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オラクルのSun Fire X4170 M3サーバーおよびSun Fire X4270 M3サーバーのアーキテクチャ

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(1)

Oracleテクニカル・ホワイト・ペーパー

2012年6月 2012年9月改訂

オラクルのSun Server X3-2およびSun Server

X3-2Lのアーキテクチャ

(2)

はじめに ... 3

Sun Server X3-2とSun Server X3-2L ... 4

Sun Server X3-2とSun Server X3-2Lの比較 ... 6

オペレーティング・システムと仮想環境の選択 ... 9

インテルXeonプロセッサE5-2600製品ファミリーの利点 ... 9

インテルCoreマイクロアーキテクチャ ... 10

インテルXeonプロセッサC600プラットフォーム ... 11

Sun Server X3-2とSun Server X3-2Lのアーキテクチャ ... 11

Sun Server X3-2共通のコア機能の概要 ... 11

システム・レベルのアーキテクチャ:4台の2.5インチ・ディスクとDVDを装

備したSun Server X3-2 ... 12

4台の2.5インチ・ディスクとDVDを装備したSun Server X3-2の概要12

システム・レベルのアーキテクチャ:8台の2.5インチ・ディスクを装備した

Sun Server X3-2 ... 13

8台の2.5インチ・ディスクを装備したSun Server X3-2の概要 .... 13

システム・レベルのアーキテクチャ:4台の3.5インチ・ディスクを装備した

Sun Server X3-2 ... 13

4台の3.5インチ・ディスクを装備したSun Server X3-2の概要 .... 14

Sun Server X3-2のエンクロージャの概要 ... 14

Sun Server X3-2L共通のコア機能の概要 ... 17

システム・レベルのアーキテクチャ:8台の2.5インチ・ディスクとDVDを装

備したSun Server X3-2L ... 18

8台の2.5インチ・ディスクとDVDを搭載したSun Server X3-2Lの概要18

システム・レベルのアーキテクチャ:24台の2.5インチ・ディスクを装備した

Sun Server X3-2L ... 18

24台の2.5インチ・ディスクを装備したSun Server X3-2Lの概要 19

(3)

システム・レベルのアーキテクチャ:12台の3.5インチ・ディスクを装備した

Sun Server X3-2L ... 19

12台の3.5インチ・ディスクを装備したSun Server X3-2Lの概要 20

Sun Server X3-2Lのエンクロージャの概要 ... 20

システム・プラットフォーム ... 23

メモリ・サブシステム ... 24

I/Oサブシステム ... 25

RAS機能 ... 31

Oracle ILOMサービス・プロセッサとシステム管理 ... 32

Oracle ILOMサービス・プロセッサ ... 32

Oracle System Assistant ... 39

Oracle Enterprise Manager Ops Center ... 39

エンタープライズ・クラスのソフトウェア・サポート ... 41

Oracle Solarisオペレーティング・システム ... 41

Oracle VM環境 ... 42

Linux環境... 42

Microsoft Windows環境 ... 43

VMware環境 ... 43

結論 ... 43

(4)

はじめに

オラクルの新しい Sun Server X3-2 と Sun Server X3-2L は、最新のインテル Xeon プロセッサ E5-2600 製品ファミリーCPU を利用することで、同じ物理フットプリントと環境フットプリントのまま で、前世代のサーバーよりも処理能力が 33%向上1しています。バランスの取れたアーキテクチャ を維持するため、さらに容量の大きい SAS-2 対応の従来のハード・ディスク・ドライブ(HDD)と SATA-2 ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)が導入され、ストレージ機能が大幅に強化されてい ます。新しいサーバー・ラインでは、メモリ周波数が向上してメモリ密度がさらに高まったため、 メモリのパフォーマンスも強化されています。 処 理 能 力 、 メ モ リ 構 成 、 お よ び 適 切 な ス ト レ ー ジ 容 量 の 最 適 な 構 成 を 、 高 帯 域 幅 の PCIe Generation 3 接続が提供する拡張性とともに選択できるため、Sun Server X3-2 と Sun Server X3-2L では幅広いアプリケーションを非常に柔軟にホストできます。

1

前世代のインテルXeonプロセッサ5600番台CPUが最大6つのCPUコアをサポートしていたのに対し、インテル XeonプロセッサE5-2600製品ファミリーCPUは最大8つのCPUコアをサポートしています。

(5)

Sun Server X3-2 と Sun Server X3-2L

Sun Server X3-2とSun Server X3-2Lは、よく似たシステム・ボード設計を採用していますが、そ れぞれに、ディスク密度とCD/DVDコンポーネントが別の、3つの異なる基本構成があります。 Sun Server X3-2は、最大2基のインテルXeonプロセッサE5-2600製品ファミリー・プロセッサを搭 載し、最大512GBのメモリ(32GB 1,066MT/秒の低電圧レジスタ付きDIMM使用)をサポートしていま す。Sun Server X3-2は、1Uサーバー向けの高密度I/Oを装備しており、4個のPCIe 3.0スロット (SAS HBA用の内部スロット×1、外部からアクセス可能な汎用スロット×3)、4つのオンボード 10GbEポート、および6つのUSB 2.0ポート(外部からアクセス可能なポート×4、システム内部ポー ト×2)を利用できます。

共有コンポーネント以外には、Sun Server X3-2では次の3つの基本構成を利用できます。 Sun Server X3-2モデル(DVD-ROM付き)は、最大4台の2.5インチSAS HDDとSATA SSDをサポートす る4台の2.5インチ・ドライブ、および次のフォーマット・オプションをサポートするDVD-ROMを装 備しています。 • DVD-R/RW • DVD+R/RW • CD-R/RW • CD+R/RW 図1. 4台の2.5インチ・ドライブとDVD-ROMを装備したSun Server X3-2の前面図

8台の2.5インチ・ドライブを装備したSun Server X3-2は、最大8台の2.5インチSAS HDDとSATA SSD をサポートしています。

図2. 8台の2.5インチ・ドライブを装備したSun Server X3-2の前面図

4台の3.5インチ・ドライブを装備したSun Server X3-2は、最大4台の3.5インチSAS HDDをサポート しています。

(6)

Sun Server X3-2Lは、最大2基のインテルXeonプロセッサE5-2600製品ファミリー・プロセッサを搭 載し、現在、最大512GBのメモリ(32GB 1,066MT/秒の低電圧レジスタ付きDIMM使用時)をサポート しています。Sun Server X3-2Lは、2Uサーバー向けの強力なI/Oを装備しており、6個のPCIe 3.0ス ロット、4つのオンボード10GbEポート、および6つのUSB 2.0ポート(外部からアクセス可能なポー ト×4、システム内部ポート×2)を利用できます。

共有コンポーネント以外には、Sun Server X3-2Lでは次の3つの基本構成を利用できます。 Sun Server X3-2L(DVD-ROM付き)は、最大8台の2.5インチSAS HDDと2.5インチSATA SSDをサポー トする8台の2.5インチ・ドライブ、および次のフォーマット・オプションをサポートするDVD-ROM を装備しています。 • DVD-R/RW • DVD+R/RW • CD-R/RW • CD+R/RW 図4. 8台の2.5インチ・ドライブとDVD-ROMを装備したSun Server X3-2Lの前面図

24台の2.5インチ・ドライブを装備したSun Server X3-2Lは、最大24台の2.5インチSAS HDDと2.5イ ンチSATA SSDをサポートしています。また、このエンクロージャは、シャーシ背面に2個のディス ク・スロットを装備しており、2.5インチのSAS HDDまたはSATA SSDを2台追加できます。

図5. 24台の2.5インチ・ドライブを装備したSun Server X3-2Lの前面図

12台の3.5インチ・ドライブを装備したSun Server X3-2Lは、最大12台の3.5インチSAS HDDをサ ポートしています。また、このエンクロージャは、シャーシ背面に2個のディスク・スロットを装 備しており、2.5インチのSAS HDDまたはSATA SSDを2台追加できます。

(7)

図6. 12台の3.5インチ・ドライブを装備したSun Server X3-2Lの前面図

Sun Server X3-2 と Sun Server X3-2L の比較

オラクルのポートフォリオ全体でオープンなコンピューティング、ストレージ、ネットワーク、お よびソフトウェアの各テクノロジーを統合、最適化することで、パフォーマンス、効率性、拡張性 に優れたシステムを提供するという、オープン・ネットワーク・システムの手法が、システム設計 では事実上の標準となっています。同じ設計手法を用いたSun Server X3-2とSun Server X3-2L は、以前のシャーシ設計を利用しながら、運用効率を向上して、データセンターの価値を最適化 し、システム効率をさらに強化しています。

