2007.7.30 ワイン会@カポペリカーノ セレクト:渡辺@カポ、 作成:いこま@UT 1)
Bellenda Prosecco (ベッレンダ プロセッコ) NV
プロセッコ 100%、泡
この[プロセッコ]ほど、イタリア中で愛飲されているスパークはな
いでしょう。
やさしい泡立ちと花のような香りを含んだほんのり辛口の口当たり
は、もう時、場所を選ばず楽しめるんです。
『特にこの造り手[ベッレンダ]の本拠地であるコネリアーノ地区
は、プロセッコの最良区画として別格的な扱いを受けているエリア、
砂礫の多いなだらかな土壌の丘に拡がる絶好のロケーションから最
高のプロセッコが産出されています。その味わいですが、『豊かで溢れるような果実味の果汁を想
わせるほどのフレッシュな香りはまさにプロセッコの醍醐味!!でもこのスパークの凄さはそれだけ
ではありません。口に含みますと他のプロセッコでは味わったことのないくらい、ふくよかなでエ
レガントな味わい、まるで蜂蜜やアーモンドの香りも一杯に拡がってくるんです。そしてライムを
想わせる快適な酸味と少しだけ後味に感じるほろ苦さ。 何と味わい深いスパークでしょう!!』
[プロセッコ]は香り豊かなブドウの個性を最大限に生かすため、タンク内で 2 次発酵をするシャ
ルマ製法で醸造されるのが一般的で、このスパークももちろんこの製法です。そのフレッシュで快
適な泡立ちと味わいが、今イタリアで大ブーム!!なかでも最良の区画であるコネリアーノとヴァル
ドッビアデーネ地区産のものは、加えてきれいな酸とミネラル、シャープな泡立ちが特徴で、レス
トランさんでも大人気のスパークなんです。
オードブルはもちろん、パスタからメイン料理、さらにはデザートにもあわせられるまさに万能の
スパーク!!もうイタリアではこの[プロセッコ]がなければ、何も始まりません。
『プロセッキァーモ!!=プロセッコを飲みにいこうよ!!』 こんな言葉も生まれてしまったほど、生
活に欠かせないスパークなんです。
『神の雫』大絶賛ワイナリーが手がける大人気スパーク!!いよいよ最高のシーズン到来です!!
2)Casalfarneto Fontevecchia (カサルファルネート フォンテヴェッキア) 2005
DOC Verdicchio dei Castelli di Jesi
ワイナリー名:
Casalfarneto(カサルファルネート)
イタリア/マルケ州
750ml/白
葡萄品種:ヴェルディッキオ
100%
熟成:ステンレスタンク熟成
麦色に染まり豊かなライムを思わせるアロマが長く続き
白い花と夏の果実の味わいが感じられます
3)
Cantine Conte Zandotti Rumon (カンティーナ コンテ ザンドッティ ルモン)2006
Malvasia del Lazio "Rumon" I.G.T.
白、750mm,Italy/Lazio
葡萄品種:マルヴァジア・プンティナータ・デル・ラツィオ 100%
アルコール度数:13.5%
樹齢:平均 20~22 年
斜面の向き:南
仕立て:コルドンスペロナート
栽植密度:4500 株/ha
標高:240m
収穫の時期:9 月 20 日~10 月の頭
醗酵時の温度:15~17℃
この土地でザンドッティが始めてマルヴァジア・プンティナータ・デル・ラツィオを 100%使い造り始めたのが
この“ルモン”です。造り始めた当初は周囲から悪いことも言われておりましたが 2000 年度版のデュエミラ
ヴィーニにて「ラツィオのトップワイン」「バランスがよく実に偉大なワインである」とコメントされたように、そ
の品質が認められ現在、ラツィオにてマルヴァジア・プンティナータ・デル・ラツィオ 100%で造られるワイン
の先駆けとなったワインです。
≪醸造について≫
葡萄は厳しく選別され、ステンレスタンクにて 15~20 日間醗酵2ヶ月間熟成を行い、瓶熟期間は最低3ヶ月
間となります。
≪テイスティング・ノート≫
外観:暖かみを感じる黄金色
香り:アカシアの綺麗な香りにパイナップル、マルメロの実,アプリコット、シナノキの蜂蜜、ハーブ、甘いスパ
イスのニュアンス。 口中ではアーモンドの渋皮のニュアンスも感じられる。
4)D’angelo Canneto (ダンジェロ カンネート) 2004
・ ぶどう品種:アリアニコ100%
・ ワイン生産者:ダンジェロ
・ ワイン生産地区:イタリア:バジリカータ州:ポテンツァ:バジリカータ IGT
・ ワインタイプ:
(赤ワイン)
・ ワイン PR:ダンジェロのフラッグシップワイン、カンネート。うっすらとガーネ
ットかかった濃厚な赤色。 ベルベットのような滑らかな質感に、凝縮された
南葡萄の深い味わい。バジリカータの力を思い知らされる 1 本。 樹齢40
年以上のアリアニコを使用、バリックで18ヶ月、瓶熟成6ヶ月。
サンジョヴェーゼやネビオロなどの「王道」イタリア品種には無い、アリアニコ特有の、野生児的
な魅力、是非お試し頂きたいワインです。
5)
Roggio Del Filare(ロッジョ デル フィラーレ) 2003
イタリア・ソムリエ協会から2年連続最高評価獲得!
