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5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

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Academic year: 2021

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第6学年 国語科学習指導案

平成22年7月14日(水)第5校時 小平市立学園東小学校 第6学年1組 児童数25名

研究主題

『伝え合い学び合う子どもたち』

〜国語科の「話す・聞く」活動を通して〜

高学年分科会テーマ「思いや考えを伝え合う力を伸ばす指導法の工夫」

目指す児童像 「自分の思いや考えを聞き手にわかりやすく伝える子」

「話し手の思いや考えを理解しながら聞く子」

1 単元名 相手の意図を聞き取り、自分の主張を伝えよう 教材名

学級討論会

学級討論会をしよう

学級討論会

学級討論会

をしよう

をしよう

をしよう

2 単元の目標 ○賛否が分かれる問題について、それぞれの意見の長所・短所を分析的に考え、相手を説得する話 し方を工夫したり、相手の論点を聞き取ったりして自分の考えを深める。 3 単元について 児童にとって討論会は初めての経験である。どのような準備をして討論会を開き、どのような手 順で討論を進めていくかを学習していく。本単元の討論会では、結論を導き出すことをねらってい るのではない。一つのテーマについて、自分の立場や主張したいことを相手にわかりやすく、体験 したことや具体例を挙げながら話すこと、また、相手の主張を自分の考えとくらべながら聞くこと が学習目標となる。1年生から積み上げてきた話す・聞く・話し合う力がすべて生かされることに なる単元である。 4 評価基準 【関心・意欲・態度】 ・ 討論会の形式に興味をもち、話し合うことに意欲をもっている。 【話す・聞く力】 ・ 自分の考えを聞き手にわかりやすく話すことができる。 ・ 話し手の主張を、その理由を考えながら聞き、理解することができる。 ・ 討論会の進行方法を理解し、自分の考えや理由をはっきりさせて討論することができる。 【書く力】 ・ 討論会で深まった自分の考えを書くことができる。

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5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1)児童の実態 本学級の児童は明るく、男女の仲もよい。いろいろな場面で声を掛け合ったり、仕事を手伝った りできる児童も多い。話し合い活動では、友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめるこ とができたり、人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児童がいる一方で、自分 を表現することを苦手としていたり、話したいことはあるが表現力が十分でないためにうまく伝え られなかったりする児童も少なくない。また、友達の考えや意見を聞くことのよさを感じられない 児童もいる。 〜アンケートから〜 Q:2人で話すこと Q:グループで話すこと Q:みんなの前で話すこと Q:話し合い Q:聞くこと ・ 2人で話すこと、グループで話すことのよさ は味わえているが、みんなの前で話すことにつ いては、緊張する、自信がないなどの理由で苦 手意識が強い。 ・ 話し合いでは、いろいろな人の意見を聞ける からという理由で好きと答える児童が多かっ たが、話し合いの場面で自分の意見を主張する 児童は数人に限られがちである。 好き 好き 好き 好き 好き

(3)

(2)主題に迫るための手だて(授業改善のポイント) 〜国語科の学習の中で ○ テーマ選び 互いの考えを聞くことのよさが感じられ、活発に討論が行えるよう、討論会のテーマを決 める際、クラス全体で話し合い、児童の興味・関心の高いテーマを設定した。 ○ グループでの話し合い 討論会のテーマを決め、はじめの主張、予想される質問と答え、最後の主張の論点等、討 論会に向けて事前に準備をする。その際、自分たちの考えを深めるために、グループの友達 の考えや意見のよい点に着目しながら話し合うことができるように指導する。また、事前に 準備をしておくことによって、グループ内での役割分担を明確にし、自信をもって討論会に 参加できると考えた。 ○ 司会モデルの提示 討論を進める上で、司会の果たす役割は大きい。司会モデルを提示し、クラス全体で共有 することによって、自信をもって司会をすることができると考えた。 ○ ICレコーダーの活用 討論会でのやりとりを客観的に振り返るために、ICレコーダーを活用する。 〜日常的な活動の中で〜 ・ 朝の会、帰りの会でのスピーチ 話す場を増やし、伝えることに慣れさせる。 ・ テーマを設定し、ペアと時間を決めて対話(回転寿司) だれとでも話せるように、また、盛り上げるような聞き方ができるように練習させる。 ・ 各教科での話し合い活動 話す・聞く場面を増やし、そのよさを感じさせることで、話す・聞く技術を練習させる。 6 指導と評価の計画(6時間扱い) 展開 時 学習活動 指導上の留意点 評価の内容 1 ・ 討 論 会 と そ の 流 れ に ついて知る。 ・ 討論会のねらいや準備、 進め方を理解させる。 ・ 教材文の話題をもとに、 討論会の流れを考えさせ る。 関 討論会の形式に興味 をもち、話し合うこと に意欲をもっている。 2 ・ 討 論 会 に 向 け て 準 備 する。 ・ 討論会での役割分担を知 らせる。 ・ 司会モデルを提示し、討 論の進め方について理解 させる。 話・聞 討論会の進め方を理 解することができる。 第 一 次 3 ・ 討 論 会 の 計 画 を 立 て る。 ・ 討論会での役割を考えさ せる。 ・ 話題を決め、各グループ で話し合いながら討論会 の準備をさせる。 関 討論会のねらいや進 め方をつかみ、見通し をもって準備できる。 第 二 次 4 ・ 5 ・ 6 (本時) ・ 討論会を行う。 ・ 役割をはっきりさせ、討 論を進めていけるよう助 言する。 ・ いろいろな論点で進めら れるように助言する。 話 自分の考えを聞き手 に わかり やす く話 す ことができる。 聞 話し手の考えを理解 し ながら 聞く こと が できる。 書 討論会を通して深ま っ た自分 の考 えを 書 くことができる。

