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リンククローン環境の バックアップ / リカバリガイド Rev 年 11 月

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リンク クローン環境の

バックアップ/リカバリ ガイド

Rev1.6

(2)

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改訂履歴

2012/01 初版リリース

2014 年 11 月 Rev1.6 … Arcserve Japan 合同会社設立に伴い、Rev1.6 に改訂

本ガイドは VMware, Inc の資料を参考に、Arcserve による独自の検証結果から手順を記述したものであり、本ガイドの内容を VMware, Inc およびその 子会社が保証するものではありません。本ガイドの内容について、VMware, Inc およびその子会社に対するお問い合わせはご遠慮ください。 本ガイドは情報提供のみを目的としています。Arcserve は本情報の正確性または完全性に対して一切の責任を負いません。Arcserve は、該当する法 律が許す範囲で、いかなる種類の保証(商品性、特定の目的に対する適合性または非侵害に関する黙示の保証を含みます(ただし、これに限定され ません))も伴わずに、このドキュメントを「現状有姿で」提供します。Arcserve は、利益損失、投資損失、事業中断、営業権の喪失、またはデータの喪失 など(ただし、これに限定されません)、このドキュメントに関連する直接損害または間接損害については、Arcserve がその損害の可能性の通知を明示 的に受けていた場合であっても一切の責任を負いません。

VMware、VMware ロゴ、VMware vSphere、VMware vCenter、VMware View は VMware,Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。 その他、すべての製品名、サービス名、会社名およびロゴは、各社の商標、または登録商標です。

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目次

1. はじめに ... 4

1.1 VMWARE VIEWについて ... 4

1.2 ARCSERVE BACKUPについて ... 4

1.2.1 CLIENT AGENT FOR WINDOWS(以降 CLIENT AGENT)について ... 4

1.2.2 AGENT FOR OPEN FILES (以降 BAOF と記載)について ... 4

1.2.3 AGENT FOR MICROSOFT SQL(以降 SQLAGENTと記載)について ... 4

1.2.4 AGENT FOR VIRTUAL MACHINES (以降 VMAGENTと記載)について ... 5

1.2.5 DISASTER RECOVERY OPTION (以降 DROPTIONと記載)について ... 5

1.3 評価環境 ... 5 2. VMWARE VIEW による仮想デスクトップ環境の構成 ... 6 2.1 VMWARE VIEWの構成について ... 6 2.2 リンククローンについて ... 7 2.3 バックアップ対象とバックアップ構成 ... 8 3. 事前準備 ... 9 3.1 バックアップサーバの準備 ... 9 3.2 バックアップ先の確認... 9 3.3 VMWARE VIEW環境バックアップの流れ ... 9 4. VMWARE VIEW 環境のバックアップ方法 ... 10

4.1 ARCSERVE BACKUPによる VIEW環境のバックアップ ... 10

4.2 ARCSERVE BACKUP 製品のインストール... 10

4.3 VMWARE VSPHERE上のリンククローンマスターイメージのバックアップ ... 11

4.4 ファイルサーバ上のユーザデータのバックアップ ... 12

4.5 VIEW 構成データと VIEW COMPOSERデータのバックアップ... 13

4.6 VCENTER SERVER/VIEW CONNECTION SERVERデータベースのバックアップ ... 14

4.7 ACTIVE DIRECTORYのバックアップ... 15 5. VMWARE VIEW 環境のリストア方法 ... 16 5.1 VMWARE VSPHERE上のリンククローンマスターイメージのリストア ... 16 5.2 ファイルサーバ上のユーザデータのリストア ... 17 5.3 VIEW 構成データのリストア ... 18 5.4 VIEW COMPOSER データのリストア ... 19

5.5 VCENTER SERVER /VIEW CONNECTION SERVERデータベースのリストア ... 20

5.6 ACTIVE DIRECTORYのリストア ... 21 6. VMWARE VIEW を構成する各サーバの全体バックアップ/リストア ... 23 6.1 サーバが物理マシンの場合 ... 23 6.2 サーバが仮想上に構成されている場合 ... 27 7. 製品情報 ... 28 7.1 VMWARE VIEW ... 28 7.2 ARCSERVE BACKUP ... 28

