• 検索結果がありません。

ホリスティック企業レポート ( 一般社団法人証券リサーチセンター発行 ) マガシーク (3060 東証マザーズ ) 前期業績は会社計画未達だが 増収増益基調に変化なし 発行日 :2012/5/21 調査日 :2012/5/8 調査方法 : 決算説明会等 > 要旨 業績は回復トレンド 増配 前 201

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "ホリスティック企業レポート ( 一般社団法人証券リサーチセンター発行 ) マガシーク (3060 東証マザーズ ) 前期業績は会社計画未達だが 増収増益基調に変化なし 発行日 :2012/5/21 調査日 :2012/5/8 調査方法 : 決算説明会等 > 要旨 業績は回復トレンド 増配 前 201"

Copied!
9
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

マガシーク (3060 東証マザーズ)

◆ 業績は回復トレンド、増配 ・前 2012 年 3 月期は、売上高 9,698 百万円(前期比 9.1%増)、営業利益 252 百万円(同 39.8%増)、当期純利益 138 百万円(同 39.0%増)と増収 増益となったものの、会社予想及び会社予想よりも若干慎重に見ていた アナリスト予想を、売上・利益ともに下回る結果だった。 ・今 2013 年 3 月期の会社予想業績は、積極的なテレビCМやサイトリニュ ーアルなどで拡販し、売上 115 億円(前期比約 19%増)と過去最高売上 の連続更新、物流効率化などのコスト削減で、当期利益 2 億円(同約 44%増)及び増配となっているが担当アナリストはやや下方修正してい る。 ◆ 中期経営計画の進捗状況 ・今回の決算発表では、従来の中期計画の修正及び更新は行われなか った。2015 年 3 月期を最終年度とする数値目標は、現在の経済環境・ 同社の状況を勘案すると、M&Aなどがない限り達成は難しい状況と思 われる。 ・前期及び今期は、中期目標に掲げている戦略に沿って、マガシーク事 業を中心とする商品戦略と会員の獲得の強化、システムと物流の進化、 フルフィルメントや中国事業の展開など、将来に向けて着々と布石を打 ってきている。 ◆ 前回予想を修正 ・担当アナリストは、2015 年 3 月期までの前回の業績予想を修正し、新た に 2016 年 3 月期予想を付け加えた。アクティブ会員数が想定ほど増加 せず、伸び悩んでいることが背景にある。他方、ファッションEC市場(Eコ マース)の成長性は高く、同社は中期的に年率 2 桁の売上及び利益成 長と増配(配当性向 30%の維持)が継続するとの判断は変えていない。 ◆ 想定株価は 142,000~178,000 円 ・株価は 10 万円前後まで下落しているが、バリュエーションから判断し現 株価からの大きな下押しはなさそう。 ・2016 年 3 月期の EPS を、担当アナリストは約 17,800 円と予想しており、 現在の株価では予想 PER は 5.5 倍となる。妥当な PER 水準を 8~10 倍 とすると、想定株価は 142,000~178,000 円となる。業績予想を見直した ことにより、従来の想定株価レンジ 160,000~200,000 円を 1 割程度下方 修正した。

前期業績は会社計画未達だが、増収増益基調に変化なし

業種:小売業 アナリスト:松尾 十作 +81 (0)3-6858-3216 matsuo@holistic-r.org 発行日:2012/5/21 調査日:2012/5/8 調査方法:決算説明会等 > 要旨 > 投資判断 ×用語の説明は最終頁をご覧ください 証券リサーチセンター 審査委員会審査済20120516

(2)

マガシーク (3060 東証マザーズ)

