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(1)

 

アプリケーション  リファレンスマニュアル

FRH17TJ010

(2)

1

はじめに

本マニュアルは、FRH17TJ010 ハンディターミナル(以降ターミナルと呼ぶ)のライブラリについて説明します。ターミナ ルのアプリケーション開発を行う前によくお読みください。

ターミナルのアプリケーション開発には、『ルネサス マイクロコンピュータ 開発環境システム SuperH RISC engine

C/C++

コンパイラ』を使用します。開発前に、コンパイラのマニュアルもよくお読みください。

ターミナルのアプリケーション開発には、C言語を使用します。アプリケーション開発には

C

言語の知識が必要になりま す。

無線通信アプリケーションを開発するには、SS 無線モデム(FRH-SD07T)の知識が必要になります。開発前に

『FRH-SD07T取扱説明書』をよくお読みください。

1. 本書について

1.1. 注意

1.

本書の内容の一部または全部を、無断で他に転載することは禁止されています。ソフトウェアについても内容の一 部または全部を無断で複写することは禁止されています(バックアップを除く)。

2.

本書の内容は、将来予告なしに変更する場合があります。

商標

SuperH

は株式会社ルネサステクノロジの(日本における)商標です。

(3)

2

目次

ページ

はじめに

... 1

1.

本書について

...1

1.1.

注意

...1

概要

... 4

1.

入出力機能...4

1.1.

画面表示

...4

1.2.

表示補助

...12

1.3.

キー入力...13

1.4.

バーコード入力

...16

2.

ファイルシステム

...17

2.1. RAM

ファイルシステム

...17

2.2. F-ROM

ファイルシステム...17

3.

通信...18

3.1.

赤外線通信...18

3.2.

無線通信

...19

4.

ターミナル制御

...20

4.1.

電源

...20

4.2.

タイマ...20

4.3.

レジューム...21

4.4.

環境設定

...21

4.5.

無線設定

...21

4.6.

省電力設定...21

5.

ファイル転送...22

プログラム開発について... 23

1.

プログラム...23

2.

メモリ

...24

ライブラリ... 25

1.

ヘッダファイル

...25

2.

ターミナルライブラリ

...26

3. SH

コンパイラ標準関数について

...197

付録

...199

1. SCANINFO

構造体

...200

1.1.

構造体と設定内容...200

1.2.

EAN−128対応の設定について

...201

1.3.

UPCプリアンブルの設定について

...201

2.

ファイル転送,インストール関数の画面表示...202

3.

PUT

_

EXTCHARACTER関数の使い方...204

3.1.

外字データのサイズ

...204

3.2.

外字データの作成方法

...204

4.

PICTURE関数の使い方

...207

4.1.

画面座標について

...207

4.2.

表示データについて...208

5. SSREG

構造体...209

5.1.

構造体と設定内容...209

(4)

3

7.1.

省電力モードの説明...211

7.2.

省電力モード動作シーケンス...212

(5)

4

概要

本章では、ターミナルの基本的な動作の解説をします。解説の中には、ターミナルのアプリケーション開発をするための 注意事項も含まれています。

1. 入出力機能

ターミナルには、画面表示,表示補助,キー入力,バーコード入力の

4

つの入出力機能があります。これらについて説 明します。

1.1. 画面表示

画面表示機能には、文字示,グラフィック表示,コントラスト調整,バックライト機能があります。

画面サイズは横:120,縦:80 ドットあり、ユーザー表示領域とシステム表示領域に分かれています。ユーザー表示領域 には、文字やグラフィックを画面に表示することができます。システム表示領域は、システムの状況を表示する領域で す。システム表示領域には、主・副電池の残量とシフトキーの押下状態を表示します。(この領域には、文字やグラフィッ クを表示することができません。)

ユーザー表示領域を増やしたいときは、システム表示領域を非表示設定にすることで、ユーザー表示領域を拡張できま す。このときシステム表示領域に表示する電池残量の状況,シフトキー押下状態を画面で見ることはできません。ただ し、主電池残量がほとんど残っていない状態では、画面の右下に電池マークが点滅表示されます。

アプリケーションが初期起動したときは、システム表示領域は表示します。

ユーザー表示領域 

システム表示領域 

16 ドット 64 ドット 120 ドット 

実際の画面に、この線はありません。

(6)

5

文字表示

ターミナルには

12

ドット,16ドットの

2

つのフォントを搭載しています。フォントごとに、縮小

ANK,ANK,全角(シフト JIS

漢字第一・第二水準)が使用できます。ただし、12 ドット,16 ドットフォントの文字を同時に表示することはできませ ん。使用するフォントのタイプを

font

関数で指定してください。アプリケーションが初期起動したときは、16ドットフォント タイプが設定されます。

文字の表示領域は、フォントタイプにより変わります。そのときのイメージを以下に示します。

12

ドットフォントタイプ設定

16

ドットフォントタイプ設定

システム表示領域 

システム表示領域あり システム表示領域なし

4 ドット 4 ドット

4 ドット 4 ドット

112

ドット 112 ドット

80

ドット

64

ドット

表示可能領域  表示不可領域

システム表示領域 

システム表示領域あり システム表示領域なし

4 ドット

8 ドット 表示可能領域 

72

ドット

60

ドット

120

ドット

120

ドット

表示不可領域 

(7)

6

フォントタイプと文字種ごとの最大文字表示数を下記に示します。

文字

文字は以下のコードが使用できます。

縮小

ANK,ANK

文字コードとして

0x20〜0x7E

までの記号,数字,英字と、0xA1〜0xDFまでのカタカナが使用でき ます。

全角文字コードとして

0x8140〜0x84BE

までの非漢字と、0x889F〜0x989E までの第一水準漢字、0x989F〜

0xEABE

までの第二水準漢字が使用できます。

制御文字コードとして

0x08,0x0D

のバックスペース,改行が使用できます。

上記文字コードのほかに、文字のイメージ(ユーザーにて作成)を表示することができます。(put_extcharacter 関数参 照)

ターミナルで扱えない文字が指定されたとき、■を表示します。

フォントタイプと文字種ごとのドットサイズを下記に示します。

縮小

ANK ANK

全角

12

ドットフォントタイプ

6

ドット×6ドット

6

ドット×12ドット 12ドット×12ドット

16

ドットフォントタイプ

8

ドット×8ドット

8

ドット×16ドット 16ドット×16ドット

文字表示は通常の文字表示のほかに、文字の反転表示を指定できます。反転表示を指定したあとの文字は反転され た文字を表示します。(chardeco関数参照)

