなデータ・素材、こういうものは実はいっぱい あるわけでありますが、それが活用されていないというところが問題になるわけであります。 したがいまして、それをどうやってコンテンツとして組み立て直して、これをお客様に提供し ていくのかということ。 そしてもうひとつは、なんとしても佐渡が、これはなかなか難しいことでありますけれども、 もてなしということをやっていかなきゃならない。これは関係者だけではダメなので、全島体 制でもてなしということをやらなきゃダメなわけであります。そういう意味において、これか らもてなしにも力を入れていかなきゃならないのだけれども、実は佐渡の観光というのは12 0万観光が一時あったわけであります。それからずっと減ってきているということであります。 この20年間なりの反省にたちまして、当時の120万観光というのは観光関連業者だけでや っていたものでございます。これからはそうではなくて全て観光関連企業・業者だけではなく て一次産業もそうですし、もちろん建設業・製造業もそこの中に入って、一緒になってやって いくという体制をつくっていかなきゃならないわけであります。したがって、これは今、各地 で言われております国等のご指導を得ながら佐渡版のDMOの形成事業という形でございます。 つまりどういうことかというと、佐渡の観光をこれからどうしていくかなどというヘッドを作 りながら、そこの中で我われ市の職員も入りますし、もちろん観光協会あるいは1次産業・2 次産業・3次産業も全部入っていくというようなことで、そういうひとつの方向を作り上げた いということで佐渡版のいわゆるDMOの形成事業。当然、それを進めるためにはやはりデー タが今少ないわけであります。たとえばどこからどういう形の方々が佐渡においでいただいて おって、どういう要望があるのかということについて、実はなかなかまとめきれておりません。 ひとつの例で申し上げますと、産業間連携、産業間の影響はどういうふうに及ぼしているのか ということを分析していかなきゃならないわけであります。そういう意味におきましては、リ ーサスというものを活用しながらこれに取り組んでまいるというのが、二つ目でございます。 もうひとつは、3番目でありますけれども、やはり若者が出会うという、つまり結婚とか若 者の出会いの場面から就業するというところまでのものを一体的に、一貫した政策を組んでい かなければならないということでございます。実はこれもアエラという雑誌があるわけであり ます。そこの中で、子育てが充実している自治体ということで評価もされてくるようになりま したし、それから移住がしやすい全国の自治体の110の中に佐渡市が入っている。こんなこ

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とで一定の評価を受けてきたわけであります。今、佐渡市に移住・定住してくださっている方 が208名程度おられるわけであります。これはどんどん拡大していかなければならないわけ であります。当然お若い方々がずいぶん増えてきているということでございます。したがって、 若いお父さん、お母さん方が子育てしやすいようなものから始めまして、そして大学に入る時 の奨学金の制度、こういうところまで一貫して、全部行政がゼロにして面倒を見るという意味 ではございませんけれども、それを一貫した中での施策を組んでいきたいと思っております。 この度、特に重点的に入れるものの一つ目は、幼稚園(の授業料)それから保育園の保育料。 これの2人目無料化事業を定着いたしました。上のお兄ちゃん、お姉ちゃんが小学校3年生ま での場合は、下のお子様が何人いようと無料だということになるわけであります。 それからもうひとつは、これはもう全国的な傾向でありますけれども高校生の数が非常に少 なくなってきているということは事実であります。そうなりますと高等学校が縮小されたり、 あるいは学級が少なくなるということがこれから懸念されるわけでありますので、佐渡に本土 から高校生が来ていただけるような高等学校をつくっていかなければならない。こういうこと で、いわゆる高等学校改革を進めてまいりたいと思っておりまして、これは実は県の教育長お よび知事ともお約束をして、今のところ31年までに、だから30年(度)までにこれの体制 をつくるという準備に入りたいというふうに思っているところでございます。これにつきまし て、1億7千万円ちょっとつけさせていただいたわけであります。 それからもうひとつは、これが1番大事でございまして、実は佐渡の人口というのは昭和2 5年、12万人をピークとしましてずっと落ちてきているというのが今の実態であります。し たがいまして人口が減るという人口の空洞化というのは昭和25年当時から起きているわけで あります。その次に起きたものが何であるかというと、生産調整等を中心としまして、いわゆ る農地の空白化が起きていました。つまり耕作放棄地が発生し始めたわけであります。その次 に出てきたのが集落の空白であります、いわゆる国でいう限界集落という表現を使っておりま す。これは日本全国起きたわけでございますので、これを取り戻すということはなかなかでき ないわけでありますが、これから絶対に起こしてならないのは佐渡に生まれて育った、そのこ とに感謝をしながら地域に生まれたという誇りの空白をなくしてはならないわけであります。 そういう意味におきましては、まずそれぞれ今住んでおられるところの方々からいろんな意見 を出していただいて、そして自分たちの住んでいる地域をなんとかしていこうという計画をで きる。それを我われは後押ししながら実現をしていくということであります。支所・サービス センターというものの充実を図ってまいりました。そしてそれぞれの旧市町村単位には、その 自主計画ができあがったわけでございます。今年からはそれを実現化するという意味で、地域 の自主組織の活動支援事業を新たに含ませていただいたわけであります。もう一つは、なんと いっても離島でございますので安全・安心という意味からしまして、防災対策の充実というこ とは当然やっていかなきゃならないわけであります。そういう意味で。ここにまた力を入れま して、2億3千25万円程度のものを計上させていただいたということでございます。今回の 28年度の予算につきましては冒頭申し上げましたように、地方創生の元年であるということ で、それを中心に含ませていただいたということでございます。

