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日本サッカーの歴史と発展 運動方法 ( ハンドボール ) 研究室 学籍番号 10A0139 学生氏名佐野大亮笈川大希平山直紀 目的 私たちは幼少期からサッカーを始め 現在もサッカーに携わっている しかしながら これまでサッカーをプレーする側であり サッカーの歴史や起源について経緯を学ぶことはなかった

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日本体育大学 卒業抄録

運動方法(ハンドボール)研究室 指導教員 辻 昇一 准教授 学籍番号 10A0046

学生氏名 笈川大希 佐野大亮 平山直紀

【目的】 私たちは幼少期からサッカーを始め、現在もサッカーに 携わっている。しかしながら、これまでサッカーをプレー する側であり、サッカーの歴史や起源について経緯を学ぶ ことはなかった。論文を機に、サッカーの始まりからどの ようにして日本に伝わり進化を遂げてきたのか、J リーグ の歴史と背景、ワールドカップ出場、今後の日本サッカー の発展について考える。 また、日本サッカーの過去と現在を比較・研究し、今後 の在り方について探究する。 【方法】 はじめに、私たちの目的をより明確にする動機付けとし てサッカー関係者(小学生~社会人のプレイヤー)を対象 にアンケート調査を行った。 ※ 計 102人 アンケート結果は本文に詳細を記載している。 次に、サッカーについての歴史と日本サッカーの歩みに ついて文献を基に調べる。また、現在の日本代表と過去の 日本代表の試合記録を比較し課題を探求する。 【第1章】 サッカーの起源・日本への伝来 日本へのサッカーの伝来は諸説あるが、海軍や軍人によ るものが多く、外国の港湾都市からの伝来が有力視されて いる。国内では近畿地方がサッカー先進地となり、師範学 校の交流を通じて全国へ追随した。伝来当初はフートボー ル、アッソシエーションフットボールなど呼び方は様々で あったが、戦後のアメリカ英語の正統によりサッカーとい う呼称が一般的になっていった。 日本最古の試合は横浜と神戸の港対抗戦であり、日本人 同士では東京高師と青山師範学校との試合が最初である。 その後、全国高校サッカーの前身大会や全日本選手権が始 まり、国際大会出場、FIFA(国際サッカー連盟)への加盟、 オリンピックでのメダル獲得など、表舞台へのし上がって いった。また、選手のプロ登録やJ リーグの設立によりサ ッカーは日本全土に旋風を巻き起こした。 【第2章】 J リーグの発展・課題 J リーグは 1993 年に開催され今年で 20 周年を迎えた。現 在はJ1・J2 含め 40 チームが加盟している。設立経緯とし ては前身である日本サッカーリーグ活性化のためプロ化構 想を進めたことにより現在のJ リーグに発展した。 2014 年からは新たに J3 の発足が決定し、19チームがリ ーグ加盟に申請を出している。 J リーグは現在、財政問題を抱えており 2 ステージの導入 により改善を目指しているが、サポーターからの反発など課 題はまだ多い。 【第3章】 ワールドカップ成績・日本サッカー全体、選手の成長 ワールドカップは国際サッカー連盟が主催する、世界最大 のスポーツイベントの一つである。2014 年に開催国は直近 の 2 大会の開催地のある大陸以外から立候補国を募ること とした。また試合を行うスタジアムは、設備等の規定を満た さなければ試合を行うことができない。 ワールドカップにおいて日本代表は1998 年フランス大会 から2014 年ブラジル大会まで 5 大会連続での本選出場を果 たしている。選手に着目すると1998 年フランス大会で活躍 した中田英寿選手が海外クラブへ移籍したことをきっかけ に現在では数多くの選手が海外のクラブで活躍している。 【第4章】 戦績を比較すると、アジア外の国と対戦する場合に得点を 奪えるようになったがアウェイでは勝てず、絶対的なCB の 不在が原因と考えられる。また、後半立ち上がりでの失点が 多く、勝ち切ることができない試合が多々ある 【まとめ・結論】 サッカーは今や国民的スポーツとなりつつある。日本代表 のアジア制覇、ワールドカップ出場などその発展は著しい。 しかし、ヨーロッパや南米(世界レベル)を相手にしたとき、 その差はまだまだ大きい。世界と同等に、あるいは勝つため には近い将来を見据えたプロ、アマチュア、ユース、ジュニ アの各世代における育成強化が不可欠である。また、育成に 関わる指導者の指導能力や指導者像は選手の未来、すなわち 日本サッカーの未来に影響していると言える。

日本サッカーの歴史と発展

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日本体育大学 卒業抄録

運動方法(ハンドボール)研究室 指導教員 辻 昇一 准教授 学籍番号 10A0139

学生氏名 佐野大亮 笈川大希 平山直紀

【目的】 私たちは幼少期からサッカーを始め、現在もサッカーに 携わっている。しかしながら、これまでサッカーをプレー する側であり、サッカーの歴史や起源について経緯を学ぶ ことはなかった。論文を機に、サッカーの始まりからどの ようにして日本に伝わり進化を遂げてきたのか、J リーグ の歴史と背景、ワールドカップ出場、今後の日本サッカー の発展について考える。 また、日本サッカーの過去と現在を比較・研究し、今後 の在り方について探究する。 【方法】 はじめに、私たちの目的をより明確にする動機付けとし てサッカー関係者(小学生~社会人のプレイヤー)を対象 にアンケート調査を行った。 ※ 計 102人 アンケート結果は本文に詳細を記載している。 次に、サッカーについての歴史と日本サッカーの歩みに ついて文献を基に調べる。また、現在の日本代表と過去の 日本代表の試合記録を比較し課題を探求する。 【第1章】 サッカーの起源・日本への伝来 日本へのサッカーの伝来は諸説あるが、海軍や軍人によ るものが多く、外国の港湾都市からの伝来が有力視されて いる。国内では近畿地方がサッカー先進地となり、師範学 校の交流を通じて全国へ追随した。伝来当初はフートボー ル、アッソシエーションフットボールなど呼び方は様々で あったが、戦後のアメリカ英語の正統によりサッカーとい う呼称が一般的になっていった。 日本最古の試合は横浜と神戸の港対抗戦であり、日本人 同士では東京高師と青山師範学校との試合が最初である。 その後、全国高校サッカーの前身大会や全日本選手権が始 まり、国際大会出場、FIFA(国際サッカー連盟)への加盟、 オリンピックでのメダル獲得など、表舞台へのし上がって いった。また、選手のプロ登録やJ リーグの設立によりサ ッカーは日本全土に旋風を巻き起こした。 【第2章】 J リーグの発展・課題 J リーグは 1993 年に開催され今年で 20 周年を迎えた。現 在はJ1・J2 含め 40 チームが加盟している。設立経緯とし ては前身である日本サッカーリーグ活性化のためプロ化構 想を進めたことにより現在のJ リーグに発展した。 2014 年からは新たに J3 の発足が決定し、19チームがリ ーグ加盟に申請を出している。 J リーグは現在、財政問題を抱えており 2 ステージの導入 により改善を目指しているが、サポーターからの反発など課 題はまだ多い。 【第3章】 ワールドカップ成績・日本サッカー全体、選手の成長 ワールドカップは国際サッカー連盟が主催する、世界最大 のスポーツイベントの一つである。2014 年に開催国は直近 の 2 大会の開催地のある大陸以外から立候補国を募ること とした。また試合を行うスタジアムは、設備等の規定を満た さなければ試合を行うことができない。 ワールドカップにおいて日本代表は1998 年フランス大会 から2014 年ブラジル大会まで 5 大会連続での本選出場を果 たしている。選手に着目すると1998 年フランス大会で活躍 した中田英寿選手が海外クラブへ移籍したことをきっかけ に現在では数多くの選手が海外のクラブで活躍している。 【第4章】 戦績を比較すると、アジア外の国と対戦する場合に得点を 奪えるようになったがアウェイでは勝てず、絶対的なCB の 不在が原因と考えられる。また、後半立ち上がりでの失点が 多く、勝ち切ることができない試合が多々ある 【まとめ・結論】 サッカーは今や国民的スポーツとなりつつある。日本代表 のアジア制覇、ワールドカップ出場などその発展は著しい。 しかし、ヨーロッパや南米(世界レベル)を相手にしたとき、 その差はまだまだ大きい。世界と同等に、あるいは勝つため には近い将来を見据えたプロ、アマチュア、ユース、ジュニ アの各世代における育成強化が不可欠である。また、育成に 関わる指導者の指導能力や指導者像は選手の未来、すなわち 日本サッカーの未来に影響していると言える。