システム表示領域表示状態 システム表示領域非表示状態

桁 行 桁 行

縮小

ANK 20

文字

10

文字

20

文字

12

文字

ANK 20

文字

5

文字 20文字

6

文字

12

ドットフォントタイプ

全角 10文字

5

文字 10文字

6

文字

縮小

ANK 14

文字

8

文字 14文字 10文字

ANK 14

文字

4

文字

14

文字

5

文字

16

ドットフォントタイプ

全角

7

文字

4

文字

7

文字

5

文字

(8)

7

カーソル

カーソル形状には、アンダーバーカーソル,ブロックカーソル,カーソル表示なしがあります。カーソルのサイズは、指定 されたフォントタイプにより変わります。また、カーソルのブリンク設定ができます。

フォントタイプとカーソルの形状ごとのカーソルサイズを下記に示します。

アンダーバーカーソル ブロックカーソル

12

ドットフォントタイプ

6

ドット×2ドット

6

ドット×6ドット

16

ドットフォントタイプ

8

ドット×2ドット

8

ドット×8ドット 文字はカーソル位置に表示され、文字表示後に

1

文字分右にカーソルを移動します。

カーソル位置の制御は、制御文字(BS〈0x08〉,CR〈0x0D〉)表示による移動と、直接位置を指定して移動することがで きます。BSを文字表示関数で画面に表示すると、カーソルが

ANK

文字

1

文字分戻し、その位置にある文字を消去し ます。CRを文字表示関数で画面に表示すると、カーソルが次の行の先頭(左端)に移動します。

カーソル位置指定は、フォントタイプ,システム表示領域の表示状態により指定できる最大値が変わります。

システム表示領域表示状態 システム表示領域非表示状態

桁 行 桁 行

12

ドットフォントタイプ

1〜20 1〜10 1〜20 1〜12 16

ドットフォントタイプ

1〜14 1〜8 1〜14 1〜10

カーソル位置と文字表示

カーソル位置に文字表示を表示したときのカーソルの移動について、以下で説明します。

カーソル位置に縮小

ANK

または

ANK

文字を表示すると、カーソルは

1

桁右へ移動します。

例:3桁,4行目に

ANK

文字「A」を表示したとき、カーソルは

4

桁,4行目に移動します。

カーソル位置に全角文字を表示すると、カーソルは

2

桁右へ移動します。

例:3桁,4行目に全角文字「あ」を表示したとき、カーソルは

5

桁,4行目に移動します。

A

(9)

8

カーソルが画面の右端にあるとき縮小

ANK

文字を表示すると、文字表示後カーソルを次の行の先頭(左端)に移 動します。

例: 14桁,4行目に縮小

ANK

文字「A」を表示したとき、カーソルは

1

桁,5行目に移動します。

カーソルが画面の右端にあるとき

ANK

文字を表示すると、文字表示後カーソルを次の行の先頭(左端)に移動し ます。

例: 14桁,4行目に

ANK

文字「A」を表示したとき、カーソルは

1

桁,6行目に移動します。

カーソルが画面の右端にあるとき全角文字を表示すると、カーソルを次の行の先頭(左端)に移動したあと全角文 字を表示します。

例: 14桁,4行目に全角文字「あ」を表示したとき、カーソルは

3

桁,6行目に移動します。

カーソルが最上行にあるとき縮小

ANK

を表示すると、カーソルは

1

桁右へ移動します。

例:3桁,1行目に縮小

ANK

文字「A」を表示したとき、カーソルは

4

桁,1行目に移動します。

カーソルが最上行にあるとき

ANK

まはた全角を表示すると、文字は表示せずカーソルのみ

1

文字分移動します。

例:3桁,1行目に全角文字「あ」を表示したとき、カーソルは

5

桁,1行目に移動します。

A

A

A

(10)

9

動しません。この位置に全角文字を表示したときは、文字を表示しません。

例: 14桁,8行目に

ANK

文字「A」を表示したとき、カーソルは

14

桁,8行目から移動しません。

A

(11)

10

グラフィック表示

グラフィック表示は指定した座標に、点,直線,長方形,図形(ユーザーにて作成)が描画できます。

グラフィック表示は、文字表示と同時に表示することができます。そのため、フォントタイプにより表示できる領域が変わり ます。(文字表示と同じ)

12

ドットフォントタイプ設定

16

ドットフォントタイプ設定

フォントタイプごとの使用可能ドット数を下記に示します。

システム表示領域表示状態 システム表示領域非表示状態

横 縦 横 縦

12

ドットフォントタイプ 120ドット(0~119) 60ドット(0~59) 120ドット(0~119) 72ドット(0~71)

16

ドットフォントタイプ 112ドット(0~111) 64ドット(0~63) 112ドット(0~111) 80ドット(0~79)

括弧内の数字は、指定可能な座標の値 システム表示領域 

システム表示領域あり システム表示領域なし

4 ドット

8 ドット 表示可能領域 

72

ドット

60

ドット

120

ドット

120

ドット

表示不可領域 

システム表示領域 

システム表示領域あり システム表示領域なし

4 ドット

4 ドット 4 ドット4 ドット

112

ドット 112 ドット

80

ドット

64

ドット

表示可能領域  表示不可領域 

(12)

11

コントラスト調整

コントラスト調整は、0を基準値とし-3〜3までの

7

段階が設定できます。マイナス値を指定すると薄く、プラス値を指定す ると濃くなります。(contrast関数参照)

バックライト

バックライト機能には、バックライトを点灯・消灯するほかに、キー連動バックライト

ON,バックライト点灯時間設定機能が

あります。

キー連動バックライト

ON

を設定すると、キー押下に連動してバックライトを点灯します。

バックライト点灯時間設定を設定すると、バックライト点灯から点灯時間を監視し、設定した時間が経過すると、自動的に バックライトを消灯します。

キー連動バックライト

ON,バックライト点灯時間設定は、環境設定のメニューからも設定できます。

薄い      基準値       濃い 

|――+――+――+――+――+――| 

-3      0       3 

(13)

12

1.2. 表示補助

表示補助機能は、視覚・聴覚・触覚でターミナルの状況を、ターミナル利用者に伝えます。

LED

LED

は、ライブラリのファイル転送関数・バーコード読取関数で使用します。以下のときに

LED

点灯で、ターミナル状 態を伝えます。

赤色

LED

点灯 :ファイル転送(受信)待ち 赤色

LED

点滅 :ファイル転送(受信)中

緑色

LED

点灯 :ファイル転送(送信)待ち・バーコードを正読したとき 緑色

LED

点滅 :ファイル転送(送信)中

橙色

LED

点灯 :ファイル転送中の通信エラーが発生したとき

これら状態のほかに、ライブラリで

LED

の点灯の制御ができます。ライブラリでの

LED

の制御は優先順位が一番高く 設定されています。ファイル転送関数・バーコード読取関数を使用する場合は、本ライブラリで

LED

を消灯してから使 用してください。(led_off関数参照)

