茨木市立沢池小学校 茨木っ子グローイングアップ計画
平成30年10月作成
3年間の計画
目標
平成29年度 (2017年度)
平成30年度 (2018年度)
平成31年度 (2019年度)
中
学
校
ブ
ロ
ッ
ク
保
幼
小
中
連
携
保
幼
小
中
が
一
体
と
な
り
、
“
つ
な
が
り
”
を
深
め
る
。
教科指導[教育課程]を通じて、保
幼・小、小中、小小のつながりを
深める。
Plan
・合同授業研で教科や教科外(支
援・養護)部会の実施
・月 1 回の小中担当者会の実施
H29 年度の成果をもとに、各校
の交流を深め、それぞれの園・学
校で実践する。[生活面も含む]
・月1回の小中担当者会の実施
・合同授業研究会の実施
Do
(掲示物・カリキュラム・連携カリ
キュラムなど。)
H29 年度・H30 年度の成果をも
とに、目標実現にむけて、実践等
の交流を深める。
・月1回の小中担当者会の実施
・合同授業研究会の実施
See
・課題を把握し、改善していく。
確
か
な
学
力
の
育
成
自
分
の
言
葉
で
伝
え
合
う
力
の
育
成
学力実態把握とプラン作成
確かな学力の育成
・学力向上委員会の組織化
・学力・学習状況調査、学校教育
自己診断等の結果、授業等から
の学力実態の分析と共通理解
・授業改善
「主体的・対話的で深い学び」
校内公開授業研究会
パワーアップ研修
全授業者授業公開
学力向上研修会
・外国語活動指導方法研究
全学年モジュール活動
公開授業研究会
基礎基本の徹底
・学力課題の共通理解
・児童一人ひとりのつまずき把握
と個に応じた指導
・個に応じた学習支援
学習サポーター会議
学習意欲の向上
・授業改善
つけたい力を明確にした授業
認め合う学習集団づくり
・自己肯定感・自己有用感の向上
異年齢活動
・ICT 活用
取組みの検証と見直し
確かな学力の育成
・学力向上委員会の活性化
・学力・学習状況調査結果、授業
等からの成果と課題の検証
・授業改善
「主体的・対話的で深い学び」
校内公開授業研究会
パワーアップ研修
全授業者授業公開
学力向上研修会
・外国語活動指導方法研究
年5回の公開授業研究会
基礎基本の徹底
・学力課題の共通理解
・個に応じた学習支援
・書く力の育成
学習意欲の向上
・授業改善
つけたい力を明確にした授業
認め合う学習集団づくり
・自己肯定感・自己有用感の向上
異年齢活動
・ICT 活用
総括と次期に向けて
確かな学力の育成
・学力・学習状況調査結果、授業
等からの3か年の成果と課題の
検証
・授業改善
「主体的・対話的で深い学び」
校内公開授業研究会
パワーアップ研修
全授業者授業公開
学力向上研修会
・外国語活動指導方法研究
基礎基本の徹底
・学力課題の共通理解
・個に応じた学習支援
・書く力の育成
学習意欲の向上
・授業改善
つけたい力を明確にした授業
認め合う学習集団づくり
・自己肯定感・自己有用感の向上
異年齢活動
・ICT 活用
1
今年度の結果と取組みについて
○●国語●○
国語A
(領域ごと)
①話すこと・聞くこと
概ね良好な結果であった。
②書くこと
良好な結果であった。
③読むこと
概ね良好な結果であった。
④言語事項
概ね良好な結果であった。
(問題形式)
①選択式
概ね良好な結果であった。
②短答式
概ね良好な結果であった。
③記述式
なし
(無解答率)
概ね良好な結果であった。
(その他)
(1)全国学力・学習状況調査
国語B
(領域ごと)
①話すこと・聞くこと
概ね良好な結果であった。
②書くこと
概ね良好な結果であった。
③読むこと
良好な結果であった。
④言語事項
なし
(問題形式)
①選択式
概ね良好な結果であった。
②短答式
なし
③記述式
良好な結果であった。
(無解答率)
概ね良好な結果であった。
(その他)
分析
国語 A は、全般的に概ね良好な結果であった。慣用句の意味と使い方で正答率が高く、無解答率が低かった点では、教職員も
日常的にことわざ等を使っており、学校生活で聞く機会があることや、ことわざや慣用句の本を手に取りやすいように図書室に
配架していること等が功を奏していると考える。今後も豊かな言語環境を整え、中学年のモジュール活動の時間や辞書を活用し