日本サッカーの歴史と発展

(3)

日本体育大学 卒業抄録

運動方法(ハンドボール)研究室 指導教員 辻 昇一 准教授 学籍番号 10A0250

学生氏名 平山直紀 佐野大亮 笈川大希

【目的】 私たちは幼少期からサッカーを始め、現在もサッカーに 携わっている。しかしながら、これまでサッカーをプレー する側であり、サッカーの歴史や起源について経緯を学ぶ ことはなかった。論文を機に、サッカーの始まりからどの ようにして日本に伝わり進化を遂げてきたのか、J リーグ の歴史と背景、ワールドカップ出場、今後の日本サッカー の発展について考える。 また、日本サッカーの過去と現在を比較・研究し、今後 の在り方について探究する。 【方法】 はじめに、私たちの目的をより明確にする動機付けとし てサッカー関係者(小学生~社会人のプレイヤー)を対象 にアンケート調査を行った。 ※ 計 102人 アンケート結果は本文に詳細を記載している。 次に、サッカーについての歴史と日本サッカーの歩みに ついて文献を基に調べる。また、現在の日本代表と過去の 日本代表の試合記録を比較し課題を探求する。 【第1章】 サッカーの起源・日本への伝来 日本へのサッカーの伝来は諸説あるが、海軍や軍人によ るものが多く、外国の港湾都市からの伝来が有力視されて いる。国内では近畿地方がサッカー先進地となり、師範学 校の交流を通じて全国へ追随した。伝来当初はフートボー ル、アッソシエーションフットボールなど呼び方は様々で あったが、戦後のアメリカ英語の正統によりサッカーとい う呼称が一般的になっていった。 日本最古の試合は横浜と神戸の港対抗戦であり、日本人 同士では東京高師と青山師範学校との試合が最初である。 その後、全国高校サッカーの前身大会や全日本選手権が始 まり、国際大会出場、FIFA(国際サッカー連盟)への加盟、 オリンピックでのメダル獲得など、表舞台へのし上がって いった。また、選手のプロ登録やJ リーグの設立によりサ ッカーは日本全土に旋風を巻き起こした。 【第2章】 J リーグの発展・課題 J リーグは 1993 年に開催され今年で 20 周年を迎えた。現 在はJ1・J2 含め 40 チームが加盟している。設立経緯とし ては前身である日本サッカーリーグ活性化のためプロ化構 想を進めたことにより現在のJ リーグに発展した。 2014 年からは新たに J3 の発足が決定し、19チームがリ ーグ加盟に申請を出している。 J リーグは現在、財政問題を抱えており 2 ステージの導入 により改善を目指しているが、サポーターからの反発など課 題はまだ多い。 【第3章】 ワールドカップ成績・日本サッカー全体、選手の成長 ワールドカップは国際サッカー連盟が主催する、世界最大 のスポーツイベントの一つである。2014 年に開催国は直近 の 2 大会の開催地のある大陸以外から立候補国を募ること とした。また試合を行うスタジアムは、設備等の規定を満た さなければ試合を行うことができない。 ワールドカップにおいて日本代表は1998 年フランス大会 から2014 年ブラジル大会まで 5 大会連続での本選出場を果 たしている。選手に着目すると1998 年フランス大会で活躍 した中田英寿選手が海外クラブへ移籍したことをきっかけ に現在では数多くの選手が海外のクラブで活躍している。 【第4章】 戦績を比較すると、アジア外の国と対戦する場合に得点を 奪えるようになったがアウェイでは勝てず、絶対的なCB の 不在が原因と考えられる。また、後半立ち上がりでの失点が 多く、勝ち切ることができない試合が多々ある 【まとめ・結論】 サッカーは今や国民的スポーツとなりつつある。日本代表 のアジア制覇、ワールドカップ出場などその発展は著しい。 しかし、ヨーロッパや南米(世界レベル)を相手にしたとき、 その差はまだまだ大きい。世界と同等に、あるいは勝つため には近い将来を見据えたプロ、アマチュア、ユース、ジュニ アの各世代における育成強化が不可欠である。また、育成に 関わる指導者の指導能力や指導者像は選手の未来、すなわち 日本サッカーの未来に影響していると言える。

日本サッカーの歴史と発展

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日本体育大学 卒業抄録

運動方法(ハンドボール)研究室 指導教員 辻 昇一 准教授 学籍番号 10A0689 学生氏名 勝木麻優子 生島真希 〈序論〉 ハンドボールとは、7 人ずつの 2 組がボールを相手のゴ ールに投げ入れて勝負を競うスポーツである。走・跳・ 投という、運動における重要な基本 3 要素を求められ、 さらにボディコンタクトという格闘的な要素も含まれる 総合スポーツであり、ダイナミックなシュートシーンや スピーディーな試合展開が魅力となっている。そのハン ドボールの魅力ともなっているシュート1つひとつにお いて、同一のゴールキーパーやシュートコースであって も様々なシュート運動を観察することができる。その中 でもサイドシュートは他のポジションからのシュートに 比べ、シュートのための角度が小さい所から行われるた め、防御者をかわしながら跳躍中にシュート角度を大き くするなどの動きの変化や工夫がとても重要になってく る。そこで私たちは大学 4 年間やってきたポジションで もある左サイドシュートについて深く掘り下げて、実践 してきたことを卒業研究のテーマとした。本学ハンドボ ール部女子の在学生がサイドシュート上達の道を早める 一助としてもらうことが大きな目的である。 〈調査方法〉 研究対象は本学ハンドボール部女子に所属する左サイ ドポジションの選手、K 選手とする。K 選手には条件を伝 え、自由にサイドシュートを打ってもらい、その様子を ビデオカメラで撮影した。ゴールラインとフリースロー ラインの 2 つの位置から、助走をし、シュートを打って、 受け身を取る所までの動作を、シュートフォームが分か りやすい位置から撮影し、後日、その映像を基にして、 左サイドの熟練者(左サイド歴 10 年)と共に、考察とシ ュート確率を上げる為のポイントを整理した。また、「助 走局面」、「踏み切り局面」、「バックスイング局面」、「フ ォワードスイング局面」、「フォロースルー局面」、「着地 局面」に分けて、それぞれの動作分析を行い、大学 4 年 間の実践で培った上達の為の改善ポイントなども盛り込 みながら考察をしていく。 〈結果と考察〉 「助走局面」では、基本 3 歩を使い走り込むことが多 いが、DF に接触される前に跳び込むために、1 歩や 2 歩 で