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平成27年度一般会計補正予算第9号 次に、今ほどちょっと申し上げましたけれども補正(予算)の問題であります。27年度の 第9号の補正でありますけれども、これは今回の一般会計の補正予算も含めでありますけれど も、6億8千656万9千円を追加しまして、予算総額を471億3千813万円とするもの でございます。これは先ほども申し上げましたけれども、地方創生の加速化交付金の事業の経 費として1億167万4千円を計上しまして、先ほどちょっと申し上げましたけれどもリーサ スの活用および佐渡版のDMOの形成事業を、この中でやっていくということ。もうひとつは 今回、私ども佐渡の出身であります宮田学長さんが4月1日から文化庁長官におなりになると いうことも非常に大変ありがたいことでございました。そういう意味におきましては、なんと しても世界遺産の国内推薦を今年は勝ち取っていかなければならないわけであり、これは県の ほうと連携をしながら世界に誇る絹と金の道という広域周遊ルート、昨年は金の道サミットと いうのをやらせていただいたわけであります、それのバージョンアップという形で、他の県・ 他の市長村と連携を取りながら誘客促進事業をやっていくというものでございまして、合計で 1億167万円を計上させていただいております。それからもう一つは、これは今の見込みで は3月の中下旬に内示があるというような情報はいただいておりますが、これははっきりして おりません。今のところの計画では、今月の中下旬にこの内示があるということでございます。 それから防災の備蓄倉庫。これは今までも計画的に整備をしてきたわけでありますが、これ も国の離島活性化交付金を活用するものでありまして、前倒しで2基設置するということで、 これは880万円でありますけれども、これの整備をするということであります。その他、一 部ではありますけれども、人事院勧告等こういうものに伴います条例等の改正、こういうもの を計上させていただくということでございます。 2 サドメシランの取り組み結果について 次は、このサドメシランという取り組みを今までも進めてまいりました。これはどういうこ とかといいますと、大きなレストランとか大きな企業さんのほうにはそれぞれ佐渡のおいしい 米あるいはお酒とか、いろんな素材を提供しているわけでありますが、とは言いながら佐渡の 場合、少量多品目であるということがひとつ。もうひとつは、一般のお客さんからも佐渡のも のを親しんでいただきたいということで、いわゆる小規模な食堂とか飲み屋さんのほうに佐渡 の食材を提供するということで、(サドメシランのサドは)佐渡であって、メシはご飯でランが 走る、でサドメシランという。単なる米だけじゃございませんが、いろんなものを提供すると いうことで、今までも進めてまいりました。これは当然、佐渡の中においてもこのお店がある わけでありますし、島外でもある。こういうことでございます。現在、全国で76の店舗(が 登録)になりました。先般、2月16日に名古屋でこれの会合をもちました。20業者からお 集まりいただきまして、契約会といいますか、いろんな話し合いをさせていただいたわけであ りまして、その際も魚介類とかお酒とか佐渡のお米とか、こういうものをすぐにでも取り扱い たいというようなお言葉がございまして大好評であったわけであります。今、契約を進めてい る段階でございまして、なんとしてもまず100店舗までもっていきたいないうふうに思って

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いるところであります。従来は佐渡であったものを島内で消費するということが中心でござい ました。しかし、それも島内だけでは需要が限られているわけでありまして、こういう形で島 外に出て行くことを進めてまいりまして、いま約2億円程度の売り上げというところまできた わけでございますので、これをさらに今後とも広げてまいりたいというふうに考えているとこ ろでございます。 3 相川観光交流センター(佐州おーやり館)の全館オープンについて 三つ目が、佐渡の相川にあります相川観光交流センター、これが全館オープンすることにな りました。これは相川の羽田町商店街というところにあります。実はここの目的は、今私ども が全国の大学あるいは短期大学等々との交流を進めているものが33大学ございます。この 方々が佐渡に研究にも来るであろうし、観光にも来ると、いろんなことで佐渡を訪れていただ いております。ただ、学生というのはお金を稼ぐことはできませんので、やはりホテル・旅館 に一人で泊まるというのは非常に負担になるということで、なるべく安く泊まってもらおうと いうものが、この相川の観光交流センター。これは佐州おーやり館という名前にしているわけ でありますけれども、これを4月1日からオープンさせていただきます。客室は8部屋でござ いまして、定員が45人でございます。共同のシャワー室等も設置をしながらやっていくとい うことで、料金が1泊2,700円。2泊目以降が2,160円という形で何泊でも泊まって いただきたいなというふうに考えているところでございます。もちろん、大人の方々、あるい は外国のインバウンドの方々への対応ということもやっていかなきゃならないわけであります が、この交流センターについては学生のみを対象としたものということで、いま考えてオープ ンしたのでございます。 4 佐渡市クルーズ船誘致連携会議の開催について 次に、クルーズ船の問題であります。先般、県のほうにも提出をいたしましたけれども、港 湾計画の見直しが完了いたしまして、国・県のほうに提出をし、国・県のほうでもお認めをい ただいたわけであります。そこの中では、なんといっても耐震バースとかこういうことでの、 いわゆる安全・安心対策ということは当然やっていかなきゃならないのだけれども、もう一つ の港を活用するという意味ではクルーズ船をどうやって着岸させるかということが1番大きな 問題であるわけです。そういうことも含めまして、今度の3月15日には佐渡市のクルーズ船 の誘致の連絡会議をまた開くことにしております。おりますが、こういうものの中からクルー ズ船を誘致してまいりたいというふうに思っております。27年、昨年は4隻のクルーズ船が 佐渡においでいただきました。今、一生懸命頑張っているわけでありますが、28年度は今の ところ倍の(延べ)8隻が佐渡のほうにおいでいただくという計画でございます。そういうこ とからすれば、降りたお客さんを歓迎する。あるいはお送りするということで、佐渡を知って いただくということで進めてまいりたいと思っておりますし、先ほどもてなしという言葉を申 し上げましたけれども、市民の人たちが出迎えるということもこの中でやっていかなければな