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Page: 4

1. はじめに

本ガイドは Arcserve Backup を使用した VMware View 環境に特化したバックアップ/リカバリについて記述しています。 Arcserve Backup の基本的な知識のある方を対象としているため、Arcserve Backup の詳細な手順は割愛しています。 Arcserve Backup の詳細な説明や導入手順については、各製品のマニュアル等を参照してください。また、本ガイドは VMware View を使用した仮想デスクトップ環境の設計や導入、または管理の担当者を対象としています。VMware View の詳細な情報は VMware, Inc.の文書を参照してください。

1.1 VMware View について

VMware View は、仮想デスクトップを vSphere 上に構築することで、管理コスト の削減と、クライアントのセキ ュリティ/利便性を実現するソリューションです。詳細については、VMware, Inc.のホームページをご確認ください。

1.2 Arcserve Backup について

Arcserve Backup は、ストレージ マネジメント関連製品のバックアップ/リカバリ ソフトウェアです。20 年以上の 実績を持つ Arcserve Backup は、1 台のサーバから大規模な環境まで、多様なビジネスシーンで活用できる製 品です。 また、災害対策として注目度の高いクラウドへのデータ保護や、データの肥大化対策である重複排除機能、デ ータ漏えい防止策の1つである暗号化など拡張性に優れた機能を標準で備え、Windows 市場におけるバックア ップソフトとして、国内 No.1*に選ばれています。選ばれる代表的な理由は以下です。 特長1.少ないステップで簡単操作 特長2.充実の標準機能 特長3.仮想環境の多様なニーズに対応 特長4. 多様なビジネスシーンに対応 * 出典:株式会社ミック研究所「ミドルウェアパッケージソフトウェアの市場展望」(2011 年度版)

1.2.1 Client Agent for Windows(以降 Client Agent) について

バックアップ対象のマシンに導入することで、データのバックアップを実施します。単にファイルやフォルダのバ ックアップだけでなく、システム領域もバックアップでき、Active Directory の復旧にも対応します。

1.2.2 Agent for Open Files (以降 BAOF と記載) について

使用中のファイルをバックアップするための製品です。オープン中のファイルの他に VSS Writer を使用したバ ックアップを行う際にも利用できます。

1.2.3 Agent for Microsoft SQL (以降 SQL Agent と記載)について

稼働中の SQL Server のバックアップを実行可能にします。この製品を使用することで、データベースの整合 性を保ったバックアップを実現できます。

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1.2.4 Agent for Virtual Machines (以降 VM Agent と記載)について

仮想環境を効率的に保護する専用製品です。仮想環境を手軽に、かつ確実にバックアップできます。 VMware 環境や、Hyper-V 環境をホスト経由でバックアップでき、仮想ゲストのリカバリが最短 3 ステップで完了 できる使い勝手に優れた製品です。VM Agent のライセンスには、Client Agent のコンポーネントも含まれるため、 仮想マシンを物理環境と同様のバックアップを行うとも可能です。また、BAOF のコンポーネントも含まれます。

1.2.5 Disaster Recovery Option (以降 DR Option と記載)について

OS やアプリケーションを再インストールすることなく、システムを迅速に復旧させることができるオプション製品 です。ウィザードに従って簡単に復旧でき、ダウンタイムを短縮します。

1.3 評価環境

VMware View 5 (VMware View 5.1 利用)

http://www.vmware.com/jp/products/desktop_virtualization/view/overview.html Arcserve Backup r16 SP1 (ビルド 6838)

http://www.arcserve.com/jp/lpg/jpsupport/down/bab16win/ro35289.aspx Arcserve Backup r16 WIN-ASBU R16 VMAGENT ENHANCEMENT パッチ(RO40595)

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2. VMware View による仮想デスクトップ環境の構成

2.1 VMware View の構成について

以下に、VMware View の構成例を示します。 【VMware View を構成するサーバ】  VMware vSphere ユーザが使用する仮想デスクトップが実際に動作する基盤です。  ユーザデータ用ファイルサーバ 仮想デスクトップユーザのプロファイルや、作成したファイルなどを保存するサーバです。  View Connection Server

クライアントからの接続を受付け、適切な仮想デスクトップへの接続を実施するためのサーバです。  vCenter Server

VMware vSphere 仮想マシンの設定やプロビジョニングなどの管理に使用されます。今回の環境では vCenter Server と View Composer は同一マシンにインストールし、Active Directory によって認証されたユー ザを、それぞれに割り当てられた仮想デスクトップと接続します。