ハンドボール競技における左サイドシュート上達の為の一考察

-大学 4 年間での実践を基に-

で走り込むこともある。自分に合ったスピードや歩数を理 解すること、DF の状態に応じてタイミングを変えることが 重要である。「踏み切り局面」では、歩数が 3 歩の場合は、 十分な準備の下に主体的な動作へ繋げることができ、1、2 歩の場合は、助走の勢いを早く踏み込みに繋げ、GK のタイ ミングもずらすことが出来る。よって状況に応じて踏み切 るタイミングを変えることが重要である。「バックスイング 局面」では 3 つの投げ方それぞれの腕や肘の高さ、引きが とても重要である。腕の引きを大きくテイクバックさせた 時は、DF をかわすだけではなく、瞬間的にボールが GK か ら見えなくなり、シュートコースを惑わすことが出来る。 腕を前に引き上げた時は、高い打点でより早くフォームを つくることができ、素早くシュートを打つことが出来る。 「フォワードスイング局面」では、体のひねりと腕をムチ のようにしならせることでボールにスピードをつけ、時に は一番高い位置にあった腕の打点を変化させることで GK をかわしたシュートを打つことが出来る。「フォロースルー 局面」では、手首のスナップ、指先のこすりまでの動作が 非常に重要であり、手首をしゃくらせることでシュートコ ースを GK の位置取りによって変化したり、GK の足元にス ピンをかけることでボールの軌道を変化したりすることが 出来る。「着地局面(受け身)」では、投げ方や走り込む位 置、踏み込む足によって変化するが、体勢が整っている時 は片足、または両足で着地をした。腕を振り切った反動で 地面に倒れ込んだ時の衝撃から、からだを守るために受け 身をとることも多かった。 〈まとめ〉 この調査により、動作 1 つひとつが重要な役割を果たし ており、またそれらの組み合わせによってシュート成功に 大いに関わってくる。このように様々なバリエーションを 持つことは、自分の運動の可能性を広げ、自信につながる と考える。又、プレーをする上で特に重要となる予測力、 判断力を身に付けるためには、練習において積極的に様々 な運動の組み合わせを取り入れていくことが重要であると 言える。後輩たちには今出来る最善の努力をすることで、 自分の可能性を広げて欲しい。

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日本体育大学 卒業抄録

だん ハンドボール研究室 指導教員 辻昇一 准教授 学籍番号 10A0707 学生氏名 黒木聖子 三澤彩 安藤圭 【目的】 私達は、この4 年間日体大ハンドボール部女子に 所属し、集団生活を行ってきた。ハンドボールをする中で、 私たちは団体競技と個人競技は何を目的として取り組んで いるのかということが気になった。団体競技は仲間のこと を考え、協調性をもっているのではないか、個人競技は自 分自身のことを第一に考え、自分のために取り組むのでは ないかという仮説の基、実際に日体大の学友会運動部に所 属する競技者にアンケート調査を行い、研究しようと考え た。 また、この研究結果を基に今後の日体大ハンドボー ル部の成績や競技力向上に役立ててもらうと共に、 個人のメンタルを強化するため研究を行った。 【方法】 アンケート20 問 団体競技 男子 女子 ・ハンドボール ・ハンドボール ・野球 ・バスケットボール ・水球 ・ラグビー ・アイスホッケー ・バレー 個人競技 男子 女子 ・剣道 ・剣道 ・陸上(駅伝) ・陸上(駅伝) ・水泳 ・水泳 ・柔道 ・フェンシング 調査方法:アンケート調査 各競技15 名ずつアンケートを配り、 団体競技と個人競技の違い、また男女 の違いを比較した。 【結果・考察】 団体競技男女、個人競技男女の4つに分けてアンケート を実施して比較した結果、「誰のために勝ちたいか」とい項 目では、団体女子以外は「自分のため」と答えた人が大半を 占めていたが、その中でも特に団体男子の割合が多く見られ た。この結果から、団体女子は仲間意識が高くチーム内でコ ミュニケーションを積極的に図ろうとしていることが考え られる。 「内容より勝敗(記録)を第一に考える」という項目では、 男女の差が顕著に見られた。特に女子は勝敗(記録)よりも内 容を重要視する傾向があり、それに比べ男子は勝敗(記録)、 又内容も視野に入れていることが分かった。 【結論】 団体競技、個人競技、男女で大きな違いが数字として表 れると考えていたが、実際にアンケート調査を行ってみると 項目によって程度の差があり、団体競技と個人競技は、それ ぞれの特性が見られた。 男女の差が顕著に見られたのは「内容より勝敗(記録)を第 一に考える」という項目であった。女子の方が勝敗(記録) よりも内容を重要視する傾向があり、それに比べ男子は勝敗 (記録)、内容も視野に入れていることが分かった。 「誰のために勝ちたいと思っていますか」という項目で は、団体と個人、男女の両方に差が出た。女子は男子に比べ、 グループに所属していたいという意識が強いことから、団体 女子は、仲間のために勝ちたいと答えた人 54%と半数以上 を占めていた。一方、個人女子は 16%と低い結果であり、 自分のために勝ちたいと答えた人が 30%の割合を占めてい た。又、自分のために勝ちたいと答えた割合は、団体女子が 全体の 9%と非常に少なく、団体男子は 29%と個人競技とあ まり変わらない結果であった。これは男女の違いが見られた 項目であり、予想を上回る結果となった。序論で述べた「個 人競技は自分自身のことを第一に考え、自分のために取り組 むのではないか」という仮説に基づいていた。男女の違いと しては、上記と同様ではあったが、女子の方がチーム内での 仲間意識が高い傾向が見られた。 今回アンケート調査を実施し分析した結果、選手の競技に 対する考え方の違いは大きく見られなかったが、目的とする ものや取り組み方には差があることが分かった。

団体競技と個人競技の相違について

~男女別メンタル面に着目して~

(6)

日本体育大学 卒業抄録

運動方法(ハンドボール)研究室 指導教員 辻 昇一 准教授 学籍番号 10A0732 学生氏名 生島真希 勝木麻優子 〈序論〉 ハンドボールとは、7 人ずつの 2 組がボールを相手のゴ ールに投げ入れて勝負を競うスポーツである。走・跳・ 投という、運動における重要な基本 3 要素を求められ、 さらにボディコンタクトという格闘的な要素も含まれる 総合スポーツであり、ダイナミックなシュートシーンや スピーディーな試合展開が魅力となっている。そのハン ドボールの魅力ともなっているシュート1つひとつにお いて、同一のゴールキーパーやシュートコースであって も様々なシュート運動を観察することができる。その中 でもサイドシュートは他のポジションからのシュートに 比べ、シュートのための角度が小さい所から行われるた め、防御者をかわしながら跳躍中にシュート角度を大き くするなどの動きの変化や工夫がとても重要になってく る。そこで私たちは大学 4 年間やってきたポジションで もある左サイドシュートについて深く掘り下げて、実践 してきたことを卒業研究のテーマとした。本学ハンドボ ール部女子の在学生がサイドシュート上達の道を早める 一助としてもらうことが大きな目的である。 〈調査方法〉 研究対象は本学ハンドボール部女子に所属する左サイ ドポジションの選手、K 選手とする。K 選手には条件を伝 え、自由にサイドシュートを打ってもらい、その様子を ビデオカメラで撮影した。ゴールラインとフリースロー ラインの 2 つの位置から、助走をし、シュートを打って、 受け身を取る所までの動作を、シュートフォームが分か りやすい位置から撮影し、後日、その映像を基にして、 左サイドの熟練者(左サイド歴 10 年)と共に、考察とシ ュート確率を上げる為のポイントを整理した。また、「助 走局面」、「踏み切り局面」、「バックスイング局面」、「フ ォワードスイング局面」、「フォロースルー局面」、「着地 局面」に分けて、それぞれの動作分析を行い、大学 4 年 間の実践で培った上達の為の改善ポイントなども盛り込 みながら考察をしていく。 〈結果と考察〉 「助走局面」では、基本 3 歩を使い走り込むことが多 いが、DF に接触される前に跳び込むために、1 歩や 2 歩 で

