長崎市住生活基本計画
平成
25
年5月
長崎市住生活基本計画の構成
○人口減少や超高齢化に対応し、そ
れぞれの地域で多世代が交流し住
み続けられる住まいづくり・まち
づくりをすすめます。
○誰もが豊かさを実感するために、
安全で安心な住宅ストックを形成
し、既存の住宅ストックや宅地を
有効活用しながら、持続可能な住
まいづくり・まちづくりをすすめ
ます。
基本理念
それぞれの地域で
多世代が交流し
住み続けられる
住まいづくり・
まちづくりを
すすめます
基本方針
長崎市第四次総合計画
(H23
~
32)
○将来の都市像:
個性輝く世界都市 希望あふれる人間都市
○まちづくりの基本姿勢:
「つながりと創造で新しい長崎へ」
○まちづくりの方針:
A:「住む人が誇り、だれもが訪れたいまち」 D:「環境と調和する潤いのあるまち」
「安全・安心で快適に暮らせるまち」
施策プログラム
●既存施策の充実・拡充 ○新規施策の検討・実施 ☆優先的に実施する施策
●サービス付き高齢者向け住宅の登録
☆○関係団体等と連携したリフォーム等専門家の育成と施策目的に沿ったリフォームへの補助 ☆○地域におけるリフォーム等住宅相談の実施(現在の住宅相談の見直し)
☆○市営住宅の大規模団地での集約・削減に伴う空地への高齢者向け住宅や福祉・子育て関連 施設の設置の誘導
☆●空き家・空き地を活用した定住促進(空き家・空き地バンク制度の拡充)
☆○空き家の福祉・子育て関連での活用(情報提供と空き家活用に対する補助)
☆○半島部における市営住宅の改善
2-1
住まい、宅地とまち
の防災性の向上
2-5
街なみ・景観へ配慮
し た ま ち づ く り の
誘導
2-2
低炭素社会に向
けた住まいづくり・
ま ち づ く り の 促 進
3-2
斜 面 市 街 地 の
住環境の整備の
推進
●省エネルギー型住宅の普及促進(低炭素建築物新築等計画の認定など)
●自然エネルギー・雨水を活用した環境配慮型住宅の普及促進 ☆●東長崎エコタウン協議会への参画
○マンション管理、省エネ、福祉関係のNPO団体などとの連携
●斜面市街地再生事業による生活道路の整備 ☆○斜面市街地(特に密集市街地)内の車みちの整備
☆●連担建築物設計制度等を活用した建て替えの促進
☆○空き家等の適正管理に関する条例の運用による空き家の適正な管理の促進【再掲】 ☆●老朽危険空き家除却費補助制度等の活用による老朽危険空き家の解消【再掲】 ☆○宅地の防災性向上に対する支援【再掲】
○公園等の都市基盤の整備の推進
●町家の保全・活用や周辺の家屋の修景に対する支援【再掲】
☆○空いた町家と活用する人とのマッチング(町家バンクの新設)
●マンション管理基礎セミナー等の講習会の開催【再掲】
●地区計画や建築協定制度等の活用支援 ●景観まちすじ・まちかどの形成
●町家の保全・活用や周辺の家屋の修景に対する支援
☆○空き家等の適正管理に関する条例の運用による空き家の適正な管理の促進 ☆●老朽危険空き家除却費補助制度等の活用による老朽危険空き家の解消 ☆●空き家・空き地を活用した定住促進(空き家・空き地バンク制度の拡充)【再掲】
☆○空き家の福祉・子育て関連での活用(情報提供と空き家活用に対する補助)【再掲】
●耐震診断、耐震改修の推進 ●公的施設の耐震化の推進 ●耐震改修促進計画に基づく支援 ☆○宅地の防災性向上に対する支援
●長崎県居住支援協議会における高齢者等の住み替え支援の検討
☆○市営住宅の入居基準の見直し(原則階層の基準、持ち家の場合の基準など)
●市営住宅における定期借家制度による子育て世帯の優先的な入居の実施
☆●市営住宅管理戸数の適正化の推進(大規模団地や応募率が低い団地における集約・削減)
●島しょ部における市営住宅の集約移転・用途廃止による管理戸数の適正化
☆●市営住宅における高額所得者・収入超過者の退去などによる入居者の適正化の推進
施策展開の
方針
2-4
N P O な ど 関 係
団体との連携
●長崎県居住支援協議会(不動産・福祉関係団体及び公共団体が参画)【再掲】
☆●東長崎エコタウン協議会への参画【再掲】
○マンション管理、省エネ、福祉関係のNPO団体などとの連携【再掲】
☆○関係団体等と連携したリフォーム等専門家の育成と施策目的に沿ったリフォームへの補助【再掲】
☆○地域におけるリフォーム等住宅相談の実施(現在の住宅相談の見直し)【再掲】
2-3
住まいとまちに関する
情報提供の推進
●マンション管理基礎セミナー等の講習会の開催 ●住まい・まちづくりに関する情報提供・相談体制の充実
☆○地域におけるリフォーム等住宅相談の実施(現在の住宅相談の見直し)【再掲】
【基本方針
1
】
誰もが安心して住み続けられるしくみをつくる
○在宅や住み替えを希望する高齢者、障害者が住み慣れた地 域で住み続けられるよう支援します。
○人⼝減少が進行するなか、多様な世帯がバランスよく居住 し、高齢者や子育てを地域で支えられる持続可能なまちを目 指し、若年世帯や子育て世帯の定住促進を支援します。 ○⺠間市場の現状を踏まえ、市営住宅の入居基準を見直し、
⺠間との役割分担を含め住宅セーフティネットを再構築します。
【基本方針
2
】
安全で快適な住まいとまちをつくる
○老朽危険空き家の解消に努め、増加する空き家は活用によ り健全な状態を維持します。
○防災性の高い住まい・まちづくりをすすめます。
○低炭素社会の実現に向けた住まいづくり、まちづくりをすすめま す。
○講演会、相談窓⼝などによるマンションなどの住まいやまちづく りの情報発信をすすめます。
○住宅・福祉・環境等の関係団体と連携しまちづくりをすすめま す。
○地域の特性に合わせた、快適で魅力的な街なみ・景観形成 に努めます。
【基本方針
3
】
それぞれの地域の良さを活かした住まい方を実現
できるまちづくりをすすめる
○都⼼部、斜面市街地、郊外地、半島部、集落部、島しょ部 など、それぞれの良さを活かしたまちづくり、住まいづくりをすすめ ます。
【都心部】 快適な都⼼での居住のため住環境や景観を整え、 町家や街なみの保全と再生に努めるなど、魅力あるまちづく りをすすめます。
【斜面市街地(特に密集市街地)】 老朽危険空き家の解消 や車みちの整備を行うことにより防災性の向上を図りながら、 利便性の高い地区においては、その周辺の住宅の建替えな ど、若年世帯などが定住するまちづくりをすすめます。
【郊外地】 計画的に整備された住宅市街地においては、良質 な住生活環境の維持・改善を図り、多世代が住み慣れた 地域で住み続けられるまちづくりをすすめます。
【半島部・集落部・島しょ部】 自然環境に囲まれた良好な住
1-2
住 宅 の セ ー フ テ ィ
ネットの再構築
重点
プロジェクト
①地域に住み
続 け る た め の
施策の展開
②市営住宅の
役割の見直し
③空き家解消
のための活用
と除却
④密集市街地
における住環
境の整備の推
進
1-1
地 域 に 住 み 続 け
られる持続可能な
まちの仕組みづくり
3-1
-目次-
はじめに ... 1
1 計画改訂の背景・目的 ... 2
2 国・県の住生活基本計画や本市の関連計画との位置づけ ... 2
3 計画期間 ... 2
1章 長崎市の住宅に関する主な現状 ... 3
1 人口動態に関する現状 ... 4
