RI
アジア・ジャパン
2019
１日目 ４月１０日（水）
08:00 08:45 受付＆参加者交流
全体会合
08:45 09:00 開会挨拶： Responsible Investor &リードスポンサー
09:00 09:15 基調講演： 二宮雅也 経団連企業行動・CSR 委員長, 損保ジャパン日本興亜 会長 09:15 09:30 基調講演：伊藤邦雄 一橋大学経営管理研究科 特任教授 09:30 10:30 パネル：SDGsはESGに結びつく？：SDGsは投資家と発行体にとっての万能薬か 10:30 11:10 休憩・参加者交流（40分） 11:10 11:25 基調講演：髙橋則広 年金積立金管理運用独立行政法人（GPIF）理事長 11:25 11:40
基調講演：Andreas Hoepner, Chair in Operational Risk, Banking & Finance, University College Dublin, Head of Practical Tools research group, Mistra Financial Systems (MFS) grant,
Stockholm School of Economics, and Member, Technical Expert Group on Sustainable Finance, DG FISMA, European Union
11:40 12:40 パネル：ESGが投資リターンを向上させる根拠とは 12:40 13:30 昼食・参加者交流（50分） 1：スチュワードシップと コーポレート・ガバナンス 2：持続可能な債券 3：自然資源と ポートフォリオの強化 13:30 14:20 コーポレート・ガバナンス 債券市場でのESG：メイン ストリーム化は時期尚早? 価値創造に向けた協働 14:20 14:30 移動（10分） 14:30 15:20 スチュワードシップ：ア セットオーナーの視点から グリーン、ブルー、ソー シャル、SDG、インパクト ボンド：七色ボンドが呼ぶ のは透明性か混乱か？ ブルー・エコノミー概要 15:20 16:00 休憩・参加者交流会（40分） 16:00 16:50 エンゲージメント 発行体の視点から 海の豊かさを守ろう：シー フード 16:50 17:00 移動（10分） 17:00 17:50 ダイバーシティ・マネジメ ント ポートフォリオ作成と 評価 18:00 19:30 カクテルレセプション ザ・リッツ・カールトン東京 ２日目 ４月１１日（木） 08:30 09:10 受付＆参加者交流会 4：株式ポートフォリオと ESG 5：オルタナティブポート フォリオとESG 6：グローバルな気候変動 09:10 10:00 ESGクオンツ：思考する 「クオンツ」データとESG プライベートエクイティを 通じた共通価値の創造 概要：ビジネスにおける気 候変動の影響 10:00 10:10 休憩・参加者交流（10分） 10:10 11:00 ベンチマーキングと 不動産投資 シナリオ分析
指標付け 11:00 11:10 休憩・参加者交流（10分） 11:10 12:00 サプライ・チェーンのESG リスク 銀行業のサステナビリティ への取り組み エネルギー課題 12:00 12:50 昼食・参加者交流（50分） 全体会合 12:50 13:05 基調講演：小森博司 年金積立金管理運用独立行政法人（GPIF）市場運用部次長、スチュ ワードシップ推進課長 13:05 13:20 基調講演：佐々木清隆 金融庁 総務政策局 局長 13:20 14:20 パネル：気候関連財務情報開示タスクフォース（TCFD）とレギュレーション 14:20 14:45 休憩・参加者交流会（30分） 14:45 15:00 基調講演：河野正道 OECD 事務次長 15:00 15:15
基調講演：Mario Nava, Director of Horizontal Policies, Director General for Financial Stability, Financial Services and Capital Markets Union, European Commission
15:15 16:15 パネル：気候変動への注目と低炭素経済への転換
16:15 16:20 閉会挨拶：Responsible Investor & リードスポンサー
第1日目 4月10日（水曜日）
08:00-08:45 受付＆参加者交流08:45-09:00 開会挨拶
Noboru Yoshioka,Chairman, Quick 09:00-09:15 基調講演 二宮雅也経団連企業行動・CSR 委員長／損保ジャパン日本興亜 会長 09:15-09:30 基調講演 伊藤邦雄一橋大学経営管理研究科 特任教授 09:30-10:30 パネルディスカッション: SDGsはESGに結びつく？：SDGsは投資家と発行体にとっての 万能薬か 持続可能な開発目標 (SDGs) は、緊急性の高い地球規模の環境・社会課題に取り組むためのフレーム ワークを企業に提供してきました。SDGsは包括的な成長（inclusive growth）への道筋を示しつつ、 民・官セクター、そして市民社会の行動の必要性を訴えています。またSDGsは、ESGの投資プロセ スへの統合のひとつの文脈として、大変有効なラーニングツールとも言えます。しかし、その重要 性は確かなものではある一方、投資戦略への変換は容易ではなく、SDGsの経営戦略への統合が必ず しも総資本利益率（ROE）の向上に繋がる保証がないというのも事実です。 SDGsを投資対象とする ために、企業はどのように投資家と協力していくことができるのでしょうか？ ESGとSDGsは価値創 造とどうつながるのでしょうか？
Matt Christensen, Global Head of Responsible Investment, AXA Investment Managers
Reiko Hayashi, Council Member, Council for Promoting the SDGs in the Security Industry, JSDA, and Vice Chairman, Chairman of Japan Global Capital Markets, Merrill Lynch Japan Securities