ハンドボール競技における左サイドシュート上達の為の一考察

-大学 4 年間での実践を基に-

で走り込むこともある。自分に合ったスピードや歩数を理 解すること、DF の状態に応じてタイミングを変えることが 重要である。「踏み切り局面」では、歩数が 3 歩の場合は、 十分な準備の下に主体的な動作へ繋げることができ、1、2 歩の場合は、助走の勢いを早く踏み込みに繋げ、GK のタイ ミングもずらすことが出来る。よって状況に応じて踏み切 るタイミングを変えることが重要である。「バックスイング 局面」では 3 つの投げ方それぞれの腕や肘の高さ、引きが とても重要である。腕の引きを大きくテイクバックさせた 時は、DF をかわすだけではなく、瞬間的にボールが GK か ら見えなくなり、シュートコースを惑わすことが出来る。 腕を前に引き上げた時は、高い打点でより早くフォームを つくることができ、素早くシュートを打つことが出来る。 「フォワードスイング局面」では、体のひねりと腕をムチ のようにしならせることでボールにスピードをつけ、時に は一番高い位置にあった腕の打点を変化させることで GK をかわしたシュートを打つことが出来る。「フォロースルー 局面」では、手首のスナップ、指先のこすりまでの動作が 非常に重要であり、手首をしゃくらせることでシュートコ ースを GK の位置取りによって変化したり、GK の足元にス ピンをかけることでボールの軌道を変化したりすることが 出来る。「着地局面(受け身)」では、投げ方や走り込む位 置、踏み込む足によって変化するが、体勢が整っている時 は片足、または両足で着地をした。腕を振り切った反動で 地面に倒れ込んだ時の衝撃から、からだを守るために受け 身をとることも多かった。 〈まとめ〉 この調査により、動作 1 つひとつが重要な役割を果たし ており、またそれらの組み合わせによってシュート成功に 大いに関わってくる。このように様々なバリエーションを 持つことは、自分の運動の可能性を広げ、自信につながる と考える。又、プレーをする上で特に重要となる予測力、 判断力を身に付けるためには、練習において積極的に様々 な運動の組み合わせを取り入れていくことが重要であると 言える。後輩たちには今出来る最善の努力をすることで、 自分の可能性を広げて欲しい。

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日本体育大学 卒業抄録

ハンドボール研究室 指導教員 辻 昇一准教授 学籍番号 10A0738 学生氏名 大光寺 恵 多田仁美 渡部美くに 【目的】 我々日体大ハンドボール部女子は、4 年間日本一を目指し 日々練習に取り組んできた。結果、4 年間関西の大阪体育 大学、大阪教育大学が交互に優勝し、関西に1 位 2 位を独 占されてきた。日体大独自の試合分析を基に、関西の大学 と関東の大学の違いを明らかにすることを目的とし、研究 を行った。 また、この研究結果を基に今後の日体大ハンドボール部 や関東1 部リーグの成績や競技力向上に役立ててもらうた めの研究である。 【方法】 ・対象 関東1 部リーグ上位 4 チーム 大阪体育大学、大阪教育大学 ・期間 2013 年 4 月~2013 年 11 月 ・調査方法 日体大独自のゲーム分析方法 平成21 年度卒業研究:「関東学生ハンドボールリーグに おける勝敗の敗因についての研究」のゲーム分析法を基 に分析を行った。 【考察】 大体大はシュート成功率が関東のチームと比較し て非常に高い事が分かった。シュートの内訳からDS とCS の関係性が要因の 1 つではないかと考えられ る。 大体大のDS のシュート数は最も少ないが決定率 は最も高い。例えば試合の前半、DS を 8 本中 2 本決 められた場合と、4 本中 3 本決められた場合、シュー ト数は少なくとも決定率の高い方がDF としては印 象が強く残ると考えられる。何故なら、DF の記憶の 中に外している場面が少なく決められている場面が 多いからである。DS は距離のあるシュートのため、 打たせないようにするには前に出なくてはならない。 そうなることでDF が前に出た分、CS のスペースが 生まれる。DS での得点は CS を作るためのきっかけ としても機能する事になる。CS が機能するようにな れば、DF はエリアラインを守ろうとするので、DF のラインが下がる。そうなると、またDS が活きてく ることになり、DF は的を絞りにくくなる。そして、 エリア際のスペースが空くことでポストのスペースが 空くことになり、PS のシュート数・決定率の高さに繋 がっているとも考えられる。このように、大体大は試 合中のDS と CS のこの微妙なバランスを保つことか ら、シュート成功率が高いと考えられる。又、その関 係性も重要だが決定率の高い場面を見極める必要があ る。無駄なシュートを減らし、決定率の高いところが どこなのかを瞬時に判断しなければならない。その判 断力がPS の数の多さにも大きく影響していると考え られる。その判断する時間を作るためジャンプパスを 利用しており、関東にはジャンプパスの数が少なく滞 空時間の使い方が大体大に劣っていると考えられる。 【結論】 大体大と日体大を含め関東との一番の違いは、シュー ト率の高さであった。大体大はシュートの内訳として 日体大独自の研究結果である平成21 年度卒業研究「関 東学生ハンドボールリーグ(女子)における勝敗の要 因についての研究」であげられた勝つための条件であ るDS と CS の比率がほぼ理想に近い 1:2 であった。 DS の違いとして関東は数を打ち込む割には決定率が 低い。無駄なシュートが多く、打つ場面を見極める判 断力が足りていないといえる。だからこそ、DS と CS の関係性が崩れ、DF に的を絞られやすい状況に陥っ ているとも考えられる。今後の日体大ハンドボール部 には打つ場面なのか、打たず他にチャンスがあるのか、 判断する力を身に付けより確立の高い場面で打てるシ ュートを増やしていく必要がある。DS での得点を駆け 引きにおける材料として効果的に利用し、CS の数を増 やしていって欲しい。また、大体大は得点の取り方、 攻撃の組み立て方、最後の判断、に非常にこだわって いる様子が試合の随所に見られた。日体大も同じよう に、得点をしたから良しとするのではなく得点に至る 迄の過程にこだわるべきである。

学生ハンドボール界における関東と関西の違いについて

~日体大独自の試合分析法を用いて~

(8)

