情報セキュリティと個人情報 利用統計を見る

情報セキュリティと個人情報

雑誌名

技術部活動報告集

巻

16 (2010年度)

ページ

50

発行年

2011-03

URL

http://hdl.handle.net/10098/7343

− 50 − 平 成

2

2

年 度 工 学 部 技 術 部 特 別 講 演 会

「情報セキュリティと個人情報」

(水) 午後

2

時 ¥ 0 分 午 後

3

時

00

分 産学官連携本部

3

階研修室 平 成

23

年

3

月

1

5

日 時 日 准 教 授 芳 範 山下 副センター長 文京キャンパス 総合情報基盤センター 場 師 会 講 情報漏洩に関する問題は、近年益々培えており、 社会問題にもなっている。山下先生は医学部の情報 セキュリティ部門を担当しているいらっ Lやるため、 医学部での事例を含めて情報セキュリティと個人情 報について講演された。 その内容は、情報セキュリティ問題はシステムの 運用等も含まれ、社会的信用を失うほか損害賠償等 の金銭的な損失や法的な問題が起こること.パソコ ン等の電子媒体による個人情報の漏洩は不正なアク セス、持ち出し、漏洩・流失・紛失のほか、機器の 故障や操作ミス等、数々の原因により漏れる。個人

帽

_セ

キ

ュ

リ

テ

ィ

と

個

人

情

報

ン タ 割 セ ン タ ー -情報保はプライパシーを守るためのものであり、民 間は個人情報のデータベースを担うものであるが、 大学等の独立法人のような公的部門では、例外はな く義務が生ずる.個人情報保護のためには、決まり を守る、不正なアクセスをしない等が考えられる。 山 下 掌

n

_a

建 そのためには適正な情報の管理運用を行い、個人の 情報をコントロールすることが大事であることが述 べられた。 メー 事例としてはメモリースティックがウイルスに感 染しており、警告がでた。ウイルス付の解剖図をダウンロードして病院内に拡散させられた。 ル配信で、本来

b

c

c

とすべきところ

Cc

で送ってしまい、送信者が明ら

h

になった。などが述べら れた。 ア ツプデート、暗号化やパスワードロックを行うほか、重要情報と作業データの区別を行うなどがあ これらはあくまで安全に情報システムを運用するための最低限のルールであって、 このような情報漏れを身近なところで防ぐには、パソコン ・サーバー等に対策ソフトを導入、 リ スクに対応するものである。情報のリスクは、パソコン等の電子媒体によるものだけではなく、盗 難・紛失、不適切な廃棄、印刷物で考えられるため、各人の一層の注意をお願いしたいとの言葉で 講演を終えられた。 し方通し、 る。