2011/3期 2012/3期 2013/3期 2013/3期 2014/3期 2015/3期 2016/3期 実績 実績 会社予想 予想 予想 予想 予想 売上高 8,889 9,698 11,565 11,160 12,570 14,080 15,700 前年比 9.2% 9.1% 19.2% 15.1% 12.6% 12.0% 11.5% 営業利益 180 252 320 280 350 460 650 前年比 --- 39.8% 26.5% 11.1% 25.0% 31.4% 41.3% 経常利益 188 255 320 280 350 460 650 前年比 --- 35.5% 25.0% 9.8% 25.0% 31.4% 41.3% 当期純利益 99 138 200 175 203 267 377 前年比 --- 39.0% 44.3% 26.8% 16.0% 31.4% 41.3% 期末株主資本 2,814 2,923 - 3,056 3,179 3,321 3,508 発行済株式数 21,190 21,190 21,190 21,190 21,190 21,190 21,190 EPS(円) 4,705.8 6,541.3 9,438.4 8,258.6 9,580.0 12,590.8 17,791.4 配当(円) 1,416 1,963 2,832 2,478 2,874.0 3,777.3 5,337.4 BPS(円) 132,844 137,969 - 144,238 150,019 156,725 165,539 ROE 3.6% 4.8% - 5.9% 6.5% 8.2% 11.0% 株価(円) 82,000 126,200 98,000 98,000 - - - PER(倍) 17.4 19.3 10.4 11.9 10.2 7.8 5.5 配当利回り 1.7% 1.6% 2.9% 2.5% 2.9% 3.9% 5.4% PBR(倍) 0.6 0.9 - 0.7 0.7 0.6 0.6 (単位:百万円) > 収益モデル > 株価パフォーマンス (注)将来予想における PER、配当利回り、PBR は、レポート作成時の株価を用いて算出。

(3)

トライステージ (2178 東証マザーズ) マガシーク (3060 東証マザーズ) 発行日2012/5/21 ◆前 3 月期は増収増益、増配 2012 年 3 月期売上高 9,698 百万円(前期比 9.1%増)、営業利益 252 百万円(同 39.8%増)、経常利益は 255 百万円(同 35.5%増)、当期 純利益は 138 百万円(同 39.0%増)と増収増益決算となった。前期 実績値は、会社予想(2011 年 10 月 25 日、業績の上方修正を発表) 及び、会社予想よりも若干慎重に見ていたアナリスト予想(2011 年 12 月 30 日付レポート)を売上・利益ともに下回る結果だった。これ は、アクティブ会員数(会員のうち年に 1 回以上買い物を行った顧客 数)の会社前提が強気(計画 40 万人、実績 32.5 万人)だったことが 主要因である。 消費環境の悪化で、百貨店やファッションビル等のリアル店舗での値 下げ販売が恒常化している環境下、「magaseek」サイトにおいて値下 げ販売を実施したことや、アウトレット商品を十分に確保できなかっ たことも要因だろう。 会社計画に未達となったとはいえ、東北大震災の影響を受けながら売 上高は、主力のマガシーク事業及びアウトレットピーク事業の両事業 ともに過去最高を更新し、同社総売上高も同様となった。 尚、収益面では物流効率化による経費削減で、売上高総利益率が 25.2%→25.9%と 0.7%ポイント改善。広告宣伝費やシステムリニュ ーアル投資などの前向きな投資が増加したもののその他の費用を抑 制し、売上高販売管理費率を 0.1%の上昇にとどめたことが大幅増益 につながった。 年間を通じてブランドの入れ替えを行い絞り込んだ結果、2012 年 3 月末現在の取り扱いブランド数(マガシークとアウトレットピーク合 計)は、11 年 3 月末 853 から 753 へと減少している。 ◆部門別概要 マガシーク事業(ファッション誌に掲載された商品や人気ファッショ ンブランドの商品をインターネットで購入できる総合ファッション ECサイト「magaseek」を運営)において、売上高 8,074 百万円(前 期比 10.5%増)、セグメント利益 612 百万円(同 55.6%増)と好調を 持続した。増収要因としては以下のとおり。 ① アクティブ会員数の増加(11.3 期末 299 千人→12.3 期末 325 千 人、前期末比 8.7%増) ② 40 才女性をターゲットとした新規ブランド「CLASS」の投入 やオールドイングランド、エポカ、セオリーリュクス等のブラン ドの取り扱いの開始により品揃えを強化した。アパル以外の商材 強化の一環として 4℃、カナル 4℃、ete、jupiter 等のアクセサ リーブランドの取扱いを開始 ③ メンズでは、秋口よりビューティーアンドユースやシップスジェ

