教育大綱の策定につい
長崎市総合教育会議にお 協議経過
平成27 月18日開催の平成27 度第 回長崎市総合教育会議
平成27 度に策定 第 次長崎市教育振興基本計画を 教育大綱 代え
教育委員会 策定した第 次長崎市教育振興基本計画 、長崎市第四次総合計画の
施策体系に沿 た内容 に 、同計画 の整合性 た計画 い 、また、平成 27 度中に第 次長崎市教育振興基本計画の策定を予定し いた 、同計画に文化 スポ ツ 芸術等の内容を追加 に 、同計画を 教育大綱に代え 方向 協議を行 た
長崎市にお 教育大綱策定の方向性の見直し 次の経過をふまえ、新たに教育大綱を策定
教育委員会におい 、平成 27 度第 回長崎市総合教育会議にお 意見等をふ まえ、第 次長崎市教育振興基本計画の策定にあた 、文化 スポ ツ 芸術等を含
た内容 検討した 、教育振興基本計画の内容を学校現場等へ周知 に 、第 次の計画 同様の考え方 策定 適 あ 断した
平成 27 度 長崎市第四次総合計画 期基本計画の策定 度 あ た 、 期基本計画案を策定した際、再度、教育大綱 し 定 内容につい 検討した 結果、文化 スポ ツ 芸術等に限 、子育 の環境や地域 く 、非常に多 岐にわた 野につい 、掲載 必要 あ 断した
別紙 長崎市第四次総合計画 施策体系 抜粋 参照
教育大綱の策定にあた の考え方
教育大綱の策定にあた 、市長部局 教育委員会 教育 につい の方向性を
共 に、 教育 の視点を持 施策を推進 を目的
施策の根本的 方針を定 た 、詳細 施策につい 記載 の く、基
本構想 ベルの方針を定
第 次長崎市教育振興基本計画にお 学校教育や生涯学習 に加え、家庭教
育や平和、国際理解、 歴史文化 を含 た 、長崎市全体 の教育 や文化の振興を 意識した内容
長崎市教育大綱の位置付
将来の都市像
参考
教育大綱骨子 案 ● に
大綱の目的 第四次総合計画に掲 都市像の実現に向 た大綱の策定 ●大綱の位置 考え方
地方教育行政の組織及び運営に関 法 の一部改正に基 、総合教育会議 の協
議 調整に ●大綱の期間
平成28 度 32 度ま の 間
長崎市第四次総合計画 期基本計画の計画期間
●基本理念…今 、総合教育会議 議論
長崎市に生ま 育つ子 像、市民 一体 子 を支え 姿を表
● 子 や地域の た 案 …今 、総合教育会議 議論 次代を生 く子 を育 学力、心 体、安全
平和を発信 子 を育 継承 発信、人権
国際社会へ羽 たく子 を育 国際理解、英語教育 長崎を愛 子 を育 文化伝統
地域 子 を育 環境 く 子育 環境、家庭教育、生涯学習
基本構想
基本計画 A~
将来の都市像を
実現 た の施策
基本計画のうち教育関連部 P 別紙 参照
長崎市教育方針
教育委員会所管部 、
長崎市第四次総合計画
第 次長崎市 教育振興基本計画 教育政策に関
方向性を明確化 の
教育大綱
子 や 地域の た本市の教育に係 方針等 長崎市教育方針
長崎市の教育 、学校 家庭 地域 一体 、創造的 豊 人間性を備え
た次代を生 く子 たちの育成を に、市民一人 い い 学び、心身 に豊 人生を送 社会の実現に努
くに、本市 個性輝く世界都市 、 希望あふ 人間都市 、 長崎の
歴史 文化 自然の特性を踏まえ、平和を希求し、国際性 郷土愛あふ 市民の育 成に努
第 次長崎市教育振興基本計画
基本理念:体験や人 の わ の中 、豊 心を育 、生涯にわた 自
長崎市第四次総合計画 施策体系 抜粋 別紙1
1 文化財を市民 誇 保存 有
効活用を図
2 歴史 文化遺産 対 市民意識を高 国内外 向け 信
3 史跡 出島和蘭商館跡 復元整備を推進 く 活
4 世界遺産 録を実現 そ 価値を世界 信
3 交流 都市機能を高 交流を促
進 賑わいを創出
4 游学 長崎 魅力を高
4 国際性を豊 1 国際交流 機会 充実を図
B私 平和を願い 求 く
を
1 被爆 実相を 2 平和教育 学習 充実を図
2 核兵器廃絶 世論を喚起 平和 世界を 創造
3 平和を 人材を育成
C私 活力 満 展 け を
7 地元農水産物を活 食関連産業を活 性化
3 食育体験を推進 食 対 意識 醸成 を図
1 環境教育 学習を推進
2 環境行動を促
E私 全 心 快適 暮
せ を
1 災害 強い く を進 2 市民 防災力向上を図
1 防犯啓 活動を推進
2 地域防犯活動を推進