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らないというふうに考えているところでありまして、クルーズ船について27年は4隻、28 年度は(延べ)8隻という形で今、進めているところでございます。 5 「みなとオアシス佐渡両津」・「あいぽーと佐渡」一周年記念事業について 次に、港オアシスでございます。前にも皆さん方にご報告をさせていただきました。実は両 津というのは佐渡の玄関口でございます。この玄関口の元気がないと、これはいかに奥座敷に 良いものがあってもうまくない。なんとか佐渡の玄関口である両津を活性化していかなければ ならないわけです。そういう意味におきまして、国交省のほうから港オアシスという認定をい ただいたわけでございます。この港オアシスというのは、基本的には両津の夷・湊一帯の活性 化を図るということでございますけれども、活性化を図る際にやはり拠点が必要だろうという ことで、北埠頭にあいぽーとがありますが、あの北埠頭をひとつは核として、もうひとつは今 佐渡汽船の船が着いております南埠頭を核とする。もうひとつはそれよりもうちょっと水津の ほうへ来ますけれども、おんでこドームというドームがございます。あそこを核として、それ ぞれを連携しながらそこでメインイベントをやりながら、両津の町の中まで入り込んでいって 活性化を図るというものでございます。昨年、港オアシスの冬の陣というものを佐渡汽船の南 埠頭、新潟交通のバスの止まり場を中心としてやらせていただきました。大変天候も良かった んでありますけれども、大盛況でございまして3千人程度の方々からお集まりいただいたわけ であります。今回はこれの第2弾、冬バーションではなくて春バージョンも含めまして、この 会場を同じくするわけでありますけれども、1周年記念事業として港オアシスをやってまいり たいということであります。今ほど私は拠点となるのが3か所だというふうに申し上げたとこ ろであります。市民団体がみんなで協力し合うということで、両津の加茂湖漁協さんもここの メンバーに入っていただいて、加茂湖も活用して頑張っていこうというところまでまいりまし た。したがいまして3月3日、明後日からでありますけれども、3月3日から今月の27日ま で一連のイベントを通してやっていきたいということで、ここの中にはお茶会ももちろんあり ますし、もうひとつは加茂湖で獲れたカキまつり、これを一連の流れの中でやっていくという 形でございます。 もうひとつは両津の街に食堂とか飲み屋さんがあるわけでありますので、そこで有利なチケ ット等も出して、それをお持ちいただければサービスがあるというような、約20店舗でござ いますが、その食堂・飲み屋さんあるいは旅館と連携を取りながら、そこにも寄っていただく というようなことで、これを計画しているところでございます。そういうことを通しながら、 市民の特に若いグループが今立ち上がりましたので、これを中心として進めてまいる。また、 我われ行政としてもあるいは商工会としても観光協会としても、そこと一体となってこれから 玄関口の活性化を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。

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6 内閣府の共催による総合防災訓練の実施について もうひとつは、最後になりますけれども総合防災訓練の問題であります。毎年、佐渡は市に おいて総合防災訓練をやってきているわけでありますが、今年はちょっと先の話でありますけ れども、11月6日日曜日に実施したいということでご報告をさせていただきたいと思ってい ます。今まだ3月1日なのに、なんで11月の話をするかということでありますが、今回のも のは、我われはもちろん県あるいは佐渡の中にある国とかいろんな機関の方々と、もちろん自 衛隊もそうでありますが、その人たちと一緒になりながらこの防災訓練ということをやってき たわけでありますが、この度、内閣府のご指導・ご協力を得ながら国の本所といいますか、内 閣府と一体となった地震なり津波なりそういうものを中心とした防災訓練をやるということで ございます。そういう意味で、ちょっと早いわけでありますけれども、準備をしているわけで ございますので、ご報告をさせていただきたいと思っております。今までは、今申し上げまし たように国の出先機関と繋がって一緒になってやってきたわけであります。今回は内閣府、本 家本元も一緒になってやるということでございます。これは実は佐渡が新潟県内では最初であ ります。そういう意味でこれに取り組んでまいりたいというふうに考えているところでござい ます。これを盛大にやったからどうってことではございませんけれども、そういう連携体系も 取れますし、もうひとつは他の県・他の地域でどういうことをやってどういう効果をあげてい るかということも、私どもの防災訓練の中で活用し生かして、より良いものにしていけるとい うことでございますので、おおいに活用そして指導・助言を得ながら佐渡市の総合訓練の充実を 図ってまいりたいというふうに考えているところであります。 事前質問 新潟~佐渡間の航空路、最新の見通しについて 次に、事前質問がございましたので続けて申し上げますが、新潟-佐渡間の航空路の見通し ということでございます。正直なところを申し上げまして、県営空港でございますので、一生 懸命頑張ってはいただいているところであります。先般、県の担当者、空港課になるのですが、 計画をしておりますと、航空会社のほうに出向きながら課題の整理等々を今やっているという ふうに聞いておりますし、また私どもは船だけではやはりダメなので、なんとしても飛行機を 今は飛ばさなきゃダメなんだということで強く申し入れもしておりますし、単なる両津と新潟 だけを結ぶのではなく、そこからどうやって繋げていくのか。特にインバウンドの方々につい ては、インバウンド対策としてもどうしても飛行機というものが必要であるというふうに今、 申し入れをしているところであります。ただ、これも相手側の会社があることによりまして、 パイロットの確保をどうするのか等々が課題となってあがっているところでございます。県も これに対する予算も組むという約束もしておりますので、私どももそれと対応しながら1日も 早く飛べるように、さらに県のほうに働きかけをしていきたい。こういうふうに考えていると ころでございます。以上、雑ぱくでありますけれども報告に代えさせていただきます。