本決算内容

決算サマリー

<業績実績比較> (出所 )各種資料より作成 増収増益だが会社予想は 未達

(4)

ットブルー、アダム エ ロペ等のセレクトショップの取扱いを開 始 ④ 各種キャンペーン、年末セール時期の地方でのテレビCMなどの 販売促進効果 アウトレットピーク事業(人気ファッションブランドをインターネッ ト上において常時アウトレット価格で販売するECサイト「OUTLET PEAK」を運営)では、東日本大震災による影響で約1か月程度営業を 停止したが、人気ブランドの期間限定セール販売や正月福袋の先行販 売などを行ったこともあり、売上高は 1,619 百万円(前期比 2.9%増) と微増に留まった。一方、従来の低単価中心の品ぞろえに加え、高単 価・高感度ブランドの取り扱いを開始し、魅力的なアウトレット商品 の拡充を進めた結果、セグメント利益は 51 百万円(同 76.8%増)に 改善した。 ◆今期も増収増益・増配基調は継続 2013 年 3 月期会社予想は、売上高 11,565 百万円(前期比 19.2%増)、 営業利益 320 百万円(同 26.5%増)、経常利益 320 百万円(同 25.0%増)、 純利益 200 百万円(同 44.3%増)と過去最高の売上高、前期予想 (1,963 円) 比増配(2,832 円)となっている。 ファッションEC市場は、消費者のライフスタイルの変化に伴いイン ターネットによる購入が増加する一方で、メーカーにとっても有力な 販売チャネルとしての認識が高まり、今後とも高い成長が期待される。 今期は、主要都市圏でテレビCM等のマス広告を強化し、同社の認知 度を高めるとともに 9 月にサイトリニューアル(閲覧者がカスタマイ ズ可能)を行い、アクティブ会員数を 40 万人まで増やす計画だ。 <アクティブ会員数推移>

今期業績見通し

(出所)会社資料より作成、予想は担当アナリスト予想

(5)

トライステージ (2178 東証マザーズ) マガシーク (3060 東証マザーズ) 発行日2012/5/21 また事業の効率化・収益率向上と業容拡大の布石として、今期中に倉 庫を岐阜から神奈川県座間市に移転し、自社にて運営する予定である。 今期 2013 年 3 月期の会社側業績見通しの各事業部門別の売上高は、 マガシーク事業がメンズ分野 700 百万円(前期比 52.9%増)を含め て 9,500 百万円(同 17.7%増)、アウトレットピーク事業 2,000 百万 円(同 23.5%増)、その他事業(フルフィルメント事業:アパレル自 社のEC受託事業による手数料収入・新規事業)65 百万円(前期の 当セグメントは広告事業売上で4百万円)。 一方、損益面では、システムリニューアルに係る減価償却費の増加、 広告宣伝の強化、物流倉庫の移転等により売上高販売管理費率は前期 より上昇する見込み(23.3%→24.0%)。増収効果や売上総利益率(主 に物流費の削減で 0.8%の改善を計画)の上昇により営業利益以下各 段階の利益は増益を見込んでいる。 中国でのビジネスに関しては、日本から進出予定のアパレルブランド を、中国の雑誌・モデルと連動(コラボレーション)してECにて現 地販売する計画である。今年 6 月に中国企業と業務提携し独自資本で スタート、年内に事業を開始したい意向。詳細は今後詰める必要があ り、収益化は来期以降と同社では予想しているが、担当アナリストは、 競争環境が特に厳しい市場であり本格的な収益寄与は当面先になる と判断している。 ◆担当アナリスト予想は下方修正 今期予想を担当アナリストは左図表のように修正。その背景は、 1、 前述のように前期末アクティブ会員数が、会社想定、担当アナリ スト想定を下回ったため、今期以降の前提数値を見直した。 2、 とくに会員数の伸びと購入頻度において会社予想を下方修正し たため。 3、 景気低迷が続き消費が伸び悩む中、リアル店舗及びECでの同業 他社との競争が激化し、今後も厳しい価格競争が継続すると思わ れる。2012 年 5 月 14 日、同業他社であるスタイライフ(3037・ JQ)は、サマンサタバサから楽天(4755・JQ)の傘下に入ると発 表し、知名度・資金力・収穫力を背景に事業の成長スピードをあ げ競争力を強めると推測される。 <今13.3 期予想比較> (出所)各種資料より作成 増収増益を見込むものの、 会社予想はやや強気と思 われる