2 住宅・街なみに関する現状... 7
3 市営住宅に関する現状 ... 9
4 市民アンケートの結果 ... 11
2章 国・県の動向、及び上位計画 ... 13
1 住生活基本法 ... 14
2 住生活基本計画(全国計画) ... 14
3 長崎県住生活基本計画 ... 15
4 第四次総合計画から見た住生活関連政策 ... 16
3章 住宅政策の問題と課題 ... 17
1 人の暮らしに関する問題点と課題 ... 18
2 住まい・まちに関する問題点と課題 ... 20
3 まちづくりに関する問題点と課題 ... 22
4章 計画の基本理念と基本方針 ... 23
1 基本理念 ... 24
2 基本方針 ... 24
5章 基本方針に基づく施策展開の方針と施策プログラム ... 27
1-1 地域に住み続けられる持続可能なまちの仕組みづくり ... 28
1-2 住宅のセーフティネットの再構築 ... 30
2-1 住まい、宅地とまちの防災性の向上 ... 32
2-2 低炭素社会に向けた住まいづくり・まちづくりの促進 ... 34
2-3 住まいとまちに関する情報提供の推進 ... 35
2-4 NPOなど関係団体との連携 ... 36
2-5 街なみ・景観へ配慮したまちづくりの誘導 ... 37
3-1 都心部の住環境の整備の推進 ... 38
3-2 斜面市街地の住環境の整備の推進 ... 39
3-3 半島部・集落部・島しょ部の居住環境の維持・改善 ... 40
6章 重点プロジェクト... 41
【重点プロジェクト①】 地域に住み続けるための施策の展開 ... 42
【重点プロジェクト②】 市営住宅の役割の見直し ... 44
【重点プロジェクト③】 空き家解消のための活用と除却 ... 46
【重点プロジェクト④】 密集市街地における住環境の整備の推進 ... 48
7章 計画の実現に向けて ... 51
1 成果指標と目標値(一覧表) ... 52
2 推進スケジュール ... 54
はじめに
1
計画改訂の背景・目的
本市では国の住生活基本計画(全国計画)や長崎県の住生活基本計画を踏まえ、平成20年度に
長崎市住生活基本計画を策定し、住生活に関わる施策を展開してきました。その後、社会情勢の変
化や新法制度の制定を踏まえて、平成23年度に住生活基本計画(全国計画)及び長崎県住生活基
本計画が改訂されました。このような状況を踏まえ、本市においても、長崎市住生活基本計画の達
成状況や市民の評価等を再検証し、現在の住宅を取り巻く社会情勢や国や県の住宅政策の変化に的
確に対応すべく、長崎市住生活基本計画の改訂を行うこととします。
2
国・県の住生活基本計画や本市の関連計画との位置づけ
本計画は、平成20年度に策定された長崎市住生活基本計画を基に改訂を行い、「住生活基本法」
に基づく長崎市計画として位置付けます。また、本計画は、長崎市第四次総合計画をはじめとする
各種関連計画と整合性を図りながら、長崎市が取り組むべき住生活関連施策の基本的な指針となる
ものとして位置付けます。
3
計画期間
本計画の計画期間は、平成25年度から平成32年度の8年間とします。なお、今後の社会情勢
長崎市都市再開発方針
長崎市景観基本計画
長崎市交通バリアフリー基本構想
長崎市緑の基本計画
長崎市第二次環境基本計画
長崎市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画
長崎市障害者基本計画・第二期障害福祉計画
長崎市耐震改修促進計画 など
市
長崎市公営住宅等長寿命化計画
(平成23~32年度)
国
住生活基本法
長崎市都市計画マスタープラン
(平成17~27年度)【平成19年度改訂】
長崎市第四次総合計画
(平成23~32年度)
整合
国・県
市営住宅政策の部門計画踏まえて策定
計画の策定義務付け
整合
長崎市住生活基本計画
(
平成
25
~
32
年度
)
住生活基本計画(全国計画)【改訂】
(平成23~32年度)
長崎県住生活基本計画【改訂】
1章 長崎市の住宅に関する主な現状
3,514 3,425 3,391 3,306 3,460 3,371 3,394 3,369 3,366 3,259 3,444 3,572 3,616 4,246 4,358 4,547 4,550 4,535 4,797
4,861 17,153 17,093
16,144 15,518 15,842 15,925 15,362 15,375
14,318 14,322 18,509 18,372 18,073 18,582 18,031 17,609
16,991 16,056 15,560 15,082 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 20,000
H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 自然動態 出生 自然動態 死亡
(人)
33.7% 30.7% 29.1% 29.5% 28.7% 27.3% 18.1% 18.8% 19.0% 13.0% 14.6% 16.0% 5.8% 7.1% 8.6%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
平成22年
平成17年 平成12年
1人 2人 3人 4人 5人以上
10.1% 9.2% 8.2% 9.4% 9.4% 27.1% 24.0% 21.3% 23.9% 23.1%
0.0% 10.0% 20.0% 30.0%
長崎市(H12)
長崎市(H17)
長崎市(H22)
長崎県
全国
6歳未満世帯員のいる一
般世帯数
18歳未満世帯員のいる
一般世帯数
502,799 505,566 494,032 487,063 470,135 455,206 441,749 424,456 404,198 381,445 356,862
151,414 167,732 172,990
181,714 183,285 183,777 191,224 194,613 196,293 196,207 194,426 3.32 3.01 2.86 2.68 2.57 2.48 2.31 2.18 2.06 1.94 1.84 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000
昭和55年 昭和60年 平成2年 平成7年 平成12年 平成17年 平成22年 平成27年 平成32年 平成37年 平成42年 (世帯人員) (人・世帯)
人⼝ 世帯数 世帯人員
実績値 推計値
1
人口動態に関する現状
①
人口減少の進展と世帯数、世帯構成の変化
本市では人口の減少が続いており、平成37年には40万人を割り込み、増加を続けていた世
帯数は平成32年には減少に転じることが予測されます。また、社会動態は約1,600人/年の減、
自然動態は約900人/年の減(H12~H22の平均)となっており、自然動態を社会動態が上回っ
ています。このような中で、単身、2人で構成される世帯が全世帯の6割以上を占め、子育て世
帯(18歳未満のいる世帯)が約2割に減少するなど、世帯構成が大きく変化しています。