日本体育大学 卒業抄録

ハンドボール研究室 指導教員 辻 昇一准教授 学籍番号 10A0745 学生氏名 多田仁美 大光寺恵 渡部美くに 【目的】 我々日体大ハンドボール部女子は、4 年間日本一を目指し 日々練習に取り組んできた。結果、4 年間関西の大阪体育 大学、大阪教育大学が交互に優勝し、関西に1 位 2 位を独 占されてきた。日体大独自の試合分析を基に、関西の大学 と関東の大学の違いを明らかにすることを目的とし、研究 を行った。 また、この研究結果を基に今後の日体大ハンドボール部 や関東1 部リーグの成績や競技力向上に役立ててもらうた めの研究である。 【方法】 ・対象 関東1 部リーグ上位 4 チーム 大阪体育大学、大阪教育大学 ・期間 2013 年 4 月~2013 年 11 月 ・調査方法 日体大独自のゲーム分析方法 平成21 年度卒業研究:「関東学生ハンドボールリーグに おける勝敗の敗因についての研究」のゲーム分析法を基 に分析を行った。 【考察】 大体大はシュート成功率が関東のチームと比較し て非常に高い事が分かった。シュートの内訳からDS とCS の関係性が要因の 1 つではないかと考えられ る。 大体大のDS のシュート数は最も少ないが決定率 は最も高い。例えば試合の前半、DS を 8 本中 2 本決 められた場合と、4 本中 3 本決められた場合、シュー ト数は少なくとも決定率の高い方がDF としては印 象が強く残ると考えられる。何故なら、DF の記憶の 中に外している場面が少なく決められている場面が 多いからである。DS は距離のあるシュートのため、 打たせないようにするには前に出なくてはならない。 そうなることでDF が前に出た分、CS のスペースが 生まれる。DS での得点は CS を作るためのきっかけ としても機能する事になる。CS が機能するようにな れば、DF はエリアラインを守ろうとするので、DF の ラインが下がる。そうなると、またDS が活きてくる ことになり、DF は的を絞りにくくなる。そして、エ リア際のスペースが空くことでポストのスペースが空 くことになり、PS のシュート数・決定率の高さに繋が っているとも考えられる。このように、大体大は試合 中のDS と CS のこの微妙なバランスを保つことから、 シュート成功率が高いと考えられる。又、その関係性 も重要だが決定率の高い場面を見極める必要がある。 無駄なシュートを減らし、決定率の高いところがどこ なのかを瞬時に判断しなければならない。その判断力 がPS の数の多さにも大きく影響していると考えられ る。その判断する時間を作るためジャンプパスを利用 しており、関東にはジャンプパスの数が少なく滞空時 間の使い方が大体大に劣っていると考えられる。 【結論】 大体大と日体大を含め関東との一番の違いは、シュー ト率の高さであった。大体大はシュートの内訳として 日体大独自の研究結果である平成21 年度卒業研究「関 東学生ハンドボールリーグ(女子)における勝敗の要 因についての研究」であげられた勝つための条件であ るDS と CS の比率がほぼ理想に近い 1:2 であった。 DS の違いとして関東は数を打ち込む割には決定率が 低い。無駄なシュートが多く、打つ場面を見極める判 断力が足りていないといえる。だからこそ、DS と CS の関係性が崩れ、DF に的を絞られやすい状況に陥っ ているとも考えられる。今後の日体大ハンドボール部 には打つ場面なのか、打たず他にチャンスがあるのか、 判断する力を身に付けより確立の高い場面で打てるシ ュートを増やしていく必要がある。DS での得点を駆け 引きにおける材料として効果的に利用し、CS の数を増 やしていって欲しい。また、大体大は得点の取り方、 攻撃の組み立て方、最後の判断、に非常にこだわって いる様子が試合の随所に見られた。日体大も同じよう に、得点をしたから良しとするのではなく得点に至る 迄の過程にこだわるべきである。

学生ハンドボール界における関東と関西の違いについて

~日体大独自の試合分析法を用いて~

(9)

日本体育大学 卒業抄録

ハンドボール研究室 指導教員 辻 昇一 准教授 学籍番号 10A0773 学生氏名 船橋 真亜子 脇田 春奈 【目的】 我々女子ハンドボール部は、下半身の怪我をする学生が 多いことや、全員で何かを続けることでさらにまとまって 日本一を目指すために、昨年の 3 月から食生活を見直し競 技に取り組んできた。具体的には、菓子、菓子パン、飲料 物の制限、運動後の素早いエネルギー補給、低カロリー・ 高タンパク質でバランスの良い食事によって個人のベスト 体重や体脂肪率に近付けようとしてきた。そこで、同じよ うにスポーツに取り組んでいる女子学生の食事への意識に 興味をもち研究した。その結果をふまえて今後の指導に何 が必要かを探ることを目的とした。 【方法】 1.対象 運動部に所属している女子学生 ハンドボール部 剣道部 なぎなた部 フェンシング部 バスケットボール部 2.調査方法 1)スポーツ選手の食事への意識調査アンケート 2)ハンドボール部と剣道部の比較 【結果・考察】 アンケートより、食事と運動能力が関係していると答え た日体大の運動部に所属している女子学生は 8 割を超えて いた。しかし、実際の生活の中で運動能力を上げるための 食事を意識的に管理している学生は多くみられなかった。 アンケートの対象者の 8 割が寮生活をしている学生であ り、寮での食事は栄養バランスが考えられた食事であるが、 好き嫌いや食事の調理方法、寮という時間的な規則がある ことにより、偏食をしてしまう学生が多い。また、自らが 不足している栄養を補うために調理をする場所を確保する ことも出来ない。しかし、自分の好きな方法で調理するこ とができ、調理場所も確保できる学生(一人暮らしをして いる学生、実家から通う学生)であっても、栄養バランスを 考えて食事を摂っている学生は少なかった。 食事に気を遣っている学生の中には、夜遅い時間の食事や や摂取カロリーへの気遣い、夕食の量を制限するなど、体重 の増減に関する気遣いが主であった。これらは競技に取り組 んでいる女子学生のみならず、女性特有の傾向であると考え られる。 ハンドボール部は一年間食生活を見直し競技に取り組ん できたが、アンケート結果からみた現状では食事に対する意 識の差がみられた。他の競技に取り組んでいる学生において は部として食生活に関する取り組みをしていないため、大半 の学生が食事に関する意識が薄かった。 競技をする上で各競技に必要な食事に関する知識が欠乏 している学生が多く、それらの学生に対して指導出来る環境 が整っていないことが現状である。また、食生活を見直して も成果が表れるまでに時間がかかることや短期間で頻繁に 体重や体脂肪が増減してしまうこと、他人と比較してしまう ことによって途中で断念してしまう学生もいると考えられ る。 【結論】 研究結果から、運動部に所属している女子学生の多くは食 事の重要性を理解しているにもかかわらず、実践する意識は 低かった。 意識を高めるためには、競技に適した食事に関する知識が 必要である。学生が知識を得るにはきっかけが必要であり、 それは人によって様々であるが、情報を与える指導者やトレ ーナー、場所があることが学生にとってきっかけになること が多いと考えられる。 また、食生活の見直しは短期間で成果が現れにくいため、 継続する重要性を伝え、長い期間取り組ませるための工夫が 必要であると考える。 この研究結果を活かし今後、学生が自ら食生活を見直し、 より栄養に関する知識を深めるきっかけとなること、長いス パンで物事に取り組むことで精神的にも成長し、飛躍するこ とを期待する。

研究テーマ 女子学生スポーツ競技者における食事への意識

調査について

今後の対応策について

(10)

