審査業務共有ファイルサーバ導入
及びデータ移行作業一式
調達仕様書
1
調達件名
審査業務共有ファイルサーバ導入及びデータ移行作業
2
作業期間
契約日から平成 23 年 3 月 31 日までとする。
3
作業の概要
(1) 目的
独立行政法人医薬品医療機器総合機構(以下、「総合機構」という。)では、
医薬品、医薬部外品、化粧品、及び医療機器(以下、「医薬品等」という。)
の許認可に係る審査及び相談業務を支援することを目的として、審査及び相談
業務共有ファイルサーバシステム(以下、「審査業務共有ファイルサーバ」と
いう。)を構築し、運用している。
総合機構では平成 17 年 9 月に審査業務共有ファイルサーバを導入し運用して
いるが、機器の保守保証期限切れ、他部門のファイルサーバとの運用管理の多
重化、容量不足等の課題が発生しており、審査及び相談業務に支障を来す恐れ
が生じている。そこで、障害発生リスクの回避、運用コストの軽減、サーバ記
憶容量の増強を目的に、審査業務共有ファイルサーバのデータ移行作業を行う
こととした。
本業務は、現行ファイルサーバからのデータ移行作業及びそれに要するサー
バ等機器類の調達、導入、保守等作業を調達するものである。
(2) 用語の定義
用 語
概 要
共用LANシステム
総合機構の共通的基盤システム。メールサーバ
やグループウェアサーバ等で構成され、全職員
に PC を貸与している。
FC(Fibre Channel)
コンピュータと周辺機器を結ぶためのデータ転
送方式の一つ。主に、高い性能が必要なサーバ
で、コンピュータ本体と外部記憶装置を接続す
るのに利用されている。
CIFS
Windows のファイル・プリンタ共有サービスで利
用されている通信プロトコル。
Windows 以外の OS やアプリケーションソフトで
も利用できるよう仕様を公開したもの。
(3) 業務の概要
本業務の範囲は審査業務共有ファイルサーバに係るデータ移行作業及びサ
ーバ等機器購入に関する以下の事項とし、これに伴う総合機構との協議、打ち
合わせ等への出席を含む。
①審査業務共有ファイルサーバに係るサーバ等機器の調達、導入、保守作業
②基本ソフトウェアの導入、設定
③ストレージ環境の構築(構成に応じて)
④バックアップソフトウェア、アクセスログ解析ソフトウェアの導入、設定
⑤導入テストの実施
⑥現行ファイルサーバからのデータ移行作業(2TB程度)
⑦操作説明書、導入手順書の作成・改訂及び利用者教育の実施
⑧現行サーバ 4 台のデータ消去(データ消去証明書の発行を含む)
、及び廃棄
支援、ラック 2 架(24U、42U)の廃棄支援、及び 14 インチCRTディスプレ
イの廃棄支援、UPS装置 2 台(Smart-UPS RM、Smart-UPS 各 1 台)の廃棄支
援。
<導入機器等一覧>
調達機器
台数
機能概要
ファイルサーバ
(ストレージ)
1 台
Windows ファイル共有(CIFS)を端末及びサーバへ提供
する。
構成上必要な場合においてはファイルサーバとストレー
ジを装置間で分けても良い。
ア ク セ ス ロ グ 解 析 サ
ーバ
1 台
ファイルサーバ上にあるファイルにアクセスした履歴を
目視で理解可能なフォーマットに変換して保管し、
ユーザがドメインまたはマシンにログオンした履歴を変
換して保管する。もとのイベントログよりも正確な操作
パターンを出力させるアプリケーションを搭載するサー
バ。
バックアップサーバ
1 台
ファイルサーバへ NDMP 形式でバックアップ指示を出す。
テープライブラリ
1 台
ファイルサーバに格納されたデータを LTO テープへ書き
込む。
UPS
3 台
停電時に各サーバへ電源を供給する。
停電時に各サーバへ停止するための信号を出力する。
コンソール
1 台
ラックに搭載された各サーバのビデオ出力の表示。
各サーバのキーボード、マウス(または相当品)の入力。
ネットワーク機器
2 台
調達する機器同士の接続、総合機構内 LAN との接続を行
うスイッチングハブを想定。
19 インチラック
3 架
本調達にて導入する機器を搭載する。
(4) 調達・作業内容
① 審査業務共有ファイルサーバにおいて必要となる機器及びソフトウェア
(以下、
「機器等」という。
)の調達、導入、設定、データ移行。
② 機器等の保守。
ただし、購入期間前の検収期間中については、無償で保守を行う。