■人口・総世帯数の推移
資料:長崎市第4次総合計画、長崎市住宅課(H27以降の世帯数・世帯人員) 平成27年以降の世帯数は、平成22年までの世帯人員のトレンドより平成27年
以降の世帯人員を算出し、人口を世帯人員で割りそれぞれの年の世帯数を算出。
■世帯人員別主世帯割合の推移
資料:国勢調査
1章 長崎市の住宅に関する主な現状
111,356
125,243
134,929 137,052 135,902 133,098
25.1% 29.2% 32.7% 34.8% 36.3% 37.7% 0% 10% 20% 30% 40% 0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 140,000
平成22年 平成27年 平成32年 平成37年 平成42年 平成47年
高齢者人⼝ 高齢者率
(人)
②
超高齢社会の進展
長崎市の高齢者人口は平成22年に約11万人、高齢化率は約25%となっており、平成32
年には約13万人強まで増加し、高齢化率は約33%となると予測されています。さらに、高齢
単身・夫婦世帯(高齢者のみにより構成される世帯)は全世帯の2割強を占める状況となってい
ます。また、高齢者は約80%が持ち家、約7%が公的借家、約12%が民間借家で暮らしており、
近年、借家に住まう高齢者が増加しています。
■高齢者人口・高齢化率の将来推計(H25.3推計)
資料:国立社会保障・人口問題研究所
■全世帯に占める高齢者世帯の状況
資料:国勢調査
■高齢者のいる世帯の住宅の所有関係
資料:国勢調査
11.4 11.4 10.1 9.0 9.8 9.4 8.8 7.5 21.7 17.7 17.9 17.5 57.1 61.6 63.2 66.0
0% 20% 40% 60% 80% 100%
長崎県(H22) 長崎市(H22) 長崎市(H17) 長崎市(H12)
高齢単身世帯 夫婦ともに高齢者の世帯 その他高齢者のいる世帯 高齢者のいない世帯
86.0 79.7 80.2 81.1 5.2 7.5 6.7 6.0 8.6 12.5 12.8 12.4 0.3 0.3 0.3 0.5
0% 20% 40% 60% 80% 100%
長崎県(H22) 長崎市(H22) 長崎市(H17) 長崎市(H12)
③
地区別の人口動態と世代バランスの変化
長崎市の人口が減少するなか、地区別で人口動態に大きな差が生じています。生活利便施設が
集約している都心部や市街中心部においては人口が増加し、その他の地区では人口が減少してい
ます。特に斜面市街地や集落・半島部、島しょ部においては人口が減少しています。
都心部などにおいては、マンションなどを主とする都心居住が進み人口の回帰が顕著となって
います。また、集落・半島部や島しょ部においては、年齢による世代バランスが大きく変化して
おり、著しく高齢化が進んでいます。
■地区別の人口比率
資料:国勢調査(H12~H22の比較)
■地区別の人口増減
資料:国勢調査(H12~H22の比較)
■地区別の世代バランスの変化
都⼼部 市街中⼼部 斜面市街地 郊外地 集落・半島部 島しょ部
H12
H22
資料:国勢調査(H12~H22の比較)
6.0% 4.9% 5.2% 4.4% 45.9% 47.8% 33.6% 32.5% 9.0% 9.5% 0.3% 1.0%
0 100,000 200,000 300,000 400,000
H22 H12
都⼼部 市街中⼼部 斜面市街地 郊外地 集落・半島部 島しょ部
10.3% 66.5% 23.2% 12.6% 68.5% 18.8% 13.0% 65.9% 21.1% 18.3% 66.8% 14.9% 13.9% 60.6% 25.5% 14.6% 65.3% 20.1% 10.3% 65.3% 24.4% 11.4% 68.1% 20.5% 11.2% 62.1% 26.7% 15.6% 63.0% 21.4% 10.5% 57.1% 32.4% 4.5% 49.6% 45.9%
~14歳 65歳~
斜面 市街地
-20,686人
91%
島しょ部
-3,228人
32%
集落・ 半島部
-4,714人
89%
郊外地
-3,816人
98%
市街 中⼼部
+2,479人
112%
都⼼部
+3,596人
116%
人口減少地区 -32,444人 人口増加地区 +6,075人
1章 長崎市の住宅に関する主な現状 420 480 8,730 12,120 960 970 15,560 18,400 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 H15 H20
賃貸用の住宅 売却用の住宅 その他の住宅 二次的住宅
(戸)
25,670戸
31,980戸
180,090 (84.4%) 160,830 (86.1%) 156,970 (88.2%) 1,250 (0.6%) 340 (0.2%) 830 (0.5%) 31,980 (15.0%) 25,670 (13.7%) 20,220 (11.4%)
0 50,000 100,000 150,000 200,000 平成20年
平成15年 平成10年
居住世帯あり その他 空き家
(戸)
2
住宅・街なみに関する現状
①
空き家の増加
人口減少が続く中で、住宅総数に対して約15%が空き家となっており、今後も増加すること
が見込まれます。また、空き家のなかでも賃貸用の住宅やその他の住宅(流通にのらない空き家)
が大きく増加しています。
■住宅総数に対する空き家の状況
資料:住宅・土地統計調査
■空き家の種類別による動向
※二次的住宅:別荘など、普段は人が住んでいない住宅 資料:住宅・土地統計調査
②
高齢者向けの住宅の現状
高齢者向け住宅は約2千戸で高齢者人口の2.2%(国の目標は、3~5%)となっており、サービ
ス付き高齢者向け住宅の登録件数は約440戸となっています。
■高齢者向け住宅の内訳
高齢者向け住宅 定員数又は戸数
有料老人ホーム 1,189
軽費老人ホーム 669
シルバーハウジング 43
高齢者向け優良賃貸住宅 42
サービス付き高齢者向け住宅 441
高齢者向け住宅 計(A) 2,384
高齢者人⼝(B) H22国勢調査 110,405
対高齢者人⼝における割合 (A)/(B) 2.2%
21.1% 10.7%
11.9%
全国 長崎県 長崎市 34.8% 30.2% 28.0% 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 45%
持ち家総数
長崎市 長崎県 全国
38.5% 42.1% 16.8% 31.3% 33.3% 15.8% 29.3% 32.1% 20.1% 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 45%
一戸建 長屋建 共同住宅
長崎市 長崎県 全国
③
住宅リフォームの現状
持ち家のリフォームの実施状況は約35%となっており、長崎県と全国を上回っています。ま
た、建て方別に見ると、長屋建が約42%と最も高くなっている一方で、共同住宅は約17%にと
どまっており、全国を下回っています。
■リフォームの実施状況
資料:住宅・土地統計調査(H20)