日本体育大学 卒業抄録

ハンドボール研究室 指導教員 辻 昇一 准教授 学籍番号 10A0782 学生氏名 松川ひかる 松本美涼 【目的】 我々日体大ハンドボール部女子は4年間のリーグ戦やイ ンカレで様々な試合を行ってきた。昨年度から今年度まで の試合で試合中のチームの雰囲気について課題が上がるこ とが多かった。特に試合中、相手の流れになっている時や 負けている時に自ら雰囲気を崩し、心身ともに苦しい場面 を何度も経験した。ハンドボールでの試合の勝敗には様々 な要因が関わっているが、今回、試合の雰囲気に焦点を絞 り、その中でも喜びを表す動作「ガッツポーズ」に注目し、 ガッツポーズをすることは試合の勝敗に関係があるか明ら かにすることを目的にした。 【方法】 平成25 年度春季・秋季リーグ戦、計 17 試合のビデオ分 析をし、試合中にプレーヤーが行ったガッツポーズの回数 を集計。また、日体大ハンドボール部員(男子 30 名、女 子 30 名)を対象とし、選択肢と自由記述式を併用した無 記名のアンケート調査を実施した。 【結果・考察】 1 点に対してのガッツポーズの数が 1 番多かったのは、 全試合通して、前半 2.7 回(春季 2 次・東京女子体育大学 戦)、後半 2.6 回(春季・早稲田大学戦)、合計 2.5 回(春 季 2 次・東京女子体育大学戦、秋季・東海大学戦)であっ た。また、1 番少なかったのは、前半 1.2 回(秋季・日本 女子体育大学戦、茨城大学戦)、後半 1.2 回(春季 1 次・筑 波大学戦)、合計 1.4 回(秋季・桐蔭横浜大学戦)で、1 試 合平均 1.8 回行っていた。 集計結果と試合結果を比較してみると、「ガッツポーズを している=勝利」と必ず言い切れる結果ではなかった。こ れまでを考えると得点が低ければガッツポーズを行う回数 は少なくなる。しかし、春季 1 次リーグ戦・秋季リーグ戦 の東海大学戦は共に試合結果としては負けているが、ガッ ツポーズの回数は 1 得点当たりのガッツポーズの平均回数 より多い結果であった。また、春季 1 次リーグ戦・秋季リ ーグ戦の茨城大学戦は大差で勝っているにも関わらず、共 にガッツポーズは平均回数より下回っている。特に茨城大 学戦は得点が、春は 39 得点、秋は 31 得点と高いため、他 の試合に比べガッツポーズを行うタイミングが多いと考え られる。それでありながら、平均回数を下回っているのは、 得点を取ってもガッツポーズをしていないことがあるから であった。得点を決めた後、相手が攻めてくるまでの間も声 援に答えることが少なく、コート内の雰囲気は勝っているに も関わらず良いと言えるものではなかった。 調査アンケートは全部で 14 項目あり、ガッツポーズに対 する意識や考え方について調査した。 まず、(2)試合中にガッツポーズをしますか、に対し「は い」が 97%(58 名)、「いいえ」が 3%(2 名)であり、ほと んどがガッツポーズをする、という結果になった。(7)につ いては半数が勝敗に関わると考え、また(8)については 90% の人が試合の雰囲気に関わると考えており、プレーヤーにと ってガッツポーズは試合を左右する要因の 1 つだと考えて いることが多いと分かる。(9)試合の雰囲気がどう変わるか については「チームのモチベーションが上がる」「流れを掴 める気がする」「自分の調子が上がる」などプラスの雰囲気 に変わると感じている人が多い。(11)(12)の項目より、ガ ッツポーズに対し否定的な考えを持っている人はいないと 考えられる。 【結論】 今回のビデオ分析とアンケート調査により、試合の勝敗と ガッツポーズは直接関係がないことが分かった。しかし、ガ ッツポーズを行うことは試合の雰囲気に関係があると考え られる。 試合の勝敗には様々な要因が関わっているが、その中の 1 つに「雰囲気」がある。ガッツポーズを行うことにより、シ ュートを決めたプレーヤー以外の周囲のプレーヤーと喜び を共有することができ、その様子を見ている応援にも活気が 生まれる。ガッツポーズ自体には勝敗と直接関係はないと言 えるが、試合の勝敗を左右する雰囲気作りには大きく関係し ていると言える。 後輩たちにはこの結果から、日々の練習からプレーの技術 を磨いていくと同時に、試合の雰囲気作りをどうしていくべ きか考えていって欲しい。その雰囲気作りのキッカケの 1 つ としてガッツポーズを取り入れ、日本一に向けて頑張って欲 しい。

研究テーマ ハンドボール競技における試合の勝敗とガッツポーズ

の関係性について

(11)

日本体育大学 卒業抄録

だん ハンドボール研究室 指導教員 辻昇一 准教授 学籍番号 10A0789 学生氏名 三澤彩 黒木聖子 安藤圭 【目的】 私達は、この4 年間日体大ハンドボール部女子に 所属し、集団生活を行ってきた。ハンドボールをする中で、 私たちは団体競技と個人競技は何を目的として取り組んで いるのかということが気になった。団体競技は仲間のこと を考え、協調性をもっているのではないか、個人競技は自 分自身のことを第一に考え、自分のために取り組むのでは ないかという仮説の基、実際に日体大の学友会運動部に所 属する競技者にアンケート調査を行い、研究しようと考え た。 また、この研究結果を基に今後の日体大ハンドボー ル部の成績や競技力向上に役立ててもらうと共に、 個人のメンタルを強化するため研究を行った。 【方法】 アンケート20 問 団体競技 男子 女子 ・ハンドボール ・ハンドボール ・野球 ・バスケットボール ・水球 ・ラグビー ・アイスホッケー ・バレー 個人競技 男子 女子 ・剣道 ・剣道 ・陸上(駅伝) ・陸上(駅伝) ・水泳 ・水泳 ・柔道 ・フェンシング 調査方法:アンケート調査 各競技15 名ずつアンケートを配り、 団体競技と個人競技の違い、また男女 の違いを比較した。 【結果・考察】 団体競技男女、個人競技男女の4つに分けてアンケート を実施して比較した結果、「誰のために勝ちたいか」とい項 目では、団体女子以外は「自分のため」と答えた人が大半を 占めていたが、その中でも特に団体男子の割合が多く見られ た。この結果から、団体女子は仲間意識が高くチーム内でコ ミュニケーションを積極的に図ろうとしていることが考え られる。 「内容より勝敗(記録)を第一に考える」という項目では、 男女の差が顕著に見られた。特に女子は勝敗(記録)よりも内 容を重要視する傾向があり、それに比べ男子は勝敗(記録)、 又内容も視野に入れていることが分かった。 【結論】 団体競技、個人競技、男女で大きな違いが数字として表 れると考えていたが、実際にアンケート調査を行ってみると 項目によって程度の差があり、団体競技と個人競技は、それ ぞれの特性が見られた。 男女の差が顕著に見られたのは「内容より勝敗(記録)を第 一に考える」という項目であった。女子の方が勝敗(記録) よりも内容を重要視する傾向があり、それに比べ男子は勝敗 (記録)、内容も視野に入れていることが分かった。 「誰のために勝ちたいと思っていますか」という項目で は、団体と個人、男女の両方に差が出た。女子は男子に比べ、 グループに所属していたいという意識が強いことから、団体 女子は、仲間のために勝ちたいと答えた人 54%と半数以上 を占めていた。一方、個人女子は 16%と低い結果であり、 自分のために勝ちたいと答えた人が 30%の割合を占めてい た。又、自分のために勝ちたいと答えた割合は、団体女子が 全体の 9%と非常に少なく、団体男子は 29%と個人競技とあ まり変わらない結果であった。これは男女の違いが見られた 項目であり、予想を上回る結果となった。序論で述べた「個 人競技は自分自身のことを第一に考え、自分のために取り組 むのではないか」という仮説に基づいていた。男女の違いと しては、上記と同様ではあったが、女子の方がチーム内での 仲間意識が高い傾向が見られた。 今回アンケート調査を実施し分析した結果、選手の競技に 対する考え方の違いは大きく見られなかったが、目的とする ものや取り組み方には差があることが分かった。

団体競技と個人競技の相違について

~男女別メンタル面に着目して~

(12)