Keiichi Nakajima, General Manager for Investment Planning, Corporate Planning Department, MS&AD Insurance Group Holdings
Chris Newton,Executive Director, Responsible Investment, IFM Investors Moderator: Kaori Shigiya,Head of Sustainable Development Goals, PRI 10:30-11:00 休憩・参加者交流
11:10-11:25 基調講演
髙橋則広年金積立金管理運用独立行政法人 理事長 11:25-11:40 基調講演
Andreas Hoepner, Chair in Operational Risk, Banking & Finance, University College Dublin, Head of Practical
Tools research group, Mistra Financial Systems (MFS) grant, Stockholm School of Economics, and Member, Technical Expert Group on Sustainable Finance, DG FISMA, European Union
11:40-12:40 パネルディスカッション: ESGが投資リターンを向上させる根拠とは 過去10年間で、ESGはメインストリームの投資アプローチの一つとなりつつあります。企業のESGパ フォーマンスが良いとそれだけリスクが軽減され、財務パフォーマンスや市場価値が向上し、その 結果投資家のリターンの増加に貢献するという主張は、多くの学術研究や実務家による研究によっ て支えられています。それにも関わらず、未だ多くの投資家がESG統合がパフォーマンスの低下に 繋がると考えています。アセットマネジャーが用いるリスク＆リターンの投資要件に、ESG統合は どのように当てはまるのでしょうか？ 本セッションでは、RIリサーチチームが実施しているアンケート調査『ESG：取り入れる？取り入れ ない？』で観察された、国内外のアセットオーナーのESG投資に対する認識と懸念を報告します。 そのうえで、サステナビリティとパフォーマンスについて、アセットオーナーとアセットマネ ジャーがパネル討議します。
Andreas Hoepner, Chair in Operational Risk, Banking & Finance, University College Dublin, Head of
Practical Tools research group, Mistra Financial Systems (MFS) grant, Stockholm School of Economics, and Member, Technical Expert Group on Sustainable Finance, DG FISMA, European Union
Will Oulton, Global Head, Responsible Investment, First State Investments Banu Tuyakbayeva, Researcher, Responsible Investor
Miyuki Zeniya,General Manager, Investment Planning Dept. & Responsible Investment Dept., The Dai-ichi Life Insurance
Moderator: Hirose Etsuya, Senior Executive Officer, QUICK 12:40-13:30 昼食・参加者交流 13:30-17:50 同時開催セッション （セッションの間に休憩を挟みます） Stream 1: スチュワードシップとコーポレート・ガバナンス コーポレート・ガバナンス (13:30-14:20) 2018年を彩った企業不祥事の数々により、ずさんな内部統制は重大なリスク要因になり得ることが 明確となりました。ESGスコアは、企業内部に潜むリスクの発見に有効でしょうか？株主はマネジ メント文化を良い方向に変えることができるのでしょうか、もしくは不祥事が明るみになってから 対応するしかないのでしょうか？企業が形式主義を脱し、ガバナンス方針を経営戦略に則ったもの とするには何が必要でしょうか？またファンドマネジャーは真に能動的な、長期的な価値創造に資 する役割を果たすことはできるのでしょうか？そしてそれはどの様に示されるのでしょうか？
David Sheasby, Head of Stewardship and ESG, Martin Currie
Moderator: Christina Ahmadijan, Professor, Graduate School of Business Administration, Hitotsubashi University スチュワードシップ：アセットオーナーの視点から (14:30-15:20) 改訂版コーポレート・ガバナンスコードは、企業が自社の年金基金に、スチュワードシップ活動を はじめとした投資マネジメントの専門性を向上するよう指示しています。他方で、スチュワード シップ・コードに署名した企業年金基金の数は14団体にとどまっています。これらの基金はどの様 な経緯でスチュワードシップ・コードに賛同したのでしょうか、そして賛同したことによって、実 際の業務にどのような変化があったのでしょうか？公共年金基金はESGのリーダーとして、新たな 商品開発とエンゲージメント・アプローチ の発展を促し、期待される通り投資業界を牽引していく のでしょうか？日本版スチュワードシップ・コードの今後の発展の方向性も合わせ検討していきま す。
Akira Nozaki, Director for Enforcement of Corporate Disclosure, Financial Services Agency David Styles, Director of Corporate Governance, UK Financial Reporting Council