しかも、ガンベロ・ロッソでも2年連続最高位のレアワイン!!
【産地】イタリア マルケ州 【生産者】ヴェレノージ・エルコレ 【タイプ】赤/フルボディ 【葡萄品種】サンジョヴェーゼ、モンテプルチアーノ 【料理との相性】赤身肉を使った料理 etc. 【備考】 ■ガンベロ・ロッソ 3 グラス(最高位) ■イタリアソムリエ協会・ドゥエミラヴィニ 5 房(最高位)
『泣く子も黙る』と言っても良いくらいの実力派赤ワイン、
、
、
年間生産量は僅か
15000 本、日本にはほんの?本しかない希少ワインで
す!
ワインは、引き込まれるような深く濃~い赤色、色々なベリーをミック
スした複雑で広がりのある上品な香り、そして、しっとりした果実の深
い味わいとエレガントな深みのある力強さを持っています
♪
特に、この
2003 年産は、濃厚でしっかりした甘さを感じるほどの果実味がでていて、深い味わいがありな
がら、全体のバランスとしてはとても上品に仕上げられています。
ちなみに、このラベルの色合いは、
「フィラーレ畑」が夕日を受け、葉が燃えているように見えるところか
らデザインされたそうです。
6)
Tokaji Aszu 3 puttonyos(トカイ アスー 3プットニョス) 1999
ルイ
14 世を感嘆させ、オーストリア皇帝の心を奪った、伝説の貴腐「ヒツル」!世界三大貴腐ワインのひ
とつ、トカイの
3 プットニョシュ!ハンガリーの究極甘口白ワイン!!の飲み頃 8 年熟成!!
・ ぶどう品種:フルミント、ハーシュレベルー ・ ワイン生産者:トカイ・ケレシュケドゥーハーズ ・ ワイン生産地区:ハンガリー:トカイヘジャリャ ・ ワインタイプ: (貴腐ワイン・甘口ワイン) ハンガリーを代表するトカイワインは、世界三大貴腐ワインの一つとして、また、フランスの ルイ14世に、『ワインの王様、王様ワイン』と讃えられたことでも有名。 この極甘口のワイ ンは、ハンガリーの東北部にあるトカイ・ヘジャリア地方の丘陸地で生産されて、北側のカル パチア山脈によって寒気がさえぎられ、南からは暖気が流れ込むため、原料の貴腐ぶどうの繁 殖には理想的な地域となるのです。 136Lの樽の中にアスー(貴腐葡萄)を3かご分加えたトカイワイン。 濃厚な味わいの中 にハンガリーの澄んだ空気が広がるような、みずみずしい風味が特徴。 ご家庭で贅沢な気分 を楽しむには、最適なデザートワインです。=イタリアワインの基礎知識=
イタリアワインの基礎
イタリアはフランスと共にワイン世界有数の生産国。日本の様な南北に伸びる細長い全土でブドウ栽培に適した様々な気候と豊かな土壌で作ら れるワインは多種多様な美味しさを秘めています。また歴史的にも大変古く、なんと紀元前までに遡ります。イタリアワインは80%は自国消費、 残り20%が輸出されています。とは言っても 20%でも輸出量は莫大ですが・・・。自国消費が主で有った為フランスなどに比べてイタリアワイン の素晴らしさが伝わるのはこれからと言ったところでしょう。低価格でおいしいコストパフォーマンスの優れたワインも数多く有り、料理に合わせ たワイン選びで、食卓に活気と、楽しい会話に囲まれるでしょう。イタリアワインの格付け
南北に伸びる様々な気候、土壌から出来る多種多様なイタリアワインは、ブドウの種類、収穫量、醸造法などワイン法により管理され、以下のD OCG、DOC、IGT、V.d.T の 4 つのランクに分類されています。 1963 年に制定され 3 つのクラスに分けられ格付けされましたが、1992 年に 改訂し、現在の4 つのクラスに分類されています。 イタリア・ワイン法DOCG:統制保証原産地呼称 瓶の首に国の認定印が義務付けられている。DOCG になるためには最低 5 年間 DOC で有る事と一本の木か ら収穫するぶどうの量が限定されるなど多くの規制が有ります。 