 View Composer Server

View Composer は、リンク クローン情報を格納するサーバです。View Composer は、リンク クローン環境で の運用を実施する場合、必須のコンポーネントです。

 Active Directory

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2.2 リンク クローンについて

本ガイドでは、リンク クローン環境でのバックアップの手順を説明しています。リンク クローンは、親イメージとなるリンク クローン マスター イメージを各仮想デスクトップが共有することで、PC のメンテナンス工数削減や、使用するハードディ スクの容量を抑えるための機能です。

【リンク クローンの構成】

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2.3 バックアップ対象とバックアップ構成

VMware View 環境では、管理機能を持つサーバをバックアップします。バックアップの対象となるのは、View

Connection Server(View Connection Server、View Composer Server*)、Active Directory、vCenter Server です。また、仮 想デスクトップのユーザデータはファイルサーバや NAS などに配置する構成が一般的なため、ファイルサーバのバックア ップも行います。

さらに、リンク クローンの元となるマスター イメージは vSphere 上にあるため、vSphere 上で保護します。

* ここでは、vCenter Server、View Connection Server、vCenter Server を同一筐体にインストールしていますが、個別に サーバを立てている場合は、それぞれバックアップを行います。

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3. 事前準備

バックアップを開始する前に、以下の点を確認しておきます。

3.1 バックアップ サーバの準備

VMware View 環境のバックアップを実施するためのサーバを準備します。Arcserve Backup のインストール手順 については下記のインストールガイドを参考にしてください。 Arcserve Backup [インストールガイド:2 インストール編] http://www.arcserve.com/~/media/files/TechnicalDocuments/asbu-r16-installguide-2install.pdf

3.2 バックアップ先の確認

バックアップ データの保存先が必要です。バックアップ先として、テープ装置、またはファイル システム デバイス (FSD) やデータ デデュプリケーション デバイス (DDD)を準備します。 ※バックアップ サーバを仮想環境上に構成する場合、バックアップ先として必ずハードディスクを指定してください。 ファイル システム デバイス (FSD) や、データ デデュプリケーション デバイス (DDD)の作成方法は以下のドキュメ ントの「1-2-1.ディスクへのバックアップ」を参照してください。 http://www.arcserve.com/~/media/files/TechnicalDocuments/asbu-r16-installguide-1overview.pdf

3.3 VMware View 環境のバックアップについて

本ガイドでは、Arcserve Backup を使用して、VMware View 環境のバックアップについて記載します。VMware View 環境のバックアップについては、VMware, Inc の以下の資料を参考にしています。

VMware View を構成する各サーバのバックアップは、同一のタイミングで行うように設定してください。この推奨事項 は、以下の VMware. Inc の資料で推奨されています

参考: 「VMware View Backup Best Practices」

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4. VMware View 環境のバックアップ方法

4.1 Arcserve Backup による View 環境のバックアップ

ここでは、VMware View コンポーネント部分のバックアップ/リストア について記載します。View を構成する各サ ーバのシステムを含む全体バックアップ/リストアに関しては、本ガイド内の「6. VMware View を構成する各サー バの全体バックアップ/リストア」を参照してください。 また、それぞれの製品のインストール及び設定方法については、各製品のマニュアルを参照してください。 「Arcserve Backup r16 マニュアル」 https://support.ca.com/cadocs/0/CA%20ARCserve%20%20Backup%20r16-JPN/Bookshelf.html

4.2 Arcserve Backup 製品のインストール

各サーバに以下の製品をインストールします。

※本ガイドでは、vCenter Server と View Connection Server、View Composer Server を同一筐体にインストー ルしています。また、vCenter Server と、View Composer Server のデータベースには SQL Server を使用して います。

図中の(*VM Agent)の表記について

構成によっては管理サーバ(View Connection Server、Active Directory、vCenter Server、ユーザデータ用フ ァイルサーバ)を仮想化し、仮想デスクトップと同じ VMware vSphere 上で稼働させる事も可能です。その場合 には、管理サーバを VM Agent を使ってバックアップします。物理/仮想ともにバックアップする対象と手順は 同じですが、仮想環境の場合には、VM Agent 利用してください。

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4.3 VMware vSphere 上の リンク クローン マスター イメージのバックアップ