③ ハードウェア機器の搬入、耐震を考慮した据付、配線、調整、およびこれ
らに必要な導入作業。
④ 機器等の設定が適切であることを証明するための導入テストの実施とその
結果の報告。
⑤ 操作説明書、導入手順書の作成・改訂及び利用者教育の実施
(5) 納入成果物及び期限
① 調達機器一式
搬入、据付 平成 23 年 3 月 31 日
検収予定日 平成 23 年 3 月 31 日
② システム機器一覧 平成 23 年 3 月 31 日
・製品カタログ等、製造メーカーが公に提供しているもの
・ハードウェア一覧、ソフトウェア一覧
・機器諸元のイメージ図
・機器設置に係る配線施工図等(ラック内配置図を含む。
)
③ 導入・構築体制図及び保守体制図 平成 23 年 3 月 31 日
④ 導入機器・基本ソフトウェア設定書 平成 23 年 3 月 31 日
(導入機器のスペック一覧、BIOS・コントローラ、基本ソフトウェアの設
定等の設定項目をまとめた資料)
⑤ 操作説明書及び運用説明書 平成 23 年 3 月 31 日
(導入機器に関してメーカー側が用意しているマニュアル・ユーザーガイ
ド類、ストレージバックアップ・リストアの操作説明書)
⑥ 導入実施計画・導入テスト報告書 平成 23 年 3 月 31 日
(
「9 テスト要件定義」にその詳細を記載)
⑦ 作業実施報告書 平成 23 年 3 月 31 日
(6) 検収条件等
① 納入場所
総合機構指定の場所
(
「4(1)<共通要件>①項」にその詳細を記載)
② 検収条件
設置された機器等の数量がそろっていること及び導入テストに記載され
た事項をパスしていること(正当な理由がある場合は条件付パスを認める。
)
及び「3(5)項」に定める納入成果物の納入が完了していることをもって検
収合格とする。
③ 所有権等
本調達の範囲内で、第三者が権利を有する著作物または知的所有権等を利
用する場合は、受注者の責任において、その権利の使用に必要な費用の負担
及び使用許諾契約等に係る一切の手続を行わなければならない。
4
情報システムの要件
(1) 機能等要件
本業務において調達する機器等の要件は以下のとおり。
<共通要件>
①設置場所
設置場所は総合機構内とする。なお、詳細な設置場所については、業務受託
後、総合機構と協議し取り決めること。
②ハードウェア条件
各機器は 19inch 米国電子工業会(EIA)標準ラックへ搭載可能なこと。
③ソフトウェア条件
なし
<個別要件>
別紙 表 1.機器等の要件一覧に記載のとおり。
(2) 画面要件
なし
(3) 帳票要件
なし
(4) 情報・データ要件
なし
(5) 外部インターフェース要件
なし
5
規模・性能要件
(1) 規模要件
(別紙 表 1.機器等の要件一覧に記載のとおり)
(2) 性能要件
(別紙 表 1.機器等の要件一覧に記載のとおり)
6
信頼性等要件
(1) 信頼性要件
・ 機器等に使用するパーツ類については、メーカー保証品とする。
(2) 拡張性要件
(別紙 表 1.機器等の要件一覧に記載のとおり)
(3) 上位互換性要件
なし
(4) システム中立性要件
なし
(5) 事業継続性要件
・ 災害や不具合の発生時においても、
「12 保守要件定義」に定める対応を行い、
事業を継続できるようにすること。
7
情報セキュリティ要件
受注者は、
「政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準(第4版)(平成
21 年度修正)
」
(2010 年 5 月 11 日、情報セキュリティ政策会議決定)に定めるほか、
総合機構が定める情報セキュリティの規定に基づき、対策を講じること。
総合機構が定める情報セキュリティの規定については、例規集データベース
(
http://reiki.pmda.go.jp/FormLibrary/A_001_Index.aspx
)を参照すること。
8
情報システム稼動環境
なし
9
テスト要件定義
下記の項目を含むテストを実施するにあたって予めその計画書を作成して提出し、
総合機構職員の承認を得た上で実施し、その結果を報告書にまとめて提出しなけれ
ばならない。
<ハードウェア機器の導入が適切であることを証明するためのテスト>
ハードウェア機器について、契約書に定めた数量が備わっていること、その基本
動作が正常であること、瑕疵のないことを確認するための導入テストを行なわなけ
