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Ⅱ. 理事会理事会は年間 6 回開催し 政策委員会 各部会 各委員会等の検討事項の報告を受け 工業会の業務の執行等に係る重要事項の審議 議決を行っている その審議 議決の結果は 工業会活動の認識と協力を得るため全会員に報告している なお 各理事会の主要議事事項は 次の通りである 第 266 回理事会

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(1)

平成21年度事業報告書

自:平成21年4月1日 至:平成22年3月31日

工業会の事業運営は、総会、理事会、評議員会のほか、理事会の下部機構として政策委 員会並びに総務・調査・国際・技術・労務・中小企業・ニ-ドルベアリング及びピロ-ブ ロックの8部会が中枢的機関としてこれにあたり、推進を図っているが、本年度における 事業の概要は次の通りである。

Ⅰ.第30回通常総会

日 時 平成21年5月29日(金曜)

午後4時~5時

場 所 東京都港区芝公園3丁目5番8号 機械振興会館(6D-1会議室(6階))

出席者 会員総数36名のうち 本人出席 20名 代理人出席 1名 委任状出席 15名 計 36名

議事の経過及び結果

午後4時開会。宮下専務理事より、会員の出席者が過半数に達し、本総会が成立した旨 報告し、次いで横山元会長が議長となり、議事録署名人としてトックベアリング株式会 社 取締役社長 吉川 宏氏と大阪ポンプ株式会社 取締役社長 篠原 進氏を指名し、続いて 下記の各議案の審議を行い、全員異議なく承認決定した。

第1号議案 理事選任の承認の件

第2号議案 平成20年度事業報告書、収支決算書及び財産目録等の承認の件 第3号議案 理事の選任の件

第4号議案 副会長の選任の件

第5号議案 平成21年度事業計画書及び収支予算書の承認の件 第6号議案 平成21年度通常会費の承認の件

第7号議案 公益法人制度改革に係る移行の基本方針の承認の件

(2)

Ⅱ.理事会

理事会は年間6回開催し、政策委員会、各部会、各委員会等の検討事項の報告を受け、

工業会の業務の執行等に係る重要事項の審議、議決を行っている。その審議・議決の結果 は、工業会活動の認識と協力を得るため全会員に報告している。なお、各理事会の主要議 事事項は、次の通りである。

第266回理事会(平成21年5月29日)

1.通常総会の議案の変更と理事及び副会長の選任等 2.評議員の委嘱

3.中小企業部会報告 4.国際部会報告 5.技術部会報告

6.新型インフルエンザ対策に関するアンケート結果報告 7.公益法人制度改革について

8.WBAなど国際関係の動向等

第267回理事会(平成21年7月23日)

1.理事の選任と政策委員等の委嘱 2.平成21年度の部会委員の登録状況 3.平成22年度の通常総会等の会場の変更 4.ベアリング業界の税制改正要望

5.ピローブロック部会報告 6.WBAなど国際関係の動向等

7.組織のあり方に係る課題リストの「論点整理」

8.事務所のセキュリティー対策

第268回理事会(平成21年9月29日)

1.「ベアリング工業における環境自主行動計画」に関する2009年度フォローアップ 2.ISO/TC4 沖縄総会報告

3.WBAなど国際関係の報告 4.ニードルベアリング部会報告

第269回理事会(平成21年11月20日)

1.監事の選任等

2.平成22年及び平成23年1月度・5月度の理事会等の開催日程等 3.国際部会報告

(3)

4.WBAなど国際関係の動向等

第270回理事会(平成22年1月15日)

1.監事の選任等 2.技術部会報告

3.「ベアリング工業における環境自主行動計画」フォローアップ結果に関する経済産業 省等の関係審議会による評価

4.WBAなど国際関係の動向等

第271回理事会(平成22年3月30日)

1.第31回通常総会議案の事前審議

(1)平成21年度収支決算見込み

(2)平成21年度事業計画書案、収支予算書案及び会費案

(3)理事、監事の選任

(4)会長、副会長、専務理事の選任

(5)評議員、部会長、政策委員及び顧問の委嘱

(6)総会次第

2.平成22年度の軸受完成品生産額見通し

3.社団法人日本ベアリング工業会のロゴ商標登録 4.労務部会報告

5.ニードルベアリング部会報告 6.中小企業部会報告

7.WBAなど国際関係の動向等

Ⅲ.役員及び会員等の異動 1.役員の異動

平成21年4月1日 山岸孝行 氏 理事退任 平成21年5月29日 貝沼由久 氏 理事就任

平成21年5月8日 中西一雄 氏 理事退任 平成21年5月29日 中西竜雄 氏 理事就任

平成21年6月25日 朝香聖一 氏 理事退任 平成21年7月23日 大塚紀男 氏 理事就任

(4)

平成21年6月26日 鈴木泰信 氏 理事退任 平成21年7月23日 森 博嗣 氏 理事就任

平成21年7月23日 中山敏行 氏 理事退任

平成21年11月20日 米田亮一郎 氏 監事退任 平成21年11月20日 清水明彦 氏 監事就任

平成22年1月15日 岡本純三 氏 監事退任 平成22年1月15日 北原時雄 氏 監事就任

2.副会長の異動

平成21年5月8日 中西一雄 氏 副会長退任 平成21年5月29日 近藤高規 氏 副会長就任

3.会員代表者の異動

平成21年4月1日 株式会社NTN金剛製作所

新代表者 代表取締役社長 辻林重敏 氏 旧代表者 代表取締役社長 吉村 毅 氏

平成21年4月1日 ミネベア株式会社

新代表者 代表取締役 社長執行役員 貝沼由久 氏 旧代表者 代表取締役 社長執行役員 山岸孝行 氏

平成21年5月8日 中西金属工業株式会社

新代表者 代表取締役社長 中西竜雄 氏 旧代表者 代表取締役社長 中西一雄 氏

平成21年6月25日 日本精工株式会社

新代表者 取締役 代表執行役社長 大塚紀男 氏

旧代表者 取締役 代表執行役社長 朝香聖一 氏

平成21年6月26日 NTN株式会社

新代表者 代表取締役社長 森 博嗣 氏

旧代表者 代表取締役会長兼代表取締役社長 鈴木泰信 氏

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平成21年10月20日 大阪ポンプ株式会社

新代表者 代表取締役社長 篠原重雄 氏 旧代表者 代表取締役社長 篠原 進 氏

平成21年11月20日 旭精工株式会社

新代表者 代表取締役社長 清水明彦 氏 旧代表者 代表取締役会長 米田亮一郎 氏

4.評議員の異動

平成21年4月1日 吉村 毅 氏 評議員退任 平成21年5月29日 辻林重敏 氏 評議員就任

5.政策委員の異動

平成21年6月26日 森 博嗣 氏 政策委員退任 平成21年7月23日 本間正志 氏 政策委員就任

平成21年7月1日 梶原和郎 氏 政策委員退任 平成21年7月23日 桑原英雄 氏 政策委員就任

6.顧問の異動

平成21年5月29日 中西一雄 氏 顧問就任 平成21年7月23日 須磨吉仲 氏 顧問退任 平成21年7月23日 朝香聖一 氏 顧問就任 平成21年7月23日 鈴木泰信 氏 顧問就任 平成22年1月15日 井上博司 氏 顧問退任 平成22年1月15日 岡本純三 氏 顧問就任

(6)

1.調査企画に関する事業

(1)諸事業の調査企画に関する事業

グローバル化の進展など当業界を取り巻く環境が急速に変化している中で、内外の関連 情報を収集し、また関連業界や経済諸団体との交流・意見交換を深めるなどにより、ベア リング産業が、主要な機械要素産業として、日本におけるものづくりの振興に貢献しなが ら、更なる発展を遂げるための施策を検討し、また諸事業の企画を行っている。