ブザー

ブザーは、ライブラリのファイル転送関数・バーコード読取関数・キー押下時のクリック音で使用します。以下にブザー鳴 動する状態を示します。

ファイル転送終了したとき ファイル転送異常終了したとき バーコードを正読したとき

キークリック音設定時のキー押下したとき

これら状態のほかに、ライブラリでブザー鳴動の制御ができます。ライブラリでのブザー鳴動の制御は優先順位が一番 高く設定されています。ファイル転送関数・バーコード読取関数・キー押下時のクリック音を使用する場合は、本ライブラ リでブザーを停止してから使用してください。(

buzzer_stop

関数参照)

バイブレータ

バイブレータは、ライブラリのバーコード読取関数で使用します。以下にバイブレータが動作する状態を示します。

バーコードを正読したとき

これら状態のほかに、ライブラリでバイブレータの動作の制御ができます。ライブラリでのバイブレータの動作の制御は 優先順位が一番高く設定されています。バーコード読取関数を使用する場合は、本ライブラリでバイブレータを停止し てから使用してください。(vibrator_stop関数参照)

(14)

13

1.3. キー入力

キー入力機能は、押されたキーをキーバッファに格納します(電源キー、シフトキーを除く)。入力されたキーは、キーバ ッファに格納されたキーを読み出すことで、どのキーが押されたかわかります。ここでは、キー入力をキーバッファからデ ータを読み出したときとして説明します。

キーバッファには

64

個までのデータが格納できます。キーバッファがオーバーフローしたとき、オーバーフローしたデー タを破棄します。

キー入力機能の特徴として、「2キーロックアウト」,「キーリピートなし」です。

ターミナルで使用できるキーの種類を下記に示します。

キー種類 キー

トリガーキー

[TRG]

機能キー [S1],[S2],[F1]〜[F4]

(特に[S1],[S2]をスペシャルキー、[F1]〜[F4]をファンクションキーと呼びます)

電源キー

[PW]

エンタキー

[ENT]

シフトキー

[S]

バックスペースキー

[BS]

クリアキー

[CLR]

数字キー [0]〜[9],[.]

機能キー

(ファンクションキー)

機能キー

(スペシャルキー)

トリガーキー

エンタキー 電源キー シフトキー

バックスペースキー

クリアキー 数字キー

(15)

14

キーデータ

キー入力により、入力できるキーデータを下記に示します。(keycharwait関数で入力)

キー キーデータ

シフト

OFF(通常)状態

シフト

ON

状態

TRG 0xE0

 

0xE0

 

S1 0xE1

 

0xE1

 

S2 0xE2

 

0xE2

 

CLR 0x18

 

0x18

 

BS 0x08

 

0x08

 

1 0x31 (1) 0x41,0x42,0x43,0x31 (A,B,C,1)

2 0x32 (2) 0x44,0x45,0x46,0x32 (D,E,F,2)

3 0x33 (3) 0x47,0x48,0x49,0x33 (G,H,I,3)

4 0x34 (4) 0x4A,0x4B,0x4C,0x34 (J,K,L,4)

5 0x35 (5) 0x4D,0x4E,0x4F,0x35 (M,N,O,5)

6 0x36 (6) 0x50,0x51,0x52,0x36 (P,Q,R,6)

7 0x37 (7) 0x53,0x54,0x55,0x37 (S,T,U,7)

8 0x38 (8) 0x56,0x57,0x58,0x38 (V,W,X,8)

9 0x39 (9) 0x59,0x5A,02D,0x39 (Y,Z,-,9)

0 0x30 (0) 0x24,0x25,0x2B,0x2F,0x3A,

0x2A,0x5C,0x30

($,%,+,/,:,*,¥,0)

0x2E (.) 0x20,0x2E  (SP,.)

ENT 0x0D

 

0x0D

 

F1 0xF1

 

0xF5

 

F2 0xF2

 

0xF6

 

F3 0xF3

 

0xF7

 

F4 0xF4

 

0xF8

 

キーデータは、16進数で表記してあります。括弧内は、文字を意味します。

入力できるキーデータは、シフトの

ON・OFF

状態により変わります。シフト

ON

状態では英字と数字が入力できます。1 つのキーに複数の文字が割り当ててあり、同一キーを複数回押すこどで他の文字を入力できます。

たとえば、シフト

ON

状態で、[1]のキーを

5

回押したとすると、1回目は(A),2回目は(B),3回目は(C),4回目は(1),

5

回目は再度(A)と入力ができます。

(16)

15

シフト状態

シフト状態は、[S]キーを押すごとにシフトの

ON・OFF

状態を変えます。一度シフト状態を替えると、再度シフトキーが押 されるまで、シフト状態は変わりません。シフトが

ON

状態のとき、システム表示領域が表示状態であれば、システム表示 領域の左端に[S]を表示します。(シフト状態は、関数からでも替えることができます。)

エコー表示

エコー表示が設定されているときに、キー入力(キーバッファからのキーデータ読み出し)をすると、押されたキーを画面 に表示することができます。エコー表示に対応しているキーは、[0]〜[9],[.],[BS],[ENT]キーです。

シフト

OFF

状態で[0]〜[9],[.]キーを入力すると、カーソル位置に押されたキーの数字を表示し、カーソルを移動しま す。

シフト

ON

状態で[0]〜[9],[.]キーを入力すると、カーソル位置に押されたキーの英字,数字を表示します。シフト

ON

状 態で

1

つのキーが複数回押されたときは、カーソルは移動せず、文字をカーソル位置に表示します。文字を確定したい ときは、ほかのキーが押されると、文字は確定されたものとしカーソルを移動します。

たとえば、[1]のキーを

5

回、そのあと[2]のキーを押したとすると、カーソル位置に

1

回目は(A),2回目は(B),3回目は

(C),4

回目は(1),5回目は再度(A)を表示し、[2]キーを押すとカーソルは

1

文字分右に移動し[2]キーの最初の文字で ある(D)を表示します。

[BS],[ENT]キーはシフト状態の ON・OFF

に関係なく、[BS]キーを入力すると、カーソルを

1

文字分後退させ、カーソ ル位置の文字を消去します。[ENT]キーを入力すると、カーソルを次の行の先頭に移動します。

カーソルの移動に関しては、画面表示のカーソル位置と文字表示を参照してください。

キーとレジューム起動

本ターミナルは、アプリケーションがレジューム起動したとき、キーバッファに定数

KEY_RESUME(FRH17.H

を参照)