た言語指導を継続したい。一方、課題としては全国と同様の傾向がみられた。登場人物の心情についてとらえる問題や、主語と
述語の関係に注意して正しい文を書く問題でつまずきがみられた。国語に限らず、日々のノート指導や作文指導等でも細やかな
指導を行うことが重要と考える。
国語 B については国語 A 以上に良好であった。全国と比べると「話し手の意図をとらえながら聞き、自分の意見と比べて考え
をまとめる問題」では、特に良好な結果がみられる。「目的に応じて複数の本や文章を選んで読む問題」でも正答率は高い。この
ように活用力で成果が表れている点では、昨年度、研究課題を「学びあい」とし、話し合う活動を通じて、考えを伝え合うこと
を重視した授業改善の成果があらわれていると考える。一方、全国的な傾向と同じく「目的や意図に応じ、内容の中心を明確に
して書く問題」では課題がみられた。昨年度に引き続き、文章を要約する、主語を明確にして文を書く、目的や意図に応じ必要
な内容を整理して書くなど「書くこと」への取組みに重点をおく必要があると考える。
2
・もっとも正答率の高かった設問
6 慣用句の意味と使い方として適切なものを選択する(心
を打たれる)
・もっとも正答率の低かった設問
5 "【春休みの出来事の一部】の中で, 部と 部と
のつながりが合っていない文を選択し,正しく書き直す"
・もっとも無解答率の高かった設問
8エ 文の中で漢字を使う(かん理)
8オ 文の中で漢字を使う(せっ極的)
・無解答が無かった設問
1 図書館への行き方の説明として適切なものを選択する
3【オムレツを作ったあとの感想】を踏まえ,【オムレツの
ページ】をどのように読めばよいか,適切なものを選択する
6 慣用句の意味と使い方として適切なものを選択する(心
を打たれる)
・もっとも正答率の高かった設問
1一 【話し合いの様子の一部】における木村さんの発
言の意図として,適切なものを選択する
・もっとも正答率の低かった設問
2 二 【おすすめする文章】の に,むし歯
を防ぐ効果について,【保健室の先生の話から分
かったこと】を取り入れて詳しく書く
・もっとも無解答率の高かった設問
1三 これから言葉をどのように使っていきたいかに
ついて,北川さん,小池さんのいずれかの意見
を取り上げ, を書く
・無解答がなかった設問
1二 【話し合いの様子の一部】における司会の発言
の役割として,適切なものを選択する
その他、1一、2一
○●算数●○
算数A
(領域ごと)
①数と計算
概ね良好な結果であった。
②量と測定
概ね良好な結果であった。
③図形
概ね良好な結果であった。
④数量関係
良好な結果であった。
(問題形式)
①選択式
良好な結果であった。
②短答式
概ね良好な結果であった。
③記述式
なし
(無解答率)
概ね良好な結果であった。
(その他)
算数B
(領域ごと)
①数と計算
良好な結果であった。
②量と測定
良好な結果であった。
③図形
大変良好な結果であった。
④数量関係
概ね良好な結果であった。
(問題形式)
①選択式
良好な結果であった。
②短答式
概ね良好な結果であった。
③記述式
良好な結果であった。
(無解答率)
良好な結果であった。
(その他)
分析
算数 A は、概ね良好な結果である。「数量関係」では全国と比べて特に高い正答率を示している。これは、3 年 4 年の習熟度
別少人数指導、学習サポーターの入り込み支援により、個に応じた指導、基礎的・基本的な知識・技術の定着を図ってきた成果
が表れていると考える。一方、「空間の中にあるものの位置を正しく書く問題」に課題がみられる。知識としての理解だけでなく、
作図等の技能についても細やかな指導が必要である。
算数 B においてはすべての領域、問題形式で算数 A 以上に良好な結果が見られた。10 個の設問中、9 個の問題で正答率が全
国平均より高かった。特に昨年度課題であった記述式の問題に改善が見られ顕著に成果があらわれた。全体的に無解答率も下が
っていることから、学びあう活動を重視したりや問題解決的な授業改善をすすめてきたことにより、自分で考え表現する力の育
成の点で成果が上がっていると考える。示された情報を解釈し、条件にあう時間を求める問題では、唯一正答率が全国平均を下
回った。問題の意図を捉えたり解釈したりする力については、算数だけでなく全教科を通じて指導に重点を置く必要がある。
