• 検索結果がありません。

Microsoft Word - 本文final(修正).doc

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "Microsoft Word - 本文final(修正).doc"

Copied!
17
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

資料4

昨年末のノロウイルス食中毒又は感染症に関するウイルス学的な情報整理について

厚生労働科学研究(食品の安心・安全確保推進研究事業) 食品中のウイルスの制御に関する研究班 (主任研究者:国立感染症研究所 武田直和)

1. 2006/07 年シーズンのノロウイルスの特徴

現在、ノロウイルスに関する疫学的データとして利用できる感染症発生動向調査、病原微生物 検出情報、食中毒統計等を基に 2006/07 流行期のノロウイルス及び流行状況の特徴についてまと めた。 (1) 感染症発生動向調査に基づく「感染性胃腸炎」報告数 この調査でノロウイルスは冬季の感染性胃腸炎関連ウイルスとして集計されている。ノロウイ ルスのほかにロタウイルス、サポウイルス、アストロウイルスなどが原因ウイルスとなっている。 感染性胃腸炎は感染症法の 5 類感染症定点把握疾患で、全国約 3,000 ヶ所の小児科定点医療機関 から報告される。このうちの約 10%(300 ヶ所程度)を病原体定点とし、検体が地研に送られ検査 される。検出されたウイルスは病原微生物検出情報で報告される。患者情報が記載されているも のもある。ここで捉えられるのは主としてヒトーヒト感染で伝播する小児の散発事例である。 (http://idsc.nih.go.jp/idwr/index.html) 感染性胃腸炎報告数 (図 1) 例年より 1 ヶ月程度早く 10 月中旬から流行が始まり、11 月、12 月の 2 ヶ月は過去 10 年間の報 告数では最大の規模の患者発生が見られた。年明けからは急激に減少し、例年以下で推移した。 12 月までの報告数は例年の 2 倍程度であった。 都道府県別・週別 感染性胃腸炎報告数 (図 2) 図 2 は都道府県別の患者数の推移を示している。図中、青は定点あたりの報告数が 5 以上 10 未 満、黄色は 10 以上 20 未満、茶は 20 以上を示す。赤は最高値である。大まかな傾向として、九州、 中国地方の西日本から流行が始まり、近畿、中部、四国、そして関東、東北の東日本が遅れて流 行した様子が伺える。 (2) 病原微生物検出情報に基づくノロウイルス検出状況と検出ウイルスの特徴 地方衛生研究所等で検査され、ノロウイルスであることが確認されたものが集計されている。 散発例およびウイルスに起因する集団発生からのノロウイルス検出が捉えられている。 (http://idsc.nih.go.jp/iasr/index-j.html) ノロウイルス検出状況 (図 3)

(2)

ノロウイルスの検出は 11 月、12 月に著しく増加した。国立感染症研究所・感染症情報センタ ーに報告された 3699 株のうち、93%(3448 株)は遺伝子群 II (genogroup II, GII)に属するノ ロウイルスであった。 遺伝子型別ノロウイルス検出状況 (図 4) 検出されたノロウイルスの約 22%(788 株)が遺伝子型別された。型別された株のうち、GII、 遺伝子型 4(GII/4)が 92%を占めた。流行したノロウイルスのほとんどが GII/4 であったと考え られ、このように特定の遺伝子型のウイルスが流行の大半を占めることは、遺伝子型別が行われ るようになって以来初めてのことである。 GII/4 の遺伝子解析 (図 5) 8 地研で検出された GII/4 の構造蛋白領域の遺伝子解析から、以下のことが特徴として挙げら れる。 ① 2006/07 シーズンの GII/4 は大きく 3 つのクラスターに分けられた。 ② そのうちのふたつはヨーロッパ 2006a およびヨーロッパ 2006b とよばれる新型のタイプで あった。 ③ いずれの地研でもヨーロッパ 2006b タイプが主流で、このタイプはこれまでのシーズンに おいてわが国では検出されていない。 また、本村ら(「2006-2007 シーズンに流行したノロウイルスのゲノム解析」衛生微生物技術協 議会 28 回研究会、平成 19 年 7 月、岡山)は、2006/07 シーズンの主流株では、2004/05 年の流行 株と比較して、構造蛋白領域の P2 ドメインに多くの変異があり、大流行の要因のひとつとなった 可能性があると報告した(3.分子疫学的な解析を参照)。 ノロウイルス陽性者の年齢 (図 6) 過去 7 年間のノロウイルス検出者の年齢分布を見ると、近年高齢者からの検出割合が高くなっ ており、昨シーズンはさらにその傾向が顕著であった。また、1歳からの検出割合が多く、5~9 歳の検出割合が少ないのも特徴と思われる。 (3) 病原微生物検出情報の「集団発生病原体票」報告 国立感染症研究所・感染症情報センターには地方衛生研究所から「集団発生病原体票」が報告 されている。これには、食品媒介による感染が疑われる「食中毒」や「有症苦情」、人→人感染や 感染経路不明の胃腸炎集団発生などの事例ごとの情報が含まれている。 月別ノロウイルス集団発生報告数 (図 7) 感染性胃腸炎患者情報と一致して、11 月、12 月に集団発生が多発した。 感染経路別ノロウイルス集団発生報告数の推移 (図 8) 事例報告数は近年増加傾向にあるが、2006/07 シーズンは昨年の 2 倍以上の 983 件が報告され た。

(3)