仮想デスクトップの大元となる、リンク クローン マスター イメージをバックアップします。リンク クローン マスター イメージは vSphere 上の仮想マシンとして動作しています。 リンク クローン マスター イメージは、仮想環境に構成されています。仮想環境のバックアップは VM Agent を利 用してバックアップします。

※仮想環境バックアップの設定についての詳細は、『Agent for Virtual Machines ユーザ ガイド』を参照してくだ さい。

https://support.ca.com/cadocs/0/CA%20ARCserve%20%20Backup%20r16-JPN/Bookshelf_Files/PDF/AB_VM_W_JPN.pdf

【事前準備】

リンク クローン マスター イメージのバックアップのバックアップを実施する設定が必要です。

(ア) Arcserve Backup サーバで「Backup Agent 管理」画面を起動し、「VMware 環境設定ツール」を表示します。 (イ) Arcserve Backup のログインパスワードと、ESX Server もしくは vCenter Server のサーバ名、ユーザ名、パスワード

を入力し、[実行]をクリックします。

(ウ) Arcserve Backup のマネージャから、リンク クローン マスター イメージを選択できるようになります。

【リンク クローン マスター イメージのバックアップ】

① [バックアップ マネージャ]の[スタート]タブで、バックアップ タイプを選択します。

(12)

Page: 12 ③ [サブミット]ボタンの横にある[オプション]ボタンをクリックし、[グローバル オプション]を開きます

④ [エージェント オプション]タブで、[Agent for Virtual Machines]を選択し、[バックアップ モード]を指定します。 ※ここでは、raw モードを選択し、[ファイル レベル リストアを許可する]のチェックは外しています。 ⑤ [OK]ボタンをクリックし、[グローバル オプション]を閉じます。 ⑥ [スケジュール]タブでバックアップするタイミングと頻度を指定します。 ⑦ [デスティネーション]タブで、バックアップ先を選択し、ツールバーの[サブミット]をクリックし、ジョブをサブミットします。 ⑧ パスワードの設定に対する注意を促すポップアップが表示されるため、[いいえ]を選択します。 ⑨ 表示された[セキュリティ]画面で、サーバのユーザ名とパスワードを入力し、[OK]をクリックします。 ⑩ 再度、ツールバーの[サブミット]をクリックし、ジョブをサブミットします。

4.4 ファイルサーバ上の ユーザデータのバックアップ

個人用データの保存されている共有フォルダをバックアップします。 ① [バックアップ マネージャ]の[スタート]タブで、バックアップ タイプを選択します。

(13)

Page: 13 ② [ソース]タブで、ファイルサーバを展開し、ユーザ データの保存されている共有フォルダを選択し、バックアップし ます。 (※ここでは E ドライブ全体をバックアップします) ③ [スケジュール]タブでバックアップするタイミングと頻度を指定します。 ④ [デスティネーション]タブで、バックアップ先を選択し、ツールバーの[サブミット]をクリックし、ジョブをサブミットします。

4.5 View 構成データと View Composer データのバックアップ

View Connection Server に含まれる、View 構成データと View Composer データのバックアップを行います。

① [バックアップ マネージャ]の[スタート]タブで、バックアップ タイプを選択します。 ② [ソース]タブで、View Connection Server を選択します。

③ ツリーを展開し、VMware View 構成データと View Composer データがバックアップされているフォルダを選択しま す。

VMware View のデフォルトでは、以下の場所に 1 日 1 回バックアップが実行されています。 (C:\ProgramData\VMware\VDM\backups)

※View Connection Server と View Composer Server が同一筐体にインストールされていない環境でも、View Composer データは、View Connection Server 上にバックアップされます。

(14)

Page: 14 ④ [スケジュール]タブでバックアップするタイミングと頻度を指定します。

⑤ [デスティネーション]タブで、バックアップ先を選択し、ツールバーの[サブミット]をクリックし、ジョブをサブミットします。

4.6 vCenter Server/View Connection Server データベースのバックアップ

vCenter Server と View Connection Server データベース のバックアップを行います。

※本ガイドでは、vCenter Server と View Connection Server を同一筐体にインストールしているため、両方のデ ータのバックアップを一括で行います。筐体を分けて構築している場合は、各サーバで作業を行ってください。