④
住宅の耐震化の状況
平成24年時点の長崎市の住宅の耐震化率は77.6%(142,466戸)と推計されており、平成
22年の76.2%より1.4ポイント向上しています。また、一方で、国の耐震化率は平成22年時
点で79%となっています(国土交通省調べ)。
■長崎市の住宅の耐震化率推計(H24現在) 単位:戸
住宅総数 昭和
56年6
月以降に建築 された住宅数
昭和56年5
月以前に建築 された住宅数
耐震性ありの
住宅数 耐震化率 耐震性あり
(推計) 改修済み
(A) (B) (C) (D) (E) B+D+E=(F) (F)/(A)
183,560 117,358 66,202 22,200 2,908 142,466 77.6%
資料:建築指導課
⑤
住宅の省エネ対応の状況
平成20年に省エネ法が改正され、さらに、平成24年にエコまち法が制定され、様々な優遇
措置のある低炭素住宅認定制度
*
が創設されています。このような法制度等により低炭素社会に対
応した新築住宅は増加すると予測されていますが、一定の省エネルギー対策(窓の全て又は一部
が二重サッシ又は複層ガラス)を講じた住宅は約1割となっています。
1章 長崎市の住宅に関する主な現状
81.3% 4.8%
3.3% 5.7%
4.8%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
Ⅰ分位 Ⅱ分位 Ⅲ分位 Ⅳ分位 Ⅴ・Ⅵ分位
71.7% 5.2%
3.5% 3.7%
7.0% 7.9%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
Ⅰ分位 Ⅱ分位 Ⅲ分位 Ⅳ分位 Ⅴ・Ⅵ分位 Ⅶ・Ⅷ分位
3
市営住宅に関する現状
①
市営住宅の空き家率
本市の市営住宅は、平成25年4月1日現在で8,330世帯が入居しており、空き家率は11.7%
となっています。高い空き家率は池島地区で約7割、高島地区で約6割、伊王島地区で約3割と
なっています。
■地区別管理戸数と入居状況
地区 管理戸数 入居世帯数 空き家率
長崎 7,300 6,941 4.9%
香焼 475 440 7.4%
伊王島 225 163 27.6%
高島 622 250 59.8%
野母崎 113 101 10.6%
外海(池島除く) 166 156 6.0%
池島 353 105 70.3%
三和 169 165 2.4%
琴海 9 9 0.0%
総計 9,432 8,330 11.7%
資料:住宅課調べ(H25.4)
②
市営住宅の管理戸数と入居状況
最も収入が低い層である第Ⅰ分位が入居世帯の約7割を占めており、第Ⅴ分位以降の入居世帯
は約15%となっています。また、応募世帯では約8割が第Ⅰ分位となっています。
■収入分位別入居世帯割合
資料:住宅課調べ(H25.4)
■収入分位別応募世帯割合
③
市営住宅の応募状況(空き家募集)
平成24年度においては全市合計での空き家募集における応募倍率が5.01倍となるなど、平
均して高い倍率となっています。しかしながら応募倍率が40倍を超える住戸もあれば、応募が
無い住戸もあるなど、住宅の建設年数や立地などにより応募倍率に大きな差が生じています。
■空き家募集における地区別応募倍率
地区 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
長崎 6.81倍 6.78倍 6.57倍 7.79倍 5.96倍
香焼 3.00倍 3.20倍 3.89倍 3.13倍 2.69倍
伊王島 0.23倍 0.60倍 2.00倍 2.17倍 0.50倍
高島 0.50倍 0.14倍 0.25倍 0.33倍 0.36倍
野母崎 0.43倍 0.83倍 1.00倍 0.50倍 0.00倍
外海 0.30倍 2.40倍 0.56倍 0.40倍 0.74倍
三和 4.57倍 5.50倍 3.92倍 3.15倍 3.60倍
琴海 2.50倍 - 倍 - 倍 1.00倍 - 倍
全市合計 5.38倍 6.00倍 5.57倍 6.14倍 5.01倍
資料:住宅課調べ
■空き家募集における高倍率住宅(上位5位まで)
順位
平成22年度 平成23年度 平成24年度
住宅名 募集数 応募数 倍率 住宅名 募集数 応募数 倍率 住宅名 募集数 応募数 倍率
1 小浦 2 71 35.5倍 若葉 1 95 95.0倍 千歳 6 243 40.5倍
2 清水 2 70 35.0倍 三芳 4 212 53.0倍 大園 1 37 37.0倍
3 滑石 14 478 34.1倍 松ヶ枝 1 27 27.0倍 三芳 4 142 35.5倍
4 千歳 3 88 29.3倍 花丘 1 23 23.0倍 清水 1 35 35.0倍
5 花丘 1 28 28.0倍 滑石 21 436 20.8倍 文教 5 102 20.4倍
資料:住宅課調べ
■空き家募集数と公募時点における応募の有無
平成22年度 平成23年度 平成24年度
募集数 312戸 274戸 305戸
応募有 224戸 210戸 204戸
応募無 88戸 64戸 101戸
※応募の無い住戸については随時募集となる
1章 長崎市の住宅に関する主な現状
4
住宅に関する市民の意識調査の結果
「住宅に関する市民の意識調査」は市民の住宅や住環境に関するニーズを把握することで、今
後の住宅施策を検討することを目的として、対象を20歳以上の長崎市民より無作為に抽出し平
成24年11月に実施しました。 (配布数3,000、回収数936)
①
住まいの満足度
設問「現在の住まいの満足度」では、「やや満足」が40.9%と最も多く、次いで「満足」の28.4%
となっています。「満足」(28.4%)と「やや満足」(40.9%)の合計は69.3%と全体の約7割
になっています。住宅の種類別に見ると、「持ち家(共同住宅)」では、「満足」(43.6%)と「や
や満足」(37.2%)の合計が80.8%と満足度が高くなっています。
■現在の住まいの満足度
資料:住宅に関する市民の意識調査(H24)
②
周辺環境の満足度
設問「周辺環境の満足度」では、「やや満足」が40.5%と最も多く、次いで「満足」の30.1%
となっており、「満足」と「やや満足」の合計が全体の約7割となっています。「不満」は6.0%
と最も少ない結果となっており、「不満」と「やや不満」の合計は約3割となっています。
住宅の種類別に見ると、「社宅や寮」で「不満」(6.7%)と「やや不満」(33.3%)の合計が
40.0%と「不満」等の比率が高くなっています。次いで、「民営の賃貸住宅(戸建・長屋建)」で
「不満」(9.3%)と「やや不満」(27.9%)の合計が37.2%となっています。
■現在の周辺環境の満足度
資料:住宅に関する市民の意識調査(H24) 満足, 28.4%
やや満足, 40.9% やや不満, 20.7%
不満, 7.9%
無回答, 2.0%
20.9% 15.9% 20.7% 33.3% 29.9% 43.6% 25.0% 34.6% 27.9% 44.3% 45.1% 40.0% 41.8% 37.2% 37.5% 30.8% 34.9% 28.4% 23.2% 26.7% 18.9% 16.7% 12.5% 19.2% 14.0% 10.2% 8.5% 8.1% 1.3% 25.0% 15.4% 2.3% 1.1% 2.4% 1.5% 1.3%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