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質疑応答 (1)平成28年度一般会計当初予算の概要について 記者 新年度予算ですけれども、いくつかポイントがありますけれども、特に市長が力を入れたと いうか、あげておきたいというのはどんなところになりますか。 市長 私はいつの場面でも申し上げてきたわけでありますけれども、これはローマ法王の言葉が私 は非常に好きでして、ずっと前から使って心に決めているわけでありますけれども、「橋を架け ずして壁を作る」。橋を架けなくて壁を作るほど、こういうことをやる政治家というのは全くダ メな政治家であるということをローマ法王はおっしゃっております。私もまさにそのとおりだ と思って実践してまいりました。つまり、島の中のことはもちろんやらなければダメだけれど も、ます橋を架けなきゃならん。そのために全国各地を回りながら、佐渡の産物というものを 買っていただくという体制を取ってこなければならない。このことに力を入れてまいりました。 先ほども申し上げましたけれども、特にお米だけの話をしますと、550店舗の佐渡米の取扱 店もできました。先ほどのサドメシランの問題もございます。それから東京駅のステーション ホテルの向かいの大きなレストラン等々でも佐渡のお米を使っていただくようになりましたし、 高級料亭の金田中さんなんかでもこれを使っていただく。あるいは大坂でいえば阪急百貨店で も使っていただくというような形で、そういうものを広げてまいりました。そして輸出につい ても、やっと80トンの米を中心とした農産物の輸出ができるようになったわけであります。 そういうことからすると、今度はオファーに対応した生産体制というものをつくっていかなけ ればならない。つまり、これが壁を作るということでございます。これにこれからは力を入れ ていくということで、先ほど申し上げましたけれども、いわゆる創業の業を起こす起業家の支 援体制をばっちりしたものをつくって、そこの中でやっていくということで、いわゆる雇用も そこの中で確保していきたいというものがひとつであります。 もうひとつは交流人口の問題でも申し上げましたが、やはり交流人口の拡大というのはやら なきゃダメだけれども、本当に佐渡の中において島民みんなが一致団結してお客さんを迎え入 れるという心構え・態勢というのは実はできていない。これをつくるために、DMOというも のを立ち上げていきたいと思っております。それともうひとつは、208人の移住・定住者の 方々が来ているわけでございますので、これをもっと拡大していかなきゃならないけれども、 その方々が佐渡に住んでいて住みよい教育環境をつくっていくという形で、保育料の問題とか 今始めましたけれども、さらにこれを奨学金制度の充実というところまでもっていかなければ ならないと思っていますし、もうひとつは先ほど申し上げました地域において自分たちの住ん でいる地域をなんとかしようという動きが出てまいりましたので、それを実現するためにご支 援を申し上げるということであります。これからの地方創生の時代、日本全国の予算が非常に 厳しくなっているところであります。お金等で首都に依存するというのは、なかなか難しい時 代でありますので、我われのところであるものを生かして本土のほうの皆さん方からお買い求 めいただきながら、貿易収支の均衡を図ってまいる。いわゆるハードの部分をこれから島内に

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おいて作り上げていくということになります。 ~~~~ 記者 DMOなんですけれども、具体的などういうような法人ないし組織をいつ頃までに設置する か教えていただけますか。 市長 これは1年ではできません。できないと私は思っております。ただ、4月に入りましたら、 いろんな関係者が集まって、それぞれプロがいるわけでありますし、関係者からお集まりいた だくと同時に1次産業の方々、あるいは2次産業の方々、もちろん3次産業もそうであります し、そういう全てを網羅した方々から集まっていただいて、そこの中で1番の問題は産業間の 生産波及力をどう高めるかっていう連関表でありますけれども、これを皆さんと作り上げなが ら、佐渡の体制をつくっていくということであります。そんなに時間をかけてはおれません。 おれませんが、さりとて急いでもこれはできないわけでありますので、4月1日から始めたい と思いますけれども、どんなに遅くとも3年では動けるようにしていかなきゃならない。その 3年というのはいわゆる世界遺産の登録というものに合わせたものであります。これについて は、地方創生の交付金等々を司っている国のほうとも話し合いをしながら、国のほうからの応 援もいただけるということで佐渡モデルをつくっていこうということになります。 記者 検討組織というのは法人とかができるんじゃなくて、そういうことを何年かかけて検討して いくというものか。 市長 結果的には法人になるかもわかりません。これはここの中で話をしましたように、要するに 佐渡の観光を経営できる人材をそこでつくるということです。ひと言でいいますと。それは法 人化になるのが私は1番良いと思っていますが、そこまで急にはいかないと思っていますし、 瀬戸内海でこれができあがりまして今年から、5~6年たっておりますけれど、今年から発足 する。新潟県におきましては魚沼地域で研究に入ったということでございますので、1年でや るということは不可能だと思っています。 記者 今の話なんですけれど、佐渡汽船さんが市と何かやるとか社長が言っていましたけれども、 それはこのことですか。 市長 いや、違います。佐渡汽船さんも新潟交通さんも全部入るのです。それはいわゆるDMOと