4 心 消費生活環境を く 2 消費者被害 未然防止策を展開
1 人権啓 を推進
3 男女共同参画 関 意識 醸成を図
4 心 子 を生 育 子 健や 育 を図
2 子育 支援 充実を図
3 子 成長を育 環境 充実を図
4 ひ 親家庭等 自立を支援
6 暮 セ テ ネ トを充実 1 生活困窮者 生活を 定 せ
7 自 健康 く を推進 2 健康 く 環境 充実を図
1 確 学力 向上を図
2 健や 心 体を育成
3 学校 家庭 地域 連携 教育 充実 を図
4 子 全 心 学べ 教育環境を整
備
1 学習 取 組 場 機会 充実を図
2 能力や経験 社会 活 仕組 を
く
1 スポ ク エ ションを普及促進
2 競 スポ を強化
1 芸術文化 触 機会を創出
2 市民 自主的 芸術文化活動 活性化を 図
H基本構想 推進 +創造 1 市民 主役 く を進 1 地域コミュニテ 活性化を促進
1 歴史 文化遺産を 活 伝え
網掛け部分 第3次教育振興基本計画 い 教育分 抜粋 い 体系
次代を生 くこ を育
第 3 次 教 育 振 興 基 本 計 画
G私 豊 心を育 を 1
2
3 スポ ク エ ション 振興を図
4 文化芸術あふ 暮 を創出
生涯を通 い い 学べ 社 会を く
第 四 次 総 合 計 画 後 期 基 本 計 画
私 環境 調和 潤い あ
を
F 私 人 や く 地域 い
い 住 け を
1 人権 尊 様々 分 男女 参
画 社会を実現
5 環境行動を実践
D
3 犯罪 い地域 く を進
く 方針 基本施策 個別施策
A私 住 人 誇
別紙
教育大綱の策定スケ
ュ
ルについ
案
時期 会議名等 内容
月
第 回総合教育会議 月11日
(1)教育大綱の策定につい 骨子
(2)平和教育につい
教育委員会定例会 月28日 教育大綱 骨子 の協議
長崎市教育大綱 素案 作成 月 旬~ 月中旬
第 回総合教育会議、教育委員会 月定例会 の意見を踏まえ、市長部局におい 、関係課長会議等 の協議を経 素案を作成
月
教育委員会定例会 月16日
月
市議会説明 月中旬
総務委員会 教育厚生委員会
教育大綱の策定状況につい 骨子
教育委員会に教育大綱 素案 を送付 第 回総合教育会議資料: 月中旬
教育委員会定例会 月 旬 教育大綱 素案 の協議
10月
第 回総合教育会議 10月 旬 (1)長崎市教育大綱 素案 につい
第 回総合教育会議 の意見を踏まえ、市長部局におい 修正案を作成し、教育 委員会へ送付
教育委員会定例会 10月 旬 教育大綱 素案 修正案の協議
11月 教育委員会定例会 11月中旬 教育大綱 素案 修正案の協議
12月
市議会説明 12月中旬
総務委員会 教育厚生委員会
長崎市教育大綱 素案 につい
教育委員会 10 月、11 月定例会及び市議会 の意見を踏まえ、市長部局におい 長崎市教育大綱 案 作成
教育委員会に教育大綱 案 を送付 第 回総合教育会議資料:12月中旬
第 回総合教育会議 12月 旬
(1)長崎市教育大綱 案 につい
(2)その他の議題
柏市教育大綱
1
柏 市 , 子 健 や 育 支 え 教 育 環 境 く , 新
設 置 総 合 教 育 会 議 通 , 市 長 教 育 委 員 会 教 育 考 え 共
, 今 連 携 強 化 い 。
そ , 柏 市 将 来 担 う 子 学 意 欲 学 習 慣 育 , 子
大 人 , 愛 着 や 誇 持 , 自 力 人 生 歩 い
う , 柏 市 教 育 大 綱 策 定 い 。
子 育 全 体 支 援 い く , 行 政 や 学 校 く , 家 庭 ,
そ 地 域 方 々 や 大 人 , 宝 あ 子 寄 添 い
, 今 教 育 行 政 推 進 い 。
「
教 育
教 育
教 育
教 育 大 綱
大 綱
大 綱
大 綱
策 定
策 定
策 定
策 定
い
い
い
い
策 定 の 経 緯
教 育 委 員 会 制 度 改 正 主 内 容 地 方 教 育 行 政 組 織 及 び 運 営
関 法 一 部 改 正 法 成 法 第 号 施 行 伴
い , 地 方 公 共 団 体 長 , 総 合 教 育 会 議 い 教 育 委 員 会 協 議 , 教 育 ,
学 術 及 び 文 化 以 単 教 育 い い 。 振 興 関 総 合 的 施
策 大 綱 以 教 育 大 綱 い い 。 定 。
受 , 柏 市 , 回 総 合 教 育 会 議 教 育 委 員 会 協