民営の賃貸住宅(戸建・長屋建)
民営の賃貸住宅(共同住宅)
市営・県営等の公的賃貸住宅
社宅や寮
持ち家(戸建・長屋建)
持ち家(共同住宅)
下宿、間借り、寮、寄宿舎
その他
満足 やや満足 やや不満 不満 無回答
満足, 30.1%
やや満足, 40.5% やや不満, 20.2%
不満, 6.0% 無回答, 3.2%
30.2% 28.4% 29.3% 20.0% 30.4% 35.9% 12.5% 26.9% 32.6% 45.5% 42.7% 33.3% 39.6% 42.3% 62.5% 46.2% 27.9% 17.0% 19.5% 33.3% 21.6% 16.7% 11.5% 9.3% 6.8% 7.3% 6.7% 5.9% 2.6% 25.0% 7.7% 2.3% 1.2% 6.7% 2.6% 2.6% 7.7% 0% 20% 40% 60% 80% 100%
民営の賃貸住宅(戸建・長屋建)
民営の賃貸住宅(共同住宅)
市営・県営等の公的賃貸住宅
社宅や寮
持ち家(戸建・長屋建)
持ち家(共同住宅)
下宿、間借り、寮、寄宿舎
その他
住み続けたい,
59.0%
転居したい, 14.1% 転居する予定,
5.3%
わからない,
19.1%
無回答, 2.5%
建て替える必要が ある, 9.1%
増築やリフォーム の必要がある,
26.2%
いずれも必要な い, 58.9% 無回答, 5.9%
③
将来の住まいについての考え
設問「将来の住まいについて」では、「現在の住まいに住み続けたい」と回答した市民が全体の
約6割となっており、「転居したい・転居する予定」の回答が約2割となっています。
■将来への居住意志
資料:住宅に関する市民の意識調査(H24)
④
現在の住まいの建替え、リフォームに関するニーズ
3分の1以上の世帯に建替え・リフォームのニーズがあり、特に持ち家居住者や子育て世帯で
はリフォームのニーズが高くなっています。「いずれも必要ない」との回答が58.9%と最も多く、
全体の半数を超えています。次いで、「増築やリフォームの必要がある」の26.2%となっており、
「建替える必要がある」との回答は9.1%と最も少ない結果となっています。
■建替え、リフォームの必要性
2章 国・県の動向、及び上位計画
1
住生活基本法
住宅の量的確保を目的とした住宅建設計画法に替わり平成18年度に制定され、国民の豊かな
住生活の実現を図るため、住生活の安定の確保及び向上の促進に関する施策について、その基本
理念、国等の責務、住生活基本計画の策定その他の基本となる事項について定めています。
2
住生活基本計画
(
全国計画
)
①
これまでの経緯
住生活基本法に基づき、住生活安定向上施策を総合的かつ計画的に推進するために平成18年
度に策定され、ストック重視、市場重視、福祉・まちづくり等関連する施策分野との連携、地域
の実情を踏まえたきめ細かな対応が位置づけられました。
計画策定から5年が経過した平成23年度には、社会情勢の変化等を踏まえ、平成23年度か
ら平成32年度の10年間を新たな計画期間とする計画に改訂されました。
②
改訂のポイント
平成23年度の改訂では、以下の3点をポイントとして、目標、基本的な施策、成果指標が見
直されています。
■住生活基本計画(全国計画)の改訂のポイント
○ハード面(広さ等)に加え、ソフト面の充実により住生活を向上
○老朽マンション対策など、住宅ストックの管理・再生対策を推進
○新築住宅市場に加え、既存住宅流通・リフォーム市場の整備の推進
③
住生活基本計画
(
全国計画
)
の目標、基本的な施策
目標 達成のために必要な基本的施策
安全・安⼼で豊かな住生 活を支える生活環境の構 築
①住生活の安全を確保する住宅及び居住環境の整備 ②住生活の安⼼を支えるサービスが提供される環境の整備 ③低炭素社会に向けた住まいと住まい⽅の提案
④移動・利用の円滑化と美しい街並み・景観の形成 住宅の適正な管理及び再生
多様な居住ニーズが適切 に実現される住宅市場の 環境整備
①既存住宅が円滑に活用される市場の整備 ②将来にわたり活用される良質なストックの形成
2章 国・県の動向、及び上位計画
3
長崎県住生活基本計画
①
これまでの経緯
住生活基本法に基づく長崎県計画として位置づけられ、長崎県内全域を対象とし、市町が取り
組むべき施策の基本的な指針にもなるものとされています。住生活基本計画(全国計画)の改訂を
踏まえ、平成23年度に計画期間を平成23年度から平成32年度までの10年間とする新たな
計画に改訂され、施策の新設や統廃合、重点プロジェクトの見直しなどが行われました。
②
改訂のポイント
平成23年度の改訂では、以下の7点をポイントとして、目標、基本的な施策、成果指標が見
直されています。
■長崎県住生活基本計画の改訂のポイント
○県と市町の役割分担の見直しと目標管理戸数の減少
○福祉部局との連携によるソフト面の充実や低炭素社会への対応など目標の見直し
○多様なニーズに応える相談体制の充実
○企業誘致や雇用増等に対応した住宅確保への支援
○住宅、宅地の耐震化の促進
○密集市街地の解消及び斜面市街地の再生事業の促進
○自然災害に対して安心して暮らせる仕組みの構築
③
長崎県住生活基本計画の基本理念、住宅政策の目標及び基本施策
基本理念:「住みたい
住める
住み続けられる
長崎県」
住宅政策の目標 基本施策
全ての県⺠が安全に暮らせる住まいづ
くりまちづくり 安全な住宅・住宅市街地の形成
全ての県⺠が安⼼して暮らせる住まい
づくりまちづくり 住宅セーフティネットの構築と住生活の支援
県⺠のニーズに応える質の高い住まい
づくりまちづくり 適切な住情報の提供と相談体制
低炭素社会に向けた住まいづくりまち
づくり 低炭素社会に対応する住宅の普及既存住宅の利活用と資源リサイクルなどの推進 地域特性を活かした住まいづくりまちづ
4
第四次総合計画から見た住生活関連政策
長崎市第四次総合計画は、長崎市の将来の都市像とその実現のために必
要な施策を表したものです。基本構想では、これらの10年間においてめ
ざす将来の都市像として「個性輝く世界都市 希望あふれる人間都市」を
掲げ、まちづくりの基本姿勢、重点テーマやまちづくりの方針を定めてい
ます。前期基本計画では、これからの5年間において、将来の都市像を実
現するために取り組む施策をわかりやすく体系づけています。
住生活に関する施策としては、主に、「まちづくりの方針E 安全・安心
で快適に暮らせるまち」の中で、「安全・安心な居住環境をつくります(基
本施策E6)」をはじめとして多くの施策が位置づけられています。
■長崎市第四次総合計画の施策体系(※印は住生活関連施策)
※
※ ※
※
※ ※ ※
3章 住宅政策の問題と課題
1
人の暮らしに関する問題点と課題
①
超高齢社会の進展
住み慣れた地域で自立した生活を送れなくなる高齢者が増える。
高齢者は平成22年に約11万人、高齢化率は約25%となっており、平成32年には約13