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いう大きなものの中の手足となる部分であります。 記者 佐渡汽船と市だけでやるとは言っていなかったですね。 市長 言っていません。全体でやる。佐渡汽船もDMOの一員に入るということです。何か補足は? 池町総合政策監 今おっしゃったとおりで、佐渡汽船の社長が考えられている話と私どもの話のすり合わせも 行っておりまして、特に佐渡汽船さんはインバウンドの取り組みを強化したいということで、 今回のDMOにもインバウンド対策の検討も入っておりますので、そこは言及しましょうとい う話を佐渡汽船さんとはさせていただいております。ですので、同じ方向で動いていることに なっています。 ~~~~ 記者 今回、減額ということで合併特例債事業が終了ということで、3年連続で減額になっている と思うんですけれど、改めてかなり厳しい財政の中でどう受け止めてらっしゃるかというのを ちょっと教えてください。 市長 私どもは将来ビジョンというのを作りました。この将来ビジョンに基づきまして健全経営を やっていくというのが将来ビジョンの基本でございます。この将来ビジョンのところから外れ ているということは全くないので、むしろ好転をしているというのは事実であります。したが って、これから議会とも相談していきますけれども、私どもは支所・サービスセンターを充実 する・残すとか、あるいは消防署の職員を絶対に減らさないとかいうようなことをやってきた。 そういうことからしまして、地方交付税の減り方が少なくなっているのです。こういう努力と いうのが認められたわけです。したがって、減り方が少なくなるっていうことはあまり減らな いということですから、当然その分を将来ビジョンの財政計画の見直しということが、今回あ がってくる。良い方向で見直すということでございます。これが1点。もう1点は、これは合 併特例債というような事業があるわけですから、これを大いに活用するということは大事なこ とだと思っています。ただ、100億円使ったら100億円そっくり国が負担してくれるなら、 なんでもかんでもやります。そうじゃないんですね。これは当然お返しもしなくちゃならない わけでありますので、それは計画的にやっていくという。これからは庁舎の問題、支所・サー ビスセンターをどうしていくのか、病院の問題。これが出てまいりますけれども、今回ここで 減らしていただいたというのは27年度の相川小学校とかいろいろやってまいりました。その 部分が一段落したということで、落とさせていただいたということです。

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~~~~ 記者 予算を提案して、市長の自己採点、厳しくも甘くもその辺り含めてお願いします。 市長 先ほどちょっと私申し上げましたけれども、やはり橋を架けずして壁を作るということはダ メだという私の持論でございまして、そういう意味では橋を架けてきたということで、今度は その橋に基づいて壁を島内において作る。壁というのは遮断する壁という意味ではなくて、そ れに対応したもののハード・ソフトをやるということでありますが、このことに向かっており ますので、私としては満点をいただけるというふうに思っております。満点ていうのはちょっ とあれですけれども、及第点をいただけると思っております。 ~~~~ 記者 インバウンド対策の中で、島内の公衆トイレの洋式化って何%くらいになって来ているんで すか。 観光振興課長 公衆トイレということで、今30くらいあるうちの、来年度28、29年と9か所整備しま すと一応全部、100%洋式になるということになります。 記者 海外バンクのカードがATM で使えるところがないという話を聞いたんですけれども。 市長 そういうこともこれからは外国のお客様方に対してやっていかなきゃならないことは事実で ありますけれど、まず今、説明会をやりながら取り組んでいるのが免税店の問題でございます。 大いに消費税免税店を設置するということで今、その説明会が27年にありまして28年度に おきましてはそれを活用できるような機器の整備を進めるという形で、予算を盛らせていただ いております。そういうものとか、あるいは外国語表示の案内板を作るということをやってお りますけれども、そういうことはこれから勉強しながら進めさせていただきたいと思っていま す。まず、とりあえずやらなきゃならないのはそれじゃないかなと思っております。 ~~~~ 記者 5番のその他の事業で、商店街の魅力向上支援事業ってあるんですが、新規事業って書いて あるんですけど、これって今までも似たような事業をやってきているんですけど、どこが違う

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んですか。 市長 どこが違うということよりも、商店街の活性化ですよね。これについては商工会がまず中心 になってやってもらわないと前に進まないわけであります。今まで、また後で具体的な説明さ せますが、商工会について具体的に自分たちの抱えている商店街をどうやってこれからやって いくのかということの話し合いを今までもさせていただきました。そこの中で佐和田の商店街 はこういうことをやっていくということに対する支援をやっていくということがメインであり まして。 産業振興課長 今回の事業につきましては、河原田商店街の活性化ということで過去2年間、商店街のほう で動いて勉強会をしておったんですが、28年度は国のほうから予算をいただいて商店街の活 性化をしていきたいということで、商店街が動き始めたというところで我われが支援していく というふうになっております。 市長 今まではどちらかというと行政のほうで、こういう事業をつくりました。さあ皆さんこれを 使ってやってください、こういうことでやってきたのが中心でありました。しかし、いつまで もそのお金が続くわけではございません。したがいまして、やはり補助事業でありますから3 年とかそのくらいで切れちゃうわけですよ。そうすると言葉は悪いですけれど、金の切れ目が 縁の切れ目になってくるところがある。そうではなくて本当にそれぞれの商店街なら商店街、 さっき言った地域の問題も同じなんですが、自分たちで喧々諤々検討しながら、ほとんど補助 とかそういうものに頼らなくてもやっていけるくらいの計画ができてですね。それに対して我 われがご支援申し上げるということですので、一旦できたものをずっと続けていくということ が狙いでございますので、若干の時間はかかっているということでございます。 ~~~~ 記者 4月に市長選を控えていらっしゃって、いろいろ市民の方からも要望があると思うんですけ れども、今回の予算でそういったところで反映された部分とか何かありましたか。 市長 どうお答えしたらいいのかわかりませんが、さっき申し上げたように私はひとつの信念に基 づいてずっとやってきたわけでございます。市民の方々からは、たとえば道路を早くなんとか っていうような要望があるのは事実、これは通常のことでございます。それはそれとして、そ れは予算の範囲の中で今までも事業化してやってきているわけでありますから、支所とかサー ビスセンターと相談をしていくということでありまして、今回の28年度の当初予算について