表1Aと表1Bに、6つのモデルを示します。表1Aは、3つの異なるSun Server X3-2モデルの比較を示 しています。表1Bは、3つの異なるSun Server X3-2Lモデルの比較を示しています。

1A. SUN SERVER X3-2の比較

機能 SUN SERVER X3-2(2.5インチ・ディ スク×4) SUN SERVER X3-2(2.5インチ・ディ スク×8) SUN SERVER X3-2(3.5インチ・ ディスク×4) シャーシ 1U CPUソケット数 最大2 サポートされる プロセッサ・ タイプ インテルXeonプロセッサE5-2600 プロセッサ・シ ステムのイン ターコネクト インテルQuickPathインターコネクト メモリ・スロッ ト数 16 (シングルプロセッサ構成時最大8 スロット) メモリ容量 最大512GB(32GB、ECC、1,066MT/秒、低電圧RDIMM使用時) メモリ・タイプ DDR3低電圧RDIMM メモリ・オプ ション 8GB DDR3-1600 LVDIMM 16GB DDR3-1600 LVDIMM 32GB DDR3-1066 LVDIMM 内蔵ストレー ジ:ケージ・ 最大4台の2.5インチSAS-2 HDD またはSATA SSD(HBAが必要) 最大8台の2.5インチSAS-2 HDD またはSATA SSD(HBAが必要) 最大4台の3.5インチSAS-2 HDD (HBAが必要)

(8)

1A. SUN SERVER X3-2の比較 機能 SUN SERVER X3-2(2.5インチ・ディ スク×4) SUN SERVER X3-2(2.5インチ・ディ スク×8) SUN SERVER X3-2(3.5インチ・ ディスク×4) DVD-ROM ドライブ あり なし なし PCIe 3.0 スロット数 2 プロセッサ構成時 合計4:外部16レーン×1、8レーン×3(外部×2、内部×1) シングルプロセッサ構成時 合計3:8レーン×3(外部×2、内部×1) 10GbEポート数 オンボード×4 (シングルプロセッサ構成時 x2) USBポート数 前面×2、背面×2、内部×2

システム管理 オンボードOracle Integrated Lights Out Manager(Oracle ILOM)サービス・プロセッサ

オンボードの10GbEポートまたは専用の10/100イーサネット・システム管理ポートのいずれかを使用し た側波帯管理

Oracle System Assistant

Oracle Enterprise Manager Ops Center RAS

コンポーネント

ホットスワップ対応の冗長電源、ファン、ディスク・ドライブ SAS-2 RAID HBAによるRAID 0、1、10、1E、5、6、50、5EE、60

OSサポート2 Oracle Solaris10 8/11、Oracle Solaris 11、Oracle Linux 5.7および6.1、Oracle VM 3.0.2、Red Hat

Enterprise Linux* 5.7および6.1、SUSE Linux Enterprise Server 11 SP1、Microsoft Windows Server 2008 SP2、Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1、VMware ESXi 5

* Red Hat Enterprise Linuxのサポートは、製品リリースの直後に提供される予定です。

1B. SUN SERVER X3-2Lの比較 機能 SUN SERVER X3-2L(2.5インチ・ディ スク×8) SUN SERVER X3-2L(2.5インチ・ ディスク×24) SUN SERVER X3-2L(3.5インチ・ ディスク×12) シャーシ 2U CPUソケット数 最大 2 サポートされる プロセッサ・ タイプ インテルXeonプロセッサE5-2600 プロセッサ・ システムのイン ターコネクト インテルQuickPathインターコネクト メモリ・ スロット数 16 (シングルプロセッサ構成時最大8 スロット) 2 各プラットフォームでサポートされるオペレーティング・システムのバージョンに関する最新情報について は、http://www.oracle.comを参照してください。

(9)

1B. SUN SERVER X3-2Lの比較 機能 SUN SERVER X3-2L(2.5インチ・ディ スク×8) SUN SERVER X3-2L(2.5インチ・ ディスク×24) SUN SERVER X3-2L(3.5インチ・ ディスク×12) メモリ容量 最大256GB(16GB、ECC、1,600MT/秒、低電圧RDIMM使用時) メモリ・タイプ DDR3低電圧RDIMM メモリ・オプ ション 8GB DDR3-1600 LVDIMM 16GB DDR3-1600 LVDIMM 32GB DDR-1066 LVDIMM 内蔵ストレー ジ:ケージ・ オプション 最大8台の2.5インチSAS-2 HDDま たはSATA SSD(HBAが必要) 最大24台の2.5インチSAS-2 HDDまたはSATA SSD(HBAが 必要) オプションの背面ディスク・ ケージにより、2台の2.5インチ SAS HDDまたはSATA SSDを装 着可能 最大12台の3.5インチSAS-2 HDD(HBAが必要) オプションの背面ディスク・ ケージにより、2台の2.5インチ SAS HDDまたはSATA SSDを装 着可能 DVD-ROM ドライブ あり なし なし PCIe 3.0 スロット数 2プロセッサ構成時 合計6:16レーン×1、8レーン×5(ともに外部) シングルプロセッサ構成時 合計3:8レーン×3(ともに外部) 10GbEポート数 オンボード×4 (シングルプロセッサ構成時 x2) USBポート数 前面×2、背面×2、内部×2 システム管理 オンボードOracle ILOMサービス・プロセッサ オンボードの10GbEポートまたは専用の10/100イーサネット・システム管理ポートのいずれかを使用した 側波帯管理

Oracle System Assistant

Oracle Enterprise Manager Ops Center RAS

コンポーネント

ホットスワップ対応の冗長電源、ファン、ディスク・ドライブ SAS-2 RAID HBAによるRAID 0、1、10、1E、5、6、50、5EE、60

OSサポート3 Oracle Solaris 10 8/11、Oracle Solaris 11、Oracle Linux 5.7および6.1、Oracle VM 3.0.2、Red Hat

Enterprise Linux* 5.7および6.1、SUSE Linux Enterprise Server 11 SP1、Microsoft Windows Server 2008 SP2、Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1、VMware ESXi 5

* Red Hat Enterprise Linuxのサポートは、製品リリースの直後に提供される予定です。

表1Aと1Bに示すように、これらのシステムでは、次のような数多くの同じ機能を使用しています。

3

各プラットフォームでサポートされるオペレーティング・システムのバージョンに関する最新情報について

(10)

• 2基のインテルXeonプロセッサE5-2600製品ファミリー・プロセッサ • 最大1,600メガ転送/秒(MT/秒)のレジスタ付きDDR3メモリ・モジュールをサポートする、内蔵 メモリ・コントローラ(プロセッサあたり4つのチャネル、チャネルあたり2個のDIMMでメモ リを編成) • 複数のポイント・ツー・ポイントのインテルQuickPathテクノロジーベースのインターコネクト • インテル・ターボ・ブースト・テクノロジー・モードとインテル・ハイパースレッディング・ テクノロジーの機能(CPUモデルによって異なる) • インテルC602Jチップセット • 大容量の内蔵ストレージ(SSDとHDDのサポートなど) • インテル内蔵I/Oによるプロセッサ・ダイへのPCIe 3.0直接接続 • PCIe 3.0の拡張性 • 組込みのクワッド10GbEのサポート • オンボードOracle ILOMサービス・プロセッサによるシステム管理 • エンタープライズ・クラスのRAS機能(ホットスワップ対応冗長電源、ファン、ドライブなど) • 複数のオペレーティング・システムのサポート

オペレーティング・システムと仮想環境の選択

柔軟性と投資保護を最適化するため、Sun Server X3-2とSun Server X3-2Lでは、次のようなオペ

レーティング・システム3を選択できます。

• Oracle Solaris • Oracle Linux

• Red Hat Enterprise Linux • SUSE Linux Enterprise Server • Microsoft Windows Server

これらのシステムでは、Oracle VMまたはVMware ESXiを使用した仮想化もサポートしています。 Red Hat Enterprise Linuxのサポートは、製品リリースの直後に提供される予定です。