ればならない。そのテストは以下のテスト項目を含む。ただし、今回のために特別
にテストプログラムを作成する必要はなく、BIOS 内蔵機能、ROM に内蔵または付属
する自己診断プログラム等を実行して確認することでよい。
(1) 各サーバに装備された CPU ユニット、コア、メモリ、ネットワークインターフ
ェース、ハードディスクが契約書に定めた数量を満たして認識されていること
の確認
(2) 各サーバに装備されたメモリに初期欠陥がないことの確認
(3) 各サーバおよびファイルサーバ(ストレージ)に装備されたハードディスクド
ライブに初期欠陥がないことの確認
(4) 電源、ハードディスクドライブ等の冗長化機器において、片方に異常が発生し
た場合にも、他方で正常な動作が継続されることの確認
(5) すべてのネットワークインターフェースが導通することの確認
<基本ソフトウェアおよびパッケージソフトウェアの設定が適切であることを証
明するためのテスト>
(1) ファイルサーバのストレージ上に設定された論理ディスクドライブの容量が指
示どおりであり、それらのドライブに対して各サーバ機の OS から正常な読み書
きができることの確認
(2) 別紙表 1 に示す OS が正しく導入されていることの確認(方法については別途協
議の上決定する。
)
(3) バックアップサーバで稼働するストレージバックアップソフトウェアを用いて、
ファイルサーバのストレージ上のファイルが自動的にテープライブラリ装置上
のテープメディアにバックアップされ、またバックアップされた内容が適切な
手動操作によりファイルサーバのストレージ上にリストアできることの確認。
(4)同時に導入するパッケージアプリケーションが、正しく導入されていることの確
認(方法については別途協議の上決定する。
)
(5)各サーバに対するウイルスチェック(方法については別途協議の上決定する。
)
10
移行要件定義
(1) 移行に係る要件
現行のファイルサーバよりデータを移行し、移行後の環境において、総合機構
の指定する内容にてアクセス権限を設定すること。サイズは 2TB程度を予定。
(2) 教育に係る要件
なし
11
運用要件定義
(1) 情報システムの操作・監視等要件
各機器の故障時にオペレータへメールで通知する機能を実装すること。
(2) データ管理要件
なし
(3) 運用施設・設備要件
電源容量 100V 15A 4 回線以内。床荷重 300Kg/m^2 以内。高さ 2m以内。
床占有領域 120cmx100cm以内
12
保守要件定義
(1) 基本ソフトウェアおよびパッケージソフトウェア保守 要件
※ソフトウェアメーカーとの保守契約は平成 26 年 3 月 31 日までを本調達に
含む。なお、保守契約の開始日は平成 23 年 4 月 1 日とする。
・ 導入するサーバ等の機器類に搭載する基本ソフトウェア・パッケージソフト
ウェアについて受付窓口を一本化して保守を行う。
・ 基本ソフトウェアはMicrosoft Windows 2000 Server以降のServer製品とする。
・パッケージソフトウェアのうち、アクセスログ解析ソフトウェアは株式会社網
屋 Alog Converterとする。
・ 保守の内容は次のとおりとする。
1)
障害時に、搭載するソフトウェアとサーバ等の機器どちらかの切り分け、
分析及び解析に対する支援
2)使用方法に関する技術上の疑問点に対する回答
3)基本ソフトウェア製造者に対する障害内容の取次ぎ支援
・ ソフトウェアが原因と判別した場合は、設定変更、パッチ適用等の対応方法
を提示する。なお、パッチ等の提供を受けるためのソフトウェア保守契約は同
時に契約するものとする
・ 運用上必要な技術情報を得られる体制を構築する。
月~金曜日 9:00~17:00、電話受付/障害対応体制がとれる。
・ 保守は、システム稼動後、継続的に行うこと。
・ 総合機構職員からの仕様、利用方法、操作方法等の問い合わせについて対応
すること。
(2) ハードウェア保守 要件
平成 23 年 4 月 1 日から平成 26 年 3 月 31 日まで、以下の保守体制を提供する
こと。
・ 運用上必要な技術情報を得られる体制を構築する。
・ 故障等が発生した際には、総合機構職員の依頼を受け付けてから概ね 1 時間
以内に総合機構職員と故障内容の確認およびオンサイト保守の開始時刻等を調