(6)

◆来期以降の業績、及び中期計画の進捗状況 今回の決算発表のタイミングでは、既に発表している中期計画の方針 及び目標数値などは修正・更新されていない。 同社は、中期経営計画の最終年度にあたる 2015 年 3 月期総取扱高 500 億円の目標を設定している。セグメント別では、マガシーク事業 等売上 300 億円、同事業経常利益率 10%、フルフィルメント事業取 扱高 100 億円、中国事業取扱高 100 億円(新規事業)となっている。 ドライバーとなるマガシーク事業等に関しては、アクティブ会員数 100 万人(参考:今期目標は 40 万人)×平均購入単価 12,500 円(同: 13,100 円)×年間購入回数 2.5 回(同:2.2 回)=売上約 300 億円 (今期会社予想売上高比 2.6 倍)を目標としている。現状から判断 すると、各事業ともかなりチャレンジングな目標数値であると言わざ るを得ない。 今期の計画で、マガシーク事業等の強化策、倉庫移転、フルフィルメ ント事業の進捗状況、中国事業の方向性を前回公表時よりも踏み込ん で発表している。来期以降、目標としている高い利益成長を実現する には、M&Aも含めた具体的な戦略の実行や、大幅な会員獲得が必要 となる。

中期業績見通し

<今期以降の業績予想> (出所)担当アナリスト予想 から作成 中期経営計画の変更ない が、担当アナリストは中期 見通しを下方修正

(7)

トライステージ (2178 東証マザーズ) マガシーク (3060 東証マザーズ) 発行日2012/5/21 ◆過去の会社予想と実績 前期も含め過去 5 期を見る限り、同社期初業績予想は、実績値と比較 すると結果的に平均で 10%近い下方修正となっている。収益は若干 上方修正されることもあるが、やはり未達になることが多い。これは、 経済及び消費環境が厳しいという外部環境もあるが、同社が営業努力 目標的な業績予想を公表する傾向があると思われ、会社発表の特性を 認識する必要がある。 今期会社の予想増収率(前期比 19.2%増、1,867 百万円増)は近年の トレンドと比較しても高い。積極的に都心部でのテレビCMなどの販 促策及び品揃え強化などを行うため、目標売上高は達成不可能な範囲 ではないものの、担当アナリストは会社予想がベストシナリオに近い やや意欲的な目標と判断する。 欧州債務危機による金融不安や歴史的な円高、昨今の国内経済環境を 考慮。また会社のアクティブ会員数前提(今期末 40 万人、前期末比 約 23%増、約 75 千人増)はやや強気であると思われ、担当アナリス トは、今期売上高及び利益とも会社予想よりもやや慎重に見ている。 他方、アナリスト予想においても今期も売上高は過去最高を更新し、 2 ケタ近い連続増収増益となる見込みである。 ◆市場の成長を享受へ 基本的には、EC市場は今後も年率 2 桁成長が見込まれ、同社もファ ッションEC業界の大手の一社として市場の成長を享受すると思わ れる。また、物流倉庫の自社による運用によるコスト削減や、現状で は小規模ではあるがフルフィルメント事業の拡大は、実現性が高いと 考えている。今後数年間は、2 桁近い利益成長が期待できよう。 成長分野だけに同業者間での価格競争など競争環境は厳しい。積極的 なテレビCM、キャンペーンなどで総会員数だけではなく、「売上= (実際に購入する)アクティブ会員数×平均購入頻度×平均購入単価」 の各ファクターを引き上げられるかに注目していきたい。 中国事業に関しては、収益貢献度を予想することは難しく、損益には

アナリストの評価

<会社期初予想と実績> (出所)短信より作成 今期もやや強気な会社計 画と思われる

(8)