インテル Xeon プロセッサ E5-2600 製品ファミリーの利点

オラクルは、インテルと緊密に連携することで、最新のインテルXeonプロセッサ・テクノロジーを 利用した幅広いサーバー・ファミリーを市場に提供しています。Sun Server X3-2とSun Server X3-2Lでは、システム・エンジニアの専門知識と高度なプロセッサ設計が結集され、パフォーマン

(11)

ス、品質、信頼性、および環境対応が強化されています。また、エンジニアによって、オラクルの オペレーティング・システムでのシステムのパフォーマンスと可用性が最適化されています。 Sun Server X3-2とSun Server X3-2Lは、前世代の2ソケットのプラットフォームよりも高速なイン テルQuickPathインターコネクト、インテルXeonマイクロアーキテクチャ、およびプロセッサ・ダ イ内蔵のPCIe 3.0を装備した、インテルXeonプロセッサE5-2600製品ファミリー・プロセッサを搭 載しています。各サーバーは、2基のプロセッサを搭載した非常によく似たマザーボードを装備し ており、高いパフォーマンスが必要なアプリケーションで短い応答時間と高いスループットを実現 します。従来のIA-32ソフトウェアと互換性があるこれらの64ビット・プロセッサは、数多くの既 存の32ビット・アプリケーションに加え、新しい64ビット・アプリケーションもサポートしていま す。

インテル Core マイクロアーキテクチャ

この最新のマイクロアーキテクチャの導入で、インテルは32nmの製造プロセスを継続しましたが、 コアのコンピューティング能力が6プロセッサ・コアから8プロセッサ・コアに強化され、また、 キャッシュからダイに強化されています。 図7. インテルXeonプロセッサE5-2600製品ファミリーで採用されているマイクロアーキテクチャにより、以前 の設計を超える顕著な技術革新を実現 新しいインテルCoreマイクロアーキテクチャは高度にモジュール化されており、幅広い環境でさま ざまなアプリケーションのニーズと価格に対応できるようになっています。Sun Server X3-2とSun Server X3-2Lでは、4コア、6コア、または8コアのCPU、最大20MBの共有Last Level Cache、および インテル・ターボ・ブースト・テクノロジーとハイパー・スレッディング(HT)テクノロジーを利 用できます。

インテルXeonプロセッサE5-2600製品ファミリーCPUの詳細については、インテルのWebサイト

(12)

インテル Xeon プロセッサ C600 プラットフォーム

Sun Server X3-2とSun Server X3-2Lは非常によく似たマザーボード設計を使用しており、同じイ ンテルC600シリーズ・チップセット・プラットフォームを使用しています。プロセッサは、インテ ルQuickPathインターコネクト・テクノロジーのインターコネクトを介して相互にインタフェース 接続を行います。前世代のプラットフォームでは、PCIの拡張性は別のIOHチップセットを使用して 対処していました。新しいプラットフォームでは、PCIの拡張性はプロセッサ・ダイに直接内蔵さ れています。CPUがインテルC602J I/Oコントローラ・ハブとインタフェース接続を行うため、拡張 性と高いI/Oスループットが実現されています。 各インテルXeonシリーズ・プラットフォームは、プロセッサ・パフォーマンスをメモリ容量、I/O の拡張性、およびインターコネクトの帯域幅に合わせるように設計されています。

Sun Server X3-2 と Sun Server X3-2L のアーキテクチャ

Sun Server X3-2とSun Server X3-2Lは、かつてない拡張性と低消費電力とともにクラス最高のパ フォーマンスを提供するように設計されています。この項では、サーバー設計の類似点と相違点を 示しながら、システムの物理的な側面とアーキテクチャ上の側面について詳しく説明します。 6つのサーバー・モデルで、非常によく似たマザーボード・アーキテクチャを使用しています。一 番の相違点は、Sun Server X3-2Lは6個の PCIe 3.0スロットを装備しているのに対して、 Sun Server X3-2は4個のPCIeスロット(内部×1、外部×3)を装備している点です。

Sun Server X3-2 共通のコア機能の概要

Sun Server X3-2・モデルでは、3つのシャーシで次の同じ主要コンポーネントを使用しています。 • 2基のインテルXeonプロセッサE5-2600製品ファミリー・プロセッサ • 最大512GBのメモリ(32GBレジスタ付きデュアル・インライン・メモリ・モジュール[RDIMM] 使用時、16個のレジスタ付きRDIMMスロットに装着)—8GB、16GB、または32GBの低電圧RDIMM をサポート • 4つのオンボード100/1,000/10,000Mb/秒イーサネットRJ45ポート • 3個の外部ロープロファイルPCIe 3.0スロット(16レーン・スロット×1、8レーン・スロット ×2)

• 1個の内部ロープロファイルPCIe 3.0スロット(8レーン)(必須のSAS-2 HBAカード用)

• 6つのUSB 2.0ポート(前面×2、背面×2、内部×2)

• オンボードOracle ILOMサービス・プロセッサ

• N+1冗長用の、2個のホットスワップ対応の高効率電源ユニット(PSU)

• 4個のホットスワップ対応の可変速ファン・モジュール(N+1冗長用)、各モジュールに環境

(13)

システム・レベルのアーキテクチャ:4 台の 2.5 インチ・ディスクと DVD を装備

した Sun Server X3-2

4台の2.5インチ・ディスクとDVD+/-RWを装備したSun Server X3-2のアーキテクチャを把握するに は、次のシステム・レベルのブロック図(図8)を参照してください。

図8. 4台の2.5インチ・ディスクとDVD+/-RWを装備したSun Server X3-2を示したブロック図(内部PCIeスロッ ト4の必須のSAS HBAも含む)

図8は、必須のSAS HBAカードを使用して4台の内蔵SAS HDDとSATA SSDをサポートする、標準構成を 示しています。SATA DVDとUSBデバイスは、インテルC602J I/Oコントローラによって制御されてい ます。

4 台の 2.5 インチ・ディスクと DVD を装備した Sun Server X3-2 の概要

4台の2.5インチ・ディスクとDVD+/-RWを装備したSun Server X3-2には、Sun Server X3-2の共有コ ンポーネント以外に、次の主要コンポーネントが含まれています。

• 4台の内蔵2.5インチSAS-2 HDDまたはSATA SSD • 1台の内蔵SATA DVD+/-RW-ROM

(14)

システム・レベルのアーキテクチャ:8 台の 2.5 インチ・ディスクを装備した

Sun Server X3-2

8台の2.5インチ・ディスクを装備したSun Server X3-2のアーキテクチャを把握するには、次のシ ステム・レベルのブロック図(図9)を参照してください。

図9. 8台の2.5インチ・ディスクを装備したSun Server X3-2を示したブロック図(内部PCIeスロット4の必須 のSAS HBAも含む)

図9は、必須のSAS HBAカードを使用して8台の内蔵SAS-2 HDDまたはSATA SSDをサポートする、標準 構成を示しています。システム管理サービス・プロセッサとUSB接続は、インテルC602J I/Oコント ローラによって制御されています。

8 台の 2.5 インチ・ディスクを装備した Sun Server X3-2 の概要

8台の2.5インチ・ディスクを装備したSun Server X3-2には、Sun Server X3-2の共有コンポーネン ト以外に、8台の内蔵2.5インチSAS-2 HDDまたはSATA SSDが含まれています。

システム・レベルのアーキテクチャ:4 台の 3.5 インチ・ディスクを装備した

Sun Server X3-2

4台の3.5インチ・ディスクを装備したSun Server X3-2のアーキテクチャを把握するには、次のシステ ム・レベルのブロック図(図10)を参照してください。

(15)

図10. 4台の3.5インチ・ディスクを装備したSun Server X3-2を示したブロック図(内部PCIeスロット4の必須 のSAS HBAも含む) 図10は、必須のSAS HBAカードを使用して4台の内蔵3.5インチSAS-2 HDDをサポートする、標準構成 を示しています。システム管理サービス・プロセッサとUSB接続は、インテルC602J I/Oコントロー ラによって制御されています。

4 台の 3.5 インチ・ディスクを装備した Sun Server X3-2 の概要

4台の3.5インチ・ディスクを装備したSun Server X3-2には、Sun Server X3-2の共有コンポーネン ト以外に、4台の内部3.5インチSAS-2 HDDが含まれています。

Sun Server X3-2 のエンクロージャの概要

Sun Server X3-2のエンクロージャは、標準の19インチ・ラックに1Uを収容するように設計されて います。表2に、システムの寸法と重量を示します。

(16)