日本体育大学 卒業抄録

ハンドボール研究室 指導教員 辻 昇一准教授 学籍番号 10A0809 学生氏名 渡部美くに 大光寺恵 多田仁美 【目的】 我々日体大ハンドボール部女子は、4 年間日本一を目指し 日々練習に取り組んできた。結果、4 年間関西の大阪体育 大学、大阪教育大学が交互に優勝し、関西に1 位 2 位を独 占されてきた。日体大独自の試合分析を基に、関西の大学 と関東の大学の違いを明らかにすることを目的とし、研究 を行った。 また、この研究結果を基に今後の日体大ハンドボール部 や関東1 部リーグの成績や競技力向上に役立ててもらうた めの研究である。 【方法】 ・対象 関東1 部リーグ上位 4 チーム 大阪体育大学、大阪教育大学 ・期間 2013 年 4 月~2013 年 11 月 ・調査方法 日体大独自のゲーム分析方法 平成21 年度卒業研究:「関東学生ハンドボールリーグに おける勝敗の敗因についての研究」のゲーム分析法を基 に分析を行った。 【考察】 大体大はシュート成功率が関東のチームと比較し て非常に高い事が分かった。シュートの内訳からDS とCS の関係性が要因の 1 つではないかと考えられ る。 大体大のDS のシュート数は最も少ないが決定率 は最も高い。例えば試合の前半、DS を 8 本中 2 本決 められた場合と、4 本中 3 本決められた場合、シュー ト数は少なくとも決定率の高い方がDF としては印 象が強く残ると考えられる。何故なら、DF の記憶の 中に外している場面が少なく決められている場面が 多いからである。DS は距離のあるシュートのため、 打たせないようにするには前に出なくてはならない。 そうなることでDF が前に出た分、CS のスペースが 生まれる。DS での得点は CS を作るためのきっかけ としても機能する事になる。CS が機能するようにな れば、DF はエリアラインを守ろうとするので、DF の ラインが下がる。そうなると、またDS が活きてくる ことになり、DF は的を絞りにくくなる。そして、エ リア際のスペースが空くことでポストのスペースが空 くことになり、PS のシュート数・決定率の高さに繋が っているとも考えられる。このように、大体大は試合 中のDS と CS のこの微妙なバランスを保つことから、 シュート成功率が高いと考えられる。又、その関係性 も重要だが決定率の高い場面を見極める必要がある。 無駄なシュートを減らし、決定率の高いところがどこ なのかを瞬時に判断しなければならない。その判断力 がPS の数の多さにも大きく影響していると考えられ る。その判断する時間を作るためジャンプパスを利用 しており、関東にはジャンプパスの数が少なく滞空時 間の使い方が大体大に劣っていると考えられる。 【結論】 大体大と日体大を含め関東との一番の違いは、シュー ト率の高さであった。大体大はシュートの内訳として 日体大独自の研究結果である平成21 年度卒業研究「関 東学生ハンドボールリーグ(女子)における勝敗の要 因についての研究」であげられた勝つための条件であ るDS と CS の比率がほぼ理想に近い 1:2 であった。 DS の違いとして関東は数を打ち込む割には決定率が 低い。無駄なシュートが多く、打つ場面を見極める判 断力が足りていないといえる。だからこそ、DS と CS の関係性が崩れ、DF に的を絞られやすい状況に陥っ ているとも考えられる。今後の日体大ハンドボール部 には打つ場面なのか、打たず他にチャンスがあるのか、 判断する力を身に付けより確立の高い場面で打てるシ ュートを増やしていく必要がある。DS での得点を駆け 引きにおける材料として効果的に利用し、CS の数を増 やしていって欲しい。また、大体大は得点の取り方、 攻撃の組み立て方、最後の判断、に非常にこだわって いる様子が試合の随所に見られた。日体大も同じよう に、得点をしたから良しとするのではなく得点に至る 迄の過程にこだわるべきである。

学生ハンドボール界における関東と関西の違いについて

~日体大独自の試合分析法を用いて~

(13)

日本体育大学 卒業抄録

だん ハンドボール研究室 指導教員 辻昇一 准教授 学籍番号 10B0120 学生氏名 安藤圭 黒木聖子 三澤彩 【目的】 私達は、この4 年間日体大ハンドボール部女子に 所属し、集団生活を行ってきた。ハンドボールをする中で、 私たちは団体競技と個人競技は何を目的として取り組んで いるのかということが気になった。団体競技は仲間のこと を考え、協調性をもっているのではないか、個人競技は自 分自身のことを第一に考え、自分のために取り組むのでは ないかという仮説の基、実際に日体大の学友会運動部に所 属する競技者にアンケート調査を行い、研究しようと考え た。 また、この研究結果を基に今後の日体大ハンドボー ル部の成績や競技力向上に役立ててもらうと共に、 個人のメンタルを強化するため研究を行った。 【方法】 アンケート20 問 団体競技 男子 女子 ・ハンドボール ・ハンドボール ・野球 ・バスケットボール ・水球 ・ラグビー ・アイスホッケー ・バレー 個人競技 男子 女子 ・剣道 ・剣道 ・陸上(駅伝) ・陸上(駅伝) ・水泳 ・水泳 ・柔道 ・フェンシング 調査方法:アンケート調査 各競技15 名ずつアンケートを配り、 団体競技と個人競技の違い、また男女 の違いを比較した。 【結果・考察】 団体競技男女、個人競技男女の4つに分けてアンケート を実施して比較した結果、「誰のために勝ちたいか」とい項 目では、団体女子以外は「自分のため」と答えた人が大半を 占めていたが、その中でも特に団体男子の割合が多く見られ た。この結果から、団体女子は仲間意識が高くチーム内でコ ミュニケーションを積極的に図ろうとしていることが考え られる。 「内容より勝敗(記録)を第一に考える」という項目では、 男女の差が顕著に見られた。特に女子は勝敗(記録)よりも内 容を重要視する傾向があり、それに比べ男子は勝敗(記録)、 又内容も視野に入れていることが分かった。 【結論】 団体競技、個人競技、男女で大きな違いが数字として表 れると考えていたが、実際にアンケート調査を行ってみると 項目によって程度の差があり、団体競技と個人競技は、それ ぞれの特性が見られた。 男女の差が顕著に見られたのは「内容より勝敗(記録)を第 一に考える」という項目であった。女子の方が勝敗(記録) よりも内容を重要視する傾向があり、それに比べ男子は勝敗 (記録)、内容も視野に入れていることが分かった。 「誰のために勝ちたいと思っていますか」という項目で は、団体と個人、男女の両方に差が出た。女子は男子に比べ、 グループに所属していたいという意識が強いことから、団体 女子は、仲間のために勝ちたいと答えた人 54%と半数以上 を占めていた。一方、個人女子は 16%と低い結果であり、 自分のために勝ちたいと答えた人が 30%の割合を占めてい た。又、自分のために勝ちたいと答えた割合は、団体女子が 全体の 9%と非常に少なく、団体男子は 29%と個人競技とあ まり変わらない結果であった。これは男女の違いが見られた 項目であり、予想を上回る結果となった。序論で述べた「個 人競技は自分自身のことを第一に考え、自分のために取り組 むのではないか」という仮説に基づいていた。男女の違いと しては、上記と同様ではあったが、女子の方がチーム内での 仲間意識が高い傾向が見られた。 今回アンケート調査を実施し分析した結果、選手の競技に 対する考え方の違いは大きく見られなかったが、目的とする ものや取り組み方には差があることが分かった。

団体競技と個人競技の相違について

~男女別メンタル面に着目して~

(14)