内外の関連情報などについては、(財)経済産業調査会から政府の月例経済報告などの 説明を受けるとともに、(社)経済産業統計協会からは関連統計の情報を得ている。

また、(社)日本経済団体連合会の評議員会、経済団体連絡会及び当工業会の事業に関 連する委員会(経済法規委員会、環境安全委員会、貿易投資委員会、経済連携推進委員会、

業種団体連絡協議会)や、(社)日本機械工業連合会の評議員会、参与会、総務連絡会、海 外業務懇談会など、関係する会議に参加などしながら、関連業界や経済諸団体との交流・

意見交換を進めている。こうして得た情報は、工業会の各種事業に反映されている。

当工業会の事業や施策の検討は、会員の要望や意見を踏まえながら、また前述の内外の 関連情報を参考としつつ、行っている。

特に、政策的な判断を要する重要事項については、政策委員会において、理事会や総会 に先立ち、審議等を行っている。なお、平成 21年度における政策委員会については、会議 の開催や適宜意見交換などを通じ、十分なすり合わせが行われた。

また年度の半ば(11月)に開催される評議員会において、会員からの意見を踏まえなが ら、事業の達成状況や遂行上の問題点などにつき審議等を行い、年度後半の事業の推進に 反映させている。

平成21年度においては、こうした審議等の結果、理事会等の議決を得た上で、次のよう な重点的な事業の推進を行った。その具体的な内容は、各事業ごとに記載したとおりであ る。

なお、平成 21 年度の各事業とも、経済激変の緊急事態であることを踏まえ、事業の見 直し・効率化を図り、予算節減に努めることを念頭におきつつ実施された。

①国際交流及び海外市場施策に関する事業

・WBA(世界ベアリング協会)への対応(当会主催による第4 回WBA東京総会の開 催、偽造品問題(当会が責任団体)をはじめとする協力活動の推進)

・米国との間の通商問題への対応(ゼロイング問題のWTOにおける最終的な日本の勝 訴を踏まえての対応等)

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・偽造ベアリング問題への対応(政府機関や他団体との協力事業への軸足移行と各種事 業の着実な実施)

②製品規格関連事業(ISOへの積極的な貢献(ISO/TC4沖縄総会の開催、SC(TC4を構成 する作業委員会)の幹事国引受けに備えた体制整備の検討等)と JIS,BASの制定及び改 正の推進)

③地球環境問題への対応(CO2削減等自主行動計画など)

④中小会員企業のための施策の推進(特に中小企業若手経営者の会の推進)

⑤公益法人制度改革など組織整備への対応(一般社団法人移行を内容とする基本方針決定 等)

また上記の他に、平成 21年度は特に次の事業についてもその推進を図った。

①公益法人制度改革などへの対応

公益法人改革関連3法への対応について、平成 21 年 3 月理事会で、一般社団法人への 移行を基本方針案とすることが了承され、会員各社へのパブリックコメントを経て、5 月 度理事会で同基本方針案が決定された。同理事会後に開催された第 30回通常総会において 同基本方針案が諮られ、一般社団法人へ移行することを基本方針とすることが正式に決定 された。

また、移行に伴う組織のあり方に係る課題について、会員各社にアンケートを実施し、

5 月度理事会、通常総会、当工業会内部のパブリックコメントを経た上で、7 月度理事会に おいて、「組織のあり方に係る『課題リストの論点整理』に基づく申し合わせ基準」が承認 され、定款変更を伴うもの以外は7月度理事会から実施している。

以上を踏まえ、移行の時期については、平成 23 年 5 月の総会において「定款の変更の 案」等の承認を経て内閣へ申請し、平成24年4月からの移行を目指すこととし、引き続き 情報収集等に努めつつ、これらへの検討・準備作業を進めた。

②鋼材の円滑な供給の確保

鋼材の円滑な調達が確保されるよう、軸受業界として採り得る方策の検討を主要会員各 社において行っている。本年度も引き続き、鋼管材の長期滞留在庫の在庫情報を定期的に 公開し、有効活用を図っている。

(2)政府への情報提供、要望等に係る事業

経済産業省等の関係政府機関に対しては、国際関連事業、規格の制定、地球環境問題へ の対応、中小企業振興など、当工業会の事業全般にわたり、各種の実態調査に協力すると ともに、施策等の要望を行った。その具体的な内容は、各事業ごとに記載しているとおり である。

またこれらの他に、次のような調査への協力、要望などを行った。

(8)

①ベアリングの業種概要等の調査への協力

経済産業省の要請に基づき、生産及び受注の動向、前年度の業況、主要需要産業の動向、

国内及び海外の主要メーカー各社の業況、海外投資の状況、業界の課題及び今後の対応な どについて、調査を実施するなどして協力を行った。

また、特例民法法人概況調査をはじめ、各般にわたる事項についても、会員各社からの 回答等をもとに随時協力を行っている。

さらに、経済産業省の担当課(製造産業局 産業機械課)や事業関係課(通商政策局 通 商機構部等)等に対して、最新の事業内容等について情報交換を密にし、ベアリング業界 への一層の理解と認識を深めていただく一助とした。

②下請事業者への配慮等について

会員各社に対し、「下請ガイドラインベストプラクティス集」の周知を行うとともに経済 産業省発出の「下請け事業者への配慮等について」の周知を行った。また、下請取引の適 正化に関して、「下請取引適正化推進月間」及び「下請取引適正化推進講習会」の周知を行 った。なお、上記取組状況について、中小企業庁に報告を行った。

③平成22年度の税制改正に対する要望

平成 22 年度の税制改正要望を総務連絡会などにおいて、会員各社の要望を調査しなが ら取りまとめた。当工業会の要望は、「法人税等実効税率の引き下げ」「研究開発促進税制 の拡充、延長」「減価償却制度の見直し」「中小企業投資促進税制の延長と拡充」「外国税額 控除制度の見直し」「受取配当金の益金不算入制度の改善」「欠損金の繰戻し還付の復活及 び還付期間の延長並びに繰越控除期間の延長」「金銭債権の評価損の損金算入の容認」「印 紙税の抜本的見直し・廃止」「外形標準課税の見直し」「環境税導入の反対」の11項目とし た。

同要望は(社)日本機械工業連合会の「平成22年度税制改正に対する機械業界の要望」

の中に織り込まれ、同要望書は平成 21年10月8日に経済産業省等に提出された。また、

同連合会は、10月19日に経済産業副大臣主催の経済産業省政策会議のヒアリングを受け、

重点要望について説明が行われた。

「平成22年度税制改正大綱」における当工業会の要望に関する記述は以下の通り。

「研究開発促進税制」については、「試験研究費の増加額に係る税額控除(増加型)又 は平均売上金額の 10%を超える試験研究費に係る税額控除(高水準型)を選択適用できる 制度の適用期限を 2年延長します。」とされた。「減価償却の見直し」では、中小企業に関 して「中小企業者等の少額減価償却資産の取得価格の損金算入の適用期限を 2年延長しま す。」とされた。「中小企業投資促進税制」については、「中小企業投資促進税制の適用期限 を2年延長します。」とされた。

上記項目を含む「所得税法等の一部を改正する法律」が、平成 22年3月24日に成立し、

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平成 22年4月1日より施行されている。

(3)統計調査に関する事業

経済産業省等の政府統計におけるデータ、会員各社より提出を受けたデータ等により、

ベアリング産業に関する統計を作成し、基礎資料として工業会活動に活用するとともに、

機関誌「ベアリング」及びホームページにて発表している。

これらは具体的には、完成品(玉軸受:ラジアル玉軸受・スラスト玉軸受・その他玉軸 受、ころ軸受:円筒ころ軸受・円錐ころ軸受・球面ころ軸受・針状ころ軸受・その他ころ 軸受、軸受ユニット)及び部品(軸受用玉・ころ・保持器・その他部品)の、国内におけ る生産、販売、在庫、労務、資材の状況(各月調査)について、また完成品の需要部門別 販売高(各四半期調査)について、さらに海外における完成品の生産状況(上下期調査)