2. SUN SERVER X3-2の寸法と重量 寸法 米国内 海外 高さ 1.71インチ(1U) 42.6mm 幅 17.2インチ 436.5mm 奥行 29.0インチ 736.6mm 重量 最大39.9ポンド 最大18.1キログラム

Sun Server X3-2 の背面図

3つのSun Server X3-2構成で、同じ背面パネルを使用しています。図11に、Sun Server X3-2の背 面図を示します。 図11. サーバーの外部機能と接続を示した、Sun Server X3-2の背面図 背面の外部機能と接続は、次のとおりです。 • 背面のステータス・インジケータ・ライト。システムとコンポーネントに関する"ロケータ" (白)、"要サービス"(黄)、および"アクティビティ・ステータス"(緑)をレポート • 2つのUSBポート • 内蔵ファンを備えた2個の電源ユニット(N+1冗長用)。各電源に単一の独立したACプラグを装 備 • 背面の電源インジケータ・ライト。各ホットスワップ対応電源のステータスを表示 • 4つの100/1000/10000Base-T、RJ45銅線。イーサネット・ポートを自動感知 • 3個のPCIe 3.0スロット。背面パネルからロープロファイル・カードを取付け可能 • サービス・プロセッサへのデフォルト接続に使用される2つの管理ポート(10/100Base-Tイー サネット・ポート×1、RJ45シリアル・ポート×1)。4つのオンボード・イーサネット・ポー トのいずれかを共有のシステム管理ポートとしても構成可能

(17)

• VGAビデオ・ポート。背面パネルのアナログHD-15 VGA接続を使用 Sun Server X3-2 の前面図 Sun Server X3-2 では、3 つの異なる前面ディスク・ケージを使用した、3 つの異なるストレージ 構成が用意されています。 図12に、4台の2.5インチ・ディスクとDVD+/-RWを装備したSun Server X3-2の前面図を示します。 図12. 4台の2.5インチ・ディスクとDVDを装備したSun Server X3-2の前面図。サーバーの外付けドライブ、 DVD、接続機能を表示 前面の外部機能と接続は、次のとおりです。 • ステータス・インジケータ・ライト。システムとコンポーネントに関する"ロケータ"(白)、 "要サービス"(黄)、および"アクティビティ・ステータス"(緑)をレポート

• 4台の2.5インチSAS-2 HDDまたはSATA SSD(必須のSAS-2 HBAを使用)。すべてのHDDとSSDデバ イスは前面パネルから装着可能 • 1台の薄型SATA DVD+/-RW • 2つのUSBポート 図13に、8台の2.5インチ・ディスクを装備したSun Server X3-2の前面図を示します。 図13. 8台の2.5インチ・ディスクを装備したSun Server X3-2の前面図。サーバーの外付けドライブと接続機 能を表示 前面の外部機能と接続は、次のとおりです。 • ステータス・インジケータ・ライト。システムとコンポーネントに関する"ロケータ"(白)、

(18)

• 8台の2.5インチSAS-2 HDDまたはSATA SSD(必須のSAS-2 HBAを使用)。すべてのHDDとSSDデバ イスは前面パネルから装着可能 • 2つのUSBポート 図14に、4台の3.5インチ・ディスクを装備したSun Server X3-2の前面図を示します。 図14. 4台の3.5インチ・ディスクを装備したSun Server X3-2の前面図。サーバーの外付けドライブと接続機 能を表示 前面の外部機能と接続は、次のとおりです。 • ステータス・インジケータ・ライト。システムとコンポーネントに関する"ロケータ"(白)、 "要サービス"(黄)、および"アクティビティ・ステータス"(緑)をレポート

• 4台の3.5インチSAS-2 HDD(必須のSAS-2 HBAを使用)。すべてのHDDデバイスは前面パネルか ら装着可能 • 2つのUSBポート

Sun Server X3-2L 共通のコア機能の概要

Sun Server X3-2L・モデルは、3つのシャーシで次の同じ主要コンポーネントを使用しています。 • 2基のインテルXeonプロセッサE5-2600製品ファミリー・プロセッサ • 最大256GBのメモリ(16GBレジスタ付きデュアル・インライン・メモリ・モジュール[RDIMM]使 用時、16個のレジスタ付きRDIMMスロットに装着)—8GBまたは16GBの低電圧RDIMMをサポート • 4つのオンボード100/1,000/10,000Mb/秒イーサネット・ポート • 6個の外部ロープロファイルPCIe 3.0スロット(16レーン・スロット×1、8レーン・スロット ×5) • 6つのUSB 2.0ポート(前面×2、背面×2、内部×2) • オンボードOracle ILOMサービス・プロセッサ • N+1冗長用の、2個のホットスワップ対応の高効率電源ユニット(PSU) • 4個のホットスワップ対応の可変速ファン・モジュール(N+1冗長用)、各モジュールに環境監 視で動作する2個の二重反転の低振動ファンを装備

(19)

システム・レベルのアーキテクチャ:8 台の 2.5 インチ・ディスクと DVD を装備

した Sun Server X3-2L

8台の2.5インチ・ディスクとDVD+/-RWを装備したSun Server X3-2Lのアーキテクチャを把握するに は、次のシステム・レベルのブロック図(図15)を参照してください。

図15. 8台の2.5インチ・ディスクとDVD+/-RWを搭載したSun Server X3-2Lを示したブロック図(PCIeスロット 6の必須のSAS HBAも含む)

図15は、必須のSAS HBAカードを使用して8台の内蔵SAS-2 HDDまたはSATA SSDをサポートする、標 準構成を示しています。CD/DVDなどのSATAデバイスやUSB接続は、インテルC602J I/Oコントローラ によって制御されています。

8 台の 2.5 インチ・ディスクと DVD を搭載した Sun Server X3-2L の概要

8台の2.5インチ・ディスクとDVD+/-RWを装備したSun Server X3-2Lには、Sun Server X3-2Lの共有 コンポーネント以外に、次の主要コンポーネントが含まれています。 • 8台の内蔵2.5インチSAS-2 HDDまたはSATA SSD • 1台の内蔵SATA DVD+/-RW-ROM

システム・レベルのアーキテクチャ:24 台の 2.5 インチ・ディスクを装備した

Sun Server X3-2L

24台の2.5インチ・ディスクを装備したSun Server X3-2Lのアーキテクチャを把握するには、次のシス

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図16. 24台の2.5インチ・ディスクを装備したSun Server X3-2Lを示したブロック図(内部PCIeスロット6の SAS HBAも含む)

図16は、必須のSAS-2 HBAカードを使用して24台の内蔵SAS-2 HDDまたはSATA SSDおよび背面からア クセス可能な2台のオプションの2.5インチSAS-2 HDDまたはSATA SSDをサポートする、標準構成を 示しています。システム管理サービス・プロセッサとUSB接続は、インテルC602J I/Oコントローラ によって制御されています。

24 台の 2.5 インチ・ディスクを装備した Sun Server X3-2L の概要

24台の2.5インチ・ディスクを装備したSun Server X3-2Lには、Sun Server X3-2Lの共有コンポーネン ト以外に、次の主要コンポーネントが含まれています。 • 24台の内蔵2.5インチSAS-2 HDDまたは最大24台のSATA SSD • 背面からアクセス可能な2台の2.5インチSAS-2 HDDまたはSATA SSD

システム・レベルのアーキテクチャ:12 台の 3.5 インチ・ディスクを装備した

Sun Server X3-2L

12台の3.5インチ・ディスクを装備したSun Server X3-2Lのアーキテクチャを把握するには、次のシス テム・レベルのブロック図(図17)を参照してください。

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図17. 12台の3.5インチ・ディスクを装備したSun Server X3-2Lを示したブロック図(内部PCIeスロット6の必 須のSAS HBAも含む) 図17は、必須のSAS HBAカードを使用して12台の内蔵3.5インチSAS-2 HDDおよび背面からアクセス 可能な2台のオプションの2.5インチSAS-2 HDDまたはSATA SSDをサポートする、標準構成を示して います。システム管理サービス・プロセッサとUSB接続は、インテルC602J I/Oコントローラによっ て制御されています。

12 台の 3.5 インチ・ディスクを装備した Sun Server X3-2L の概要

12台の3.5インチ・ディスクを装備したSun Server X3-2Lには、Sun Server X3-2Lの共有コンポーネン ト以外に、次の主要コンポーネントが含まれています。