整すること。調整後、概ね 4 時間以内に導入施設でのオンサイト保守を行うこ
と。
※ 365 日 24 時間の、電話受付/障害修理体制がとれること。
・ 保守内容は機器単体の修理までとし、機器に含まれる設定やデータ等の回復
および業務の再起動は対象外とする。
・ OS、ミドルウエアに含まれるデバイスドライバ等はハードウェア保守対象外
とする。
・ 総合機構職員からの仕様、利用方法、操作方法等の問い合わせについて対応
すること。
13
作業の体制及び方法
(1) 作業体制
・ 受注者は、業務受託後、総合機構に対して作業体制を報告し、承認を得て業
務を進めること。
(2) 開発方法
なし
(3) 導入
・ 「9 テスト要件定義」に定める要件を満たすよう、導入作業を行い、その後
のソフトウェア移行作業が問題なく実施できるようにする。
(4) 瑕疵担保責任
・ 「3 作業の概要」の(5)の①、②、④の各項目に対して、検収後 1 年以内に
受注者の責による瑕疵が認められた場合、受注者の責任及び負担において対処
しなければならない。
14
特記事項
① 守秘義務
受注者は、本業務中に知り得た総合機構の情報を他に漏らしてはならない。
特に、機密情報(総合機構より明確に機密と指定されて開示される情報で、
公には入手できない情報)については、別に『秘密保持等に関する誓約書』を
提出し、これを遵守しなければならない。
② 本稼動に向けての支援
設置された機器及び基本ソフトは業務アプリ搭載後、平成 23 年 4 月の本稼動
を予定している。ただし総合機構から要請された場合は日程等調整の上、安定
稼動するまで支援作業を実施すること。
③ その他
本業務の実施にあたっては、総合機構担当者と十分な協議の上実施しなけれ
ばならない。
15
窓口連絡先
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
審査マネジメント部
本多 克行
電話: 03(3506)9438
Email:
honda-katsuyuki@pmda.go.jp
別紙表1.機器等の要件一覧
1.ファイルサーバ 1台
1 機能概要 NAS(Network Attached Storage)専用のアプライアンスであること。
Windowsファイル共有(CIFS)を、本システムに接続する機構内端末に提供すること。 安定したパフォーマンス提供を可能とするためにファイルサービス専用サーバとストレージシステムにて構成されること。 最大接続数 900 平均同時接続数 500 平均同時接続ユー ザトラフィック 20KB/sec 設置条件 19inch米国電子工業会(EIA)標準に準拠したラックに搭載可能なこと。 電源対応 100Vの電源電圧に対応すること。 4 ネットワーク ファイルサービス用ネットワークとNAS専用アプライアンスの管理ネットワークは別ネットワークになること。 システム NASを構成するファイルサービス専用サーバ、ストレージシステムは共に冗長構成であること。 保守 ファイルサービス専用サーバ、ディスクドライブ、ストレージコントローラ、電源、冷却ファンなど主要コンポーネントに障害が発生した場合には活性保守が可能であること。 データ保護 ストレージシステムは、電源供給が停止した場合、キャッシュ上に残っているwriteデータ(ディスクに未書込みデータ)を保持する機能を有すること。 OS NAS専用OSであり、ユーザ数に応じた使用ライセンスの購入の必要がないこと。 CPU ファイルサービス専用サーバは1台あたりIntelプロセッサ2.3GHzと同等の性能を有するCPUを2個以上搭載していること。 メモリ ファイルサービス専用サーバ1台あたり、4GB以上を搭載すること。 LANインターフェー ス 1port 1000Base-Tを4Port提供すること。 マネージメント用に100Base-TX以上を1Port提供すること。 FCインターフェース 構成上必要な場合は、SANストレージ接続用に4GbpsのFCコントローラを2Port搭載すること。構成必要な場合は、テープライブラリ用に4GbpsのFCコントローラを2Port搭載すること。またはUltra320のSCSIコント ローラを2Port搭載すること。 ファイルサービス専 用サーバ ファイルサービス専用サーバは少なくとも2台搭載し、1+1(1台のアクティブサーバ、1台のスタンバイサーバ)のクラスタ 構成がなされていること。