日本体育大学 卒業抄録

ハンドボール研究室 指導教員 辻 昇一 准教授 学籍番号 10B0185 学生氏名 松本美涼 松川ひかる 【目的】 我々日体大ハンドボール部女子は4年間のリーグ戦やイ ンカレで様々な試合を行ってきた。昨年度から今年度まで の試合で試合中のチームの雰囲気について課題が上がるこ とが多かった。特に試合中、相手の流れになっている時や 負けている時に自ら雰囲気を崩し、心身ともに苦しい場面 を何度も経験した。ハンドボールでの試合の勝敗には様々 な要因が関わっているが、今回、試合の雰囲気に焦点を絞 り、その中でも喜びを表す動作「ガッツポーズ」に注目し、 ガッツポーズをすることは試合の勝敗に関係があるか明ら かにすることを目的にした。 【方法】 平成25 年度春季・秋季リーグ戦、計 17 試合のビデオ分 析をし、試合中にプレーヤーが行ったガッツポーズの回数 を集計。また、日体大ハンドボール部員(男子 30 名、女 子 30 名)を対象とし、選択肢と自由記述式を併用した無 記名のアンケート調査を実施した。 【結果・考察】 1 点に対してのガッツポーズの数が 1 番多かったのは、 全試合通して、前半 2.7 回(春季 2 次・東京女子体育大学 戦)、後半 2.6 回(春季・早稲田大学戦)、合計 2.5 回(春 季 2 次・東京女子体育大学戦、秋季・東海大学戦)であっ た。また、1 番少なかったのは、前半 1.2 回(秋季・日本 女子体育大学戦、茨城大学戦)、後半 1.2 回(春季 1 次・筑 波大学戦)、合計 1.4 回(秋季・桐蔭横浜大学戦)で、1 試 合平均 1.8 回行っていた。 集計結果と試合結果を比較してみると、「ガッツポーズを している=勝利」と必ず言い切れる結果ではなかった。こ れまでを考えると得点が低ければガッツポーズを行う回数 は少なくなる。しかし、春季 1 次リーグ戦・秋季リーグ戦 の東海大学戦は共に試合結果としては負けているが、ガッ ツポーズの回数は 1 得点当たりのガッツポーズの平均回数 より多い結果であった。また、春季 1 次リーグ戦・秋季リ ーグ戦の茨城大学戦は大差で勝っているにも関わらず、共 にガッツポーズは平均回数より下回っている。特に茨城大 学戦は得点が、春は 39 得点、秋は 31 得点と高いため、他 の試合に比べガッツポーズを行うタイミングが多いと考え られる。それでありながら、平均回数を下回っているのは、 得点を取ってもガッツポーズをしていないことがあるから であった。得点を決めた後、相手が攻めてくるまでの間も声 援に答えることが少なく、コート内の雰囲気は勝っているに も関わらず良いと言えるものではなかった。 調査アンケートは全部で 14 項目あり、ガッツポーズに対 する意識や考え方について調査した。 まず、(2)試合中にガッツポーズをしますか、に対し「は い」が 97%(58 名)、「いいえ」が 3%(2 名)であり、ほと んどがガッツポーズをする、という結果になった。(7)につ いては半数が勝敗に関わると考え、また(8)については 90% の人が試合の雰囲気に関わると考えており、プレーヤーにと ってガッツポーズは試合を左右する要因の 1 つだと考えて いることが多いと分かる。(9)試合の雰囲気がどう変わるか については「チームのモチベーションが上がる」「流れを掴 める気がする」「自分の調子が上がる」などプラスの雰囲気 に変わると感じている人が多い。(11)(12)の項目より、ガ ッツポーズに対し否定的な考えを持っている人はいないと 考えられる。 【結論】 今回のビデオ分析とアンケート調査により、試合の勝敗と ガッツポーズは直接関係がないことが分かった。しかし、ガ ッツポーズを行うことは試合の雰囲気に関係があると考え られる。 試合の勝敗には様々な要因が関わっているが、その中の 1 つに「雰囲気」がある。ガッツポーズを行うことにより、シ ュートを決めたプレーヤー以外の周囲のプレーヤーと喜び を共有することができ、その様子を見ている応援にも活気が 生まれる。ガッツポーズ自体には勝敗と直接関係はないと言 えるが、試合の勝敗を左右する雰囲気作りには大きく関係し ていると言える。 後輩たちにはこの結果から、日々の練習からプレーの技術 を磨いていくと同時に、試合の雰囲気作りをどうしていくべ きか考えていって欲しい。その雰囲気作りのキッカケの 1 つ としてガッツポーズを取り入れ、日本一に向けて頑張って欲 しい。

研究テーマ ハンドボール競技における試合の勝敗とガッツポーズ

の関係性について

(15)

日本体育大学 卒業抄録

ハンドボール研究室 指導教員 辻 昇一 准教授 学籍番号 10B0204 学生氏名 脇田 春奈 船橋 真亜子 【目的】 我々女子ハンドボール部は、下半身の怪我をする学生が 多いことや、全員で何かを続けることでさらにまとまって 日本一を目指すために、昨年の 3 月から食生活を見直し競 技に取り組んできた。具体的には、菓子、菓子パン、飲料 物の制限、運動後の素早いエネルギー補給、低カロリー・ 高タンパク質でバランスの良い食事によって個人のベスト 体重や体脂肪率に近付けようとしてきた。そこで、同じよ うにスポーツに取り組んでいる女子学生の食事への意識に 興味をもち研究した。その結果をふまえて今後の指導に何 が必要かを探ることを目的とした。 【方法】 1.対象 運動部に所属している女子学生 ハンドボール部 剣道部 なぎなた部 フェンシング部 バスケットボール部 2.調査方法 1)スポーツ選手の食事への意識調査アンケート 2)ハンドボール部と剣道部の比較 【結果・考察】 アンケートより、食事と運動能力が関係していると答え た日体大の運動部に所属している女子学生は 8 割を超えて いた。しかし、実際の生活の中で運動能力を上げるための 食事を意識的に管理している学生は多くみられなかった。 アンケートの対象者の 8 割が寮生活をしている学生であ り、寮での食事は栄養バランスが考えられた食事であるが、 好き嫌いや食事の調理方法、寮という時間的な規則がある ことにより、偏食をしてしまう学生が多い。また、自らが 不足している栄養を補うために調理をする場所を確保する ことも出来ない。しかし、自分の好きな方法で調理するこ とができ、調理場所も確保できる学生(一人暮らしをして いる学生、実家から通う学生)であっても、栄養バランスを 考えて食事を摂っている学生は少なかった。 食事に気を遣っている学生の中には、夜遅い時間の食事や や摂取カロリーへの気遣い、夕食の量を制限するなど、体重 の増減に関する気遣いが主であった。これらは競技に取り組 んでいる女子学生のみならず、女性特有の傾向であると考え られる。 ハンドボール部は一年間食生活を見直し競技に取り組ん できたが、アンケート結果からみた現状では食事に対する意 識の差がみられた。他の競技に取り組んでいる学生において は部として食生活に関する取り組みをしていないため、大半 の学生が食事に関する意識が薄かった。 競技をする上で各競技に必要な食事に関する知識が欠乏 している学生が多く、それらの学生に対して指導出来る環境 が整っていないことが現状である。また、食生活を見直して も成果が表れるまでに時間がかかることや短期間で頻繁に 体重や体脂肪が増減してしまうこと、他人と比較してしまう ことによって途中で断念してしまう学生もいると考えられ る。 【結論】 研究結果から、運動部に所属している女子学生の多くは食 事の重要性を理解しているにもかかわらず、実践する意識は 低かった。 意識を高めるためには、競技に適した食事に関する知識が 必要である。学生が知識を得るにはきっかけが必要であり、 それは人によって様々であるが、情報を与える指導者やトレ ーナー、場所があることが学生にとってきっかけになること が多いと考えられる。 また、食生活の見直しは短期間で成果が現れにくいため、 継続する重要性を伝え、長い期間取り組ませるための工夫が 必要であると考える。 この研究結果を活かし今後、学生が自ら食生活を見直し、 より栄養に関する知識を深めるきっかけとなること、長いス パンで物事に取り組むことで精神的にも成長し、飛躍するこ とを期待する。

研究テーマ 女子学生スポーツ競技者における食事への意識

調査について

今後の対応策について

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