Ryohei Yanagi, CFO, Eisai, and Visiting Professor, Waseda University Moderator: Michiyo Morisawa, Japan Head, PRI
エンゲージメント (16:00-16:50)
効果的かつ長期的な株主エンゲージメントは、企業にとってガバナンス・モデルの礎の一つであ り、財務パフォーマンスそして特にESG関連の非財務パフォーマンスの向上を促すものです。ア セットオーナーとアセットマネージャーの対話は、どのように企業に伝わっているのでしょうか？ 集団的エンゲージメントにはどのような長所、短所があるのでしょうか？
Jiro Nakano, Head of the Equity Fund Management Department, Nikko Asset Management Kazuhiro Toyoda,Fund Manager, Japanese Equity, Schroders
Takuya Fukumoto,Director, Industrial Finance, Startup and New Business Promotion Office, Economic and Industrial Policy Bureau, Ministry of Economy, Trade and Industry
Moderator: Ryusuke Ohori, Executive Director, Institutional Investors Collective Engagement Forum ダイバーシティ・マネジメント (17:00-17:50) ヨーロッパでの研究では、役員レベルにおけるジェンダー・ダイバーシティはパフォーマンスの向 上に繋がるという結果が発表されています。日本国内でもGPIFが女性活躍指数を採用し、ESGのSの 点を測っています。また、外国人雇用機会の拡大により、これまで多くがジェンダーの観点で語ら れていた「ダイバーシティ」という言葉そのものが見直しを迫られています。本パネルではダイ バーシティの重要性と、その長期的なパフォーマンスへの影響を検証します。
Mikio Aoki, Director, Commerce and Service Industry Policy Group, Ministry of Economy, Trade and Industry
Rochelle Giugni, Associate Director, Client Service and Business Development, Hermes EOS Benjamin Colton,Head of APAC, VP, Asset Stewardship, State Street Global Advisors
Moderator: Tetsuo Kitagawa,Professor of Finance and Corporate Governance, Graduate School of International Management, Aoyama Gakuin University
Stream 2: 持続可能な債券 債券市場でのESG：メインストリーム化は時期尚早? (13:30-14:20) ESGは債券市場でも注目を集めています。グリーンボンドの世界総額は今後数年で1兆ドルにのぼる と見られ、また多くの格付け会社はESG関連リスクの査定項目を設けています。債券戦略へのESGの 統合は、エクイティ戦略への統合と同様に進めることができるのでしょうか？債券分野特有の課題 はどのようなものがあるでしょうか。
Mushtaq Kapasi, Chief Representative, ICMA Asia Pacific
Christopher Greenwald,Head of Research Sustainable and Impact Investing, UBS Anne Velot, Head of European Active Fixed Income, AXA Investment Managers
Moderator: Hideki Takada, Secretary General, Green Finance Network Japan / Ministry of Finance グリーン、ブルー、ソーシャル、SDG、インパクトボンド：七色ボンドが呼ぶのは透明性か混乱 か？ (14:30-15:20) 近年、多くのテーマ債が発行され、債券ポートフォリオ市場をよりサステナブルな方向へと導いて います。 これらのサステナブルテーマの債券はESG統合の推進に一役買っているものの、同時に細 分化していくことの経済性や、そしてグリーン、ソーシャルインベストメントの定義が際限なく広 がっていることについての疑問点が挙げられています。
Yoshiyuki Arima, Representative, World bank Treasury (Japan)
Takumi Matsuo, Senior Officer, Corporate Strategy, Sustainability Committee, JPX
Isabelle Vic-Philippe, Head, Euro Rates & Inflation, Green Bond Portfolio Manager, Amundi Asset Management
Moderator: Yoshiiro Fujii, Executive Director, the Research Institute for Environmental Finance 発行体の視点から (16:00-16:50)
持続可能な債券への需要が高まりつつあります。債券の発行体は、社会・環境課題を意識した債券 発行することに、どのような利点を見ているのでしょうか。そして国内外の投資家達にどのように アプローチしているのでしょうか？発行体はどのような課題にを抱え、また発行債券の質の維持の ためにどの様な取り組みをしているのでしょうか？
Yoshiaki Hamano, Manager, Corporate Finance Team, Finance Group, NYK Line
Toshiyuki Kobayashi,Deputy Executive Director, Finance Department, Japan Student Services Organization