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は、私自身の考えのものが入っているわけでありまして、誰かに何かを言われたからこれを入 れたというものではございません。 ~~~~ 記者 20年のオリパラの合宿誘致なんですけれども、これは事業の中ではどこに含まれています か。 市長 ここの中には現時点では入っておりません。なぜ入っていないかというと、一般的に例えば 外務省とか大使館とか、あるいは体育協会等々と連携を取りながら通常の形でやって計画書を 出すということでございます。その際に、たとえば合宿で何日から何日まで受け入れますよ、 ということが決まった段階では補正(予算)対応をするかどうかは別としても、まだ何月何日 から何月何日までどういう協議で合宿に入りますとか、その時の費用がどのくらいかかります という段階まで入っていないわけでありますので、ここでは含んでございません。組まないと いうわけではないです。 記者 準備にはお金かからないんですか。 市長 お金はもちろんかかりますが、今言ったように滞在費をどうするとか食事をどうするとかっ ていうことではない。それほどのお金はかかっていない、かからないということです。かかる ようになれば補正対応させていただきます。 平成27年度一般会計補正予算第9号の概要について 記者 補正について、世界に誇る絹と金の道。これは群馬とか埼玉との連携ということですが、主 体となるのはどちらなんですか。 市長 これは金がありますので、佐渡・相川が起点終点であって、江戸が終点起点。終点起点とい うとおかしいけれども、要するに相川と江戸を結ぶということです。その間に絹の道があると。 そこを通って来るということでありますので、一緒になってやるということになります。 記者 佐渡が呼びかけたんですか。

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市長 そうです。もともと、昨年金の道サミットというものをあいぽーとでやらせていただきまし た。その際にもいろんなところの首長から出ていただいて、金の道サミットの宣伝もやらせて いただきました。その時に、さらにこれを徐々に、あれは100%の首長さん方に集まって来 てはいただかなかったわけでありますので、それをさらに拡大してみんなでやっていこうとい う中で新潟県がこれに同調していただいて、一緒にやると。そして知事会といいますか、近隣 の知事同士の会合がある中でこの話が出たということでございます。 記者 具体的に新年度どんなことをやれそうですか。 市長 まだ具体的にはハッキリしたものはございませんが、ひとつはまず私どもが希望しているの は今年の7月の何日になるんでしょうか、従来どおりの形でいけば7月末に国内推薦というも のがいただけるわけでありますから、それに向かって絹の道の関係の方々からも応援をしてい ただくというのが、まずひとつ先決であります。そういうことが成就するならば、今度はやは り歩くということになるんです。歩かなければうまくないわけでございますので、そういうも のを確保する。こういうことであります。 (2)サドメシランの取り組み結果について なし (3)相川観光交流センター(佐州おーやり館)の全館オープンについて なし (4)クルーズ船誘致連携会議の開催について 記者 クルーズ船の経済波及効果が金額で何かわかっていればそのあたり。 市長 佐渡市クルーズ船の誘致連携会議の議長は政策監でありますので、詳しいものを報告させま す。 総合政策監 佐渡市での経済波及効果というものは試算しておりませんけれども、他港の事例でいきます と外国船が寄港して1人当たり3万8千円お金を落としていくという調査結果がございますが、 それがそのまま佐渡市に当てはまるかどうかはわかりませんけれども、佐渡市のものというも のは具体的にはございません。

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記者 佐渡市のものをある程度把握しておかないと、なかなかこれはアピールの、それも皆さん関 係者だけというようなイメージとなってしまいますが 総合政策監 その点は新潟県の港湾振興課のほうがちょうど昨年、寄港した際にアンケート調査などをや っていますので、その結果を受けてこれから検討していきたいと考えています。 (5) 「みなとオアシス佐渡両津」・「あいぽーと佐渡」一周年記念事業について 記者 これは当日、沢根もカキ祭りやるんですけれど、加茂湖を引っ張ってくる時に例年通りやっ ていればダブるのを(防げたん)ですけれど、こういうことになったら取り合いみたいになって 沢根も大変だと思うんだけれど、これは前もってなんとかできなかったんですか。 市長 結果的に、佐和田が先に決まっていたんですよね。港オアシスのイベントをこの間で打つと いうことで、加茂湖漁協のほうと話をした結果、ここになったということで、そういう意味で の調整ができなかったし、仮に佐和田と両津が別々にやるということになれば、お互いに助け 合うこともできるというふうに考えております。今年の場合、これでしょうがないわけであり ますが、今後は連携を取りながら日をずらすなり、あるいは一緒に全部やるとかね。こういう ことの体制を考えていかなきゃならないと思っております。 記者 助け合うことができるっていうのはどういうことですか。 市長 お客さんがいっぱい来た場合、その年の不漁であるとか豊漁であるとかによって、カキの融 通もできるわけですよ、ハッキリ言いまして。今年の場合はよかったんですけれど。そういう ことだってあり得るわけですし、お客さんから来ていただくという点では、大勢の方々から来 ていただくためには日をあけるとか、あるいは一緒にするとかいうことの調整っていうのは必 要であるというふうには考えておりますが、その辺は調整とかあったの? 地域振興課長 今回、港オアシスの事業につきましては地元の方々と一緒に実行委員会を立ち上げて、そち らのほうに加茂湖漁協さん、旅館組合両津支部さんに入っていただいて3月のイベント等の計 画を立てていただいております。その中で今おっしゃられた沢根漁協と加茂湖カキ祭りの調整 でございますが、その中でも検討していただいておりますが、まずスタートとして今回、両津 でもやらせていただきたいということで、こういうような日程にさせていただいたところでご ざいます。