2003 年以降、人―人感染事例の報告の増加が顕著だが、特に 2006/07 シーズンは人―人感染事 例が多く報告された。 発生施設別ノロウイルス集団発生報告数の推移 (図 9) 発生施設別では、福祉・養護施設、老人ホーム、病院、保育所で多く発生した。 施設別・感染経路別ノロウイルス集団発生報告数 (図 10) 飲食店、宴会場、ホテル等では食品媒介感染、病院、福祉・養護施設、老人ホーム、学校、保 育所などでは、人―人感染が多く発生した。 発生施設別の患者数の分布 (図 11) 大規模事例では、事業所、病院、小学校、宴会場などで比較的多く発生した。 (4) 食中毒統計 医師の届出によって保健所が検査し、厚生労働省にウイルス性食中毒として報告され集計され ている。わが国における集団食中毒がほぼ捉えられている。 月別ノロウイルス食中毒発生状況 (図 12) 食中毒も同様に 11 月、12 月に集中して多発した。事例数は 363 事例で過去 4 年平均の約 1.4 倍、患者数は 22051 人で、過去 4 年平均の 2.3 倍を記録した。 発生施設別ノロウイルス食中毒発生状況 (図 13) 発生施設の大半は飲食店が占めた。過去 4 年平均と比較すると、仕出屋、旅館、病院の増加が 多い傾向にある。 カキ事例の発生割合の推移 (図 14) 原因食品のうちカキの占める割合はここ数年減少傾向にあるが、2006/07 シーズンは 7 件と全 体の約 2%程度に過ぎなかった。大半は調理従事者による食材の 2 次汚染が主体と考えられる。 原因食品別ノロウイルス食中毒事例数 (図 15) 原因食品の大半は、施設が提供した食事、会席料理などで、食品の種類の特定には至っていな い。仕出弁当、弁当による事例が多くなっていることが注目される。 (注) 食品の区分は食中毒統計に記載された原因食品を大まかに分類したものであり、必ずしも その分類が適切でない場合がある。 特定された原因食品の内訳 (図 15) 食品の種類が特定された事例を見ると、寿司が最も多く 15 事例、次いでカキ 7 事例、以下、刺 身 2 事例、春雨サラダ、和え物、おにぎり、サンドイッチ、魚介類の丼物、しじみの醤油漬、鶏 刺し、和菓子各 1 事例となっている。

(4)

(注) 原因食品の特定の根拠は、疫学的調査等に基づくものが大半で、原因食品からウイルスが 検出された事例は後述のように少ない。 1 事例当りの患者数の推移 (図 17) 2006/07 シーズンの 1 事例当りの患者数は平均 61 名で、それまでの約 1.5 倍となっている。こ のことから、2006/07 シーズンは事例数の増加とともに、事例当りの患者数も増加し、食中毒事 例の大規模化傾向も認められた。1 事例当り最大の患者数は 1734 人であった。 発生規模の推移 (図 18) 2006/07 シーズンは、10 人以下の小規模事例の割合が減少し、50 人以上の大規模事例の割合が 増加した。

2. 発症ウイルス量

発症ウイルス量を求めるためには、食中毒の原因となった食品中の感染性ウイルス量および発 症率等のデータから推定する必要があるが、以下の理由から発症ウイルス量を求めることが困難 な状況にある。 ① ウイルスの培養ができないため、感染性ウイルス量を測定することができない。 ② ノロウイルスは、現在の食品からのウイルス検出感度を下回る 10~100 個の極微量のウイル スの摂取で感染が成立するとされている。 ③ カキ以外の食品からのウイルス検出法が確立されていない。 ④ ②、③より発症ウイルス量の推定に必要なデータは大幅に不足している。 (1) 全国地方衛生研究所を対象とした食品からのノロウイルス検出事例に関するアンケート 食品からのウイルス検出事例及び食品中のウイルス量に関するデータが、現在どれくらい得ら れているかを把握するために、全国の地方衛生研究所に過去 3 シーズンにおける食品からのウイ ルス検出に関するアンケート調査を緊急に実施した(平成 19 年 7 月 18~24 日)。 調査対象数:77 調査内容 食中毒等の原因食品からのノロウイルスの検出及びその定量値 過去 3 シーズン (2004/05 年、2005/06 年、2006/07 年) の食中毒等の食品媒介事例において、 原因食品(推定原因食品を含む)からノロウイルスが検出された事例がありましたら、下表にご記 入ください。なお、検出事例がない場合は「検出事例なし」と一行目の(1)事例区分の欄に記入し てください。 (1) 事例区分 (2) 事例 ID (3) 発生年月 (4) 食品名 (5) 検査法 (6) 定量値 (7) 検出

(5)

(食品 1g 当り) 遺伝子型 回答数: 47 地研(回答率 61.0%)・・・平成 19 年 7 月 24 日現在 回答地研のうち 1 地研は今年度開設で検査未実施のため集計から除外した。 結果 ① 原因食品からのウイルス検出 46 地研中、原因食品(推定原因食品を含む)からのウイルス検出例があったのは 16 地研(34. 8%) で、30 地研(65. 2%)は「検出事例なし」と回答した。 ② 原因食品 原因食品等からウイルスが検出された検体は 27 例あり(表)、そのうちカキが 14 例(51.9%)を 占めた。2006/07 シーズンは 7 例から検出され、カキが 4 例、以下、饅頭 2 例、漬物 1 例であっ た。 ③ 食品中のウイルス RNA の定量値 食品中のウイルス RNA 量が定量された検体は 7 例あり、その食品はカキ(3 検体)、しじみ醤油 漬(2 検体)、大根ナムル(1 検体)、かやくご飯のおかゆ(1 検体)であった。定量値は、38.8~13,000 コピー/g に分布した。 表 食品等からのノロウイルス検出例 報告機関 識別番号 事例 区分 発生年月 食品名 検査法 定量値 (食品 1g 当りのコ ピー数) 検出 遺伝子型 1 食中毒 2005 年 1 月 生カキ RTnested PCR