Yasuhiro Matsui,Director General, Treasury Department, Development Bank of Japan (DBJ)
Moderator: Akira Ishiwata, Senior Managing Director, head of Credit Rating Planning and Research Div. and Director of ESG dept. Rating and Investment Information (R&I)
ポートフォリオ作成と評価 (17:00-17:50)
サステナビリティボンドは債券ポートフォリオの中でどのような機能を担っているのでしょうか？ サステナブル債券戦略のパフォーマンスの評価にはどの様な点を考える必要があるのでしょうか？
Elsa Goldberg,Vice President, Institutional Portfolio Manager, Franklin Templeton
Takashi Morioka, Chief Analyst, Managing Director, Head of Financial Product Dept. II, Structured Finance Division, Rating and Investment Information (R&I)
Moderator: Andreas Hoepner, Chair in Operational Risk, Banking & Finance, University College Dublin, Head of Practical Tools research group, Mistra Financial Systems (MFS) grant, Stockholm School of Economics, and Member, Technical Expert Group on Sustainable Finance, DG FISMA, European Union
Stream 3: 自然資源とポートフォリオの強化 価値創造に向けた協働 (13:30-14:20) 自然資源は企業、経済そして社会の長期的な価値創造の基盤となるものです。自然資源の拡大は投 資ポートフォリオの強化のためにも非常に重要なものですが、食料、製造サプライチェーンをはじ めとした世界システムの転換も伴います。こうしたシステムの転換は単独で起こるものではありま せん。このセッションでは、投資家、銀行や規制側が、企業、シェアホルダー他の価値創造にその 影響力を如何に活用していけるかについて、持続可能な生産・消費システムの創造を前提に検討し ていきます。
Kyoko Altman,Head of Sustainable Investments, Business Management, Institutional Client Group Asia Pacific, Global Markets, HSBC
Gerbrand Haverkamp, Executive Director, World Benchmark Alliance (WBA)
Keiichi Nakajima, General Manager for Investment Planning, Corporate Planning Department, MS&AD Insurance Group Holdings
Moderator: Jeanne Stampe, Head, Asia Sustainable Finance (ASFI), and Global Finance Practice Leadership Team, WWF Singapore ブルー・エコノミー概要 (14:30-15:20) WWFの発表では、2015年時点の海洋資源の価値はおよそ240兆ドルであったとされています。経済 協力開発機構（OECD）の発表では、海洋経済は2030年までに2倍にまで拡大すると予想されるもの の、自然資源の過剰採取、 環境に壊滅的な被害を及ぼす違法行為の横行、海洋汚染と地球温暖化な どにより、多くの海洋資源価値が失われているのが現状です。 このブレークアウトセッションではSDGs 14：『海の豊かさを守ろう』 にフォーカスを当て、この ゴールが、どのように実際の投資におけるESGへ変換され、同時に価値創造に資するのかを討議し ます。
Bernhard Friess, Director Maritime Policy and Blue Economy, Directorate-General for Maritime Affairs and Fisheries, European Commission
Wakao Hanaoka,Founder/CEO, Seafood Legacy
Lauren Lynch,Sustainable Finance Engagement Manager, WWF
Moderator: Mariko Kawaguchi, Chief Researcher, Daiwa Institute of Research 海の豊かさを守ろう: シーフード (16:00-16:50) 水産業界をけん引する企業にとって、サステナビリティへの取り組みは、道徳や対外評価の観点だ けではなく、業界の将来を見据えた上で必要不可欠な変化ということが明らかになりつつありま す。今セッションでは、新たに注目される水産事業のビジネスモデルと、シーフード関連業界にお けるにおけるESGリスク要因のマテリアリティを取り上げます（例えばサプライチェーンに潜む違 法行為や社会問題、水産資源の減少、病害、天然資源の有効性など）。 加えて、事業主と投資家が 取りうるリスク軽減戦略を検討し、また持続可能な生産と消費のサイクルから生まれる新たな投資 機会を討議します。
Robin Miranda,Senior Outreach Manager, FAIRR Initiative
Lucy Holmes,Senior Programmer Manager - Seafood Finance, WWF Moderator: Matt McLuckie, Director of Research, Planet Tracker