についてであるが、その概要は以下のとおりである。

①生産について

平成 21 年度の生産(経済産業省「機械統計」)は、金額 5,469 億 7,400 万円、前年度比 82.6%、数量 24億64万個、同88.0%、重量 41万トン、同84.9%の減少となった。

②販売について

平成 21 年度の販売(経済産業省「機械統計」)は、金額 5,564 億 2,300 万円、前年度比

82.2%、数量 22億8,111万個、同84.7%の減少となった。

③在庫について

平成22年3月の在庫率(在庫/販売)は62.1%となっている。

④受注について

平成 21 年度の受注金額(内閣府「機械受注統計」)は、5,169 億 2,600 万円、前年度比 84.5%の減少となった。

受注の内訳をみると、内需は3,435億7,100万円、前年度比 83.5%、外需は1,733億5,500 万円、同 86.4%となった。

また、平成21年度の内需を主要需要部門別にみると、自動車業界からの受注は前年度比 90.0%、一般機械業界は同 71.0%、電気機械業界は同 90.4%となった。

⑤短期的な生産の見通し

平成21年度の生産見通しについては、平成21年3月及び9月の時点で検討したが、経 済情勢の先行きが極めて不透明等の理由から作成・公表を見合わせた。

平成22年度の生産見通しは、平成 22年3月の時点で検討し、経済情勢の先行きや軸受

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生産動向等から判断して、策定条件が揃ってきたと考えられることから、作成・公表する こととした。また、見通しの数値については、従来の四半期ごとではなく、上期・下期の 半期ごとに、また、ピンポイントの数値ではなく、数値に幅を持たせた形で、今回から策 定することとした。将来を推測するという「見通し」の性格から、こうした形が適当と判 断した。

平成22年度上期は3,000億円から 3,100億円、前年同期比124.6%から128.8%、下期は

3,200億円から 3,400億円、前年同期比104.5%から 111.0%、年度では6,200億円から6,500

億円、前年度比 113.4%から 118.8%の見通しとなっている。なお、過去の生産金額のピー クである平成 19年度の7,431億円と比べると83%から87%となる。

上記についての詳細は、別添統計資料のとおりである。

(4)その他

①各種寄付要請への対応

(社)日本経済団体連合会等からの要請を踏まえ、並びに社会貢献の観点から、総務連絡 会を中心に各種寄付要請への対応を検討している。

本年度は(財)スポーツ振興資金財団、産業廃棄物適正処理推進センター基金、警察協 会運営資金の寄附要請に対して、各社の分担金により拠出を行った。

②全軸野球大会

主要会員各社の社員の福利厚生を図ることなどを目的として、総務連絡会が中心となり、

「全軸野球大会」を開催している。なお、優勝チームは東京ドームで行われる全日本実業 団野球「紅龍旗争奪野球大会」にベアリング業界の代表として出場している。

③事務所のセキュリティー対策として、防犯設備(入口のセキュリティー扉や防犯カメラ 等)の設置など、整備を実施し、また関連する労務事案についての対応を行った。

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2.国際交流及び海外市場施策に関する事業

(1)貿易及び海外生産の動向

①平成 21年度のベアリング輸出動向

平成 21年度の軸受完成品(玉軸受+ころ軸受+軸受ユニット)の輸出(財務省「貿易 統計」)は、金額 2,456 億1,500 万円、対前年度比82.6%となった。

市場別にみると、アメリカ向けは金額 283億 3,100万円、対前年度比 72.7%、EU向け は金額 455億 2,200万円、同 64.9%、アジア向けは金額 1,461億 5,300万円、同 93.2%(う ち中国向けは金額 483億 6,300万円、同 118.4%)となった。

この詳細及び品目毎の動向は、別添の統計資料のとおりである。

②平成 21年 4月から平成 22年 2月までのベアリング輸入動向

平成 21年 4 月から平成22 年2 月までの軸受完成品(玉軸受+ころ軸受+軸受ユニッ ト)の輸入(財務省「貿易統計」)は、金額 344億 4,500万円、対前年同期比 66.1%とな った。

地域別にみると、アメリカからは金額 67 億 7,500 万円、対前年同期比 70.4%、EUか らは金額 73 億 3,000 万円、同 54.3%、アジアからは金額 196 億 3,900 万円、同 71.5%

(うち中国からは金額 107億 7,100万円、同 71.3%)となった。

この詳細及び品目毎の動向は、別添の統計資料のとおりである。

③海外生産統計

工業会会員による海外生産の実態把握を目的として、平成 14 年 9 月に、会員の平成 10 年から 13 年までの間の海外における生産金額を集計した。これは、平成 9 年に「軸 受産業の今後のあり方研究会」により実施された海外生産統計を定常化したものである。

この統計は、平成 15年以降も毎年上・下期の二期に分けて作成されている。対象は玉軸 受、ころ軸受、軸受ユニットであり、集計はこれらについての海外生産金額の合計額で ある。

調査によると会員企業の海外生産金額は、平成 10 年は2,168 億7,900 万円、海外生産 比率(海外生産金額を国内生産金額と海外生産金額の合計額で除した比率)は 30.3%、

平成 21年上期(平成21年1月から6月)は 946億9,100 万円、海外生産比率30.8%であ った。

なお国内生産と海外生産を合計した世界生産の金額は、平成 20 年は1 兆664 億5,900 万円で、前年比 97.8%、平成 21年上期(平成21年1月から6月)は 3,072億 4,400万円 で、前年同期比 55.2%となった。

(12)

(2)米国との間の通商問題

経済産業省通商機構部との間で、打合せの機会を適時適切に設け、状況などについて説 明を受けながら、当会からの要望を伝えている。

①ゼロイング問題

ゼロイングとは、米国がアンチ・ダンピング措置において執っている片務的な算出方式 であり、輸出価格が国内価格より高い場合に、その差額(マイナスのダンピングマージン)

をゼロとみなして集計し、荷重平均ダンピングマージンの計算を行うことである。ゼロイ ングを行うことにより、ダンピングマージンが発生又は増加することとなる。

平成 19年 1 月23 日に、アンチ・ダンピング手続全体を通じてゼロイングが WTO 協定 違反であると認定された WTO 紛争解決機関(DSB)勧告が採択され、米国政府は 2月 20 日に同報告書の履行表明を行った。その履行期限が12月24日に到来し、米国の未履行に 対する対抗措置の承認申請の期限である平成 20年1 月10日までに米国が履行内容を明ら かにしなかったことから、日本政府は同日付けで WTO に同申請を行った。その後行った 日米間協議が不調に終わったため、日本政府は履行確認パネルの設置を WTOに要請し、5 月23日にパネルが設置された。平成21年4月に配布された、パネルの報告書では、米国 が WTO 協定違反であるゼロイング(制度とともに年次レビューでの個別計算)を廃止し ておらず、WTO勧告を履行する義務を果たしていないとして、日本の主張を全面的に支持 した。米国はこの報告を不服として 5 月20 日に上級委員会に上訴したが、8 月18 日、上 級委員会は、パネルの判断を全面的に支持する報告を発表した。現在、政府は WTO 仲裁 手続き再開に向けて、各企業のデータの収集を行っている。当会として、政府のこうした 検討作業に協力、要望を行ってきている。早ければ本年秋頃に対抗措置(米国製品に対す る対抗関税)の規模が確定される見通し。この後、これを踏まえた手続きがあり、実際の 対抗関税賦課の発動はそうした手続きの後となる。

