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ベビースイミングにおける水中毒防止策について

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Academic year: 2021

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60 演者は,非侵襲的に,確実に,きれいに小児から成 人までの水泳中の心電図を記録できるシステムを開発 した.今日,演者の開発した水泳中の心電図記録シス テムを用いて水泳中の循環動態の変化に関する研究を 行っている.結果,健康小児や成人に水泳中や潜水中 のみに不整脈の出現する水泳誘発性不整脈が高頻度に 見られた.さらに,潜水に特異な循環動態の変化とし て,健康小児や成人でも潜水性徐脈がみられた.潜水 性徐脈は,潜水前の心拍数の約1/2に減少した. 今回,水泳中の心電図記録システムを紹介し,その 応用と研究の現況について述べた.水泳中の心電図記 録システムの応用としては水泳中の循環動態の研究な ど基礎的研究への応用ばかりでなく,水泳愛好者の健i 康管理や水泳選手のトレーニング計画にも応用が可能 である.実際に,水泳愛好者の健康管理では,突然死 の可能性が高い心室頻拍がみられた熟年者も発見し た. 9.インスリン依存型糖尿病患者における運動負荷 後の尿中アルブミン排泄率と罹病期間との関係 (糖尿病センター) 小川百合子・大谷 敏嘉・児玉 公二・ 富岡 光枝・内潟 安子・平田 幸正 目的:安全な運動療法の基礎研究として,インスリ ン依存型糖尿病(以下IDDMと略)患者を対象に運動 負荷試験を行い,運動負荷前後の尿中アルブミン排泄 率(以下AERと略)を測定し,罹病期間との関係を検 討してみた. 対象と方法;通常の定性法で蛋白尿を認めず,非肥 満の30名の若年発症IDDM患老(男性14名,女性16名) と,健常者15名(男性7名,女性8名)に運動負荷試 験を行った.IDDM患者は罹病期間からA群(<1年) 7名,B群(1∼5年)8名, C群(5∼10年)15コ口 3群に分類した.対象の調査時年齢は19.7∼23.5歳で,

検査前6ヵ月間の平均HbA、,は各群とも

10.6∼11,9%の範囲にあり,3二間に有意差はなかっ た.運動負荷は自転車エルゴメーターで,25Wから開

始し3分毎に25Wずつ上げていき75Wから150Wの

範囲で可能なところまで行った.被検者は完全排尿後 200ml飲水して30分の臥位安静後排尿した(運動前). 再び200m1飲水してから運動を負荷し,運動終了後5 分時排尿した(後5分).さらに200m1飲水して次の25 分間の臥位安静後排尿した(後30分).また運動中,酸 素摂取量,血圧,脈拍を測定した.各検体のAERは TIA法で測定した.

結果:運動前AERはIDDM患老の各群と健常者

との間に有意差はみられなかっ一た.運動後の大ぎい方 のAER(max, AER)は, A群18.4±7.7, B群32.9± 20.9,C群68.8±90.2(健常者27,4±21.1)(μg/min), であり,罹病期間が長ぐなるにつれて有意に大きく なった(p<0。05).また罹病期間が5年以上経過する と70μg/min以上の異常値を示す者も増加していた. その他,maズ,』AERと検査前6ヵ月間の平均HbA、、, 運動中の最大収縮期血圧と安静時収縮期血圧との格 差,運動中の最大心拍数と安静時心拍数との格差,お よび酸素摂取量の格差との間には有意な関係は見られ なかった. 結論:罹病期間が5年以上のIDDM患老には,運動 負荷後にAERが高値となる者が存在し,運動指導時 に充分な注意が必要と思われた. 10.ベビースイミングにおける水中毒防止策につい て (第二病院小児科) 橋本 :景子・伊藤けい子・李 慶英・ 浅井 利夫・村田 光範 近年,ベビースイミングに通う乳幼児が増加してお り,これらの乳幼児の健康管理やメディカルチェック の必要性が出てきている.ベビースイミングでは,種々 の問題点が指摘されているが,中でも水泳中にプール の水を飲水することにより発生する水中毒の問題は, 至急に解決しなければならない問題である.そこで今 回私共は,都内スイミングスクールにて,ベビースイ ミング中にどのくらいの:量の飲水があり本当に水中毒 の危険性があるかどうかを検討した. 対象は,0歳児が100名,1歳児が468名,2歳児が 804名の総数1,368名である.方法は100g単位の体重計 を使用しベビースイミング前後に体重測定を行った.

体重測定を行った回数は0歳児が298回,1歳児が

2,382回,2歳児が1,676回の総計3,968回である. 0歳児は水泳前後で体重変化を認めた児は,1例も なかった.1歳児では,水泳前より体重減少を認めた 児は12名(52.2%),逆に体重が増加した例は11名 (47.8%),2歳児では水泳前より体重減少を認めた児 は29名(70.7%),逆に体重増加例は12名(29.3%)で あった.+500gとかなりの体重の増加を示した例は1 歳女児4名,2歳児1名に認められた. 今回の研究の結果,ベビースイミングでは水中毒の 危険性があり,水泳前後に体重を測定することにより 防止することが判明した. 一928一一

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