DOC :統制原産地呼称 葡萄品種、栽培法、収穫量、醸造法、熟成期間、ワインの特性、表示法などが規制されており、補糖も禁止されてい る。 IGT:典型地理的表示付き 葡萄品種と生産地域が限定されたワイン。ここまでが並級のテーブルワイン V.d.T:分かりやすく言えば並級テーブルワイン このように4 つの格付けに分かれたイタリアワインですが、その他の記述は生産者によってまちまちで、 ワインの名前、生産本数など、統一されたものではなく独自に決めたラベルが有るなど、格付け自体にあいまいな部分も有りますが、これらがイ タリアワインの面白さを演出している部分でもあります。
・ ワインの種類
色で分ける 赤ワイン 「どうして赤ワインは赤いのか?」 それは、ブドウの皮の赤色が染みているから。 スーパーに並んでいるブドウの「巨峰」を思い浮かべてください。これは「黒 ブドウ」と呼ばれる種類で、黒く見えるほど深い赤色をしています。しかし、 中の果肉は白。ですから、中の果肉だけを絞ってブドウジュースを作ると、あ の赤色を出すことができません。そのジュースへさらに皮をつけこむと、皮の 色がジュースへ移り、見事な赤色となるのです。 「健康にいい」「血液がさらさらになる」と一時話題となったポリフェノールは、 ブドウの皮や種に多く含まれています。だから、皮などをつけこんで醸造した 赤ワインには、多くのポリフェノールが溶け出しているんですね。 白ワイン ブドウの種類には、皮の表面が薄い緑色や黄色をしたものがあります。白ワインは、 そういった品種のブドウから造られることがほとんどです。 白ブドウを絞ってブドウジ ュースを作り、それをそのままワインにすると、白ワイン。これが基本。 とはいえ、ブドウジュースに皮を付け込んで醸造しなければ、赤ワイン用の「黒ブド ウ」でも白ワインを作る事ができます。 ロゼワイン 赤ワインと白ワインを混ぜればロゼワインになるのでしょうか?・・・そうや ってロゼワインを造る方法もあるにはありますが、かなりの例外です。 通常ロゼワインは、赤ワインを造る過程と途中まで同じ。ブドウを潰してジュ ースと皮、茎に分けた上で、しばらく一緒に漬け込んで醸造していくのですが、 ほどよくロゼ色がついたところで、皮をジュースから引き上げるのです。 なお、古代のワインは皆ロゼワインだったといわれています。なぜなら、白ブ ドウは黒ブドウの突然変異であり、昔は黒ブドウばかり。黒ブドウを力いっぱ い圧縮すると、ジュースになった時点ですでに赤い皮の色がほんのり付いてい ます。それを発酵させれば、ロゼワインの出来上がり、というわけ。作り方で分ける 発泡しているワイン(スパークリング・ワイン) シャンパーニュ(シャンパン)、カバ、スプマンテ・・・生産国や生産地域、作り 方によって呼び名は変わりますが、発泡(スパーク)し ているワインは全てスパ ークリング・ワインです。 もともと、全てのワインはスパークリング・ワインです。というのも、ブドウジ ュースが発酵してアルコールになるとき、二酸化炭素が出てきます。この二酸化 炭素を逃さずビンの中に閉じ込めれば、どのワインもスパークリング・ワインとなるのです。 最近では、まず非発泡性ワインを造り、ビン詰めするとき二酸化炭素と一緒に詰め込む方法なども用 いられています。 発泡していないワイン(スティル・ワイン) 店に並んでいるワインの多くは、発泡していないワインです。 スパークリングワインと同じように発酵を行うのですが、その時に出てきた二酸化炭素を逃がしてや ると、発泡しないスティル(静かな)・ワインになります。 アルコールを添加したワイン(フォーティファイド・ワイン) アルコールの高い酒を造る方法に「蒸留」があります。ワインなどの醸造酒を加熱すれば、揮発性の 高いアルコール分だけを抽出できます。ワインを蒸留すれば、ブランデー。モルト・ジュースを蒸留 すればウィスキー。