RealtimePCR 38.8 GI/4 GII/4

1 食中毒 2005 年 1 月 生カキ RTnested PCR RealtimePCR 64.6 GII/4 1 食中毒 2006 年 1 月 大根ナムル RTnested PCR RealtimePCR 157.2 GII/3 2 食中毒 2005 年 1 月 いももち RTnested PCR GI 未型別 5 食中毒 2005 年 3 月 水道水 RTnested PCR GⅡ/2 7 食中毒 2005 年 4 月 岩カキ RTnested PCR GI 未型別 GⅡ未型別 8 食中毒 2005 年 1 月 生かき RTnested PCR GII/4 8 食中毒 2005 年 2 月 豚バラ肉 RTnested PCR GII/4 8 食中毒 2005 年 2 月 ホタテ炒め RTnested PCR GII/4 10 食中毒 2006 年 12 月 カキ貝 RTnested PCR 未群別 13 有症苦情 2005 年 2 月 カキ RTnested PCR GII/3 14 有症苦情 2007 年 3 月 漬物 RTnested PCR GⅡ/4

20 食中毒 2005 年 4 月 しじみ醤油漬 RealTime PCR 3900 GI/2 GI/4 GI/5

GI/12

20 食中毒 2005 年 4 月 しじみ醤油漬 RealTime PCR 13000 GII/1 GII/3 GII/4

GII/14

20 食中毒 2005 年 11 月 かやく御飯のお

(6)

20 食中毒 2006 年 1 月 弁 当 ( 人 参 炒 め) RTnested PCR GII/4 20 食中毒 2006 年 1 月 弁当(漬物) RTnested PCR GII/2 39 食中毒 2007 年 2 月 饅頭 RTnested PCR GII/4 45 食中毒 2007 年 2 月 冷凍饅頭 フィルター濃縮法 RTnested PCR 、 RT-PCR の 後 LAMP 法 GII/4 60 有症苦情 2005 年 2 月 カキ(参考食品) RTnested PCR 未群別 60 食中毒 2006 年 12 月 カキ(参考食品) RealTime PCR 36.4 2090 GI 未型別 GⅡ未型別 61 食中毒 2004 年 12 月 生食用カキ RTnested PCR GI 未型別 61 食中毒 2006 年 12 月 カキ(喫食したカ キとは異なるロッ ト) RTnested PCR GII 未型別 62 有症苦情 2004 年 12 月 殻付牡蠣 RTnested PCR GⅡ未型別 62 食中毒 2006 年 12 月 生 牡 蠣 ( 原 材 料 、 加 熱 調 理 用) RTnested PCR GⅡ未型別 72 食中毒 2006 年 1 月 カキ RTnested PCR GI/4 77 食中毒 2005 年 11 月 カキフライ RTnested PCR GⅡ未型別 太字表記は 2006/07 シーズンの事例。 (2) 文献収集 PubMed 等のオンライン文献検索により発症ウイルス量等に関する文献を検索したが、有用な情 報は発見できなかった。また、全国地方衛生研究所に同様の内容に関する論文、所報及び学会発 表等の情報提供を依頼したが、該当なしと回答された(平成 19 年 7 月 24 日現在)。

3. 分子疫学的な解析

ノロウイルスは遺伝的、抗原的に極めて多様である。ヒト由来のノロウイルスは2つの遺伝子 群(genogroup)、GI および GII、に分類され、GI はさらに 15(GI/1-15)、GII は 18(GII/1-18)の 遺伝子型(genotype)にわかれる。ノロウイルスはいまだ培養細胞での増殖系が確立されていない ため、その検出は RT-PCR やリアルタイム RT-PCR 等の核酸検出系によって行われている。最近、 より簡便な検出法としてノロウイルス ELISA も導入され始めた。なお、これらの検出系の感度は RT-PCR > リアルタイム RT-PCR > ELISA である。 今年度の研究課題の一環として、 2005 年 11 月~2006 年 12 月の間、ノロウイルスの散発および 集団発生があった 55 事例について、調理従事者(調理人、ウェイター、ウェイトレス等)2376 名の糞便をリアルタイム PCR 法でスクリーニング検査し、449 名(19%)からノロウイルスを検出し た(内訳 GI 26(5.8%)、GII (94.2%))。これら陽性サンプルについてさらに RT-PCR 法によって構 造蛋白領域の一部を増幅し、塩基配列を解読した。その遺伝子型別を行ったところ、GI は GI/3、 GI/4、GI/8 および GI/14 に、GII は GII/1、GII/2、GII/3、GII/4、GII/5、GII/6、GII/7、GII/8、 GII/9、GII/10、GII/14、GII/new に分類された (図 19,20、 表 1,2)。

(7)

調理従事者の糞便中に検出された株は GII/4 が主流(36%)であったが、GII/3 など他の多くの株も 検出され (図 21)、しかも同一人物で異なる株が検出される混合感染例も認められた(表 2)。GII/4 株以外の遺伝子群や遺伝子型も広くヒトに感染している点に留意する必要がある。 ウイルス排泄量の平均値は糞便 1 グラムあたり GI が 2.79×107 コピー、GII が 3.81×108 コピー であった。なお、国内で主流の GII/4 と他の GII 株とのウイルス排泄量の違いは認められなかっ た (図 22)。調理従事者からは症状の有無にかかわらず、同レベルのノロウイルス(核酸)が糞 便中に検出されている事例もあり、無症状の調理従事者が感染源となりうる可能性が示唆された。