同社は、2007 年 3 月期より配当性向 30%相当を目処に配当を実施。 前期は1株当たり 1,963 円、今期は1株当たり 2,832 円とする予定。 次期以降も同様の方針であり、配当額は税引後利益により変動するも のの、増益が継続すればほぼ自動的に増配となると思われる。 同社株価を、同業他社であるスタートトゥデイ(東証 1 部 3092)と 比較した。会社の業容規模を勘案すると、同社の株価バリュエーショ ン上のディスカウントはやむを得ないと思われるが、PER・PBR など で比較すると同社株価は低く放置されており、割安感があると判断さ れる。今期の東証 1 部予想平均、PER 約 13 倍、PBR(実績)約 1 倍、 配当利回り約 2%と比較しても同様に低い水準である。 欧州危機の再燃による世界的な株安と同社の 2012 年 3 月期の業績下 方修正発表を受け同社株価は 10 万円前後まで下落し、現在調整局面 にある。 現在の株価に基づく PER、PBR 及び配当利回りの水準から判断し、現 株価からの大きな下押しはなさそう。時価総額が小さく流動性が乏し い点には注意する必要がある。 2016 年 3 月期の EPS を担当アナリストは 17、800 円と予想しており、 現在の株価では予想 PER5.5 倍となる。妥当な PER 水準を 8~10 倍と すると、想定株価は 142,000~178,000 円となる。業績予想を見直し たことにより、従来の想定株価レンジ、160,000~200,000 円から 1 割程度下方修正した。 経済環境やアクティブ会員数などの前提を勘案すると、今期も会社業 績予想の未達リスクが残ることから、四半期業績の推移(売上高及び 利益率)、アクティブ会員数の実績推移に注目していきたい。

株主還元

今後の株価見通し

株価バリュエーション

投資判断

<同業他社比較> (出所)各種資料より作成、 同社予想は担当アナリスト予想、他社は会社予想 配当性向30%を順守し、増 配継続へ 株価下落に伴い、中期的 には割安な株価水準圏と 思われる 想定株価レンジは、 142,000~178,000 円

(9)

トライステージ (2178 東証マザーズ) マガシーク (3060 東証マザーズ) 発行日2012/5/21  中立・公平な情報を発信 本レポートは、一般社団法人 証券リサーチセンターに所属している中立的な立場にあるアナリスト経験 者が企業調査及び株価評価を行い、その調査レポートを早稲田大学知的資本研究会が監修することで、国 内資本市場の活性化に向けた質の高い客観的な投資情報を提供します。  隠れた強みを持ちながらも、市場から着目されていない企業を選定しカバー 新興市場を中心に、企業の知的資本(隠れた強み)を評価する手法などを活用することで、株価が適正に 評価されていない上場企業を発掘し、アナリストレポートを作成・公表することで、企業評価の改善を目 的としています。  企業のKPI と知的資本(=隠れた強み)を読み手に伝える分析 本レポートの企業の分析・評価にあたっては、SWOT 分析や M. Porter の競争優位性分析など伝統的な手 法を用いて企業の特徴を明らかにし、さらに、今後の成長を測る上で重要な業績指標(KPI)を掲載する ことで、幅広い投資判断情報を提供いたします。また、株式会社 ICMG が企業の知的資本を伝えるため に体系化したフォーマットを採用し、これに基づいて、企業の隠れた強みを探る視点からも評価を試みて おります。

 KPI(Key Performance Indicator)