• 12台の内蔵3.5インチSAS-2 HDD

• 背面からアクセス可能な2台の2.5インチSAS-2 HDDまたはSATA SSD

Sun Server X3-2L のエンクロージャの概要

Sun Server X3-2Lのエンクロージャは、標準の19インチ・ラックに2Uを収容するように設計されて います。表3に、システムの寸法と重量を示します。

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3. SUN SERVER X3-2Lの寸法と重量 寸法 米国内 海外 高さ 3.45インチ(2U) 87.6mm 幅 17.52インチ 445.0mm 奥行 29.0インチ 736.6mm 重量 最大70ポンド 最大31.8キログラム

Sun Server X3-2L の背面図

3つのSun Server X3-2L構成で、同じ背面パネルを使用しています。図18に、Sun Server X3-2Lの 背面図を示します。 図18. サーバーの外部機能と接続を示した、Sun Server X3-2Lの背面図 背面の外部機能と接続は、次のとおりです。 • 背面のステータス・インジケータ・ライト。システムとコンポーネントに関する"ロケータ" (白)、"要サービス"(黄)、および"アクティビティ・ステータス"(緑)をレポート • 背面からアクセス可能な2台の2.5インチSAS-2 HDDまたはSATA SSD(24台の2.5インチ・ディス クのサーバー構成と12台の3.5インチ・ディスクのサーバー構成でのみ使用可能) • 2つのUSBポート • 内蔵ファンを備えた2個の電源ユニット(N+1冗長用)。各電源に単一の独立したACプラグを装 備 • 背面の電源インジケータ・ライト。各ホットスワップ対応電源のステータスを表示 • 4つの100/1000/10000Base-T、RJ45銅線。イーサネット・ポートを自動感知 • 6個のPCIe 3.0スロット。背面パネルからロープロファイル・カードを取付け可能

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• サービス・プロセッサへのデフォルト接続に使用される2つの管理ポート(10/100Base-Tイー サネット・ポート×1、RJ45シリアル・ポート×1)。4つのオンボード・イーサネット・ポー トのいずれかを共有のシステム管理ポートとしても構成 • VGAビデオ・ポート。背面パネルのアナログHD-15 VGAコネクタを使用 Sun Server X3-2L の前面図 Sun Server X3-2Lでは、3つの異なる前面ディスク・ケージを使用した、3つの異なるストレージ構 成が用意されています。 図19に、8台の2.5インチ・ディスクとDVD+/-RWを装備したSun Server X3-2Lの前面図を示します。 図19. 8台の2.5インチ・ディスクとDVDを装備したSun Server X3-2Lの前面図。サーバーの外付けドライブ、 DVD、および接続機能を表示 前面の外部機能と接続は、次のとおりです。 • ステータス・インジケータ・ライト。システムとコンポーネントに関する"ロケータ"(白)、 "要サービス"(黄)、および"アクティビティ・ステータス"(緑)をレポート

• 8台の2.5インチSAS-2 HDDまたはSATA SSD(必須のSAS-2 HBAを使用)。すべてのHDDとSSDデバ イスは前面パネルから装着可能

• 1台の薄型SATA DVD+/-RW • 2つのUSBポート

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図20. 24台の2.5インチ・ディスクを装備したSun Server X3-2Lの前面図。サーバーの外付けドライブと接続 機能を表示

前面の外部機能と接続は、次のとおりです。

• ステータス・インジケータ・ライト。システムとコンポーネントに関する"ロケータ"(白)、 "要サービス"(黄)、および"アクティビティ・ステータス"(緑)をレポート

• 24台の2.5インチSAS-2 HDDまたはSATA SSD(必須のSAS-2 HBAを使用)。すべてのHDDとSSDデ バイスは前面パネルから装着可能 • 2つのUSBポート 図21に、12台の3.5インチ・ディスクを装備したSun Server X3-2Lの前面図を示します。 図21. 4台の3.5インチ・ディスクを装備したSun Server X3-2Lの前面図。サーバーの外付けドライブと接続機 能を表示 前面の外部機能と接続は、次のとおりです。 • ステータス・インジケータ・ライト。システムとコンポーネントに関する"ロケータ"(白)、 "要サービス"(黄)、および"アクティビティ・ステータス"(緑)をレポート

• 12台の3.5インチSAS-2 HDD(必須のSAS-2 HBAを使用)。すべてのHDDデバイスは前面パネルか ら装着

システム・プラットフォーム

Sun Server X3-2とSun Server X3-2Lでは、次のようなインテルXeonプロセッサE5-2600製品ファミ リーを使用しています。

• インテルXeonプロセッサE5-2600製品ファミリー・プロセッサ:Sun Server X3-2とSun Server X3-2Lのマザーボードは、2つのプロセッサ・ソケットを装備しています(「インテルXeonプロ セッサE5-2600製品ファミリーの利点」の項で、プロセッサのマイクロアーキテクチャについ て説明しています)。 • インテルC602J I/Oコントローラ・ハブ:C602Jにより、内部USBポートと外部USBポートやSATA DVD/RWデバイスなどの追加のI/O機能を利用できます。C602Jは、USB(仮想デバイス用)、PCI (ビデオ用)、およびLPC(シリアル・ポート)を介してAspeed AST2300サービス・プロセッ サに接続します。

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メモリ・サブシステム 内蔵メモリ・コントローラと、プロセッサあたり複数のDDR3メモリ・チャネルにより、メモリを大 量に消費するアプリケーションに高帯域幅を提供できます。Sun Server X3-2では、8GB、16GB、ま たは32GBの容量のDDR3レジスタ付きECC低電圧DIMMモジュールを装着できます。Sun Server X3-2L では、8GBまたは16GBの容量のDDR3レジスタ付きECC低電圧DIMMモジュールを装着できます。 各プロセッサは内蔵メモリ・コントローラを装備しています。つまり、システムはNUMAメモリ・ アーキテクチャに従って動作し、プロセッサ上のメモリ・コントローラがローカルのメモリだけで なくリモートのメモリにもアクセスできるようになっています。内蔵メモリ・コントローラは4つ の速度(800MT/秒、1,066MT/秒、1,333MT/秒、1,600MT/秒)のDDR3メモリをサポートしています が、オラクルでは1,066MT/秒と1,600MT/秒のRDIMMのみ認定し、提供しています。 システム・メモリの構成時に、CPUのタイプ、チャネルあたりのDIMM数、およびメモリのタイプ (速度、ランクなど)に応じて、DIMMは個々の定格速度よりも低速で動作する場合があることに注 意してください。メモリが実際に動作する速度は起動時にシステムBIOSで設定します。また、すべ てのメモリ・チャネルがもっとも高速な共通の周波数で動作します。 メモリ装着のガイドライン 各プロセッサは4つのメモリ・チャネルを装備し、各メモリ・チャネルは2個のRDIMMスロットをサ ポートしているため、すべてのスロットに装着した場合は、システムあたり最大16個のRDIMMを装 着できます。各チャネルのメモリ・スロットは、簡単に見分けることができるように色分けされて います。 • 青はスロット0を表します。 • 白はスロット1を表します。 メモリ・パフォーマンスを最適化するための原則として、DIMMは2個を1セットとして、CPUあたり チャネルごとに1個ずつ装着する必要があります。その際、CPUソケットからもっとも離れたスロッ ト(青いスロットであるスロット0)から順に装着します。プロセッサ0のスロット0である青いス ロットに装着し、白いスロットに装着したら、次にプロセッサ1のスロット0に装着します。各チャ ネルに同容量のDIMMを装着し、可能であれば、同じDIMMを同数装着することを推奨します(一貫し たパフォーマンスを実現するのに役立ちます)。通常、まず、プロセッサからもっとも離れたク アッド・ランク(QR)DIMMを装着し、次にデュアル・ランク(DR)DIMMまたはシングル・ランク (SR)DIMMを装着することを推奨します4 4 "ランク"とは、特定のデータ・ラインでDIMMモジュールが接続しているメモリ・チップの数のことです。

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メモリ帯域幅の最適化 最適なメモリ帯域幅を構成すると、インテルXeonプロセッサE5-2600製品ファミリー・プロセッサ および1,600MT/秒で動作するメモリ・コンポーネントが提供する、最高レベルのパフォーマンスを 実現できます。帯域幅の構成を最適化するためには、チャネルあたり1個または2個のSRまたはDRの DDR3 1,600MT/秒を装着します。1つまたは2つのチャネルに装着する場合、QR DIMMを使用すると、 メモリの最高速度が1,067MT/秒に制限されます。

