総社市JR東総社駅及び服部駅周辺まちづくり計画策定業務 特記仕様書
(適用範囲) 第1条 本仕様書は,総社市(以下「発注者」という。)が受注者に委託する「総社市JR東総社駅 及び服部駅周辺まちづくり計画策定業務」(以下「本業務」という。)に適用する。 (業務の目的) 第2条 本市では,『総社市都市計画マスタープラン(平成28年3月改定)』において「将来の人口 減少と超高齢化社会に対応した都市づくり」を基本目標の一つに掲げ,多極ネットワーク型コンパクトシ ティへの転換の実現を目指している。 この都市構造への転換を目指すために,平成28年度から『総社市立地適正化計画』の策定を行っ ており,「多様な拠点がネットワークする 歩いて暮らせる福祉文化のまち」の基本方針や誘導区域及び 誘導施策等について,概ねの方向づけを行ったこところである。 本業務では,この目指すべき都市像の詳細について計画を策定するものであり,主として『総社市都 市計画マスタープラン』に示す都市核である中心市街地の再生に向けた具体的な施策・事業の立案や 実現方策等の検討を行うとともに,地域拠点として新たな市街地形成を目指すJR服部駅周辺の開 発の方向性や事業スキーム等の検討を行うことを目的とする。 (仕様) 第3条 本業務は,本仕様書によることのほか,「岡山県調査,設計,測量業務等共通仕様書」によ ることとする。 (業務の範囲) 第4条 本業務の範囲は,『総社市都市計画マスタープラン』に示す都市核の内JR東総社駅周辺の既 存市街地及びJR服部駅周辺の新たな市街地形成を目指す区域(いずれも概ね鉄道駅を中心に周 辺 800m)を基本とし,各々の対象区域の細部の条件については,発注者と受注者の協議により設 定する。 (業務の期間) 第5条 本業務の履行期間は,契約締結の日から平成31年3月22日までとする。 (準拠する法令等) 第6条 本業務では,本特記仕様書に定めのない事項については,下記の法令等に準拠して実施する ものとする。 (1) 都市計画法 (2) 都市計画運用指針 (3) 都市再生特別措置法(4) 都市再生基本方針 (5) 地理空間情報活用推進基本法 (6) 立地適正化計画作成の手引き (7) 都市構造の評価に関するハンドブック (8) 鉄道沿線まちづくりガイドライン (9) まちづくりのための公的不動産(PRE)の有効活用ガイドライン (10) 健康・医療・福祉のまちづくり推進ガイドライン (11) まちづくりにおける健康増進効果を把握するための歩行量(歩数)調査のガイドライン (12) 都市再生整備計画事業評価の手引き (13) 総社市財務規則 (14) その他関係法令 (主任技術者並びに照査技術者) 第7条 主任技術者並びに照査技術者は,都市計画関連業務に精通した実務経験豊かな技術者とし, 技術士(総合技術監理部門(建設部門)又は建設部門(都市及び地方計画))の資格保有者でなけ ればならない。 なお,主任技術者と照査技術者の兼務はできないこととする。 (資料等の取扱い) 第8条 本業務を行うにあたり,総社市総合計画,岡山県南広域都市計画区域マスタープラン,総社 市都市計画マスタープラン,総社市立地適正化計画検討資料及び検討素案等受注者の要請に応じ て業務の実施に必要な資料等を貸与するものとする。なお,受注者は,貸与された資料等については, 破損,汚損,紛失等のないように十分に注意するとともに,情報漏洩等がないよう適切な管理を行うも のとする。 2.受注者は資料等の借用に際し,資料等請求リストを作成し,提出するものとする。なお,借用した 資料等は,業務終了後直ちに返却するものとする。 (打合せ等) 第9条 受注者は,発注者と綿密に連絡を取り,必要に応じて進捗状況の報告や打合せを行うものとす る。打合せについては,業務開始時,中間打合せ,納品時を含む4回程度とする。 2.受注者はその都度報告書又は打合せ記録簿を作成し,発注者に提出するものとする。 (成果品の瑕疵) 第10条 業務完了後,受注者の責による成果品の瑕疵が発見された場合は,発注者の指示に従い 修正及びその他必要な作業を受注者の責任において行うものとする。 (成果品の帰属) 第11条 本業務における成果品は,全て発注者に帰属するものとし,受注者は発注者の許可なく使用, 複写及び流用してはならない。
(業務の内容) 第12条 本業務の内容は,以下のとおりとする。 1.中心市街地再生計画検討業務 (1)中心市街地の現状把握及び分析 中心市街地の人口,経済,商業,土地利用,都市基盤整備,交通等の現状を把握するとともに, 類似都市との比較・分析を行う。 (2)市民意向調査 中心市街地の現状評価や再生まちづくりのニーズ等の市民意向を把握するために,アンケート調査の 実施方法を企画し,調査票の設計,調査対象者への発送手続き,回収票の入力・集計,回答結 果の分析等を行う。 なお,アンケート調査は無作為抽出による 1,000 人程度を対象とし実施するものとし,配布・回収は 郵送を基本とし,これらにかかる経費は受注者が負担するものとする(回収率は 40%程度を想定)。 (3)関係団体ヒアリング 中心市街地の現状評価や再生まちづくりとの関わりが強いと考えられる各種団体(3団体程度を想 定)へのヒアリング調査を行い,現状の問題点や課題,再生に向けた将来展望等について意見集約を 図る。 (4)課題の抽出と基本方針の設定 ① 中心市街地の課題の抽出 上記の検討結果等をふまえて,中心市街地の再生に向けた課題を抽出する。 ② 再生に向けた基本方針の設定 抽出した課題をふまえて,中心市街地の再生に向けた基本方針を設定する。 (5)施策及び事業の提案 ① 具体的施策の検討 再生に向けた基本方針に基づき,市街地の整備改善,都市機能の誘導,まちなか居住の推進, 公共交通の利便性向上等の視点から,中心市街地の再生に向けて取り組む具体的な施策や事業の 設定を行う。 ② 実現方策(事業手法等)の検討 設定した具体的な施策や事業の実施に向けて,実施区域の検討や地権者等権利調査,概算事 業費の算出,国等の補助メニューの活用策等,実現方策の検討を行う。 ③ 施策の優先順位の検討 設定した具体的施策の相乗的な波及効果や実施に向けた課題等の整理や解決策を検討し,各種 施策や事業の優先順位を定める。 (6)中心市街地再生の目標指標(案)の設定
中心市街地の再生の目標達成状況や整備効果等を評価するために,基本方針に対応した定量的 な目標指標(案)を設定する。 また,設定した目標指標(案)と各種施策・事業との関連性等を考慮し,目指すべき目標値(案)に ついて検討を行う。 2.JR服部駅周辺整備事業化検討業務 (1)新たな拠点形成に向けた開発の方向性の検討 ① 民間事業者ヒアリング 総社市及び周辺圏域の都市開発の現状や動向に精通していると考えられる民間事業者(ゼネコン 等3社程度を想定)へのヒアリング調査を行い,JR服部駅周辺において地域拠点としての新たな市 街地形成を目指す上での開発ポテンシャルや立地が期待できる機能,実施に向けた課題等について意 見集約を図る。 ② 開発モデルの検討 上位・関連計画での位置づけや民間事業者ヒアリングの結果,区域区分変更に向けての制約条件 等をふまえて,開発コンセプト,導入機能の種別や機能集積タイプ,整備対象区域の範囲や開発手 法等の組み合わせに応じた複数の開発モデル(3パターン程度)の検討を行う。 ③ 各開発モデルの整備計画の検討 設定した各開発モデルについて,具体的な整備対象区域の検討を行うとともに,導入機能に対応し た土地利用配置や拠点施設整備の考え方,開発に伴い必要となる交通ネットワークや基盤施設整備 の考え方等について検討を行う。 (2)新たな拠点形成に向けた開発モデルの事業評価 ① 事業スキームの成立性の検討 各開発モデルの事業スキームの成立性を評価するために,概算事業費の算出及び収支計画のシミュ レーションを行い,必要となる公共投資の規模や財源確保の可能性等について考察を行う。 ② 整備効果の優位性の検討 開発モデルの優位性の評価として,各開発モデルの整備効果を直接的効果及び期待される間接的 な波及効果等の面から比較評価を行う。 ③ 駅周辺の土地所有者へのアンケート調査 新たな市街地形成を目指す上での開発モデルと関係地権者等の今後の土地利用意向や事業等へ の参加意向との整合性を確認するために,駅周辺の土地所有者を対象としたアンケート調査の実施方 法を企画し,調査票の設計,調査対象者への発送手続き,回収票の入力・集計,回答結果の分析 等を行う。 なお,アンケート調査の対象者は,開発モデルで設定する整備対象区域内の土地所有者を基本と し,自治会配布・郵送回収(回収票は 100 票程度)を想定する。 ④ 農林部局等の関係機関協議の支援 目指すべき新たな市街地の将来像と区域区分の変更に向けた農林部局の制約条件等との整合を図 るための関係機関協議の支援として,必要な協議資料の作成,協議への出席,協議記録の作成等 を行う。
(3)関係自治会等の地域検討組織の立ち上げ及び研究活動の支援 ① 地域代表者,関係住民等との事前調整の支援 新たな市街地形成に向けた整備計画の深度化を図る上では,関係住民の理解と協力が不可欠で あるため,関係地域への必要な情報の提供や関係住民の意向把握,計画づくりへの住民参加等のた めの地域検討組織の立ち上げを目指すものとし,そのために必要となる地域代表者等との事前調整に 対する支援として,説明用資料等の企画・編集を行う。 ② 地域検討組織の勉強会の企画及びプログラムの検討 地域検討組織を対象とした勉強会の開催に向けて,1回を想定した勉強会の運営企画及びプログ ラムの検討を行う。 ③ 勉強会の運営支援 地域検討組織を対象とした勉強会の運営支援として,勉強会の資料作成,勉強会への出席,運 営概要の取りまとめ等を行う。勉強会については1回を想定している。 3.業務報告書の作成 上記の各業務については,それぞれの検討業務ごとに成果を取りまとめて,報告書を作成する。 (成果品) 第13条 本業務の成果品は次のとおりとする。 ・業務報告書 A4版 各1冊 ・上記の電子データ CD-R等の電子媒体 各1部 ・その他本業務で得られた成果 一式 (その他) 第14条 この仕様に疑義がある場合及び仕様書に定めのない事項については,発注者と受注者双方の 協議によるものとする。