万人強まで増加し、高齢化率は約33%となると予測されています。さらに、高齢単身・夫婦世
帯(高齢者のみにより構成される世帯)が全世帯の2割強を占める状況となっています。また、
高齢者は約80%が持ち家、約7%が公的賃貸住宅、約12%が民間借家で暮らしています。
このような中で、一定のバリアフリー化率は39.1%、高度なバリアフリー化率は6.7%
にとどまり、特に民営借家のバリアフリー化率が低くなっています。また、高齢者向け住宅は約
2千戸で高齢者人口の2.2%(国の目標は、3~5%)となっており、サービス付き高齢者向け住宅
の登録件数は約440戸となっています。
⇒
高齢者などが住み慣れた地域で自立した生活を送るため、高齢者が住む住宅のバリアフリー化
を進めるとともに、サービスなどのソフト面の充実を図り、福祉や子育て関連施設が地域毎にバ
ランスよく配置されることが求められています。一方で、身体状態等の理由で住み続けることが
困難になった高齢者に対しては住み替えなどにより支援する必要があります。
②
地域コミュニティの低下
人口減少に伴い、斜面市街地や郊外地、半島部、集落部から若年世帯などが流出し、地域コミュ
ニティが低下している。
子育て世帯に移転希望が高く、市外への転出希望もある。
本市では人口の減少が続いており、平成37年には40万人を割り込み、平成32年には世帯
の減少が予測されています。また、社会動態は約1,600人/年の減、自然動態は約900人/年の
減(H12~H22の平均)となっており、自然動態を社会動態が上回っています。このような中で、
単身、2人で構成される世帯が全世帯の6割以上を占め、子育て世帯(18歳未満のいる世帯)が
約2割に減少するなど、世帯構成が大きく変化しています。市民の居住意向は、転居希望が約2
割で、特に、子育て世帯が約3割と高く、市外への転出希望も見られます。島しょ部、集落部、
半島部、斜面市街地では若年世帯などの流出が進んだことで、少子化・高齢化が著しい状況とな
り、地域コミュニティが低下しています。
⇒
地域コミュニティを継続させるため、地域ごとに子育て世帯や若年世帯の定住を促す必要があり
3章 住宅政策の問題と課題
③
市営住宅の役割の変化など
空き家が増加。市営住宅は立地や利便性で応募倍率に大きな差が生じている。
入居基準を超えた世帯が入居し、本来の対象世帯が入居できていない。
民間借家などの空き家が増加する中で、市営住宅は全体で約1割、島しょ部では半数以上の住
戸が空き家となっています。また、平均すると応募倍率は高い率である一方、住宅の立地や利便
性によって応募倍率に大きな差が生じるなど、市営住宅のニーズが変化しています。
市営住宅の入居世帯の約7割、応募世帯の約8割が第1分位の低所得世帯となっている一方
で、高額所得世帯、収入超過世帯など入居基準を超えた世帯が入居した状況もあり、本来の対象
世帯が入居できにくい状況となっています。
⇒
民間市場の現状を踏まえ、市営住宅の入居基準を見直すとともに、現在の入居世帯に対して
2
住まい・まちに関する問題点と課題
①
急増する空き家
住宅総数に対して約15%が空き家となり、防災上、防犯上、環境上の問題が顕在化する。また、
老朽危険空き家の増加が見込まれる。
人口減少が続く中で、住宅総数に対して約15%が空き家となっているなど、空き家が増加し、
特に老朽危険空き家の増加が見込まれることから、防災上、防犯上、環境上の問題が顕在化して
いると言えます。
⇒
流通にのらない空き家を減らすため、健全な空き家の活用を促すとともに、周辺に悪影響を与
える老朽危険空き家を減少させる必要があります。
②
防災性の低さ
地震を含め防災への認識の低さが見うけられ、住宅の耐震化や宅地の安全確保がなされていない。
本市の住宅地には、「地震時等に著しく危険な密集市街地」が4地区262haあり、さらに斜面
地が多く、宅地の崩落事故も発生しています。一方で、住宅の耐震化率は77.6%(H24)で、全国
での耐震化率に比べて低い状況にあります。また、耐震診断や改修の実施が進んでおらず、住環
境における防災面で不満を持っている市民が少ないなど、地震を含め防災への認識の低さが見う
けられ、住宅の耐震化や宅地の安全確保がなされていない状況となっています。
⇒
防災への認識を高め、住宅の耐震化を進めるとともに、斜面地などにおける宅地を含めた安全
性を高める必要があります。
③
低炭素社会の推進
法制定により低炭素社会対応の新築住宅は増加するが、既存住宅での取り組みが進んでいない。
平成20年に省エネ法が改正され、一定規模の建築物について省エネ措置の届出等を義務付け
られています。さらに、平成24年にエコまち法が制定され、様々な優遇措置のある低炭素住宅
認定制度が創設されています。このような法制度等により低炭素社会対応の新築住宅は増加する
と予測されていますが、本市の住宅における省エネ対応率は約1割で、全国の約2割を大きく下
回っているなど、既存住宅での取り組みが進んでいない状況となっています。
3章 住宅政策の問題と課題
④
既存マンションの老朽化
マンションの適正な改修がなされず老朽化して危険なマンションが増える。
本市では、平成12年から平成24年の平均でマンションが552戸/年建設され、うち都心部
では157戸/年建設されています。一方、昭和55年以前に建設されたマンションが約13%あ
り、今後は建築後35年以上を経過して大規模な修繕の時期を迎えるマンションが増加します。
このような中で、マンション管理に関する相談が多くなっています。
⇒
適正な管理がなされていない場合、老朽化したマンションが増える可能性があるため、マンショ
ンの入居者に、マンション管理の重要性を認識してもらう必要があります。
⑤
関係団体等との連携
高齢社会対策や環境対策など、行政と関連団体等が協働して解決すべき課題が多い。
国土交通省では、住宅セーフティネット法に基づく居住支援協議会の設立を促進しています。
居住支援協議会とは、低額所得者、被災者、高齢者、障がい者、子育て世帯などの住宅確保要配
慮者の民間賃貸住宅への円滑な入居の促進を図るため、地方公共団体や関係業者、居住支援団体
等が連携して様々な取り組みを行う主体です。各都道府県で設立済み又は設立予定となっており、
市町においても福岡市、熊本市、神戸市、京都市で設立されています。(長崎県は設立済)
⇒
居住支援協議会では、様々な世帯の多様化・高度化する課題やニーズに対応するため、環境
対策や高齢者・障がい者の居住対策などの異業種と、行政と市民、産官学の協働で構成され
ることが求められています。
⑥
街なみ・景観の保全・活用
斜面地や街なみなど長崎らしい景観が減少しつつある。
本市には、斜面市街地や町家、洋風住宅など特徴的な風景が残っていますが、都心部へのマン
ション建設や地域コミュニティの衰退などにより、このような長崎らしい景観が減少しつつあり
ます。
3
まちづくりに関する問題点と課題
①
都心部
マンションの増加より、住環境や景観の悪化が懸念される。また、町家が解体され長崎らしさが
失われている。
本市では、都心部の定住人口が昭和50年から平成12年の25年間で約11,000人減少しま
したが、マンションの増加を背景に平成12年から平成22年の10年間では、約3,600人の増