① [バックアップ マネージャ]の[スタート]タブで、バックアップ タイプを選択します。

② [ソース]タブで、vCenter Server のツリーを展開し、Microsoft SQL Server インスタンスを選択し、バックアップを 実行します。

※ vCenter Server データベースのみ選択し、バックアップを実施することも可能ですが、リカバリ時の整合性を考 慮し、ここではインスタンス全体を選択します。

(15)

Page: 15 ③ [スケジュール]タブでバックアップするタイミングと頻度を指定します。

④ [デスティネーション]タブで、バックアップ先を選択し、ツールバーの[サブミット]をクリックし、ジョブをサブミットします。

4.7 Active Directory のバックアップ

View を構成する要素として、Active Directory のバックアップを行います。

① [バックアップ マネージャ]の[スタート]タブで、バックアップ タイプを選択します。

② [ソース]タブで、Active Director サーバを選択し、[システム状態]を選択し、バックアップします。 ※必ず「システム状態」を選択します。Active Directory のみの選択はできません。

③ [スケジュール]タブでバックアップするタイミングと頻度を指定します。

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5. VMware View 環境のリストア方法

5.1 VMware vSphere 上の リンク クローン マスター イメージのリストア

Arcserve Backup サーバから、リンク クローン マスター イメージをリストアする方法を示します。 ① [リストア マネージャ]の[ソース]タブで、[仮想マシンの復旧]を選択し、復旧対象のリンク クローン マスター マシンを 選択し、サブミットをクリックします。 ② リストア完了後、VMware View マネージャより、リンク クローン マスター イメージがリストアされていることを確認しま す。 ※ リストア後は仮想マシンの電源が自動的に ON になります。電源を ON にさせない場合、サブミットを実行する前に以下 の手順を追加します (ア) [サブミット]ボタンの横にある、[オプション]ボタンをクリックし、[リストア オプション]を選択します。 (イ) [リストア オプション]の[操作]タブより、「リストア後に VMware または Hyper-V VM の電源をオンにする」のチェックを 外します。 (ウ) [OK]をクリックし[リストア オプション]を閉じます。

(17)

Page: 17

5.2 ファイルサーバ上のユーザ データのリストア

Arcserve Backup サーバから、ユーザ データをリストアする方法を示します。 ① リストアする対象の仮想デスクトップがログインしていないことを確認します。 ② [リストア マネージャ]の[ソース]タブで、[ツリー単位]を選択し、復旧対象データのファイル サーバを展開します。 ③ [復旧ポイント]から、リストアしたい対象の日付を選択し、日付横のドロップダウン コントロールをクリックし復旧する対 象の日時を確認します。 ④ 復旧するフォルダやファイルを選択し、リストアを実行します。 ※ここでは、デスクトップ上のファイルとフォルダを選択、元の場所にリストアします。 ⑤ 仮想デスクトップにログインし、データがリストアされていることを確認します。

(18)

Page: 18

5.3 View 構成データのリストア

View Connection Server に含まれる、View 構成データをリストアする方法を示します。

① View Connection Server サービスを停止します。

② リストアマネージャの[ソース]タブで、View Connection サーバを選択します。

③ [ツリー単位]から View 構成データをバックアップしたフォルダを展開し、最終更新日時を参照して戻したい時点の LDF ファイルを選択します。

④ [デスティネーション]タブで、任意の場所にリストアします。 (ここでは、D:\Temp フォルダにリストアします。)

⑤ View Administrators(管理者)のユーザとして、View Connection Server にログインします。

⑥ コマンドプロンプトを起動し、View Connection Server にインストールされている vdmimport.exe コマンドのあるディレ クトリに移動します。

(デフォルト C:\Program Files\VMware\VMware View\Server\tools\bin)

⑦ 暗号化された LDIF ファイルの暗号化を解除します(View 5.1 の場合デフォルトで暗号化されています)。 コマンドプロンプトにて、vdmimport を入力し、-d オプション、データリカバリ パスワードを付けて –p オプション、既存 の暗号化された LDIF ファイルの後、暗号化解除された LDIF ファイル –f オプションを指定します。 例) vdmimport –d –p <パスワード> - f D:\Temp\Backup-20120720000010.LDF > MyDencryptedexport.LDF ⑧ 暗号化解除された LDIF ファイルをインポートして、View LDP 構成を復元します 例) vdmimport –f > MyDencryptedexport.LDF

