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外国人のみた日本 寒い部屋と不思議なホテル (カ ルチャー・ショック)

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外国人のみた日本 寒い部屋と不思議なホテル (カ ルチャー・ショック)

著者 Karma Galay, 椙山 貴史[訳]

権利 Copyrights 日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア

経済研究所 / Institute of Developing

Economies, Japan External Trade Organization (IDE‑JETRO) http://www.ide.go.jp

雑誌名 アジ研ワールド・トレンド

巻 148

ページ 57‑57

発行年 2008‑01

出版者 日本貿易振興機構アジア経済研究所

URL http://hdl.handle.net/2344/00005101

(2)

カルチャー・ショック 外国人のみた日本

寒い部屋と不思議なホテル

カルマ・ゲレ

Karma Galay

出身地:ブータン・モンガル

所属:ブータン研究センター首席研究員 日本滞在:2007 年 3 月〜 9 月

初来日は母国の大使に随行した二○○五年であった︒会議終了日の翌朝︑日本人の高官と大使のための朝食会があった︒私も出席するよう指示を受けていた︒ところが︑︒ところが︑どういうわけかその朝は寝過ごしてしまっその朝は寝過ごしてしまった︒宿泊先の部屋への大使からの電話で私は目を覚まし︑朝食会の場所である宿泊先地階のレストランに慌てて向かった︒高官と大使は小部屋で既に朝食をとっており︑ウェイトレスがその入口にいた︒何足かの履物が入口にあったため︑靴をそこで脱がなければならないと私は思った︒靴を脱ぐと︑何足かのスリッパが目に入った︒レストランに入る際に︑スリッパに履きかえなければならないと考え︑彼女にそのスリッパを履いても良いか尋ねた︒私が言ったことをあまり理解できなかったようだったけれども︑彼女はうなずいた︒そのため︑私はそのスリッパを履いて朝食会に出席し︑食事を急いで済ませた︒その会は三○分で終了し︑私たちは席を立つことにした︒レストランから私が最後に出ると︑一人の女性が私の足元を指差して︑いらだたしげな元を指差して︑いらだたしげなを指差して︑いらだたしげなたしげな日本語で何か言った︒何がいけないのか訳何か言った︒何がいけないのか訳言った︒何がいけないのか訳何がいけないのか訳が分からぬまま私は大変恥ずかしくなり︑私は大変恥ずかしくなり︑再来日の際には注意しようと固く誓った︒海外客員研究員としてアジア経済研究所 に三月に来たときには︑前述した経験から私は神経質になっていた︒同じ災難には遭遭わなかったけれども︑おかしな体験からは逃れられなかった︒研究所近くのホテルに二泊した後︑幕張本郷のアパートに住むこととなった︒その小さい部屋にあったテレビやエアコンのリモコン︑トースター等にトースター等に等には全て日本語表記のラベルが貼られていた︒﹁扱いにくいなぁ﹂と思わずつぶやいた︒だが︑炊飯器︑トースターは試行錯誤で何とか操作することができた︒一方︑テレビ用のリモコンは扱いやすかった︒残念ながら︑テレビは日本語放送のみのため︑リモコンはほとんど使用しなかった︒三月中旬でも寒く︑ある晩︑私は部屋を暖めようとした︒エアコンのリモコンを操作したが︑二時間経過後も送風の状態が続き︑部屋は暖かくならなかった︒暖房に切り替えようとボタンを押してもうまくいかず︑エアコンのスイッチを切ってしまった︒室温は一度まで下がっただろうか︒さらに寒くなり︑スペアのシーツもブランケットとして使用する羽目になった︒状況が改善しないまま︑一週間経過した︒私は寒い朝が怖くなった︒さらに運悪く︑アパートから五○メートルしか離れていない国道を走る車の騒音で︑早朝目が覚めてを走る車の騒音で︑早朝目が覚めて車の騒音で︑早朝目が覚めて しまった︒ある晩︑日本語に明るい海外客員研究員のアマンテ氏が︑私の部屋に立ち寄った︒私の部屋は寒いと彼は言ったので︑体を暖めるために予備のブランケットまで使用していると彼に打ち明けた︒すると彼は笑って︑エアコンをすぐに暖房に設定してくれた︒彼は寒さから私を救ってくれた︒何枚ものブランケットやシーツにくるまった状況から︑私はやっと解放されたのだ︒奇妙な体験は続いた︒幕張本郷に到着したその日から︑アパートからそれほど遠くない場所にある︑UFOのようなホテルが気になっていた︒通勤時に利用するバスもその近くを通過した︒毎日二回その建物を目にしたため︑ますます気にかかり思い切って行ってみた︒そこでビールが飲めると思ったのだ︒敷地に入ると︑多くの車が駐車しているのに人は見かけない︒さらに奥に入っても人がいないため︑私は少し不安になり出てしまった︒数週間後︑その変な形の建物がラブホテルであったことに私はようやく気づいた︒そのようなホテルを耳にしたことはあったが︑まさかアパートのアパートの近くにあるとは思わなかった︒ビールを飲む場所ではないところに入らなくて︑本当に良かった︒︵前海外客員研究員/訳=椙山貴史︶

57 ─アジ研ワールド・トレンド

No.148(2008.1)

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