2日目 4月11日（木曜日）
09:10-12:00 同時開催セッション (セッション転換中に軽食・参加者交流) Stream 4: 株式ポートフォリオとESG ESGクオンツ：思考する「クオンツ」データとESG (09:10-10:00) ESGインテグレーションが投資判断の主流となりつつある現在、適格なデータへのアクセスが一つ の大きな課題として注目を浴びています。本パネルでは、異なる経験を持ち合わせた2名のパネリ ストとモデレーターを通して、以下の質問を中心にその課題への解決策を紐解きます。ESGインテ グレーションを考えた際「クオンツ運用」とは何を意味するのか？AIは解決策となり得るのか？そ れともESGの根本価値に反するのか？ESGに関わる具体的な定量的な基準、または投資結果の具体事 例は？Neil McIndoe,Head of Environmental Finance, Trucost Carmine de Franco,Head of Fundamental Research, Ossiam
Moderator: Arisa Kishigami, Independent Sustainability Consultant & Coach, and Senior Advisor, ESG, Asia Pacific to FTSE Russell
ベンチマーキングと指標付け (10:10-11:00)
既存の３つの分野別のESGインデックスに加え、ESG投資へのさらなる前進としてGPIFは2018年9月 にグローバル環境株式指数の採用を発表しました。これはGPIFがESG投資へ更にコミットメントを 深めたと考えられます。本パネルでは、現行市場に出ているサステナブル指数とベンチマーキング ツールについて検討します。
Kazunori Nakatsuka, Head of Research, ESG Research Center, QUICK Mona Naqvi, Senior Director, ESG Indices, S&P
Moderator: Banu Tuyakbayeva, Researcher, Responsible Investor サプライチェーンのESGリスク (11:10-12:00)
グローバルなビジネス環境の中、投資家はどのようにサプライチェーンに付随するESGリスクを特 定し対処することができるでしょうか？ツールや指数の紹介と共に、サプライチェーンにおける認 証制度の有効性を議論します。
Kaori Miyake, Executive Officer, CSR & Communication, AEON Asako Nagai,Director, Tokyo Office, BSR
Moderator: Hidemi Tomita, Director, Lloyd’s Register Japan
Stream 5: オルタナティブポートフォリオとESG
プライベートエクイティを通じた共通価値の創造 (09:10-10:00)
ESGとサステナビリティの視点は、プライベートエクイティのリスクを軽減し、さらなる価値創造 につながるのでしょうか? 今パネルでは、 投資戦略への実践的な適用を紹介します。
Sergio Pombo, Head of Private Equity Funds, Private Sector Facility, Green Climate Fund Shunsuke Tanahashi, Representative Director, Partners Group Japan
Moderator: David Korngold,Director, BSR 不動産 (10:10-11:00)
建築業界に由来する温室効果ガスの排出量は、全世界の年間排出量の中でも大きな割合を占めてい ます。ESGの不動産投資戦略への統合はどれほど進められているのでしょうか？またサステナビリ ティ価値を見出すツールにはどの様なものがあるのでしょうか。
Ryuichi Horie,CEO, CSR Design Green Investment Advisory
James Lockhart-Smith, Head of Financial Sector Risk, Verisk Maplecroft
Moderator: Chris Newton,Executive Director, Responsible Investment, IFM Investors
銀行業のサステナビリティへの取り組み (11:10-12:00)
2018年11月に公表された国連責任銀行原則（PRB）は、銀行業務とSDGs、パリ協定との協調を図る ものです。銀行セクターはいかに気候変動をはじめ、持続可能性に関わる課題に取り組んでいるの でしょうか。 これらは持続可能性を意識する投資家にとってどの様な意味があるのでしょうか。
Hana Heineken,Senior Campaigner, Responsible Finance, Rainforest Action Network
Tsukasa Kanai, Chief Sustainability Officer, Corporate Planning Department, Sumitomo Mitsui Trust Bank Tadashi Shibakawa, Director, Environment and Economy Division, Minister’s Secretariat, Ministry of the Environment
Moderator: Keiichi Ushijima, Climate Change and Sustainability Services Leader, EY Japan
Stream 6: グローバルな気候変動
気候関連財務情報開示タスクフォース（TCFD）に大きな注目が集まるなか、未だビジネスへの気候 変動の影響や投資家が考慮する必要性について、疑問が呈されています。本パネルでは、それらの 疑問に科学的根拠をもって答え、気候変動関連リスクの全景を議論します。
David Harris, Head of Sustainable Investment, FTSE Russell and Group Head of Sustainable Business, London Stock Exchange Group