加に転じています。マンションの増加より、住環境や景観の悪化が懸念されるとともに、町家な
どの歴史的な建物が解体され長崎らしさが失われている状況となっています。
⇒
住環境・景観の悪化への対応策を検討することが重要です。また、町家など歴史的な建物の保
全・活用を図り、町家の周辺を含めた街なみ整備を進める必要があります。更に、増加するマン
ションについてはマンションの入居者に、マンション管理の重要性を認識してもらう必要がありま
す。
②
斜面市街地
(
特に密集市街地
)
若年世帯の流出が続き、まちとして継続が厳しい。また、地震時等に著しく危険な密集市街地が
残る。
本市には地勢上、斜面地に住宅が多く建設されていますが、若年世帯の流出が続き、まちとし
て継続が厳しい状況となっています。また、このような斜面地には地震時等に著しく危険な密集
市街地が残るなど、防災上不安のある地区もあります。
⇒
斜面市街地に若年世帯や子育て世帯の定住を進める一方で、老朽化した木造住宅の密集や
狭あいな道路網の改善を図ることが求められています。
③
半島部・集落部・島しょ部
半島部、集落部では高齢化の進行や若年世帯の流出により、まちの活気が低下している。
島しょ部では超高齢化、人口の激減などにより、まちとしての継続も厳しい。
本市の島しょ部、半島部、集落部、斜面市街地で少子化・高齢化が著しくなっています。この
ような地域ではまちの活気が低下しているだけでなく、特に島しょ部では、超高齢化、人口の激
4章 計画の基本理念と基本方針
1
基本理念
「それぞれの地域で多世代が交流し住み続けられる
住まいづくり・まちづくりをすすめます」
を基本理念とします。
○人口減少や超高齢化に対応し、それぞれの地域で多世代が交流し住み続けられる住まいづくり・
まちづくりをすすめます。
○誰もが豊かさを実感するために、安全で安心な住宅ストックを形成し、既存の住宅ストックや宅
地を有効活用しながら、持続可能な住まいづくり・まちづくりをすすめます。
2
基本方針
長崎市の住生活の課題を踏まえ、基本理念を上記とし、基本理念を実現するための基本方針を
次のように設定します。
【基本方針
1
】
誰もが安心して住み続けられるしくみをつくる
○在宅や住み替えを希望する高齢者、障害者が住み慣れた地域で住み続けられるよう支援します。
○人口減少が進行するなか、多様な世帯がバランスよく居住し、高齢者や子育てを地域で支えられ
る持続可能なまちを目指し、若年世帯や子育て世帯の定住促進を支援します。
○民間市場の現状を踏まえ、市営住宅の入居基準を見直し、民間との役割分担を含め住宅セーフテ
ィネットを再構築します。
【基本方針
2
】
安全で快適な住まいとまちをつくる
○老朽危険空き家の解消に努め、増加する空き家は活用により健全な状態を維持します。
○防災性の高い住まい・まちづくりをすすめます。
○低炭素社会の実現に向けた住まいづくり、まちづくりをすすめます。
○講演会、相談窓口などによるマンションなどの住まいやまちづくりの情報発信をすすめます。
○住宅・福祉・環境等の関係団体と連携しまちづくりをすすめます。
4章 計画の基本理念と基本方針
【基本方針
3
】
それぞれの地域の良さを活かした住まい方を実現できるまちづくり
をすすめる
○都心部、斜面市街地、郊外地、半島部、集落部、島しょ部など、それぞれの良さを活かしたまち
づくり、住まいづくりをすすめます。
【都心部】
快適な都心での居住のため住環境や景観を整え、町家や街なみの保全と再生に努めるなど、魅
力あるまちづくりをすすめます。
【斜面市街地
(
特に密集市街地
)
】
老朽危険空き家の解消や車みちの整備を行うことにより防災性の向上を図りながら、利便性の
高い地区においては、その周辺の住宅の建替えなど、若年世帯などが定住するまちづくりをす
すめます。
【郊外地】
計画的に整備された住宅市街地においては、良質な住生活環境の維持・改善を図り、多世代が
住み慣れた地域で住み続けられるまちづくりをすすめます。
【半島部・集落部・島しょ部】
自然環境に囲まれた良好な住生活環境の維持・改善を図り、ながさき暮らしの良さを再認識し
5章 基本方針に基づく施策展開の方針と施策プログラム
5章
基本方針に基づく施策展開の方針
【基本方針1】 誰もが安心して住み続けられるしくみをつくる
ー施策展開の方針ー
1-1
地域に住み続けられる持続可能なまちの仕組みづくり
● サ ー ビ ス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 の 登 録
サービス付き高齢者向け住宅(バリアフリー構造等を有し、介護・医療と連携し高齢者を支援す
るサービスを提供する住宅)の登録などを進めることにより高齢者の居住の安定確保を進めます。
〔関連課:住宅課、福祉総務課、高齢者すこやか支援課〕
☆ ○ 関 係 団 体 等 と 連 携 し た リ フ ォ ーム等 専 門 家 の 育 成 と 施 策 目 的 に 沿 っ た リ フ ォ ーム へ の 補 助
リフォームが有効的に実行されるように、高齢者対策や環境対策などを行っている関連団体等と
連携しながら「町医者」的な専門業者を育成します。また、民間住宅ストックの質の向上や長寿
命化、省エネなどにつながる住宅リフォームなど、施策目的に沿ったリフォームへの補助制度な
どを実施します。 〔関連課:住宅課、建築指導課〕
☆ ○ 地 域 に お け る リ フ ォ ー ム 等 住 宅 相 談 の 実 施 ( 現 在 の 住 宅 相 談 の 見 直 し )
長崎市住宅相談連絡協議会の協力により実施されている住宅の増改築や修繕等の相談を、地域特
性や地域に住まう人に即した住宅相談に繋がるよう、周知の方法や地域包括支援センターでの実
施など、実施内容や相談方法等の見直しを行います。 〔関連課:住宅課〕
☆ ○ 市 営 住 宅 の 大 規 模 団 地 で の 集 約・削 減 に 伴 う 空 き 地 へ の 高 齢 者 向 け 住 宅 や 福 祉・子 育 て
関 連 施 設 の 設 置 の 誘 導
大規模な市営住宅団地の建替えなどにおいて、集約・削減を行うにあたり生じる空き地は、福祉・
子育て関連などの地域施設や民間による高齢者向け住宅などを誘導します。
〔関連課:住宅課、福祉総務課、高齢者すこやか支援課、子育て支援課〕
☆ ● 空 き 家 ・ 空 き 地 を 活 用 し た 定 住 促 進(空 き 家 ・ 空 き 地 バ ン ク 制 度 の 拡 充)
空き家・空き地バンクを充実・拡充し、さらに、町家、古民家などの情報、住替え希望者の情報
など、多様な目的・需要にあわせた情報を集めたバンクを構築し、住み続けられるための仕組み
づくりを推進します。 〔関連課:住宅課、まちなか事業推進室〕
☆ ○ 空 き 家 の 福 祉 ・ 子 育 て 関 連 で の 活 用(情 報 提 供 と 空 き 家 活 用 に 対 す る 補 助)
空き家を住宅としての活用だけでなく、地域で求められる福祉や子育てに関する活動拠点のとす
るための情報提供や活用等に対しての支援を検討します。
〔関連課:住宅課、福祉総務課、高齢者すこやか支援課、子育て支援課〕
☆ ○ 半 島 部 に お け る 市 営 住 宅 の 改 善