4. ヨーロッパ等諸外国との比較

ノロウイルスは冬季に流行するが、2006 年は例年より早い、10 月中旬から流行した。従来報告 されていたノロウイルス株との違いの有無を検討する目的で、11 の地方衛生研究所を通じて糞便 検体の提供を受け、国立感染症研究所の病原体ゲノム解析センターとの共同研究により、55 検体 のノロウイルス構造タンパク質領域の遺伝子塩基配列解析を試み、そのうち 43 検体について構造 タンパク質領域の塩基配列を決定した。その結果、昨年末に我が国で流行したノロウイルス GII/4 株は昨年までのものとは変化していることが明らかとなった。2006 年に日本および諸外国(香港、 EU、英国)で検出された GII/4 株について比較を行うため、系統樹解析を行ったところ、分離地 域が異なるにもかかわらず、これらの株がほぼ同一のクラスターに分類されることが示された(図 23)。上記(1.2006/07 年シーズンのノロウイルスの特徴、GII/4 の遺伝子解析の項)、8 地研で検 出された GII/4 の構造蛋白領域の遺伝子解析の結果と同様に、2006/07 シーズンの GII/4 は大き く 3 つのクラスターに分けられ、そのうちのひとつは昨シーズンまでは検出されていないヨーロ ッパ 2006b とよばれる新型のタイプであった(図 23 では赤で示してある)。いずれの地研でもこ の新型が主流であった。2 番目も新型でヨーロッパ 2006a とよばれるタイプであった(図 23 では 緑で示してある)。残りの一つは 2004/2005 年にわが国の高齢者介護施設で死亡した患者から検出 されたウイルスと同じクラスターに分類された(図 23 では黄で示してある)。 ノロウイルスの感染メカニズム、ノロウイルスに対するヒトの感染防御メカニズムの詳細は明ら かでない。また、地理的に大きく離れた地域でなぜ同時期に同様の株が流行するのかその理由も 不明である。ノロウイルスはヒトへの感染能力を保持しつづけるため、巧妙に変異(進化)しつ づけていることが示唆される。中和のエピトープが微妙に変異して抗体防御反応を回避している のかもしれない。

(8)

1 感染性胃腸炎報告数

0 5 10 15 20 25 26 28 30 32 34 36 38 40 42 44 46 48 50 52 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 00/01年 01/02年 02/03年 03/04年 04/05年 05/06年 06/07年 定点 当り 報告 数 週 感染症情報センター 45-48週(11月前-11月末) 2.5倍 43-52週(10月後-12月末) 1.8倍 図2 都道府県別・週別 感染性胃腸炎報告数(感染症情報センター,2006.38~52週) 0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 NV未群別 GI型別 GI未型別 GII型別 GII未型別

図3 ノロウイルス検出状況

感染症情報センター(病原微生物検出情報平成19年6月4日現在) 月 報告 数 06年10月~ 3699株中 GII:3448(93.2%) (内訳)

GII not typed:2676 GII typed:772(22.3%) 0 50 100 150 200 250 300 350 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 GI型別 GII型別(GII4以外) GII/4

図4 遺伝子型別ノロウイルス検出状況

感染症情報センター(病原微生物検出情報平成19年6月4日現在) 月 報告 数 06年10月~ 788株中 GII/4:727株 (92.3%) GII/4以外:45株 GI:16株 図5 GII/4カプ シッド領域の 系統樹解析 (8地研) 2006/07 2005/06 2004/05 z3種類のクラスター に分類 z2種類のクラスター はヨーロッパの2006a、 2006bに相当 z8地研全てで、 2006bが主流 北海道 宮城県 埼玉県 福井県 広島県 広島市 愛媛県 熊本市 2006b 2006a 図6 ノロウイルス陽性者の年齢分布 (2000/01~2006/07) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 00/01 01/02 02/03 03/04 04/05 05/06 06/07 70~ 60~69 50~59 40~49 30~39 20~29 15~19 10~14 5~9 4 3 2 1 0 感染症情報センター(病原微生物検出情報平成19年5月31日現在) 1歳、60歳以上:↑ 5~9歳:↓

(9)

図7 月別ノロウイルス集団発生報告数 (2000/01~2006/07) 感染症情報センター(病原微生物検出情報平成19年5月31日現在) 0 50 100 150 200 250 300 350 400 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 00/01(292) 01/02(284) 02/03(220) 03/04(519) 04/05(431) 05/06(477) 06/07(983) 事例 数 図8 感染経路別NV集団発生報告数の推移 (2000/01~2006/07) 148 123 120 157 115 128 199 17 26 30 123 210 263 571 127 135 70 239 106 86 213 0 200 400 600 800 1,000 1,200 00/01 01/02 02/03 03/04 04/05 05/06 06/07 不明 人→人伝播の疑い 食品媒介の疑い 感染症情報センター(病原微生物検出情報平成19年5月31日現在) 983事例 昨年の2倍以上 人-人感染が増加 事例 数 図9 発生施設別ノロウイルス集団発生報告数 の推移(2000/01~2006/07) 0 100 200 300 400 500 600 700 800 00/01 01/02 02/03 03/04 04/05 05/06 06/07 その他 国内ツアー 家庭 事業所 福祉・養護施設 老人ホーム 病院 宿舎・寮 大学 高校 中学校 小学校 幼稚園 保育所 飲食店 ホテル・旅館 宴会場 感染症情報センター(病原微生物検出情報平成19年5月31日現在) ■福祉・養護施設 ■老人ホーム ■病院 ■保育所 の増加が顕著 事例 数 5 1 2 3 1 10 9 5 22 20 41 2 5 62 7 3 2 34 62 67 1 6 4 2 5 3 1 0 20 40 60 80 100 保育所 幼稚園 国内ツアー 高校 老人ホーム 小学校 福祉・養護施設 病院 中学校 その他 家庭 宿舎・寮 ホテル・旅館 宴会場 飲食店 大学 事業所 食品媒介の疑い 人→人伝播の疑い 図10 施設別・感染経路別ノロウイルス集団発生 報告数(2006.9~2007.5) 感染症情報センター(病原微生物検出情報平成19年5月31日現在) 244 事例数 図11 発生施設別の患者数の分布 (2006.9~2007.5) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 0~9人 10~49人 50~99人 100~499人 その他 国内ツアー 家庭 事業所 福祉・養護施設 老人ホーム 病院 宿舎・寮 大学 高校 中学校 小学校 幼稚園 保育所 飲食店 ホテル・旅館 宴会場 感染症情報センター(病原微生物検出情報平成19年5月31日現在) 大規模事例 ■事業所、■病院、 ■小学校、■宴会場