これにより、以下の要件を実現できること。 ・予備サーバへの自動フェイルオーバが可能なこと。 ・予備サーバ切り替え後は、性能が低下しないこと。 ・予備サーバ切り替え後は、MACアドレス、IPアドレスが継続されること。 クォーター機能 ユーザごとに利用可能なディスク容量を設定できること。(クォータ制限ができること) コピー機能 ボリューム単位でポインタコピーが取得可能なこと。 LUN単位でのコピー機能を提供する場合は、LUNをボリューム単位に分割し、必要ディスク容量を満たすこと。 ポインタコピーの領域を、端末からマウントし過去に記録されたファイルにアクセス可能なこと。 ポインタコピーからファイルシステムまたはボリューム単位で瞬時にデータを回復する機能を有すること。 コピー機能はCIFS、NFS両ファイルサービスで利用可能なこと。 本機能は、ファイルサーバ、またはストレージのいずれかで対応可能なこと。 スナップショット機能 スナップショット機能を有すること。また、スナップショットは96世代以上の取得が可能なこと。本番ファイルシステムとスナップショット用退避エリアは別に確保すること。スナップショットエリアの使用によりファイルシ ステムエリア(ユーザデータエリア)が圧迫されないこと。 データ格納領域 NASシステムは、アクティブデータを格納する1次領域と非アクティブデータを格納する2次領域から構成し、大容量かつ 高性能を実現できること。 NASシステムはポリシーエンジンと連携して、1次領域から2次領域へデータをマイグレーションすること。ポリシーエンジ ンは以下の要件を満たすこと。 ・ポリシーエンジンはユーザ数に応じた使用ライセンスの購入の必要がないこと ・マイグレーションポリシーとして、以下の設定が可能なこと。 -ファイルのアクセス時期 -ファイルの更新時期 -ファイルのサイズ -ディレクトリの場所 ・ スケジューラにてマイグレーションの実行を自動化できること。 ・ 2次領域にマイグレーションされたファイルは透過的にアクセスできること。 バックアップ機能 大容量データをバックアップできるように、ネットワーク経由でのバックアップではなく、FC(ファイバチャネル)のバスによ りバックアップすること。 UPSとの連動 停電時に、UPSもしくは管理ソフトからコマンドを受信し、自動的に本装置の停止処理を行えること。 監視機能 ファイルサービス専用サーバの監視や管理は、ファイルサーバ同士のハートビートではなく、標準搭載されている専用管理端末によって行われること。また、ファイルサービス専用サーバと専用管理端末の間は2重化された内部ネットワーク で構成されていること。 障害通知機能 筐体に内蔵されたインジケータ等により、障害部位を判断可能なこと。 ハードウェアの自己診断機能を持ち、異常が検知された場合には自動的に障害を通知する機能を有し、24 時間365 日 の保守対応が可能なこと。 メール、または電話回線を用いた自動障害通知機能を有し、障害発生時にはサポートセンターに自動的に通知を行うこ と。 管理機能 NAS専用アプライアンスは、WWWブラウザによってアクセスする管理インターフェースを有すること。 WWWブラウザによってアクセスする管理インターフェース上から、状態の監視、ファイルシステムの作成および拡張、 クォータの設定、スナップショットの作成およびスナップショットからの復元が行えること。 sshによってアクセスするコマンドライン管理インターフェースを有すること。 2 3 性能指標 物理条件 機能 仕様 可用性 5 6 7
CIFS ActiveDirectoryでの認証に対応すること。Windowsのユーザ単位のディスククオータが可能なこと。 重複排除機能 重複除外と圧縮機能を組み合わせて容量の増加を抑える機能を有すること。また、データの重複除外と圧縮は任のタイ ミングで行うことができ、ファイルサービス専用サーバのCPU使用率が任意の閾値を超えた場合にデータの重複除外と 圧縮を抑える機能を有すること。 ファイルシステム拡 張機能 ファイルサービスを停止することなくファイルシステムを拡張する機能を有すること。 ファイルシステムに対して閾値を設定し、その閾値を超えた場合に自動的にファイルシステムを拡張する機能を有するこ と。 ウィルスチェック 本NAS専用アプライアンスはウィルスチェックシステムと連携し、ファイルの作成、移動、変更時に、ウィルスチェックを実施すること。 