通商対策専門委員会では、米国司法手続に訴えている案件の救済(ゼロイングが無い前 提でアンチ・ダンピング税の再計算を要求中)を図るべく、経済産業省の支援を得ながら 引き続き努力していく。

②バード修正条項

バード修正条項は、平成 18 年 2 月に平成 17 年 10 月に遡って廃止されたものの、平成 19 年 9 月末までに通関された貨物に対して徴収されるアンチ・ダンピング税については、

同条項に基づきなお配分が行われるとの経過措置がとられた。

日本政府は平成17年9月からバード対抗措置を発動し、平成18年、平成19年と対抗措 置の期間を延長し、ベアリング、鉄鋼製品などに輸入関税の賦課が行われてきたが、平成 19 年の分配額が大幅に減少したため、平成 20 年の延長では、賦課品目が玉軸受と円錐こ ろ軸受のみとなった。平成 21 年度の延長では、対象品目は同じまま税率を前年の 10.6% から 9.6%に下げた。平成22 年度の延長も実施する予定であるが、分配額が更に減少した

(13)

ため、税率と品目の見直しを行っている。

③日本製玉軸受のアンチ・ダンピング措置レビュー(年次見直し調査)

第20回レビュー(平成20年5月1日~平成 21年4月30日)では、円高進行を受け、

米国メーカーが日本のベアリングメーカー6 社に調査要求を行った。商務省は自らの工数 不足を理由に、回答書提出対象企業を 2社に限定し、その他4 社には2社の単純平均レー トを課す旨決定。仮決定は4月、最終決定は 9月頃の見込み。

第21回レビュー(平成21年5月1日~平成 22年4月30日)では、更なる円高進行に より、米国メーカーが日本メーカーに調査要求する可能性が高い。ベアリング以外のアン チ・ダンピング調査においても、商務省が回答書提出対象企業数を 2社に絞ったケースがあ り、回答書提出できなかった企業が商務省を相手取り起こした裁判において一審勝訴して いる。このため、本年度は米国メーカーが指名した日本メーカーは全社回答書提出が必要 になる可能性がある。

(3)WBA(World Bearing Association)

WBA(World Bearing Association)は、グローバル化の進展の中で、日米欧の間の協力 をより一層効率的に進めるため、WBS を発展的に解消して、設立されたものである。

①第 4回 WBA東京総会(当会主催)

平成 21 年 9 月 10 日~11 日、当会より 9 名の代表、米国ベアリング製造業者協会

(ABMA)より 3 名の代表、欧州ベアリング製造業者協会連合会(FEBMA)より 4 名の 代表の参加を得て、横山 WBA 会長の進行のもと第 4 回 WBA 東京総会が開催され、協 力分野での進捗報告が行われ、今後の進め方についての議論が交わされた。

協力活動の議論に入る前に、横山会長は、WBA の活動全体にあたり、アンチトラス ト・コンプライアンスの遵守が必要となった経緯を説明の上、首脳電話会議の結論であ

るWHITE & CASEをリーガル・カウンセルとすることを提案し承認された。

環境問題では、シュラン副会長が、上海及び周辺地域での研磨スラッジのリサイクル 向上に関する環境委員会による研究の経過報告をした。今後の計画案として、研磨スラ ッジを有害物の区分から外すための地方環境保護局との交渉、鉄鋼へのリサイクルが可 能となった場合の受け入れ先の選定について作業を進めることを提案したところ、承認 された。

統計については、グリフィス副会長が、改定統計プログラムを提案し、それに基づい て 2008年のデータを 2009年末までに収集することを提案した。また競争法などの遵守 のため、WBA の外部に統計の管理者を設けることも提案し、承認を得た。

偽造対策については、横山会長から、偽造対策委員会による活動(偽造対策委員会の アンチトラスト・ガイドライン、中国での共同摘発、UAE/インドの調査、広報啓蒙活動 など)の進捗報告と今後の活動提案があり、承認された。

(14)

WBA の予算については、各活動が活発になるにつれて、予算が増加していくと見込 まれるため、予算の立て方と枠組みについて議論した。

WBA の次期会長には、ガイジンガーSchaeffler 社長が就任し、次期副会長には、JBIA からは横山 JBIA 会長、ABMA からはグリフィス Timken 社長、FEBMA からはジョンス トン SKF社長の推薦があり、承認された。

次回 WBA 総会は、FEBMA がホストとなり、平成 22 年 9 月9~10 日に英国ウィンザ

ーで開催することで合意した。

②WBA 首脳電話会議及び事務局会議

WBA の活動を推進するため、4 半期に1 回程度、WBA 会長主催のもと、WBA 会長・

副会長間の首脳電話会議を開催している。本年度の開催は次のとおり。

・第 6回 平成 21年 4月 6日 共同活動の中間報告と調整(横山会長主催)

・第 7回 平成 21年 7月 28日 東京総会準備(横山会長主催)

・第 8回 平成 22年 3月 1日 共同活動の中間報告と調整(FEBMA主催)

また、各分野での活動をより効率的に行うため、会長団体のもと、3 団体事務局が集 合して事務局会議を行っており、第 8 回が平成 21 年 7 月 15 日(電話)、第 9 回が 9 月 10 日、第10 回が9 月11日に開催され、東京総会のアジェンダ及び各協力活動について 調整を行ってきた。

③WBA 各協力活動等

WBA 京都設立総会後、偽造品問題、環境問題、統計の各協力活動等において、WBA 会長及び副会長が各分野のエグゼクティブスポンサーとなり、協力活動をサポートして いる。各協力活動の状況は次のとおり。

a.偽造問題

本件は、シカゴ総会以降、当会がリーダー・シップを取り運営している。平成 20 年 11 月の第1回名古屋会議以降、平成 21年6 月9~10日、12月1~2日中国・上海にて、平成 22 年 5 月 12~14 日インド・デリーにて、日米欧の企業の専門家が集まり、横山会長出席 のもと偽造問題対策委員会が開催された。現在は、次に関する事業計画をもとに活動を行 っている。

・中国、インド、UAEにおける共同の行政執行と法執行

・中国におけるインターネット偽造ベアリング販売業者の調査

・UAEの自由貿易地域の調査

・啓蒙・広報活動

・中国の関係機関との協力

なお、平成21年12月2日および平成22 年4 月27日には、それぞれ中国上海税関(横 山会長出席)、青島税関との会合を設け、偽造対策について取締機関の現場職員と詳細に亘

(15)

る情報交換を行った。中国現地法人の日本人職員及び中国人職員も参加した。

b.環境問題

シカゴ総会以降は、FEBMA が本件を担当することとなり、上海地域での研磨スラッジ

(WBA では Swarf(スウォーフ)と呼ぶ)のリサイクル向上をテーマとした共同研究を、

専門家による WG(ワーキング・グループ)を設け実施することになった。

平成21年6月11~12日、12月3日~4日に上海にて、現地工場責任者等も召集して第 1 回、第 2 回会合を開催。工場所在地の環境保護局との危険物に関する協議の結果と、鉄 鋼メーカーへアクセスした結果を持ち寄り、再溶解によるリサイクルの可能性を探った。