算数 A・B ともに昨年度、一昨年度と比較し上昇傾向がみられ、低位・中位層が減少し、高位層が増えた。特に B の正答率の
全国比は顕著に成果が表れている。今後も教職員が連携・協力し効果的な学習指導を研究し、更に学力の底上げをはかりたい。
・もっとも正答率の高かった設問
5(1) 角 い の角の大きさが,何度であるかを選ぶ
・もっとも正答率の低かった設問
7(1) 円周率を求める式として正しいものを選ぶ
・もっとも無解答率の高かった設問
9 示された事柄が両方当てはまるグラフを選ぶ
・無解答が無かった設問
2 答えが12÷0.8の式で求められる問題を選ぶ
3 3桁の整数どうしの大きさを比べ,十の位に入る適切な
数字を書く
4(1)面積がそろっている㋐と㋑の二つのシートの混み具
合について,正しいものを選ぶ
4(2) ㋒と㋓の二つのシートの混み具合を比べる式の意
味について,正しいものを選ぶ
5(1) 角 い の角の大きさが,何度であるかを選ぶ
5(2) 分度器の目盛りを読み,180°よりも大きい角
の大きさを求める
・もっとも正答率の高かった設問
5(2) 4色を順に繰り返してつなげ,輪かざり1本
を作ったときの,30個目の折り紙の輪の色
を選ぶ
・もっとも正答率の低かった設問
3(2) 一つの事柄について表した棒グラフと帯グ
ラフから読み取ることができることをまと
めた文章に当てはまるものを選ぶ
・もっとも無解答率の高かった設問
3(1) メモ1とメモ2は,それぞれ,グラフについ
てどのようなことに着目して書かれている
のかを書く
・無解答が無かった設問
1(1)合同な正三角形で敷き詰められた模様の中から
見いだすことができる図形として,正しいものを選ぶ
2(1)全体で使える時間の中で,「ルールの説明」に
使える時間は何分かを書く
その他2(2)、3(2)
○●理科●○
(領域ごと)
①物質 概ね良好な結果であった。
②エネルギー 良好な結果であった。
③生命 概ね良好な結果であった。
④地球 概ね良好な結果であった。
(問題形式)
①選択式 概ね良好な結果であった。
②短答式 やや課題が残る結果であった。
③記述式 概ね良好な結果であった。
(無解答率) 概ね良好な結果であった。
(その他)
分析
理科については、概ね良好な結果となっている。特にエネルギーに関する問題では高い正答率を示している。また、実験
器具の使い方、実験結果からの考察に関する問いは、平均正答率の全国比が特に高い。これは理科室の教具の充実や、効果
的な副教材の使用により児童が興味を持って学習に取り組んでいることが考えられる。
一方で今回、一問のみであったが、短答式の問題形式では課題の残る結果となった。問題内容としては、人の体のつくり
(4 年)で学習する内容で、選択肢からではなく「関節」という言葉そのものを覚えている必要があった。このことから、
理科用語の習得のため、他の教科や日常生活においても理科用語を使うなど、語彙力を高めていく指導を行っていく必要が
あると考える。
全体を通して無解答率は低かったが無解答のあった問題については、全国と同じような傾向の結果であった。記述式の問
題で無解答があった点では、知識だけでなく、論理的に説明する文章力も重点的に指導していく必要があると考える。「理科
の見方、考え方」を働かせ、問題を科学的に解決する力の育成のため、今後も実験・観察を重視し、思考力・判断力・表現
力向上をはかった指導方法の改善研究をすすめる。
学校の特徴的なことについて
・もっとも正答率の高かった設問
4(2)海水と水道水を区別するために,2つの異なる実験方法から得られた結果を基に判断した内容を選ぶ
・もっとも正答率の低かった設問
2(3)一度に流す水の量と棒の様子との関係から,大雨が降って流れる水の量が増えたときの地面の削られ方を選
び,選んだわけを書く
・もっとも無解答率の高かった設問
1(3)腕を曲げることのできる骨と骨のつなぎ目を表す言葉を書く
4(4)食塩水を熱したときの食塩の蒸発について,実験を通して導きだす結論を書く
・もっとも無解答率の低かった設問など
上記以外無解答率0%
○●子どもたちに育みたい力●○
5 つの力 全国平均との比較
取組み
・キャリア教育の観点から多様な職種の社会人による出前授業をカリキュラムに組み込んでいく。