I/O サブシステム

システムとアプリケーションを拡張する組込み機能を備えたSun Server X3-2とSun Server X3-2L は、PCIe 3.0拡張バス、内蔵ストレージ・オプション、4つのオンボード・インテル10GbEネット ワーク・インタフェース・コントローラ(NIC)、および内部USBの機能によって拡張性を提供しま す。 システムのブロック図で示したように、インテルC602J I/Oコントローラにより、システムUSBポー ト、内部USBポート、およびSATA DVD/RWデバイスの接続を提供しています。2つのUSBポートは C602Jから背面パネルに接続されており、2つのUSBリンクは内部USBポートにルーティングされてい ます。また、2つの追加のUSBポートはC602Jから前面パネルにルーティングされています。 さらに、C602Jにより、Sun Server X3-2とSun Server X3-2Lの内蔵SATA DVD/RWドライブに接続す るための、SATAインタフェースも提供しています。

システム・ネットワーク・インタフェース

各 イ ン テ ル Xeon プ ロ セ ッ サ E5-2600 製 品 フ ァ ミ リ ー ・ プ ロ セ ッ サ は 、 イ ン テ ル X540 10GbE (Twinville)コントローラとインタフェース接続を行う8レーンのPCIe 3.0を備えています。各コ ントローラは、2つのオンボード100/1,000/10,000Mb/秒イーサネット・ポートをサポートしていま す。複数のオンボード10GbE接続のサポートにより、高い柔軟性を実現し、ネットワーク・インタ フェースのフェイルオーバーをサポートする構成が可能になっています。 4つの10GbEポートは、背面パネルで右から左の順に番号が付いています。各ポートはリンク接続を 自動的にネゴシエートし、ポート上部のLEDが確立されたリンクの速度を示します。イーサネッ ト・インタフェースでは、ネットワーク経由のブート用にPXEブートもサポートしています。 Sun Server X3-2とSun Server X3-2Lでは、4つのオンボード10GbEポートのいずれかを"側波帯"管 理用に構成できます(「Oracle ILOMサービス・プロセッサとシステム管理」の項を参照してくだ さい)。管理ポートとして構成した場合、オンボードのイーサネット・インタフェースの片方に2 つのMACアドレスが設定され、2つのIPアドレスが必要になります(一方がデータ用、もう一方が管 理用)。この構成では、2つのIPアドレスを同じサブネット上に配置する必要があります。 マザーボードのAST2300サービス・プロセッサと同様に、2つのインテルX540 10GbEコントローラ は、システム電源の"スタンバイ状態"の電源から電力が供給されます。サーバーの電源がオフに なっている場合でも、リモート管理が可能なように側波帯管理インタフェースはアクティブのまま になっています。

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PCIe 3.0 拡張バス

Sun Server X3-2とSun Server X3-2Lは、最大定格25ワットのロープロファイル・カードを装着で きる、PCIe 3.0拡張スロットを装備しています。PCIe 3.0では、信号速度を5Gb/秒から8Gb/秒に向 上するとともに、8/10ビットのエンコードの代わりに128/130ビットのエンコードを使用すること で、インターコネクトのビット・レートが以前のPCIe Gen 2の2倍になっています。

Sun Server X3-2・モデルでは、PCI 3.0拡張を実現するため、3つの垂直のライザーがマザーボー ドに直接装着されています。最初の2個のPCIeスロットにはシングルスロットの1Uライザーを使用 していますが、PCIeスロット3に使用しているライザーはデュアルスロットの1Uライザーであるた め、ライザーで上位PCIeポート(PCIeポート3)への外部アクセスと下位PCIeポート(PCIeポート 4)への内部専用アクセスが可能になっています。ローカル・ディスクを使用したシステム構成で は、PCIeポート4は内蔵SASストレージHBA用に予約されています。

Sun Server X3-2L・モデルでは、ライザーは使用されておらず、PCIeカードが垂直に装着されてい ます。ローカル・ディスクを使用したシステム構成では、PCIeスロット6は内蔵SASストレージHBA 用に予約されています。カードは、PCIe Card Electromechanical Specificationのリビジョン 1.0a、2.0、または3.0に準拠しています。

Sun Server X3-2・モデルでは、PCIe 3.0スロットは、同じライザー・カードを使用して左から右 の順にスロット3およびスロット4として番号が付いています。スロット3のみ、外部アクセスが可 能です。スロット1では、x16のメカニカル・ライザーを1つ使用しており、CPU 1への16のエレクト リカル・レーンを備えています。スロット2では、x16のメカニカル・ライザーを1つ使用していま すが、エレクトリカル・レーンは8つのみです。スロット3では、PCIeポート3およびポート4用に デュアルスロットのライザーを使用しています。このデュアルスロットのライザーは、x16のメカ ニカル/エレクトリカルですが、2つのPCIeポート用にx8のメカニカル/エレクトリカルに分割され ています。スロット2とスロット3は、CPU 0へのエレクトリカル・レーンを備えています。ライ ザーは、マザーボードに正しく装着されるよう、固定するようになっています。 Sun Server X3-2L・モデルの6個のスロットは、背面パネルの下部の左から右(スロット1~スロッ ト3)、および背面パネルの上部の左から右(スロット4~スロット5)の順に番号が付いていま す。図18に、Sun Server X3-2Lの背面パネルを示しています。Sun Server X3-2とは異なり、Sun Server X3-2L・モデルではライザーは使用されていません。PCIeカードは、システム・ボードに直 接装着されています。

内蔵ストレージ

Sun Server X3-2とSun Server X3-2Lでは、大容量の内蔵ストレージSAS HDDを利用でき、SATA SSD も装着できます。ただし、これらのサーバーでは、サポートされる内蔵ストレージ・デバイスの数 とタイプが異なります。表4Aと表4Bに相違点を示します。

4A.SUN SERVER X3-2・モデルのストレージ特性

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表4Aに示すように、1UのSun Server X3-2では、最大8台の内蔵2.5インチHDDまたはSSDをサポート できます。表4Bでは、2UのSun Server X3-2Lに最大24台の2.5インチ内蔵HDDを収容できることを示 しています。現時点では、Sun Server X3-2とSun Server X3-2Lでは、最大8台のSATA SSDをサポー トできます。

内蔵ストレージ・オプションをサポートしたりRAIDを実装したりするためには、すべての構成で PCIe SAS-2 RAID HBAカードが1枚必要になります。内蔵のSATAデバイスとSASデバイスの混在はサ ポートされています(ただし、RAIDボリューム内での混在はサポートされていません)。 デバイス・ スロット数 4 8 4 デバイスのフォー ム・ファクタ 2.5インチ・ドライブ 2.5インチ・ドライブ 3.5インチ・ドライブ 内蔵SAS HDDの 最大数 4 300GB 10K RPM 600GB 10K RPM 8 300GB 10K RPM 600GB 10K RPM 4 600GB 15K RPM 3TB 7.2K RPM 内蔵SATA SSDの 最大数 4 100GB eMLC SSD 300GB eMLC SSD 8 100GB eMLC SSD 300GB eMLC SSD 0 表4B.SUN SERVER X3-2L・モデルのストレージ特性 SUN SERVER X3-2L(2.5インチ・ ディスク×8) SUN SERVER X3-2L(2.5インチ・ ディスク×24) SUN SERVER X3-2L(3.5インチ・ ディスク×12) 前面のデバイス・ スロット数 8 24 12 デバイスのフォー ム・ファクタ 2.5インチ・ドライブ 2.5インチ・ドライブ 3.5インチ・ドライブ 内蔵SAS HDDの 最大数 8 300GB 10K RPM 600GB 10K RPM 26(前面×24、背面×2) 300GB 10K RPM 600GB 10K RPM 14(前面×12、背面×2) 600GB 15K RPM 3TB 7.2K RPM 内蔵SATA SSDの 最大数 8 100GB eMLC SSD 300GB eMLC SSD 26(前面×24、背面×2) 100GB eMLC SSD 300GB eMLC SSD 2(背面) 100GB eMLC SSD 300GB eMLC SSD