図12 月別ノロウイルス食中毒発生状況

8 3 8 27 124 150 24 19 0 0 0 0 0 20 40 60 80 100 120 140 160 07 08 09 10 11 12 01 02 03 04 05 06 06/07 過去4年平均 256 162 2351471 6220 11547 1642 518 0 0 0 0 0 2000 4000 6000 8000 10000 12000 14000 07 08 09 10 11 12 01 02 03 04 05 06 06/07 過去4年平均 22051 06/07 10663 05/06 11265 04/05 10371 03/04 9767 02/03 患者数 流行期 患者数 363 06/07 271 05/06 288 04/05 259 03/04 271 02/03 事例数 流行期 事例数 363事例 過去4年平均 の約1.4倍 約22,000人 過去4年平均 の約2.3倍 (2006/07と過去4年間の比較) 月 月 事例 数 患者 数

(10)

13 発生施設別NV食中毒発生状況

0 50 100 150 200 250 飲食店 旅館 仕出屋 事業所 病院 学校 製造所 販売 家庭 その他 不明 過去4年平均 06/07 飲食店が大半 旅館、仕出屋、病院 の増加が顕著 (2006/07と過去4年間の比較) 事例数 図14 カキ事例の発生割合の推移 74 39 44 20 7 169 206 238 240 342 0 50 100 150 200 250 300 350 400 02/03 03/04 04/05 05/06 06/07 カキ事例以外 カキ事例 事例 数 (2002/03~2006/07) 図15 原因食品別NV食中毒事例数(06.10-07.2) 6 9 13 15 16 30 43 45 88 33 0 20 40 60 80 100 その他 定食 コース料理 仕出料理 給食 宴会料理 弁当 仕出弁当 会席料理 施設提供料理 食品特定 会合の食事 焼肉定食 焼肉コース料理 調理実習の料理 中華料理 惣菜 オードブル 大半は施設提供 料理、会席料理 などで、食品の種 類の特定にまで は至っていない。 仕出弁当、弁当 が多い。 事例数

16 特定された原因食品の内訳(06.10-07.2)

15 7 0 2 4 6 8 10 12 14 16 寿司 カキ その他 和菓子 鶏刺し しじみの醤油漬 魚介類の丼物 パン サンドイッチ おにぎり 和え物 春雨サラダ 刺身 事例数 294 661 790 498 710 1734 0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600 1800 2000 01/02 02/03 03/04 04/05 05/06 06/07 図17 1事例当り患者数の推移(2001/02~2006/07) 29 36 40 39 39 61 0 10 20 30 40 50 60 70 平均値 最大 人 人 図18 発生規模(事例当り患者数)の推移 (2001/02~2006/07) 33 32 22 21 24 10 34 30 34 35 34 32 17 20 25 24 23 31 6 6 9 8 7 11 3 4 3 3 3 6 7 0.48 0.47 9 81 100.31 0% 20% 40% 60% 80% 100% 01/02 02/03 03/04 04/05 05/06 06/07 1500~1999 500~999 100~499 75~99 50~74 25~49 10~24 <10

(11)

HV SaitamaT34 SaitamaT2 17 DSV 999 SaitamaT29 28 12 989 1000 Winchester Chiba407 7 1 Southampton 1000 SaitamaT26 8 Musgrove Hesse 1000 567 NV 367 128 104 417 828 425 0.02 GI/1 GI/6 GI/5 GII/1 GI/3 GI/14 GI/7 GI/4 GI/2 GI/8 図19

(12)

NV 86 SaitamaT81Amersterdam 300 Idohofalls 11 236229 292 112 235 256C14 419 127 136 SaitamaT25 114283 293 75 174 156 84 74 175304 85 21407 97 173SaitamaT5 Leeds 233 288 92 260 290 268213 Hillingdon 161 Mc37 276 210 5381 94 251 MelkshamSaitamaT79 224 Chanthaburi7590 U1 277 SaitamaT8010 106 177 209 52 6756 SaitamaT56Seacroft Alphatron 299 NLVJ23 Bristol33 147 Hunter532D93 111 110 Narita104 37 118 77 83427 401 428 413430 402 403 404 410 420197 239 17 9 57 39 101 103143 204 15 27 80 70 281 237 195 196 Sakai04-179 1 79 153 32 150 241 234 115 313 411 148 28 12 315 0.02 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 565 260 102 243 506 326 400 645 616 400 962 759 298 GII/4 GII/new GII/14 GII/6 GII/1 GII/2 GII/5 GII/7 GII/3 GII/9 GI/1 GII/8 GII/10 GII/12 GII/17

図20

(13)

Number of outbr eaks Genogroup/geno ty p e 0 5 10 15 20 25 30 35 40 GI /3 GI /4 GI /8 GI /1 4 GI I/1 GI I/2 GI I/3 GI I/4 GI I/5 GI I/6 GI I/7 GI I/8 GI I/9 GI I/1 0 GI I1 4 GI I/Ne w Sporadic Outbreak

21

(14)

10 4 10 5 10 6 10 7 10 8 10 9 10 5 10 6 10 7 10 8 10 9 10 10 34 8 1 4 12 3 6 5 4n ew 14 10 9 8 7 3. 81 ×10 8 2. 79 ×10 7

B

A

Norovirus GII

Norovirus GI

Noro vi ru s GI g enot y p e Noro viru s GII genoty p e C o py num ber/ g s to ol C o py num ber/ g s to ol

22

(15)