ディスク容量 1次領域はFCインターフェースで回転数15000rpmの600GBディスクドライブを使用し、RAID5(4+1)構成時の実行容量で 6TB以上有すること。 また、1次領域用のスナップショット領域として、FCインターフェースで回転数15000rpmの600GBディスクドライブを使用 し、RAID5(4+1)構成時の実行容量で2TB以上有すること。 2次領域はSATAインターフェースで回転数7200rpmの2TBディスクドライブを使用し、RAID5(4+1)構成時の実行容量で 14TB以上有すること。 また、2次領域用のスナップショット領域として、SATAインターフェースで回転数7200rpmの2TBディスクドライブを使用 し、RAID5(4+1)構成時の実行容量で7TB以上有すること。 スペアディスク 耐障害性を高める機能を有すること。また、筐体内のどのディスクドライブで故障が発生した場合でもホットスペアディス クを使用して障害に耐える構成とすること。 1次領域用のホットスペアディスクとしてFCインターフェースで回転数15000rpmの600GBディスクドライブを1本以上使用 すること。 2次領域用のホットスペアディスクとしてSATAインターフェースで回転数7200rpmの2TBディスクドライブを1本以上使用す ること。 ディスク搭載形式 将来的に性能不足となった場合、FCディスクドライブやSATAディスクドライブに加えて、フラッシュディスクドライブを搭載 することにより性能改善できること。 また、フラッシュディスクドライブはHDDドライブとして利用できるほか、リードおよびライトのキャッシュとして利用すること ができること。 また、ディスクを最大120台まで搭載可能なこと。 ディスク保護形式 RAID-5、RAID-6に対応すること。 アクセスログ解析サーバ 1台 1 機能概要 ファイルサーバへのアクセスログを取得し、整形を処理を行う。 集計したログに対し、検索や集計を行う。 解析対象サーバは本調達のストレージ、及び既設の2台(IPアドレスは4つ)のストレージを想定。 設置条件 19inch米国電子工業会(EIA)標準に準拠したラックに搭載可能なこと。(2U以内を想定) 電源対応 100Vの電源電圧に対応すること。 3 可用性 RAIDコントローラ・ディスク装置・電源の各ユニットが冗長化され、さらに運用を停止せずに交換可能であること。
OS Windows Server 2008 R2 Standard Edition
CPU インテル®Xeon®プロセッサーE5640(12MB 2.66GHz 4C/8T)将来の拡張に備え、CPUを2個(16コア相当)まで搭載可能であること。 メモリ 4GB以上を搭載すること。また、8GBまでのメモリ追加において、納品時搭載メモリの取り外しが不要な構成とすること。 光学ドライブ CD-ROM,CD-R,CD-RW,DVD-ROM.DVD-Rの読み取りが可能なこと。 HDD FCまたはSAS方式の450GB10Krpmのディスクを6個搭載すること。RAID1の設定が可能であること。 PCIバス PCI-Express(x4以上)のカードを2枚以上搭載可能なこと。 LAN 1port 1000Base-Tを2Port提供すること。マネージメント用に100Base-TX以上を1Port提供すること。 ビデオ出力 SVGA以上の解像度を、アナログRGB(D-Sub15Pin)で出力可能なこと。 その他入出力 キーボード、マウス接続用にPS/2またはUSBポートを有すること。 障害通知機能 管理者へメールで障害を通知可能なこと。 SNMPトラップ送信が可能なこと。 筐体に内蔵されたインジケータ等により、障害部位を判断可能なこと。 CPU、メモリ、HDD、ファン及び電源等の障害検知が可能であること。 遠隔操作 マネージメント用LANPort経由で、本サーバのキーボード・マウスの遠隔操作および画面共有が可能なこと。 遠隔操作機能は、ハードウェア機能により提供され、OSの起動前であっても、操作が可能であること。 電源の投入、切断が行えること。 4 機能 5 2 物理条件 ディスク 仕様 8