・学校図書館支援員と連携し、学校図書館を積極的に活用することや、ボランティアによる読み聞かせを通して、本に興味を持
たせ、読書習慣をつけさせる。
・図書だよりを発行し、読書活動の重要性や図書情報を知らせ、読書に取り組む端緒とする。
・自分を大切にし、他人を大切に思う気持ちを養う活動や実践を通して、人権感覚豊かな児童を育てる。
・道徳教育を通じて、引き続き規範意識の向上を図る。
・年間の行事を通して異学年交流や異年齢活動を活性化させ、人を思いやる気持ちや自分を律する心を育む。
・養護教諭により定期的に生活習慣の大切さを学習する機会を設ける。また、保健だよりを発行し、家庭への働きかけも行う。
・道徳教育や保護者、地域との連携を通じて、児童の地域への関わりを増やすよう働きかける。
分析
・「将来の夢や目標がある」の項目が昨年度を上回り、全国平均と比べても上回っている。異学年交流を目的とした縦割り活動を
通じて、学年枠を超えた関わりの中で高学年が責任を持ち目標を定め計画をもって活動に取り組んできた成果があらわれてい
ると考える。また、2 分の1成人式で、自分を見つめ、伝える活動も実を結んでいると考える。
・いじめや規範意識に関しても成果が表れている。
・毎日の朝食や、起床、就寝時間などの項目も全国と比べ、良好な結果である。地域的に生活基盤が整えられ、学校と家庭の連
携が図られていると考える。
・自分力、元気力とも目標値は上回っている。家庭、地域の力に負うところも大きいが、学校としても生きる力の育成として多
くの専門家による出前授業をカリキュラムに位置付けるなど取組みをすすめていることでる。
・地域行事への参加など地域社会との関わりについては例年と同様であり、課題ととらえている。
5 つの力 目標値との比較
○●体力●○
取組み
・体力作りの活動(縦割り体力づくり、冬季体力づくり)など学校全体で協力して、体力をつける取組みを行っている。
・昨年度の結果に比べて全学年で大幅に記録低下がみられた立ち幅跳びについては、より正確な計測ができるよう、毎年実施して
いる測定方法の校内研修を見直す必要がある。
・柔軟性向上を図るため、体育の授業で、茨木っ子運動に続けて、柔軟運動を継続的に実施する。
・児童自ら体力・運動能力向上に目標を持って運動に取組めるよう体育の授業改善をすすめる。
・調査結果からみられる課題解決に向けて、体育の授業改善のための様々なパワーアップ研修会を年間通して実施する。
・児童が運動に親しみが持てるよう、休み時間の外遊びの取組を各学級ですすめる。
分析
・運動・スポーツが好き・やや好きと答える児童の割合いが全国に比べてやや低い。よって、運動・スポーツが好きになるような
楽しい体育、運動に夢中になるような体育の授業づくりを一層進める必要があると考える。
・女子の運動・スポーツに対する意識の低さは例年同様大きな課題であり、男子の体力・運動能力の全体的な課題も大きい。
・内容ごとの全国比に大きな偏りが表れたことから、体育の授業では様々な内容領域を偏りなく網羅し、体育の授業から発展させ、
学校内外で様々な運動を楽しんだり、習慣づけたりするように、体力・運動能力向上のため、学校と家庭の連携を図っていく必要
がある。
・長座体前屈、ソフトボール投げの記録に課題がある。休み時間の状況を見ると、サッカーをする児童が多く、日常的に投げる活
動が少ない傾向にある。この項目については昨年度と同じ傾向であるため、改善の取組みをすすめる必要がある。
・柔軟性の課題は、体のばねが必要な立ち幅跳びや、ソフトボール投げの結果にも影響していると考える。
・男子の体力課題が大きい。その理由が体格や発育状況、外遊びが関係しているのではないだろうか。
(2)全国体力・運動能力、生活習慣調査
■好き ■やや好き ■ややきらい ■きらい
男子(小5)
女子(小5)
52.0
56.4
30.0
30.9
12.0
9.1
5.0
3.6
0% 20% 40% 60% 80% 100%
H30小5
H29全国
運動・ スポーツが好きですか(小5女子)
68.0
73.2
18.0
20.1
4.0
4.5
9.0
2.2
0% 20% 40% 60% 80% 100%
H30小5
H29全国
運動・ スポーツが好きですか(小5男子)