を書き込みます。アプリケーションは、キーバッファよりキーを読み出すことで、アプリケーションがレジューム起動したか 否か確認することができます。

A  B  C 1 A AD 

[1]を押す [1]を押す [1]を押す [1]を押す [2]を押す [1]を押す

(17)

16

1.4. バーコード入力

バーコード読取機能は、トリガーキーを押すとレーザーが発光し、バーコードを読み取ることができます。

読取ができるバーコードの種別を下記に示します。

WPC(JAN・EAN・UPC)

NW-7

Interleaved 2 of 5

Industrial 2 of 5

(Standard 2 of 5)

CODE-39 CODE-93 CODE-128 EAN-128

バーコード読取機能では、バーコードの読取設定をバーコード種別ごとに設定できます。  は初期値を示します。

バーコード種別 設定内容

WPC

アドオンコード読取設定(読取許可・禁止・強制読取)

WPC

寸法誤差の許容範囲設定(許容範囲設定を有効にする・無効にする)

マージンチェックの調整設定(調整あり・なし)

UPC-E

プリアンブル設定(プリアンブルあり・なし)

UPC-A

プリアンブル設定(プリアンブルあり・なし)

UPC-E

から

UPC-A

への変換設定(変換する・しない)

EAN-8

から

EAN-13

への変換設定(変換する・しない)

NW-7 CD

チェック設定(7DR・MOD16・なし)

CD

データ付加設定(付加する・しない)

マージンチェック幅の調整設定(調整あり・なし)

スタート,ストップコードの付加指定(付加する・しない)

スタート,ストップコード文字指定(小文字・大文字)

Interleaved 2 of 5 CD

チェック設定(チェックあり・なし)

CD

データ付加設定(付加する・しない)

Industrial 2 of 5 CD

チェック設定(チェックあり・なし)

(Standard 2 of 5)

CD

データ付加設定(付加する・しない)

CODE-39

フルアスキー変換設定(変換する・しない)

CD

チェック設定(チェックあり・なし)

CD

データ付加設定(付加する・しない)

マージンチェック幅の調整設定(調整あり・なし)

スタート,ストップコードの付加指定(付加する・しない)

CODE-128 CD

チェック設定(チェックあり・なし)

EAN-128

対応設定(対応する・しない)

バーコードが正しく読み取れたときの確認設定ができます。確認には

LED

の緑色点灯,ブザーの鳴動,バイブレータ の動作があります。

(18)

17

ターミナルのファイルシステムには、低水準ファイル入出力関数(弊社独自)を使用してアクセスします。ファイルへのデ ータアクセスは、すべてバイナリーモードで行われ、テキストモードはサポートしていません。

ファイル名は、8.3 形式のファイル名で指定してください。ファイル名には、数字(0〜

9),英字( A〜Z

),記号

(!#$%&'()-@^_`{}~)が使用できます。ファイル名に小文字の英字が指定されたときは、大文字の英字に変換されます。

ファイルシステムは、ディレクトリ機能はサポートしていません。

ファイルアクセス中にエラーが発生した場合は、ファイルシステムは

errno(グローバル変数)にエラー詳細を格納しま

す。

【注意】 

ファイルへのアクセス中に、電源 OFF が発生した場合はファイルデータが破損する可能性がありますが、次回の電源 ON でレジューム起動するとファイルデータは保護されます。ファイルデータを保護するにはレジューム設定を有効

(ON)にしてください(resume 関数参照)。また、ファイルアクセス中は[PW]キーによる電源 OFF 禁止設定を行うことをお 勧めします(powerkey 関数参照)。 

2.1. RAM ファイルシステム

RAM

ファイルシステムは、RAM にファイルを作ります。ファイル内のレコードを変更する収集データファイル等の格納 に向いています。

ファイルは最大

64

個まで登録できます。

ファイルとして使用できるデータ領域は約

1.7M

バイトです(ファイルの使用状況により異なります)。

RAM

ファイルシステムはファイルデータ

512

バイトを

1

セクタとして、セクタ単位でデータ領域を使用します。ファイル作 成またはデータ

512

バイト書き込み毎に

1

セクタの確保を行います。1セクタ確保するとデータ領域の空きサイズが減少 します(ファイルには

1

セクタ分のデータ書き込みスペースが作られます)。

2.2. F-ROM ファイルシステム

F-ROM

ファイルシステムは、F-ROMにファイルを作ります。ファイル内のレコードの変更を必要としないマスターファイ ル等の格納に向いています。

ファイルは最大

38

個まで登録できます。

ファイルとして使用できるデータ領域は約

2M

バイトです(ファイルの使用状況により異なります)。

F-ROM

ファイルシステムはファイルデータ

57344

バイトを

1

セクタとして、セクタ単位でデータ領域を使用します。ファイ ル作成またはデータ

57344

バイト書き込み毎に

1

セクタの確保を行います。1セクタ確保するとデータ領域の空きサイ ズが減少します(ファイルには

1

セクタ分のデータ書き込みスペースが作られます)。

【注意】 

F-ROM は、既に書いたデータの書換え(上書き)ができません(ffs̲write 関数参照)。F-ROM ファイルシステムは、ファ イル名の変更はできません。 

テキストモードは、キャリッジリターンとラインフィード(CR-LF)の組み合わせは入力時に

1

個のラインフィード文字(LF)に変換さ れ、出力時に各ラインフィード文字(

LF

)はキャリッジリターンとラインフィードの組み合わせ(

CR-LF

)に変換されるモードです。バ イナリーモードはその変換を行いません。

(19)

18

3. 通信

ターミナルは、赤外線通信,無線通信の2つの通信が行えます。これらについて説明します。

3.1. 赤外線通信

ターミナルには、通信インターフェイスとして赤外線通信インターフェイス(IrDA 1.2準拠)を搭載しています。

赤外線通信インターフェイスには、下記の通信条件が設定できます。

通信速度

2400,4800,9600,19200,38400,57600,115.2K bps

データ長

7

ビット、8ビット

パリティ なし,偶数,奇数 ストップビット

1

ビット,2ビット

受信バッファは

4096

バイト分あります。受信バッファがオーバーフローしたとき、オーバーフローしたデータを破棄しま す。

【注意】 

・  ターミナルと赤外線通信を行う対向端末(パソコン等)のシステム設計時、受信から送信へ切り替えるときに 500μ 秒以上の時間を確保してください。(ターミナル,『FRH17インストーラ』,『METコミュニケータ』(別売り)では、この時 間を確保しています。) 