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記者 地域振興課は港オアシスさえうまくいけばいいというような考え方で進めたんじゃないんで すか。沢根漁協のこと考えたの? 地域振興課長 今回につきましては、地域振興課も入れさせていただいておりますが、この実行委員会の中 でそれぞれの団体から入っていただいて決めていただいた日程ということでございます。 記者 沢根漁協も加茂湖漁協も例年用意する祭り用のカキがたぶん売れ残るというふうに言ってい ますよ。もう少し地元の水産業のこと考えてやるべきじゃないんですか。 地域振興課長 会議の中には漁協さんからも出ていただいておりまして、日程等決めていただきました。 記者 その日程を決める時に沢根が3月6日にやるということを言っていないでしょう。加茂湖漁 協は聞いてないって言っていましたよ。あとで一緒になるってびっくりしているって漁協の人 たちみんな言っていましたよ。 地域振興課長 会議の場ではその部分は出てきておりませんでした。 記者 つまり市の準備が足りなかったっていうことですね。 地域振興課長 はい。今後は日程調整、情報等についても会議の中で議論させていただきたいと思います。 記者 せっかくこういう観光客が来ない時期にやる良い行事なのに二つ一緒にやって両方潰したら しょうがないじゃないですか。別々にやればそれだけダブルの入り込みがあるのに。もう少し ちゃんと佐渡全島のことに目を配らせて計画を立ててくださいよ。 市長 了解しました。今回はここまで来ているわけでありますので、また沢根漁協との調整もさせ ていただきます。来年からはそういう形で頑張って努力をさせていただきます。

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(6)総合防災訓練について 記者 昨年の市の総合防災訓練の取材テープを見ると、防災担当課の職員は一生懸命やっている姿 がわかります非常に。表情が違いますね。ところが、それを除く課長職の人たちの顔っていう のは、時々笑っていたりタバコを吸っている人もいるんですね。皆さん一体、課長たちという のは市民が見ていないようでしっかり見ているんで、そのあたりはしっかりしないとこの訓練 の意味がないですよね。あなた方、非常に反省しなきゃならないですよ。どの映像、毎年見て いてもみんな笑っているんです。一生懸命やっているのは警察の関係者や、本当に真剣に人を 救うという人たちなんです。市の職員の皆さん非常に、市民は非常にがっかりですので、その あたりがないように、どうしたら11月まで期間はありますが真剣に取り組めるか、そっちの ほうをやったほうがいいですよ。総務課長が笑っているような映像がいっぱいあるからね。非 常によろしくないということですので、どのように感じていますか。 市長 申し訳ございません。職員不祥事ということについても何度もお詫び申し上げたわけであり ますが、模範となるべき課長、補佐がしっかりしないといけないということは何度も申し上げ ているところであります。このことは会議のある都度、私のほうから話をしているわけでござ いますので、なかなか何十年も生きてきたのが、性格が変わらんのかわかりませんが、ここの ところは徹底してこれからやってまいりますし、当然この防災訓練でありますから実際その厳 しい場面に立ち当たったという気持ちでやらなきゃダメなわけでありますので、私自身も含め まして心を引き締めてやるように強く指導させていただきます。 (7)案件以外 記者 航空路の問題なんですが、なかなか進展しないというか記者会見開かれる度に県のほうに要 請はしているという話は何回もあって、なかなか進展しないように思えるんですが、まず1点、 いつまでに進展させたいとかめどを決めているのか。そういった部分の目標があるのか。あと もう1点が、前回の航空会社にしても県と佐渡市がそれぞれ支援はしていたんですが、結局う まくいかなくて逃げられちゃったと。また今回パイロットの確保とかに、予算的な部分でなん とかしようとしているというふうになっていますが、同じことを繰り返すような感じもするん ですけれども、そのあたりは何か対策というか考えていることはございますか。 市長 今おっしゃったことにつきまして、私自身が1番歯がゆい気持ちで今いるわけです。特に7 月の末にはなんとか頑張ろうといって皆さんが一致団結しているわけでありますから、その時 までに目処をなんとか立ててくれということで話をしておりました。なかなかそれに対する答 えが県から返って来ていないということであります。結論からいいますといい時期に、知事選 もあるようでございますので、やはり私自身は争点としてぶつけていかなければならない。そ ういうことも心に入れて進めていきたいなと思っております。ただなにしろ県営空港でござい