(19)

Page: 19 ⑨ View Manager を起動し、View の構成情報が選択した LDF ファイル更新日時の時点の状態に戻っていることを確

認します。

5.4 View Composer データのリストア

View Composer データをリストアする方法を示します。

① View Composer Server サービスを停止します。

② リストアマネージャの[ソース]タブで、View Connection Server を選択します。

③ [ツリー単位]から View 構成データをバックアップしたフォルダを展開し、最終更新日時を参照し、戻したい時点の svi ファイルを選択します。

④ View Composer サービスがインストールされているコンピュータからアクセス可能な場所にリストアします。

⑤ View Composer がインストールされているマシンで、VMware View Composer サービスを停止します。 ⑥ コマンドプロンプトを起動し、SviConfig.exe があるディレクトリに移動します。

(デフォルト C:\Program Files\VMware\VMware View Composer)

⑦ SviConfig restoredata コマンドを実行し、リストアした SVI ファイルより View Composer データを復旧します。

コマンド)

sviconfig -operation=restoredata

-DsnName=<target_database_source_name_(DSN)> -Username=<database_administrator_username> -Password=<database_administrator_password>

(20)

Page: 20 -BackupFilePath=<path_to_View_Composer_backup_file> 例) sviconfig -operation=restoredata -dsnname=LinkedClone -username=ca\admin -password=Pass

-backupfilepath="C:\Program Files\VMware\VMware View Composer\Backup-201207200000010-192_168_10_212.SVI"

⑧ 復元完了後、VMware View Composer サービスを開始します。

※ コマンドの詳細については、VMware, Inc の『VMware View 管理』ガイドを参照してください。

5.5 vCenter Server /View Connection Server データベースのリストア

vCenter Server と View Connection Server データベースをリストアする方法を示します。

※本ガイドでは、vCenter Server と View Connection Server を同一筐体にインストールしているため、両方のデ ータのリストアを一括で行います。筐体を分けて構築している場合は、各サーバで作業を行ってください。 ※リストア時のデータベースの整合性を考慮し、SQL Server インスタンス全体の復旧を実施します。

① vCenter サービスおよび、View Connection Server サービスを停止します。 ② Master データベースを復旧します。

(ア) SQL Server にシングルユーザモードでログインするため、SQL Server のサービス停止し、[開始パラメータ]に 「-c -m」と入力し、[開始]します

(21)

Page: 21 (イ) リストアマネージャの[ソース]タブで、master データベースを選択し、元の場所にリストアします。 (ウ) master データベース復旧後、SQL Server のサービスを、[開始パラメータ]の「-c -m」を削除してから再起 動します。 ③ msdb と modeldb を復旧します。 (ア) リストアマネージャの[ソース]タブで、msdb と modeldb を選択し、元の場所にリストアします。 ④ vCenter データベースを復旧します。

(ア) リストアマネージャの[ソース]タブで、vCenter/View Connection Server で使用しているデータベースを選択 し、元の場所にリストアします

⑤ vCenter サービスと View Connection Server のサービスを開始し、正常に使用できることを確認します。

5.6 Active Directory のリストア

Active Directory のリストアには、リストアする項目によりさまざまな方法がありますが、ここでは Active Directory 全体を上書きリストアする方法を示します。 誤ったユーザの削除など、オブジェクトのみリストアする方法や、複数の Active Directory を構成している場合な どについては、以下のサイトを参照してください。 『Active Directory 環境の復旧』 http://www.arcserve.com/~/media/Files/TechnicalDocuments/r16/asbu-d2d-r16-active-directory-recovery.pdf ① リストアマネージャの[ソース]タブより、Active Directory サーバを選択し、[システム状態]を選択します。 ② [デスティネーション]タブで[ファイルを元の場所へリストア]のチェックを外し、任意の場所を指定し、リストアを実行 します。

(22)

Page: 22 ③ Active Directory が正常にリストアできていることを確認します。

(23)