Hokkaido3 VP1 Toyama5 VP1 Toyama4 VP1 Saga4 VP1 Kumamoto3 VP1 Hiroshima1 VP1 Akita4 VP1 2006/EU/a Aichi4 VP1 Akita5 VP1 Toyama1 VP1 Miyagi2 VP1 Hokkaido2 VP1 Kumamoto5 VP1 kumamoto1 VP1 Saga1 VP1 Kumamoto2 VP1 Miyagi4 VP1 281/2006/HK Kumamoto4 VP1 N. Hu/GII-4/Lincoln House/2006/UK Hu/... Hokkaido1 VP1 Aichi3 VP1 Osaka3 VP1 733/2006/HK Akita1 VP1 Miyagi5 VP1 Hiroshima2 VP1 Ehime2 VP1 Ehime5 VP1 Hokkaido5 VP1 Hokkaido4 VP1 Akita2 VP1 Osaka4 VP1 Aomori5 VP1 Ehime1 VP1 Osaka5 VP1 Aomori4 VP1 Osaka2 VP1 N. Hu/Chiba/040277/2004/JP Hu/Chiba/0... N. Hu/Chiba/031038/2003/JP Hu/Chiba/0... N. Hu/Chiba/040110/2004/JP Hu/Chiba/0... N. Hu/Chiba/021022/2002/JP Hu/Chiba/0... N. Hu/Chiba/020984/2002/JP Hu/Chiba/0... N. Hu/Chiba/030517/2003/JP Hu/Chiba/0... N. Hu/Chiba/030910/2003/JP Hu/Chiba/0... N. Hu/Chiba/040096/2004/JP Hu/Chiba/0... N. Hu/Chiba/040045/2004/JP Hu/Chiba/0... N. Hu/Chiba/040140/2004/JP Hu/Chiba/0... N. Hu/Chiba/040311/2004/JP Hu/Chiba/0... Saga5 VP1 2006/EU/b Aomori2 VP1 Aomori1 VP1 N. Hu/GII-4/AC3-1/2006/UK AC3-1/2006/... AF080557 AF080558 N. Hu/Chiba/021071/2002/JP Hu/Chiba/0... AF080559 AF080554 AF080555 AF080553 AF080550 AJ277619 N. Hu/Chiba/990900/1999/JP Hu/Chiba/9... AF080551 N. Hu/Chiba/001049/2000/JP Hu/Chiba/0... N. Hu/Chiba/040092/2004/JP Hu/Chiba/0... N. Hu/Chiba/990897/1999/JP Hu/Chiba/9... N. Hu/Chiba/010105/2001/JP Hu/Chiba/0... AJ277613 AJ004864 AB028245 N. Hu/Chiba/991173/1999/JP Hu/Chiba/9... N. Hu/Chiba/021050/2002/JP Hu/Chiba/0... N. Hu/Chiba/030556/2003/JP Hu/Chiba/0... AF195847 AJ277620 AB028246 AF195848 AJ277608 AB005261 AB028244 U46039 AJ277611 AJ277617 AB005260 AB020563 AB020547 AB020551 AB020552 AJ277607 U70059 U75682 AB020549 AJ277606 AB032758 AJ277618 AJ277609 AF145709 AJ277612 AB028247 AB031013 AJ277615 AJ277614 AB005269 AJ277610 AB021988 AJ277621 AJ277616 AB021989 AB021995 AB021996 AB021990 AB021994 100 100 64 31 93 89 99 46 45 59 99 29 62 48 100 100 76 100 52 51 100 57 26 22 34 50 100 75 100 66 64 35 12 35 16 100 15 100 100 51 18 9 19 54 11 26 10 9 38 63 28 29 73 20 32 28 22 18 74 43 30 59 63 59 62 60 23 63 43 29 0.05 2006/EU/b 281/2006/HK 2006/UK. 733/2006/HK Osaka2 VP1 N. Hu/Chiba/040277/2004/JP Hu/Chiba N. Hu/Chiba/031038/2003/JP Hu/Chiba. N. Hu/Chiba/040110/2004/JP Hu/Chiba N. Hu/Chiba/021022/2002/JP Hu/Chiba N. Hu/Chiba/020984/2002/JP Hu/Chiba N. Hu/Chiba/030517/2003/JP Hu/Chiba. N. Hu/Chiba/030910/2003/JP Hu/Chiba N. Hu/Chiba/040096/2004/JP Hu/Chiba. N. Hu/Chiba/040045/2004/JP Hu/Chiba N. Hu/Chiba/040140/2004/JP Hu/Chiba. N. Hu/Chiba/040311/2004/JP Hu/Chiba. Saga5 VP1 2006/EU/a Aomori2 VP1 Aomori1 VP1 N. Hu/GII-4/AC3-1/2006/UK AC3-1/2006 AF080557 AF080558 N. Hu/Chiba/021071/2002/JP Hu/Chiba/ AF080559 AF080554 AF080555 AF080553 AF080550 AJ277619 N. Hu/Chiba/990900/1999/JP Hu/Chiba AF080551 N. Hu/Chiba/001049/2000/JP Hu/Chiba N. Hu/Chiba/040092/2004/JP Hu/Chiba N. Hu/Chiba/990897/1999/JP Hu/Chiba N. Hu/Chiba/010105/2001/JP Hu/Chiba AJ277613 AJ004864 AB028245 N. Hu/Chiba/991173/1999/JP Hu/Chiba N. Hu/Chiba/021050/2002/JP Hu/Chiba N. Hu/Chiba/030556/2003/JP Hu/Chiba 100 100 54 63 73 74 59 63 59 62 60 63

GII.4

GII

G I

大阪 No.2 佐賀 No.5 青森 No.1 青森 No.2 北海道 青森 秋田 宮城 富山 愛知 大阪 広島 愛媛 佐賀 熊本 香港株 2006 香港株 2006 EU株 2006 英国株 2006 EU株 2006

系統樹解析 (VP1)

(238 bps)

図23

(16)