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まして、市営空港ならば私自身がどこへでも飛んで行ってなんとか談判するということもある んでしょうけれども、県営空港なものですから非常に歯がゆい思いをしているということは事 実であります。その辺はなんとしても佐渡の活性化のため、特にまた今度は世界遺産という問 題があるわけでありますので、このところはさらに強く申し入れをしてまいりたいと思ってお ります。 記者 結局は支援をしても、お金を入れても事業的になかなか継続できないという点に関して何か 対策というか、そういうものは練られておりますか。 市長 赤字がでるわけでございます。赤字がでるわけでありますから、その赤字補填という部分を、 一定の赤字補填を県と佐渡市がやるということを今までやってまいりました。これは当初の段 階では赤字補填ということも必要だと思いますが、空路の行き先とかいろんなことを考えなが ら、なるべく補助をしなくてもいいようなことをやっていかなきゃならないと思っているんで す。そういうふうにおいては、言葉はちょっと悪いですけれども小さなところではダメなんで、 ちょっとグレードが上がった、たとえば今まで9人乗りだったものを20人近く乗る飛行機を 持っているような会社と交渉をしているということもきいておりますので、そういう意味では 徐々にそういう補填を少なくしていくような方策がとれるような会社と交渉しているというこ とも聞いておりますので、その辺は本当に頑張ってもらわなければならない。担当職員はそこ に行っていろんな打合せをしているという報告は受けておりますけれども、いずれ親方も行っ てやってもらわなきゃダメだろうと思っております。 記者 新潟-佐渡間の航空路の問題なんですが、前回の時に1社と協議中だということを言ってら っしゃったかと思うんですけれど、現在もその会社と協議してらっしゃるんですか。 市長 協議しています。それは確認いたしました。協議はしているということでありまして、先般、 実際に現場、両津の空港まで来ていただいたこともご報告申し上げました。その後、県の担当 者がその会社に来て打ち合わせをしているということの報告も受けてございます。 ~~~~ 記者 北海道新幹線が開業するとうらやましいほど行くだろうと言われているわけですが、北海道 と佐渡というのはけっこう繋がりがあるんですよね。福助の社長が佐渡の関係者とかですね、 竹を送っているとかいろんなものがあるわけです。そうすると新潟では北海道展をやりますけ れど、北海道で佐渡や新潟をやったって、新潟はあるのかもしれませんけれど、佐渡ってあん

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まり知られていないようなんですね。こういう機会をとらえた誘客というのは、タイミング的 にあってもいいんじゃないかと思います。そのあたりいかがですか。 市長 おっしゃるとおりです。実は今、JR の北海道新幹線が走る。それから北陸新幹線が走ると いうことで、JR の戦略として上越新幹線の部分が空いているのです。これは空けてもらっち ゃ困るので、我われとすればまず上越新幹線のところを一生懸命やっていかなきゃならないと いうことと、もう一つは会津若松との連携を今、強力にやっています。先般、羽茂のおけさ柿 の、最初はおけさ柿っていうのは北海道に出ているわけでありまして、北海道で最初にやった ところから80周年になりました。したがって私もそこにお伺いをして、柿だけではなくて観 光交流ということについても向こうの方々と話し合いをしておりますが、私がやったのは北海 道庁の知事にその話をしたわけではございません。このことはやはり県同士でやっていかなき ゃならない。私どもはまず民間団体・市町村とそれの連携を今やっているということでござい ます。それがすぐに飛行機に結びつくかどうかというところまでは、まだ話はしておりません。 ~~~~ 記者 甲斐市長は1期目の任期が残りわずかになってきて、2期目も目指して立候補されていると いうことですけれども、それも含めた1期目の4年間の総括をお伺いしたいんですが。 市長 先般も申し上げたところでございまして、私は1期目と2期目というのは基本的に変わって おりません。結論からいうと4年間で完成できるなんてことは思っておりませんし、それほど 簡単なものではありません。どこかで運動会をやるならば1発で運動会ができますけれども、 行政とか政治というのはそういうものではないので4年で完璧にできるということは考えてお りませんでした。したがって、さっき言ったようにまず橋を作るということで、4年間やらせ ていただきました。その成果については出ているわけでございますので、それに基づいて島内 において壁を作る。たとえば加工の問題、連携体制のDMOの問題。こういうことをやってい くと、これは続けていかなきゃならないと思っています。ただ何度も申し上げておりますけれ ども、これは五つの公約でやってきたわけであります。五つの公約の最後の部分が大変皆さま 方にもご迷惑をかけて、職員の不祥事が発生したということでありまして、五つ目の公約につ いては達成することができませんでした。もちろん自分自身も満足いってはおりません。しか し、それ以外の四つの部分については私自身は及第点をもらえるというふうに思っております し、及第点というのは60点以上が及第点だと思いますけれども、それが優・良・可というこ とになれば“優”がもらえるように2期目は頑張りたいと思っております。 記者 市長選に関連してなんですけれども、今回、新人の三浦さんと甲斐市長が出馬表明されてい

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て、政策的に農林水産業の活性化というのが両者とも主張している点だと思うんですけれど、 なかなか政策の違いが見えないというような声が聞こえているんですが、市長としてそれを受 け止めてどういったふうな形で市民の方にこういったことをアピールしていきたいというよう なことはどういったふうに考えていらっしゃるんでしょうか。 市長 相手の人がどんな政策で、具体的なものが見えるか見えないかということは私には関係ない わけでありまして、私自身は当初から申し上げているように芽を出してくるということについ ては、数字でもちゃんと出ているわけでございますし、それから佐渡島外の方々の評価として も、あるいは雑誌・新聞等でもそれなりの評価はいただいているわけであります。そのことが これから公開討論会、そういうところでは私はそれなりの実績というものを発表する機会があ れば発表して、これを2期目はここのところをこうやるということは具体的に申し上げたいと 思っております。

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