Page: 23

6. VMware View を構成する各サーバの全体バックアップ/リストア

View を構成する各サーバのシステムを含む全体バックアップ/リストアについては以下を参照してください。

6.1 サーバが物理マシンの場合

各物理サーバの全体バックアップを実施します。 ① サーバ全体のバックアップ

(ア) Disaster Recovery Option のインストール

Arcserve Backup サーバ(ベース製品)に Disaster Recovery Option をインストールします。 (イ) バックアップの実施 View を構成するそれぞれの物理サーバ全体を選択し、フル バックアップします。 ※DR をインストール後、バックアップを実行すると、 DR 情報 (ボリューム・パーティション情報やメディアのセッション情報等、 Arcserve の惨事復旧に必要 なマシン固有情報)が作成さ れます。 ② サーバ全体のリストア 復旧したい対象のマシンで、Arcserve Backup のインストールメディアからブートし、ウィザードに従ってリカバリ します。手順の詳細については、以下を参照してください。 (ア) Disaster Recovery の準備

Disaster Recovery Option によるシステム復旧を行う前に、2 つのメディアを準備します。 1. Arcserve Backup インストール メディア (DVD) 2. バックアップ メディア (テープ/ファイル システム デバイス/データ デデュプリケーション デバイス) テープ装置にバックアップしている場合は、該当のメディアを準備します。ファイル システム デバイ ス (FSD) や、データ デデュプリケーション デバイス (DDD) にバックアップしている場合は、アクセス できる環境にあるか確認します。(ネットワーク設定は Disaster Recovery の復旧プロセスの中で定 義できます。) (イ) Disaster Recovery の実施 1. サーバの DVD ドライブに、Arcserve Backup インストール メディアを挿入し、DVD からシステムを 起動します。

(24)

Page: 24 2. 復旧する OS のアーキテクチャを選択します。32bit OS の場合は既定値の x86 を、64bit OS の

場合は x64 を選択し、[Enter] キーを押します。

※ 30 秒以内にカーソル キーを動かさないと、既定値の x86 が自動選択されます

(25)

Page: 25 4. サーバ全体のバックアップ後に作成されるマシン固有情報 (DR 情報) の保存先を選択します。リ モート バックアップ環境の場合は、[バックアップ サーバ/復旧情報の複製先の DR 情報を選択す る] を選択し、バックアップ サーバのホスト名をその下の項目に入力後、[Enter] キーを押します。 (ローカル バックアップ環境の場合は、[任意の場所から DR 情報を選択する] を選択し、共有フォ ルダ名を下の項目に入力します。) マシン固有情報 (DR 情報) の保存先に接続され、リスト画面にサーバ名が表示されます。 5. リストされたサーバから、対象のサーバを選択し、[次へ] ボタンをクリックします。 6. [Windows セキュリティ] 画面が表示されたら、画面に表示されたサーバへの認証アカウントを入力 し、[OK] ボタンをクリックします。

(26)

Page: 26 7. Disaster Recovery の処理で必要な Arcserve Backup のサービスが開始されます。サービス開始

後、[次へ] ボタンをクリックします。

8. パーティション フォーマット後、バックアップ セッション (バックアップ情報) が表示されます。 リスト されている [セッション番号] の全てにチェックが付いている状態で、[次へ] ボタンをクリックします。

(27)

Page: 27 9. [セッション リストアのサマリ] 画面で、[開始] ボタンをクリックし、リストア処理を開始します。(リスト

ア処理が実施されます。)

10. リストア処理の終了後、自動的に再起動が実施されます。

以上のステップで Disaster Recovery Option によるサーバのシステム全体復旧が完了します。

※システム全体の復旧後、必要に応じて「5.VMware View 環境のリストア方法」に従い VMware View 環境データ の復旧を行います。

6.2 サーバが仮想上に構成されている場合

仮想マシンの復旧については、以下のサイトにある手順書を参照してください。 画面でわかる簡単ガイドシリーズ:VMware ESX 環境の保護 VMware ESX 環境の設定手順(697 KB PDF) VMware ESX 環境のバックアップ手順(1.8 MB PDF) VMware ESX 環境のリストア手順(1.2 MB PDF)

(28)

Page: 28

7. 製品情報

カタログや FAQ などの製品情報や、動作要件や注意事項などのサポート情報は、下記ウェブサイトより確認できます。

7.1 VMware View

製品情報 http://www.vmware.com/jp/products/desktop_virtualization/view/overview.html サポート情報 http://www.vmware.com/jp/support/

7.2 Arcserve Backup

製品情報 http://www.arcserve.com/jp/products/ca-arcserve-backup.aspx サポート情報 http://www.arcserve.com/jp/support.aspx

参照

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