議 経 , び 教 育 大 綱 定 。
策 定 の 考 え 方
く 指 針 柏 市 第 五 次 総 合 計 画 , 教 育 振 興 関 総
合 的 施 策 含 , そ 点 , 教 育 大 綱 内 容 的 同 。
そ , 柏 市 , 柏 市 第 五 次 総 合 計 画 教 育 係 野 , 教
育 大 綱 。
, 総 合 計 画 教 育 係 野 以 外 野 含 い , 当
該 計 画 教 育 関 本 的 方 針 抜 粋 柏 市 教 育 大 綱
定 。
, 柏 市 教 育 大 綱 具 体 的 内 容 , 柏 市 第 五 次 総 合 計 画 前 期 本 計
画 定 。
対 象 期 間
柏 市 教 育 大 綱 対 象 期 間 , 柏 市 第 五 次 総 合 計 画 前 期 本 計 画 期 間
同 , 成 日 成 日 間
」
柏 市 教 育 大 綱
柏 市 教 育 大 綱
柏 市 教 育 大 綱
柏 市 教 育 大 綱
本 的
本 的
本 的
本 的
方 針
方 針
方 針
方 針
未 来 を 担 う 生 き 力 を 備 え た 子 ど を 育 て ま す 。
べ 子 学 意 欲 学 習 慣 育 , 学 び 続 力
教 育 推 進 。
豊 心 健 や 体 育 , 時 代 必 要 力 う 教
育 推 進 。
併 せ , 支 え 必 要 子 支 援 充 実 さ せ 。
よ 良 い 教 育 の た の 体 制 環 境 を 整 備 し ま す 。
教 職 員 指 導 力 及 び 学 校 組 織 力 向 図 , 地 域 学 校 一 体
教 育 推 進 。
子 安 心 学 べ 環 境 確 保 , 学 校 施 設 , 設 備 等
適 整 備 推 進 。
地 域 や 社 会 の 課 題 に 対 応 し た 生 涯 学 習 を 推 進 し ま す 。
地 域 や 社 会 課 題 解 決 学 習 機 会 提 供 , 情 報 収
集 知 識 習 得 場 図 書 館 サ ビ ス 充 実 図 , 生 涯 学 習
推 進 , 地 域 活 躍 人 材 育 。
誇 の 持 て 文 化 を 醸 成 し ま す 。
吹 奏 楽 始 柏 市 特 色 あ 様 々 文 化 芸 術 活 動 発 展 さ せ
, 柏 市 歴 史 資 料 や 文 化 財 保 存 活 用 , 文 化 通
市 民 地 域 愛 着 誇 持 く 目 指 。
ス ポ ツ を 愛 す ま ち の 実 現 を 目 指 し ま す 。
ス ポ ツ 身 近 楽 く 事 業 推 進 ,
市 民 体 力 向 健 康 増 進 ス ポ ツ 技 術 向 図 , 様 々 ス ポ
ツ 通 多 く 人 々 , 交 流 活 気 あ く 目 指
宮
崎
市
教
育
大
綱
平成28年1月
➢
はじめに
宮崎市の人口は、平成の二度の合併を経て、2010年には40万人を超えました
が、国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、2040年には35万人台まで
減少し、高齢化率は36パーセントに上昇するとされています。人口減少は、地域産
業の生産性の低下や消費市場の規模縮小に留まらず、生活水準の低下を招き、市民生
活にも大きな影響を及ぼすことが懸念されます。
そこで、人口減少に歯止めをかけ、地域の活力を維持、向上させていくために、地
域の多様な主体が連携し、知恵やノウハウを共有しながら、新たな価値を共に見出す
「共創」の考え方を基本として、良好な生活機能や就業環境の確保を図り、『豊かな
地域社会』の実現を目指していくことが重要になると考えています。
本市はこれまでも、将来を担う子どもたちを「地域の宝」として、自分たちの住む
地域に愛着や誇りを持ち、豊かな感性と社会に貢献できる力を身に付けた“ひと”づ
くりに努めてまいりました。
さらに今後は、若い世代が宮崎に住み、働き、安心して子育てができる環境を整え
るとともに、地域を思い、地域のために活躍できる「人財」の育成が求められていま
す。また、地域を越えて、日本や世界のために活躍できるような人財も期待されてい
ます。
そのためには、学校、家庭や地域、行政等がそれぞれの役割を認識し、これまで以
上に一体となって子どもたちの教育に臨む必要があると考えています。また、“ひと”
づくりに関する施策は、教育部門だけでなく多岐の部門が関連していることから、教
育委員会と市長部局が緊密に連携し、全庁を挙げて取り組まなければなりません。