WGは両者との協議に使用する資料として、WBA の活動、リサイクルの有用性などを説明 するテクニカル・レポートを作成した。今後の計画は次の通り。

・ブリケット・マシーンの導入を進めている工場では、導入後、鉄鋼メーカーへサンプ ルを提供し、再溶解テストを実施。

・6 月末から 7 月初旬に、WG メンバーは、鉄鋼メーカーを江蘇省にあるシェフラーの 工場へ招き、ブリケット化の工程を実演する予定。現在、上海および江蘇省の環境保 護局(EPA:Environmental Protection Agency)へ、参加を打診中。

c.統計

東京総会で承認された改訂プログラムを基に、ABMA が、White&Case との間で締結す る契約の内容を確定するべく、アンチトラスト法に係る問題点を整理し、WBA 内での調 整を行っている。

(4)不正商品対策について

①中国における対策

2009 年12 月に、上海 IPG(上海 JETROが主宰・運営する偽造品対策の協議会。2009 年 3月現在、現地日系企業・団体 136社が加入)内に、ベアリング・ワーキング・グル ープを設置した。メンバーは、5社(更に 1社、メンバー登録の予定)。これまで、上海 IPG 全体会議にあわせて、WG 会合を 3 回開催している。同会合では、事務局が参加し て今までの経験等について知識の共有を図り、事業計画の策定、実施についての検討を 開始した。ベアリング WGメンバーから上海 IPGの運営幹事が選出されたことから、こ の機会に IPGの事業(特に地方政府機関との連携)の運営にも積極的に参加する。こう した IPG 活動を中国内での偽造対策推進の重要なツールとして位置付け、IPG機能の活 用を図っている。ベアリング WG 2010年度活動予定は次の通り。

・上海 IPG活動への積極的参加

・水際 WGへの参加

・上海 IPGおよび水際 WGの計画するセミナー、意見交換会への随時参加

・広東省での偽造品販売状況調査

・偽造の大型軸受の販売ルート調査

(16)

・中国国際ベアリング展覧会(9 月21 日~24日)における監視と偽造品取引状況の調 査

・WBA(世界ベアリング協会)の支援(青島税関との会合)

②アセアンにおける対策

タイに設置されているアセアン分科会が管轄しているアジア地域及び中東では、依然と して偽造品発見の報告があり、これに的確に対応してきている。今後も調査・対策および セミナーを継続する。

③国際知的財産保護フォーラム(IIPPF)

政府・関連団体・企業が一体となって模倣品等知的財産権侵害対策を実施するため、

平成 14年 4月に発足した「国際知的財産権保護フォーラム」では平成 22年度も継続し て活動が行われている。フォーラムでは 4つのプロジェクトが設けられており、当工業 会は、そのうち企画委員会、第 1プロジェクト(産業界からの提言策定と中国へのミッ ション派遣)、第 3 プロジェクト(情報交換・調査研究)などに参加し、当工業会の要望 を反映させるとともに、他業界と情報交換を行ってきている。

④CIPIC(財団法人 日本関税協会 知的財産情報センター)

平成 21年 4月より加入し、これまで、各種セミナーへ参加する他、プレゼンターとし て当工業会の偽造対策活動を紹介している。

(5)情報の収集と提供

当工業会のホームページには、ベアリングの財務省通関統計、米国と EU 主要各国の 輸入統計を掲示している。

(6)会議の開催

①国際部会

第 57回(平成 21年 11月13 日)および第 58回(平成 22年 4月 16日)国際部会を開 催し、専門委員会の報告、海外市場動向及び通商問題について情報交換を行った。

②専門委員会

第 1専門委員会、第 2専門委員会、ピローブロック専門委員会、通商対策専門委員会、

不正商品対策専門委員会、WBA 専門委員会などを開催し、情報交換、対策協議、対外 対処などを行った。

(17)

3. ISO/TC 4 への積極的な貢献とベアリングに関する規格、基準の作成 及び普及に関する事業

(1)ISO関連

ISO/TC 4(転がり軸受専門委員会)の下には、現在7つの SC(Subcommittee=分科委員 会)があり、またこのTC 4及び SCの委員会下には、各国からの推薦による専門家から構 成される WG(作業グループ)が15グループあり、割り当てられた特定業務に当たってい る。現在、TC 4 に参加するメンバー国は、P メンバー(積極的参加国)が 20 ヶ国、O メ ンバー(オブザーバ)が25ヶ国であり、総計で45ヶ国となる。平成 22年3月末における

ISO/TC 4の構成は付表(本節末尾参照)の通りである。

当工業会は、ベアリングに関する国際規格の制定・改正につき、需要業界の代表及び学 識経験者も参加する ISO 対策転がり軸受委員会などを通じて、関係する業界とも協力し、

また学識経験者などの意見を聞きつつ、Pメンバー(積極的参加国)として、ISO/TC 4及 びその下のSCの審議に参画している。その際、ISO/TC 4において、国際的貢献と日本の 意思のよりよい反映を果たすため、より積極的な役割を担うべく活動を推進している。

平成 22 年 3 月末におけるベアリングの ISO規格数は合計 55 件あり、そのうち平成 21 年4月以降に発行された規格は1 件である。平成22年3月末における新規制定作業中の規 格は 6件、改正作業中の規格が12件、定期見直しの規格が8 件ある。TC 4の規格につい ての国内審議は、技術部会傘下の担当する各分科会にて行っている。個々の規格の進捗状 況のうち、主なものは下記の通りである。

①ISO/TC 4(転がり軸受)関連 a.新規制定作業中の規格

○ISO 12297(鋼製円筒ころ)

2009年7月の沖縄会議を経て設立されたWG 19(鋼製円筒ころ)において審議を行って いる。2010年3月のイエデボリ会議においてDIS(国際規格案)草案が審議された。日本 はJISのプレゼンテーションを行うなど、日本の主張に沿うよう審議に参加している。

○幾何公差(GPS=Geometrical Product Specifications)の軸受への適用検討

2009年6月に開催されたWG 17(製品の幾何特性仕様の履行作業グループ)沖縄会議に おいて、今後のスケジュールが決定した。GPS適用のための改正作業は ISO 492(ラジア ル軸受-公差)から始め、ISO 199(スラスト軸受-公差)及び ISO 582(面取寸法-最大 値)の3規格を対象として行われ、2013末までの完了を目指す。2010年3月のイエデボリ 会議において ISO 492の改正作業が行われた。

b.改正作業中の規格

○ISO 5593(用語)

ISO 5593に関しての修正事項は WG 15(用語)において合意がされている。改正作業は

(18)

GPS 関連用語が追加される可能性があり、その後の改正となる。

②ISO/TC 4/SC 4(公差)関連(国内審議分科会:公差分科会)

a.新規制定作業中の規格

○ISO 5753-2(アキシアル内部すきま)

2010年3月に DIS(国際規格案)投票が行われた。

b.発行された規格

○ISO 5753-1.2

発行期日2009年10 月。

③ISO/TC 4/SC 5(針状ころ軸受)関連(国内審議分科会:針状ころ軸受分科会)

a.新規制定作業中の規格

○ISO 1206(針状ころ軸受,寸法系列 48,49及び49-主要寸法及び公差)

○ISO 3245(内輪なしシェル形針状ころ軸受-主要寸法及び公差)

上記2規格について米国からの NP(新業務項目提案)が承認され,WG 1が発足した。

b.改正作業中の規格

○ISO 3030(ラジアル保持器付き針状ころ軸受)

2010年1月に DIS 3030が回付された。

④ISO/TC 4/SC 6(インサート軸受)関連(国内審議分科会:ユニット分科会)

a.新規制定作業中の規格

○ISO 9628の追補(直径系列 3のインサート軸受)

日本が提出したCD(委員会原案)が投票の結果可決された。2009年6 月に開催された 沖縄会議の審議結果を受け、2009 年9 月に日本から幹事国へ送付した DAM(追補の国際 原案)案がDAM 1として回付された。

○ISO 12225(JIS B 1557を基にした規格の提案)