バックアップサーバ 1台 1 機能概要 ファイルサーバ、検索・閲覧用アプリケーションサーバのバックアップを行う。 物理条件 設置条件 19inch米国電子工業会(EIA)標準に準拠したラックに搭載可能なこと。 ラック設置時に2∪以内であること。 電源対応 100Vの電源電圧に対応すること。 3 可用性 電源、HDDの各ユニットが冗長化並びに運用を停止することなく交換可能なこと。
仕様 OS Windows Server 2008 R2 Standard Edition
CPU インテル®Xeon®プロセッサーE5640(12MB 2.66GHz 4C/8T) 将来の拡張に備え、CPUを2個(16コア相当)まで搭載可能であること。 メモリ 4GB以上を搭載すること。 また、8GBまでのメモリ追加において、納品時搭載メモリの取り外しが不要な構成とすること。 光学ドライブ CD-ROM,CD-R,CD-RW,DVD-ROM.DVD-Rの読み取りが可能なこと。 HDD FCまたはSAS方式の146.5GB10Krpmのディスクを3個搭載すること。RAID1の設定が可能であること。ホットスペア1個を設定すること PCIバス PCI-Express(x4以上)のカードを2枚以上搭載可能なこと。 LAN 1port 1000Base-Tを2Port提供すること。マネージメント用に100Base-TX以上を1Port提供すること。 FCインターフェース 構成上必要な場合は、SANストレージ接続用に8GbpsのFCコントローラを8Port搭載すること。 構成必要な場合は、テープライブラリ用に8GbpsのFCコントローラを2Port搭載すること。またはUltra320のSCSIコント ローラを2Port搭載すること。 ビデオ出力 SVGA以上の解像度を、アナログRGB(D-Sub15Pin)で出力可能なこと。 その他入出力 キーボード、マウス接続用にPS/2またはUSBポートを有すること。 障害通知機能 管理者へメールで障害を通知可能なこと。 SNMPトラップ送信が可能なこと。 筐体に内蔵されたインジケータ等により、障害部位を判断可能なこと。 CPU、メモリ、HDD、ファン及び電源等の障害検知が可能であること。 遠隔操作 マネージメント用LANPort経由で、本サーバのキーボード・マウスの遠隔操作および画面共有が可能なこと。遠隔操作機能は、ハードウェア機能により提供され、OSの起動前であっても、操作が可能であること。 電源の投入、切断が行えること。 ウイルス対策サーバ 2台 1 機能概要 ファイルサーバへのウイルス対策を行う。 2 物理条件 設置条件 19inch米国電子工業会(EIA)標準に準拠したラックに搭載可能なこと。(2U以内を想定) 電源対応 100Vの電源電圧に対応すること。 3 可用性 電源、HDDの各ユニットが冗長化並びに運用を停止することなく交換可能なこと。
4 仕様 OS Windows Server 2008 R2 Standard Edition
CPU インテル®Xeon®プロセッサーE5640(12MB 2.66GHz 4C/8T)将来の拡張に備え、CPUを2個(16コア相当)まで搭載可能であること。 メモリ 4GB以上を搭載すること。また、8GBまでのメモリ追加において、納品時搭載メモリの取り外しが不要な構成とすること。 光学ドライブ CD-ROM,CD-R,CD-RW,DVD-ROM.DVD-Rの読み取りが可能なこと。 HDD SAS方式の146.5B15Krpmのディスクを3個搭載すること。RAID1の設定が可能であること。ホットスペア1個を設定すること PCIバス PCI-Express(x4以上)のカードを2枚以上搭載可能なこと。 LAN 1port 1000Base-Tを2Port提供すること。 ビデオ出力 SVGA以上の解像度を、アナログRGB(D-Sub15Pin)で出力可能なこと。 その他入出力 キーボード、マウス接続用にPS/2またはUSBポートを有すること。 ウイルス対策 ファイルサーバ上のファイルに対して、ファイルを作成したり変更を行った場合、別途スケジュールによる一括チェックを 行った場合にウイルスに対するチェックを行うこと。 パターンファイルを使って、スパイウェア、ウイルス、およびファイルを検出、削除、および隔離することができること。 圧縮ファイルの中からウイルス感染ファイル(既知マクロウイルス、変種/亜種)を発見することができること。 サーバを仮想化で対応する場合、仮想化システム(VMware ESX 、Windows Server 2008 Hyper-V) に対応すること。