こういったアルコール度数の高いお酒をワインに添加すると、「酒精強化ワイン」 と呼ばれるものになります。 ブドウジュースが発酵するとき、ブドウの糖分を餌にして酵母がアルコールを造りますが、醗酵条件 が整うと、最後の甘味が無くなるまで酵母はアルコールを造り続けてしまいます。そこで、醸造途中 でブランデーなどを添加すると、どうなるのでしょう?それ以上の酵母の活動は高アルコールで停止 させられ、甘味をキープできます。 こうやって作られたのが、ポート・ワイン、シェリー酒などです。 香り付けワイン(アロマタイズド・ワイン) 薬草や香辛料、果実などを漬け込こんだり、その抽出液を加えたりしたワインは、華やかな香りを楽しむこと ができます。薬草を漬け込んだヴェルモット、松ヤニを漬け込んだレッチーナ、柑橘系のフルーツを漬け込ん だサングリアなどは、全て香り付けワインです。
● 鼻でチェック!ワインの香り
香りは、もしかしたら舌で味わうよりも多くのワイン情報をもたらしてくれるのかもしれません。ソムリエ は、ワインの香りを嗅いだ時点で、予想するワイン産地を一気に限定していきます。 ブドウで作った飲み物なのに、ブドウ以外の香りがたくさん詰まったワイン。貴方は、1つのワインから何 種類の香りを嗅ぎ取ることができるでしょうか?【香りの分類】
■ 果物
・柑橘系 溌剌とした柑橘系の香りは白ワインの表現でよく使われ、また若々しいワインでは特に強く現れます。涼 やかな土地でブドウが収穫された証拠です。例)オレンジ、グレープフルーツ、レモン、ライム etc. ・ベリー 赤ワインの香りを表現するのに喩えられるのがベリー。温暖なワイン産地ではカシスが、冷涼な産地で はラズベリーが薫ります。例)いちご、ラズベリー、クランベリー、カシス etc. ・木に実る果物 りんごや洋梨は白ワインに、チェリーや梅はピノ・ノワール種の赤ワインに度々現れます。甘口ワインで は、桃や杏の香味が強くなります。例)りんご、洋梨、桃、チェリー、梅、杏 etc. ・トロピカルフルーツ ボジョレー・ヌーボーは、バナナの香り。また、パイナップルやマンゴーといった南国のフルーツは、白ワ インの香りにボリューム感を与えます。例)バナナ、パイナップル、マンゴー、ライチ etc. ・乾燥フルーツ 樽で熟成した甘口ワインには、レーズンの香りがあふれています。他、乾燥フルーツが薫るワインは、ワ イン産地が暖かいと見ていいでしょう。例)レーズン、乾燥いちじく、いちごジャム etc. ・ ナッツ ナッツは赤ワイン、白ワイン問わず広がる香りの要素です。シェリーのように強く酸化させたワインから は、くるみの香りがします。例)くるみ、ヘーゼルナッツ、アーモンド etc.■ 植物
・草、野菜 若々しい赤ワインで表現されることが多いのが、草や野菜です。ピーマンは、ボルドー地方を代表するカ ベルネ・フラン種の特徴的な香り。例)若葉、シダ、ピーマン、アスパラガス、ユーカリ etc. ・花 バラやすみれなどは赤ワインで、オレンジやジャスミンなど白い花は白ワインで表現される香りです。ま た、新鮮な花、枯れている花という表現も。例)バラ、すみれ、オレンジ、ジャスミン、アカシア etc. ・森、木 ワインに漬け込んだブドウの茎や、醸造で使用した樽の香りを嗅ぎ取ると、それは森や木に喩えられま す。例)杉、樫(オーク)、松、ヴァニラ、樹脂 etc.■ 香辛料
・ハーブ系フレッシュな白ワインから立ち上ることの多い香り。青々しさの中に特徴的な香りが潜んでいて、アクセン トになります。 例)タイム、バジリコ、ローズマリー、レモングラス etc. ・その他の香辛料 コート・デュ・ローヌ地方の赤ワインなどは、この香辛料の香りが豊かに広がる代表格。時にはオリエンタ ルな香りとも評されます。 例)コリアンダー、ナツメグ、シナモン、丁子、胡椒 etc.