これからの本市は、この大綱に基づいて教育行政を推進し、将来を担う「人財」の
育成を図りながら、『次世代につなぐまちづくり』を進めてまいります。
平成28年1月
宮崎市長
戸敷
正
-1-➢
大綱の位置づけと考え方
この大綱は、平成27年4月1日に施行された改正後の「地方教育行政の組織及び
運営に関する法律」第1条の3の規定に基づき、本市の教育行政を推進するための基
本指針として新たに策定するものです。
本市では、平成25年3月に策定した「第四次宮崎市総合計画後期基本計画(以下、
「後期基本計画」という。)」との整合性を図るため、平成26年3月に「宮崎市教育
振興基本計画」を改訂し、平成26年度から平成29年度までを計画期間とする「宮
崎市教育ビジョン改訂版(以下、「教育ビジョン」という。)」を策定して、教育行政
を推進しています。
教育には多様な分野があることから、学校教育のうち義務教育及び社会教育の一部
に関する施策をこの教育ビジョンに位置づけるとともに、その他の分野に関する施策
については、「宮崎市文化振興計画改訂版」、「宮崎市スポーツ推進計画」、「宮崎市子
ども・子育て支援プラン」、「第2次健康みやざき市民プラン」等の各個別計画に位置
づけています。
また、後期基本計画においては、計画をより効果的に推進していくために、優先し
て取り組む三つの戦略プロジェクト(「将来を担う“ひと”づくり」戦略プロジェク
ト、「地域の“きずな”づくり」戦略プロジェクト、「“げんき”なまちづくり」戦略
プロジェクト)を設定しています。その一つである「将来を担う“ひと”づくり」戦
略プロジェクトの重点テーマとして「みやざきっ子の育成で『人財力』の向上」を掲
げています。
この「将来を担う“ひと”づくり」は、教育ビジョンに掲げる基本理念、三つの基
本目標及び重点目標と密接に関係しています。
このことから、本市の大綱は、教育ビジョンの基本理念、基本目標、重点目標を核
として策定することとします。
-2-➢
大綱の推進体制
学校、家庭や地域、行政、関係機関・団体が一体となって、本市の教育を推進しま
す。また、その施策の構築・実施にあたっては、教育委員会と市長部局等が連携して
取り組みます。
➢
大綱の期間
大綱の対象期間は、後期基本計画及び教育ビジョンとの整合性を図るため、策定時
から両計画の終期である平成29年度までとします。
-3-➢
基本理念
宮崎で育ち、学ぶことを通して、郷土に誇りと愛着をもつ感性豊かな「みやざき
っ子」を育てるとともに、一人一人の個性を重んじつつ、知・徳・体の調和がとれ、
自分の夢や希望に向かって主体的に考え行動できるような人財を育てることを目
指します。
➢
目指す方向性
1
未来をたくましく生き抜いていく力の育成
子どもたち一人一人が自ら個性を発揮し、広い視野と柔軟な思考力をもって、未
来をたくましく生き抜いていく力や職業観を身に付ける力を育むことを目指しま
す。
【重点施策】
(1) 自ら学び考える力などの確かな学力の向上
(2) 他人を思いやる心や規範意識などの豊かな人間性の育成
(3) たくましく生きるための健康の増進や体力の向上
(4) 一人一人の子どもの自立や社会参加に向けた支援体制の充実
-4-2
楽しみながら学べる環境の充実
子どもたちが安心して活動できる環境づくりを図るとともに、意欲的に楽しく学
べる学習機会の提供を目指します。
【重点施策】
(1) 子どもが安全で安心して活動できる居場所づくり
(2) 郷土の歴史や文化を学び親しむ機会の充実
(3) 見て触れて体感できる施設の充実
3
子どもを守り、育む環境の充実
学校、家庭、地域が一体となって相互に連携協力しながら、次世代を担う子ども
たちを一緒に育てることを目指します。
【重点施策】
(1) 子どもの社会性を育む機会の提供
(2) 保護者が子どもの教育について学べる機会の提供
(3) 子どもを地域ぐるみで育てていく支援体制の充実
-5-4
自然災害からかけがえのない命を守る意識の醸成
子どもたちが自然災害に遭遇した際、自らの力で自らの身の安全を守ることがで
きることや、将来大人になったときに、地域の防災リーダー役として活躍できる人
財を育てることを目指します。
【重点施策】
(1) 自然災害に対する意識を高くもつ子どもの育成
(2) 実践的な防災力の定着
-6-宮崎市教育大綱
発 行 平成28年1月
発行者 宮崎市
編 集 宮崎市教育委員会企画総務課
電 話 0985-21-1831