5 機能 障害通知機能 管理者へメールで障害を通知可能なこと。 SNMPトラップ送信が可能なこと。 筐体に内蔵されたインジケータ等により、障害部位を判断可能なこと。 CPU、メモリ、HDD、ファン及び電源等の障害検知が可能であること。 遠隔操作 マネージメント用LANPort経由で、本サーバのキーボード・マウスの遠隔操作および画面共有が可能なこと。 遠隔操作機能は、ハードウェア機能により提供され、OSの起動前であっても、操作が可能であること。 電源の投入、切断が行えること。 機能 5 4 2
テープライブラリ 1台 1 機能概要 各種サーバ(ストレージの場合含む。)に格納されたデータをLTOテープに書き込む(構成上の必要性があれば、バック アップサーバ経由でも可)。 設置条件 19inch米国電子工業会(EIA)標準に準拠したラックに搭載可能なこと。ラック設置時に6∪以内であること。 電源対応 100Vの電源電圧に対応すること。 テープドライブ LTO4規格以上に対応すること。 2個以上のドライブを内蔵すること。 SCSIまたはFC方式のインターフェースを搭載すること。 インターフェースは同一規格で2系統以上を搭載すること。 ライブラリ LTO4テープを40本以上格納可能なこと。 クリーニング検知・ 実施 ヘッドの汚れを検知し、自動的にクリーニングを実行する機能を搭載すること。 障害通知機能 筐体に内蔵されたインジケータ等により、障害を把握可能なこと。 暗号鍵 カートリッジ単位に暗号鍵を生成し、装置内で管理でき、ひとつの鍵(マスターキー)にて、暗号及び復号する運用が可能であること。 遠隔操作 マネージメント用LANPort経由で、本テープライブラリの状態把握が可能なこと。 UPS 3台 1 機能概要 停電時に本システム構成機材に電源を供給する。 停電時に本システム構成サーバの停止に必要な信号を出力する。 設置条件 19inch米国電子工業会(EIA)標準に準拠したラックに搭載可能なことラック設置時に10∪以内であること。 電源対応 入力電源電圧100V、出力電源電圧100V。 入力電源電流15A以下。 コンセント形状の変更が必要な場合は落札者の負担で工事すること。 容量 本システム構成機材を10分以上保護できる容量を搭載すること。 遮断信号通知 LAN経由で、本システム構成サーバに停電を通知する機能を搭載すること。 コンソール 1台 1 機能概要 ラックに搭載された各サーバのビデオ出力及びキーボード・マウス入力を可能とすること。 2 物理条件 設置条件 19inch米国電子工業会(EIA)標準に準拠したラックに搭載可能なこと。 ラック設置時に1∪(サーバスイッチユニット(SSU)経由の場合はSSUを含めて3U)以内であること。 電源対応 100Vの電源電圧に対応すること。 3 仕様 接続サーバ数 4台以上のサーバを接続し、切り替え可能なこと。 ネットワーク機器 1台 1 機能概要 本システム構成機器と他の機構内LANとの接続を行う。 2 物理条件 設置条件 19inch米国電子工業会(EIA)標準に準拠したラックに搭載可能なこと。 3 仕様
L2スイッチ Catalyst 2960 24 10/100/1000,4 T/SFP LAN Base Image(WS-C2960G-24TC-L)、または相当品。
ネットワーク機器 1台 1 機能概要 本システム構成機器同士の接続を行う。 2 物理条件 設置条件 19inch米国電子工業会(EIA)標準に準拠したラックに搭載可能なこと。 3 仕様 FCスイッチ 19インチラック 3架 1 機能概要 本システム構成機材を搭載する。 2 物理条件 設置条件 機材搭載時の床加重が、300kg/m^2以下であること。高さ2m以内であること。 3 仕様 19inch 米国電子工業会(EIA)標準に準拠していること。 前扉、後扉は施錠可能なこと。 LTOメディア 本調達で選定されたテープライブラリの最大搭載本数の倍の本数を提供すること。 1 仕様 LTOメディア LTO4規格。規格に準じたボリュームラベルを貼付済みとすること。ラベル記載内容は落札後決定する。 LTOクリーニングメディア 2本提供すること。 1 仕様 LTOクリーニングメ ディア LTO規格。規格に準じたボリュームラベルを貼付済みとすること。ラベル記載内容は落札後決定する。 物理条件 物理条件 2 2 3 4 3 機能 仕様 機能