・  赤外線通信インターフェイスで通信を行う際は 20cm 以内で使用してください。また、通信が完了するまで IrDA 窓を 向き合わせたままにして動かさないでください。直射日光があたる場所や蛍光灯の真下(特にインバータ蛍光灯)で は、通信ができない場合があります。 

・  レーザー発光中にデータを受信すると正しく受信できない場合があります。 

・  通信プログラムの開発では、何らかのプロトコルを使用することをお勧めします。 

IrDA

で、受信から送信へ転換するとき、または送信から受信へ転換するときの時間が、最大で500μ秒と規定されています。

(20)

19

3.2. 無線通信

ターミナルには、通信インターフェイスとして

SS

無線モデム(FRH-SD07T)を搭載しています。

SS

無線モデムは本書で記述するライブラリにより制御できます。

無線通信を行うには、SS 無線モデム(FRH-SD07T)の知識が必要になります。アプリケーションソフト開発の際は、必 ず『FRH-SD07T取扱説明書』をよくお読みください。

ターミナルの受信バッファは

4096

バイト分あります。受信バッファがオーバーフローしたとき、オーバーフローしたデー タを破棄します。

 

【注意】 

・無線通信を行う際、SS 無線モデムの通信モード3,5以外は使用しないでください。 

・無線通信を行うには、対向機(FRH-SD07 を搭載した機器)が必要になります。ターミナルとパソコン間で無線通信を 行う場合は対向機をご用意ください。 

・通信プログラムの開発では、何らかのプロトコルを使用することをお勧めします。 

・レーザー発光中にデータを受信すると正しく受信できない場合があります。 

(21)

20

 

4. ターミナル制御

ターミナル制御には、電源・タイマ・環境設定・無線設定・省電力設定機能があります。

4.1. 電源

電源機能は、電池残量・電源

OFF

の制御を行います。

電池残量

システム表示領域に表示される電池残量レベルを、ライブラリより取得することができます。電池残量レベルは主・副電 池共に取得できます。

電池残量レベルは、あくまでも目安として使用してください。

電源 OFF

電源

OFF

の制御には、以下の機能があります。

電源

OFF

:ライブラリより、電源を

OFF

することができます。

自動電源

OFF

:設定した時間が経過すると、自動的に電源を

OFF

します。

[PW]キー押下による電源 OFF

規制 :誤って[PW]キーを押しても電源が

OFF

しないようにします。

4.2. タイマ

タイマには、システム時計・時間計測のためのタイマがあります。

システム時計は、日時の読み出しができます。

時間計測のためのタイマは、設定した時間から経過した時間の残り時間を取得できます。この機能は、通信のタイムアウ トエラーを監視する処理等で使用できます。

(22)

21

4.3. レジューム

レジューム機能を設定すると、電源

OFF

する直前の状態を保存して、次に電源

ON

したときに電源

OFF

する直前の状 態からアプリケーションを再開できます。

本機能は、環境設定のレジューム設定または、ライブラリから設定できます。

ファイルシステムを使用する際は、本機能を有効にすることをお勧めします。

 

レジューム機能が設定されていても、レジューム機能が実行されない場合を以下に示します。

アプリケーション初期起動キーによりアプリケーションが起動されたとき レジューム起動する前に環境設定を起動したとき

主・副電池の残量が同時に空になったとき  

【注意】 

SS 無線モデム制御に関しては例外があり、一時設定コマンドにより変更されている状態は復帰しません。 

レジューム起動確認方法

アプリケーションがレジューム起動したときの確認方法として、キーバッファよりキーデータを読み出します。キーバッファ 内に

KEY_RESUME(FRH17.H

を参照)があれば、レジューム起動でアプリケーションが起動したことが確認できま す。

4.4. 環境設定

アプリケーションより、ターミナルの環境設定値を変更することができます。アプリケーションで固有の環境設定を行うとき などに使用します。

4.5. 無線設定

無線設定はターミナル内部で管理しており、無線設定を変更することにより

SS

無線モデムの各種設定を変更できま す。

また、本機能は環境設定の無線設定またはライブラリから設定できます。

SS

無線モデムの各種設定の詳細は『FRH-SD07T取扱説明書-メモリレジスタ説明-』を参照してください。

4.6. 省電力設定

省電力設定を使用すると、SS無線モデム使用時の消費電力を低減できます。

本機能は、環境設定の無線設定または、ライブラリから設定できます。

省電力モードの詳細は「7.SS無線モデムの省電力機能について」を参照ください。

(23)

22

5. ファイル転送

パソコンとターミナル間でファイルを転送できます。ファイル転送には、ターミナルのアプリケーションより指定したファイ ルを転送する機能と、ターミナルをリモート状態にしてパソコンからの指示でファイルの転送を行う機能があります。

これらファイル転送を行うには、光通信ユニット『MCD-1000』(別売),『MET-232C』ケーブル(別売),パソコン側ソフト の『METコミュニケータ』(別売)が必要になります。

(24)

23

プログラム開発について

本章では、ターミナルのアプリケーション開発に際して、プログラムの制限事項等について説明します。

1. プログラム

ターミナルのアプリケーションプログラムにおける制限事項等について説明します。

main 関数について

アプリケーションプログラムの

main

関数は下記の型で記述してください。

void main(void)

これ以外の型で記述するとプログラムが正しく動作しない場合があります。

プログラムサイズについて

アプリケーションプログラムを格納する領域は、512K バイト確保されています。このサイズを越えない範囲で作成してく ださい。プログラムサイズが領域の制限を越えるとコンパイル・リンク時にエラーが発生します。

【注意】 

プログラムサイズ制限の 512K バイトは、コンパイル・リンク時に生成される HEX ファイルのサイズではなく、インストー ル時にターミナルに格納されるときのサイズです。HEX ファイルのサイズとインストール時のサイズの比は、およそ 3:1 になります。この割合はあくまで目安としてください。 

(25)