JIS B 1557を基にした、日本からのインサート軸受と軸受箱の組合せ規格制定について、

日本から CD(委員会原案)を作成し提出した。委員会投票の結果、否決され廃案となっ た。

b.改正作業中の規格

○ISO 3228(インサート軸受箱)

2009年6月に開催された沖縄会議の結果、各国意見を反映したCD として再回付される ことが決定し、日本から CD案を幹事国へ提出した。CDは2009年6月に投票を終了し,

各国意見について審議が行われている。

⑤ISO/TC 4/SC 7(球面滑り軸受)関連(国内審議分科会:球面滑り軸受分科会)

(19)

a.定期見直しの規格

○ISO 12240-1(球面滑り軸受―第1部:ラジアル球面滑り軸受)

○ISO 12240-2(球面滑り軸受―第2部:アンギュラコンタクトラジアル球面滑り軸受)

○ISO 12240-3(球面滑り軸受―第3部:スラスト球面滑り軸受)

○ISO 12240-4(球面滑り軸受―第4部:ロッドエンド)

○ISO 6811(球面滑り軸受―用語)

上記の定期見直しについて、2009年7月に開催された沖縄会議の結果、改正することが 決定した。

⑥ISO/TC 4/SC 8(定格荷重及び寿命)関連(国内審議分科会:定格荷重分科会)

a.定期見直しの規格

○ISO 76(静定格荷重)

○ISO 15312(熱定格回転速度)

上記の定期見直しについて、2009 年 7 月に開催された沖縄会議の結果、「確認」が決定 した。

⑦ISO/TC 4/SC 9(円すいころ軸受)関連(国内審議分科会:円すいころ軸受分科会)

⑧ISO/TC 4/SC 11(リニア軸受)関連(国内審議分科会:リニアベアリング分科会)

a.新規制定作業中の規格

○ISO 12090-1及び ISO 12090-2(リニアガイドウェイ―主要寸法及び公差)

2009年7月に開催された沖縄会議の結果、修正事項を反映したDIS(国際規格案)が2010 年3月に再度投票に回付された。

⑨TC 4への国際貢献

ISO/TC 4への積極的な国際貢献のため次の活動を行っている。

a.平成 21年(2009年)6月29日から7月3日に第24回ISO/TC 4本会議が日本(沖縄)

で開催された。日本での開催は、前回 1995年の横浜会議以来14年ぶりの開催であった。

TC 4本会議に併せて、6つのSC会議(SC 4、 SC 6、 SC 7、 SC 8、 SC 9、 SC 11)、WG 会議(GPS適用検討)、CAG会議(TC 4組織再編)、Ad-Hoc会議(鋼製ころ)が開催され た。参加国 10ヶ国、総勢37名(うち国内から15名)が参加し、沖縄会議は成功裏に終了 した。なお、TC 4本会議には、JISC(日本工業標準調査会)から経済産業省 鬼束課長補 佐(産業技術環境局 基準認証ユニット 産業基盤標準化推進室)にご臨席いただいた。

b.現在、TC 4においては組織の再編を検討しており、新たな組織編成について議論を 行っている。沖縄本会議における討議の結果に基づき TC 4 幹事国が作成した提案には、

新たな TC 4 組織において、SC(分科委員会)の幹事国を日本が担当するという内容も含

(20)

まれており、現在合意へ向けての議論を行っている。TC 4 において日本がSCの幹事国を 担当したことは今までになく、SCの幹事国を日本へという提案はベアリングにおける標準 化の歴史においても画期的な事である。本提案は日本の ISOへの長年の貢献に対する評価 の表れであり、日本としては、今後も更に、我が国にとって有意義な活動を推進し、かつ 国際貢献を果たすための的確な対応が求められている。このため国内においても、SC幹事 国の引受けを円滑に行えるよう、さらに将来的に幹事国業務を継続して行っていくための 体制確立等について検討するとともに、TC 4における本提案に係る議論への意思表明等積 極的な対応を行った。

(2)JIS関連

ベアリングの JIS について、需要業界の代表及び学識経験者も参加する JIS 転がり軸受 原案作成委員会を通じて、関係する業界とも協力し、また学識経験者などの意見を聞きつ つ、さらにWTO/TBT 協定(The WTO Agreement on Technical Barriers to Trade=貿易の技術 的障害に関する協定)に基づき対応国際規格との整合性を図りながら、制定・改正の原案 の作成を行っている。

また作成された原案が出来る限り早期に JIS として発行され社会で活用されるようにと の目的で、経済産業省のご指導を得ながら設けた諸規程に則り、平成 18年度から新たな体 制の下、原案作成活動を開始している。

①JIS制定等の計画の一般公開及び意見受付の実施

技術部会による JIS 転がり軸受原案作成委員会への意見聴取を経て作成された JIS 制定 等の計画を、平成 21年12月22日から平成22年1月21日の期間、工業会ホームページ「標 準化情報」のページにより一般に公開し、意見受付を実施した。意見等の申出はなくこの 期間を経過したため、平成 22年4月開催の技術部会において、この計画を決定した。

②JIS転がり軸受原案作成委員会における原案作成の進捗状況

JIS転がり軸受原案作成委員会は、その下に、JIS原案の素案を作成することを目的とす る専門委員会を設置している。この専門委員会には、当工業会の技術的な専門家に加え、

経済産業省(以下「METI」)及び(財)日本規格協会(以下「JSA」)のご支援及びご協力 により、規格の用途・趣旨に関する専門家(METI)及び規格の様式に関する専門家(JSA) に、委員としてご参加いただいている。

これにより当工業会における JIS 原案の素案の作成段階から規格調整を行うことが可能 となり、また作成された JIS 原案は、JSA 規格調整分科会に諮られ、経済産業省への申出 前に、さらに規格調整が行われる。

これらの新しい体制により、申出された後の JIS 原案の METI 及び日本工業標準調査会

(JISC)内の手続きの迅速化及び効率化が図られるため、JISとして出版されるまでの期間

(21)

の大幅な短縮が期待される。

①制定された規格

JIS転がり軸受原案作成委員会で作成された次の3点の JIS原案が、経済産業省への申出 を経て、2010年3月にJIS規格として制定された。

○JIS B 1510(転がり軸受-ラジアル軸受,固定用切欠き-寸法及び公差)

○JIS B 1540(転がり軸受-転がり軸受-調心座スラスト玉軸受及び調心座金付きスラスト

玉軸受-主要寸法)

○JIS B 1550(転がり軸受-転がり軸受―ラジアル軸受―固定用切欠き―寸法及び公差)

a.主要寸法及び呼び番号関連

下記の新設規格について、JIS制定のための素案作成の審議を行っている。

○JIS B 1512-1(転がり軸受-主要寸法-第 1部:ラジアル軸受)

○JIS B 1512-4(転がり軸受-主要寸法-第 4部:外輪フランジ付きラジアル玉軸受のフラ

ンジ寸法)

○JIS B 1512-6(転がり軸受-主要寸法-第 6部:単列アンギュラ玉軸受の外輪正面側の面

取寸法)

b.スラスト軸受関連

下記の新設規格について、JIS制定のための素案作成の審議を行っている。

○JIS B 1512-2(転がり軸受-主要寸法-第 2部:スラスト軸受)

c.円すいころ軸受

下記の新設規格について、新たに円すいころ軸受専門委員会を設置し、JIS 制定のため の素案作成の審議を行っている。

○JIS B 1512-3(転がり軸受-主要寸法-第 3部:円すいころ軸受)

d.円筒ころ軸受

下記の新設規格について、新たに円筒ころ軸受専門委員会を設置し、JIS 制定のための 素案作成の審議を行っている。

○JIS B 1512-5(転がり軸受-主要寸法-第 5部:単列円筒ころ軸受のつばのない側及びつ

ば輪の面取寸法)