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使用可能なデバイス

次のデバイスをSun Server X3-2とSun Server X3-2Lで使用できます(本書の作成時点)。 • SAS HDD • 2.5 インチ SAS-2 ディスク:300GB 10K RPM および 600GB 10K RPM • 3.5 インチ SAS-2 ディスク:600GB 15K RPM および 3TB 7.2K RPM • SATA SSD • 2.5 インチ eMLC SFF SATA SSD:100GB • 2.5 インチ eMLC SFF SATA SSD:300GB ソリッド・ステート・ドライブ(SSD) フラッシュ・テクノロジーは、ハード・ディスク・ドライブの代替として経済的な選択肢となるも ので、アプリケーションのI/Oパフォーマンスが大幅に向上するとともに、運用時のエネルギー効 率も大幅に向上します。Sun Server X3-2とSun Server X3-2Lは、SSDの形態のフラッシュ・テクノ ロジーをサポートしています。

SSDではドライブ・フォーム・ファクタを使用しており、Sun Server X3-2とSun Server X3-2L固有 のドライブ・ベイに直接挿入します。サーバーのオペレーティング・システムとBIOSでは、SSDは 標準のSATAドライブとして認識されます。

SSD と Sun FlashFire テクノロジーによるパフォーマンスの最適化

Oracle Solaris ZFSは、さまざまなメディア・タイプを認識し、システムのスループットを最大限 に高めるようにデータ配置を最適化します。Oracle Solaris ZFSのHybrid Storage Poolは、パ フォーマンスを最大限に高めてコストを管理するように、最適なストレージ・メディアに自動的に データを配置します。Oracle Solaris ZFSは、アプリケーションを変更しなくても、SSDとオラク ルのSun FlashFireテクノロジーのデータを透過的にキャッシュできます。

ドライブ・ケージの設計

Sun Server X3-2とSun Server X3-2Lの高いストレージ密度は、

各ドライブ上下の効率

的なエアフローを促進する、革新的なドライブ・キャリア設計に多少関係しています。ドライブを ディスク・トレイ、およびケーブルを使用しないディスク・バックプレーンに挿入することで、信 頼性と保守性を高めています。キャリアには取出しハンドルが付いており、簡単にドライブを取外 しできます(ディスク・ミラーリングの構成時は、ホット・プラグ可能なドライブを使用)。ドラ イブのステータス・ライトは、"取外し可能"、"障害"、および"ステータス"を表します。 6つのシステムすべてで、ディスクはサーバー固有のバックプレーン・ボードに装着されます。Sun Server X3-2Lのディスク12台のモデルとディスク24台のモデルでは、LSI SAS-2エクスパンダ・デ バイスによって、大容量の内蔵ストレージを容易に利用できるようになっています。Sun Server X3-2L・モデルでは、SASエクスパンダの8つのポートをSAS HBAに接続することで、最大26台のSAS

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ドライブやファンの振動の影響を最小限に抑えるため、サーバーのドライブ・ケージとファン・モ ジュールに振動を軽減する素材が追加されており、デッキは、ファンの振動を分離するフローティ ング・バネのメカニズムを使用して設計されています。また、ファンの振動幅を低減するため、2 つの二重反転ファンを備えたファン・モジュールが使用されています。

ディスク・コントローラ・オプションと I/O RAID オプション

Sun Server X3-2とSun Server X3-2Lは、次のディスク・コントローラ・オプションをサポートし ています。

• Sun Storage 6Gb SAS PCIe HBA:このロープロファイル・カードは、2つの4ポートSFF-8087コ ネクタを備えており、ハードウェアRAIDレベル0、1、または10を利用できます。このカード は、内部コネクタ付きと外部コネクタ付きの2つのバージョンで提供されています。

• Sun Storage 6Gb SAS PCIe RAID HBA:Adaptecとインテルのテクノロジーを利用したこのHBA は、2つの4ポートSFF-8087コネクタを備えた8チャネルのロープロファイル・カードで、6Gb/ 秒のSAS-2、およびハードウェアRAIDレベル0、1、1E、5、5EE、6、10、50、および60を利用で きます。このカードは、内部コネクタ付きと外部コネクタ付きの2つのバージョンで提供され ています。このHBAは、256MBのDDR2オンボード・メモリとバッテリ付き書込みキャッシュ(72 時間バックアップ)を備えており、ストレージの保護と高可用性を実現します。 内蔵のHDDドライブとSSDドライブを制御するとともに、高帯域幅を提供するため、それぞれ4つの レーン(6Gb/秒)を備えた2本のケーブルがSASアダプタからディスク・バックプレーンに配線され ています。Sun Server X3-2では、HBAから4つのSASリンクがSAS/SATAデバイスに直接接続されてい ます。この直接接続は、8台の2.5インチ・ドライブを装備したSun Server X3-2Lでも同じです。 Sun Server X3-2L・モデルのディスク12台の構成とディスク24台の構成では、4つのSASリンクが SASエクスパンダに接続されており、ドライブ・ケージ内の個々のディスクへの接続が提供されて います。

DVD のアセンブリ

薄型フォーム・ファクタSATA DVD/RWのアセンブリは、4台の2.5インチ・ディスクを装備したSun Server X3-2および8台の2.5インチ・ディスクを装備したSun Server X3-2Lのオプションとして提供さ れています。このアセンブリにより、内蔵DVD+/-RWデバイスを、標準のSATAケーブルを使ってインテル C602J I/Oコントローラ・ハブ上のSATAホスト・コントローラの1つに接続して利用できます。

電源

高可用性と低消費電力を実現するように設計されたSun Server X3-2とSun Server X3-2Lは、それ ぞれに個別の電源コードが付属し、効率性に優れた"Platinum"規格の冗長ホットスワップ対応AC PSUを2個装備しています。システムに装備されている2個目の電源によってN+1冗長を実現し、1個 目の電源に障害が発生した場合でも、引き続きシステムに電源を供給できます。

PSUはシステムによって異なります。Sun Server X3-2・モデルでは600W PSUを使用しており、Sun Server X3-2L・モデルでは1,000W PSUが必要です。表5に示すように、電源は効率性に優れてお り、負荷100%で87%以上の規定電源効率を実現します。

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5. 電源ユニットの比較

システム 最大出力 最大AC入力電流 最大電源効率

Sun Server X3-2 600W 100 V ACおよび600W出 力:7.2A

負荷600W(100%)時: 91%

Sun Server X3-2L 1,000W 100 V ACおよび1,000W出 力:12.0A

負荷1,000W(100%)時: 91%

各PSUは、個々のPSUを冷却する、固定の内部ファンを装備しています。3つのライトで、電源のス テータス情報(AC、故障、OK)を表しています。

Sun Server X3-2とSun Server X3-2LのPSUは、システム・ボードに直接接続されており、主要なシ ステム・コンポーネントすべてに電力を供給します。前世代のPSUでは、これとは異なり、PSUとコ ンポーネントを接続するためにパワー・ディストリビューション・ボード(PDB)が必要でした。 ファンのアセンブリ サーバーのエンクロージャは、前面から背面へのエアフローが効率的に行われるように設計されて います。可変速ファンの動作は、プロセッサの温度、DIMMの温度、PCI-Express I/Oカードの周囲 温度、およびシャーシ内の他のさまざまな温度センサーを監視するオンボードのサービス・プロ セッサによって制御されます。これらの測定値に基づいて、ファンは、冷却を効率的に行うように 可能な限り低速で動作するため、電力使用を節約し、ファンの寿命を延ばし、ノイズを低減できま す。

ファンのアセンブリは、Sun Server X3-2とSun Server X3-2Lで異なります。Sun Server X3-2・モ デルは、4個のホットスワップ対応ファン・モジュールを装備しており、各モジュールに2個の40mm の二重反転ファン・ペア(合計4つのローター)を備えています。Sun Server X3-2L・モデルは、4 個のホットスワップ対応ファン・モジュールを装備しており、各モジュールに1個の80mm二重反転 ファンを備えています。 振動を低減するため、各ファン・モジュールは逆方向に回転するように構成されており、ファン・ モジュールには他のコンポーネントは一切含まれていません。ファン・モジュールの緑のステータ ス・ライトは正しく動作していることを表し、黄色いライトはファンの障害を表します。システム のサービスがスケジュールされている間は運用を継続できるように、いずれかのファン・ローター が使用できなくなった場合でも、システムの動作を維持できるようになっています。また、ファン はホットスワップ対応であるため、システムを停止させずに、障害の発生したファン・モジュール を取り外して新しいファン・モジュールを取り付けることが可能です。シャーシの上部にあるファ ン・アクセス・ドアにより、シャーシに取り付けたまま、ラックから部分的に取り出すだけで、 ファンの保守作業を行うことができます。そのため、ファン交換時のケーブル管理を簡素化できま す。