24

2. メモリ

ターミナルのアプリケーションプログラムが使用するメモリの制限事項等について説明します。

スタックについて

アプリケーションプログラムのスタック領域は、システムと共用で

32K

バイト確保されています。システムと合計でこのサイ ズを越えない範囲で作成してください。スタックサイズが制限を越えるとプログラムが正しく動作しない場合があります。

【注意】 

スタックはシステムと共用になっていますので、アプリケーションプログラムで使用できるサイズは、およそ 30K バイト以 下になります。ローカル変数はできるだけ少なくして、大きなサイズのバッファ等を使用する場合はグローバル変数に してください。 

グローバル変数について

アプリケーションプログラムが使用するグローバル変数領域は、

128K

バイト確保されています。このサイズを越えない範 囲で作成してください。グローバル変数サイズが制限を越えるとコンパイル・リンク時にエラーが発生します。

(26)

25

ライブラリ

本章では、ターミナルのアプリケーション開発で使用するヘッダおよび関数について説明します。

1. ヘッダファイル

ターミナル固有の関数を使うには、ターミナル専用のヘッダファイルをインクルードする必要があります。プログラムには 以下のヘッダを必ずインクルードしてください。

FRH17.H APVER.H

FRH17.H について

FRH17.H

には、ターミナル固有の関数宣言や、関数で使用する型,定数の宣言が記載されています。必要に応じて

FRH17.H

を参照してください。

APVER.H について

APVER.H

には、アプリケーションのコンパイル日付およびアプリケーションのバージョンを設定するための記載がありま す。コンパイル日付は自動に設定されます。この箇所は変更しないでください。

#pragma section $AplVersion const char date[16] = __DATE__;

const char time[16] = __TIME__;

アプリケーションのバージョンの設定は、以下のダブルクォート(")で囲まれた配列を変更してください。

const char Ap_Version[16] = "1.00 ";

【注意】 

アプリケーションのバージョンの設定は、『METコミュニケータ』(別売)のスクリプトファイルを使用したアプリケーョンイ ンストール機能を使用する際に必要になります。この機能を使用する場合は、ダブルクォート(")で囲まれた配列に ASCII 文字 15 文字以内でバージョンを指定してください。バージンの設定に制御コード,カタカナおよび漢字(全角文 字)を指定した場合、スクリプトファイルを使用したアプリケーョンインストール機能は使用できません。(この機能を使 用しない場合、バージョンを変更する必要はありません。) 

(27)

26

2. ターミナルライブラリ

機能別の関数一覧表を示します。

表示関数

関数名 内容 ページ

backlight

バックライトの点灯・消灯を設定します

37

backlight_state

バックライトの点灯状態を取得します

38

backlighttime_get

バックライトの点灯時間を取得します

39

backlighttime_set

バックライトの点灯時間を設定します

40

blink

カーソルのブリンクを設定します

41

blink_state

カーソルのブリンクの設定状態を取得します

42

chardeco

文字の反転表示を設定します

47

chardeco_state

文字の反転表示の設定状態を取得します

48

charsize

文字サイズを設定します

49

charsize_state

文字サイズの設定状態を取得します

51

clear_screen

画面を消去します

52

contrast

コントラストを調整します

58

contrast_state

コントラストの調整値を取得します

60

cursor

カーソルの形状を設定します

61

cursor_state

カーソルの形状を取得します

63

drawbox

線,長方形を描画します

65

drawdot

点を描画します

67

echo

エコーを設定します

68

echo_state

エコーの設定状態を取得します

69

font

フォントタイプを設定します

91

font_state

フォントタイプの設定状態を取得します

92

gotoxy

カーソルを移動します

93

keybacklight

キー押下によるバックライトの点灯・非点灯を設定します

102

keybacklight_state

キー押下によるバックライトの点灯状態を取得します

103

picture

図を描画します

116

put_character

文字を

1

文字表示します

120

put_extcharacter

外字を

1

文字表示します

121

put_string

文字列を表示します

122

sysarea

システム表示領域の表示・非表示を設定します

179

sysarea_state

システム表示領域の表示状態を取得します

180

xposition

カーソルの桁位置を取得します

195

yposition

カーソルの行位置を取得します

196

(28)

27

表示補助

関数名 内容 ページ

buzzer

ブザーを鳴動します

43

buzzer_state

ブザーの鳴動状態を取得します

45

buzzer_stop

ブザーの鳴動を停止します

46

led_off LED

を消灯します

112

led_on LED

を点灯します

113

led_state LED

の点灯状態を取得します

114

vibrator

バイブレータを動作させます

192

vibrator_stete

バイブレータの動作状態を取得します

193

vibrator_stop

バイブレータを停止します

194

キー

関数名 内容 ページ

kbhit

キーバッファにデータがあるか否か調べます

101

keycharread

キーバッファよりキーを読み出します(キー待ちなし)

104

keycharwait

キーバッファよりキーを読み出します(キー待ちあり)

106

keyclear

キーバッファをクリアします

107

keyclick

キークリック音を鳴らします

108

keyclick_state

キークリック音の鳴動状態を取得します

109

keypressing

押されているキーを調べます

110

shiftkey

シフトキーの押下状態を設定します

153

shiftkey_state

シフトキーの押下状態を取得します

154

shiftkeylock

シフトキーの押下状態をロックします

155

shiftkeylock_state

シフトキーの押下のロック状態を取得します

156

バーコード

関数名 内容 ページ

scanmode

バーコードの読取モードを設定します

148

scanread

バーコードを読取ます(キー入力待ちなし)

150

scanwait

バーコードを読取ます(キー入力待ちあり)

152

(29)