Yuya Okuyama, Director of Climate Change Policy Division, Global Environmental Bureau, Ministry of Environment
Dharisha Mirando,Investor Engagement, China Water Risk
Moderator: Ulrich Volz,Head of Department of Economics & Founding Director of the SOAS Centre for Sustainable Finance, SOAS University of London
シナリオ分析 (10:10-11:00) シナリオ分析はTCFD政策提言の中でも主要なポイントの一つです。このパネルでは、いかに投資家 みずからがシナリオ分析を実行しうるのかを討議し、いくつかの根本的な疑問を検討します。（分 析ツールには何があるか？全ての投資家にとってその分析ツールは適切か？どの「シナリオ」を分 析するのか？そもそももって投資家が分析を実施する必要があるのか？など）
Emilie Mazzacurati, Founder & CEO, 427 Climate Solutions
Nadine Viel Lamare, Director, The Transition Pathway Initiative (TPI)
Moderator: Edward Baker,Senior Policy Advisor, Climate & Energy Transition, PRI エネルギー課題 (11:10-12:00) 再生可能エネルギーへの投資は近年著しく拡大しています。東アジアにおいて石炭、原子力は現在 も重要な位置を占めているものの、日本の大手保険会社などは石炭発電への投資を制限する決断を 下しています。本パネルでは、地域のエネルギー市場の概要を提示し、エネルギーセクターでのエ ンゲージメント例などを討議します。また、気候変動についての国際イニシアティブを踏まえ、将 来の展開を検討します。
Rebecca Mikula-Wright, Director, Asia Investor Group on Climate Change (AIGCC) Kim Schumacher,Research Associate, University of Oxford
Karl Yang,Executive Director, Korea Sustainability Investing Forum (KoSIF) Moderator: Pelin Zorlu,Senior Associate, E3G
12:00-12:50 昼食・参加者交流 12:50-13:05 基調講演 小森博司 年金積立金管理運用独立行政法人（GPIF）市場運用部次長、スチュワードシップ推進課長 13:05-13:20 基調講演 佐々木清隆金融庁 総務政策局 局長 13:20-14:20 パネルディスカッション: 気候関連財務情報開示タスクフォース（TCFD）とレギュレー ション 各国の規制機関が、スチュワードシップコードやコーポレート・ガバナンス・コードなどを、TCFD やGRI、SASBなどの報告・開示フレームワークに沿ったものにしている中、欧州議会は全ての世界 的の投資家に影響を与える、規制の策定に取り組んでいます。 新たな規制や改訂は、複雑さを増し ているだけなのでしょうか？TCFD政策提言への賛同は具体的に何を意味するのでしょうか？本パネ ルでは、特にTCFDの４つの政策提言に注目しつつ、変わり続ける世界的な規制空間の様相について 討議します。
Eila Kreivi, Director and Head of the Capital Markets Department, European Investment Bank Katie Schmitz Eulitt,Strategic Adviser, SASB
Michael Zimonyi, Policy & External Affairs Manager, CDSB
Moderator: Masaaki Nagamura,General Manager, International Initiatives, Strategy & Synergy Dept., Tokio Marine Holdings
14:20-14:45 休憩・参加者交流 14:45-15:00 基調講演
河野正道 OECD 事務次長
14:45-15:00 基調講演
Mario Nava Director of Horizontal Policies, Director General for Financial Stability, Financial Services and Capital Markets Union, European Commission
15:15-16:15 パネルディスカッション: 気候変動への注目と低炭素経済への転換
ここ数年にわたり、気候変動の環境、社会、金融に及ぼす深刻な影響が、投資家たちの耳に届く様 になってきました。 ポートフォリオの低炭素化を進める投資家も見られる一方、一部の投資家は低 炭素経済への転換のプロセスの潜在的な影響を懸念し、態度を決めかねています。今セッションで は低炭素化経済への移行をリードするイニシアチブを紹介します。
Sue Kinoshita, Economic Diplomacy Counsellor, British Embassy Tokyo Masamichi Kono, Deputy Secretary-General, OECD
Mario Nava, Director of Horizontal Policies, Director General for Financial Stability, Financial Services and Capital Markets Union, European Commission
Nadine Viel Lamare, Director, The Transition Pathway Initiative (TPI) Moderator: Tony Hay, Publisher, Responsible Investor