企業の戦略目標の達成度を計るための評 価指標(ものさし)のことです  知的資本 顧客関係や業務の仕組みや人材力などの、 財務諸表には表れないが、財務業績を生 み出す源泉となる「隠れた経営資源」を 指します。本レポートにおけるカバー対 象企業の選定では、(株) ICMG の知的資 本評価手法を活用しております。  関係資本 顧客や取引先との関係、ブランド力など 外部との関係性を示します  組織資本 組織に内在する知財やノウハウ、業務プ ロセス、組織・風土などを示します  人的資本 経営陣と従業員の人材力を示します  β(ベータ)値 個別銘柄の株価変動の大きさが市場指数 (例えばTOPIX)の価格変動に比べ大 きいか小さいかを示す指標です。ベータ 値(β値)が1 であれば、市場指数と同 じ動きをしたことを示し、1 より大きけ れば市場指数より値動きが大きく、1よ り小さければ市場指数より値動きが小さ かったことを示します  SWOT 分析 企業の強み(Strength)、弱み(Weakness)、 機会(Opportunity)、脅威(Threat)の 全体的な評価を SWOT 分析と言います  ESG Environment:環境、Society:社会、 Governance:企業統治、に関する情報を 指します。近年、環境問題への関心や企 業の社会的責任の重要性の高まりを受け て、海外の年金基金を中心に、企業への 投資判断材料として使われています 免責事項 ・本レポートは、一般社団法人 証券リサーチセンターに所属する証券アナリストが早稲田大学知的資本研究会の監修を受け、広く投資家に株式投資の参考情報として閲覧さ れることを目的として作成したものであり、特定の証券又は金融商品の売買の推奨、勧誘を目的としたものではありません。 ・本レポートの内容・記述は、一般に入手可能な公開情報に基づき、アナリストの取材により必要な補充を加え作成されたものです。本レポートの作成者は、インサイダー 情報の使用はもとより、当該情報を入手することも禁じられています。本レポートに含まれる情報は、正確かつ信頼できると考えられていますが、その正確性が客観的に検 証されているものではありません。また、本レポートは投資家が必要とする全ての情報を含むことを意図したものではありません。 ・本レポートに含まれる情報は、金融市場や経済環境の変化等のために、最新のものではなくなる可能性があります。本レポート内で直接又は間接的に取り上げられている 株式は、株価の変動や発行体の経営・財務状況の変化、金利・為替の変動等の要因により、投資元本を割り込むリスクがあります。過去のパフォーマンスは将来のパフォー マンスを示唆し、または保証するものではありません。特に記載のないかぎり、将来のパフォーマンスの予想はアナリストが適切と判断した材料に基づくアナリストの予想 であり、実際のパフォーマンスとは異なることがあります。したがって、将来のパフォーマンスについては明示又は黙示を問わずこれを保証するものではありません。 ・本レポート内で示す見解は予告なしに変更されることがあり、一般社団法人 証券リサーチセンター及び早稲田大学知的資本研究会は、本レポート内に含まれる情報及び見 解を更新する義務を負うものではありません。 ・一般社団法人 証券リサーチセンター及び早稲田大学知的資本研究会は、投資家が本レポートを利用したこと又は本レポートに依拠したことによる直接・間接の損失や逸失 利益及び損害を含むいかなる結果についても一切責任を負いません。最終投資判断は投資家個人においてなされなければならず、投資に対する一切の責任は閲覧した投資家  上場来パフォーマンス 新規上場時の公募価格をベースに算出し た投資パフォーマンス(年率複利換算) を示すものです

 PER(Price Earnings Ratio)

株価を1 株当たり当期純利益で除したも

ので、株価が1 株当たり当期純利益の何

倍まで買われているのかを示すものです

 PBR(Price Book Value)

株価を1 株当たり純資産で除したもので、 株価が1 株当たり純資産の何倍まで買わ れているのかを示すものです  配当利回り 1 株当たりの年間配当金を、株価で除し たもので、投資金額に対して、どれだけ 配当を受け取ることができるかを示すも のです  σ(標準偏差) リターンのばらつき度合いを示す統計値 です。値が大きいほどバラツキが大きく なります

 KPI(Key Performance Indicator)