28

ファイル

関数名 内容 ページ

ffs_close F-ROM

ファイルシステムのファイルをクローズします

70

ffs_eof F-ROM

ファイルシステムのファイルの終端に達したか否か調べます

71

ffs_filesize F-ROM

ファイルシステムのファイルのサイズを取得します

72

ffs_findfirst F-ROM

ファイルシステムに登録されているファイル名を取得します

73 ffs_findnext F-ROM

ファイルシステムに登録されているファイル名を取得します

74

ffs_format F-ROM

ファイルシステムをフォーマットします

75

ffs_freesize F-ROM

ファイルシステムの空きサイズを取得します

76

ffs_isformat F-ROM

ファイルシステムがフォーマット済みか否か調べます

77

ffs_lseek F-ROM

ファイルシステムのファイルポインタを移動します

78

ffs_open F-ROM

ファイルシステムのファイルをオープンします

80

ffs_read F-ROM

ファイルシステムのファイルからデータを読み出します

81

ffs_remove F-ROM

ファイルシステムのファイルを削除します

83

ffs_tell F-ROM

ファイルシステムのファイルポインタの位置を取得します

84

ffs_write F-ROM

ファイルシステムのファイルへデータを書き出します

85

rfs_chsize RAM

ファイルシステムのファイルサイズを変更します

126

rfs_close RAM

ファイルシステムのファイルをクローズします

127

rfs_eof RAM

ファイルシステムのファイルの終端に達したか否か調べます

128

rfs_filesize RAM

ファイルシステムのファイルのサイズを取得します

129

rfs_findfirst RAM

ファイルシステムに登録されているファイル名を取得します

130 rfs_findnext RAM

ファイルシステムに登録されているファイル名を取得します

131

rfs_format RAM

ファイルシステムをフォーマットします

132

rfs_freesize RAM

ファイルシステムの空きサイズを取得します

133

rfs_isformat RAM

ファイルシステムがフォーマット済みか否か調べます

134

rfs_lseek RAM

ファイルシステムのファイルポインタを移動します

135

rfs_open RAM

ファイルシステムのファイルをオープンします

137

rfs_read RAM

ファイルシステムのファイルからデータを読み出します

138

rfs_remove RAM

ファイルシステムのファイルを削除します

140

rfs_rename RAM

ファイルシステムのファイル名を変更します

141

rfs_tell RAM

ファイルシステムのファイルポインタの位置を取得します

142

rfs_write RAM

ファイルシステムのファイルへデータを書き出します

143

赤外線通信

関数名 内容 ページ

ir_clear

受信バッファをクリアします

94

ir_close

通信ポートをクローズします

95

ir_loc

受信バッファ内のデータ数を取得します

96

ir_open

通信ポートをオープンします

97

ir_read

受信バッファより

1

バイト読み出します

98

ir_write

通信ポートより

1

バイト送信します

99

(30)

29

関数名 内容 ページ

ss_clear

受信バッファをクリアします

157

ss_close

無線通信ポートをクローズします

158

ss_cts_state CTS

信号を取得します

159

ss_dsr_state DSR

信号を取得します

160

ss_dtr DTR

信号を制御します

161

ss_dtr_state DTR

信号を取得します

162

ss_loc

受信データ数を取得します

163

ss_open

無線通信ポートをオープンします

164

ss_read

受信バッファよりデータを読み出します

168

ss_rts RTS

信号を制御します

171

ss_rts_state RTS

信号を取得します

172

ss_write

データを送信します

177

電源

関数名 内容 ページ

autopowerdown_get

自動電源

OFF

時間を取得します

33

autopowerdown_reset

自動電源

OFF

時間をリセットします

35

autopowerdown_set

自動電源

OFF

時間を設定します

36

ischarge

充電中か否か調べます

100

mainbattery_level

主電池の残量レベルを取得します

115

powerdown

電源を

OFF

します

117

powerkey

電源キーによる電源

OFF

を規制します

118

powerkey_state

電源キーによる電源

OFF

規制状態を取得します

119

subbattery_level

副電池の残量レベルを取得します

178

タイマ

関数名 内容 ページ

delay

指定時間待ち処理を行います

64

rtcread

日時を読み出します

145

rtcwrite

日時を設定します

147

timer_start

監視タイマを開始させます

188

timer_stop

監視タイマを停止させます

189

timer_value

監視タイマの残り時間を取得します

190

レジューム

関数名 ページ

resume

レジューム起動を設定します

123

resume_state

レジューム起動状態を取得します

125

(31)

30

環境設定

関数名 内容 ページ

apinstall_file

ファイルシステム内のアプリケーションをインストールします

31

comrate_get

環境設定の通信速度を取得します

53

comrate_set

環境設定の通信速度を設定します

55

config

環境設定の設定値の読み出し,書き出しを行います

56

systemconfig_load

環境設定の設定値を

OS

に反映させます

181

systemconfig_save OS

内の設定を環境設定値として書き出します

182

terminalid_get

環境設定に設定されているターミナル

ID

を取得します

186

tetminalid_set

ターミナル

ID

を環境設定に書き込みます

187

version_os OS

のバージョン情報を取得します

191

無線設定

関数名 内容 ページ

ss_register

無線設定の設定値の読み出し,書き出しを行います

169

省電力設定

関数名 内容 ページ

ss_powermode SS

無線モデムの省電力モードを設定します

165

ss_powermode_state SS

無線モデムの省電力モード設定を取得します

167

ss_shut_time AUTO

モードの

SHUT

時間を設定します

173

ss_shut_time_state AUTO

モードの

SHUT

時間設定を取得します

174

ss_ultra_time AUTO

モードの

ULTRA

時間を設定します

175

ss_ultra_time_state AUTO

モードの

ULTRA

時間設定を取得します

176

ファイル転送

関数名 内容 ページ

filedownload

パソコン内のファイルをターミナルに転送します

87

fileupload

ターミナル内のファイルをパソコンに転送します

89

terminalcontrol

ターミナルをリモート状態にします

184

(32)

31

apinstall_file

アプリケーションのインストール

書式

int apinstall_file(int fsystem, char *fname, int charsize, int yposition);

fsystem

ファイルシステム

fname

ファイル名への先頭アドレス

charsize

インストール状況表示文字サイズ

yposition

インストール状況表示位置

解説

本関数は、ターミナル内のファイルシステムに登録してあるアプリケーション

hex

ファイルをインストールしま す。hexファイルが

RAM

ファイルシステムに登録してある場合

fsystem

に定数

RFS

を、F-ROMファイル システムに登録してある場合

fsystem

に定数

FFS

を指定します。fmameには、インストールする

hex

ファ イル名を指定してください。

本関数がインストールを開始すると、ypositionに指定した位置に

charsizeに指定した文字サイズでインス

トール状況を画面に表示します。(付録のファイル転送,インストール関数の画面表示参照)

charsize

には下記の定数のいずれかを指定してください。

定数 意味

QUARTERSIZE

縮小

ANK

サイズ

NORMALSIZE ANK

サイズ

NONDISPLAY

インストール状況表示なし

yposition

にはインストール状況の表示行を指定します。指定できる行の値は、設定されているフォントタイ プ,

charsize

で指定した文字サイズ,およびシステム表示領域の表示・非表示の状態により異なります。画 面表示の状態と、指定できる行の関係を下記に示します。この範囲内で指定してください。

システム表示領域表示 システム表示領域非表示 フォントタイプ

charsize

への指定

yposition (行) yposition (行)

QUARTERSIZE 1〜9 1〜11

12

ドットフォントタイプ

NORMALSIZE 2〜8 2〜10

QUARTERSIZE 1〜7 1〜9

16

ドットフォントタイプ

NORMALSIZE 2〜6 2〜8

【注意】

本関数により、以前にインストールされていたアプリケーションは消去され、インストールが開始します。こ の後インストールの成功,失敗に関係なく電源を

OFF

します。

(33)