■ 動物 ブルゴーニュやボルドー産の重厚な赤ワインを長期熟成させたとき、なまめかしい獣の香りを感じ取れ る場合があります。 例)なめし革、麝香鹿(ムスク)、濡れた犬、猫のおしっこ etc.
■ 大地
・土、きのこ ボルドー地方の赤ワインで、長く寝かせたものから薫ることが多い香り。また、ブルゴーニュ地方の白を 熟成させると、きのこの香りが高くなります。 例)腐葉土、マッシュルーム、トリュフ etc. ・ミネラル ワインに一筋の透明感を与える、重要な香り。これが出るかどうかは、ブドウが育った土壌の成分に大 きく左右されます。 例)火打石、硫黄、鉄、石灰 etc.■ その他
・ 蜂蜜(花の蜜) 貴腐ブドウや遅摘みブドウから造られる甘口の白ワインに顕著に表れる香り。 その代表は、フランスのソーテルヌやドイツのアウスレーゼなどです。・ バター 乳酸発酵を行なった白ワインによく表れる香りですが、熟成を経ると弱まる傾向があります。 主に、シャ サーニュ・モンラッシェやピュリニー・モンラッシェに感じられます。 ・微生物 ワインを天然の酵母で醗酵させたときには、醗酵が終わっても酵母の香りを強く感じることがあります。 また、瓶の中に入り込んだ微生物が原因の場合も。 例)ヨーグルト、カビ etc. ・ロースト香 醸造に使用する樽の内側を焦がした香りや土壌に由来した香りが、このロースト香に連なっていきま す。例)カラメル、焼いたアーモンド、カカオ、スモーク etc.
ワインの構成
● 口でチェック!ワインの味わい
ワインの味わい構成を、6つの要素に分けて説明していきます。・ 甘み
ブドウはもともと、甘みを持っている果実です。醗酵 させるときに、この甘みをどこまで残すかによって、 完成させるワインのスタイルが大きく変わってきま す。 たとえば、フランスのソーテルヌやハンガリーのトカ イといった甘口ワインは、とても強い甘みを魅力にし ています。しかし、これらがおいしい理由は、ただ甘 みが強いからだけではありません。実は、くどい甘 みにならないよう、酸やミネラルといった他の味の要素がしっかりと支えているからなのです。 ひるがえって辛口のワインは比較的多くの料理と合わせやすく、口をキリリと引き締めてくれます。甘みと旨 みは密接な関係がありますが、ワインの場合、辛口でも様々な味の要素が混じりあい、甘口ワインに匹敵す る旨みを形成しています。 また、甘みはワインのとろみにも繋がります。甘みが強いと粘々したワインになり、まるで蜜やオイルを舐めて いるかのような舌触りです。・ 渋み
ブドウの皮、茎、種に含まれているタンニンという成分が、渋みの根幹を成しています。だから、皮や茎を漬け て醗酵させる赤ワインには、多かれ少なかれ渋みが含まれるのです。 もちろん渋すぎるのは論外ですが、適度な渋みがあれば味わいに幅が出て、迫力あるワインへと仕上がって くれるものです。ブドウの実が小粒であるほど、たくさんの皮がブドウジュースに浸漬し、渋みの豊かなワイン となります。また、浸漬時間の具合でも、渋さは調整することが出来ます。 さてこの渋み、白ワインにも含まれることがあります。なぜなら、皮や種と一緒に醗酵しない白ワインでも、醗 酵や熟成に木樽を使用すると、樽の内壁からワインへと木の渋みが伝わっていくからです。パワフルな白ワ インの場合、この渋みは赤ワインと同様に味わいの幅を広げてくれる要素となります。・ 酸
は、ブドウに含まれている酒石酸とりんご酸で、ワインの印象を大きく変えています。酸はワインの骨格を定 める大きな役割を果たしているため、多くのソムリエは、味わい構成の中でも酸を極めて重要視しているほど です。酒石酸は、カリウムと結合するとキラキラ光る結晶となります。温度変化などにより生成されたこの結晶 は、ガラスの破片と誤解を受けることもあるのですが、ワイン中の成分が結合しただけのものですから、口に しても無害なものです。ときには、その輝きにより「ワインのダイヤモンド」と呼ばれています。