5章 基本方針に基づく施策展開の方針と施策プログラム
【成果指標】
※第四次総合計画に基づく指標については、適宜、目標年及び目標値を見直す。
現状値
⇨
目標値
2.2% (H24)
3%
(H32)
現状値
⇨
目標値
39.1
%
(H20)
75
%
(H32)
現状値
⇨
目標値
8
件
(H24)
100
件
(H27)
高齢者人口に対する高齢者向け住宅の割合
『住生活基本計画
(
全国計画
)
』
高齢者や障がい者が安心して暮らすことができるサービスなどが地域において提供され、 こうしたサービスをニーズに応じて受けることができるための環境の整備を図る。
高齢者(
65
歳以上の者)が居住する住宅の一定のバリアフリー化率
『住生活基本計画
(
全国計画
)
』
高齢者等が、地域において安全・安心で快適な住生活を営なむことができるよう、住宅の
バリアフリー化を促進する。
※一定のバリアフリー化:2箇所以上の手すり設置又は屋内の段差解消に該当
空き家・空き地バンク登録件数
[
累計
]
『第四次総合計画
E6-2
』
【基本方針1】 誰もが安心して住み続けられるしくみをつくる
ー施策展開の方針ー
1-2
住宅のセーフティネットの再構築
● 長 崎 県 居 住 支 援 協 議 会 に お け る 高 齢 者 等 の 住 み 替 え 支 援 の 検 討
高齢者世帯、障害者世帯、母子・父子世帯、DV被害者世帯、外国人などの住宅弱者に対して、
円滑な居住の安定を支援するために設置された長崎県居住支援協議会により、福祉部局や民間の
関連団体等と連携して、適切な住居への住み替えが可能となるような支援の検討を行います。
〔関連課:住宅課〕
☆ ○ 市 営 住 宅 の 入 居 基 準 の 見 直 し(原 則 階 層 の 基 準 、 持 ち 家 の 場 合 の 基 準 な ど)
市営住宅が対象とすべき収入層や、本市の地形的特性により斜面地の持ち家世帯で年齢的、身体
的に住み続けることに限界となった世帯など、新たな住宅弱者の入居を可能とするための入居基
準の見直しを行います。 〔関連課:住宅課〕
● 市 営 住 宅 に お け る 定 期 借 家 制 度 に よ る 子 育 て 世 帯 の 優 先 的 な 入 居 の 実 施
子育て世帯等を対象とした定期借家制度を実施し入居機会の拡大を行い、あわせて若い世代の入
居を促進することで子育て世帯への支援の充実と多世代交流やコミュニティの活性化を図ります。
〔関連課:住宅課〕
☆ ● 市 営 住 宅 管 理 戸 数 の 適 正 化 の 推 進(大 規 模 団 地 や 応 募 率 が 低 い 団 地 に お け る 集 約 ・ 削 減)
市営住宅を適正な管理戸数をするため、大規模な団地において建替えが実施される場合や、長期
に応募倍率が低迷し、空き住戸が発生する団地などにおいては、戸数を削減させると共に、不要
となった土地を処分するなど集約を行います。 〔関連課:住宅課〕
● 島 し ょ 部 に お け る 市 営 住 宅 の 集 約 移 転 ・ 用 途 廃 止 に よ る 管 理 戸 数 の 適 正 化
島しょ部の市営住宅は、入居者の集約移転を行い、用途廃止を進め管理戸数の適正化を行います。
〔関連課:住宅課〕
☆ ● 市 営 住 宅 に お け る 高 額 所 得 者 ・ 収 入 超 過 者 の 退 去 な ど に よ る 入 居 者 の 適 正 化 の 推 進
高額所得者への退去勧告、あるいは収入超過者への代替住居の斡旋等の対策の推進により、入居
世帯の適正化を図り、住宅確保が必要とされる世帯に住宅が適切に供給されるように徹底します。
5章 基本方針 基 く施策展開 方針 施策プログラ
成果指標
※第四次総合計画 基 く指標 い 適宜 目標年及び目標値を見直す
現状値
⇨
⽬標値
7.7% (H20)
早期解消
現状値
⇨
⽬標値
9432 ⼾ (H24)
約 8700 ⼾ (H32)
現状値
⇨
⽬標値
36 ⼾ (H24)
100 ⼾ (H27)
国が定める最低居住⽔準未満率 住⽣活基本計画(全国計画)
市場 い 自力 適正 水準 宅を確保するこ き い 額所得者等 対し 居 安定確保を図る
宅・土地統計調査
市営住宅⼾数
居 安定 確保を図る き世帯 対し必要 宅供給を行う観点 ら市営 宅管理戸 数 適正戸数を設定する
⼦育て世帯の優先⼊居⼾数[累計] 第四次総合計画 E6-1
【基本方針2】 安全で快適な住まいとまちをつくる
ー施策展開の方針ー
2-1
住まい、宅地とまちの防災性の向上
☆ ○ 空 き 家 等 の 適 正 管 理 に 関 す る 条 例 の 運 用 に よ る 空 き 家 の 適 正 な 管 理 の 促 進
「長崎市空き家等の適正管理に関する条例」により空き家等の適切な管理を図り、老朽危険空き
家の解消に努めます。 〔関連課:建築指導課〕
☆ ● 老 朽 危 険 空 き 家 除 却 費 補 助 制 度 等 の 活 用 に よ る 老 朽 危 険 空 き 家 の 解 消
安全・安心な住環境づくりを促進するため、老朽化し危険な空き家住宅の除却を行うにあたり、
その除却費の一部を補助する「老朽危険空き家除却費補助金」や、地域の防災、防犯などのため
に、土地と建物を長崎市が寄附を受け建物を除却し、跡地を公共空間として整備する「老朽危険
空き家対策事業」を推進します。 〔関連課:建築指導課、まちづくり推進室〕
☆ ● 空 き 家 ・ 空 き 地 を 活 用 し た 定 住 促 進(空 き 家 ・ 空 き 地 バ ン ク 制 度 の 拡 充)【 再 掲 】
〔関連課:住宅課〕
☆ ○ 空 き 家 の 福 祉 ・ 子 育 て 関 連 で の 活 用(情 報 提 供 と 空 き 家 活 用 に 対 す る 補 助)【 再 掲 】
〔関連課:住宅課、福祉総務課、高齢者すこやか支援課、子育て支援課〕
● 耐 震 診 断 、 耐 震 改 修 の 推 進
安全・安心住まいづくり支援事業により、耐震診断や耐震改修工事に対する補助等を行うことで、
特に昭和56年以前に建築された戸建ての木造住宅を対象として耐震性の確保を促進します。 〔関連課:建築指導課〕
● 公 的 施 設 の 耐 震 化 の 推 進
耐震改修促進計画に基づき、多数の人が利用する特定建築物を対象として耐震化を進めます。
〔関連課:建築指導課〕
● 耐 震 改 修 促 進 計 画 に 基 づ く 支 援
耐震改修促進計画に基づき、民間の特定建築物等の耐震診断・耐震改修に対する補助など、支援
を実施します。 〔関連課:建築指導課〕
☆ ○ 宅 地 の 防 災 性 向 上 に 対 す る 支 援
民地災害(個人宅地などの自然災害)の相談窓口や助成制度等の創設を検討します。
5章 基本方針に基づく施策展開の方針と施策プログラム
【成果指標】
※第四次総合計画に基づく指標については、適宜、目標年及び目標値を見直す。
現状値
⇨
目標値
39
件
(H24)
63
件
(H26)
現状値
⇨
目標値
77.6
%
(H24)
90
%
(H27)
老朽危険空き家対策事業による除却数
[
累計
]
『第四次総合計画
E5-2
』
老朽化した危険な空き家住宅の除却を行い、地域の防災及び防犯などの安全性の向上と住
環境の改善を図る。