32

戻り値

インストール開始前にエラーが発生すると戻り値にエラー値(マイナス値)を返します。エラーの詳細を下記 に示します。

エラー番号 内容

-2003

ファイルシステムが未フォーマットです。

-2004

指定されたファイルが存在しません。

-2005

指定されたファイルがオープン中です。

-4003

指定されたファイルがモトローラ形式の

hex

ファイルではありません。

-6003

指定されたパラメータが範囲外です。

プログラム例

/*

RAM ファイルシステムに登録されているアプリケーションHEXファイル "sample.mot"をインストールします。

*/

#include <stdio.h>

#include "apver.h"

#include "frh17.h"

void main(void) {

int result;

char buff[15];

clear_screen();

gotoxy(1,2); put_string("AP Install");

result = apinstall_file( RFS, "sample.mot", NORMALSIZE, 4);

sprintf(buff,"ERR=%d", result);

gotoxy(1,4); put_string(buff);

}

(34)

33

autopowerdown_get

自動電源

OFF

の設定時間を取得します。

書式

int autopowerdown_get(void)

解説

autopowerdown_set

関数で設定された自動電源

OFF

の時間を返します。

【注意】

本関数で取得する自動電源

OFF

の時間は、autopowerdown_set関数で設定された時間です。環境設 定で設定されている時間(config 関数で設定された時間を含む)ではありません。ただし、アプリケーショ ンが初期起動する場合、環境設定値が

autopowerdown_set

関数の初期値として反映されるため、環境 設定値が取得できます。

戻り値

自動電源

OFF

時間は、0〜60の値で返されます。単位は分です。

戻り値に

0

が返されたときは自動電源

OFF

しないことを意味します。

(35)

34

プログラム例

/*

自動電源OFF時間の設定を行います。

*/

#include <stdio.h>

#include "apver.h"

#include "frh17.h"

void main(void) {

int state;

unsigned char c;

char buff[15];

for (;;){

c=keycharwait();

clear_screen();

if (c==KEY_F1){

autopowerdown_set(0);

}

if (c==KEY_F2){

autopowerdown_set(1);

}

if (c==KEY_F3){

autopowerdown_set(2);

}

if (c==KEY_F4){

autopowerdown_reset();

}

state=autopowerdown_get();

if (state==0){

gotoxy(1,2); put_string("OFFなし");

} else {

sprintf(buff,"OFF=%d分",state);

gotoxy(1,2); put_string(buff);

} } }

(36)

35

autopowerdown_reset

自動電源

OFF

の経過時間リセット

書式

void autopowerdown_reset(void);

解説

autopowerdown_set

関数で設定された自動電源

OFF

までの経過時間をリセットします。

戻り値

なし

プログラム例

autopowerdown_get

参照

(37)

36

autopowerdown_set

自動電源

OFF

時間の設定

書式

int autopowerdown_set(int time);

time

自動電源

OFF

までの時間

解説

自動電源

OFF

時間を設定します。timeで指定した時間、入力デバイスや通信デバイスなどが動作しない 状態が続いたとき、ターミナルの電源を

OFF

します。time で指定した時間に入力デバイスや通信デバイ スなどが動作したときは、経過時間がリセットされます。

time

には、0〜60までの値が指定可能です。timeの単位は分です。timeに

0

を指定した場合、自動電 源

OFF

は機能しません。timeに

0〜60

以外の値を指定すると、設定を行わず戻り値に

FALSE

を返しま す。

【注意】

本関数の呼び出しでは環境設定は変更されません。本設定を環境設定値へ反映させる場合は、

systemconfig_save

関数を呼び出してください。

戻り値

time

0〜60

までのいずれかの値を指定すると

TRUE

を返します。それ以外の値を指定すると

FALSE

を返します。

プログラム例

autopowerdown_get

参照

(38)

37

backlight

バックライト点灯・消灯

書式

int backlight(int state);

state

点灯・消灯設定

解説

本関数を呼び出すことによりバックライトを点灯・消灯することができます。stateに定数

ON

を指定するとバ ックライトは点灯します。定数

OFF

を指定するとバックライトは消灯します。それ以外の値を指定すると戻り 値に

FALSE

を返し、点灯・消灯の状態は変わりません。

戻り値

state

に定数

ON

または

OFF

のいずれかを指定すると

TRUE

を返します。それ以外の値を指定すると

FALSE

を返します。

プログラム例

/*

バックライトの点灯・消灯設定を行います。

*/

#include "apver.h"

#include "frh17.h"

void main(void) {

int state;

unsigned char c;

for (;;){

c=keycharwait();

if (c==KEY_F1) backlight(ON);

if (c==KEY_F2) backlight(OFF);

state=backlight_state();

if (state==ON){

clear_screen();

gotoxy(1,2); put_string("B.L.=ON");

}

if (state==OFF){

clear_screen();

gotoxy(1,2); put_string("B.L.=OFF");

} } }  

(39)

38

backlight_state

バックライトの点灯状況を取得します。

書式

int backlight_state(void);

解説

backlight

関数で設定されたバックライトの点灯状況を戻り値に返します。

戻り値

バックライト点灯中は定数

ON

を返します。バックライト消灯中は定数

OFF

を返します。

プログラム例

backlight

参照

(40)

39

backlighttime_get

バックライトの点灯時間を取得します。

書式

int backlighttime_get(void);

解説

backlighttime_set

関数で設定されたバックライト点灯時間を

0〜600

の値で返します。戻り値(バックライ ト点灯時間)の単位は秒です。

戻り値が

0

のときはバックライトが常時

ON

の設定であることを意味します。

戻り値

backlighttime_set

関数で設定されたバックライト点灯時間を

0〜600

の値で返します。

プログラム例

/*

バックライト点灯時間を設定します。

*/

#include <stdio.h>

#include "apver.h"

#include "frh17.h"

void main(void) {

int state;

unsigned char c;

char buff[15];

for (;;){

c=keycharwait();

if (c==KEY_F1){

backlighttime_set(0);

backlight(ON);

}

if (c==KEY_F2){

backlighttime_set(30);

backlight(ON);

}

state=backlighttime_get();

if (state==0){

clear_screen();

gotoxy(1,2); put_string("常時点灯");

} else {

clear_screen();

sprintf(buff,"点灯時間=%d",state);

gotoxy(1,2); put_string(buff);

} } }

参照

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