表1 Setting number Setting Prefecture/ place Date Specimen Number Genotype

Total Persons at setting

No. symptomatic positive

No. asymptomatic positive

Total pos

/ no. symptomatic collected

/ no. asymptomatic collected

1 Fast food Hyogo Feb 27,2006 283* 3 33 2/3 0/30 2 2 Fast food Osaka Mar 22,2006 304* 3 25 3/3 1/22 4 3 Fast food Tokyo Dec 2, 2006 419*, 420 3, 4 467 37/42 24/425 61 4 Fast food Osaka Dec 9, 2006 427* 4 385 6/7 0/14 6 6 Fast food Shizuoka Feb 23,2006 277* 14 7 2/2 0/5 2 8

Nursing Care Center

Kyoto Nov 25, 2006 401*, 402* 4, 4 48 2/2 0/0 2 9

Nursing Care Center

Kyoto Jan 23, 2006 to Jan 30,2006 150*, 213* 4, 5 121 7/8 3/21 10 10 Hospital Kochi Jan 11, 2006 92*, 315 5, 4 95 1/2 1/2 2 11 Hospital Yamaguchi Mar 6,2006 to Mar 18,2006 288* 5 9 2/2 0/0 2 14

Nursing Care Center

Saitama Dec 21, 2005 to Dec 26, 200 70* 47 8 4/6 3/5 7 15

Nursing Care Center

Kanagawa Jan 19, 2006 143* 48 5 2/3 1/3 3 17

Nursing Care Center

Tokyo Feb 7,2006 229*, 281 3, 4 123 4/8 2/9 6 19

Nursing Care Center

Tokyo Mar 9,2006 290* 5 92 2/2 0/6 2 21 School Chiba Dec 6, 2005 12 4 145 0/2 2/12 2 22 Hospital Nara Jan 14, 2006 103 4 76 0/1 2/7 2 23 Hospital Tokyo Jan 5, 2006 to Jan 11, 2006 80, 136* 4, 3 235 2/2 1/10 3 29

Nursing Care Center

Saitama Jan 19, 2006 148 4 78 0/0 2/5 2 30 Cafteria Saitama Dec 12, 2005 to Dec 20, 200 17* 4 18 11/12 0/0 11 32 Hospital Shizuoka Jan 25,2006 to Jan 28,2006 177* 6 56 2/8 0/0 2 34 Cafteria Hyogo Dec 24, 2005 52*, 53*, 237 6, 2, 4 59 4/6 4/53 8 38 Cafteria Osaka Dec 13, 2006 428*, 430 4, 4 861 29/48 34/813 63 43 Cafteria Tokyo Jan 25,2006 to Feb 1,2006 174* 3 21 2/2 2/19 4 44 Fast food Tokyo Mar 20,2006 300* 9 16 1/1 1/15 2 46 Fast food Tokyo Jan 25,2006 175 3 36 2/4 4/32 6 47 Restaurant Tokyo Feb 17,2006 to Mar 22,2006 268* 54 1 6/6 2/35 8 48 Hotel Tokyo Jan 10, 2006 to Jan 16, 2006 84*, 106*, 233* 3, 6, 5 42 6/11 7/31 13 49

Nursing Care Center

Aichi Feb 10,2006 to Feb 16,2006 234, 239, 256* 4, 4, 3 110 1/1 2/14 3 51 Hospital Yamanashi Jan 16, 2006 to Jan 23, 2006 111, 112*, 114* 4, 3, 3 156 3/3 2/8 5 54 Hospital Osaka Dec 5, 2006 413* 4 52 2/2 0/0 2 55 Hospital Hiroshima Dec 2, 2005 11* 3 185 2/4 1/18 3 56 Hospital Kyoto Nov 27, 2006 403* 4 78 3/3 0/0 3 57 Hospital Hyogo Nov 10, 2005 1* 4 68 1/2 1/4 2 60 Hospital Kanagawa Feb 13,2006 241* 4 162 3/4 2/11 5 62

Nursing Care Center

Tokyo Jan 16, 2006 to Jan 24, 2006 115*, 118*, 161*, 209* 4, 4, 10, 6 93 33/41 0/0 33 63

Nursing Care Center

Tokyo Dec 16, 2005 to Dec 19, 200 28 4 79 0/0 2/8 2 64

Nursing Care Center

Hyogo Jan 10, 2006 86* 8 135 3/3 0/14 3 65

Nursing Care Center

Kanagawa Dec 17, 2005 33* 4 92 3/5 1/11 4 66

Nursing Care Center

Ishikawa Jan 16, 2006 to Jan 24,2006 127* 36 5 9/18 0/0 9 68

Nursing Care Center

Aichi Dec 16, 2005 10*, 15 6, 4 109 30/35 2/3 32 70

Nursing Care Center

Chiba Jan 13, 2006 101* 43 6 2/3 0/0 2 71

Nursing Care Center

Gifu Jan 5, 2006 77* 4 85 1/1 1/9 2 73

Nursing Care Center

Ibaragi Jan 23, 2006 156* 36 8 8/11 0/0 8 74

Nursing Care Center

Shizuoka Dec 16, 2005 27* 47 4 2/4 0/2 2 75

Nursing Care Center

Hokkaido Mar 18,2006 299 new 36 1/3 1/6 2 78

Nursing Care Center

Akita Mar 27,2006 313 4 96 1/3 2/6 3 79

Nursing Care Center

Ishikawa Feb 6,2006 to Feb 23,2006 224* 1 55 1/2 1/7 2 80

Nursing Care Center

Kagoshima Feb 14,2006 251* 2 101 4/5 2/3 6 81 Hospital Hokkaido Dec 19, 2005 to Dec 24, 200 39* 4 65 7/10 2/4 9 83

Nursing Care Center

Shizuoka Jan 10, 2006 to Jan 18, 2006 90* 1 85 4/4 2/3 6 84 Hotel Tokyo Dec 2, 2006 410 4 85 4/4 2/81 6 101 School Shizuoka Dec 28, 2005 to Jan 5, 2006 1* 4 132 2/2 3/6 5 103 School Kyoto Jan 13, 2006 8* 8 33 3/5 0/0 3 104