(3)BAS関連

JIS規格から廃止された規格、或いは、JISとして制定するには国内での必要性が十分に 高くない規格について、WTO/TBT 協定に定められた適正実施基準に従い、BAS(社団法

(22)

人日本ベアリング工業会規格)として制定、改正等を行っている。

①制定された規格

○BAS 1092-1及び-2(転がり軸受-スリーブ形リニア玉軸受用附属品-第1部及び第2部)

②改正作業中の規格

○BAS 1007(転がり軸受-ステンレス鋼球)

○BAS 1051(転がり軸受-円すいころ軸受-呼び番号方式)

(4)関連団体との協力

次の関連団体と、標準化について相互協調を図るべく努力している。

国際標準化協議会、(財)日本規格協会、(独)産業技術総合研究所、(財)日本軸受検査 協会、(社)日本自動車工業会、(社)自動車技術会、(社)日本電機工業会、(社)日本建 設機械化協会、(社)日本産業車両協会、(社)日本産業機械工業会、(社)日本鉄鋼連盟、

(社)日本工作機械工業会、(社)日本工作機器工業会、(社)日本航空宇宙工業会、(社)

日本ファインセラミックス協会

(23)

付表 ISO/TC 4の構成

TC SC WG 名 称 幹事国

(WGはコンビーナ)

国内審議 主査会社

TC 4 転がり軸受 スウェーデン(SIS) NSK

WG 15 部品ライブラリー Marchand(フランス) NSK

WG 17 幾何公差 Gergely(スウェーデン) JTEKT

WG 18 用語 Gorenne(フランス) NSK

WG 19 鋼製円筒ころ Gorenne(フランス) NACHI

AG 1 アドバイザーグループ Gorenne(フランス) JBIA

SC 4 公差 スウェーデン(SIS) JTEKT

SC 5 針状ころ軸受 フランス(AFNOR) NSK

SC 6 転 が り 軸 受 ユ ニ ッ ト 用 軸 受及び附属品

アメリカ(ANSI) FYH

SC 7 球面滑り軸受 ドイツ(DIN) NTN

WG 1 空 圧 及 び 油 圧 ロ ッ ド エ ン ド

Loser(ドイツ) NTN

SC 8 定格荷重及び寿命 ドイツ(DIN) NTN

WG 1 寿命補正係数 Gergely(スウェーデン)

WG 2 リ ニ ア 軸 受 の 静 及 び 動 定 格荷重

Loser(ドイツ)

WG 3 熱定格回転速度 Loser(ドイツ)

WG 4 動 及 び 静 定 格 荷 重 の 計 算 方法(ISO 76及び 281の改 正)

Gergely(スウェーデン) NTN

WG 5 修正定格寿命の計算方法 Gergely(スウェーデン) NTN WG 6 動 定 格 荷 重 及 び 寿 命 の 技

術補足資料

Gergely(スウェーデン) NTN

SC 9 円すいころ軸受 アメリカ(ANSI) NACHI

SC11 リニア軸受 アメリカ(ANSI) IKO

WG 1 玉循環型リニア軸受-メー

トル系

Tanaka(日本) IKO

(24)

4.生産及び経営の高度化に関する事業

(1)地球環境対策

地球環境対策について、経団連環境自主行動計画の目標に向け、地球環境対策委員会を 中心として会員各社が円滑な対応が図れるよう情報収集、情報交換・分析評価を行うとと もに、経済産業省及び関係機関への調査協力・説明並びに会員への情報提供等の活動を行 っている。

①環境自主行動計画フォローアップ

地球環境対策委員会は、平成10年に策定し経団連に報告した「ベアリング工業における 環境自主行動計画」に基づいて、平成 21年度(2009年度)は平成20年度(2008年度)の 実績についてフォローアップを行うべく、平成 21年6月に会員各社の地球温暖化対策、循 環型社会形成に向けた対策などの進捗状況及び見通しについて、アンケート調査を実施し た。その調査結果により、標記行動計画の平成 20年度フォローアップ結果を取りまとめ、

9 月の理事会で承認を得るとともに経団連へ報告した。また、地球温暖化対策については、

経済産業省の産業構造審議会環境部会地球環境小委員会並びに環境省の中央環境審議会地 球環境部会自主行動計画フォローアップ専門委員会にもフォローアップ報告を提出した。

a.地球温暖化対策について

1: は 経 団 連 方 式 ( 電 力 の 炭 素 排 出 係 数 変 動 。1997年 度 0.883、2001年 度 0.915、2002年 度 0.982、

2003年 度 1.0552004年 度 1.0202005年 度 1.0332006年 度 1.0042007年 度1.110

2008年 度(クレジット調 整 後 排 出 係 数)0.915 、2010年 度 0.832 t-c/万kWh) 。 2008年 度 ク レ ジ ッ ト

二 酸 化 炭 素 排 出 原 単 位 指 数 %

( ト ン C O 2 / 億 円 )

(25)

な し 実 排 出 係 数 1.090 t-c/万kWh。

は 当 工 業 会 方 式 ( 電 力 の 炭 素 排 出 係 数 一 定 。 各 年 度 1.04t-c/kWh: 行 動 計 画 策 定 当 初 採 用 し た 係 数 )

注 2 :2010年 度 の 見 通 し は 、 会 員 企 業 が 経 済 財 政 諮 問 会 議 資 料 「 経 済 財 政 の 中 長 期 方 針 と10年 展 望 比 較 試 算 」(内 閣 府)の 経 済 成 長 率 を 参 考 に し て 各 社 の 20082012年 度 の 生 産 高 見 通 し を 算 出 し 、 そ れ を 基 に 作 成 し て い る 。

注 3 : 本 年 度 の 調 査 報 告 は 、 遡 っ て 報 告 値 を 精 査 し た 企 業 が あ る こ と か ら 、昨 年 度 の 調 査 報 告 と 比 べ て 各 年 度 の 実 績 及 び 見 通 し の 数 値 は 若 干 の 変 動 が あ る 。

注 4 : 原 単 位 算 出 方 法 = 二 酸 化 炭 素 排 出 量 / ベ ア リ ン グ 付 加 価 値 生 産 高 ( ベ ア リ ン グ 付 加 価 値 生 産 高 と は 、 会 員 各 社 が 売 価 変 動 を 受 け に く い 単 価 を 基 準 と し た 生 産 高 か ら 材 料 費 や 外 注 費 等 の 外 部 費 用 を 除 い た も の 。 )

ア.経団連方式による算出

上記のグラフの黒棒は、電力の炭素排出係数が年度ごとに変動する経団連の指定による 算出方式(以下経団連方式と表わす)の結果である。この方式では、当工業会の目標であ る二酸化炭素排出原単位の2008年度の実績(電力のクレジット調整後排出係数を使用)は、

1997年度比11.8%減少となった。

1997年度と2008年度を比較すると、二酸化炭素排出量の約77%を占める電力の係数が

1997年度比3.6%増加し、付加価値生産高が 21.4%増加しているものの、二酸化炭素排出原

単位では、11.8%減少となった。二酸化炭素排出原単位が減少した要因としては、エネルギ ー効率の向上や設備稼働率の向上、燃料転換などを行った会員企業の努力の積み重ねの結 果である。(なお、電力の実排出係数を使用すると、2008年度は、1997年度比0.7%増加と なった。)

また、目標年度である2010年度原単位(2008年度から 2012年度の平均値)は、1997年 度比 19.5%減少する見通しとなり、目標の13%削減は可能であるという結果となった。