企業の戦略目標の達成度を計るための評 価指標(ものさし)のことです  知的資本 顧客関係や業務の仕組みや人材力などの、 財務諸表には表れないが、財務業績を生 み出す源泉となる「隠れた経営資源」を 指します。本レポートにおけるカバー対 象企業の選定では、(株) ICMG の知的資 本評価手法を活用しております。  関係資本 顧客や取引先との関係、ブランド力など 外部との関係性を示します  組織資本 組織に内在する知財やノウハウ、業務プ ロセス、組織・風土などを示します  人的資本 経営陣と従業員の人材力を示します  β(ベータ)値 個別銘柄の株価変動の大きさが市場指数 (例えばTOPIX)の価格変動に比べ大 きいか小さいかを示す指標です。ベータ 値(β値)が1 であれば、市場指数と同 じ動きをしたことを示し、1 より大きけ れば市場指数より値動きが大きく、1よ り小さければ市場指数より値動きが小さ かったことを示します  SWOT 分析 企業の強み(Strength)、弱み(Weakness)、 機会(Opportunity)、脅威(Threat)の 全体的な評価を SWOT 分析と言います  ESG Environment:環境、Society:社会、 Governance:企業統治、に関する情報を 指します。近年、環境問題への関心や企 業の社会的責任の重要性の高まりを受け て、海外の年金基金を中心に、企業への 投資判断材料として使われています 免責事項 ・本レポートは、一般社団法人 証券リサーチセンターに所属する証券アナリストが早稲田大学知的資本研究会の監修を受け、広く投資家に株式投資の参考情報として閲覧さ れることを目的として作成したものであり、特定の証券又は金融商品の売買の推奨、勧誘を目的としたものではありません。 ・本レポートの内容・記述は、一般に入手可能な公開情報に基づき、アナリストの取材により必要な補充を加え作成されたものです。本レポートの作成者は、インサイダー 情報の使用はもとより、当該情報を入手することも禁じられています。本レポートに含まれる情報は、正確かつ信頼できると考えられていますが、その正確性が客観的に検 証されているものではありません。また、本レポートは投資家が必要とする全ての情報を含むことを意図したものではありません。 ・本レポートに含まれる情報は、金融市場や経済環境の変化等のために、最新のものではなくなる可能性があります。本レポート内で直接又は間接的に取り上げられている 株式は、株価の変動や発行体の経営・財務状況の変化、金利・為替の変動等の要因により、投資元本を割り込むリスクがあります。過去のパフォーマンスは将来のパフォー マンスを示唆し、または保証するものではありません。特に記載のないかぎり、将来のパフォーマンスの予想はアナリストが適切と判断した材料に基づくアナリストの予想 であり、実際のパフォーマンスとは異なることがあります。したがって、将来のパフォーマンスについては明示又は黙示を問わずこれを保証するものではありません。 ・本レポート内で示す見解は予告なしに変更されることがあり、一般社団法人 証券リサーチセンター及び早稲田大学知的資本研究会は、本レポート内に含まれる情報及び見 解を更新する義務を負うものではありません。 ・一般社団法人 証券リサーチセンター及び早稲田大学知的資本研究会は、投資家が本レポートを利用したこと又は本レポートに依拠したことによる直接・間接の損失や逸失 利益及び損害を含むいかなる結果についても一切責任を負いません。最終投資判断は投資家個人においてなされなければならず、投資に対する一切の責任は閲覧した投資家  上場来パフォーマンス 新規上場時の公募価格をベースに算出し た投資パフォーマンス(年率複利換算) を示すものです

 PER(Price Earnings Ratio)

株価を1 株当たり当期純利益で除したも

ので、株価が1 株当たり当期純利益の何

倍まで買われているのかを示すものです

 PBR(Price Book Value)

株価を1 株当たり純資産で除したもので、 株価が1 株当たり純資産の何倍まで買わ れているのかを示すものです  配当利回り 1 株当たりの年間配当金を、株価で除し たもので、投資金額に対して、どれだけ 配当を受け取ることができるかを示すも のです  σ(標準偏差) リターンのばらつき度合いを示す統計値 です。値が大きいほどバラツキが大きく なります

指標・分析用語の説明

本レポートの特徴

指標・分析用語の説明

本レポートの特徴

参照

関連したドキュメント

当第1四半期連結累計期間における当社グループの業績は、買収した企業の寄与により売上高7,827百万円(前

会計方針の変更として、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号

○決算のポイント ・

このような状況のもと、昨年改正された社会福祉法においては、全て

本報告書は、日本財団の 2016

本報告書は、日本財団の 2015

私たちは、行政や企業だけではできない新しい価値観にもとづいた行動や新しい社会的取り

関係会社の投融資の評価の際には、会社は業績が悪化