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領域分割用バケットによる大規模並列MPS陽的アルゴリズムの開発

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Academic year: 2021

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(1)2012年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム High Performance Computing Symposium 2012. HPCS2012 2012/1/25. 領域分割用バケットによる大規模並列 MPS 陽的アルゴリズムの開発 室谷浩平†. 大地雅俊† 藤澤智光‡. 越塚誠一†. バケットに登録する。各バケットに含まれる粒子数が 1.. はじめに. MPS とは、Moving Particle Simulation の略であり、 粒子法の代表的手法の一つである。粒子法とは、連続 体を粒子の集合として表現して、微分方程式で表現さ れる物理法則を粒子間の式に離散化して、粒子の状態 を計算する手法である。粒子法は計算点で粒子を移動 させることができるため、格子法に比べて、自由表面 や大変形などの動きの激しい物理現象を解くのに優れ ている。 しかしながら、粒子が移動という解法が分散メモリ 計算機環境での並列化を困難なものとしてきた。代表 的な並列化法には、スライスグリッドと呼ばれる計算 領域内に 1 軸をとり、この 1 軸に直交するように計算 領域をスライスする方法がある。この方法は、計算速 度やメモリ効率の向上に貢献したが、大規模並列計算 には対応てきなかった。そのため、粒子法計算は、共 有メモリ計算機での並列化が主に行われてきた。. 3.. 計算結果と結論. 表 1 は、東京大学 T2K で各計算ノード内 16 スレッ ド用いたハイブリッド計算を行った結果である。10 ス テップの解析を行い、領域分割(ParMETIS)は 4 回 行っている。通信に関わる部分は計算時間の 1 割強程 度であることが分かる。そのため、Weak scaling で 80%程度達成している。この結果は、これまで困難と 思われてきた粒子法の大規模並列計算に新たな可能性. 本研究では、従来の方法とは異なり、計算領域に領 域分割用のバケットを定義して、この領域分割用のバ ケットを用いて、領域分割を行う手法を開発した。 2.. 等しくなるように、ParMETIS[2]によって領域分割を 行う。各領域からバケット 1 つ分だけ領域を広げて、 その領域に所属する粒子を各計算ノードに割り当てる。 一旦、割り当てられた粒子は、各ステップ内では通信 をする必要がなく正しい計算ができる。 各計算ノード間の粒子数のバランスが著しく崩れた 時には、再度 ParMETIS を用いて粒子数が均等にな るように領域分割を行う。. を見出す結果であると考えられる。 参 考 文 献 [1]. 大地雅俊, 越塚誠一, 酒井幹夫, “自由表面流れ解析の ための MPS 陽的アルゴリズムの開発”, Trans. Japan Society for Computational Engineering and Science, Paper No.20100013 (2010).. [2]. Iribe T., Fujisawa T. and Koshizuka S., “Reduction of communication in parallel computing of particle method for flow simulation of sea side areas”, Coastal Engineering Journal, Vol 52, Issue 4, pp.287-304, (2010).. 領域分割用のバケットによる領域分割. MPS 陽的解法[1]では、ある粒子が 1 時間ステップ で影響を及ぼす範囲が決められている。この影響範囲 以上の長さを一辺とするバケットを作成して、粒子を. 表 1. 10 ステップ間にかかった総計算時間の計算ノード間平均(単位は秒) number of processes 4 8 16 32 64. † ‡. particles 18,410,016 35,891,016 69,851,316 136,044,816 268,431,816. Total 514 543 597 592 599. MPS 計算 129 132 137 140 146. 近傍 探索 333 345 352 353 354. 通信テー ブル作成 20 20 20 19 19. 通信時 間 11 13 16 15 16. ParMETIS 4 4 4 5 5. 同期 待ち 14 26 65 58 56. Scala bility 1.00 0.92 0.81 0.80 0.78. Memory/PE 930 MiB 995 MiB 1143 MiB 1462 MiB 2130 MiB. 東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻, Department of Systems Innovations, School of Engineering, the University of Tokyo プロメテック・ソフトウェア株式会社, Prometech Software, Inc.. 56. ⓒ 2012 Information Processing Society of Japan.

(2)

表 1.  10 ステップ間にかかった総計算時間の計算ノード間平均(単位は秒)

参照

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