Nursing Care Center

Tokyo Jan 18, 2006 to Jan 23, 2006 12* 14 76 1/2 2/6 3 105

Nursing Care Center

Tokyo Feb 1, 2006 to Feb 7, 2006 17 3 98 3/5 3/12 6 106 Cafteria Tokyo Feb 18, 2006 to Feb 27, 2006 28* 14 41 5/6 3/35 8 GII GI * symptoms of gastroenteritis

(17)

表2 Setting number Setting Prefecture/ place Date Specimen Number Genotype

Total Persons at setting

No. symptomatic positive / no. symptomatic collected

5 Fast food Shizuoka Feb 23,2006 276* 10 7 1/1 7 Hospital Kochi Jan 28,2006 195* 4 6 1/1 12 Meat shop Saitama Jan 12, 2006 97* 7 1 1/1 13 Fish shop Tokyo Dec 1, 2006 407* 3 1 1/1 16

Nursing Care Center

Tokyo Jan 23, 2006 153* 4 55 1/1 18

Nursing Care Center

Kanagawa Feb 1,2006 204* 45 2 1/1 20 Hospital Saitama Jan 25,2006 173* 7 69 1/1 24 University Osaka Jan 12, 2006 94* 28 1/2 25 Cafteria Tokyo Jan 5, 2006 79* 4 21 1/5 26 Cafteria Osaka Jan 12, 2006 93* 41 3 1/1 27

Nursing Care Center

Shiga Dec 26, 2005 67* 68 2 1/1 28

Nursing Care Center

Saitama Mar 17,2006 293* 3 45 1/1 31 Cafteria Tokyo Jan 19, 2006 147* 4 35 1/1 33 Cafteria Osaka Feb 10,2006 235* 3 13 1/1 35 School Tokyo Jan 16, 2006 110* 4 89 1/1 36 Fish shop Shizuoka Feb 20,2006 236* 3 1 1/1 37 Cafteria Shizuoka Dec 29, 2005 74* 3 225 1/5 39

Nursing Care Center

Tokyo Mar 14,2006 292* 3 8 1/1 40

Nursing Care Center

Shizuoka Dec 16, 2005 32* 4 6 1/1 41 School Shizuoka Dec 14, 2005 21* 35 1/1 42 Kindergarten Shizuoka Dec 24, 2005 57* 4 6 1/3 45 Restaurant Tokyo Feb 17,2006 260* 5 16 1/2 50

Nursing Care Center

Nigata Jan 30,2006 197 4 8 1/1 52 Cafteria Shizuoka Jan 6, 2006 83* 46 1/1 53 Hospital Hokkaido Feb 2,2006 210* 10 81 1/1 58 University Osaka Jan 5, 2006 81* 2 8 1/1 59 Hospital Akita Jan 30,2006 196* 4 65 1/1 61 Hospital Hokkaido Dec 1, 2005 to Jan 24, 2006 9* 4 18 1/1 67

Nursing Care Center

Kanagawa Dec 26, 2005 to Jan 10, 2006 85* 3 8 1/1 69

Nursing Care Center

Ibaragi Nov 24, 2006 404* 4 6 1/1 72

Nursing Care Center

Osaka Dec 24, 2005 56* 6 52 1/2 76

Nursing Care Center

Nagano Dec 30, 2005 75* 3 52 1/2 77

Nursing Care Center

Aichi Dec 17, 2005 37* 4 85 1/2 82 Hospital Ehime Dec 2, 2006 411* 4 5 1/1 GI 102 School Shizuoka Jan 11, 2006 7* 4 8 1/1 GII

Table 2: Details of the norovirus-assocaiated gastroenteritis sporadic cases in Japan

図 1 感染性胃腸炎報告数 0510152025 26 28 30 32 34 36 38 40 42 44 46 48 50 52 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 2600/01年01/02年02/03年03/04年04/05年05/06年06/07年定点当り報告数 週 感染症情報センター 45-48週(11月前-11月末) 2.5倍43-52週(10月後-12月末) 1.8倍 図2 都道府県別・週別 感染性胃腸炎報告数 (感染症情報センター,2006.38~52週) 02
図 13 発生施設別NV食中毒発生状況 0 50 100 150 200 250 飲食店 旅館 仕出屋 事業所 病院 学校 製造所 販売 家庭 その他 不明 過去4年平均06/07飲食店が大半旅館、仕出屋、病院の増加が顕著(2006/07と過去4年間の比較) 事例数 図 14 カキ事例の発生割合の推移74394420 7169206238240 342050100150200250300350400 02/03 03/04 04/05 05/06 06/07カキ事例以外カキ事例事例数(2002/03~200
Table 2: Details of the norovirus-assocaiated gastroenteritis sporadic cases in Japan

参照

関連したドキュメント

にて優れることが報告された 5, 6) .しかし,同症例の中 でも巨脾症例になると PLS は HALS と比較して有意に

 平成30年度の全国公私立高等学校海外(国内)修

この数字は 2021 年末と比較すると約 40%の減少となっています。しかしひと月当たりの攻撃 件数を見てみると、 2022 年 1 月は 149 件であったのが 2022 年 3

(※)Microsoft Edge については、2020 年 1 月 15 日以降に Microsoft 社が提供しているメジャーバージョンが 79 以降の Microsoft Edge を対象としています。2020 年 1

・2017 年の世界レアアース生産量は前年同様の 130 千t-REO と見積もられている。同年 11 月には中国 資本による米国 Mountain

漏洩電流とB種接地 1)漏洩電流とはなにか

しかしながら、世の中には相当情報がはんらんしておりまして、中には怪しいような情 報もあります。先ほど芳住先生からお話があったのは

るものの、およそ 1:1 の関係が得られた。冬季には TEOM の値はやや小さくなる傾 向にあった。これは SHARP