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ラックの取付け

Sun Server X3-2とSun Server X3-2Lは、次のラックに取付け可能です。

• サード・パーティ製ANSI/EIA-310-D-1992またはIEC 60927準拠のラックの19インチ/482.6mmパ ネル幅シリーズ

• オラクルのSun Rack II 1042およびSun Rack 1242

Sun Server X3-2とSun Server X3-2Lは、Sun Rack II 1042またはSun Rack 1242のいずれのラック にも取付け可能です。Sun Rack 1242は、ラックの奥行きが深くなっています。シャーシの一部と して、Sun Server X3-2とSun Server X3-2Lには、スライド・レール・リリース・レバーが付いて います。このレバーを下げると、レールのスライド・メカニズムが解除されるため、ラックから シャーシを引き出して容易に保守を行うことができます。 ラックの取付けを簡素化するため、次のオプションが提供されています。 • 工具不要ラック・キット:このラック取付けキットは、名前のとおり、工具を使用せずに、特 定のオラクルのラックとサード・パーティ製のラックに取付けできるようになっています。 • ケーブル管理アーム:ケーブル管理アームは、ラックでのサーバーの取付け時と取外し時に、 ケーブルをサポートおよび保護するものです。 スライド・レール・キットには、ANSI/EIA 310-D-1992またはIEC 60927規格に従い、6mmのネジ 穴、#10–32のネジ穴、#10のすきま穴、または四角形のネジ穴が付いたラック・レールに取り付け るハードウェアが含まれています。サード・パーティ製のすべてのラックがスライド・レール・ キットと互換性があるわけではありません。ラックの密度は、取り付けるシステム、配電(キャビ ネット内かキャビネット外か)、電源(単相か三相か)、および冗長電源の要不要によって大きく 異なります。

RAS 機能

Sun Server X3-2とSun Server X3-2Lは、ハードウェア障害の防止、ほぼ連続的な運用、迅速なリ カバリ、および容易な保守を実現するように設計されています。これらのシステムは、次のような 信頼性、可用性、および保守の機能(一般にRAS機能と呼ばれます)を備えています。 • ホットスワップ対応の冗長コンポーネント:ミラー化したディスク、冗長ファン・モジュー ル、および冗長PSUをすばやく簡単に交換できるため、システムのアップタイムが向上しま す。 • 保守性を向上するアクセス可能なコンポーネント:4台のアクセス可能なホットスワップ対応 ディスク・ドライブをすばやく交換できます。ラックからシステムを完全に取り外さずに、 ファン・モジュールと電源ユニットを交換できます。 • さまざまなRAIDオプション:これらのオプションで、ストレージの容量、可用性、コストのバ ランスを取ることができます。LSIベースのSun Storage 6Gb SAS PCIe HBA(内部コネクタ付 き)は、RAID 0、1、1E、および10Eをサポートしています。Sun Storage 6Gb SAS PCIe RAID

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HBAは、RAID 0、1、10、1E、5、50、5EE、6、および60をサポートしており、バッテリ付き書 込みキャッシュも備えています。 • シャーシ前面と背面のインジケータLED:確認が簡単なLEDで、問題を容易に特定できます。ま た、診断LEDがマザーボードに装備されており、DIMMやCPUなどの障害が発生したコンポーネン トを見つけるのに役立ちます。 • Oracle ILOMの機能:2012年現在でオラクルの新しいサーバーすべてに標準装備されている、 内蔵のOracle ILOMサービス・プロセッサは、ローカルまたはリモートのシステム管理に役立 つ強力なツールを提供します。これにより、管理タスクを簡素化し、必要なオンサイトのス タッフ数を低減し、運用コスト全体を削減できます(サーバーのシステム管理機能について、 詳しくは、次の「Oracle ILOMサービス・プロセッサとシステム管理」の項を参照してくださ い)。

Oracle ILOM サービス・プロセッサとシステム管理

オラクルの他の多くのサーバーと同様に、Sun Server X3-2とSun Server X3-2Lは、組込みのハー ドウェアベースのサービス・プロセッサを装備しており、これにより、オラクルの多くのサーバー 製品ラインで一貫して利用できる、リモートからのサーバー管理、システム管理、およびタスク自 動化の各機能を実現しています。

Oracle ILOM サービス・プロセッサ

Sun Server X3-2

とSun Server X3-2Lは、Aspeed AST2300チップをオンボードのサービス・プロ

セッサ(ベースボード管理コントローラ、BMC)として内蔵しています。Aspeed AST2300では、グ ラフィックス・コントローラとサービス・プロセッサを結合して1つのチップにすることで、ス ペースと電力を節約しています。インテルC602J I/Oコントローラに接続するために、仮想デバイ ス用に2つのUSBポートを使用し、ビデオ用に1つのPCIe x1リンクを使用しています(前述の「Sun Server X3-2とSun Server X3-2Lのアーキテクチャ」の項のシステム・ブロック図を参照してくだ さい)。 Oracle ILOMサービス・プロセッサが提供する完全自動管理を利用すると、システム管理を簡素化 できます。サービス・プロセッサはホスト・プラットフォームからは独立して動作し、セキュリ ティが強化された堅牢なオペレーティング・システムを実行します。 Oracle ILOMサービス・プロセッサの機能は、次のとおりです。 • IPを介したリダイレクトによる、完全なリモートのキーボード、ビデオ、マウス、ストレージ (RKVMS)へのアクセスにより、ローカルのKVMが不要 • 環境、電源、ハードウェア、BIOS、およびオペレーティング・システムのイベントの監視とレ ポート • BIOS構成のバックアップとリストア

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• リモートからの電源制御、診断、仮想メディア添付、システムBIOSとサービス・プロセッサ・ ソフトウェアのアップグレード • システム構成情報の取得 • 物理ポートまたはIPを介したリダイレクトによる、ユーザー構成が可能なシリアル・コンソー ル・アクセス • セキュアなWeb接続におけるJava対応のリモート・コンソール・アクセス

• RADIUS、LDAP、およびMicrosoft Active Directoryサービスの認証データ参照のサポートによ る、マルチレベルのロールベースのアクセス

• Simple Network Management Protocol(SNMP)V1、V2c、V3のサポート システム管理処理に、Aspeed AST2300は次の接続を使用します。

• 仮想デバイス用USBポート×2(ポートは2つともマザーボード上でAST2300からC602Jに直接 ルーティングされます)

• ローカル・ビデオ出力用SVGAビデオ・ポート×1

サービス・プロセッサで提供されている管理機能は、Oracle ILOM 3.1システム管理ソフトウェア に よ っ て 実 装 さ れま す 。 この ソ フ ト ウ ェ ア は、 Intelligent Platform Management Interface (IPMI 2.0)ベースボード管理コントローラ、プラットフォーム制御エージェント、診断ソフト ウェア、およびRKVMS機能を提供しています。オラクルの他の多くのサーバーにはこれらの機能が 組み込まれているため、単一の一貫した標準ベースの管理インタフェースを利用できます。 次のようなさまざまな方法で、サービス・プロセッサの機能および関連するOracle ILOMソフト ウェアの機能に安全にアクセスできます。 • SSLを介した直感的なブラウザベースのユーザー・インタフェース(BUI)

• セキュア・シェル(SSH)を介したDistributed Management Task Force(DMTF)のコマンドラ イン・インタフェース

• Oracle ILOMリモート・コンソール・アプリケーションへのプラットフォームのコンソール、 キーボード、マウス、ビデオのリダイレクト

• SNMP v3インタフェースによる、Oracle Enterprise Manager Ops Centerや、HPおよびIBMなど の企業が提供するサード・パーティ製アプリケーションとの容易な統合 • IPMI 2.0コマンド・インタフェースによる、IPMItoolなどのIPMIベースのツールを使用したリ モート管理 管理の柔軟性の最適化 システム管理ツールは運用の効率化に重要な役割を果たしますが、組織では環境ごとに最適なアプ ローチを検討する必要があります。ホスト上で管理ソフトウェアを(サービス・プロセッサを使用 するか、または使用せずに)直接実行することを帯域内管理と言います。専用イーサネットまたは

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