2010年度原単位見通しが目標を達成する要因としては、会員各社がより一層、省エネ設 備投資の増強や、エネルギー効率向上、設備稼働率向上などを積極的に行なうことに加え、

電力の炭素排出係数が 1997年度と比べて約5.8%減少する見通しであることがあげられる。

この炭素排出係数について、出典先の電気事業連合会では、2010年度見通しは、原子力発 電の稼働状況等、不透明な要因はあるものの、クリーン開発メカニズム(CDM)等を利用 して、この数値になるように努力している旨話しがあった。

こうした状況にはあるものの、2008年度に実排出係数に基づいた場合は、1997年度比 0.7%増加と極めて厳しい状況にあるなど、今後、電力の状況等を勘案すると、当工業会会 員企業においては、より一層、省エネ設備投資の増強や、エネルギー効率向上、設備稼働 率向上などを積極的に行ない目標が達成出来るように、更に努力する必要がある。

(26)

イ.当工業会方式による算出

以上の経団連方式に対して、前頁のグラフの白棒は、電力の炭素排出係数を各年度とも一 定とする当工業会方式を使用し、会員各社の努力が直接的に調査結果に現われるよう、電 力の炭素排出係数の変化による要因を除いて算出してみた。その結果は、二酸化炭素排出 原単位の 2008年度実績が1997年度比13.1%減となった。また、2010年度の原単位では、

1997年度比15.1%減となり、電力の炭素排出係数という外部要因を除いても、会員企業の 努力が継続されることにより目標の達成が可能である結果となった。

ウ.本社ビルからの二酸化炭素排出量の公表

当工業会では、2007年11月20日付け日本経団連からの通達「オフィスにおける省エネ 等の地球温暖化対策の強化のお願い」に基づき、昨年度より、本社ビルの二酸化炭素排出 量実績の集計を行うこととした。本年度は、以下のとおりアンケート結果報告をいただい た12社(昨年度は 10社)の合計値を公表することとした。

【本社ビルからの二酸化炭素排出量(12社合計値)】

2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 のべ床面積

(千㎡) 43.8 43.8 45.1 44.9

二酸化炭素排出量

(千t-CO2) 2.1 1.9 2.1 1.7 エネルギー消費量(原油換算)

(千kl) 10.5 10.2 10.2 9.6

床面積当たり二酸化炭素排出量

(kg-CO2/㎡) 48.7 43.8 46.2 37.8

床面積当たりエネルギー消費量

(l/㎡) 240.2 231.8 226.1 214.9

(注)二酸化炭素排出量は、経団連方式(2008年度はクレジット調整後排出係数)で算出した。

b.循環型社会形成に向けた対策

再資源化率は、2008年度において 91.7%となり、昨年度と同様に2010年度の目標値

(90%)に既に達成した結果となった。また、2010年度の見通しでは、91.5%となってお り、更に一層の努力を続けることになる。また、最終処分量は、廃棄物のリサイクルが進 み2008年度において 1997年度比88.5%減で、昨年度と同様に 2010年度の目標値(1997 年度比80%減)に既に達成した結果となった。2010年度の見通しでは91.0%減となってお り、更に高いレベルに向かって努力を続けることになる。

(27)

66.0 72.3

75.8 75.1

78.8 82.7

86.5

89.8 87.6

91.2 91.3 91.7 91.5

40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0

1997年度 1998年度 1999年度 2000年度 2001年度 2002年度 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2010年度

BAU 91.0 対策後

ベンチマーク

-37.0 -42.2

-38.9

-51.2

-59.6

-75.7

-81.0 -80.8 -83.0

-86.9 -88.5

-91.0 -100

-90 -80 -70 -60 -50 -40 -30 -20 -10 0

1997年度 1998年度 1999年度 2000年度 2001年度 2002年度 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2010年度

BAU -89.3

対策後

注 1:2010年 度 の 見 通 し は 、会 員 企 業 が 経 済 財 政 諮 問 会 議 資 料「 経 済 財 政 の 中 長 期 方 針 と 10年 展 望 比 較 試 算」

(内 閣 府)の 経 済 成 長 率 を 参 考 に し て 各 社 の2010年 度 の 生 産 高 見 通 し を 算 出 し 、そ れ を 基 に 作 成 し て い る 。 注 2:本 年 度 の 調 査 報 告 は 、遡 っ て 報 告 値 を 精 査 し た 企 業 が あ る こ と か ら 、昨 年 度 の 調 査 報 告 と 比 べ て 各 年 度

の 実 績 及 び 見 通 し の 数 値 は 若 干 の 変 動 が あ る 。

注 3 :BAUと は 、Business As Usualの 略 で 、 対 策 を 実 施 し な か っ た 場 合 の 意 味 。

再資源化率

最終処分量

(28)

②その他の環境関連活動

環境自主行動計画を着実に推進するため、会員各社が実際に取り組んでいる環境関連改 善事例を集めて「2009年度省エネ・廃棄物削減・包装材の改善事例集」を作成し、会員企 業に参考資料として配布した。

また、平成21年度経済産業省副産物(産業廃棄物・有価発生物)の発生状況調査におい ても、地球環境対策委員会各社より調査のご協力をいただき、平成 21年12月に業界とし ての数値を報告した。

さらに、以下の環境関連講演会を実施した。

平成21年12月 「化学物質管理セミナー」 経済産業省化学物質管理課業務係長 経済産業省化学物質安全室企画係長

また、WBA環境ワーキンググループ(テーマ:上海地域での研磨スラッジ・リサイク ル改善の共同研究)に対する対応を進めてきている。同ワーキンググループの第1 回会合 が6 月10日から 11日に上海で開催された。そこでは、研磨スラッジ・リサイクル方法の あり方(第1優先として鉄鋼への再溶解、第 2に建設資材等へのリサイクルを挙げ、埋立 て処分は可能な限り避けること)及び今後の作業計画が策定され、これらは 9 月の WBA 東京総会で承認された。今後は、鉄鋼へのリサイクルの受け入れ先(鉄鋼メーカー等)の 選定、研磨ス ラッジの 有害物指定の 取扱いに 係る地方環境 保護局(EPA:Environmental Protection Agency)への働きかけ等を検討している。

(2)中小企業振興

中小企業の経営の安定及び高度化を図るため、政府及び政府関係機関の施策についての 情報提供、当該施策の活用などを進めるとともに、政府に対して、政策及び税制などに関 して、提言や要望、協力等を行っている。

特に、一昨年秋以降の経済の激変をうけて、産業界は雇用調整をはじめ厳しい対応を余 儀なくされたが、こうした中、政府は、中小企業対策を含めて、補正予算、緊急経済対策 を矢つぎばやに施行してきた。これには、セーフティネット貸付、緊急保証制度の枠拡大

(注 1)や、雇用調整助成金の抜本的制度改善(注 2)、中小企業承継税制など、近年にない 大幅な改善が盛り込まれ、かつ施策によっては段階的に変更が行われた。こうした有用な 施策改善の動向について、引き続き、以下の会合等の機会も活用しながら、迅速に情報提 供を行うとともに、これに対する会員の疑問点の確認や要望、とりわけ運用面でのすり合 わせなど(注3)をリアルタイムで経済産業省に連絡・対応し、こうしたことにより会員に よる施策活用の円滑化を図ってきている。

1:セーフティネット貸付は、貸付の枠を 3 兆円から 10 兆円に拡大。緊急保証制度の枠を 6 兆円から

2兆円に拡大。中小企業1社あたり、信用保証協会の一般保証8,000万円に加えて、別枠で8,000万円 までの利用可能。

2:従来の雇用調整助成金制度を見直し、中小企業緊急雇用安定助成金制度を創設し、売上高又は生産量

参照

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