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7 本時の学習 (6/6時間) (1)ねらい ○ 自分の考えを聞き手にわかりやすく話すことができる。 ○ 話し手の考えを理解しながら聞くことができる。 (2)展開 過程 学習活動 指導上の留意点と評価(▽) 導入 (5分) 1 討論会のねらいを確認する ・ 前時までの討論会で振り返った内容を 思い出す。 ・ 討論会の流れを確認する。 ・ 本時のねらいを確認する。 展開 (35分) 2 討論会を行う ・ 役割を確認し、討論会を行う。 (1) 初めの主張を行う。 *肯定グループ、初めの主張をする。 *否定グループ、初めの主張をする。 (2) 質問をまとめる。 *各グループで質問したいことを相 談し、質問者を決める。 (3) 質疑応答をする。 *それぞれのグループへの質問をす る。 *討論グループは質問について話し 合う。聞くグループは、肯定・否定 の立場に分かれて意見交換をする。 *質疑応答、討論をする。 (4)最後の主張をまとめる。 *肯定グループ、否定グループは、グ ループ内で話し合いながら、最後の 主張をまとめる。 *聞くグループは、今日の討論から考 えたことをまとめる。 (5)最後の主張をする。 ・ 討論グループの全員が発言できるよう、役割 分担をさせる。 ・ 聞くグループの児童も討論に参加し、積極的 な発言につながるようグループ内で意見交 換をする。 ・ 論点を整理しながら、討論できるよう板書を 工夫する。 ・ 意見が出ないときや論点がそれたときに、司 会をサポートする。 ・ いろいろな視点で討論できるように促す。 ・ すべての児童が参加できるよう、拍手やうな ずき等をするよう助言する。 ・ 討論グループには、グループと個人で振り返 りをさせる。 ▽ 自分の考えを聞き手にわかりやすく話すこと ができる。(発表、観察) ▽ 話し手の考えを理解しながら聞くことができ る。(発表、観察、ワークシート) まとめ (5分) 4 まとめ ・ 討論を振り返り、感想を交流する。 ・ 録音した討論の様子を聞きながら振り返ら せるために、ICレコーダーを活用する。 ・ 討論会のよかったところを全体で共有する。

自分

自分

自分

自分の

の考

考えをはっきりさせて

えをはっきりさせて討論

えをはっきりさせて

えをはっきりさせて

討論

討論

討論しよう

しよう

しよう

しよう。

(5)

(3)板書計画 (4)資料 <討論のテーマと予想される論点(肯定:○、否定:×)> ① 「3D」は必要か。 ○リアルさ ○芸術、表現 ○だれでも楽しめる便利さ ×脳や体への影響 ×環境への負荷 ×金額 ② 子どもたちだけで遠くに出かけるのはよいか。 ○楽しさ ○世の中を知る ○自分の力で解決する力 ×安全面 ×事件事故に巻き込まれる可能性 ③ シャープペンシルを持ってきてもよいか。 ○削る必要がない便利さ ○筆箱に1本でよい便利さ ○環境に優しい ×遊ぶ人がいる ×筆圧が弱くなる

< 話 す と き > ○ 自 分 の 考 え を わ か り や す く 伝 え よ う 。 < 聞 く と き > ○ 友 達 の 考 え を よ く 聞 い て 理 解 し よ う 。

< 今 日 の テ ー マ >

使

使

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参照

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